JP5000994B2 - 断熱パネル及び断熱パネルの施工方法 - Google Patents

断熱パネル及び断熱パネルの施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、断熱材と建物の床や壁に適用される構造用面材とが一体となった断熱パネル及び断熱パネルの施工方法に関する。
住宅等の建物の建設においては、省エネルギー及び居住の快適性の観点から、断熱施工が行われており、建物の床、壁、天井、屋根下地部に断熱材が敷設されている。例えば、住宅等の床下の断熱施工においては、土台、大引き、根太等の床構造体の間に、断熱材を配置し、その上に構造用面材(床下地板)などを敷設している。
床構造体の間に、断熱材を配置する方法としては、例えば、床構造体のそれぞれ向かい合った側面に受け具を取付けて、該受け具の受け面に断熱材の端部をそれぞれ保持させて床構造体間に断熱材を配置する方法などがある。
ここで、断熱材は、グラスウールやロックウール等の繊維系断熱材、ポリエチレンやポリスチレン等の発泡系断熱材が現在主流として使用されている。
ところで、構造用面材と断熱材とを予め一体化して断熱パネルとし、この断熱パネルを床や壁にそのまま取付けることにより、構造用面材と断熱材とを同時に施工できるようにしたものが提案されている。例えば下記特許文献1には、合板等からなる長方形状の面材の片面に、樹脂発泡体からなる断熱材を接着剤や両面テープ等で接着したものが開示されている。また、下記特許文献2には、住宅の床面又は壁面に配する断熱パネルであって、少なくとも、基板と該基板の片面に配した所定肉厚の発泡スチロール等からなる断熱材とからなり、該断熱材が所定の非接着領域を設けて、基板に接着されたものが開示されている。更に、下記特許文献3には、パネル本体に発泡樹脂からなる断熱ボードが接着剤により貼り合わされてなる断熱パネルであって、断熱ボードの厚さ方向に杭が所定間隔で挿入されたものが開示されている。
一方、木造住宅用の断熱パネルとして、グラスウールなどの繊維系断熱材を使用する場合には、下記特許文献4,5に示されるように、構造用面材の少なくとも二周に枠材を配し、その枠内に上記断熱材を配置し、内側を合板などの構造用面材や防湿フィルムなどで覆い、上記断熱材を保持したものが用いられていた。
特開平10−140696号公報 特開2004−44177号公報 特開2005−54511号公報 特開平10−245933号公報 特開平9−228492号公報
上記特許文献1〜3に示されるように、構造用面材に断熱材を接着してなる断熱パネルにおいては、断熱材として、樹脂発泡体からなるものが用いられていた。しかし、そのような断熱パネルでは、断熱材と構造用面材との吸湿膨張や、乾燥収縮や、熱膨張率の違いによって反りが発生しやすいという問題点があった。また、断熱材と構造用面材との間に雨水などの水分が浸入したり、結露が発生した場合、水分が透過できず滞留してしまい、構造用面材にカビやシミが発生したり、構造用面材が膨張したりすることがあった。また、樹脂発泡体からなる断熱材は、その材質が硬いため、該断熱パネルの取付け時において、床構造体などの取付け部位にぶつけた場合、端部を欠損したり、破損したりしやすいという問題があった。このため、断熱パネルを作製したり、取付け施工する際においては、その端部を切り欠いたりする工程を要し、該断熱パネルの作製時や、施工時の作業性が悪いものであった。更には、発泡系断熱材は伸縮性が乏しいため、建物の断熱材を取付ける部分の寸法に対し、若干小さくする必要があった。このため、隙間が生じて断熱欠損が発生しやすかった。
一方、上記特許文献4,5に示されるように、構造用面材の少なくとも二周に枠材を配し、その枠内に繊維系断熱材を保持させた断熱パネルにおいては、現場施工の軸組み工事では本来不要な箇所にも材木が必要になったり、パネル自体の重量が重くなって作業性が悪くなったり、パネルの枠材によって柱頭、柱脚のホールダウン金物の取付けに支障を来たしたりするという問題があった。
