JP5004424B2 - 画像処理装置,及び,コントローラドライバ - Google Patents

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本発明は,画像メモリ,及びそれを用いた画像処理装置に関し,特に,画像メモリへのデータの書き込み方法の改良に関する。
画像を表示する画像表示装置には,一般に,画像の画像データを保存する画像メモリが搭載される。かかる画像表示装置は,CPUその他の画像処理装置によって生成された画像データを,一旦,画像メモリに蓄積し,該画像メモリに蓄積された画像データを用いて画像を表示する。
画像メモリへのアクセススピードの向上は,表示装置における画像処理の速度を向上するために重要である。特許文献1には,1度に1画素分の画素データを更新することによって画像メモリへのアクセススピードを向上するデータ処理システムを開示している。
画像メモリへのアクセススピードは,より一層に向上されることが望まれる。
特開平7−295535号公報
本発明の目的は,全体としては,画像メモリへの画素データの書き込み速度を一層に向上し,以って画像処理の速度を向上するための技術を提供することにある。
詳細には,本発明の目的は,文字及びドローグラフィックのように,同一の色を有する画素を多く含む画像の画像データを画像メモリに高速に書き込み,これにより,前述のような画像データを高速に処理するための技術を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明は,以下に述べられる手段を採用する。その手段に含まれる技術的事項には,[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために,[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付加されている。但し,付加された番号・符号は,[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
一の観点において,本発明による画像メモリ(12)は,画像を保存するために使用される。当該画像メモリ(12)は,前記画像に含まれる画素にそれぞれに対応付けられた画素データ記憶素子(33)を備えたメモリセルアレイ(27)と,前記画素に規定されるローアドレスの複数を選択ローアドレスとして同時に選択可能に構成された第1エリア選択回路(22)と,前記画素に規定されるカラムアドレスの複数を選択カラムアドレスとして同時に選択可能に構成された第2エリア選択回路(25)と,前記画素データ記憶素子(33)のうち,前記選択ローアドレスと前記選択カラムアドレスとに対応する選択画素データ記憶素子(33)に,同一の画素データを同時に書き込む書き込み回路(23,26)とを含む。当該画像メモリ(12)は,複数の行及び複数の列に渡る矩形領域に含まれる画素の画素データが同一である場合(典型的には,当該画素の色が同一である場合),当該画素に対応する画素データ記憶素子に同時に画素データを書き込むことができる。このため,画像の書き込みを高速にすることができる。かかる構成を有する画像メモリ(12)は,同一の画素データを有する画素を多く含む画像,特に,文字画像及びドローグラフィック画像の画像データを書き込むために必要な書き込みサイクル数を有効に減少させ,該画像データを画像メモリに高速に書き込むことを可能にする。
典型的には,画像メモリ(12)は,以下のように構成され得る;メモリセルアレイ(27)は,第1方向に延設された複数のワード線(31)と第1方向と異なる第2方向に延設された複数のビット線(32)とを更に備える。画素データ記憶素子(33)のそれぞれは,前記第1方向に並べられ,且つ,対応するワード線(31)に接続された複数のメモリセル(34)を備える。第1エリア選択回路(22)は,前記ローアドレスのそれぞれが選択されているか否かを示すローアドレス信号群(28)を生成して書き込み回路(23,26)に供給し,第2エリア選択回路(25)は,前記カラムアドレスのそれぞれが選択されているか否かを示すカラムアドレス信号群を生成して書き込み回路(23,26)に供給する。書き込み回路(23,26)は,前記ローアドレス信号群(28)に応答して,前記複数のワード線(31)のうち,前記選択ローアドレスに対応する選択ワード線を選択するワード線デコーダ(23)と,前記カラムアドレス信号群(29)に応答して,前記複数のビット線(32)のうち,前記選択画素データ記憶素子(33)に含まれるメモリセルに対応する選択ビット線を選択するビット線デコーダ(26)を更に備える。
前記ローアドレス信号群(28)が第1〜第Mローアドレス信号(28−28M−1)を含む場合,第1エリア選択回路(22)は,前記選択ローアドレスの最大値yMAXと,前記選択ローアドレスの最小値yMINとを受け取り,前記最大値yMAXと前記最小値yMINとに応答して,前記ローアドレス信号群(28)を出力するように構成されることが好適である。この場合,第1エリア選択回路(22)は,下記のように構成され得る;第1エリア選択回路(22)は,電源電位と接地電位とのうちの一方電位を有する第1共通端子(49)及び第2共通端子(50)と,前記第1共通端子(49)と前記第2共通端子(50)との間に直列に接続された第1〜第(M+1)直列スイッチ(41)と,電源電位と接地電位とのうちの他方電位を有する第1〜第M端子(51)と,第1〜第Mノード(N〜NM−1)と,第1〜第M並列スイッチ(42)と,前記最大値yMAXと前記最小値yMINとに応答して前記第1〜第(M+1)直列スイッチ(41)と前記第1〜第M並列スイッチ(42)とをオンオフするロジック回路(43)とを備えている。第1〜第Mノード(N〜NM−1)のうちの第iノード(N)は,第i直列スイッチ(41)と前記第(i+1)直列スイッチ(41i+1)とを電気的に結合する。第1〜第M並列スイッチ(42)のうちの第i並列スイッチ(42)は,前記第i端子(51)と前記第iノード(N)との間に接続される。第1〜第Mローアドレス信号(28〜28M−1)のうちの第iローアドレス信号(28)は,前記第iノード(N)の電位に応答して出力される。ロジック回路(43)は,(a)前記第1〜第(M+1)直列スイッチ(41)のうち,前記第yMIN直列スイッチ(41yMIN)と第(yMAX+1)直列スイッチ(41yMAX+1)とをターンオフし,残りの直列スイッチをターンオンする。更にロジック回路(43)は,(b)前記第1〜第M並列スイッチ(42)のうち,前記第yMIN並列スイッチ〜前記第yMAX並列スイッチとのうちから選択された少なくとも一の並列スイッチ(42yMAX))をターンオンし,残りの並列スイッチをターンオフする。
この場合,ロジック回路(43)は,第1〜第M並列スイッチ(42)のうち,第yMIN〜第yMAX並列スイッチのうちから選択された複数の並列スイッチをターンオンすることが好適である。
また,第1エリア選択回路(22)は,前記一方電位を有するプリチャージ端子(57〜57M−1)と,前記第1〜第Mノード(N〜NM−1)との間にそれぞれに接続された第1〜第Mプリチャージスイッチ(56〜56M−1)とを備え,第1〜第Mプリチャージスイッチ(56〜56M−1)は,プリチャージ信号(59)に応答して,第1〜第Mノード(N〜NM−1)をプリチャージ端子(57〜57M−1)に電気的に接続することが好適である。
他の観点において,本発明による画像処理装置(4)は,画像のうちから画素データが同一である矩形領域を選択し,矩形領域に対応する矩形領域データ(13)を生成する描画回路(11)と,前記矩形領域データ(13)に応答して前記画像を保存する画像メモリ(12)とを含む。矩形領域データ(13)は,前記矩形領域に含まれる画素の画素データを含み,且つ前記矩形領域の位置と幅と高さとを表す。画像メモリ(12)は,前記画素にそれぞれに対応付けられた画素データ記憶素子(33)を備えたメモリセルアレイ(27)と,矩形領域データ(13)に応答して,前記画素に規定されたローアドレスの複数を,選択ローアドレスとして同時に選択可能に構成された第1エリア選択回路(22)と,矩形領域データ(13)に応答して,前記画素に規定されたカラムアドレスのうちの複数を,選択カラムアドレスとして同時に選択可能に構成された第2エリア選択回路(25)と,矩形領域データ(13)に応答して,前記画素データ記憶素子(33)のうちの前記選択カラムアドレスと前記選択ローアドレスに対応する選択画素データ記憶素子(33)に,前記画素データを同時に書き込み可能に構成された書き込み回路(23,26)とを備えている。
かかる画像処理装置は,文字で構成される文字画像及びドローグラフィック画像の画像処理に好適である。
