JP5005246B2 - 電池パック及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電池とその充放電安全回路を備えてなる電池パック及びその製造方法に関するものである。
電池と充放電安全回路を備えた電池パックは、種々の携帯型電子機器における電源として広く使用されている。この電池パックにおいては、特にコンパクトな構成であること、製造工程の生産性が高いことなどが要請される。
従来の電池パックとしては、図16に示すように、電池31の一端面外周に凸条32を形成して内側に凹部33を設け、上面に端子板35を有し、下部に電池一端面の凹部に嵌合する嵌着凸部34aを有する端子ホルダー34を設け、端子ホルダー34には保護素子36を内蔵させるとともに、その一端36aを電池31の電極端子37に、他端36bを上面の端子板35にそれぞれ接続し、かつ端子ホルダー34を電池31に粘着テープ38や熱収縮フィルムなどで連結し、その後端子板35と電池ケースに対して引き出し用のリード板(図示せず)を溶着した後、ケース39に収納し、あるいは熱収縮チューブ等で被覆して電池パック40としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、回路基板を有する電池パックにおいて、従来、回路基板をホルダーにて電池に仮保持した状態でリード板にて電池と回路基板を機械的及び電気的に連結していたのに対して、図17に示すように、電池41の封口板41aに連結凸部43を設け、この連結凸部43を回路基板42に連結し、連結凸部43にて電池41と回路基板42を機械的及び電気的に連結し、これら電池41と回路基板42をケース44に収納した電池パック50が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−243360号公報 特開2002−298809号公報
ところが、特許文献1に記載された構成では、電池31と保護素子36を内蔵した端子ホルダー34の組立体を構成した後、リード板を溶着し、さらにケース39に収納して電池パック40を構成しており、外形が大きくなるとともに、端子ホルダー34の組立体の製造工数及び電池パック40の組立工数が多くなるため高い生産性を確保するのが困難であるという問題がある。
また、特許文献2に記載された構成では、電池41の封口板に連結凸部43を有する特殊な封口板41aを用いて回路基板42を固定することで、リード板を用いない接続構成にて組立工数を低減できる構成となっているが、回路基板42を完成品として製造し、それを組立てるので工数が多くなって高い生産性を確保するのが困難で、かつこれら回路基板42及び電池41をケース44内に収納して電池パック50とする構成であり、その分外形が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、コンパクトで、生産性の高い電池パックを提供することにある。
本発明の電池パックは、電池と、外部接続端子部と電池端子接続部を含む回路パターンを形成するとともに充放電安全回路を構成する部品を実装された金属薄板からなるリードフレームとを備え、電池の一端にリードフレームを配置し、リードフレームに設けた電池端子接続部を電池の電極端子に接続するとともに電池に一体固定し、リードフレームを曲げて電池の側面に重ねる折り曲げ部を、電池の側面電位と同じ電位となる構成とし、電気的配線のジャンパーリードの役割も兼ねたものである。
この構成によると、リードフレームに部品を実装して充放電安全回路を構成し、このリードフレームを電池の一端に配置して電池パックを構成しているので、コンパクトな構成の電池パックを実現でき、かつリードフレームのまま電池に接続して一体固定しているので、組立工数が少なく、高い生産性をもって製造することができる。さらに、リードフレームを曲げて電池の側面に重ねる折り曲げ部を、電池の側面の電位と同じ電位となる構成とし、電気的配線のジャンパーリードの役割も兼ねているので、電池の外周がプラス電位となる電池を用いる場合は、安全回路のマイナス側にスイッチ素子を構成し、プラス電位を折り曲げ部とし、電池の外周がマイナス電位となる電池を用いる場合は、安全回路のプラス側にスイッチ素子を構成し、マイナス電位を折り曲げ部とすることで、リードフレームの電子部品実装面に大電流を通過させるための電気配線ジャンパーを設けるためのロス面積を減らすことができ、薄型電池に対してもリードフレームの電池端子が適用可能となる。
