JP5005428B2 - 基板搬送方法、及び基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送方法、及び基板搬送装置 Download PDF

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本発明は、基板搬送方法、及び基板搬送装置に関する。
半導体装置や液晶ディスプレイを製造する製造装置においては、生産性の向上を図るために、複数のプロセスチャンバを一つのコアチャンバに連結させるシステム、いわゆるクラスター形式のシステムを広く採用している。
複数のプロセスチャンバと連結するコアチャンバは、一般的に、複数のプロセスチャンバの各々を各側面に連結させる正多角柱状に形成されて、ウェハを搬送するための搬送ロボットをその内部に搭載する。搬送ロボットは、コアチャンバの中心軸上に配設されて、全てのプロセスチャンバにウェハを搬送させる。搬送ロボットは、ウェハを支持するためのハンドを有し、そのハンドをコアチャンバの外接円の周方向と径方向とに移動させる。ロードロックチャンバに収容されるウェハは、搬送ロボットのハンドに支持されて、ハンドの平面運動によってプロセスチャンバに搬送される。
クラスターシステムにおいては、各プロセスチャンバの処理状態に高い再現性を与えるために、各プロセスチャンバに対して正確なウェハ搬送を繰り返させることが重要である。搬送ロボットとしては、この搬送精度の向上を図るために、ウェハの搬送過程においてウェハの位置を検出し、その検出結果に基づいて、ウェハの搬送状態を補正する技術が必要とされる。半導体装置の製造装置においては、従来から、こうした搬送過程のウェハの中心を検出し、ウェハの搬送精度を向上させる提案がなされている。
特許文献1は、複数のセンサ(例えば、3個のセンサ)からなるセンサアレイをコアチャンバに搭載し、複数のセンサの各々がR方向を横切る方向に沿って取り付けられる。そして、センサアレイの各センサは、R方向に移動するウェハの端面によってトリガーされて、このセンサトリガー点に関係するウェハの位置を出力する。搬送ロボットは、各センサアレイが出力する3つの出力信号に応答して目標点に対するウェハ中心の相対位置を演算し、搬送ロボットを介してウェハの中心を目標点まで移動させる。これによれば、ウェハの出し入れ動作を利用してウェハの位置を検出させるため、搬送ロボットの動きを止めることなく、ウェハの位置情報を正確に得ることができる。
特許文献2においては、センサアレイの各センサがそれぞれ周方向を横切る方向に沿って取り付けられる。そして、センサアレイの各センサは、それぞれ周方向に移動するウェハの端面によってトリガーされて、このセンサトリガー点に関係するウェハの位置を出力する。これによれば、ウェハの出し入れ動作を別途実行させることなく、センサアレイにウェハの端面を検出させることができ、ウェハの位置情報を、より簡便な方法で得ることができる。
特公平7−27953号公報 特開平6−224284号公報
上記特許文献1及び2は、いずれも一つのウェハの中心位置を一つのセンサアレイを用いて演算するため、ウェハの搬送精度を向上させるためには、センサアレイの数量を増加させなければならない。この結果、上記特許文献1及び2では、製造装置の部材点数を著しく多くさせて装置構成の複雑化と高コスト化を招く問題がある。
本願発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、センサの数量を増加させることなく、基板の搬送精度を向上させた基板搬送方法、及び基板搬送装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の基板搬送方法では、円盤状の基板を支持するハンドを有し、前記ハンドの上面に形成されて前記基板を収容する円状のポケットにおける中心であるハンド点を複数の所定の経路に沿って目標点に移動させる搬送ロボットを用い、前記所定の経路に沿って基板を搬送する基板搬送方法であって、前記経路毎に1つのセンサが設けられ、前記センサが、該センサが設けられた経路を挟んで互いに向かい合う投光部と検出部とからなり、前記センサを用い、前記投光部が前記検出部に向けて投光した光の一部が前記ハンドの移動にともなって前記経路上の基板によって遮られる際に、前記検出部が検出する前記ハンドの移動に応じた互いに異なる複数の光量の各々に、同ハンドの移動に応じた互いに異なる基板の位置を関連付ける位置データを参照し、前記検出部の検出結果が前記複数の光量の各々になるごとに、該光量に対応する前記基板の中心記ハンド点との差に応じて前記目標点の位置を補正することを要旨とする。