したがって、本発明の目的は、断熱パネルの反り等が発生せず、断熱材と構造用面材との間に水分が滞留しにくく、断熱パネルの作製時や施工時に、断熱材の端部を切り欠いたりする必要性が少なく、断熱材を隙間なく施工でき、比較的軽量で作業性も良好な断熱パネル及び断熱パネルの施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の断熱パネルは、建物の床に適用される構造用面材と、この構造用面材の片面に複数の固定具によって取付けられた繊維系断熱材とを備えた断熱パネルにおいて、前記繊維系断熱材の密度が10〜100kg/mであり、隣接する固定具どうしの配列間隔が200〜1200mmであり、前記固定具は、最大径が10〜100mmの押え部と、この押え部から延出され、少なくとも先端部側にネジ部が形成された軸部とを有し、各固定具の押え部が前記繊維系断熱材の表面に当接し、前記軸部が前記繊維系断熱材を貫通して、前記構造用面材に、該構造用面材の厚さの25〜75%の深さで挿入されて固定され、前記固定具の押え部の外周が、前記繊維系断熱材の端部から3mm以上離れていることを特徴とする。
本発明の断熱パネルによれば、構造用面材に、枠材等を設けることなく、特定の固定具によって、繊維系断熱材を固定したので、比較的軽く、取り扱いが容易である。また、構造用面材が吸湿膨張や、乾燥収縮や、熱膨張を起こしても、繊維系断熱材がそれに追随するので、反り等が発生しない。更に、断熱材と構造用面材との間に水分が侵入しても、繊維系断熱材を通過して排出されるので、構造用面材にカビやしみが発生することがない。また、断熱パネルの断熱材の形状や大きさが、取付け箇所の形状や大きさと正確に一致しなくても、繊維系断熱材が伸縮して挿入できるので、作業性が良好となり、断熱材を隙間なく施工することができる。
また、固定具により、最大径が10〜100mmの押え部が繊維系断熱材の表面に当接して支持するので、繊維系断熱材に局所荷重がかかりにくく、繊維系断熱材の繊維が折損して押え部が埋没してしまうことがない。また、少なくとも先端部側にネジ部を有する軸部が構造用面材の厚さの25〜75%の深さで挿入されて固定されているので、構造用面材にしっかりと固定できると共に、断熱パネルが倒れたりして固定具の頭部に強い押込力が作用しても、固定具の軸部が構造用面材の表面側に突き抜けることを防止できる。
そして、固定具の押え部の外周が、繊維系断熱材の端部から3mm以上離れているので、断熱パネルを建物の床に取付ける際、若干の寸法誤差が生じても繊維系断熱材を伸縮させることによって対応することができる。
本発明の断熱パネルは、前記固定具が、少なくとも軸部の先端部側にネジ部を有する釘又はネジであって、その頭部に最大径10〜100mmのワッシャが装着されたものであることが好ましい。これによれば、ワッシャが押え部をなし、釘又はネジの軸部が構造用面材に挿入固定されることによって、繊維系断熱材を構造用面材に固定することができる。また、ワッシャを押え部とすることにより、軸部として通常の釘又はネジを用いることができる。
本発明の断熱パネルは、前記固定具が、少なくとも軸部の先端部側にネジ部を有する釘又はネジであって、その頭部が最大径10〜100mmとされているものであることが好ましい。これによれば、頭部が押え部をなし、釘又はネジの軸部が構造用面材に挿入固定されることによって、繊維系断熱材を構造用面材に固定することができる。
本発明の断熱パネルにおいて、前記押え部は、前記軸部方向の面が、中心部に向かうほど軸部方向に突出する凸面をなし、該凸面が、前記繊維系断熱材の表面に当接していることが好ましい。これによれば、押え部の凸面が前記繊維系断熱材の表面に当接することにより、押え部の周縁部において繊維系断熱材に局所荷重が加わりにくくなり、繊維系断熱材の繊維が折損されにくく、固定具の押え部が埋没されにくい。
本発明の断熱パネルにおいて、前記繊維系断熱材は、建物の該繊維系断熱材を取付ける部分の寸法に対し、0〜10mm大きくされていることが好ましい。これによれば、建物の該繊維系断熱材を取付ける部分の内周に、繊維系断熱材を圧縮させて密着するように取付けることができ、断熱性を高めることができる。
