JP5001810B2 - 可変剛性ばね、制振装置、及び構造物 - Google Patents

可変剛性ばね、制振装置、及び構造物 Download PDF

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Description

本発明は、可変剛性ばね、制振装置、及び構造物に関する。
ライブハウスや多目的ホール等において大人数の観客が音楽に合わせて連続した跳躍運動を行った場合、又は、工場においてプレス機械等が連続稼動した場合に振動が発生する。この振動は、当該建物の周辺の建物に基礎や地盤を経由して伝播し、上下の振動を誘発して、不快な振動として感じられる。この不快な振動を解消するため、当該振動を打ち消す振動を強制的に発生させて制振を行う起振装置を振動発生源の周辺に設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の起振装置は、振動センサで計測された振動に基づいて、空気ばねの内圧を調整して固有振動数を変化させて制振を行っている。しかしながら、特許文献1の起振装置は、空気ばねの内圧を変えて、空気ばね全体の剛性を変化させていたため、エネルギーロスが大きかった。
特開平6−200536
本発明は、エネルギーロスが小さく、振動体の制振が可能な可変剛性ばね、制振装置、及び構造物を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る可変剛性ばねは、直列に配置された複数のコイルばねと、前記複数のコイルばねのうち少なくとも1つに設けられ、前記コイルばねの変位を阻止する変位阻止手段と、を有し、前記変位阻止手段は、前記コイルばねの両端部にそれぞれ取付けられた取付部材と、前記取付部材の他方に取付けられMR流体を収容した収容部と、前記取付部材の一方に設けられ前記MR流体へ浸漬された凸部と、で構成された取付ユニットと、を備え、前記コイルばねに通電することで前記MR流体に磁界を作用させることを特徴としている。
上記構成によれば、変位阻止手段が、直列に配置された複数のコイルばねのうち、少なくとも1つのコイルばねの変位を阻止することで、複数のコイルばね全体のばね定数が変化し、即ち剛性を変化させることができる。これにより、従来のような、コイルばね全体の剛性を変化させるものと比べて、部分的な剛性変化で済むので、エネルギーロスが小さくなる。また、振動数が変化する振動体の振動数に応じて、可変剛性ばねの剛性を変化させることで、該振動体から伝播する振動を制振することができる。
また、コイルばねが磁界を発生して、取付ユニットの収容部のMR流体に磁界を作用させる。収容部のMR流体は、磁界が作用することにより、含有される粒状磁性体が集合してクラスターを形成するため、凸部の移動が阻止される。これにより、凸部が形成された取付部材が動かなくなる。このため、複数のコイルばねのうち、動かなくなった取付部材に取付けられたコイルばねの変位が阻止され、複数のコイルばね全体の剛性が変化する。このように、MR流体に磁界を作用させるだけで剛性を変化させることができるので、可変剛性ばねの剛性変化が容易となる。また、MR流体は、磁界の作用によって瞬時にクラスターを形成するため、短時間で複数のコイルばね全体の剛性を変化させることが可能となる。
本発明の請求項に係る可変剛性ばねは、積み重ねられた複数の前記取付ユニットと、 前記コイルばねに選択的に通電して磁界を発生させる磁界選択発生手段と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、磁界選択発生手段が、積み重ねられた複数の取付ユニットのコイルばねのうち、剛性変化が必要とされる少なくとも1つのコイルばねを選択して通電し、磁界を発生させる。この磁界が収容部のMR流体に作用することにより、選択された取付ユニットのコイルばねの変位が阻止され、複数のコイルばね全体の剛性が変化する。ここで、複数のコイルばね全体の剛性、すなわち、可変剛性ばねの剛性は、コイルばねの選択の組合せを変えるだけで複数種類に変化させることができるので、可変剛性ばねの剛性変化の自由度が増える。
本発明の請求項に係る可変剛性ばねは、前記複数のコイルばねのばね定数が、それぞれ異なることを特徴としている。上記構成によれば、複数のコイルばねの異なるばね定数を組合せて、全体としてさらに多くのばね定数が設定可能となる。