請求項1に記載の基板搬送方法によれば、搬送過程にある基板が、投光部の投光した光に侵入あるいは退出して、検出部の検出する光量を変動させるとき、検出部による光量の検出結果が互いに異なる所定の光量になるごとに、該光量に対応する基板の中心ハンド点との差に応じて、目標点を補正することができる。したがって、位置データに規定される光量の数分だけ、1つの光から複数の基板の位置を検出させることができる。よって、センサの数量を増加させることなく、基板の搬送精度を向上させることができる。
請求項2に記載の基板搬送方法では、請求項1に記載の基板搬送方法であって、前記投光部が前記検出部に向けて投光する光は、前記基板の面方向に沿う断面がであることを要旨とする。
請求項2に記載の基板搬送方法によれば、投光部が検出部に向けて投光する光に対する経路の方向が異なる場合であっても、各において共通の光量を用いることができる。したがって、基板搬送方法の適用範囲を拡張させることができる。
請求項3に記載の基板搬送方法では、請求項1又は2に記載の基板搬送方法であって、互いに異なる複数の経路上で前記基板を搬送し、前記投光部が投光する光の領域は、複数の異なる経路の交点に形成され、前記位置データは、前記光量を前記経路ごとに関連付けることを要旨とする。
請求項3に記載の基板搬送方法によれば、互いに異なる複数の経路上を搬送される基板に対して、共通の投光部から投光される光を用いることができる。したがって、センサの数量を増加させることなく、基板の搬送精度を、さらに向上させることができる。
請求項4に記載の基板搬送装置では、円盤状の基板を支持するハンドを有し、前記ハンドの上面に形成されて前記基板を収容する円状のポケットにおける中心であるハンド点を複数の所定の経路に沿って目標点に移動させるとともに、前記所定の経路に沿って基板を搬送する搬送ロボットと、前記経路毎に1つのセンサが設けられ、前記センサが、該センサが設けられた経路を挟んで互いに向かい合う投光部と検出部とからな、前記検出部の検出結果を受けて前記搬送ロボットを駆動制御する制御手段と、備え、前記制御手段は、前記検出部が検出する互いに異なる複数の光量の各々に、互いに異なる基板の位置を関連付ける位置データを記憶する記憶部を有し、前記投光部が前記検出部に向けて投光した光の一部が前記ハンドの移動にともなって前記経路上の基板によって遮られる際に、前記位置データを参照し、前記検出部の検出結果が前記ハンドの移動に応じて前記複数の光量の各々になるごとに、該光量に対応する前記ハンドの移動に応じた前記基板の中心前記ハンド点の位置との差に応じて前記目標点の位置を補正することを要旨とする。
請求項4に記載の基板搬送装置によれば、搬送過程にある基板が、投光部の投光した光に侵入あるいは退出して、検出部の検出する光量を変動させるとき、制御手段は、光量に対応する基板の中心ハンド点との差に応じて、目標点を補正する。したがって、基板搬送装置は、位置データに規定される光量の数分だけ、1つの投光から複数の基板の位置を検出させることができる。よって、センサの数量を増加させることなく、基板の搬送精度を向上させることができる。
請求項5に記載の基板搬送装置では、請求項4に記載の基板搬送装置であって、中心に貫通孔を有する教示用基板を備え、前記制御手段は、前記搬送ロボットを駆動して前記教示用基板の直進運動と旋回とを繰り返させ、前記貫通孔を介した光を前記検出部検出するときの前記搬送ロボットの位置を前記光の位置として取り扱うこと要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、教示用基板の有する貫通孔を介した光を検出部検出するときの搬送ロボットの位置を光の位置として取り扱うことができる。したがって、検出部の検出結果に基づく基板の位置をハンドの基準位置に関連付けることができ、ひいては、より高い精度の下で基板を目標点に搬送させることができる。
上記したように、本発明によれば、センサの数量を増加させることなく、基板の搬送精度を向上させた基板搬送方法、及び基板搬送装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について以下に説明する。まず、基板搬送装置としての半導体装置の製造装置10について説明する。図1は、鉛直方向から見た製造装置10を模式的に示す平面図である。図2(a)、(b)は、それぞれ搬送ロボットのハンドを示す平面図及び側断面図である。図3(a)、(b)は、それぞれセンサ20を示す平面図及び側断面図である。
図1において、製造装置10は、クラスター形式のシステムであって、コアチャンバ11と、コアチャンバ11に連結された一対のロードロックチャンバ(以下単に、LLチャンバ)12と、コアチャンバ11に連結された6つのプロセスチャンバ13とを有する。
コアチャンバ11は、正八角柱状に形成された有底筒状のチャンバ本体11aを有し、チャンバ本体11aの内部には、チャンバ本体11aの搬送中心Cを中心とする正八角柱状の内部空間(以下単に、搬送室11sという。)が形成されている。チャンバ本体11aは、図示しないチャンバリッドに覆われて搬送室11sの真空状態を維持する。