また、リードフレームに感熱保護要素を実装すると、リードフレームに別部品を接続することなく、簡単な構成にて発熱に対するより高い保護機構を持たせることができて、電池パックの安全性を向上できる。
また、リードフレームの側方に突出させたリード片に、感熱保護部品の一方の接続片を接続し、感熱保護部品の他方の接続片を電池の一方の電極端子に接続すると、一般的な感熱保護部品を用いて発熱に対するより高い保護機構を持たせることができて、電池パックの安全性を向上できる。
また、リードフレームの側方に突出させた一対のリード片間にICタグを接続すると、電池パックの製造及び流通過程の履歴等を個々に管理することができて好適である。
また、リードフレームを、外部接続端子部を外部に露出する窓開口を設けた端部ケースに収容配置し、電池と端部ケース外周を外装ラベルにて被覆した構成とすると、リードフレームと簡単な成型品の端部ケースと外装ラベルにて簡単かつ安価に電池パックを構成できる。
また、リードフレームを、外部接続端子部を外部に露出する窓開口を形成する樹脂モールドにて電池の一端に一体結合し、電池と樹脂モールドの外周を外装ラベルにて被覆した構成とすると、リードフレームと簡単な樹脂モールドと外装ラベルにて簡単かつ安価に電池パックを構成できる。
また、リードフレームの電池端子接続部を電池の電極端子に接続した後、電池とともにリードフレームを樹脂モールドし、電池と樹脂モールドの外周を外装ラベルにて被覆すると、リードフレームを簡単な樹脂モールド工程と外装ラベルの被覆によってを生産性良く、安価に製造することができる。
本発明の電池パックによれば、リードフレームに部品を実装して充放電安全回路を構成し、このリードフレームを電池の一端に配置して電池パックを構成しているので、コンパクトな構成の電池パックを実現でき、かつリードフレームのまま電池に接続して一体固定しているので、組立工数が少なく、高い生産性をもって製造することができる。さらに、リードフレームを曲げて電池の側面に重ねる折り曲げ部を、電池の側面の電位と同じ電位となる構成とし、電気的配線のジャンパーリードの役割も兼ねているので、リードフレームの電子部品実装面に大電流を通過させるための電気配線ジャンパーを設けるためのロス面積を減らすことができ、薄型電池に対してもリードフレームの電池端子が適用可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の電池パックの第1の実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。
図1において、1は横断面形状が扁平な長方形、若しくは隅丸長方形ないし長円形の角形の電池である。電池1はリチウムイオン電池から成り、電池ケース2の内部に発電要素としての極板群と電解液が収容されている。極板群は、帯状の正極板と負極板の間にセパレータを介装した状態で巻回することで多層に積層して構成されている。正極板はアルミニウム箔から成る芯材に正極合剤を塗着・乾燥して構成され、負極板は銅箔から成る芯材に負極合剤を塗着・乾燥して構成され、セパレータは微多孔性ポリプロピレンフィルムなどにて構成されている。
電池1の一端面3の中央部には電極端子4が突出して配設されている。電極端子4は電池ケース2の一端面3を絶縁状態で密封貫通し、電池1の負極の電極端子を構成している。電池1の正極の電極端子は、電池ケース2にて構成されている。
5は、電池1の一端面3上に配置されるリードフレームであり、金属薄板にて構成されるとともに、後に詳しく説明するように、3つの外部接続端子部7a、7b、7cと、電池1の電極端子に接続する電池端子接続部8a、8bを含む回路パターン6が形成されている。回路パターン6には、FET10、制御IC11、チップ抵抗12やチップコンデンサ13などの充放電安全回路9を構成する部品が実装され、その外面が封止フィルム14にて封止されている。3つの外部接続端子部7a、7b、7cの内、2つは正極と負極の外部接続端子、残りの1つは識別抵抗検出用の接続端子である。
