JP5005441B2 - シートベルトショルダーアンカー装置の組付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に組み付ける組付構造に関するものである。
従来より、特許文献1に示すように、自動車のピラー部に組み付けられ、乗員の体格に応じてシートベルトの上下の高さ位置を調整可能とするシートベルトショルダーアンカー装置は知られている。このシートベルトショルダーアンカー装置は、シートベルトの高さ位置調整用の操作ノブとシートベルト挿通用のスリップリングが取り付けられるスリップリング取付部とを基部に有するスライド部材が、車体のピラー部に上下に移動可能に取り付けられる一方、ピラートリムに支持されたアジャスタープレートがスライド部材の車内側に取り付けられてスライド部材とともに上下に移動するように構成されている。そして、アジャスタープレートは基部に嵌合するプレート開口部を有する一方、ピラートリムは、プレート開口部よりも上下に長い長孔状のトリム開口部を有し、上記基部がプレート開口部を経てトリム開口部に挿入され、このトリム開口部内で基部を上下に移動させることでシートベルトの上下の高さ位置を調整するようになっている。
上記シートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に組み付ける際には、上記スライド部材を車体のピラー部に対して最下位置に位置するように取り付ける一方、アジャスタープレートをプレート開口部がトリム開口部に連通し、かつトリム開口部に対して最下位置に位置するようにピラートリムの車外側に取り付ける。そして、ピラートリムの上部に設けられた差込部を車体のピラー部の挿入口に差し込み、ピラートリムを車体のピラー部に向けて回動して、基部がプレート開口部に嵌合するように車体のピラー部に組み付ける。
特許第3900744号公報
しかし、上記シートベルトショルダーアンカー装置では、ピラートリムを車体のピラー部に組み付ける際に、当該装置を構成する部品の製作誤差のために、アジャスタープレートのプレート開口部の下縁部がスライド部材の基部の下縁部よりも上方に位置してしまう場合がある。そうすると、基部をプレート開口部に嵌合させることができず、シートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に組み付けることができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シートベルトショルダーアンカー装置を構成する部品の製作誤差により、アジャスタープレートのプレート開口部の下縁部がスライド部材の基部の下縁部よりも上方に位置してしまっても、シートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に容易かつ確実に組み付けることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造では、変形可能な当接部をアジャスタープレートとピラートリムとの間に介在させたことを特徴とする。
具体的には、第1の発明に係るシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造は、シートベルトの高さ位置を調整するシートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に組み付ける組付構造であって、上記シートベルトショルダーアンカー装置は、上記車体のピラー部に上下に移動可能に取り付けられ、上記シートベルトの高さ位置調整用の操作ノブ及び該シートベルト挿通用のスリップリングが取り付けられるスリップリング取付部を基部に有するスライド部材と、車外側の上部に突設された差込部、上記基部を上下に移動可能なように挿入する縦長状のトリム開口部及び該トリム開口部の車外側上縁部の車体前後方向両側に一体に形成された一対のストッパー部を有するピラートリムと、上記ピラートリムの車外側に上下に移動可能に取り付けられ、上記基部が嵌合するプレート開口部及び上端部の車体前後方向両端に突出するように一体に形成された一対の突状部を有するアジャスタープレートとを備え、上記アジャスタープレートの突状部には、上記ストッパー部に上側から当接し、該アジャスタープレートの下方への移動量を調整する当接部が設けられ、上記スライド部材を最下位置に位置するように上記車体のピラー部に組み付ける一方、上記プレート開口部がトリム開口部に連通しかつ該トリム開口部の最下位置に位置するように、上記突状部の当接部を上記ストッパー部に当接させた状態で、アジャスタープレートをピラートリムの車外側に取り付け、上記アジャスタープレートを取り付けたピラートリムの上記差込部を上記車体のピラー部の挿入口に差し込み、該ピラートリムを車体のピラー部に向けて回動し、上記基部がプレート開口部を経てトリム開口部に挿入されるように車体のピラー部に車内側から組み付けて上記基部をプレート開口部に嵌合させ、上記当接部は、上記プレート開口部の下縁部が基部の下縁部よりも上方に位置した場合には、上記アジャスタープレートの下方への押圧操作により変形することで上記プレート開口部の下縁部を下方へ移動させ、該下縁部を基部の下縁部に下側から当接させて該基部をプレート開口部に嵌合させるように構成されている。
