JP5002264B2 - 含フッ素シリル化誘導体を調製するための試薬および方法 - Google Patents

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Description

本発明の主題は、少なくとも1個のフッ素を有する炭素とケイ素の間に結合を示す含フッ素シリル化誘導体を調製する方法である。
本発明は、より詳しくは、シリコンに結合している炭素のうちの1個が1個、有利には2個、さらには3個のフッ素原子を有する、シリル化誘導体の合成を対象とする。
フルオロアルキル化誘導体、特に詳しくは、ペルフルオロアルキル化誘導体は、医薬品および農業化学の分野において広まりつつある。これらの化合物は、いくつかの特定の場合を除き、調製することがとりわけ難しく、費用がかかる。
ペルフルオロアルキル化する手段の1つとして、Rfカルバニオンを使用するかまたはカルバニオンと同じように反応する化合物を使用することがある。
カルバニオンと同じように反応する誘導体の中でも、Rf−Si(Me)タイプの試薬を記載できる。RfがCFである場合には、「ルパート(Ruppert’s)試薬」と呼ばれている。
これらのシリル化誘導体は、入手することがとりわけ難しく、費用のかかる手順が必要であることから、それらの産業上の利用が実質的に不可能になっているかまたはそのような利用には途方もなく費用がかかっている。
Organic Synthesis; Coll.Index IX、 711(EtPを用いた合成);および
J.of Fluorine Chemistry、 2001、第112巻、123から131頁
に記載されている合成を参照のこと。
このような理由で、本発明の目的の1つは、Rf−Siタイプの試薬、すなわち、ケイ素原子と直接結合している、ペルハロゲン化含フッ素sp原子を示す化合物の製造を可能にする方法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、一方では比較的安価な化合物を使用し、他方では、とりわけ費用のかかる手順という段階を必要としない技術によりルパート試薬またはその等価物の1つを製造することである。
本発明のもう1つの目的は、前記タイプの誘導体をその場で、適切な場合には発生期状態(statu nascendi)で調製することである。
以下で明らかとなるこれらの目的および他の目的は、少なくとも1個のフッ素を有する炭素とケイ素の間に結合を示す含フッ素シリル化誘導体を調製する方法によって達成され、式(I)Rf−Y−O−Dの誘導体を塩基と接触させる段階を含むことを特徴とする:
(前記式(I)中、
−RfはYに対してα位の炭素に少なくとも1個のフッ素原子を含んでなる、1から15個の炭素原子を有する炭化水素基を表し、
−Dはシリル化基から選択され、
−ただし、Yはカルボニルおよびアミノアルキレン基から選択される)。
式(I)において、Yはカルボニル基(−CO−)およびアミノアルキレン基[−(NR)C(R’)−](II)から選択され、RおよびR’は下記で定義される通りである。
アミノアルキレン基は、Rfにおいて溶媒として使用されるアミドに対する作用によって生じ得ることが有利である、下記構造を有する生成物を得るためには、その後シリル化を行う(出願会社を代表するPCT出願第WO97/19038号および第WO98/22435号を参照のこと):
Figure 0005002264
式中、同一であるかまたは異なっている2つのR基は、HNRが、有利には最大10個の炭素原子の、環状であってもよい第二級アミンであるような基であり、R’は水素または有利には最大10個、好ましくは最大6個の炭素原子の脂肪族基(すなわち、その空結合が、官能基化されていてもよいsp炭素によって保持される)または芳香族基(空結合が芳香環の環内炭素によって保持される)である。
RおよびR’はアルキル、シクロアルキルまたはアリール基を表す場合もある。
2つのR基が結合して、5または6個の原子を含む飽和または不飽和複素環を形成することもある。
本発明において、用語「アルキル」とは、1から10個の炭素原子、好ましくは1から4個の炭素原子を有する線状または分岐炭化水素鎖を意味すると理解される。