本発明の断熱パネルは、床用断熱パネルであることが好ましい。床断熱パネルの施工時においては、施工条件などによっては、構造用面材(床下地板)と繊維系断熱材との間に水が入り込んでしまうことがある。しかしながら、繊維系断熱材は、通水性が良好であることから、構造用面材と繊維系断熱材との間に入り込んだ水を速やかに除去できるので、構造用面材が吸水しにくくなり、カビやシミの発生や床下地板の膨張を抑制できる。
また、本発明の断熱パネルの施工方法は、建物の床に適用される構造用面材の片面に、密度が10〜100kg/mの繊維系断熱材を配置し、最大径が10〜100mmの押え部と、この押え部から延出され、少なくとも先端部側にネジ部が形成された軸部とを有する固定具を複数用い、隣接する固定具どうしの配列間隔が200〜1200mmで、かつ、前記固定具の押え部の外周が、前記繊維系断熱材の端部から3mm以上離れるように、各固定具の押え部を前記繊維系断熱材の表面に当接させ、前記軸部を繊維系断熱材を貫通させて、前記構造用面材に該構造用面材の厚さの25〜75%の深さで挿入することにより、前記繊維系断熱材を前記構造用面材に取付けて断熱パネルを形成し、この断熱パネルの繊維系断熱材の部分を建物の枠体部内側に挿入し、この枠体部の上部に前記構造用面材の周縁を載せることを特徴とする。本発明の断熱パネルの施工方法によれば、構造用面材と繊維系断熱材とが固定具で固定されて一体となった断熱パネルの繊維系断熱材の部分を、建物の枠体部内側に挿入し、この枠体部の上部に構造用面材の周縁を載せて施工するので、構造用面材と繊維系断熱材とを同時に施工でき、工期を短縮できる。そして、この断熱パネルは、上述したように、特定の固定具によって、繊維系断熱材を固定したので、比較的軽く、取り扱いが容易である。更には、断熱パネルの断熱材の形状や大きさが、取付け箇所の形状や大きさと正確に一致しなくても、繊維系断熱材が伸縮して挿入できるので、作業性が良好で、断熱材を隙間なく施工することができる。
本発明の断熱パネルによれば、構造用面材に柔軟性のある繊維系断熱材を固定具によって取付けてなるので、断熱パネルの反り等が発生せず、断熱材と構造用面材との間に水分が滞留しにくく、施工時に端部を切り欠いたりする必要性が少なく、断熱材を隙間なく施工でき、比較的軽量で作業性も良好となる。
また、最大径が10〜100mmの押え部が繊維系断熱材の表面に当接して支持するので、繊維系断熱材に局所荷重がかかりにくく、繊維系断熱材の繊維が折損して押え部が埋没してしまうことがない。また、少なくとも先端部側にネジ部を有する軸部が構造用面材の厚さの25〜75%の深さで挿入されて固定されているので、構造用面材にしっかりと固定できると共に、断熱パネルが倒れたりして固定具の頭部に強い押込力が作用しても、固定具の軸部が構造用面材の表面側に突き抜けることを防止できる。
そして、構造用面材と繊維系断熱材とが固定具で固定されて一体となった断熱パネルの繊維系断熱材の部分を、建物の枠体部内側に挿入し、この枠体部の上部に構造用面材の周縁を載せて施工するので、構造用面材と繊維系断熱材とを同時に施工でき、工期を短縮できる。
以下、本発明の断熱パネルについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明による断熱パネルの第1の実施形態を示す分解斜視図である。図2は、同断熱パネルの側断面図である。図3は、本発明の断熱パネルに用いることのできる固定具の好ましい一例を示す説明図である。図4は、同固定具を用いた断熱パネルの要部拡大断面図である。図5は、本発明に係る断熱パネルの施工時の状態を示す説明図である。
図1、2に示すように、この断熱パネル1は、構造用面材2の片面に、ワッシャ4が装着された釘又はネジ(以下、「ネジ釘5」と記す)からなる固定具6で、繊維系断熱材3が固定されている。
本発明において、構造用面材2としては、建物の床や壁に適用される面材であれば特に限定は無く、例えば合板、オリエンテッド・ストランド・ボ−ド(OSB)、中比重繊維板(MDF)等が好ましく挙げられる。また、構造用面材2の厚さは、用途に応じて適宜変更でき、例えば床用断熱パネルの場合は、9〜50mmが好ましく、20〜35mmがより好ましい。