第2の発明に係るシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造は、第1の発明に係るシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造において、上記当接部は弾性を有する。
上記第1の発明によれば、シートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に組み付ける際には、アジャスタープレートの突状部の当接部がストッパー部に当接して、プレート開口部がピラートリムのトリム開口部の最下位置に位置するように、アジャスタープレートをピラートリムに取り付ける一方、スライド部材を車体のピラー部に取り付けて、最下位置に位置させておく。そうして、ピラートリムの差込部を車体のピラー部の挿入口に差し込み、基部がプレート開口部に嵌合するように、ピラートリムをピラー部に向けて上記差込部を回動中心として回動して車内側からピラー部に組み付ける。このとき、プレート開口部の下縁部が基部の下縁部よりも上方に位置してしまい、該基部をプレート開口部に嵌合させることができない場合、アジャスタープレートを下方に押すだけの簡単な操作で当接部を変形させて、プレート開口部の下縁部を下方へ移動させて基部をプレート開口部に嵌合させることができ、ピラートリムを容易に車体のピラー部に組み付けることができる。
上記第2の発明によれば、当接部は弾性を有するので、アジャスタープレートを下方に押圧操作して当接部を弾性変形させて、基部をプレート開口部に嵌合させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、自動車の車体側面に配設されたBピラー部1(センターピラー部であり、図4に示す)の車内側の側面に取り付けられ、Bピラー部1を覆う樹脂製のアッパー側Bピラートリム3の上部を示す図である。該Bピラートリム3の下部は、ロア側Bピラートリム(図示せず)の上部と重合状態で接合されるようになっている。上記Bピラー部1の上部には、フロントシート用シートベルト5のシートベルトショルダーアンカー装置7が配置され、このシートベルトショルダーアンカー装置7は、フロント側乗員の体格に応じて高さ位置を上下に調整できるように構成されている。
上記シートベルトショルダーアンカー装置7は、図3に分解して示すように、車内側から、上記Bピラートリム3と、Bピラートリム3の車外側に設けられるアジャスタープレート9と、アジャスタープレート9のプレート開口部11に嵌合する基部13を有するスライド部材15とで構成されている。
図4は、Bピラー部1及びBピラートリム3の上部断面を示し、同図において、53は車体のアウターパネル、55はアウターパネル53の車内側に接合されるインナーパネルである。また、上記アウターパネル53の上部の車内側にはレインレール57が取り付けられ、このレインレール57の車内側にルーフレインジャンクション59が配設されている。このルーフレインジャンクション59の車内側には、自動車が側突したときに乗員の頭部を保護するためのエアバッグ装置のエアバッグ61が車体前後方向に延びるように配置されている。このエアバッグ61は、ルーフレインジャンクション59の車内側を覆うトップシーリング63との間に折り畳まれて格納されている。
上記Bピラートリム3は、図5に示すように、車内側の正面部3aと前側及び後側の側面部3bとで断面略コ字状に形成され、正面部3aの中央に、シートベルト5の高さ調整に対応して上下方向に延びる縦長状のトリム開口部17が設けられている。
上記Bピラートリム3の上部の車外側(裏側)には、板状の棚部43が、正面部3a及び両側面部3b間に亘って一体に形成されている。該棚部43には、エアバッグ61が上方に配設される2つのジャンプ台45が、車体前後方向に互いに離間するように上方に向かって突設されている。このジャンプ台45は、車内側に向かって下方に傾斜してエアバッグ61の車内側への膨出を案内する案内面47を有し、車外側が開放されたボックス状に形成されている。
上記両ジャンプ台45間の上記棚部43の車外側には、板状の差込部49が上方に向かって一体に突設されている。一方、上記車体のBピラー部1には、レインレール57とインナーパネル55との間に挿入口65が開口され、この挿入口65に、上記差込部49が差し込まれている。そして、Bピラートリム3は、上記差込部49を車体のBピラー部1の挿入口65に差し込んで当該Bピラートリム3の下部がインナーパネル55に近付くように回動し、Bピラートリム3の下部に設けられた取付部(図示せず)をBピラー部1に取り付けるようになっている。
上記各ジャンプ台45の車内側とBピラートリム3との間には、溝部51が形成され、該溝部51にトップシーリング63の下端縁が挿入されて当接状態で接続され、棚部43とBピラートリム3の上部との間には、該溝部51に連通し、かつ上下方向に貫通する貫通孔67が形成されている。