好ましいアルキル基の例としては、特にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルまたはt−ブチルがある。
用語「シクロアルキル」とは、5または6個の炭素原子を含む単環式環状炭化水素基、好ましくはシクロペンチルまたはシクロヘキシル基を意味すると理解される。
用語「アリール」とは、単環式または多環式芳香族基、好ましくは6から10個の炭素原子を含む単環式または二環式芳香族基、好ましくはフェニル基を意味すると理解される。
Rは、好ましくは、1から4個の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル基を表す。
R’は、好ましくは、水素原子または1から4個の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル基を表す。
RおよびR’は、R’−CO−NRが本発明において使用できる溶媒、例えば、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドであるように選択されることが有利である。
Yの好ましい値はカルボニルであるが、以下に示すように、アミノアルキレンという値は直接生成されるだけでなく、あり得る中間体としても生成され得る。
本発明において、ハロゲン化物、例えば塩化物およびフッ化物を塩基として考えているため、本明細書では「塩基」の概念を、広い意味で考慮しなくてはならない。共役酸がトリフルオロ酢酸より強い塩基は、共役酸のハメット定数によって定義され、その他の塩基の塩基度は、共役酸のpKa(標準的な条件下、水中で決定される)によって分類され、評価される。反応は乾燥および非水性媒質中で起こるため、水性媒質中では弱塩基として考えられる塩基が前記媒質中では比較的高い塩基性と求核性を有する場合がある。前記弱塩基は、有利には、その共役酸のpKaが最大7に等しく、有利には5、好ましくは3、より好ましくは1に等しいというような塩基である。
D基は、広い意味ではシリル基であり、言い換えれば、炭化水素基を有する、すなわち、酸素原子を介してケイ素と結合していてもよい、水素と炭素を含むケイ素である。従って、Dは、式Si(R)(R)(R)(III)に相当し、同一であるかまたは異なっている、R、RおよびRは、アリール、アルキル、アルキルオキシルまたはハロゲン、好ましくは塩素またはフッ素から選択されることが有利である。本発明の一実施によれば、同一であるかまたは異なっている、RおよびRは、アリールまたはアルキルから選択され、Rはアリール、アルキルから、さらにアルキルオキシル基からも選択される。
、RおよびRは、1から4個の炭素原子のアルキル基、好ましくはメチル基を表すことが有利である。
D基は、トリアルキルシリル基、好ましくはトリメチルシリル基であることが有利である。
本発明の方法において使用される塩基は、上記のような弱ケイ素親和性である弱塩基である。
塩基が帯電しているために、操作条件下では塩基性アニオンを生じることが有利である。
本発明の有利な一形態によれば、この塩基性アニオンがカルボン酸アニオンRf−CO−Oであり得る。
塩基がケイ素親和性である場合には、その塩基が式Rf−CO−O−Dの化合物と反応して、前記のカルボン酸塩が生成する。これらの条件下では、大多数の場合、前記カルボン酸塩を得ることを目的としてシリル化エステルと反応させる塩基というよりも、塩基の供給源として前記カルボン酸塩を直接使用することが好ましい。
従って、有利な一実施態様によれば、前記塩基性アニオンは、弱ケイ素親和性である、すなわち、最大110kcal/molのエネルギーを示すシリル(例えば、トリメチルシリルが挙げられる)と結合を形成することができることが有利である(文献、特にR.Walshによる研究を参照)。前記塩基性アニオンは、シリルと結合を形成することができないかまたは最大100kcal/mol、好ましくは90kcal/molのエネルギーを示すシリルと結合を形成できるものから選択されることが好ましい。
大まかな指標として、同じ求核性アニオン性原子(例えば、種々の酸素含有アルコールまたは酸中の酸素など)では、親和性の順序がpKa値の順序に相当し得る。