更に他の観点において,本発明によるコントローラドライバ(62)は,背景画像に対応した背景画像ビットマップデータ(64)と,前記背景画像に重ねあわされて表示される文字のフォントデータ(65)とを外部から受け取る制御回路(71)と,フォントデータ(65)に基づいて画素データが同一である画素からなる矩形領域を規定し,前記矩形領域に対応する矩形領域データ(81)を生成する描画回路(73)と,前記矩形領域データ(81)に応答して,前記画像に含まれる画素それぞれの画素データからなる文字用画像データ(82)を保存する画像メモリ(74)と,文字用画像データ(82)と背景画像ビットマップデータ(64)とを合成して合成画像ビットマップデータ(83)を生成可能に構成されたフィルター回路(76)と,合成画像ビットマップデータ(83)に応答して表示パネル(63)を駆動する駆動回路(78)とを含む。矩形領域データ(81)は,前記矩形領域に含まれる画素の画素データを含み,且つ前記矩形領域の位置と幅と高さとを表す。画像メモリ(74)は,前記画素にそれぞれに対応付けられた画素データ記憶素子(33)を備えたメモリセルアレイ(27)と,矩形領域データ(81)に応答して,前記画素に規定されたローアドレスの複数を,選択ローアドレスとして同時に選択可能に構成された第1エリア選択回路(22)と,矩形領域データ(81)に応答して,前記画素に規定されたカラムアドレスのうちの複数を,選択カラムアドレスとして同時に選択可能に構成された第2エリア選択回路(25)と,矩形領域データ(81)に応答して,前記画素データ記憶素子(33)のうちの前記選択カラムアドレスと前記選択ローアドレスに対応する選択画素データ記憶素子に,前記画素データを同時に書き込むことにより前記文字用画像データを生成可能に構成された書き込み回路(23,26)とを備えている。
当該コントローラドライバ(62)は,更に,色に対応付けられた色参照番号と,前記色参照番号それぞれに対応するRGBデータとの対応関係を記述したカラーパレットデータ(67)を保持するカラーパレット回路(77)を備え,前記文字用画像データ(82)は前記文字が表示される画素の色参照番号で構成され,背景画像ビットマップデータ(64)は,背景画像の画素それぞれの色を指定する第1RGBデータで構成され,フィルター回路(76)は,カラーパレットデータ(67)を用いて,前記文字用画像データ(82)に記述されている前記色参照番号を第2RGB画素データに変換し,前記第1RGBデータと前記第2RGBデータとを演算して,前記合成画像ビットマップデータ(83)を生成することが好適である。
本発明により,画像メモリへの画素データの書き込み速度を一層に向上し,以って画像処理の速度を向上するための技術が提供される。
また,本発明により,文字及びドローグラフィックのように,同一の色を有する画素を多く含む画像の画像データを画像メモリに高速に書き込み,これにより,前述のような画像データを高速に処理するための技術が提供される。
第1 実施の第1形態
1.全体構成
図1は,本発明の実施の第1形態の表示装置を示す。本実施の形態では,表示装置10は,ストロークフォントを高速に処理することができるように構成されている。具体的には,表示装置10は,CPU1とコントローラドライバ2とLCDパネル3とストロークフォント処理回路4とを備えている。LCDパネル3には,画素が行列に並べられる。LCDパネル3には,水平方向にx軸が,垂直方向にy軸が規定され,そのx軸及びy軸により,x−y座標系が定義される。LCDパネル3の各画素は,xアドレス(カラムアドレス)及びyアドレス(ローアドレス)によって指定可能である。
CPU1は,表示画像に含まれる文字のフォントデータ6を生成する。フォントデータ6は,文字の中心線の形状と線の種類とで文字を表現するストロークフォント形式を有している。フォントデータ6は,文字を構成する線の形状を示すコマンドで構成され,一のコマンドには,線の位置及び形状を規定する制御点の座標と,線の種類を示す種類データと,線を構成する画素の画素データと,線の太さを示す太さデータとが記述される。画素データは,最も典型的には,画素の色を示す色データであり,RGBフォーマットで記述される。フォントデータ6の生成には,典型的には,表示可能な全ての文字のフォントデータを格納するフォントメモリ(図示されない)が使用される。
ストロークフォント処理回路4は,フォントデータ6から,文字で構成される表示画像の画像データを生成する回路である。本実施の形態では,当該画像データは,ビットマップ形式で記述される。以下では,ストロークフォント処理回路4によって生成される画像データは,ビットマップデータ5と記載される。ビットマップデータ5は,表示画像の画素それぞれの色を指定する画素データで構成されるデータである。生成されたビットマップデータ5は,CPU1を介してコントローラドライバ2に送られる。
コントローラドライバ2は,ビットマップデータ5に応答してLCDパネル3を駆動し,LCDパネル3に所望の文字を表示する。
ストロークフォント処理回路4は,ストロークフォント描画回路11と画像メモリ12とを備えている。ストロークフォント描画回路11は,フォントデータ6に含まれているコマンドを逐次に解釈して,対応する該文字のビットマップデータ5を画像メモリ12に生成する。ストロークフォント描画回路11が文字のビットマップデータ5を画像メモリ12に生成する動作は,以後,「文字を描画」すると表現されることがある。画像メモリ12は,ビットマップデータ5を生成する作業領域として使用される。ストロークフォント描画回路11によって「文字が描画」されて画像メモリ12にビットマップデータ5が生成された後,そのビットマップデータ5がCPU1を介してコントローラドライバ2に送られる。
画像メモリ12への画素データの書き込み速度の向上は,「文字の描画」を高速化する,即ち,ビットマップデータ5を高速に生成する上で重要である。図2Aに示されているように,従来の画像メモリでは,画素ごとに画素データの書き込みが行われる。例えば,3行3列の画素に対応する画素データの書き込みは,9回に分けられて行われる。かかる方法は,画素データの書き込みを行うためには,画素データが書き換えられる画素の数だけ書き込みサイクルが必要である。これは,ビットマップデータ5を高速に生成するために好適でない。
一方,本実施の形態の表示装置10は,一般に文字が同一の画素データで描かれることを積極的に利用して,画像メモリ12への画素データの書き込みの高速化を実現する。具体的には,図2Bに示されているように,本実施の形態の画像メモリ12は,文字に含まれる,ある矩形領域に含まれる画素の画素データが同一である場合,その画素の画素データを,同時に書き込むことが可能に構成されている。例えば,図2Bの例では,3行3列の画素に対応する画素データが,画像メモリ12に同時に書き込まれる。文字は,通常,同一の画素データで描かれるから,このような処理は,文字で構成される画像の書き込みに極めて有効である。かかる動作を実現するためのストロークフォント描画回路11と画像メモリ12との構成及び動作が以下に詳細に説明される。
2.ストロークフォント描画回路11
既述のように,ストロークフォント描画回路11は,フォントデータ6に基づいて画像メモリ12に「文字を描画」する。「文字の描画」は,概略的には,以下のようにして行われる。
ストロークフォント描画回路11は,フォントデータ6から表示されるべき文字の形状を把握し,該文字に同一の画素データを有する画素からなる複数の矩形領域を規定する。後述されるように,文字を表現するために使用される矩形領域は,互いに重ね合わされることがある。
更に,ストロークフォント描画回路11は,図1に示されているように,その矩形領域のそれぞれについて,その矩形領域の基準点の座標,矩形領域のx軸方向の幅W,y軸方向の高さh,及び該矩形領域に含まれる画素の画素データを含む矩形領域データ13を生成する。基準点の座標は,以下,基準座標と呼ばれ,また,そのx座標,y座標は,それぞれ,x,yと記述される。
矩形領域データ13の基準座標(x,y)は,矩形領域の位置を指定するためのものである。ゆえに,基準座標は,矩形領域の内部にある任意の座標を取り得る。例えば,基準座標は,矩形領域の中心点の座標であることが可能であり,矩形領域の角部の画素の座標であることも可能である。ただし,フォントデータ6に採用されるストロークフォント形式は,文字の中心線の形状と線の種類(線の色を含む)とで文字を表現するから,中心線上にある矩形領域の中心点の座標を基準座標に定めることによって該矩形領域の位置を指定することは,矩形領域の位置の算出に好都合である。本実施の形態では,基準座標(x,y)は,矩形領域の中心点の座標と定義される。
ストロークフォント描画回路11によって生成された矩形領域データ13は,画像メモリ12に送られる。矩形領域データ13に記述された矩形領域の画素の画素データが,画像メモリ12に書き込まれ,「文字の描画」が行われる。ある矩形領域に含まれている画素の画素データは同時に画像メモリ12に書き込まれ,これにより,高速に画素データの書き込みが行われる。
3.画像メモリ12
図5は,画像メモリ12の構成を示すブロック図である。画像メモリ12は,Yアドレス制御回路21と,Yエリア選択回路22と,ワード線デコーダ23と,Xアドレス制御回路24と,Xエリア選択回路25と,ビット線デコーダ26と,メモリセルアレイ27とで構成されている。メモリセルアレイ27は,ワード線31と,ビット線32と,画素ブロック33とを備えている。画素ブロック33は,画素データを保存するための画素データ保存素子である。画素ブロック33は,LCDパネル3の画素のそれぞれに一対一に対応しており,画素ブロック33には,対応する画素の画素データが保存される。画素ブロック33は,対応する画素のxアドレス及びyアドレスによってアドレスされる。画素ブロック33は,水平方向(x方向)に並べられたn個のメモリセル34から構成されており,nビットの画素データを保存可能である。典型的には,画素データは,R(赤),G(緑),B(青)のそれぞれに8ビットが割り当てられた24ビットのデータで構成される。メモリセル34は,ワード線31と,ビット線32とが交差する位置にそれぞれに位置している。ワード線31とビット線32とを画素のxアドレス及びyアドレスに基づいてアドレスすることにより,その画素の画素データを保存するメモリセル34にアクセスすることができる。