本発明の請求項に係る制振装置は、構造物に設けられ、上下方向に発生する該構造物の振動数と振幅を計測する計測手段と、前記構造物の柱又は杭に設けられ、前記構造物の振動を打ち消す上下方向の制振力を発生する制振手段と、前記計測手段で計測された構造物の振動数と振幅に基づいて前記制振力の大きさを制御する制御手段と、を有する制振装置において、前記制振手段が、上下方向に振動可能な加振部と、前記加振部と前記柱又は前記杭との間に設けられた請求項1から請求項のいずれか1項に記載の可変剛性ばねと、を有し、前記制御手段が、前記振幅に基づいて前記加振部を振動させるとともに、前記振動数に基づいて前記可変剛性ばねの剛性を変化させることを特徴としている。
上記構成によれば、構造物の振動を打ち消す(制振する)ときに、加振部の振動によって振幅が調整され、可変剛性ばねの剛性を変化させることによって振動数が調整されるので、簡易な構成で制振力の大きさを制御できる。また、可変剛性ばねを用いることにより、制振装置のエネルギーロスを小さくできる。
本発明の請求項に係る構造物は、請求項に記載の制振装置が、柱又は杭に設けられたことを特徴としている。上記構成によれば、集団で人が跳躍するなどして構造物に上下方向の振動が発生すると、制振装置が上下方向の振動数と振幅に基づいて柱又は杭に制振力を作用させる。これにより、振動発生源である構造物の上下方向の振動が集中する柱や杭で、自ら振動を打ち消すので、地盤を通じて周囲の構造物に振動が伝わることがなくなる。
本発明は、上記構成としたので、エネルギーロスが小さく、振動体の制振が可能となる。
本発明の可変剛性ばね、制振装置、及び構造物の第1実施形態を図面に基づき説明する。図1に示すように、地面20上に建物10が構築されている。建物10は、地盤22の鉛直方向にコンクリート等で構成される杭12が形成され、杭12上にH鋼からなる複数の柱14と複数の梁16が組み上げられ固定されることで構築される。また、建物10には、最上階に大人数を収容するホール24が設けられている。ホール24の床部18には、ホール24で発生する振動の振幅及び周波数を計測する振動センサ26が設けられている。
一方、ホール24直下の複数の柱14Aの中央部14Bには、ホール24の床部18で発生する振動(矢印A)を打ち消す振動(矢印B)を発生させる制振装置100が内包されている。また、ホール24の下の階には、振動センサ26で計測された振動の振幅及び周波数に基づいて、制振装置100の振動を制御する制御装置30が設けられている。制御装置30と振動センサ26は、通電可能なケーブル28で接続され、制御装置30と制振装置100は、同様に通電可能なケーブル32で接続されている。制御装置30は、図示しない電源を内包しており、制御装置30から外部に電力供給可能となっている。
図2(a)に示すように、柱14Aの中央部14Bのフランジの間には、鋼板からなり水平方向に広がる天井壁104及び底壁106が溶接されている。また、中央部14Bのウェブの両側には、天井壁104と底壁106で囲まれ、収納部107A及び収納部107Bが形成されている。収納部107A及び収納部107Bには、それぞれ制振装置100が収容されている。なお、収納部107A及び収納部107Bにおける制振装置100は同様の構成のため、収納部107Bの制振装置100については説明を省略する。
次に制振装置100について説明する。図2(a)及び図2(b)に示すように、制振装置100は、振動を発生させる加振部108と、加振部108で発生した振動数を調整して天井壁104及び底壁106に伝達する振動調整部110とで構成されている。
加振部108は、底板118上にチャンネル型鋼140の2本を対向させ、隙間部121を形成して構成された支柱120と、支柱120の両側に立設された2本の補助支柱126と、中空筒状で支柱120に外挿される可動部122と、支柱120及び補助支柱126で支持される天板116とを備えている。
支柱120は、可動部122に取り囲まれ、可動部122から内側へ延びる支持部材128が、上下方向へ移動可能に隙間部121に位置している。さらに、支柱120を構成するチャンネル型鋼140の内側(ウェブ)には、複数の磁石142が鉛直方向に並べて固定されている。
支持部材128の中央には、図示しない芯金に通電可能なコイルが複数回巻き掛けられた電磁コイル130が固定され、磁石142と対向している。これにより、電磁コイル130と可動部122が一体で、支柱120の外周面に沿って移動可能となっている。電磁コイル130には、通電可能なケーブル132の一端が接続されている。ケーブル132の他端は図示しない電源に接続されており、ケーブル132への通電の制御は制御装置30(図1参照)で制御されている。