言い換えれば、塩基が高度にケイ素親和性である必要はない、すなわち、中間体基準では、それがケイ素原子と形成する結合を本発明の操作条件下で破壊できなくてはならない。
実際には、この実施態様では、1モルのトリフルオロ酢酸トリメチルシリルを無水DMF中1/10当量の塩基性アニオンと接触させると、熱力学平衡で、少なくとも1/50に等しく、有利には1/10、好ましくは1/5、好ましくは1/2に等しいシリル化比(当初存在した塩基性アニオン−遊離トリフルオロ酢酸塩)/(遊離トリフルオロ酢酸塩)が得られるような塩基、または、より詳しくは、塩基性アニオンを選択することが好ましい。熱力学平衡は、25℃にて2時間後に達成されると考えられる。トリフルオロ酢酸塩は、フッ素NMR(全てのCFCOO存在物の量)および電位差測定(トリフルオロ酢酸トリメチルシリル存在物の特異的分量)により媒質中で容易にアッセイできる。
塩基は、式(I)の化合物と反応しないように非求核性であることが有利である。言い換えれば、塩基は、有利には、例えば、一方では、所望の場合を除き、既に説明したように、カルボン酸アニオンの放出によってケイ素原子を攻撃しないこと、他方では、カルボン酸炭素と不可逆的に反応して、シラノラートの放出によってアルコキシドまたはカルボニル誘導体のいずれかを形成しないことが有利であるはずである。従って、塩基は、せいぜいシラノラートと同程度の求核性であることが有利である。
好ましい塩基としては、トリフルオロ酢酸ナトリウムまたはトリフルオロ酢酸カリウムが挙げられる。
操作条件下で後者が不安定である場合のみ、塩基の投入量が非常に重要である。特に、塩基が式(I)の誘導体と反応し、それを消費するならば、この場合、当量で表して、式(I)の誘導体の量よりも少ない量でのみ使用することが好ましい。
添加する塩基が多くなるほど、反応速度が速くなる。上限は、媒質中への塩基の溶解度、その強度およびその活性に応じて変わる。
しかしながら、一般に、特定の有効性を得るためには、当量で表される式(I)の誘導体に対する、当量で表される塩基(分子)のモル比(B/DI)が少なくとも0.005、有利には0.01、好ましくは0.02であることが好ましい。
特に、以下から分かるように、形成された化合物の滞留時間が短くなるように調整する場合には、上限値はさらに重要でなくなる。
しかしながら、一般に、当量で表される式(I)の誘導体に対する、当量で表される塩基のモル比(B/DI)は、最大2に等しく、好ましくは1、有利には0.5、より好ましくは0.2に等しいと示される場合もある。これらの上限値は、特に塩基が比較的不安定である場合に有利である。これは、特に特定のカルボン酸塩に関連した場合であり得る。
反応は、非プロトン性媒質または溶媒中で実施することが有利である。前記非プロトン性溶媒または媒質は、溶媒のモル数に対してモル数で最大1000ppmに相当する濃度で、pKaが20未満、有利には25未満、好ましくは30未満の酸を含むことが有利である。これは、これらの酸性媒質が所望の含フッ素シリル化炭素誘導体と反応し、それを破壊するためである。上記のような水または酸の濃度が収量を大幅に低下させる。
媒質または溶媒は、極性非プロトン性溶媒、有利には脂肪族溶媒、またはイオン性溶媒もしくは溶解塩、または、最終的には、ここで明示した種類の混合物であり得る。非極性溶媒は、使用する塩基が1リットル当たり少なくとも10−3当量という濃度でこのような媒質に可溶性である場合に使用できる。
極性非プロトン性溶媒の場合では、以下の条件の少なくとも一方を満たしていることが好ましく、両方を満たしていることが有利である。前記溶媒の供与体数が少なくとも10に等しく、有利には20に等しいことが望ましく、またε(誘電率)が少なくとも10に等しく、有利には15に等しいことも望ましい。
供与体数の定義は、Christian Reichardtによる研究、Solvents and Solvent Effects in Organic Chemistry,P.19 (1988)(この研究では、溶媒と希薄ジクロロメタン溶液中の五塩化アンチモンとの間の相互作用のエンタルピーのマイナス値(キロカロリー/molで表される、−ΔH)と定義されている)を参照できることを留意しなくてはならない。