Yアドレス制御回路21は,矩形領域データ13に示されている矩形領域の中心のy座標yと,矩形領域の高さhとから,該矩形領域のyアドレスの最大値yMAXと,yアドレスの最小値yMINとを算出する。yアドレスの最大値yMAXと,yアドレスの最小値yMINの算出方法としては,様々な方法が使用され得る。
例えば,yアドレスの最大値yMAX,最小値yMINは,高さhが奇数である場合には下記式:
MAX=y+h/2,
MIN=y−h/2,
によって算出され,高さhが偶数である場合には下記式:
MAX=y+h/2,
MIN=y−h/2−1,
によって算出されることが可能である。また,高さhが偶数である場合に,上記の式の代わりに,下記式:
MAX=y+h/2−1,
MIN=y−h/2,
によって算出されることが可能である。
この代わりに,yアドレスの最大値yMAX,最小値yMINは,高さhが奇数であるか偶数であるかに関係なく,下記式:
MAX=y+h,
MIN=y
又は,下記式:
MAX=y
MIN=y−h,
によって算出されることが可能である。
Yエリア選択回路22は,該矩形領域のyアドレスの最大値yMAXと最小値yMINとに応答して,各yアドレスが選択されているか否かを示すyアドレス信号28〜28M−1をワード線デコーダ23に出力する。ただし,Mは,行列に並べられた画素ブロック33の行数である。これは,yアドレスが”0”以上”M−1”以下の値をとることを意味している。Yエリア選択回路22は,選択されるyアドレス,即ち,yアドレスyMIN〜yMAXに対応するyアドレス信号28をアクティブにする。書き込み時に選択されるyアドレスは,複数であることが許されていることに留意されたい。
ワード線デコーダ23は,yアドレス信号28〜28M−1に応答して,ワード線31を活性化する。複数のyアドレスが選択される場合には,複数のワード線31が同時に活性化される。ワード線31がアクティブにされると,活性化されたワード線31に接続されたメモリセル34がビット線32に接続される。
Xアドレス制御回路24は,Yアドレス制御回路21と同様に,矩形領域データ13に示されている矩形領域の中心のx座標xと,矩形領域の幅Wとから,該矩形領域のxアドレスの最大値xMAXと,xアドレスの最小値xMINとを算出する。xアドレスの最大値xMAXと,xアドレスの最小値xMINの算出方法としては,様々な方法が使用され得る。
例えばxアドレスの最大値xMAX,最小値xMINは,幅Wが奇数である場合には,下記式:
MAX=x+W/2,
MIN=x−W/2,
によって算出され,幅Wが偶数である場合には,
MAX=x+W/2,
MIN=x−W/2−1,
によって算出されることが可能である。また,幅Wが偶数である場合に,上記の式の代わりに,下記式:
MAX=x+W/2−1,
MIN=x−W/2,
によって算出されることが可能である。
この代わりに,xアドレスの最大値xMAX,最小値xMINは,幅Wが奇数であるか偶数であるかに関係なく,下記式:
MAX=x+W,
MIN=x
又は,下記式:
MAX=x
MIN=x−W,
によって算出されることが可能である。
Xエリア選択回路25は,該矩形領域のxアドレスの最大値xMAXと,xアドレスの最小値xMINとに応答して,各xアドレスが選択されているか否かを示すxアドレス信号29〜29N−1をビット線デコーダ26に出力する。ただし,Nは,行列に並べられている画素ブロック42の列数である。これは,xアドレスが”0”以上”N−1”以下の値をとる事を意味している。Xエリア選択回路25は,選択されるxアドレス,即ち,xアドレスxMIN〜xMAXに対応するxアドレス信号29をアクティブにする。書き込み時に選択されるxアドレスは,複数であることが許されていることに留意されたい。上述のYエリア選択回路22によって選択されたyアドレスと,Xエリア選択回路25によって選択されたxアドレスにより,書き込みがなされる画素ブロック33が選択される。
ビット線デコーダ26は,xアドレス信号29〜29N−1に応答して,選択されたxアドレスに対応するビット線32を,画像メモリ12に色データを伝送するn本の信号線に接続する。これにより,色データが,選択された画素ブロック33に書き込まれる,即ち,選択された画素ブロック33のメモリセル34に,色データの対応するデータビットがそれぞれに書き込まれる。
このような画像メモリ12の構成は,複数の行及び列に渡る画素ブロック33を選択可能にし,更に,選択された複数の画素ブロック33に,同時に画素データを書き込むことを可能にする。かかる構成を有する画像メモリ12は,画素データが同一である矩形領域の画素に対応する画素ブロック33に,同時に,当該画素データを書き込むことが可能である。
4.Yエリア選択回路22,Xエリア選択回路25の構成及び動作
図6は,Yエリア選択回路22の構成を示すブロック図である。Yエリア選択回路22は,トランスファーゲート41〜41M−1と,NチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1と,ロジック回路43と,出力インバータ44〜44M−1とを備えている。トランスファーゲート41〜41M−1と,NチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1とは,スイッチ素子として使用される。
トランスファーゲート41〜41M−1は,電源端子49,50の間に直列に接続されている。一端に位置するトランスファーゲート41は,電源端子49と出力ノードNとの間に介設され,他端に位置するトランスファーゲート41M−1は,出力ノードNM−1と電源端子50との間に介設されている。中間に位置するトランスファーゲート41は,出力ノードNi−1,Nの間に介設されている。言い換えれば,出力ノードNは,トランスファーゲート41とトランスファーゲート41i+1とを電気的に結合している。
トランスファーゲート41は,NチャネルMOSトランジスタ45,PチャネルMOSトランジスタ46と,インバータ47とを備えている。NチャネルMOSトランジスタ45,PチャネルMOSトランジスタ46とは,ソース同士及びドレイン同士が結合されている。インバータ47の入力とPチャネルMOSトランジスタ46のゲートとは,制御端子48に接続され,インバータ47の出力は,NチャネルMOSトランジスタ46のゲートに接続されている。
トランスファーゲート41〜41M−1は,それぞれ制御端子48〜48M−1の電位に応答してオンオフする。制御端子48〜48M−1を接地電位にプルダウンすると,トランスファーゲート41〜41M−1はターンオフされる。一方,制御端子48〜48M−1を電源電位にプルアップすると,トランスファーゲート41〜41M−1はターンオンされる。
NチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1は,それぞれ,出力ノードN〜NM−1と,接地端子51〜51M−1の間に介設されている。NチャネルMOSトランジスタ42のドレインは出力ノードNに接続され,ソースは接地端子51に接続されている。
ロジック回路43は,矩形領域のyアドレスの最大値yMAX,最小値yMINに応答して,トランスファーゲート41〜41M−1と,NチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1とをオンオフする。
ロジック回路43の詳細な構造は,以下のとおりである;ロジック回路43は,デコーダ回路52〜52M−1と,デコーダ回路53〜53M−1と,インバータ54と,NANDゲート54〜54M−1と,インバータ55〜55M−1とを備えている。デコーダ回路52〜52M−1は,矩形領域のyアドレスの最大値yMAXに応答してその出力をプルアップし,又はプルダウンする;デコーダ回路52は,最大値yMAXがiであるときに電位”Low”を出力し,そうでないときには電位”High”を出力する。同様に,デコーダ回路53は,最小値yMINがiであるときに電位”Low”を出力し,そうでないときには電位”High”を出力する。デコーダ回路52〜52M−1の出力は,それぞれ,インバータ55〜55M−1を介してNチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1のゲートに接続されている。端に位置するデコーダ回路52M−1の出力は,更に,インバータ55M−1を介してトランスファーゲート41の制御端子48に接続されている。
一方,yアドレスの最小値yMINを受け取るデコーダ回路53の出力は,インバータ54の入力に接続され,インバータ54の出力は,制御端子48に接続されている。残りのデコーダ回路53〜53M−1の出力は,それぞれ,NANDゲート54〜54M−1の第1入力に接続されている。NANDゲート54〜54M−1の第2入力は,それぞれ,デコーダ回路52〜52M−1の出力に接続されている。NANDゲート54〜54M−1の出力は,それぞれ,制御端子48〜48M−1に接続されている。