リードフレーム5は、外部接続端子部7a、7b、7cを外部に露出する窓開口を設けた端部ケース(図示せず)に収容した状態で、電池1の一端面3上に配置され、その状態で、負極の電池端子接続部8aを電極端子4にスポット溶接し、正極の電池端子接続部8bを電池ケース2の適所にスポット溶接することで、電池1と充放電安全回路9と外部接続端子部7a、7b、7cが電気的にて接続されるとともに、 電池1とリードフレーム5が一体固定される。さらに、電池1と端部ケース(図示せず)の外周を外装ラベル15にて被覆することで、電池パック30が構成されている。
なお、リードフレーム5を端部ケース(図示せず)に収容するのではなく、リードフレーム5を電池1の一端面3上に配置し、その状態で電池端子接続部8a、8bを電池1の電極端子にスポット溶接した後、リードフレーム5をインサートした状態で樹脂モールド(図示せず)して電池1の一端に一体結合し、その後電池1と樹脂モールドの外周を外装ラベル15にて被覆することで、電池パック20を構成しても良い。なお、樹脂モールド(図示せず)には、外部接続端子部7a、7b、7cを外部に露出する窓開口が形成される。
次に、製造工程を示す図2と、充放電安全回路9を実装したリードフレーム5の構成手順の具体例を示した図3〜図10を参照して、電池パック30の製造工程を説明する。
図2の製造工程において、まず図3に示すような回路パターン6を金属薄板にて形成して成るリードフレーム5を作成して準備する(ステップS1)。なお、図3は、理解が容易なように最終的な回路パターン6を模式的に示したもので、実際には製造工程中の形状保持強度を確保するため、補強リード部にて所要の部位が連結されており、不必要になった段階で適宜切断除去される。
リードフレーム5には、前記外部接続端子部7a〜7c、電池端子接続部8a、8bの他に、FET配置部16、制御IC配置部17、チップ抵抗配置部18a〜18e、チップコンデンサ配置部19a、19b、及び感熱保護要素配置部20が設けられて、相互に回路パターン6にて接続されている。なお、感熱保護要素配置部20は電池端子接続部8aと隣接して配置されている。また、リードフレーム5の両側又は一側には、90度折り曲げて電池ケース2の側面に当接させ、リードフレーム5を位置決めして保持する折り曲げ部21が一体的に設けられており、この折り曲げ部21を正極の電池端子接続部8bとすることもできる。また、安全回路のマイナス側にスイッチ素子を構成し、プラス電位をこの折り曲げ部21として電池の側面の電位と同じ正極電位となる構成にし、電気的配線のジャンパーリードの役割も兼ねることで、リードフレーム5の電子部品実装面に大電流を通過させるための電気配線ジャンパーを設けるためのロス面積を減らすことができ、薄型電池に対しても、リードフレーム5が適用可能となる。
次に、図4に示すように、リードフレーム5の外部接続端子部7a〜7c、及びFET配置部16と制御IC配置部17などの所要箇所の表面に、接続抵抗の低減を図る金メッキ22(斜線で表示)を施す(ステップS2)。なお、図示例では、リードフレーム5の表面に金メッキ22を施すように表示しているが、実際には外部接続端子部7a〜7cは表面側で、各種部品の実装面は裏面側であり、かつ図示状態では実装面を表面にして表示しているので、外部接続端子部7a〜7cは裏面側に金メッキ22が施される。
次に、図5に示すように、FET配置部16と制御IC配置部17に、半導体チップから成るFET10と制御IC11を実装し(ステップS3)、その周囲を、図5に仮想線で示し、図6に実線で示すようにコート剤23にてコートする(ステップS4)。次に、図6に示すように、チップ抵抗配置部18a〜18eとチップコンデンサ配置部19a、19bに、チップ抵抗12とチップコンデンサ13などのチップ部品を実装し(ステップS5)、続いてこのリードフレーム5をリフロー炉(図示せず)に通してチップ部品のリフロー半田付けを行う(ステップS6)。
次に、図7に示すように、感熱保護要素配置部20に、所定温度で溶融して回路を遮断する感熱保護要素としてのフューズエレメント25を実装し(ステップS7)、その周囲を、図7に仮想線で示し、図8に実線で示すようにコート剤23にてコートする(ステップS8)。次いで、図8に仮想線で示し、図9に実線で示すように、PETフィルムなどから成る封止フィルム14にて、外部接続端子部7a〜7cと電池端子接続部8a、8bを除く回路パターン6を封止する(ステップS9)。