本発明に使用できる溶媒の沸点は、通常100℃以上であり、有利には120℃より高い温度である反応温度に少なくとも等しいことが有利である。最高反応温度は、最大200℃(有効桁数1、好ましくは2)に等しいことが有利である。
ジメチルホルムアミドを使用する場合、操作温度は、130℃から170℃間が好ましく、130℃から150℃がより好ましい。
様々な理由から、特に再生利用を目的として、溶媒が水性媒質中で著しい塩基性または酸性を示さないことが好ましい。従って、溶媒または溶媒の構成成分の1つが塩基性を有する場合には、塩基と共役する酸のpKaが最大5に等しく、有利には5.5に等しいことがより実際的である。酸性度に関する至適制限は上記で示している。
試薬Rf−Dを前記カルボニル官能基と反応させることが望ましい場合を除き、溶媒は、ペルアルキル化アミドを例外として、カルボニル濃縮物を示さないことが好ましい。さらに、一般に、α位に水素を示すカルボニル誘導体は、酸性度が高すぎて高収率は得られない。
従って、反応は、下式の1つで表される反応が起こるような温度において実施する。
Figure 0005002264
反応(加熱分解)温度は、通常100℃以上であり、120℃より高いことが有利である。最高反応温度は、最大200℃(有効桁数1、好ましくは2)に等しいことが有利であり。操作温度は、130℃から170℃間が好ましく、130℃から150℃がより好ましい。
圧力は、重要な役割を果たすものではないが、化合物が過度に揮発性である場合、特に出発物質が揮発性である場合には、大気圧より高い圧力を加えることが有利であり得る。
しかしながら、その場合には、反応混合物から形成される目的生成物をできるだけ迅速に取り出すことを確実に可能にすることが有利である。これは、これらの生成物の高反応性が、それらの特性にとって高度に有利なものである一方で、その合成の際には悪条件でもあるからである。
目的生成物の反応混合物中での滞留時間を短縮するには、反応を迅速に実施することと、式(I)の誘導体の変換度が予め選択した比較的低い値、一般に10%から50%間に到達するのを待つことのいずれか、次いで生成物を分離すること、出発物質を反応に再生利用することが可能である。
別の可能性としては、反応器にバイパスを設置することや形成された時点で目的生成物を循環路内で回収することともある。
最後に、反応生成物および特にRf−D誘導体が溶媒よりも揮発性が高い場合には、形成された時点で目的生成物(Rf−D)を連続的に分離することが可能である。
これは、特に、Rfが5個未満の炭素原子といういくつかの炭素を示す場合に当てはまる。
本研究において最高の結果が得られた溶媒は、ペルアルキル化アミドであり、すなわち、もはや遊離水素を有していないものである。本研究によって確認される、このようなアミドがルパート試薬(CF−SiMe)と反応を起こすことが分かるという範囲で、この結果は驚くべきものである。しかしながら、この反応は、上記の温度は有利に働かないように思われ、これが、このような溶媒を使用する場合に、目的化合物(Rf−D)を回収し、次いで放冷すること、さらにより好ましくは、形成された時点で回収することが好ましい理由である。
溶媒の好ましい例としては、特に線状または環状カルボキサミド、例えば、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)、N,N−ジエチル−アセトアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジエチルホルムアミドもしくは1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、またはテトラメチレンスルホン(スルホラン)が挙げられる。
申し分のない別の種類の溶媒としては、エーテル群、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル(すなわち、グリム)またはジエチレングリコールジメチルエーテル(すなわち、ジグリム)などがある。