可動部122の外面には、鋼板からなるウェイト124が、図示しないボルト及びナット等の固定手段で交換可能に固定されている。ウェイト124の重量を変えることで、可動部122の重量が変更可能となっている。
ここで、制御装置30(図1参照)からの指令で電磁コイル130に通電されると、電磁コイル130の周囲に磁界が発生し、この磁界と前述の磁石142の磁界との反発力によって可動部122が支柱120に沿って移動する。可動部122の移動方向は、電磁コイル130への通電方向によって変わり、制御装置30が通電方向を適宜変更することで、可動部122が上下方向(矢印F方向)に移動するようになっている。可動部122の上下方向の移動により加振部108が振動し、加振力が発生する。
一方、振動調整部110は、所定のばね定数(固有の剛性)のスプリング112と、制御装置30(図1参照)からの通電によってばね定数(剛性)が変化する可変剛性ばね40とで構成されている。スプリング112及び可変剛性ばね40の一端は、天井壁104又は底壁106に固定され、他端は天板116又は底板118に固定されている。
次に、可変剛性ばね40について説明する。ここでは、天井壁104と天板116の間に配置された可変剛性ばね40について説明するが、底壁106と底板118の間に配置された可変剛性ばね40も同様の構成である。図3(a)に示すように、可変剛性ばね40は、3つの取付ユニット42、44、46と、制御装置30(図1参照)内に設けられた選択通電ユニット48とで構成されている。
取付ユニット42は、略プレート状の下取付部材54を有している。下取付部材54の上面には、上部に開口部が形成された略円筒状の収容ケース58が接着等により取付けられている。収容ケース58内には、粒状磁性体Gが分散混入されたシリコンオイルからなるMR(Magneto-Rheological)流体56が収容されている。
MR流体56は、磁界M(磁場)が作用していない通常時は粒状磁性体Gが分散されており、流動性のある液体となっているが、図3(b)に示すように、発生した磁界Mが作用すると、粒状磁性体Gが集合してクラスターを形成し、降伏応力をもつ固体状になる。なお、図3(b)では、取付ユニット46におけるMR流体56への磁界Mの作用状態を示しているが、他の取付ユニット42、44についても同様である。
収容ケース58には、金属製のコイルばね50が外挿されており、コイルばね50の下側端部が、下取付部材54の上面に接着等により固定されている。また、コイルばね50の上側端部は、収容ケース58上に配置された略プレート状の上取付部材52の下面に、接着等により固定されている。上取付部材52の下面側で、コイルばね50の内側には、収容ケース58の開口部に挿入され、MR流体56へ浸漬される凸部60が設けられている。
このようにして、コイルばね50の両端部にそれぞれ取付けられた上取付部材52及び下取付部材54と、上取付部材52と下取付部材54の間に設けられMR流体56を収容した収容ケース58と、上取付部材52に設けられMR流体56へ浸漬された凸部60とで、取付ユニット42が構成されている。
同様にして、取付ユニット44は、コイルばね62の両端部にそれぞれ取付けられた上取付部材64及び下取付部材66と、上取付部材64と下取付部材66の間に設けられMR流体56を収容した収容ケース68と、上取付部材64に設けられMR流体56へ浸漬された凸部70とで構成されている。
また、取付ユニット46は、コイルばね72の両端部にそれぞれ取付けられた上取付部材74及び下取付部材76と、上取付部材74と下取付部材76の間に設けられMR流体56を収容した収容ケース78と、上取付部材74に設けられMR流体56へ浸漬された凸部80とで構成されている。
ここで、下取付部材54の下面略中央から下方へ向けて、凸部70よりも小さい外径を有する突出部54Aが形成されており、上取付部材64の上面略中央に突出部54Aの外径と略等しい内径を有する穴部64Aが形成されている。そして、突出部54Aが穴部64Aに嵌合されることにより、取付ユニット42、44が積み重ねられている。
同様に、下取付部材66の下面略中央から下方へ向けて、凸部80よりも小さい外径を有する突出部66Aが形成されており、上取付部材74の上面略中央に突出部66Aの外径と略等しい内径を有する穴部74Aが形成されている。そして、突出部66Aが穴部74Aに嵌合されることにより、取付ユニット44、46が積み重ねられている。
上取付部材52は、接着又はボルト、ナット等の締結による固定手段によって天井壁104に取付けられている。同様の固定手段によって、下取付部材54と上取付部材64、下取付部材66と上取付部材74、及び下取付部材76と天板116が固定されている。このようにして、3つの取付ユニット42、44、及び46が積み重ねられている。