出力インバータ44〜44M−1の入力は,出力ノードN〜NM−1に接続されている。出力インバータ44〜44M−1の出力から,yアドレス信号28〜28M−1がそれぞれに出力される。
図7は,Yエリア選択回路22の動作を示す概念図である。図7は,最大値yMAXが3,最小値yMINが1である場合のYエリア選択回路22の動作を示している。ロジック回路43は,矩形領域のyアドレスの最大値yMAX,最小値yMINを受け取ると,トランスファーゲート41yMAX+1と,トランスファーゲート41yMINとをターンオフし,残りのトランスファーゲート41をターンオンする。更にロジック回路43は,NチャネルMOSトランジスタ42yMAXをターンオンし,残りのNチャネルMOSトランジスタ42をターンオフする。これにより,出力ノードNyMIN〜NyMAXが電位”Low”にプルダウンされ,残りの出力ノードは,電位”High”にプルアップされる。この結果,yアドレス信号28のうち,yアドレス信号28yMIN〜28yMAXが電位”High”にプルアップされてアクティブにされる。残りのyアドレス信号28は,電位”Low”にプルダウンされる。これにより,矩形領域に対応するyアドレスyMIN〜yMAXが選択される。
図6に示されたYエリア選択回路22の動作を高速にするためには,非活性化されるYアドレス信号28に対応する出力ノードのプルアップを高速に行うことが望まれる。しかしながら,図6に示されたYエリア選択回路22は,出力ノードのプルアップを高速に行うために適した構成をしているとはいえない。図6のYエリア選択回路22は,所望の出力ノードをプルアップするために,当該出力ノードを少なくとも一のトランスファーゲート41を介して電源端子49又は電源端子50に接続する必要がある。トランスファーゲート41にはある程度の抵抗があるから,特にプルアップされるべき出力ノードが多くのトランスファーゲート41を介して電源端子49(又は電源端子50)に接続される場合,出力ノードのプルアップに必要な時間は,長くなることがある。
出力ノードのプルアップに必要な時間を少なくためには,yアドレス信号28〜28M−1を所望の電位にセットする前に,出力ノードN〜NM−1が電位”High”にプリチャージされることが好適である。図8は,出力ノードN〜NM−1を電位”High”にプリチャージする機能を有するYエリア選択回路22の構成を示す。図8のYエリア選択回路22には,PチャネルMOSトランジスタ56〜56M−1が設けられる。PチャネルMOSトランジスタ56〜56M−1のソースは,電源端子57〜57M−1に接続され,ドレインは,出力ノードN〜NM−1に接続されている。PチャネルMOSトランジスタ56〜56M−1のゲートには,プリチャージ制御信号59が入力される。プルチャージ制御信号57を電位”Low”にプルダウンすることにより,出力ノードN〜NM−1は,それぞれ電源端子57〜57M−1に電気的に接続されてプルアップされる。
同様に,Yエリア選択回路22の動作を高速にするためには,活性化されるYアドレス信号28〜29M−1に対応した出力ノードのプルダウンを高速に行うことが望まれる。このためには,電位”Low”にされるべき出力ノードを,複数のNチャネルMOSトランジスタ42によってプルダウンすることが好適である。
図9は,複数のNチャネルMOSトランジスタ42によって出力ノードをプルダウンするYエリア選択回路22の構成を示すブロック図である。図9のYエリア選択回路22では,トランスファーゲート41とNチャネルMOSトランジスタ42とをオンオフするロジック回路43’の構成が,図8のYエリア選択回路22のロジック回路43と異なっている。図9のロジック回路43’では,図8のYエリア選択回路22のロジック回路43のインバータ55〜55M−1が,NANDゲート58〜58M−1に置換されている。NANDゲート58の入力は,第1デコーダ52及び第2デコーダ53の出力に接続され,NANDゲート58の出力は,NチャネルMOSトランジスタ42のゲートに接続されている。
図10は,図9のYエリア選択回路22の動作を示す概念図である。図10は,最大値yMAXが3,最小値yMINが1である場合のYエリア選択回路22の動作を示している。ロジック回路43’は,矩形領域のyアドレスの最大値yMAX,最小値yMINを受け取ると,トランスファーゲート41yMAX+1と,トランスファーゲート41yMINとをターンオフし,残りのトランスファーゲート41をターンオンする。更にロジック回路43’は,2つのNチャネルMOSトランジスタ42yMAX,42yMINをターンオンし,残りのNチャネルMOSトランジスタ42をターンオフする。この結果,出力ノードNyMIN〜NyMAXが電位”Low”にプルダウンされ,残りの出力ノードは,電位”High”にプルアップされる。yアドレス信号28のうち,yアドレス信号28yMIN〜28yMAXが電位”High”にプルアップされてアクティブにされ,これにより,矩形領域に対応するyアドレスyMIN〜yMAXが選択される。
図10に示されているように,図9のYエリア選択回路22では,2つのNチャネルMOSトランジスタ42yMAX,42yMINによって出力ノードNyMIN〜NyMAXが電位”Low”にプルダウンされることにより,出力ノードNyMIN〜NyMAXのプルダウンに必要な時間が短縮される。
Xエリア選択回路25の構成及び動作は,基本的に,Yエリア選択回路22と同様である。Xエリア選択回路25は,それを構成する素子の数,並びに入力及び出力される信号においてのみYエリア選択回路22と異なる。Xエリア選択回路25では,yアドレスの最大値yMAX,最小値yMINの代わりに,それぞれxアドレスの最大値xMAX,最小値xMINが入力される。更に,Yアドレス信号28〜28M−1の代わりに,Xアドレス信号29〜29N−1が出力される。更に,出力されるアドレス信号の数の変更に合わせて,関連する素子の数が変更される。Xエリア選択回路23の構成及び動作の詳細な説明は,省略する。
なお,電源端子49,50の代わりに接地端子がトランスファーゲート41,41に接続され,接地端子51〜51M−1の代わりに電源端子がNチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1に接続され,電源端子57〜57M−1の代わりに接地端子がPチャネルトランジスタ56〜56M−1に接続されることが可能である。この場合,NチャネルMOSトランジスタ42〜42M−1の代わりに,トランスファーゲートが使用されることが好適である。
5.実施の第1形態の表示装置の動作
上述されているように,本実施の形態の表示装置では,ストロークフォント形式で記述されたフォントデータ6がストロークフォント処理回路4によってビットマップデータ5に変換され,そのビットマップデータ5がLCDパネル3の駆動に使用される。以下,フォントデータ6がビットマップデータ5に変換される過程が説明される。
図1を参照して,ストロークフォント処理回路4のストロークフォント描画回路11は,フォントデータ6から矩形領域データ13を生成する。矩形領域データ13の生成は,以下のようにして行われる。ストロークフォント描画回路11は,フォントデータ6に基づいて,表示されるべき文字を構成する線の形状を把握し,該線のそれぞれについて同一の画素データの画素から構成される矩形領域を規定する。文字を構成する線は,その矩形領域によって表現される。更に,ストロークフォント描画回路11は,その矩形領域のそれぞれについて,その矩形領域の中心点の画素のx座標x,y座標y,及び矩形領域のx軸方向の幅W,y軸方向の高さh,及び色を指定する色データを示す矩形領域データ13を生成する。
矩形領域の規定方法を工夫することにより,様々な形状の領域に含まれる画素の画素データを少ない数のステップで書き込むことが可能である。とりわけ,複数の矩形領域が互いに重ねられることを許されていることは,画素データの書き込みを効率的に行うために有用である。
例えば,図3Aに示されているように,ある色を有する十字型の領域の画素データは,次の2つのステップで書き込むことができる;まず,同一の色の5行3列の画素からなる第1の矩形領域の画素データが書き込まれる。次に,その第1の矩形領域に重なる,3行5列の当該色の画素からなる第2の矩形領域の画素データを書き込まれる。このような方法を使用することにより,十字型の領域の画素データを短時間で書き込むことができる。更に,図3Bに示されているように,中心点を走査して,十字型の領域の書き込みを順次に行うことにより,斜めの線の描画が可能である。
加えて,水平方向(x方向)に延伸する線の画素の画素データは,図3Cに示されているように,該線を矩形領域として規定することによって同時に書き込むことが可能である。垂直方向(y方向)に延伸する線も同様である。このように矩形領域を決定することにより,水平方向又は垂直方向に延伸する線が描かれる画素の画素データを高速に書き込むことができる。
図4は,ストロークフォント描画回路11が矩形領域データ13を生成する動作の詳細を示すダイアグラムである。ストロークフォント描画回路11は,フォントデータ6に記述されている線のそれぞれについて,以下に記述されるような処理を行う。