上記Bピラートリム3の正面部3aの車外側(裏面側)には、図6(a)に破線で示すように、ガイドレール部19がトリム開口部17の車体前後方向両縁部に上下方向に延びるように一体に突設され、各ガイドレール部19は、トリム開口部17側に開口したレール溝19aを有している。さらに、Bピラートリム3の正面部3aの車外側には、逆L字状の一対のストッパー部21が、各ガイドレール部19上端の車体前後方向両側に一体に突設されている。
上記アジャスタープレート9は樹脂製であって、図7に示すように、縦長略矩形状に形成されており、上下方向略中央部にトリム開口部17よりも上下長さの短い略矩形状のプレート開口部11が設けられている。アジャスタープレート9の車体前後方向両端縁は、図8に示すように、上記ガイドレール部19のレール溝19aに係合し、アジャスタープレート9がBピラートリム3に上下に移動可能に支持され、プレート開口部11がトリム開口部17に連通するとともに、トリム開口部17内を上下に移動するようになっている。アジャスタープレート9の車体前後方向両端縁の上端部には、一対の突状部23が一体に突設されている。各突状部23の先端側には、上記ストッパー部21に上側から当接し、アジャスタープレート9の下方への移動量を調整する弾性の当接部25が一体に形成されている。この当接部25は、突状部23に上方がアジャスタープレート9から遠ざかるように下側から斜め上方に切り欠いた切り欠き部24によって、下端がアジャスタープレート9側に向くように斜め上方に傾斜した爪状に形成されている。各当接部25がBピラートリム3におけるストッパー部21のコーナー部21a近傍に上側から当接したとき、アジャスタープレート9のプレート開口部11がBピラートリム3のトリム開口部17の最下位置、すなわち、プレート開口部11のプレート下縁部11aとトリム開口部17の下縁部17aが略一致する位置[図6(a)に示す位置]に位置するようになっている。
上記スライド部材15には、スライド部材本体15aから車内側に若干隆起した基部13が形成され、該基部13は、図1及び図2に示すように、上記プレート開口部11に嵌合するとともに、プレート開口部11を経てトリム開口部17に車外側から挿入され、トリム開口部17内をアジャスタープレート9とともに上下に移動するようになっている。この基部13は、上部にシートベルト5の高さ位置調整用の操作ノブ27を有し、下部にシートベルト5挿通用のスリップリング29取付用のスリップリング取付部31が設けられ、スリップリング29が取り付けられた状態でカバー部33によって車内側が覆われている。基部13のスリップリング取付部31の周囲、すなわち、下側及び車体前後方向両側には、車内側に突出したU字状の枠部35が設けられている。基部13はプレート開口部11と略同じ大きさの略矩形状に形成され、プレート開口部11のプレート下縁部11aが基部13の枠部35の下縁部35aに下側から当接するようにして、プレート開口部11に基部13が嵌合している。
上記スライド部材15は、図9に示すように、金属製のアジャスターブラケット37に上下に移動可能に取り付けられている。アジャスターブラケット37は、縦長略矩形状の本体部37aと、本体部37aの上側に設けられ、ボルト39によって車体のBピラー部1に取り付けられる上側取付部37bと、本体部37aの下側に設けられ、Bピラー部1に形成された差込口(図示せず)に挿入される下側取付部37cとを備えている。本体部37aには、上下に離間して設けられた複数の係合孔41が貫通して形成されている。スライド部材15の車外側には、上記操作ノブ27の操作により出没自在の係合ピン(図示せず)が設けられ、この係合ピンをアジャスターブラケット37の上記係合孔41に係合させることで、スライド部材15の位置が多段階に調整され、係合孔41から係脱させることでスライド部材15をアジャスターブラケット37に対して上下に移動させることができる。最も上側に設けられた係合孔41に係合ピンを係合させたときには、スライド部材15の基部13がBピラートリム3のトリム開口部17の最上位置に位置する一方、最も下側に設けられた係合孔41に係合ピンを係合させたときには、基部13がトリム開口部17の最下位置に位置するように設定されている。
(組付方法)
次に、上記シートベルトショルダーアンカー装置7を車体のBピラー部1に組み付ける組付方法について説明する。
まず、上記スライド部材15が本体部37aに移動可能に取り付けられたアジャスターブラケット37を上側及び下側取付部37b,37cでBピラー部1に取り付け固定する。これにより、スライド部材15は、Bピラー部1に対して上下に移動可能に取り付けられる。ここで、操作ノブ27を操作して、アジャスターブラケット37の係合孔41のうち、最も下側に設けられた係合孔41に係合ピンを係合させ、スライド部材15をアジャスターブラケット37(車体のBピラー部1)に対して最下位置に位置するようにしておく。