ここで、コイルばね50のばね定数をK1、コイルばね62のばね定数をK2、コイルばね72のばね定数をK3、可変剛性ばね40のばね定数をKとする。また、単純モデルとして、可変剛性ばね40は、コイルばね50、62、72が直列に連結されているものとする。このとき、1/K=1/K1+1/K2+1/K3となる。なお、K1、K2、K3は同じ値であってもよく、また異なる値であってもよいが、ここでは異なる値にしている。これは、各ばね定数を異なる値とした場合、可変剛性ばね40のばね定数Kの設定可能なパターン数が増えるためである。
コイルばね50の上側端部はケーブル82Aの一端に接続され、下側端部はケーブル82Bの一端に接続されている。ケーブル82A及びケーブル82Bの他端は、選択通電ユニット48に接続されている。同様に、コイルばね62の上側端部はケーブル84Aの一端に接続され、下側端部はケーブル84Bの一端に接続されている。ケーブル84A及びケーブル84Bの他端は、選択通電ユニット48に接続されている。同様に、コイルばね72の上側端部はケーブル86Aの一端に接続され、下側端部はケーブル86Bの一端に接続されている。ケーブル86A及びケーブル86Bの他端は、選択通電ユニット48に接続されている。
選択通電ユニット48は、振動センサ26(図1参照)で計測された振動の周波数に基づいて、制御装置30が可変剛性ばね40のばね定数Kを選択すると、選択されたばね定数Kに基づいて、コイルばね50、62、72の少なくとも1つに通電するようになっている。一方、コイルばね50、62、72の少なくとも1つに通電されると、可変剛性ばね40のばね定数Kが変化する。これにより、可変剛性ばね40の剛性が変化し、振動調整部110の剛性が変化して、前述の加振部108(図2参照)で発生する振動数が変化するようになっている。
次に、本発明の第1実施形態の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、ホール24でコンサート等が行われ、演奏曲の音のリズムに合わせて集団で人が跳躍すると、建物10の床部18が上下方向に振動する。床部18で発生した振動波A(振幅a、周期T1、振動数1/T1とする)は、柱14Aに集中して伝播する。振動センサ26は、この振動波Aの振幅a、周期T1、及び振動数1/T1を計測し、制御装置30にデータを送信する。
続いて、制御装置30が、振動波Aと1/2周期ずれている振動波B(振幅a、振動数1/T1)の振動を発生させるように電磁コイル130に通電し、磁界を発生させて加振部108が上下に振動する。加振部108の振動は、スプリング112及び可変剛性ばね40からなる振動調整部110の剛性(ばね定数)により振動数が調整される。なお、可変剛性ばね40のばね定数Kは、最初の曲の演奏が行われる前に、予め予測される振動数に合わせて設定されているものとする。
柱14Aに伝播した振動波Aは、加振部108で発生し、振動調整部110で振動数が調整された振動波Bの制振力によって打ち消されるので、中央部14Bより下方に伝播する振動がほぼなくなる。なお、振動センサ26で微弱な振動が測定される場合には、制御装置30が、電磁コイル130への通電を調整して適宜フィードバック制御を行うことで、振動波Aが制振される。
次に、ホール24における振動波の振動数及び振幅が変わるときの制振について説明する。図1及び図5に示すように、ホール24において、例えばコンサートが行われ、1番目の曲に合わせて集団で人が跳躍し、そのとき発生した振動波を打ち消すための振動波がグラフC(振幅b、周期T2、振動数1/T2)だったとする。ここで、1番目の曲が終了し、2番目の曲が開始され、再び曲に合わせて集団で人が跳躍して、グラフAの振動波(振幅a、周期T1、振動数1/T1)が発生したとする。
制御装置30は、振動センサ26から送信されるデータ(振幅a、周期T1、振動数1/T1)に基づいて、電磁コイル130(図2b参照)への通電量及び通電方向を変更し、グラフAの振動波と1/2周期ずらすとともに、グラフCの振動波の振幅をbからaに調整する(矢印Y)。
また、図3、図4(c)、及び図5に示すように、制御装置30は、グラフCの振動波の振動数を1/T2から1/T1に調整する(矢印X)ため、可変剛性ばね40における取付ユニット42、44、46のうち、どの取付ユニットの剛性を変化させればよいかを選択する。