ストロークフォント描画回路11は,処理される線のそれぞれが直線であるか曲線であるかを判断する。処理される線が直線である場合には,ストロークフォント描画回路11は,処理される線の中心線の両端に位置する制御点の座標から,矩形領域の基準点のx座標x及びy座標y,並びに,その線の傾きを示す傾きデータとを算出する線描画演算を行う(ステップS01)。傾きデータは,典型的には,該線の水平方向成分及び垂直方向成分で構成される。更に,ストロークフォント描画回路11は,その傾きデータと,フォントデータ6に記述されている当該線の太さデータとから,その矩形領域の幅W及び高さhを算出する幅/高さ演算を行う(ステップS02)。線描画演算と幅/高さ演算とにより,矩形領域データ13が生成される。
線描画演算と幅/高さ演算とおいて行われる処理は,線描画演算において算出された傾きによって異なる。処理される直線が,水平線(x方向の線)である場合,図3Cに示されているように,ストロークフォント描画回路11は,その水平な線が描かれる領域を同一の色の矩形領域と判断する。更に,ストロークフォント描画回路11は,中心線の両端の制御点の座標から,該矩形領域の中心点のx座標x,y座標y,及び幅Wを算出し,フォントデータ6に記述されている当該線の太さデータを該矩形領域の高さhとして決定する。矩形領域の中心点のx座標x,y座標yは,該中心点が,処理される線の中心線の中点となるように決定される。
処理される直線が垂直線(y方向の線)である場合も同様である。ストロークフォント描画回路11は,その垂直な線が描かれる領域を同一の色の矩形領域と判断する。ストロークフォント描画回路11は,該線の中心線の両端の制御点の座標から該矩形領域の高さhを算出し,フォントデータ6に記述されている当該線の太さデータを該矩形領域の幅Wとして決定する。
処理される直線が,斜めの線である場合,ストロークフォント描画回路11は,その斜めの線を複数の矩形領域で表現するように矩形領域データ13を生成する。その複数の矩形領域は,例えば,図3Bに示されているように,互いに重ねあわされることが可能であることに留意されたい。より詳細には,ストロークフォント描画回路11は,矩形領域の中心点が,該線の中心線の上に位置するように,中心点のx座標x,y座標yを決定する。更に,ストロークフォント描画回路11は,処理される線の傾きを示す傾きデータと,当該線の太さデータとから,その矩形領域の幅W及び高さhを算出する。
一方,処理される線が曲線である場合には,ストロークフォント描画回路11は,その曲線を複数の短い直線で近似する。ストロークフォント描画回路11は,曲線を制御点の座標から,その曲線を近似するために使用される線の数(分割数)を決定する(ステップS03)。更にストロークフォント描画回路11は,処理される曲線を,その分割数だけの短い直線に分割し,その直線の両端の座標を,制御点の座標として算出する(ステップS04)。そしてストロークフォント描画回路11は,その直線のそれぞれについて,ステップS01,及びS02の処理を行い,矩形領域データ13を生成する。
矩形領域それぞれに対応して決定された矩形領域データ13は,逐次に画像メモリ12に送られる。矩形領域データ13を用いて,対応する矩形領域の画素の画素データは,同時に画像メモリ12に書き込まれる。これにより,画像メモリ12には,ビットマップデータ5が高速に生成される。
6.小括
以上に説明されているように,本実施の形態の表示装置10は,ある矩形領域に含まれる画素の色が同一である場合,当該画素の画素データを画像メモリ12に同時に書き込み可能である。言い換えれば,即ち,当該表示装置10は,複数の行及び列にわたる複数の画素ブロック33に,同一の色を示す画素データを同時に書き込み可能である。これにより,当該表示装置10は,フォントデータ6に基づいて画像メモリ12にビットマップデータ5を生成する処理を高速に実行することができる。
本実施の形態においてストロークフォント処理回路4によって行われる画像処理は,同一の色の画素を多く含む画像,例えば,ドローグラフィック画像の処理に応用することが可能である。この場合,画像を構成する図形要素の形状を示す形状データが画像処理回路に送られ,該画像処理回路は,当該図形要素に,同一の色の画素で構成された矩形領域を規定する。該画像処理回路は,矩形領域の位置,色,幅,及び高さを示す矩形領域データを生成し,その矩形領域データに基づいて,当該矩形領域の画素の画素データが,同時に画像メモリに書き込まれる。かかる画像処理方法は,同一の色の画素を多く含む画像の画素データを高速に画像メモリに生成することを可能にする。
本実施の形態において,画像メモリ12には,表示される文字のビットマップ形式の画像データ(即ち,RGBデータで構成されるビットマップデータ5)が生成される代わりに,画素データが表示される文字の色を表現するのではなく,単に文字の形状を示す画像データが保存されることが可能である。例えば,2値データが保存されることが可能である。この場合,文字が描かれる画素の画素データが,例えば”1”にされ,文字が描かれる画素でない画素の画素データが,例えば”0”にされる。
第2 実施の第2形態
本実施の形態では,ストロークフォント描画回路11に課せられる演算処理の量を少なくするために,図11,12に示されているようにストロークフォント描画回路11の動作が変更され,図13に示されているように画像メモリ12の動作が変更される。
図11を参照して,処理される線が曲線である場合には,その曲線が直線に分割される(ステップS11)。処理される線が直線である場合には,ステップS11の処理は行われない。
続いて,直線の中心線が,近似的に,垂直線,水平線,及び点に分割される(ステップS12)。ここにいう直線は,処理される線そのものである場合があり,曲線の分割によって生成される線である場合があることに留意されたい。図12は,直線の中心線を,垂直線,水平線,及び点に分割するアルゴリズムを示すフローチャートである。まず,直線の中心線の両端の点の座標が取得される(ステップS12−1)。両端の点は,以下,A点,B点と記述される。続いて,A点とB点のx方向の距離dと,y方向の距離dが取得される(ステップS12−2)。距離d,dは,A点の座標(x,y),B点の座標(y,y)を用いて,下記式:
=|x−x|+1,
=|y−y|+1,
で表される。ここで,x,y,x,yは,いずれも画素の座標であって整数であり,従って,距離d,dも整数であることに留意されたい。
続いて,距離dと距離dとが比較される(ステップS12−3)。これにより,ステップS12で処理される直線の中心線が,「縦長」の線か,「横長」の線が判断される。
距離dが距離dよりも大きい場合には,該中心線が,d本の水平線に分割される(ステップS12−4)。例えば,中心線の両端の点A,点Bの座標が,それぞれ,(0,0),(5,1)である場合には,該中心線は,2つの水平線:即ち,両端の座標が(0,0),(2,0)である第1の水平線と,(3,1),(5,1)である第2の水平線に分割される。それぞれの水平線の長さは,
(a)dがdを割り切る場合には,全てd/dであり,
(b)そうでない場合,d−{d mod d})本の水平線の長さはd/d,残りの(d mod d)本の水平線の長さは,d/d−1である。
である。
距離dが距離dよりも小さい場合には,該中心線が,d本の垂直線に分割される(ステップS12−5)。該中心線を垂直線に分割する方法は,該中心線を水平線に分割する方法と同一である。
距離dが距離dと同じ場合には,該中心線は,d個(=d個)の点に分割される(ステップS12−6)。
本実施の形態では,中心線の分割によって生成された水平線,垂直線,及び点のそれぞれについて,矩形領域が規定される。該水平線,垂直線,及び点のそれぞれについて,矩形領域の位置を示す基準座標が決定される。本実施の形態では,基準座標は,一の矩形領域について2つ与えられる。その2つの基準座標(x,y),(x,y)は,以下のように規定される。
水平線,垂直線については,基準座標(x,y),(x,y)は,水平線,垂直線の両端の点P,Qの座標(x,y),(x,y)から,下記式:
=max(x,x),
=min(x,x),
=max(y,y),
=min(y,y),
で決定される。
一方,点については,基準座標(x,y),(x,y)は,該点の座標(x,y)から,下記式:
=x=x
=y=y
で決定される。
ストロークフォント描画回路11は,2つの基準座標(x,y),(x,y),太さデータ,及び画素データを含む矩形領域データ13を生成し,生成した矩形領域データ13を画像メモリ12に供給する。後述されるように,2つの基準座標(x,y),(x,y)及び太さデータは,矩形領域のxアドレスの最大値xMAX及び最小値xMIN,並びにyアドレスの最大値yMAXと最小値yMINを算出するために使用されるデータであり,従って,矩形領域の位置と,幅及び高さとを表すデータである。
図13に示されているように,矩形領域データ13に応答して,(即ち,2つの基準座標(x,y),(x,y),太さデータ,及び画素データに応答して),対応する矩形領域の画素の画素データが,同時に画像メモリ12に書き込まれる。
詳細には,まず,yアドレス制御回路21により,基準座標(x,y),(x,y)及び太さデータから,矩形領域のyアドレスの最大値yMAXと最小値yMINが算出される。同様に,xアドレス制御回路24により,基準座標(x,y),(x,y)及び太さデータから,矩形領域のxアドレスの最大値xMAXと最小値xMINが算出される。yアドレスの最大値yMAX及び最小値yMIN,並びに,xアドレスの最大値xMAX及び最小値xMINの算出方法としては様々な方法が使用され得る。