しかしながら、アミドが、反応を可能にし、反応を強く促進する一方で、特定の条件下において、本発明において望ましい試薬と縮合するという不都合を示すということもまた指摘しなくてはならない。従って、ルパート試薬をジメチルホルムアミドのカルボニルと比較的低い温度で反応させ、式Rf−CH[N(CH]−O−Dのシリル化誘導体を得ることが可能である。
しかしながら、この反応は、アミドとの付加反応による生成物が加熱により目的生成物を元に戻し得るので可逆的である。本発明へと導いた研究の期間中に下記反応を証明した。
Yがアミノメチレンである式(I)の化合物が認識されている。
用語「Rf」とは、次式の基を意味すると理解される:
EWG−(CX− (IV)
(式中、
−同一であるかまたは異なっている、X基は、X基の少なくとも1つがフッ素、有利には空結合を有する炭素によって保持されるフッ素であるという条件つきで、塩素、フッ素または式C2n+1(ここで、nは最大5に等しく、好ましくは2に等しい整数である)の基を表し、
−pは最大2に等しい整数を表し、
−EWGは電子求引性基を表し(すなわち、そのハメット定数シグマp[σ]が0より大きく、有利には0.1より大きく、好ましくは0.2より大きい)、その任意の官能基は反応条件下で不活性であり、フッ素または式Cν2ν+1(ここで、νは最大8に等しく、有利には5に等しい整数である)の過フッ素化残部分であることが有利である。)
式(IV)において、pは1または2に相当する。
Rfの全炭素数は、1から15個、好ましくは1から10個、さらにより好ましくは、1から4個の範囲の閉区間(すなわち、限界が含まれる)内から選択されることが有利である。
Rfは次式に相当することが有利である:
EWG−(CX(p−1)−CF− (V)
X基の少なくとも半分、有利には3/4、好ましくは全てがフッ素である場合には、それらの結果が特に有利である。
別の有利な組合せとしては、XおよびEWG基の少なくとも半分、有利には3/4、好ましくは全てがフッ素原子および式Cν2ν+1(ここで、νは最大8に等しく、有利には5に等しい整数である)の過フッ素化残部分から選択されるものがある。
2つの組合せの共通部分(すなわち、2つの上記制限に対応する組合せの構成要素)が好ましい実施の1つに相当する;従って、好ましい実施の1つとは、Rfを式Cν2ν+1(ここで、νは1から15個、好ましくは1から10個の範囲の閉区間(すなわち、限界が含まれる)内から選択される整数である)の過フッ素化基から選択することである。νに対して最大8に等しく、有利には5、好ましくは3に等しい値を選択することは、特に蒸留が容易であるという理由から好都合であり得る。
特に、Rfはトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピルおよびノナフルオロブチル(特に直鎖型)から選択できる。
Rf基は、二または多官能性化合物を得るために、発明の主題であるものと一般に同一である(すなわち、同じ置換基を有する)ものと同じ性質の少なくとも1つの他の官能基(すなわち、官能基に特徴的な原子配列、この場合では、シリルカルボン酸塩[CO−O−Si]は同じであるが置換基が異なっていてもよい)を有し得る。
この場合、EWGは、前記官能基、すなわち、シリルカルボン酸塩であるか、またはそれを有している。
EWGが前記官能基である場合、pは少なくとも2に等しい。
ケイ素親和性のある塩基を使用すると、塩基が式(I)の化合物と反応し、対応する酸性塩が生成する。この時点で塩基としての役割を果たすのがこの酸性塩である。
従って、使用できる塩基のうち、対応する酸性塩(Rf−COO)が使用できる。この塩は、Rf基の強力な電子求引力により分解を受け、その結果として、副反応が生じ、変換収率(CY、すなわち、反応により消費された物質に対する目的生成物の収率)を低下させ得る。一方で、反応収率(RY、すなわち、出発物質の投入量に対する目的生成物の収率;RY=DC×CY)は、一般にかなり高い。
従って、当業者は、高反応収率RY(出発物質の投入量に対する目的生成物の収率;RY=DC×CY)を望むかまたは高選択性を望むかどうかによって選択することができる。
もう一方で、ケイ素親和性があまりない、より弱い塩基、例えばフッ素より重いハロゲン化物、特に、塩化物などは、変換収率を向上させるが、より低い反応性を示すため、変換度(DC=出発物質の量に対する生成物の変換量)、反応収率(RY)、さらに生産高および容量収率を低下させる。