各LLチャンバ12は、それぞれ真空状態を維持可能な内部空間(以下単に、収容室12sという。)を有する。各収容室12sは、それぞれ複数の基板Sを収容可能なカセット12cを有し、カセット12cの各スロットには、それぞれ複数の基板Sが収容されている。基板Sとしては、例えばシリコンウェハやセラミック基板などの円形の基板であって、その直径が既知である基板を用いることができる。各LLチャンバ12は、それぞれ搬送室11sと収容室12sとの間を解除可能に連通させて搬送室11sへの基板Sの搬出と搬入を許容する。
各プロセスチャンバ13は、それぞれ真空状態を維持可能な内部空間(以下単に、処理室13sという。)を有する。各プロセスチャンバ13は、それぞれ処理室13sに図示しない基板ステージを有し、基板ステージに載置された状態の基板Sに対して、洗浄処理、成膜処理、熱処理などの各種の処理を施す。各プロセスチャンバ13は、それぞれ搬送室11sと処理室13sとの間を解除可能に連通させて基板Sの搬入を許容し、所定の処理を施した後に搬送室11sへの搬出を許容する。
各収容室12s及び各処理室13sには、それぞれ搬送点Pが規定されている。各搬送点Pは、それぞれ基板Sの中心(以下単に、基板中心という。)を配置させるための目標点である。各搬送点Pは、それぞれ搬送中心Cを原点にする極座標(円座標)系の点であって、共通する二次元平面(以下単に、「搬送面」という。)上に規定される。各プロセスチャンバ13は、それぞれ基板Sの中心が対応する搬送点Pに配置されることによって、高い再現性の下で所定の処理動作を実行することができる。
搬送室11sの略中央には、基板Sを搬送するための搬送ロボット15が搭載されている。搬送ロボット15は、R−θロボットであって、鉛直方向に延びる旋回軸Aと、旋回軸Aを中心にして旋回して旋回軸Aの径方向Rに直進運動するアーム16と、アーム16に連結されるハンド17とを有する。
アーム16は、旋回軸Aを介して一対のモータ(以下単に、モータM1,M2という。)の出力軸に駆動連結されている。アーム16は、各モータM1,M2がそれぞれ同方向に回転するとき、搬送中心Cを原点とする円座標に従って旋回軸Aの径方向Rに沿ってハンド17を直進運動させる。また、アーム16は、各モータM1,M2が逆方向に回転するとき、搬送中心Cを原点とする円座標に従って旋回軸Aの旋回方向θにハンド17を旋回させる。なお、径方向Rとは、旋回軸Aの径に沿う往復方向であり、旋回方向θとは、旋回軸Aの周に沿う往復方向である。
図2において、ハンド17は、径方向Rに延びるホーク状に形成されて、その上面17aには、上面17aから突出する略円弧状の4つのガイド部17bが形成されている。各ガイド部17bは、鉛直方向から見て同一円上に形成されて、上面17aに支持される基板Sの端面を所定の領域に案内し、基板Sの位置ずれを抑える。
ここで、各ガイド部17bによって描かれる同心円の中心を、基準位置としてのハンド点17Pという。また、各ガイド部17bによって囲まれる上面17aの領域を、ポケットという。ハンド17は、このポケット内に基板Sを収容し、基板中心をハンド点17Pに配置するとき、ハンド17に対する基板Sの相対位置を安定させて、搬送過程における基板Sの位置ずれを抑える。
ハンド17の上面17aであって、ポケットの搬送中心C側には、ハンド17を鉛直方向に貫通する円弧状の切欠部18が形成されている。切欠部18は、ポケットが基板Sを支持するとき、基板Sの端面を鉛直方向から視認可能にする。これによって、ハンド17は、基板Sの端面のうち、径方向R及び旋回方向θに対応する各領域を全て露出する。
搬送ロボット15には、図2に示す教示用基板CSを用いて、上記搬送中心C及び各搬送点Pが教示されている。教示用基板CSは、その中心に所定の内径(例えば、1mm)からなる貫通孔CHを有し、ハンド17に支持されるとき、その貫通孔CHをハンド点17Pに対応させて、仮想的に規定されるハンド点17Pの位置を物理的に規定する。
搬送ロボット15は、教示用基板CSを支持する状態でハンド17を径方向R及び旋回方向θに移動させて、貫通孔CHを教示部Tの直上に移動させる。教示部Tとしては、搬送中心Cを一義的に規定するコアチャンバ11の凸部や凹部、あるいは、搬送点P上の凸部や凹部を用いることができる。そして、搬送ロボット15は、貫通孔CHが教示部Tの直上にあるとき、すなわち、ハンド点17Pが搬送中心Cに対応付けられるとき、各モータM1,M2のステップ数がアーム16の姿勢として記憶され、これによって、搬送中心C、すなわち極座標の原点が教示される。また、搬送ロボット15は、ハンド点17Pが搬送点Pと一致するとき、各モータM1,M2のステップ数がアーム16の姿勢として記憶され、これによって、搬送点Pの位置が教示される。
これら搬送中心C及び搬送点Pの教示によって、搬送ロボット15は、ハンド点17Pを円座標系の各目標点に搬送させることができる。そして、搬送ロボット15は、基板中心がハンド点17Pであるとき、あるいは、基板中心がハンド点17Pとして補正されるとき、基板中心を高い精度の下で目標点上に配置させることができる。