例えば,xアドレスの最大値xMAXと最小値xMIN,yアドレスの最大値yMAXと最小値yMINは,太さφが奇数である場合には,下記式:
MAX=x+φ/2,
MIN=x−φ/2,
MAX=y+φ/2,
MIN=y−φ/2,
によって算出され,太さφが偶数である場合には,下記式
MAX=x+φ/2,
MIN=x−φ/2−1,
MAX=y+φ/2,
MIN=y−φ/2−1,
によって算出されることが可能である。また,太さφが偶数である場合に上記の式の代わりに,下記式:
MAX=x+φ/2−1,
MIN=x−φ/2,
MAX=y+φ/2−1,
MIN=y−φ/2,
によって算出されることが可能である。
この代わりに,xアドレスの最大値xMAX及び最小値xMIN,並びにyアドレスの最大値yMAX及び最小値yMINは,太さφが奇数であるか偶数であるかに関係なく,下記式:
MAX=x+φ,
MIN=x
MAX=y+φ,
MIN=y
又は,下記式:
MAX=x
MIN=x−φ,
MAX=y
MIN=y−φ
によって算出されることが可能である。
続いて,実施の第1形態と同様に,Yエリア選択回路22は,該矩形領域のyアドレスの最大値yMAXと最小値yMINとに応答して,各yアドレスが選択されているか否かを示すyアドレス信号28〜28M−1をワード線デコーダ23に出力する。ワード線デコーダ23は,yアドレス信号28〜28M−1に応答して,ワード線31を活性化する。複数のyアドレスが選択される場合には,複数のワード線31が同時に活性化される。ワード線31がアクティブにされると,活性化されたワード線31に接続されたメモリセル34がビット線32に接続される。
同様に,Xエリア選択回路25は,該矩形領域のxアドレスの最大値xMAXと,xアドレスの最小値xMINとに応答して,各xアドレスが選択されているか否かを示すxアドレス信号29〜29N−1をビット線デコーダ26に出力する。
ビット線デコーダ26は,xアドレス信号29〜29N−1に応答して,選択されたxアドレスに対応するビット線32を,画像メモリ12に画像データを伝送するn本の信号線に接続する。これにより,画像データが,選択された画素ブロック33に書き込まれる,即ち,選択された画素ブロック33のメモリセル34に,画像データの対応するデータビットがそれぞれに書き込まれる。
本実施の形態では,実施の第1形態よりも,ストロークフォント描画回路11の演算が簡略化され,演算量が減少される。これは,「文字の描画」の高速化に有効である。
第3 実施の第3形態
図14は,本発明の実施の第3形態の表示装置20の構成を示すブロック図である。実施の第3形態の表示装置20では,ストロークフォント形式を有するフォントデータの処理が,LCDパネルを駆動するコントローラドライバによって行われる。該コントローラドライバには,そのフォントデータに対応する文字の画素データを生成する機能が搭載され,その画素データを保存するために,上述の,同一の色を有する矩形領域の画素の画素データを同時に書き込み可能な画像メモリ12と同一の構成を有するメモリが使用される。これにより,画素データの書き込み速度が向上される。更に,本実施の形態では,そのコントローラドライバに,文字と背景画像とを演算する機能が搭載される。以下,実施の第3形態における表示装置の構成が詳細に説明される。
第3形態の表示装置20は,CPU61と,コントローラドライバ62と,LCDパネル63とを備えている。CPU61は,LCDパネル63に表示されるべき表示データと制御信号66とカラーパレットデータ67とをコントローラドライバ2に供給する。コントローラドライバ62は,この表示データと制御信号66とカラーパレットデータ67とに応答してLCDパネル63を駆動する。LCDパネル63は,行列に並べられた画素を含んでいる。LCDパネル63がコントローラドライバ62によって駆動されることにより,LCDパネル63に所望の画像が表示される。
CPU61からコントローラドライバ62に供給される表示データには,2種類のデータがある;一つは,背景画像のビットマップデータ64であり,もう一つは,その画像の上に,重ね合わされて表示されるべき文字のフォントデータ65である。ビットマップデータ64は,RGB形式で記述された画素データ,即ち,各画素のR(赤),G(緑),B(青)の階調レベルを示すRGBデータで構成される。
フォントデータ65は,LCDパネル63に表示されるべき文字を記述するデータであり,ストロークフォント形式を有している。LCDパネル63に表示されるべき文字の表示データがストロークフォント形式で送られることは,コントローラドライバ62に送られる表示データの大きさを小さくするために有効である。ストロークフォント形式で記述されたフォントデータの大きさは,ビットマップ形式で記述されたフォントデータの大きさの約4分の1であり,ストロークフォント形式の使用により,LCDパネル63に表示されるべき文字の表示データの大きさを顕著に小さくすることができる。
本実施の形態で使用されるフォントデータ65では,文字の色は,RGBデータではなく,nビットの色参照番号によって指定される。nビットの色参照番号で各画素の色が指定される場合,該文字に使用可能な色の数は,2である。文字で使用される色の数は,表示画像で使用可能な色の数よりも少なく選ばれる。本実施の形態では,色参照番号は,2ビットで記述される。従って,色参照番号は,0以上3以下である。後述のように,文字の色が,ビット数が少ない色参照番号で指定されることは,コントローラドライバ62に搭載されるメモリの容量を小さくするために有効である。
カラーパレットデータ67は,フォントデータ65に記述されている色参照番号と,それによって指定される色のRGBデータ(即ち,R,G,Bそれぞれの階調レベルを示す一組のデータ)との対応関係を記述したデータである。図15は,カラーパレットデータ6を概念的に説明する図である。例えば,色参照番号「1」は,「青」(に対応するRGBデータ)に対応付けられており,色参照番号「2」は,「赤」(に対応するRGBデータ)に対応付けられており,色参照番号「3」は,「黄」(に対応するRGBデータ)に対応付けられている。
図14に戻って,コントローラドライバ62は,制御回路71と,画像表示メモリ72と,ストロークフォント描画回路73と,フォント処理メモリ74と,フォント表示メモリ75と,フィルター76と,カラーパレット回路77と,駆動回路78とを備えている。制御回路71は,CPU61から送られる制御信号66に応答して,コントローラドライバ62に含まれる様々な回路を制御する。第1に,制御回路71は,CPU61から送られてくるデータを適正な宛先に転送する。具体的には,制御回路71は,ビットマップデータ64を,画像表示メモリ72に書き込み,フォントデータ65を,ストロークフォント描画回路73に転送する。更に制御回路71は,カラーパレットデータ67をカラーパレット回路77に書き込まれる。更に制御回路71は,タイミング制御信号79を駆動回路78に供給して駆動回路78のタイミングを制御し,演算制御信号80をフィルター76に供給してフィルター76が行うべき演算を指定する。
画像表示メモリ72は,背景画像のビットマップデータ64を制御回路71から受け取って保存する。
ストロークフォント描画回路73は,実施の第1形態(又は第2形態)のストロークフォント描画回路11と同様の機能を有する回路である。ストロークフォント描画回路72は,フォントデータ65から表示されるべき文字の形状を把握し,該文字に,同一の色の画素からなる矩形領域を規定する。既述のように,文字を表現するために使用される矩形領域は,互いに重ね合わされることが可能である。更に,ストロークフォント描画回路71は,その矩形領域のそれぞれについて,その矩形領域の中心点の画素のx座標x,y座標y,及び矩形領域のx軸方向の幅W,y軸方向の高さh,及び色を指定する色データを示す矩形領域データ81を生成する。本実施の形態では,矩形領域データ81の色データは,RGB形式ではなく,色参照番号で記述される。
フォント処理メモリ74は,表示されるべき文字の画素データを保存するメモリであり,実施の第1形態(又は第2形態)の画像メモリ12と同様の構成を有している。フォント処理メモリ74に矩形領域データ81が送られると,その矩形領域データ81に既述された矩形領域に含まれる全ての画素の色参照番号が,フォント処理メモリ74の対応する画素ブロックに同時に書き込まれる。フォント処理メモリ74には,ある文字について規定された矩形領域についての矩形領域データ81が逐次に送られる。矩形領域データ81は,実施の第1形態(又は第2形態)の矩形領域データ13と同様の内容を有している。全ての矩形領域についての矩形領域データ81の処理が行われると,「文字の描画」,即ち,表示されるべき文字全体の画素データである色参照番号データ82の生成が完了し,色参照番号データ82がフォント処理メモリ74に生成される。色参照番号データ82には,表示されるべき文字の各画素の色が,色参照番号で記述されている。
フォント表示メモリ75は,完成された色参照番号データ82をフォント処理メモリ74から受け取って保存する。フォント表示メモリ75に保存されている色参照番号データ82が,LCDパネル63への文字の表示に使用される。