塩基のコカチオン(cocation)は、アルカリ金属であることが有利であり、少なくともナトリウムのものと同ランクのもの、またはオニウム、特にテトラアルキルアンモニウムおよびテトラアルキルホスホニウムなどのかなり大きな有機カチオンであるが有利である。また、テトラアリールアンモニウムおよびテトラアリールホスホニウムも使用できる。また、混合オニウム、すなわち、アリールとアルキルの両方を含むものも使用できる。
名前に「オニウム」という接辞(一般に接尾辞)を含むオニウム類、例えば、スルホニウム、ホスホニウム、アンモニウムなどがテトラアルキルアンモニウム、テトラアリールホスホニウムまたはトリアルキルスルホニウムタイプのカチオンであることを留意しなくてはならない。これらのオニウムは、少なくとも4つまたは3つの一価炭化水素鎖に対して第VB族および第VIB族の半金属元素(1966年1月にSociete Chimique de Franceの付録として刊行された元素周期表に定義された通り)によって形成されるカチオンであることが有利である。オキソニウムはあまり安定しておらず、この用途には使用できないことを指摘しなくてはならない。これらのオニウム類のうち好ましいものとして、4から24個の炭素原子、好ましくは4から12個の炭素原子を示すテトラアルキルアンモニウム、4から24個の炭素原子、好ましくは4から12個の炭素原子を示すテトラアルキルホスホニウム、およびテトラアリールホスホニウム、ならびに混合アルキルトリアリールホスホニウム、ジアルキルジアリールホスホニウムおよびトリアルキルモノアリールホスホニウムがある。
シュバイジンガー(Schweisinger)塩基の場合のように、高度に非局在化した正電荷を有する誘導体、より簡単には「イニウム」、例えば、特に、イミダゾリニウムまたはグアニジニウム、およびイオン性溶媒または溶解塩として使用される化合物を使用することも有利であり得る。
名前に「イニウム」という接辞(一般に接尾辞)を含むイニウム類(例えば、スルフィニウム、ホスフィニウム、イミニウム、ピリジニウムなど)がカチオンであることを留意しなくてはならない。それぞれ3つまたは2つの炭化水素鎖(その炭化水素鎖の1つが二価であり、前記半金属元素と二重結合を形成し、それ以外のものが一価である)に対して第VB族および第VIB族の半金属元素(1966年1月にSociete Chimique de Franceの付録として刊行された元素周期表に定義された通り)によって形成されるイニウムが選択される。第VB族の元素、中でも窒素が好ましい。半金属元素が酸素単独であるイニウムは、通常、本発明に使用するのに十分なほど安定したものではない。
イオン性溶媒または溶解塩を使用する場合には、アニオンまたはアニオンのうちの1つが反応を起こし得る塩基として選択される。
好ましい塩基アニオンのうち、ハロゲン化物、特に塩化物が挙げられる。
超酸は、本発明において塩基として作用し得るアニオンを与えない。従って、酸スケールでのハメット定数が13より大きい、さらには12より大きい酸に相当するアニオンは避けるべきである。
本発明は、その場でルパートタイプの試薬を調製し、そうすることによって、試薬Rf−Dを単離しないでフルオロアルキル化反応を行うために、本発明の反応を使用して実施することができる。
従って、本発明は、連続または同時付加のための
−弱ケイ素親和性である弱塩基、
−Yがカルボニルである式(I)の化合物、
−沸点が少なくとも100℃に等しく、有利には120℃より高く、有利には130℃から170℃間であり、より好ましくは130℃から150℃である溶媒
を含む試薬を対象とする。
試薬において、塩基がシラノラートである場合には、塩基が式(I)の化合物のモル量の少なくとも2分の1倍、有利には4分の1倍、好ましくは10分の1倍に等しい量である。
本発明はまた、少なくとも120℃に等しく、有利には130℃から170℃間であり、より好ましくは130℃から150℃である温度で加熱することによって、Rfを求電子性基質にグラフトするための上記試薬の使用も対象とする。
