JP5006292B2 - 指輪兼用装飾身具 - Google Patents
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Description
この従来技術によれば、リング(1)が外された装飾体(2)に、鎖等の吊り下げ部材(3)を通せば、装飾体(2)をペンダントとして使用することができる。
この技術的手段によれば、スライド軸を後退させれば、リング部が装飾体本体から分離可能な状態になる。
この技術的手段によれば、係止凹部と係合凸部との嵌り合いによって、スライド軸を前進位置で係止することができる。
この技術的手段によれば、スライド軸は所定量後退すると抜止突起を装飾体本体に係止する。したがって、スライド軸が装飾体本体から抜け落ちてしまうようなことを防ぐことができる。
この技術的手段によれば、摘み部に紐状物を挿通して、装飾体本体をペンダントとして用いることができる。
この技術的手段によれば、係合突起と被係合凹部との嵌り合い、及び係合突起に対するスライド軸の挿通により、装飾体本体に相対してリング部が周方向へ周方向へがたつくようなことを防ぎ、リング部を容易に外れることのないように頑丈に固定できる。
この技術的手段によれば、二つの当接部と装飾体本体との当接により、装飾体本体に対しリング部が周方向へがたつくのを阻む。
摘み部を摘んで後方へ引けば、スライド軸が後退して、該スライド軸の前端側がリング部の周壁から抜ける。したがって、装飾体本体からリング部を外して、装飾体本体を指輪以外の装飾身具として用いることができる。
よって、指輪として使用可能な状態から指輪以外の装飾身具として使用可能な状態に簡単かつスピーディに変更することができる。
この指輪兼用装飾身具Aは、指に対し環状に装着可能なリング部10と、指輪以外の装飾身具として使用可能に構成されるとともに前記リング部10に対し離脱可能に嵌め合わせられた装飾体本体20と、該装飾体本体20に対して進退するように設けられたスライド軸30とを具備してなり(図1参照)、リング部10が装着された状態では指輪として用いられ、リング部10が外された状態ではペンダントとして用いられる。
係合突起12は、図示例によれば、リング部10の周壁から遠心方向へ立方体状に突出しており、スライド軸30によって係止される係止孔12aを有する。係止孔12aは、スライド軸30の前端側を遊挿可能な貫通孔であり、リング本体11の指孔11aに対し、略平行に配設されている。
この枠体21は、図示例によれば周囲を閉鎖した壁面によって形成しているが、例えば周囲の壁面を籠状に構成する等、適宜デザインされた形状に形成される。
枠体21における側面の裏部側の部分は、リング部10の当接突起13に当接されるように形成される。
この嵌合凹部23は、リング本体11周壁の両側面に当接することで、リング部10がその中心軸方向へがたつくのを防ぐ。
この被係合凹部23aの前後の壁部には、スライド軸30を挿通するための貫通孔23a1が設けられる。この貫通孔23a1は、嵌り合った状態のリング部10の係止孔12aに連続するように設けられる。
このシリンダー部24の前端部は、被係合凹部23aの貫通孔23a1に接続されている。そして、同シリンダー部24の後端部は、枠体21内で後方へ延設されている。
シリンダー部24の後端部は、枠体21内に固定された環状支持部21dに当接している。環状支持部21dは、シリンダー部24よりも外径が大きく且つスライド軸30を挿通可能な環状に形成される。この環状支持部21dには、スライド軸30の前記抜止突起33が当接するようになっている。
この摘み部30bの後端側には、装飾体本体20の係止凸部21bに嵌脱させるための係止凹部31と、同装飾体本体20の係止凸部21cに嵌脱させるための係止凹部32とが形成されている。これら係止凹部31と係止凹部32の各々は、係止凸部21b(又は21c)に対しスムーズに嵌脱するように、適宜深さの凹曲状に形成される。
先ず、指輪兼用装飾身具Aが指輪として用いられる際には、リング部10が装飾体本体20に嵌り合って一体化されている(図1(a)〜(c)、図3(a)、及び図5(a)参照)。
より詳細に説明すれば、リング部10の両当接突起13,13間の部分が装飾体本体20の嵌合凹部23に嵌り合い、同リング部10の係合突起12が同装飾体本体20の被係合凹部23aに嵌り合い、同リング部10の両当接突起13,13が装飾体本体20側面に当接した状態で、スライド軸30の前端側が、装飾体本体20とリング部10の周壁との双方に対し挿通されている。
したがって、リング部10は装飾体本体20に対し前後左右にがたつくことなく、頑丈に固定される。
詳細に説明すれば、図3に示されるように、掛合突起35に指先の爪が掛けられる等して、スライド軸30が後方へ引かれる。
すると、図4(b)に示すように係止凸部21b,21cが若干弾性変形することにより、係止凹部31,32から係止凸部21b,21cがそれぞれ抜き出る。
しかも、リング部10を装着した状態では、リング部10が装飾体本体20に対し頑丈に嵌り合う上、スライド軸30が容易に後退しないように係止されるため、リング部10の脱落を防止することができる。
なお、前記他例においては、装飾体本体20に対し、イヤリングやブローチ等として用いるためのピンや金具等の構成が適宜付加される。
13:当接突起 12a:係止孔
20:装飾体本体 21b,21c:係止凸部
30:スライド軸 31,32:係止凹部
34:貫通孔 30b:摘み部
A:指輪兼用装飾身具
Claims (6)
- 指に対し環状に装着可能なリング部と、指輪以外の装飾身具として使用可能に構成されるとともに前記リング部に対し離脱可能に嵌め合わせられた装飾体本体と、該装飾体本体に相対して進退するように設けられたスライド軸とを備え、
前記スライド軸は、その後端側に前記装飾体本体の外部に露出する摘み部を有するとともに、その前端側が前記装飾体本体と前記リング部の周壁との双方に挿通され、後退した際に前記リング部の周壁から抜けるように設けられていることを特徴とする指輪兼用装飾身具。 - 前記スライド軸が前記装飾体本体と前記リング部の周壁との双方に挿通された前進位置で前記装飾体本体に係止されるように、前記スライド軸と前記装飾体本体とのうちの一方に係止凹部を設けるとともに、その他方には前記スライド軸が前進した際に前記係止凹部に嵌り合い前記スライド軸が後退した際には前記係止凹部から離脱する係止凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載の指輪兼用装飾身具。
- 前記スライド軸は、所定量後退した際に前記装飾体本体に係止されて前記装飾体本体から抜け出ないようにする抜止突起を有することを特徴とする請求項1又は2記載の指輪兼用装飾身具。
- 前記スライド軸の摘み部には、紐状物を挿通するための貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の指輪兼用装飾身具。
- 前記リング部の周壁には、遠心方向へ突出する係合突起が設けられ、
前記装飾体本体には、前記係合突起と嵌り合う被係合凹部が設けられ、
前記スライド軸は、前記被係合凹部内で前記係合突起に挿通されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の指輪兼用装飾身具。 - 前記リング部の周壁には、前記装飾体本体を間に挟むようにして前記装飾体本体の側面に当接する二つの当接突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の指輪兼用装飾身具。
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