次に、図9に示すように、リードフレーム5を電池1の幅に合わせてその両側の折り曲げ部21を図8の破線位置で折り曲げて電池の側面に重ねるようにする(ステップ10)。そして、充放電安全回路9のマイナス側にスイッチ素子を構成し、プラス電位をこの折り曲げ部21とすることにより、電池の側面の電位と同じ正極電位となる構成にし、電気的配線のジャンパーリードの役割も兼ねる。次いで、リードフレーム5の上に、外部接続端子部7a〜7cに対応して窓開口が設けられている端部ケース(図示せず)を被せて固定した後(ステップS11)、そのリードフレーム5の下に下ケース又は絶縁紙(図示せず)を配置し(ステップS12)、その状態で図10に示すように、リードフレーム5を電池1の一端面3上に載せ(端部ケースは図示せず)、電池端子接続部8aを電極端子4に、電池端子接続部8bを電池ケース2にスポット溶接し(ステップS13)、所定の検査を行う(ステップS14)。
その後、前記スポット溶接を行うために開けられた端部ケースの穴をシール又は樹脂で塞ぎ(ステップS15)、外装ラベル15を電池1と端部ケースの外周に巻き(ステップS16)、電池パック30が完成する。
なお、上記製造工程では、リードフレーム5を電池1の幅に曲げた後、その上に端部ケース(図示せず)を被せて固定した例を示したが、図11に示す製造工程のように、封止フィルム14で封止した後(ステップS9)、リードフレーム5を端部ケースの下ケース(図示せず)に入れ(ステップS17)、端部ケースの上ケース(図示せず)を被せて上ケースと下ケースを溶着する(ステップS18)。こうして、端部ケース(図示せず)内にリードフレーム5の回路パターン6を収納した後、リードフレーム5の両側の位置決め片21を電池1の幅に曲げ(ステップS19)、以下上記ステップS13以降の工程で電池パック30を製造するようにしても良い。
また、以上の説明ではリードフレーム5を端部ケース(図示せず)に入れる例を説明したが、リードフレーム5を電池1の一端面上に配置してスポット溶接し、その後樹脂モールドして電池1と一体固定し、その後外装ラベル15を樹脂モールド(図示せず)と電池1の外周に巻いて電池パック30を完成しても良い。
以上の本実施形態の構成によると、リードフレーム5に、FET10、制御IC11、チップ抵抗12、チップコンデンサ13などの部品を実装して充放電安全回路9を構成し、このリードフレーム5を電池1の一端面3上に配置して電池パック30を構成しているので、コンパクトな構成の電池パック30を実現でき、かつリードフレーム5のまま電池1に接続して一体固定しているので、組立工数が少なく、高い生産性をもって製造することができる。
また、リードフレーム5にフューズエレメント24を実装しているので、リードフレーム5に別部品を接続することなく、簡単な構成にて発熱に対するより高い保護機構を持たせることができて、電池パック30の安全性を向上できる。
また、リードフレーム5を、外部接続端子部7a〜7cを外部に露出する窓開口を設けた端部ケース(図示せず)に収容配置し、電池1と端部ケース(図示せず)外周を外装ラベル15にて被覆して電池パック30を構成しているので、リードフレーム5と簡単な成型品の端部ケースと外装ラベル15にて簡単かつ安価に電池パックを構成できる。また、端部ケース(図示せず)を用いる代わりに、外部接続端子部7a〜7cを外部に露出する窓開口を形成する樹脂モールド(図示せず)にて電池1の一端に一体結合し、電池1と樹脂モールドの外周を外装ラベル15にて被覆した構成としても同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の電池パックの第2の実施形態について、図12、図13を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明において、先行する実施形態における構成要素と実質的に同一の構成要素に対しては同じ参照符号を付して説明を省略し、主として相違点についてのみ説明する。