フィルター76は,文字と背景画像とを合成する演算(例えば,オンスクリーン演算及びαブレンド)を行って合成画像ビットマップデータ83を生成する回路である。フィルター76は,制御回路71から送られる制御信号80に応答して演算を行う。制御信号80によって背景画像をそのまま表示することが要求されている場合,フィルター76は,背景画像のビットマップデータ64を画像表示メモリ72から読み出して,そのまま駆動回路78に供給する。一方,制御回路71から文字と背景画像とを合成する演算が要求されると,フィルター76は,画像表示メモリ72からビットマップデータ64を1ラインずつ読み出し,更にフォント表示メモリ75から色参照番号データ82を1ラインずつ読み出す。フィルター76は,カラーパレット回路77に書き込まれたカラーパレットデータ67を読み出し,そのカラーパレットデータ67を用いて,色参照番号データ82に記述された色参照番号をRGBデータに変換する。フィルター76は,変換によって生成されたRGBデータと,画像表示メモリ72から読み出されたビットマップデータ64のRGBデータとを演算して,合成画像ビットマップデータ83を生成する。
駆動回路78は,フィルター76から背景画像のビットマップデータ64又は合成画像ビットマップデータ83を受け取り,受け取ったビットマップデータに応答してLCDパネル63のデータ線(図示されない)を駆動する。LCDパネル63のデータ線の駆動のタイミングは,制御装置71から送られるタイミング制御信号79によって指示される。
フォント処理メモリ74に生成された色参照番号データ82は,直接にはLCDパネル63への文字の表示に使用されないことに留意されるべきである。これは,不完全な文字がLCDパネル63に表示されることを防止するためである。既述の通り,色参照番号データ82のフォント処理メモリ74への生成は,フォントデータ6に含まれるコマンドを逐次に翻訳して行われ,文字全体を表す矩形領域の矩形領域データ81の処理が完了するまでは,色参照番号データ82は完成しない。色参照番号データ82の完成に必要な時間は,LCDパネル63のリフレッシュサイクルの時間と比べて無視できない。従って,フォント処理メモリ74に生成された色参照番号データ82を直接にLCDパネル63の表示に使用すると,不完全な文字がLCDパネル63に表示され得る。フォント表示メモリ75がフォント処理メモリ74と別に設けられることは,このような不具合を防ぐ役割をする。色参照番号データ82の生成が完了して初めて,その色参照番号データ82がフォント表示メモリ75に転送される。フィルター76及び駆動回路77は,フォント表示メモリ75に記憶されている完全な色参照番号データ82を使用してオンスクリーン表示を行う。これにより,不完全な文字がLCDパネル63に表示されることが防止される。
図16は,実施の第3形態において文字と背景画像とが合成された画像の表示が行われるときのコントローラドライバ62の動作を示すブロック図である。
背景画像に対応するビットマップデータ64と,それに重ね合わされるべき文字に対応するフォントデータ65とがCPU61から送られると,制御回路71は,ビットマップデータ64を画像表示メモリ72に,フォントデータ65をフォント描画回路73に送る。ビットマップデータ64は,画像表示メモリ72に書き込まれる。カラーパレットデータ67がCPU61から送られた場合,制御回路71は,カラーパレットデータ67をカラーパレット回路77に書き込む。
フォント描画回路73は,フォントデータ65に含まれるコマンドを逐次に翻訳し,表示されるべき文字の形状を把握し,文字に矩形領域を規定する。更にフォント描画回路73は,文字を構成する矩形領域のそれぞれに対応した矩形領域データ81を順次にフォント処理メモリ74に送信して,「文字の描画」を行う。矩形領域に含まれる画素の画素データは,同時にフォント処理メモリ74に書き込まれ,これにより,「文字の描画」の高速が高速化されている。「文字の描画」が完了した結果,フォント処理メモリ74には,色参照番号データ82が生成される。
色参照番号データ82がフォント処理メモリ74に完成された後,色参照番号データ82はフォント表示メモリ75に転送される。色参照番号データ82のフォント表示メモリ75への転送は,LCDパネル63のリフレッシュサイクルに比べて短時間で行われる。
フィルター76は,画像処理メモリ72から背景画像のビットマップデータ64を,第フォント表示メモリ75から色参照番号データ82をそれぞれに読み出し,合成画像ビットマップデータ83を生成する。フィルター76は,色参照番号データ82の色参照番号をRGBデータに変換し,そのRGBデータと,ビットマップデータ64のRGBデータとを演算して合成画像ビットマップデータ83を生成する。駆動回路77は,フィルター76から送られた合成画像ビットマップデータ83に応答してLCDパネル63を駆動し,これにより,文字と背景画像とが合成された画像がLCDパネル63に表示される。
本実施の形態の表示装置20は,実施の第1形態と同様に,本実施の形態ある矩形領域に含まれる画素の色が同一である場合,当該画素の画素データをフォント処理メモリ74に同時に書き込み可能である。これにより,当該表示装置20は,フォントデータ65に基づいてフォント処理メモリ74に色参照番号データ82を生成する処理を高速に実行することができる。
更に,本実施の形態の表示装置20は,フォント処理メモリ74及びフォント表示メモリ75に色参照番号で文字の画像を表現する色参照番号データ82が保存されることにより,フォント処理メモリ74及びフォント表示メモリ75の容量が低減されている。
加えて,本実施の形態では,ストロークフォント形式を有するフォントデータ65を使用して文字の表示データがコントローラドライバ62に送られることにより,文字を背景画像に重ねて表示するためにコントローラドライバ62に送られる表示データの大きさが小さくされ,コントローラドライバ62の消費電力の低減が達成される。
図1は,本発明の実施の第1形態の表示装置を示すブロック図である。 図2Aは,従来の画像メモリの書き込み動作を示す。 図2Bは,本実施の形態の画像メモリの書き込み動作を示す。 図3Aは,本実施の形態の書き込み動作における矩形領域の好適な選択方法を示す。 図3Bは,本実施の形態の書き込み動作における矩形領域の好適な選択方法を示す。 図3Cは,本実施の形態の書き込み動作における矩形領域の好適な選択方法を示す。 図4は,矩形領域データの作成シーケンスを示すフローチャートである。 図5は,画像メモリ12のブロック図である。 図6は,実施の一形態のYエリア選択回路22の回路図である。 図7は,図6のYエリア選択回路22の動作を示す回路図である。 図8は,Yエリア選択回路22の好適な構成を示す回路図である。 図9は,Yエリア選択回路22のより好適な構成を示す回路図である。 図10は,図9のYエリア選択回路22の動作を示す回路図である。 図11は,本発明の実施の第2形態におけるストロークフォント描画回路11の動作を示すフローチャートである。 図12は,直線(処理される直線,又は,処理される曲線の分割によって生成された直線)の中心線を,垂直線,水平線,及び点に分割するアルゴリズムを示すフローチャートである。 図13は,実施の第2形態における画像メモリ12の動作を示すブロック図である。 図14は,本発明の実施の第3形態の表示装置を示すブロック図である。 図15は,カラーパレットデータ67の内容を示す概念図である。 図16は,実施の第3形態の表示装置の動作を示すブロック図である。
符号の説明
10,20:表示装置
1:CPU
2:コントローラドライバ
3:LCDパネル
4:ストロークフォント処理回路
5:ビットマップデータ
6:フォントデータ
11:ストロークフォント描画回路
12:画像メモリ
13:矩形領域データ
21:Yアドレス制御回路
22:Yエリア選択回路
23:ワード線デコーダ
24:Xアドレス制御回路
25:Xエリア選択回路
26:ビット線デコーダ
27:メモリセルアレイ
28:yアドレス信号
29:xアドレス信号
31:ワード線
32:ビット線
33:画素ブロック
34:メモリセル
41:トランスファーゲート
42:NチャネルMOSトランジスタ
43:ロジック回路
44:出力インバータ
45:NチャネルMOSトランジスタ
46:PチャネルMOSトランジスタ
47:インバータ
48:制御端子
49,50:電源端子
51:接地端子
52,53:デコーダ回路
54:インバータ
54〜54M−1:NANDゲート
55:インバータ
56:PチャネルMOSトランジスタ
57:電源端子
58:NANDゲート
59:プリチャージ制御信号
61:CPU
62:コントローラドライバ
63:LCDパネル
64:ビットマップデータ
65:フォントデータ
66:制御信号
67:カラーパレットデータ
71:制御回路
72:画像表示メモリ
73:ストロークフォント描画回路
74:フォント処理メモリ
75:フォント表示メモリ
76:フィルター
77:カラーパレット回路
78:駆動回路
79:タイミング制御信号
80:演算制御信号
81:矩形領域データ
82:色参照番号データ
83:合成画像ビットマップデータ

Claims (8)

  1. 画像を構成する画素データが同一である矩形領域を規定し,前記矩形領域に対応する矩形領域データを供給する描画回路と,
    前記描画回路から提供される前記矩形領域データに応答して,前記画像を保存する画像メモリ
    とを含み,
