JP3106902U - 装身用装飾体 - Google Patents

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憲夫 嶋田
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株式会社桑山
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Abstract

【課題】装身用チェーン上を摺動可能とした装身用装飾体に摺動回転機能を持たせて装身具全体の変化及び装飾体のみの変化が楽しめる装身用装飾体を提供する。
【解決手段】飾り部1と、フランジ状の軸部2と、弾性体の環3にて構成し、前記飾り部は、器状フレームにて裏面開口部の略中央位置に突起した心棒6を設けて形成、フランジ状の軸部は、底板となる略中央位置に、前記心棒を貫通させる孔8を設け、該底板の大きさより径が小さい突出した枠部を設けて、該枠部先端位置に装身用チェーン10を貫通させる対向した貫通孔11、12を設けて形成、前記フランジ状の軸部の底板に設けた孔に前記飾り部の裏面開口部に設けた心棒を貫通させて組み合わせて該心棒の先端を前記孔より大きく膨突させ、そして、弾性体の環を枠部より前記飾り部の裏面開口部に配置した後、該枠部先端位置に設けた貫通孔に装身用チェーンを貫通させて構成した。
【選択図】図5

Description

本考案はネックレス、ブレスレット、アンクレット等に使用される装飾体に関するものである。
装身用チェーンに複数個の装飾体を用いて、該装飾体が装身用チェーン上を自由に移動、係止可能としたネックレス等の装身具において、ケーシング内に弾性体を充填してなる複数個の自在留具のそれぞれに形成された貫通孔に装身具用の鎖、ワイヤー、紐等の装身具用紐状体を挿通させた際に、それぞれの自在留具の弾性体が常時該装身具用紐状体を押付けて該紐状体の任意の位置にこれら自在留具が係止されるようにし、さらにこれら各自在留具の間の紐状体に該紐状体が緩挿する大きさの貫通孔を形成した装飾部品を1又は2以上緩挿した紐状装身具が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、第1の線状部材と、第2の線状部材と、装飾体とを含む。前記第2の線状部材は、前記第1の線状部材の周りを周回しながら、その長さ方向に進行する状態で、前記第1の線状部材に組み合わされ、前記装飾体の少なくとも1つは、前記第1の線状部材に移動可能に装着されている装身具が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
しかし、上記の特許文献1、特許文献2に用いられた装身具の装飾体は、装身用チェーン上を移動のみ可能とした装飾手段で有るために形状の変化には、今一つ乏しいものであった。
登録実用新案第3063739号公報 特開2003−180421号公報
解決しようとする問題点は、装身用チェーン上を摺動可能とした装身用装飾体に360度の摺動回転機能を持たせて装身具全体の変化及び装飾体のみの変化が楽しめる装飾性を向上させる装身用装飾体の提供を目的とした。
本考案の装身用装飾体は、飾り部1と、フランジ状の軸部2と、弾性体の環3にて構成し、飾り部1は、器状フレームにて裏面開口部4の略中央位置に突起した心棒6を設けて形成、フランジ状の軸部2は、底板7となる略中央位置に心棒6を貫通させる孔8を設け、底板7の大きさより径が小さい突出した枠部9を設け、該枠部9先端位置に装身用チェーン10を貫通させる対向した貫通孔11、12を設けて形成、そして、フランジ状の軸部2の底板7に設けた孔8に飾り部1の裏面開口部4に設けた心棒6を貫通させて組み合わせ、該心棒6の先端を前記孔8より大きくした膨突部13を形成することにより、飾り部1と、フランジ状の軸部2が外れることなく飾り部1を回転可能とし、そして、弾性体の環3を枠部9より挿入して飾り部1の裏面開口部4に配置した後、枠部9先端位置に設けた貫通孔11、12に装身用チェーン10を貫通させることにより、弾性体の環4と、貫通孔11、12の内壁面にて装身用チェーン10が弾性体の環4の弾性にて挟まれて装身用装飾体が装身用チェーン10上を摺動可能にて位置が自由に変えられると共に飾り部1を摺動回転させることも可能としたことを要旨とするものである。
本考案の装身用装飾体を用いた、例えば、形状の異なる装身用装飾体を各1個用い、該装身用装飾体同士の間隔を空けた状態のネックレスに於いて、着用中に当該装飾体をネックレスの周方向に移動させて接合させることでペンダントヘッドを形成、また、該ペンダントヘッドを構成した各々の装飾体の飾り部を摺動回転させて接合させることにより、形状を変化させたペンダントヘッドを形成させることができる。
また、上記ペンダントヘッドを形成した装身用装飾体を複数個用いることで、より多くの装飾変化が楽しめ、装身用装飾体1個を用いた場合も摺動回転にて形状向きを変化させることができる。
以上述べたように、本考案によれば、装身用チェーン上を摺動可能とした装身用装飾体に360度の摺動回転機能を持たせて装身具全体の変化及び装飾体のみの変化が楽しめる装飾性を向上させた装身用装飾体の提供を可能とした。
以下、図面を用いて本考案の装身用装飾体の組み立て工程と、該装身用装飾体を用いたネックレスの一実施形態を詳細に説明する。
図1は、本考案の装身用装飾体の一実施形態を示す各部品の斜視図であって、図2は図1の部品を組み合わせて装身用装飾体を構成したことを示す正面図で、図3〜5は、該装身用装飾体の背面図、右側面図、A−A線断面図を示す。図6、図7は、飾り部のデザインを変えた装身用装飾体の一実施形態を示す概念図である。
図1を用いて一実施形態の装身用装飾体の構成を説明する。(a)は、貴金属からなる機械編みの装身用チェーン10を示し、(b)は、シリコンゴムからなる弾性体の環を示し、(c)は、底板7となる略中央位置に、底板7の大きさより径が小さい突出した枠部9を設けて、該枠部9先端位置に装身用チェーン10を貫通させる対向した貫通孔11、12を設けてフランジ状の軸部2形成した(図面の都合により心棒6を貫通させる孔8を省略した)。(d)は、器状フレームにて裏面開口部4の略中央位置に突起した心棒6を設けて飾り部1を形成した。
以上の構成からなる装身用装飾体の組み立て手段は、(d)の飾り部1の裏面開口部4に設けた心棒6を(c)のフランジ状の軸部2の底板7に設けた孔8に貫通させて、該心棒6の先端を孔8より大きくして膨突部13を形成することにより、飾り部1の裏面開口部4の中に、フランジ状の軸部2の底板7が収まり、飾り部1と、フランジ状の軸部2が外れることなく飾り部1を回転可能とした。
そして、(b)の弾性体の環3を枠部9の先端より挿入して飾り部1の裏面開口部4に配置した後、枠部9先端位置に設けた貫通孔11、12に装身用チェーン10を貫通させることにより、弾性体の環4と、貫通孔11、12の内壁面にて装身用チェーン10が弾性体の環4の弾性にて挟まれて装身用装飾体が装身用チェーン10上を摺動可能として位置が自由に変えられると共に、飾り部1を摺動回転させることも可能とした構造を図2〜図5に示した。
図6は、飾り部1のデザインを変えて、飾り部表面5に宝石21を勘合したA装身用装飾体15と、装飾を施さないB装身用装飾体20を用いて、任意の方向より装身用チェーン10に貫通させて各々を途中に係止(4時と8時の位置に二点鎖線で表した)させたネックレスを形成した。
上記ネックレスに用いたA装身用装飾体15とB装身用装飾体20の飾り部1を矢印方向に摺動回転させると共に当該双方の装身用装飾体を摺動させて、双方を合わせてハート形状のペンダントヘッドを形成した。
また、図7に示す切り欠き概念図は、ハート形状を形成していたA装身用装飾体15とB装身用装飾体20を、更に、摺動させると共に飾り部1を摺動回転させて新たな形状とした。
本考案は、上記実施例から判るように、着用中にその日の気分、その場の雰囲気によって、装身具全体の変化及び装飾体のみの変化が楽しめる装飾性を向上させた装身用装飾体の提供が可能となった。
本考案の装身用装飾体の一実施形態を示す各部品の斜視図である。 図1の部品を組み合わせて装身用装飾体を構成した状態を示す正面図である。 図2に係わる背面図である。 図2に係わる右側面図である。 図2のA−A線断面図である。 飾り部のデザインを変えた装身用装飾体を摺動移動し、そして、飾り部を回転させてペンダントヘッドを形成した一実施形態の概念図である。 図6より更に当該装身用装飾体を移動、飾り部を回転させた一実施例を示す切り欠き概念図である。
符号の説明
1 飾り部
2 フランジ状の軸部
3 弾性体の環
4 裏面開口部
5 飾り部表面
6 心棒
7 底板
8 孔
9 枠部
10 装身用チェーン
11 貫通孔
12 貫通孔
13 膨突部
15 A装身用装飾体
20 B装身用装飾体
21 宝石
22 引輪金具
23 引輪連結プレート
24 接続環