この選択は、例えば、前述の可変剛性ばね40のばね定数Kの関係式1/K=1/K1+1/K2+1/K3における右辺の3つの項のいずれかを、削除又は削除せずにばね定数Kを求め、このばね定数Kを用いて周期Tを演算し、求まったTがT1に最も近い値となるときに、どの取付ユニットの項を削除したかによって行うことができる。ここでは、取付ユニット42の剛性を変化させて、可変剛性ばね40の剛性を変化させることが選択されたものとする。変化後の可変剛性ばね40のばね定数をK´とすると、1/K´=1/K2+1/K3である。
取付ユニット42の選択により、制御装置30は、選択通電ユニット48を作動させてコイルばね50に通電する。コイルばね50では、選択通電ユニット48からの通電量及びコイルばね50の巻き数に応じた磁界Mが発生する。収容ケース58内部のMR流体56は、磁界Mが作用することにより、粒状磁性体Gがクラスターを形成し、固体状となる。これにより、上取付部材52の凸部60の変位が阻止され、上取付部材52及び下取付部材54に取付けられているコイルばね50の変位が阻止される。
ここで、図4(a)は、コイルばね50、62、72の変位が阻止されていない状態を示しており、図4(b)は、コイルばね50の変位が阻止された状態を示している。図4(a)では、コイルばね50、62、72の変位が阻止されていないため、各取付部材間の間隔d1、d2、d3は可変である。一方、図4(b)では、コイルばね50の変位のみが阻止されているため、間隔d1は固定で、間隔d2、d3が可変となっている。
このように、可変剛性ばね40のばね定数がK´に変化したことにより、図2、図4(c)、及び図5において、振動調整部110の剛性が変化し、加振部108の振動数が調整される。これにより、加振部108において、グラフBの振動波(振幅a、振動数1/T1、周期T1/2遅れ)が発生し、グラフBの振動波の制振力によってグラフAの振動波が打ち消される。
以上説明したように、変位阻止手段としての取付ユニット42、44、46、及び選択通電ユニット48によって、直列に配置された複数のコイルばね50、62、72のうち、少なくとも1つのコイルばねの変位を阻止することで、複数のコイルばね50、62、72全体のばね定数が変化し、可変剛性ばね40の剛性を変化させることができる。これにより、従来の空気ばねのような、ばね部材全体の剛性を変化させるものと比べて、部分的な剛性変化で済むので、エネルギーロスが小さくなる。また、振動数が変化するホール24(床部18)の振動数に応じて、可変剛性ばね40の剛性を変化させることで、ホール24から地盤22へ伝播する振動を制振することができる。
さらに、MR流体56に磁界Mを作用させるだけで可変剛性ばね40の剛性を変化させることができるので、可変剛性ばね40の剛性変化が容易となる。また、MR流体56は、磁界Mの作用によって粒状磁性体Gが瞬時にクラスターを形成するため、短時間で可変剛性ばね40の剛性を変化させることが可能となる。
また、コイルばね50、62、72によって磁界を発生させるため、磁界を発生する手段を別に設ける必要がなくなり、可変剛性ばね40の小型化が可能となる。
また、複数のコイルばね50、62、72全体の剛性、すなわち可変剛性ばね40の剛性は、各コイルばねの選択の組合せを変えるだけで複数種類に変化させることができるので、可変剛性ばね40の剛性変化の自由度が向上する。
また、制振装置100は、建物10の振動を打ち消す(制振する)ときに、加振部108の振動によって振幅が調整され、可変剛性ばね40の剛性を変化させることによって振動数が調整されるので、簡易な構成で制振力の大きさを制御できる。また、可変剛性ばね40を用いることにより、制振装置100のエネルギーロスを小さくできる。
また、集団で人が跳躍するなどして建物10に上下方向の振動が発生すると、制振装置100が上下方向の振動数と振幅に基づいて柱14又は杭12に制振力を作用させる。これにより、振動発生源である建物10では、上下方向の振動が集中する柱14で自ら振動を打ち消すので、地盤22を通じて周囲の建物に振動が伝わることがなくなる。なお、制振装置100を杭12に設ければ、杭12についても制振を行える。
なお、本発明の可変剛性ばねの第1実施形態の他の実施例として、図6(a)、(b)、(c)に示すような構成を用いてもよい。図6(a)に示す可変剛性ばね150は、複数の取付ユニット152を積み重ねて構成されている。取付ユニット152は、コイルばね50の両端部にそれぞれ取付けられた上取付部材154及び下取付部材156と、コイルばね50の外周面から外側の位置で、上取付部材154と下取付部材156の間に設けられ、MR流体56を収容した収容ケース158と、上取付部材154に設けられMR流体56へ浸漬された凸部160とで構成されている。