式Rf−C(O)−O−Dの誘導体が、化合物DXの蒸留温度に達する前に、Rf−C(O)−Oアニオンの化合物DX(ここで、Xはハロゲンまたはシュードハロゲン脱離基である)への作用によって反応媒質中で合成され得ることが有利であるということは述べておくべきである。
は、本発明の好ましい塩基を形成するアニオン(Rf−C(O)−Oを除くことは言うまでもない)から選択されることが有利である。条件を満たす脱離基の1つとして塩素があるが、これは、その場合、反応混合物が、塩基性触媒的な役割を果たすアニオンと式(I)の化合物の両方を有する目的生成物が生じる加熱分解を受ける準備ができているためである。Rf−C(O)−Oを塩基として望む場合も、それを準化学量論的にDX中に位置づけることに差し支えない。
本発明を次の限定するものではない実施例によって例示する。
反応性、反応生成物の揮発性および分析の難しさを考えれば、収率はかなり不確実である。
(実施例I)
種々の塩基での定性試験
種々の塩基を使用する一連の試験を行う。
アルゴン雰囲気下、塩基(1mmol)をショット(Schott)社製60ml試験管に入れる。アルゴン雰囲気下、20℃にてDMF(2ml)、次いでトリフルオロ酢酸トリメチルシリル(372mg、2mmol)を加える。
試験管を密閉し、反応混合物を140℃にて所望の時間加熱する。
20℃に戻した後、さらなる処理は行わずに反応媒質を分析する。
性能を下記表にまとめている。
Figure 0005002264
(実施例II)
トリフルオロ酢酸カリウムの存在下でのトリフルオロ酢酸トリメチルシリル
アルゴン雰囲気下、トリフルオロ酢酸カリウム(152mg、1mmol)をショット社製60ml試験管に入れる。
アルゴン雰囲気下、20℃にてDMF(2ml)、次いでトリフルオロ酢酸トリメチルシリル(372mg、2mmol)を加える。
試験管を密閉し、反応混合物を140℃にて所望の時間加熱する。
20℃に戻した後、さらなる処理は行わずに反応媒質を分析する。
性能を下記表にまとめている。
Figure 0005002264
(実施例III)
塩化カリウムの存在下でのトリフルオロ酢酸トリメチルシリル
アルゴン雰囲気下、塩化カリウム(74.5mg、1mmol)をショット社製60ml試験管に入れる。
アルゴン雰囲気下、20℃にてDMF(2ml)、次いでトリフルオロ酢酸トリメチルシリル(372mg、2mmol)を加える。
試験管を密閉し、反応混合物を140℃にて所望の時間加熱する。
20℃に戻した後、さらなる処理は行わずに反応媒質を分析する。
性能を下記表にまとめている。
Figure 0005002264
(実施例IV)
トリフルオロ酢酸カリウムの存在下でのトリフルオロ酢酸トリメチルシリル(連続付加および蒸留)
トリフルオロ酢酸カリウム(1.2g、7.74mmol)およびトリフルオロ酢酸トリメチルシリル(3.09g、16.6mmol)のDMF(7.1g)中溶液を、140℃に加熱したDMF(7.13g)に2時間40かけて加える。
ひとたび添加が完了したら、加熱を45分間続ける。
反応中に、−78℃に冷却したトラップで揮発性化合物を集める。
ひとたび加熱が完了し、温度が20℃に戻ったら、種々の相(再凝結した揮発性物質およびDMF)を電位差測定および19F NMRにより分析する。
これらの条件下で、RYは22mol%であり、TMSTFAのDCは66mol%(CY=33%)である。
使用した装置の概略図を図1に示す。
(実施例V)
塩化カリウムの存在下でのトリフルオロ酢酸トリメチルシリル(連続添加および蒸留)
トリフルオロ酢酸トリメチルシリル(3.09g、16.6mmol)のDMF(7.1g)中溶液を、140℃に加熱した、塩化カリウム(990mg、13.28mmol)を含むDMF(7.13g)に3時間40かけて加える。
ひとたび添加が完了したら、加熱を45分間続ける。
反応中に、−78℃に冷却したトラップで揮発性化合物を集める。
ひとたび加熱が完了し、温度が20℃に戻ったら、種々の相(再凝結した揮発性物質およびDMF)を電位差測定および19F NMRにより分析する。
これらの条件下で、RYは3mol%であり、TMSTFAのDCは7mol%(CY=43%)である。
使用した配置の概略図は上記のものと同一である。