一方、Bピラートリム3の車外側のガイドレール部19の上端から、アジャスタープレート9の下端をレール溝19aに挿入し、アジャスタープレート9の車体前後方向両端縁をガイドレール部19に係合させる。そして、Bピラートリム3のストッパー部21にアジャスタープレート9の突状部23の当接部25が当接する位置までアジャスタープレート9を下方に移動させる[図10(a)に示す位置]。ストッパー部21に当接部25が当接した状態で、プレート開口部11がトリム開口部17に連通し、かつプレート下縁部11aがトリム開口部17の下縁部17aと略一致する最下位置となる[図6(a)参照]。
そして、アジャスタープレート9を取り付けたBピラートリム3のBピラー部1への組み付けに際して、まず、Bピラートリム3の差込部49をBピラー部1の挿入口65に差し込み(挿入し)、該差込部49を回動中心(支点)として当該Bピラートリム3の下部がインナーパネル55に近付くようにBピラートリム3を回動して、プレート開口部11を基部13に嵌合させるとともに、Bピラートリム3の取付部をクリップ、ネジ等の取付具(図示せず)によりインナーパネル55に取り付けて、シートベルトショルダーアンカー装置7をBピラー部1に組み付ける。
Bピラートリム3を上記のようにして車体のBピラー部1に組み付ける際に、図6(b)に示すように、シートベルトショルダーアンカー装置7を構成するBピラートリム3,アジャスタープレート9、スライド部材15等の製作誤差により、プレート開口部11のプレート下縁部11aがトリム開口部17の下縁部17aよりも上方に位置した場合には、プレート下縁部11aに指をかけて、あるいは工具を用いて下方に押圧する(押す)ことによりアジャスタープレート9を下方に移動操作する。これにより、図10(b)に示すように、アジャスタープレート9の突状部23の当接部25が、ストッパー部21に押圧されて、切り欠き部24に向かって折れ曲がるように弾性変形し(撓み)、プレート開口部11のプレート下縁部11aがトリム開口部17の下縁部17aまで下方に移動する。そして、プレート下縁部11aを基部13の下縁部35aの下側から当接させて、プレート開口部11及びトリム開口部17を基部13に嵌合させる。このとき、当接部25が上方に変形した状態でストッパー部21と当接しているため、これより下方へのアジャスタープレート9の移動は規制される。
(実施形態の効果)
したがって、本実施形態のシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造においては、アジャスタープレート9の突状部23に、押圧されることによって変形して該アジャスタープレート9の下方への移動量を調整する当接部25を設けている。このため、Bピラートリム3を車体のBピラー部1に組み付ける際に、シートベルトショルダーアンカー装置7を構成する部品の製作誤差により、プレート開口部11のプレート下縁部11aがトリム開口部17の下縁部17a(基部13の下縁部35a)よりも上方に位置した場合でも、アジャスタープレート9を下方へ押圧操作するだけの簡単な操作により、当接部25を弾性変形させてプレート開口部11のプレート下縁部11aを下方へ移動させ、プレート開口部11に基部13を嵌合させることができ、Bピラートリム3を容易に車体のBピラー部1に組み付けることができる。
(その他の実施形態)
なお、上述の実施形態は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、当接部25は、突状部23に上方がアジャスタープレート9から遠ざかるように下側から斜め上方に切り欠いた切り欠き部24によって、下端がアジャスタープレート9側に向くように斜め上方に傾斜した爪状に形成したが、当接部25の形状はこれには限定されず、アジャスタープレート9を下方へ押圧操作したときに、変形してアジャスタープレート9の下方への移動量を調整することができればよい。例えば、図11(a)に示すように、当接部25は、突状部23を先端側の上下方向中央部からアジャスタープレート9側に向かって切り欠いた切り欠き部24によって、突状部23の下端でアジャスタープレート9側方側に向かって突出した薄肉板状に形成してもよい。この場合、アジャスタープレート9を下方へ押圧操作したとき、図11(b)に示すように、当接部25はストッパー部21に押圧されて切り欠き部24側に折れ曲がる(撓む)ように変形する。そして、切り欠き部24の上側の突状部23にストッパー部21が当接することで、アジャスタープレート9のこれより下方への移動が規制されるようになっている。
また、上記実施形態では、当接部25は、突状部23と一体に形成して弾性(可撓性)を有するものとしたが、突状部23と別体の弾性ゴム、フォーム材(弾性発泡材)等で形成してもよく、要は、突状部23の下側に取り付けてストッパー部21に当接するようにし、アジャスタープレート9を下方へ押圧操作したときに、変形してプレート開口部11のプレート下縁部11aを下方へ移動させることができるものであればよい。
また、上記実施形態では、Bピラートリム3の差込部49を挿入する挿入口65は、インナーパネル55とレインレール57とによって形成したが、インナーパネル55を上方へ延設し、該インナーパネル55のみに形成するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、シートベルトショルダーアンカー装置を車体のピラー部に組み付ける組付構造について有用である。