ここで、コイルばね50に図示しない制御装置から通電され、磁界Mが発生すると、磁界Mの作用により粒状磁性体Gがクラスターを形成し、MR流体56が固体状となって、コイルばね50の変位が阻止される。これにより、可変剛性ばね150の剛性を変化させることができる。
一方、図6(b)に示すように、コイルばね50のみに電源を含む通電ユニット162を接続して、1つのコイルばね50のみの剛性を変化させてもよく、また、図6(c)に示すように、コイルばね50、62に電源を含む通電ユニット162、164をそれぞれ接続して、2つのコイルばね50、62の剛性を変化させ、残りの1つのコイルばね72の剛性をそのままにしてもよい。本実施形態のようにコイルばねが3つの場合は、剛性を変化させるコイルばねの組合せは7通りある。
次に、本発明の可変剛性ばね、制振装置、及び構造物の第2実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図7に示すように、柱14の中央部14B(図2参照)の天井壁104と、制振装置100(図2参照)の天板116の間に、可変剛性ばね170が取付けられている。可変剛性ばね170は、前述の制振装置100の可変剛性ばね40を置き換えたものである。可変剛性ばね170は、取付ユニット172を3つ積み重ねて構成されている。
取付ユニット172は、コイルばね50の両端部にそれぞれ取付けられた上部板材174及び下部板材176と、コイルばね50の上端外周面に巻き方向に沿って取付けられた鉄等の磁性体からなる磁性部材178と、磁性部材178の外側で該磁性部材178と対向配置され、ケーブル182を介して制御装置30によって通電が行われて、磁界を発生する電磁石180とで構成されている。
次に、本発明の第2実施形態の作用について説明する。
ホール24(図1参照)においてコンサートが行われ、1番目の曲が終了し、2番目の曲が開始され、再び曲に合わせて集団で人が跳躍して振動波が発生したとする。制御装置30は、振動センサ26(図1参照)から送信される振動のデータに基づいて、電磁コイル130(図2b参照)への通電量及び通電方向を変更し、振動波の振幅を調整する。
また、制御装置30は、可変剛性ばね170全体で必要とされるばね定数Kを求めて、3つの取付ユニット172のうち、どの取付ユニットの剛性を変化させればよいかを選択する。ここでは、同じ3つの取付ユニット172を積み重ねているので、3つの取付ユニット172の変位を阻止しない場合には、1/K=1/K1+1/K1+1/K1=3/K1であり、1つの取付ユニット172の変位を阻止する場合は1/K=2/K1、2つの取付ユニット172の変位を阻止する場合は1/K=1/K1となる。なお、ばね定数が異なる3つの取付ユニットを用いてもよい。
続いて、制御装置30によって選択された取付ユニット172と対向する電磁石180に、制御装置30から通電され、磁界が発生する。発生した磁界は、コイルばね50に取付けられた磁性部材178に作用して、電磁石180と対向する位置に磁性部材178をロックする。これにより、コイルばね50は上下方向の変位が阻止され、選択された取付ユニット172のばね定数が変化する。
選択された取付ユニット172のばね定数が変化した制振装置100では、加振部108の振動数が調整され、柱14の中央部14Bに伝播する振動が制振される。このように、変位阻止手段として、磁性部材178と電磁石180を用いて、コイルばね50の変位を阻止してもよい。
次に、本発明の可変剛性ばねの第3実施形態を図面に基づき説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一のものには、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図8(a)及び図8(b)は、車両の一例である車200の一部に可変剛性ばね212を用いた状態を示している。図8(a)に示すように、車200は、本体としての車体202を有している。車体202の底面側には、車軸204が設けられており、車軸204の両端には、タイヤ206が回転可能に取付けられている。また、車軸204の端部近傍には、略直方体状の台座208が設けられており、台座208の上面には、サスペンション部210が取付けられている。
サスペンション部210は、タイヤ206の上下運動に対して適当な剛性を有する弾性要素としての可変剛性ばね212と、適度の振動減衰要素としてのショックアブソーバ214とで構成されている。なお、可変剛性ばね212及びショックアブソーバ214の上端は、それぞれ車体202側へ図示しないボルト等により取付けられている。