上記実施形態においては、リードフレーム5の回路パターン6内に、電池1の一端面3の電極端子4に接続する電池端子接続部8aを配設し、それに隣接してフューズエレメント24を配置した例を示したが、本実施形態は、フューズエレメント24ではなく、取付部品として構成された温度フューズ25を用いるものであり、以下製造工程に沿って順次詳しく説明する。
まず、リードフレーム5として、図13(a)に示すように、一側に位置決め片21が突設され、他側の適所から温度フューズ25を接続するためのリード片26が延出され、また電池1の電極端子4に対向する部分に溶接作業用の窓開口5aが形成されたものを準備する(ステップS1)。次いで、第1の実施形態と同様に金メッキ22、FET10と制御IC11の半導体チップの実装、コート剤23によるコート、チップ部品の実装、半田リフロー(ステップS2〜S6)を行った後、封止フィルム14による封止を行い(ステップS20)、図13(b)に示すように、主要な部品実装を完了したリードフレーム5を作成する。
次に、図13(c)に示すように、リード片26に対して温度フューズ25の一方の接続片25aをスポット溶接し(ステップS21)、温度フューズ25とリードフレーム5の回路部品実装部の間の絶縁シート(図示せず)を配置し(ステップS22)、次いで、図13(d)に示すように、リードフレーム5の位置決め片21を電池1の幅に合わせて折り曲げ、図13(e)に示すように、リード片26を折り返して温度フューズ25をリードフレーム5の下面に前記絶縁シートを介して重ね合わせる(ステップS23)。
その後、端部ケース(図示せず)を被せて固定し(ステップS24)、図13(f)に示すように、リードフレーム5を端部ケース(図示せず)とともに電池1の一端面3上に載せ、窓開口5aを通して温度フューズ25の一方の接続片25bを電池1の電極端子4(負極端子)にスポット溶接し(ステップS25)、リードフレーム5の他方の電池端子接続部8bを電池ケース2(正極端子)の適所にスポット溶接し(ステップS26)、以下上記第1の実施形態のステップS14以降の工程で電池パック30を製造する。
本実施形態によれば、リードフレーム5の側方に突出させたリード片26に、温度フューズ25の一方の接続片25aを接続し、温度フューズ25の他方の接続片25bを電池1の電極端子4に接続することで、一般的な温度フューズ25を用いて発熱に対するより高い保護機構を持たせることができて、電池パック30の安全性を向上できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の電池パックの第3の実施形態について、図14、図15を参照して説明する。
上記第2の実施形態においては、リードフレーム5の他側の適所から延出されたリード片26に温度フューズ25を接続した例を示したが、本実施形態においては、図14(a)、(b)、(c)に示すように、リードフレーム5の適所、具体的には外部接続端子部7a、7bの他側からさらに一対のリード片27a、27bを延出させ、これら一対のリード片27a、27b間にICタグ28と識別抵抗29を接続している。
本実施形態においても、リード片27a、27bとICタグ28を、第2の実施形態のリード片26と温度フューズ25と同様に取り扱うことによって、同様の製造工程にて電池パック30を製造することができる。
なお、図1のリード片7a、7b間の裏に直接、ICタグ、温度検出素子や認識抵抗素子の端子を直接接続することもできる。
本実施形態によれば、リードフレーム5の側方に突出させた一対のリード片27a、27b間にICタグ28を接続したことにより、電池パック30の製造及び流通過程の履歴等を個々に管理することができて好適である。
なお、本実施形態において、図15に示すように、リードフレーム5の適所に補強ビード5bを設けることで、リードフレーム5の強度と剛性を確保するようにすることができる。また、これは他の実施形態にも同様に適用することができる。
また、上記各実施形態では、リードフレーム5の外部接続端子部7a、7b、7cがそのまま平面状の外部接続端子を構成する例を示したが、ピンタイプやメスタイプの外部接続端子を用いる場合には、リードフレーム5の外部接続端子部7a、7b、7cに、それぞれ外部接続端子を取り付けるための取付穴を設けた構成とすればよい。