図3においては、基板Sの搬出元の搬送点Pを、始点PAとし、搬入先の搬送点Pを、終点PBという。また、ハンド17が最も搬送中心Cの近くに引き込まれるときのハンド点17Pを、引込点PCという。また、始点PAと引込点PCを結ぶ直線、あるいは終点PBと引込点PCを結ぶ直線を、経路RTという。
搬送ロボット15は、基板Sを始点PA上から終点PB上まで搬送するとき、まず、始点PAを含む経路RTに沿って、ハンド点17Pを始点PAから引込点PCまで搬送する。次いで、搬送ロボット15は、基板Sを所定の旋回角で旋回させた後、終点PBを含む経路RTに沿って、ハンド点17Pを引込点PCから終点PBまで搬送する。
各経路RT上には、それぞれ基板Sの位置ずれを補正するための1つのセンサ20が配設されている。各センサ20は、それぞれ光学式のセンサであって、搬送面を挟む上下一対の投光部20Aと検出部20Bとによって構成されている。投光部20Aと検出部20Bは、それぞれハンド点17Pが引込点PCに搬送されるとき、鉛直方向から見て、そのハンド17の径方向Rの外側に配置されている。投光部20Aは、搬送面の上方に配置されて鉛直方向下側に向かってレーザLを出射し、搬送面上に検出領域としての円形のスポット20Pを形成する。検出部20Bは、投光部20Aの鉛直方向下側に配設されて、上方から透過するレーザLを受光し、その光量を検出値として出力する。
ここで、投光部20Aが投光するレーザLのなかで、検出部20Bにまで透過するレーザLを、透過レーザLtという。また、検出部20Bの検出値のなかで、投光部20Aからの全てのレーザLが透過レーザLtになるときの値を、基準光量という。また、検出部20Bの検出値のなかで、投光部20Aからの全てのレーザLが遮光されるときの値を、零光量という。さらに、検出部20Bの検出値のなかで、基準光量の80%を、「第1閾値」とし、基準光量の20%を、「第2閾値」という。
搬送ロボット15には、各スポット20Pの中心が教示されている。搬送ロボット15は、教示用基板CSを支持する状態で、ハンド17をスポット20Pの近傍まで搬送させて、その後、ハンド17に所定の旋回角の旋回と、所定の距離の直進運動とを交互に繰り返させる。そして、搬送ロボット15は、投光部20AからのレーザLが貫通孔CHを介して検出部20Bに検出されるとき、すなわちセンサ20が基準光量を出力するとき、各モータM1,M2のステップ数がアーム16の姿勢として記憶され、これによって、対応するスポット20Pの中心が教示される。
センサ20は、ハンド点17Pが引込点PCにあるとき、基準光量を検出値として出力する。センサ20は、この状態からハンド点17Pが経路RTに沿って搬送されて、基板Sの外縁がスポット20Pの領域に侵入するとき、図3(b)の実線で示すように、レーザLの一部が遮られて基準光量よりも低い検出値を出力する。センサ20は、基板Sがスポット20Pを完全に覆うとき、レーザLの全体が遮られて、零光量を検出値として出力する。また、センサ20は、この状態からハンド点17Pが経路RTに沿ってさらに搬送されて、基板Sの外縁がスポット20Pの領域から離脱し始めるとき、図3(b)の右側の二点鎖線で示すように、レーザLの一部が透過されて、零光量よりも高い検出値を出力する。センサ20は、基板Sの外縁がスポット20Pから完全に離間するとき、レーザLの全体が透過されて、基準光量を検出値として出力する。
図4は、基板Sの搬送過程を示す平面図であって、基板Sの外縁がスポット20Pに侵入する状態を模式的に示す図である。図4は、スポット20Pの領域であって、基板Sによって遮られていない領域、すなわち透過レーザLtの領域にグラデーションを付して示す。
図4においては、基板Sの外縁と経路RTとの交点を、被検出点Srとし、基板Sの半径を半径RSという。また、スポット20Pの中心を、スポット中心20Cとし、スポット中心20Cと搬送中心Cとの間の距離を、スポット距離R0という。さらに、センサ20の検出値が「第1閾値」になるときの被検出点Srの位置を、第1検出位置RP1という。また、センサ20の検出値が「第2閾値」になるときの被検出点Srの位置を、第2検出位置RP2という。
なお、第1検出位置RP1とスポット中心20Cとの間の距離(以下単に、第1距離R1という。)は、「第1閾値」によって一義的に規定される距離であり、第1検出位置RP1は、スポット中心20Cの教示と第1距離R1とによって一義的に規定される位置である。
また、第2検出位置RP2とスポット中心20Cとの間の距離(以下単に、第2距離R2という。)は、「第2閾値」によって一義的に規定される距離であり、第2検出位置RP2は、スポット中心20Cの教示と第2距離R2とによって一義的に規定される位置である。