本発明の実施形態に係るシートベルトショルダーアンカー装置を車内側から見た斜視図である。 図1のシートベルトショルダーアンカー装置において、カバー部及びスリップリングを取り外した状態を示す図である。 シートベルトショルダーアンカー装置の分解図である。 BピラートリムをBピラー部に取り付けた図5のIV−IV線断面相当図である。 Bピラートリムを車内側から見た上部拡大斜視図である。 アジャスタープレートを取り付けた状態のBピラートリムを車内側から見た正面図であり、(a)は、Bピラートリムを車体のBピラー部に組み付ける際に、プレート開口部の下縁部とトリム開口部の下縁部とが略一致した正規状態を示し、(b)は、プレート開口部の下縁部がトリム開口部の下縁部よりも上方に位置した状態を示す。 アジャスタープレートの上部を拡大して示す正面図である。 図6のVIII−VIII線断面図である。 アジャスターブラケットに取り付けられたスライド部材を示す正面図である。 ピラートリムに取り付けられたアジャスタープレートの突状部付近を車外側から見た部分拡大図であり、(a)は、当接部がストッパー部に当接した状態を示し、(b)は、アジャスタープレートを下方に押圧操作して当接部が変形した状態を示す。 その他の実施形態を示す図10相当図である。
符号の説明
1 Bピラー部
3 Bピラートリム
5 シートベルト
7 シートベルトショルダーアンカー装置
9 アジャスタープレート
11 プレート開口部
11a プレート下縁部
13 基部
15 スライド部材
17 トリム開口部
21 ストッパー部
23 突状部
25 当接部
27 操作ノブ
29 スリップリング
31 スリップリング取付部
35a 下縁部(基部の下縁部)
49 差込部
65 挿入口

Claims (2)

  1. シートベルト(5)の高さ位置を調整するシートベルトショルダーアンカー装置(7)を車体のピラー部(1)に組み付ける組付構造であって、
    上記シートベルトショルダーアンカー装置(7)は、
    上記車体のピラー部(1)に上下に移動可能に取り付けられ、上記シートベルト(5)の高さ位置調整用の操作ノブ(27)及び該シートベルト(5)挿通用のスリップリング(29)が取り付けられるスリップリング取付部(31)を基部(13)に有するスライド部材(15)と、
    車外側の上部に突設された差込部(49)、上記基部(13)を上下に移動可能なように挿入する縦長状のトリム開口部(17)及び該トリム開口部(17)の車外側上縁部の車体前後方向両側に一体に形成された一対のストッパー部(21)を有するピラートリム(3)と、
    上記ピラートリム(3)の車外側に上下に移動可能に取り付けられ、上記基部(13)が嵌合するプレート開口部(11)及び上端部の車体前後方向両端に突出するように一体に形成された一対の突状部(23)を有するアジャスタープレート(9)とを備え、
    上記アジャスタープレート(9)の突状部(23)には、上記ストッパー部(21)に上側から当接し、該アジャスタープレート(9)の下方への移動量を調整する当接部(25)が設けられ、
    上記スライド部材(15)を最下位置に位置するように上記車体のピラー部(1)に組み付ける一方、上記プレート開口部(11)がトリム開口部(17)に連通しかつ該トリム開口部(17)の最下位置に位置するように、上記突状部(23)の当接部(25)を上記ストッパー部(21)に当接させた状態で、アジャスタープレート(9)をピラートリム(3)の車外側に取り付け、
    上記アジャスタープレート(9)を取り付けたピラートリム(3)の上記差込部(49)を上記車体のピラー部(1)の挿入口(65)に差し込み、該ピラートリム(3)を車体のピラー部(1)に向けて回動し、上記基部(13)がプレート開口部(11)を経てトリム開口部(17)に挿入されるように車体のピラー部(1)に車内側から組み付けて上記基部(13)をプレート開口部(11)に嵌合させ、
    上記当接部(25)は、上記プレート開口部(11)の下縁部(11a)が基部(13)の下縁部(35a)よりも上方に位置した場合には、上記アジャスタープレート(9)の下方への押圧操作により変形することで上記プレート開口部(11)の下縁部(11a)を下方へ移動させ、該下縁部(11a)を基部(13)の下縁部(35a)に下側から当接させて該基部(13)をプレート開口部(11)に嵌合させるように構成されていることを特徴とするシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造。
  2. 請求項1のシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造において、
    上記当接部(25)は弾性を有することを特徴とするシートベルトショルダーアンカー装置の組付構造。
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