本発明において、繊維系断熱材3としては、密度が10〜100kg/mのものが好ましく用いられる。繊維系断熱材の密度が10kg/m未満の場合には、固定具のワッシャから断熱材が外れやすくなり、100kg/mを超える場合には、断熱性能を充分に発揮することができないため好ましくない。
繊維系断熱材3の種類は、特に限定されず、例えば、グラスウールやロックウール等の無機繊維系断熱材、ポリエステルウール(PETウール)やセルロースマットなどの有機繊維系断熱材、羊毛等の天然繊維系断熱材などが挙げられ、材料コストや難燃性等の点から、特に無機繊維系断熱材が好ましく使用できる。
繊維系断熱材3の厚さは、25〜150mmが好ましく、30〜120mmがより好ましい。厚さが薄過ぎると断熱性能を充分に発揮することができず、厚過ぎると枠体部内側への施工がしにくくなるので好ましくない。
より具体的には、繊維系断熱材3としてグラスウールを使用する場合においては、厚さ30〜80mm、密度32〜48kg/mが好ましい。また、繊維系断熱材3としてロックウールを使用する場合においては、厚さ30〜80mm、密度40〜100kg/mが好ましい。
繊維系断熱材3の寸法は、建物の繊維系断熱材を取付ける部分(図5参照、以下「取付け部7」と記す)の寸法に対し、0〜10mm大きいことが好ましく、3〜5mm大きいことがより好ましい。繊維系断熱材3の寸法を、取付け部7の寸法に対して上記範囲に設定することで、取付け部7の内周に、繊維系断熱材3を圧縮させて密着するように取付けることができ、断熱性を高めることができる。更には、隙間を無くすことができるので、取付け部7内に断熱パネル1を取付けた後、降雨が発生したとしても、構造用面材2と繊維系断熱材3との間に水が入り込みにくく、水が溜まりにくい。
なお、取付け部7は、例えば床用断熱パネルの場合、コンクリート基礎9の上に配置された土台、大引き等からなる枠体部8で構成されている。そして、構造用面材2の周縁部が取付け部7の枠体部8上に載るように、繊維系断熱材3の外径は、構造用面材2の外径よりも若干小さく形成されている。
また、繊維系断熱材3は、従来公知の撥水剤で撥水処理されたものであってもよい。撥水処理を施すことで、繊維系断熱材3の内部に水がたまりにくくなり、断熱材としての性能を長期にわたって発揮できる。上記撥水剤としては、例えばシリコーン系撥水剤、フッ素系撥水剤、ワックス系撥水剤等が好ましく挙げられる。
図3に示すように、この実施形態においては、固定具6は、ワッシャ4にネジ釘5を挿通させて、ネジ釘5の頭部5bをワッシャ4に係合させて構成されている。そして、ワッシャ4が固定具6の押え部をなし、ネジ釘5の軸部が固定具6の軸部をなす。
本発明において使用するワッシャ4は、その最大径が10〜100mmであることが必要であり、15〜40mmがより好ましい。ワッシャ4の最大径が上記範囲内であれば、繊維系断熱材3に局所荷重がかかりにくくなり、ネジ釘5が繊維系断熱材3に埋没することを防止できる。ワッシャ4は、金属、樹脂、紙などで構成することができる。
また、ワッシャ4は、この実施形態の場合、中心を通る断面がいずれも円弧状で、全体として椀状をなし、一面が湾曲した凹面で、反対面が湾曲した凸面4aをなしている。上記ネジ釘5は、ワッシャ4の凹面側から挿入され、凸面4aが、ネジ釘5の軸部方向を向くように配置されている。なお、ワッシャ4は、図8に示すように、円筒状に湾曲していて、その中央に孔が設けられたものであってもよい。
本発明において使用するネジ釘5は、少なくとも軸部の先端部側にネジ部5aを有するものであればよく、例えばスクリュー釘、コーススレッド、木ネジ等が好ましく挙げられる。ネジ釘5の材質は、特に限定されないが、材料費や強度の点から金属製のものが好ましく採用される。