本発明の電池パックは、リードフレームに部品を実装して充放電安全回路を構成し、このリードフレームを電池の一端に配置して電池パックを構成しているので、コンパクトな構成で、かつ組立工数が極めて少なく、高い生産性をもって製造できる電池パックを実現でき、携帯電子機器用などの小型の電池パックに有用である。
本発明の第1の実施形態の電池パックの要部の分解斜視図。 同電池パックの製造工程図。 同電池パックのリードフレームの平面図。 同リードフレームに金メッキを施した状態の平面図。 同リードフレームに半導体部品を実装した状態の平面図。 同リードフレームにチップ部品を実装した状態の平面図。 同リードフレームにフューズエレメントを実装した状態の平面図。 同リードフレームを封止フィルムで封止した状態の平面図。 同リードフレームを電池幅に合わせて折り曲げた状態の平面図。 同リードフレームを電池に接続固定した状態の平面図。 同実施形態の他の構成例の製造工程図。 本発明の第2の実施形態の電池パックの製造工程図。 同電池パックのリードフレームの製造過程における各状態を示し、(a)〜(e)は斜視図、(f)は正面図。 本発明の第3の実施形態の電池パックにおけるリードフレームを示し、(a)は平面図、(b)は表面側から見た斜視図、(c)は裏面側から見た斜視図。 同実施形態の他の構成の平面図。 従来例の電池パックの要部構成を示す縦断正面図。 他の従来例の電池パックの要部構成を示す縦断正面図。
符号の説明
1 電池
2 電池ケース(電極端子)
3 一端面
4 電極端子
5 リードフレーム
6 回路パターン
7a〜7c 外部接続端子部
8a、8b 電池端子接続部
9 充放電安全回路
15 外装ラベル
24 フューズエレメント(感熱保護要素)
25 温度フューズ(感熱保護部品)
26 リード片
27a、27b リード片
28 ICタグ
30 電池パック

Claims (8)

  1. 電池と、外部接続端子部と電池端子接続部を含む回路パターンを形成するとともに充放電安全回路を構成する部品を実装された金属薄板からなるリードフレームとを備え、電池の一端にリードフレームを配置し、リードフレームに設けた電池端子接続部を電池の電極端子に接続するとともに電池に一体固定し
    リードフレームを曲げて電池の側面に重ねる折り曲げ部を、電池の側面電位と同じ電位となる構成とし、電気的配線のジャンパーリードの役割も兼ねることを特徴とする電池パック。
  2. リードフレームに、感熱保護要素を実装したことを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. リードフレームの側方に突出させたリード片に、感熱保護部品の一方の接続片を接続し、感熱保護部品の他方の接続片を電池の一方の電極端子に接続したことを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  4. リードフレームの側方に突出させた一対のリード片間にICタグを接続したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電池パック。
  5. リードフレームを、外部接続端子部を外部に露出する窓開口を設けた端部ケースに収容配置し、電池と端部ケース外周を外装ラベルにて被覆したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電池パック。
  6. リードフレームを、外部接続端子部を外部に露出する窓開口を形成する樹脂モールドにて電池の一端に一体結合し、電池と樹脂モールドの外周を外装ラベルにて被覆したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電池パック。
  7. 電池の外周が正極電位となる電池を用いる場合は、安全回路のマイナス側にスイッチ素子を構成し、プラス電位をリードフレームの折り曲げ部とすることを特徴とする請求項記載の電池パック。
  8. 電池の外周が負極電位となる電池を用いる場合は、安全回路のプラス側にスイッチ素子を構成し、マイナス電位をリードフレームの折り曲げ部とすることを特徴とする請求項記載の電池パック。
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