図8(b)に示すように、可変剛性ばね212は、3つ積み重ねられた取付ユニット213と、選択通電ユニット230とで構成されている。取付ユニット213は、コイルばね216の両端部にそれぞれ取付けられた上部板材218及び下部板材220と、上部板材218と下部板材220の間に設けられMR流体56を収容した収容ケース222と、上部板材218の下面に突設されMR流体56へ浸漬された凸部224とで構成されている。
各取付ユニット213の連結部では、上部板材218と下部板材220が、図示しないボルト、ナット等の締結手段によって固定されている。一方、コイルばね216の上側端部はケーブル226Aの一端に接続され、コイルばね216の下側端部はケーブル226Bの一端に接続されている。ケーブル226A及びケーブル226Bの他端は、選択通電ユニット230に接続されている。
選択通電ユニット230は、車体202(図8(a)参照)に取付けられた図示しない振動センサで計測された振動の周波数に基づいて、可変剛性ばね212のばね定数Kを選択するようになっている。また、選択通電ユニット230は、選択された可変剛性ばね212のばね定数Kに基づいて、3つの取付ユニット213のうち、少なくとも1つのコイルばね216に通電するようになっている。
選択通電ユニット230によって、3つのコイルばね216の少なくとも1つに通電されると、可変剛性ばね212のばね定数Kが変化する。これにより、可変剛性ばね212の剛性が変化し、車体202(図8(a)参照)で発生する振動の振動数が変化するようになっている。
次に、本発明の第3実施形態の作用について説明する。
図8(a)及び図8(b)に示すように、車200が、例えば、凹凸が比較的多い一般道を走行すると、車体202に取付けられた図示しない振動センサで振動の周波数が計測される。ここで、選択通電ユニット230が、この振動の周波数に基づいて振動を打ち消すために、可変剛性ばね212のばね定数Kを選択すると共に、選択されたばね定数Kとなるように、3つの取付ユニット213のうち、少なくとも1つのコイルばね216に通電する。
通電されたコイルばね216では、選択通電ユニット230からの通電量及びコイルばね216の巻き数に応じた磁界が発生する。収容ケース222内のMR流体56は、磁界が作用することにより、粒状磁性体がクラスターを形成して固体状となる。これにより、上部板材218の凸部224の変位が阻止され、コイルばね216の変位が阻止される。
コイルばね216の変位が阻止されることにより、可変剛性ばね212のばね定数Kが変化して剛性が変化し、サスペンション部210において適度な剛性を有するようになる。また、サスペンション部210では、ショックアブソーバ214によって、適度の振動減衰が行われる。このように、サスペンション部210が適度な剛性を有し、且つサスペンション部210で適度の振動減衰が行われるので、タイヤ206の上下運動による振動に対して適度な制振が行われ、車200内の乗務員に快適な乗り心地を与えることが可能となる。また、適度な剛性、振動減衰によって、車200の操縦安定性が増す。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されない。振動センサ26は、柱14の際であればどこに設けてもよい。制振装置100は、建物10の構造に応じて杭12の上部又は上端部に設けてもよい。加振部108は、収納部107A、107Bのいずれか一方に設けてもよい。振動調整部110は、3箇所全て可変剛性ばね40で構成してもよい。
スプリング112及び可変剛性ばね40の並列配置される個数は、単数、複数いずれであってもよい。積み重ねられるコイルばね及び取付ユニットの数は、3つに限定されず、2つ以上の複数であってもよく、また、スプリング112を用いる場合には、1つであってもよい。
本発明の第1実施形態に係る制振装置が設けられた建物の全体図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る制振装置の斜視図である。(b)本発明の第1実施形態に係る制振装置の断面図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る可変剛性ばねの断面図である。(b)本発明の第1実施形態に係る取付ユニットにおける磁界の発生状態を示す説明図である。 (a)〜(c)本発明の第1実施形態に係る各取付ユニットに通電したときの イルばねのロック状態を示す模式図及び断面図である。 本発明の第1実施形態に係る制振装置による制振状態を振動波を用いて示した模式図である。 本発明の第1実施形態に係る可変剛性ばねの他の実施例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る可変剛性ばねの模式図である。 (a)本発明の第3実施形態に係る可変剛性ばねを設けた車両の部分図である。(b)本発明の第3実施形態に係る可変剛性ばねの断面図である。