実施例IV、Vに使用した装置の概略図。

Claims (17)

  1. 少なくとも1個のフッ素を有する炭素とケイ素の間に結合を示す、式(VI)Rf−Dの含フッ素シリル化誘導体を調製する方法であって、式(I)Rf−Y−O−Dの誘導体:
    (前記式(I)及び(VI)中、
    −Rfは、Yに対してα位の炭素に少なくとも1個のフッ素原子を含んでなる、1から15個の炭素原子を有する炭化水素基を表し、
    −Dはシリル化基から選択され、
    −Yはカルボニル基である)
    を、極性非プロトン性溶媒中で、少なくとも100℃に等しい温度で、共役酸のpKaが最大7に等しいよう選択された弱塩基と接触させる段階を含むことを特徴とする、前記方法。
  2. Dが式Si(R)(R)(R)(III)に相当し、同一であるかまたは異なっている、R、RおよびRが、アリール、アルキル、アルキルオキシルまたはハロゲンから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. Dがトリメチルシリル基であることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. Rfが1から10個の炭素原子を有する炭化水素基を表すことを特徴とする、請求項1から3の一項に記載の方法。
  5. Rfがトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピルおよびノナフルオロブチルから選択されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. Rfがトリフルオロメチルであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 塩基が弱塩基であり、共役酸のpKaが最大1に等しい塩基であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 塩基がトリフルオロ酢酸アニオンであることを特徴とする、請求項1から7の一項に記載の方法。
  9. 当量で表される式(I)の誘導体に対する塩基のモル比が少なくとも0.005に等しいことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  10. 当量で表される式(I)の誘導体に対する塩基のモル比が少なくとも0.02に等しいことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  11. 当量で表される式(I)の誘導体に対する塩基のモル比が最大2に等しいことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  12. 反応を、供与体数が少なくとも10に等しい極性非プロトン性溶媒中で実施することを特徴とする、請求項1から11の一項に記載の方法。
  13. 反応を、誘電率εが少なくとも10に等しい極性非プロトン性溶媒中で実施することを特徴とする、請求項1から12の一項に記載の方法。
  14. 反応を、DMF中で実施することを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 反応温度が、130℃から170℃の間であることを特徴とする、請求項1から14の一項に記載の方法。
  16. 圧力を、少なくとも大気圧に等しくなるように選択することを特徴とする、請求項1から15の一項に記載の方法。
  17. −共役酸のpKaが最大7に等しいよう選択された弱塩基と、
    −式(I)Rf−Y−O−Dの化合物と、
    −沸点が少なくとも100℃に等しい極性非プロトン性溶媒
    とを含む、少なくとも1個のフッ素を有する炭素とケイ素の間に結合を示す、式(VI)Rf−Dの含フッ素シリル化誘導体を調製するための試薬
    (但し、RfはYに対してα位の炭素に少なくとも1個のフッ素原子を含んでなる、1から15個の炭素原子を有する炭化水素基を表し、Dはシリル化基から選択され、Yはカルボニル基である)。
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