図4において、センサ20の検出値が「第1閾値」になるとき、基板Sの被検出点Srは、第1検出位置RP1に到達する。第1検出位置RP1に位置する被検出点Srは、対応する基板中心Saを、経路RT上であって、かつ、搬送中心CからR0−R1−RSだけ離間させる。すなわち、第1検出位置RP1に位置する被検出点Srは、対応する基板中心Saの位置を、既知のスポット距離R0、第1距離R1、及び半径RSを用いて検出可能にする。
搬送ロボット15は、センサ20の検出値が「第1閾値」になるたびに、上記に基づいて基板中心Saの位置を検出する。そして、搬送ロボット15は、ハンド点17Pに対する基板中心Saの変位分を目標点に合成し、目標点の座標を、その時の基板中心Saに基づいて補正する。
また、センサ20の検出値が「第2閾値」になるとき、基板Sの被検出点Srは、第2検出位置RP2に到達する。第2検出位置RP2に位置する被検出点Srは、対応する基板中心Saの位置を、経路RT上であって、かつ、搬送中心CからR0+R2−RSだけ離間させる。すなわち、第2検出位置RP2に位置する被検出点Srは、対応する基板中心Saの位置を、既知のスポット距離R0、第2距離R2、及び半径RSを用いて検出可能にする。
搬送ロボット15は、センサ20の検出値が「第2閾値」になるたびに、上記に基づいて基板中心Saの位置を検出する。そして、搬送ロボット15は、ハンド点17Pに対する基板中心Saの変位分を目標点に合成し、目標点の座標を、その時の基板中心Saに基づいて補正する。
したがって、搬送ロボット15は、基板Sを経路RTに沿って搬送するとき、スポット20Pへの被検出点Srの侵入と退出の各々において、センサ20の検出値を「第1閾値」と「第2閾値」にする。そして、搬送ロボット15は、1つのスポット20Pを用いて
基板中心Saを4回にわたり検出し、目標点の座標を、その時の基板中心Saに基づいて補正する。
次に、製造装置10の電気的構成について以下に説明する。図5は、製造装置10の電気的構成を示す電気ブロック回路図である。
図5において、制御手段を構成する制御装置30は、製造装置10に各種の処理動作、例えば、基板Sの搬送処理や基板Sの成膜処理などを実行させるものである。制御装置30は、各種の制御信号を受信するための内部I/F31と、各種の演算処理を実行するための制御部32を有する。また、制御装置30は、各種のデータや各種の制御プログラムを格納するための記憶部33と、各種の信号を出力するための外部I/F34を有する。
記憶部33は、センサ20の検出値に基づく基板Sの位置補正と、基板Sの搬送処理を実行するための搬送プログラムTPを格納する。また、記憶部33は、各点の座標に関する位置データIPと、経路RTに関する経路データIRを格納する。
位置データIPは、搬送ロボット15の教示によって得られる各搬送点Pの座標や各スポット中心20Cの座標に関するデータである。また、位置データIPは、第1検出位置RP1の座標と第2検出位置RP2の座標に関するデータであって、第1検出位置RP1と「第1閾値」とを関連付け、第2検出位置RP2と「第2閾値」とを関連付けるデータである。
経路データIRは、ハンド17を旋回させてハンド点17Pを移動し、選択される搬送点Pと搬送中心Cとを結ぶ経路RT上にハンド点17Pを配置させるためのデータである。また、経路データIRは、ハンド17を直線運動させて、選択される搬送点Pと搬送中心Cとを結ぶ経路RTに沿ってハンド点17Pを移動させるためのデータである。
制御部32は、搬送プログラムTPに従って基板Sの搬送処理を実行する。すなわち、制御部32は、図3に示すように、始点PA上の基板Sを終点PB上まで搬送させるとき、まず、始点PAと引込点PCとを結ぶ経路RTに沿って、ハンド点17Pを引込点PCまで移動させるための制御信号を出力する。次いで、制御部32は、終点PBと引込点PCとを結ぶ経路RT上にハンド点17Pを配置させるための制御信号を出力する。そして、制御部32は、終点PBと引込点PCとを結ぶ経路RTに沿って、ハンド点17Pを終点PBまで移動させるための制御信号を出力する。
制御装置30には、内部I/F31を介して、入出力部35が接続されている。入出力部35は、起動スイッチや停止スイッチなどの各種の操作スイッチを有し、製造装置10が各種の処理動作に利用するためのデータを制御装置30に入力する。例えば、入出力部35は、基板Sの半径RS、基板Sの枚数、基板Sごとに規定される始点PA及び終点PBなど、基板Sの搬送条件に関するデータを制御装置30に入力する。また、入出力部35は、液晶ディスプレイなどの表示部を有し、制御装置30が実行する搬送処理の処理状態を表示する。制御装置30は、入出力部35から入力される各種のデータを受信し、入力されるデータに対応した搬送条件の下で基板Sの搬送処理を実行させる。
制御装置30には、外部I/F34を介して、センサ駆動回路36と、一対のモータ駆動回路37,38が接続されている。