    前記矩形領域データは,前記矩形領域の位置,幅及び高さを表し,
    前記画像メモリは,
    前記画素データを保存する記憶素子を備えたメモリセルアレイと,
    前記矩形領域データに対応する複数のローアドレスを同時に選択する第1エリア選択回路と,
    前記矩形領域データに対応する複数のカラムアドレス同時に選択する第2エリア選択回路と,
    前記記憶素子のうちの選択したカラムアドレスと選択したローアドレスに対応する選択記憶素子に,前記画素データを同時に書き込む書き込み回路
    とを備え
    前記メモリセルアレイは,第1方向に延設された複数のワード線を更に備え,
    前記記憶素子のそれぞれは,前記第1方向に並べられ,且つ,対応する前記ワード線に接続された複数のメモリセルを備え,
    前記第1エリア選択回路は,前記ローアドレスのそれぞれが選択されているか否かを示すローアドレス信号群を生成して前記書き込み回路に供給し,
    前記書き込み回路は,前記ローアドレス信号群に応答して,前記複数のワード線のうち,前記選択ローアドレスに対応する選択ワード線を選択するワード線デコーダを備え,
    前記ローアドレス信号群は,第1〜第Mローアドレス信号を含み,
    前記第1エリア選択回路は,前記選択ローアドレスの最大値y MAX と,前記選択ローアドレスの最小値y MIN とを受け取り,前記最大値y MAX と前記最小値y MIN とに応答して,前記ローアドレス信号を出力するように構成され,
    前記第1エリア選択回路は,
    電源電位と接地電位とのうちの一方電位を有する第1共通端子及び第2共通端子と,
    前記第1共通端子と前記第2共通端子との間に直列に接続された第1〜第(M+1)直列スイッチと,
    電源電位と接地電位とのうちの他方電位を有する第1〜第M端子と,
    第1〜第Mノードと,
    第1〜第M並列スイッチと,
    前記最大値y MAX と前記最小値y MIN とに応答して前記第1〜第(M+1)直列スイッチと前記第1〜第M並列スイッチとをオンオフするロジック回路
    とを備え,
    前記第1〜第Mノードのうちの第iノードは,前記第i直列スイッチと前記第(i+1)直列スイッチとを電気的に結合し,
    前記第1〜第M並列スイッチのうちの第i並列スイッチは,前記第i端子と前記第iノードとの間に接続され,
    前記第1〜第Mローアドレス信号のうちの第iローアドレス信号は,前記第iノードの電位に応答して出力され,
    前記ロジック回路は,(a)前記第1〜第(M+1)直列スイッチのうち,前記第y MIN 直列スイッチと前記第(y MAX +1)直列スイッチとをターンオフし,残りの直列スイッチをターンオンし,(b)前記第1〜第M並列スイッチのうち,前記第y MIN 並列スイッチ〜前記第y MAX 並列スイッチとのうちから選択された少なくとも一の並列スイッチをターンオンし,残りの並列スイッチをターンオフする
    画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において,
    前記画像は,文字で構成される文字画像である
    画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において,
    前記画像は,ドローグラフィック画像である
    画像処理装置。
  4. 請求項に記載の画像処理装置において,
    前記ロジック回路は,前記第1〜第M並列スイッチのうち,前記第yMIN〜第yMAX並列スイッチのうちから選択された複数の並列スイッチをターンオンする
    画像処理装置。
  5. 請求項に記載の画像処理装置において,
    前記第1エリア選択回路は,更に,
    前記一方電位を有するプリチャージ端子と,前記第1〜第Mノードとの間にそれぞれに接続された第1〜第Mプリチャージスイッチ
    とを備え,
    前記第1〜第Mプリチャージスイッチは,プリチャージ信号に応答して,前記第1〜第Mノードを前記プリチャージ端子に電気的に接続する
    画像処理装置。
  6. 請求項に記載の画像処理装置において,
    前記メモリセルアレイは,第1方向と異なる第2方向に延設された複数のビット線を更に備え,
    前記第2エリア選択回路は,前記カラムアドレスのそれぞれが選択されているか否かを示すカラムアドレス信号群を生成して前記書き込み回路に供給し,
    前記書き込み回路は,前記カラムアドレス信号群に応答して,前記複数のビット線のうち,前記選択記憶素子に含まれるメモリセルに対応する選択ビット線を選択するビット線デコーダを更に備えた
    画像処理装置。
  7. 外部から,画像ビットマップデータと文字のフォントデータとを受け取る制御回路と,
    前記フォントデータに基づいて画素データが同一である矩形領域を規定し,前記矩形領域に対応する矩形領域データを供給する描画回路と,
    前記描画回路から提供される前記矩形領域データに応答して,前記文字の文字用画像データを保存する画像メモリと,
    前記文字用画像データと前記背景画像ビットマップデータとを合成して合成画像ビットマップデータを生成可能に構成されたフィルター回路と,
    前記合成画像ビットマップデータに応答して表示パネルを駆動する駆動回路
    とを含み,
    前記矩形領域データは,前記矩形領域の位置,幅,及び高さを表し,
    前記画像メモリは,
    前記表示パネルの画像を構成する画素データを保存する記憶素子を備えたメモリセルアレイと,
    前記矩形領域データに対応する複数のローアドレスを同時に選択する第1エリア選択回路と,
    前記矩形領域データに対応する複数のカラムアドレスを同時に選択する第2エリア選択回路と,
    前記記憶素子のうちの選択したカラムアドレスと選択したローアドレスに対応する選択記憶素子に,前記画素データを同時に書き込むことによって前記文字用画像データを生成する書き込み回路
    とを備え
    前記メモリセルアレイは,第1方向に延設された複数のワード線を更に備え,
    前記記憶素子のそれぞれは,前記第1方向に並べられ,且つ,対応する前記ワード線に接続された複数のメモリセルを備え,
    前記第1エリア選択回路は,前記ローアドレスのそれぞれが選択されているか否かを示すローアドレス信号群を生成して前記書き込み回路に供給し,
    前記書き込み回路は,前記ローアドレス信号群に応答して,前記複数のワード線のうち,前記選択ローアドレスに対応する選択ワード線を選択するワード線デコーダを備え,
    前記ローアドレス信号群は,第1〜第Mローアドレス信号を含み,
    前記第1エリア選択回路は,前記選択ローアドレスの最大値y MAX と,前記選択ローアドレスの最小値y MIN とを受け取り,前記最大値y MAX と前記最小値y MIN とに応答して,前記ローアドレス信号を出力するように構成され,
    前記第1エリア選択回路は,
    電源電位と接地電位とのうちの一方電位を有する第1共通端子及び第2共通端子と,
    前記第1共通端子と前記第2共通端子との間に直列に接続された第1〜第(M+1)直列スイッチと,
    電源電位と接地電位とのうちの他方電位を有する第1〜第M端子と,
    第1〜第Mノードと,
    第1〜第M並列スイッチと,
    前記最大値y MAX と前記最小値y MIN とに応答して前記第1〜第(M+1)直列スイッチと前記第1〜第M並列スイッチとをオンオフするロジック回路
    とを備え,
    前記第1〜第Mノードのうちの第iノードは,前記第i直列スイッチと前記第(i+1)直列スイッチとを電気的に結合し,
    前記第1〜第M並列スイッチのうちの第i並列スイッチは,前記第i端子と前記第iノードとの間に接続され,
    前記第1〜第Mローアドレス信号のうちの第iローアドレス信号は,前記第iノードの電位に応答して出力され,
    前記ロジック回路は,(a)前記第1〜第(M+1)直列スイッチのうち,前記第y MIN 直列スイッチと前記第(y MAX +1)直列スイッチとをターンオフし,残りの直列スイッチをターンオンし,(b)前記第1〜第M並列スイッチのうち,前記第y MIN 並列スイッチ〜前記第y MAX 並列スイッチとのうちから選択された少なくとも一の並列スイッチをターンオンし,残りの並列スイッチをターンオフする
    コントローラドライバ。
  8. 請求項に記載のコントローラドライバにおいて,
    更に,
    色に対応付けられた色参照番号と,前記色参照番号それぞれに対応するRGBデータとの対応関係を記述したカラーパレットデータを保持するカラーパレット回路
    を備え,
    前記文字用画像データに含まれる前記画素データは,対応する画素の色参照番号で構成され,
    前記背景画像ビットマップデータは,背景画像の画素それぞれの色を指定する第1RGBデータで構成され,
    前記フィルター回路は,前記カラーパレットデータを用いて,前記文字用画像データに記述されている前記色参照番号を第2RGB画素データに変換し,前記第1RGBデータと前記第2RGBデータとを演算して,前記合成画像ビットマップデータを生成する
    コントローラドライバ。
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