符号の説明
10 建物(構造物)
12 杭(杭)
14 柱(柱)
26 振動センサ(計測手段)
30 制御装置(制御手段)
40 可変剛性ばね(可変剛性ばね)
42 取付ユニット(取付ユニット、変位阻止手段)
44 取付ユニット(取付ユニット、変位阻止手段)
46 取付ユニット(取付ユニット、変位阻止手段)
48 選択通電ユニット(磁界選択発生手段、変位阻止手段)
50 コイルば
52 上取付部材(取付部材、変位阻止手段)
54 下取付部材(取付部材、変位阻止手段)
56 MR流体(MR流体)
58 収容ケース(収容部、変位阻止手段)
60 凸部(凸部、変位阻止手段)
62 コイルば
64 上取付部材(取付部材、変位阻止手段)
66 下取付部材(取付部材、変位阻止手段)
68 収容ケース(収容部、変位阻止手段)
70 凸部(凸部、変位阻止手段)
72 コイルば
74 上取付部材(取付部材、変位阻止手段)
76 下取付部材(取付部材、変位阻止手段)
78 収容ケース(収容部、変位阻止手段)
80 凸部(凸部、変位阻止手段)
100 制振装置(制振装置)
108 加振部(制振手段、加振部)
110 振動調整部(制振手段)
150 可変剛性ばね(可変剛性ばね)
158 収容ケース(収容部、変位阻止手段)
160 凸部(凸部、変位阻止手段)
170 可変剛性ばね(可変剛性ばね)
174 上部板材(取付部材、変位阻止手段)
176 下部板材(取付部材、変位阻止手段)
178 磁性部材(変位阻止手段)
180 電磁石(変位阻止手段)
212 可変剛性ばね(可変剛性ばね)
213 取付ユニット(取付ユニット、変位阻止手段)
216 コイルば
218 上部板材(取付部材、変位阻止手段)
220 下部板材(取付部材、変位阻止手段)
222 収容ケース(収容部、変位阻止手段)
224 凸部(凸部、変位阻止手段)
230 選択通電ユニット(磁界選択発生手段、変位阻止手段)
M 磁界(磁界)

Claims (5)

  1. 直列に配置された複数のコイルばねと、
    前記複数のコイルばねのうち少なくとも1つに設けられ、前記コイルばねの変位を阻止する変位阻止手段と、
    を有し、
    前記変位阻止手段は、
    前記コイルばねの両端部にそれぞれ取付けられた取付部材と、前記取付部材の他方に取付けられMR流体を収容した収容部と、前記取付部材の一方に設けられ前記MR流体へ浸漬された凸部と、で構成された取付ユニットと、を備え、
    前記コイルばねに通電することで前記MR流体に磁界を作用させることを特徴とする可変剛性ばね。
  2. 積み重ねられた複数の前記取付ユニットと、
    前記コイルばねに選択的に通電して磁界を発生させる磁界選択発生手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の可変剛性ばね。
  3. 前記複数のコイルばねのばね定数が、それぞれ異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変剛性ばね。
  4. 構造物に設けられ、上下方向に発生する該構造物の振動数と振幅を計測する計測手段と、前記構造物の柱又は杭に設けられ、前記構造物の振動を打ち消す上下方向の制振力を発生する制振手段と、前記計測手段で計測された構造物の振動数と振幅に基づいて前記制振力の大きさを制御する制御手段と、を有する制振装置において、
    前記制振手段が、
    上下方向に振動可能な加振部と、
    前記加振部と前記柱又は前記杭との間に設けられた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の可変剛性ばねと、を有し、
    前記制御手段が、前記振幅に基づいて前記加振部を振動させるとともに、前記振動数に基づいて前記可変剛性ばねの剛性を変化させることを特徴とする制振装置。
  5. 請求項4に記載の制振装置が、柱又は杭に設けられたことを特徴とする構造物。
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