制御装置30は、センサ駆動回路36に対応する駆動制御信号をセンサ駆動回路36に出力する。センサ駆動回路36は、制御装置30からの駆動制御信号に応答して各センサ20を駆動し、各センサ20の投光部20AからレーザLを出射させる。また、センサ駆動回路36は、各センサ20の検出部20Bが検出する検出値を、それぞれ制御装置30に入力する。制御部32は、センサ駆動回路36を介して各センサ20からの検出結果を
受け、位置データIPを参照して各検出値が「第1閾値」になったか否か、あるいは、各検出値が「第2閾値」になったか否かを判断する。
制御装置30は、各モータ駆動回路37,38に対応する駆動制御信号をそれぞれモータ駆動回路37,38に出力する。各モータ駆動回路37,38には、それぞれ対応するモータM1,M2と、対応するエンコーダE1,E2が接続されている。各モータ駆動回路37,38は、それぞれ制御装置30からの駆動制御信号に応答して対応するモータM1,M2を正転または逆転させて、対応するエンコーダE1,E2からの検出信号に基づいてハンド点17Pの移動量及び移動方向を演算する。
制御装置30は、センサ20の検出値が「第1閾値」になるとき、各モータ駆動回路37,38を介して、対応する経路RT上のハンド点17Pの座標を演算する。また、制御装置30は、センサ20の検出値が「第1閾値」になるとき、位置データIPと経路データIRを参照し、該「第1閾値」に関連付けられる第1検出位置RP1の座標を用い、基板中心Saの座標を演算する。そして、制御装置30は、ハンド点17Pから見た基板中心Saの変位を演算し、この変位を目標点の座標に合成して、補正された目標点を得る。
制御装置30は、センサ20の検出値が「第2閾値」になるとき、各モータ駆動回路37,38を介して、対応する経路RT上のハンド点17Pの座標を演算する。また、制御装置30は、センサ20の検出値が「第2閾値」になるとき、位置データIPと経路データIRを参照し、該「第2閾値」に関連付けられる第2検出位置RP2の座標を用い、基板中心Saの座標を演算する。そして、制御装置30は、ハンド点17Pから見た基板中心Saの変位を演算し、この変位を目標点の座標に合成して、補正された目標点を得る。
これによって、制御装置30は、基板Sが目標点上に到達する前に、1つのセンサ20を用いて基板中心Saの位置を複数回にわたり検出し、目標点を複数回にわたって補正させることができる。
次に、上記半導体装置の製造装置10を用いた基板Sの搬送方法について以下に説明する。
半導体装置の製造装置10には、まず、LLチャンバ12のカセット12cに基板Sがセットされる。このとき、基板Sは、基板中心SaがLLチャンバ12の搬送点Pに厳密に位置決めされておらず、基板中心SaがLLチャンバ12の搬送点Pから径方向Rに位置ずれをした状態にある。
次いで、制御装置30には、入出力部35を介して基板Sの搬送条件に関するデータが入力され、基板処理を開始させるための操作信号が入力される。制御装置30は、基板処理を開始させるための操作信号を受けて、記憶部33から搬送プログラムTPを読み出し、搬送プログラムTPに従って基板Sの搬送処理を開始する。
制御装置30は、基板Sの搬送処理に際し、LLチャンバ12の搬送点P(始点PA)上の基板Sをプロセスチャンバ13の搬送点P(終点PB)上に搬送させる。すなわち、制御装置30は、モータ駆動回路37,38を介し、ハンド点17Pを、始点PAと引込点PCとを結ぶ経路RTに沿って直進運動させる。続いて、制御装置30は、モータ駆動回路37,38を介し、ハンド点17Pを旋回させて、引込点PCと終点PBとを結ぶ経路RT上に配置させる。そして、制御装置30は、モータ駆動回路37,38を介し、ハンド点17Pを、引込点PCと終点PBとを結ぶ経路RTに沿って直進運動させる。
この間、制御装置30は、センサ駆動回路36を介して各センサ20からの検出結果を受け、位置データIPを参照して各検出値が「第1閾値」になったか否か、あるいは、各
検出値が「第2閾値」になったか否かを判断する。
そして、制御装置30は、センサ20の検出値が「第1閾値」になるたびに、対応する経路RT上において、ハンド点17Pの座標と基板中心Saの座標を演算する。そして、制御装置30は、ハンド点17Pから見た基板中心Saの変位を演算し、この変位を終点PBの座標に合成して、補正された終点PBの座標を得る。また、制御装置30は、センサ20の検出値が「第2閾値」になるたびに、対応する経路RT上において、ハンド点17Pの座標と基板中心Saの座標を演算する。そして、制御装置30は、ハンド点17Pから見た基板中心Saの変位を演算し、この変位を終点PBの座標に合成して、補正された終点PBの座標を得る。
これによって、制御装置30は、センサ20の検出値が「第1閾値」あるいは「第2閾値」になるたびに、その時の基板中心Saに基づいて終点PBの座標を補正させることができ、基板中心Saを、より高い精度の下で終点PBに搬送させることができる。