Claims (2)

  1. 装身用チェーン上を摺動可能とした1個乃至複数個の装身用装飾体に回転機能を持たせた装身用装飾体であって、
    (1)該装身用装飾体は、飾り部1と、フランジ状の軸部2と、弾性体の環3にて構成。
    (2)飾り部1は、器状フレームにて裏面開口部4の略中央位置に突起した心棒6を設けて形成した。
    (3)フランジ状の軸部2は、底板7となる略中央位置に、心棒6を貫通させる孔8を設け、底板7の大きさより径が小さい突出した枠部9を設けて、該枠部9先端位置に装身用チェーン10を貫通させる対向した貫通孔11、12を設けて形成した。
    (4)フランジ状の軸部2の底板7に設けた孔8に、飾り部1の裏面開口部4に設けた心棒6を貫通させて組み合わせ、心棒6の先端を孔8より大きくした膨突部13を形成することにより、飾り部1と、フランジ状の軸部2が外れることなく飾り部1を回転可能とした。
    (5)そして、弾性体の環3を枠部9より挿入し、飾り部1の裏面開口部4に配置した後、枠部9先端位置に設けた貫通孔11、12に装身用チェーン10を貫通させることにより弾性体の環3の弾性にて装身用装飾体が装身用チェーン10上を摺動可能にて位置が自由に変えられると共に、飾り部1を摺動回転させることも可能としたことを特徴とする装身用装飾体。
  2. 前記1個乃至複数個を用いた装身用装飾体の飾り部表面5の全て、又は、いずれかに装飾を施すことを特徴とする請求項1記載の装身用装飾体。
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