上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)上記実施形態においては、各センサ20が、それぞれ対応する経路RT上にレーザLを投光してスポット20Pを形成し、スポット20Pから透過する透過レーザLtの量を検出する。そして、「第1閾値」と「第2閾値」をそれぞれ第1検出位置RP1と第2検出位置RP2に関連付ける位置データIPを参照して、検出値が「第1閾値」になるごとに、第1検出位置RP1に基づく基板中心Saの座標を演算し、その時の基板中心Saに基づいて目標点の座標を補正する。また、検出値が「第2閾値」になるごとに、第2検出位置RP2に基づく基板中心Saの座標を演算し、その時の基板中心Saに基づいて目標点の座標を補正する。
したがって、基板Sの端面がスポット20Pに侵入して透過レーザLtの量を減少させるとき、センサ20の検出値が「第1閾値」又は「第2閾値」になるごとに、第1検出位置RP1又は第2検出位置RP2に基づく基板中心Saを演算させることができる。また、基板Sの端面がスポット20Pから退出して透過レーザLtの量を増大させるとき、センサ20の検出値が「第1閾値」又は「第2閾値」になるごとに、第2検出位置RP2に基づく基板中心Saを演算させることができる。
この結果、経路RT上の第1検出位置RP1と第2検出位置RP2の各々において、基板Sの位置を検出させることができる。よって、センサ20の数量を増加させることなく、基板Sの搬送精度を向上させることができる。
(2)上記実施形態においては、スポット20Pが、基板Sの面方向に沿って形成される円である。したがって、各スポット20Pに対して、それぞれ経路RTの方向を等方的に選択させることができ、各スポット20Pにおいて共通の閾値を用いることができる。したがって、基板搬送方法の適用範囲を拡張させることができる。
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、スポット20Pは、基板Sの面方向に沿って形成される円である。これに限らず、例えば、図6又は図7に示すように、スポット20Pは、基板Sの面方向に沿って形成される矩形であってもよい。すなわち、本発明は、検出領域の形状に限定されるものではない。
・上記実施形態においては、基板Sを円盤状に具体化したが、例えば参考例では、基板Sを矩形に具体化してもよい
・上記実施形態においては、1つのスポット20Pが、1つの経路RT上に形成される。これに限らず、スポット20Pは、複数の異なる経路RTの交点に形成される構成であってもよい。
例えば、図6及び図7に示すように、矩形のスポット20Pが、そのスポット中心20Cを通る一辺方向の経路RTaと、そのスポット中心20Cを通る対角方向の経路RTbとの交点に形成される構成であってもよい。これによれば、異なる経路上の基板中心Saを、1つのセンサ20によって検出させることができる。そのため、同じ数量のセンサ20を用いる場合には、基板Sの搬送精度を、さらに向上させることができる。
なお、この際、スポット20Pに対する基板Sの侵入方向、あるいは退出方向が、経路RTa,RTbごとに異なる。そのため、経路RTaにおいて「第1閾値」に関連付けられる第1距離R1と、経路RTbにおいて「第1閾値」に関連付けられる第1距離R1とが異なる。同じく、経路RTaにおいて「第2閾値」に関連付けられる第2距離R2と、経路RTbにおいて「第2閾値」に関連付けられる第2距離R2とが異なる。
そこで、複数の異なる経路の交点にスポット20Pを形成する場合においては、図8に示すように、複数の位置データIPa,IPbを格納する構成が好ましい。すなわち、制御装置30は、経路RTaの検出位置と閾値とを関連付ける位置データIPaを格納し、さらに、経路RTbの検出位置と閾値とを関連付ける位置データIPaを格納する構成が好ましい。
・上記実施形態においては、複数の閾値が、「第1閾値」と「第2閾値」によって構成される。これに限らず、複数の閾値は、3つ以上の異なる閾値によって構成されてもよい。
・上記実施形態においては、検出領域からの光量として、透過レーザLtの光量を検出する。これに限らず、例えば、検出領域からの光量として、スポット20Pから反射されるレーザの光量を検出する構成であってもよい。
・上記実施形態において、制御装置30は、検出値が閾値であるか否かを判断する。これに限らず、例えば、センサ駆動回路36が、閾値に関するデータを予め格納し、センサ駆動回路36を用いて、検出値が閾値であるか否かを判断する構成であってもよい。さらには、各センサ20が、閾値に関するデータを予め格納し、各センサ20を用いて、検出値が閾値であるか否かを判断する構成であってもよい。
・上記実施形態においては、各センサ20が、それぞれ搬送中心Cを中心とする同心円上にあって、搬送点Pごとに一つだけ配置される。これに限らず、例えば、各センサ20が、それぞれ搬送中心Cを中心とする同心円上に配置されていない構成であってもよく、搬送点Pごとに一つ以上配置される構成であってもよい。すなわち、本発明は、センサ20の配置位置や数量に限定させるものではない。
・上記実施形態においては、コアチャンバ11が、2つLLチャンバ12と、6つのプロセスチャンバ13に連結する。これに限らず、LLチャンバ12の数量を一つ、あるい
は3つ以上で構成してもよく、プロセスチャンバ13の数量を5つ以下、あるいは7つ以上で構成してもよい。すなわち、本発明の基板搬送装置は、チャンバの数量や形式に限定されるものではなく、所定の経路に沿って基板を目標点に搬送する装置であればよい。
半導体装置の製造装置を模式的に示す平面図。 (a)、(b)は、それぞれハンドを示す平面図及び側断面図。 (a)、(b)は、それぞれセンサを示す平面図及び側断面図。 基板の搬送課程を模式的に示す平面図。 半導体装置の製造装置の電気的構成を示す電気ブロック回路図。 変更例における基板の搬送過程を模式的に示す平面図。 変更例における基板の搬送過程を模式的に示す平面図。 変更例における製造装置の電気的構成を示す電気ブロック回路図。
符号の説明
CS…教示用基板、CH…貫通孔、IP,IPa,IPb…位置データ、L…光としてのレーザ、Lt…透過レーザ、P…目標点を構成する搬送点、RP1…検出位置を構成する第1検出位置、RP2…検出位置を構成する第2検出位置、RT,RTa,RTb…経路、S…基板、15…搬送ロボット、17…ハンド、20A…投光部、20B…検出部、20P…検出領域としてのスポット、30…制御手段を構成する制御装置、33…記憶部。

Claims (5)

  1. 円盤状の基板を支持するハンドを有し、前記ハンドの上面に形成されて前記基板を収容する円状のポケットにおける中心であるハンド点を複数の所定の経路に沿って目標点に移動させる搬送ロボットを用い、前記所定の経路に沿って基板を搬送する基板搬送方法であって、
    前記経路毎に1つのセンサが設けられ、
    前記センサが、該センサが設けられた経路を挟んで互いに向かい合う投光部と検出部とからなり、
    前記センサを用い、
    前記投光部が前記検出部に向けて投光した光の一部が前記ハンドの移動にともなって前記経路上の基板によって遮られる際に、
    前記検出部が検出する前記ハンドの移動に応じた互いに異なる複数の光量の各々に、同ハンドの移動に応じた互いに異なる基板の位置を関連付ける位置データを参照し、
    前記検出部の検出結果が前記複数の光量の各々になるごとに、該光量に対応する前記基板の中心記ハンド点との差に応じて前記目標点の位置を補正すること、
    を特徴とする基板搬送方法。
  2. 請求項1に記載の基板搬送方法であって、
    前記投光部が前記検出部に向けて投光する光は、前記基板の面方向に沿う断面がであること、
    を特徴とする基板搬送方法。
  3. 請求項1又は2に記載の基板搬送方法であって、
    互いに異なる複数の経路上で前記基板を搬送し、
    前記投光部が投光する光の領域は、複数の異なる経路の交点に形成され
    前記位置データは、前記光量を前記経路ごとに関連付けること、
    を特徴とする基板搬送方法。
  4. 円盤状の基板を支持するハンドを有し、前記ハンドの上面に形成されて前記基板を収容する円状のポケットにおける中心であるハンド点を複数の所定の経路に沿って目標点に移動させるとともに、前記所定の経路に沿って基板を搬送する搬送ロボットと、
    前記経路毎に1つのセンサが設けられ、
    前記センサが、該センサが設けられた経路を挟んで互いに向かい合う投光部と検出部とからな
    前記検出部の検出結果を受けて前記搬送ロボットを駆動制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記検出部が検出する互いに異なる複数の光量の各々に、互いに異なる基板の位置を関連付ける位置データを記憶する記憶部を有し、
    前記投光部が前記検出部に向けて投光した光の一部が前記ハンドの移動にともなって前記経路上の基板によって遮られる際に、前記位置データを参照し、前記検出部の検出結果が前記ハンドの移動に応じて前記複数の光量の各々になるごとに、該光量に対応する前記ハンドの移動に応じた前記基板の中心前記ハンド点の位置との差に応じて前記目標点の位置を補正すること、
    を特徴とする基板搬送装置。
  5. 請求項4に記載の基板搬送装置であって、
    中心に貫通孔を有する教示用基板を備え
    前記制御手段は、
    前記搬送ロボットを駆動して前記教示用基板の直進運動と旋回とを繰り返させ、前記貫通孔を介した光を前記検出部検出するときの前記搬送ロボットの位置を前記光の位置として取り扱うこと、
    を特徴とする基板搬送装置。
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