なお、固定具としては、図7に示すように、ワッシャ4を用いず、ネジ釘5の頭部が、最大径10〜100mm、より好ましくは15〜40mmとされたものを用いることもできる。図7(a)に示す固定具6aでは、ネジ釘5の頭部5bがフランジ状に大きく広がり、その最大径が上記範囲とされ、頭部5bが本発明における押え部をなしている。同図(b)に示す固定具6bでは、ネジ釘5の頭部5bに、合成樹脂からなるフランジ状の押え部10を、インサート成形によって一体化して形成している。なお、上記いずれの固定具6a、6bにおいても、押え部の軸部方向の面は、中心部に向かうほど軸部方向に突出した凸面をなしている。このように、本発明の凸面は、球面のような湾曲した凸面であってもよく、テーパ状の凸面であってもよい。
図4に示すように、上記固定具6のネジ釘5を、繊維系断熱材3に挿通し、その先端のネジ部5aを構造用面材2に挿入固定することによって、繊維系断熱材3は、構造用面材2に固定されている。ネジ釘5は、ハンマー等で頭部5bを打ち付けて挿入することもできるが、頭部5bに形成された図示しない+又は−溝に、ドリルドライバ等の先端を当てて回転させることにより、ねじ込むこともできる。
このとき、ワッシャ4の凸面4aが繊維系断熱材3の表面に押圧されて、繊維系断熱材3を押える役割をなす。この場合、ワッシャ4は最大径10〜100mmとされているので、繊維系断熱材3を広い面積で押えることになり、繊維系断熱材3に局所荷重が作用しにくくなるので、繊維系断熱材3の繊維が折損してワッシャ4が繊維系断熱材3中に埋設されてしまうことが防止される。また、この実施形態の場合は、ワッシャ4の凸面4aが、繊維系断熱材3の表面に当接して押圧しているので、ワッシャ4の外周部4bにおける繊維系断熱材3への荷重がより小さくなり、繊維系断熱材3の繊維がより折損されにくくなる。
本発明において、ネジ釘5からなる軸部の構造用面材2への挿入深さDは、構造用面材2の厚さTの25〜75%とされ、より好ましくは40〜60%とされる。ネジ釘5の軸部を構造用面材2に上記範囲内の深さで挿入固定することで、繊維系断熱材3を構造用面材2にしっかりと固定できると共に、断熱パネル1が倒れたりしてネジ釘5の頭部5bに強い押込力が作用しても、ネジ釘5の軸部が構造用面材2の表面側2aに突き抜けることを防止できる。
また、固定具6の押え部、すなわちこの実施形態では、ワッシャ4の外周と、繊維系断熱材3の端部との距離(例えば図5におけるS1、S2)は、3mm以上であることが好ましく、20〜100mmであることがより好ましい。固定具6の押え部(ワッシャ4)の外周を繊維系断熱材3の端部から3mm以上離れるように配置させることで、断熱パネル1を、取付け部7に取付ける際、若干の寸法誤差が生じても繊維系断熱材3を伸縮させることによって対応することができる。
なお、固定具6の配列間隔(例えば図5におけるS3、S4、S5)は、繊維系断熱材3の重量や剛性によって適宜定めればよいが、通常200〜1200mmとされることが好ましく、500〜1000mmとされることがより好ましい。
上記構成からなる本発明の断熱パネル1は、図5に示すように、取付け部7の枠体部8の内側に、繊維系断熱材3が挿入され、枠体部8の上に構造用面材2の周縁が載るようにして設置される。このように、繊維系断熱材3と構造用面材2との施工を同時に行うことができるので、作業工数を減らして工期を短縮することができる。こうして施工された断熱パネル1は、面積の広い押え部を有する固定具6によって、構造用面材2に繊維系断熱材3がしっかりと固定されているので、繊維系断熱材3の自重によって構造用面材2から剥落したり、構造用面材2と繊維系断熱材3との間に空隙が生じにくく、優れた断熱性を発揮できる。このため、この断熱パネル1は、床用、内壁用、外壁用、屋根用など幅広く使用できるが、繊維系断熱材は、通水性が良好であり、構造用面材と繊維系断熱材との間に入り込んだ水が入り込んでしまった場合であっても、速やかに除去できるので、構造用面材が吸水しにくくなり、カビやシミの発生や構造用面材の膨張等を抑制できことから、特に床用断熱パネルとして好適である。
図6には、本発明による断熱パネルの第2の実施形態が示されている。この断熱パネル1は、基本的な構成は上記第1の実施形態と同一であるが、一枚の構造用面材2上に、複数(図中では8個)の繊維系断熱材3が所定配置で、固定具6によってそれぞれ固定されている点が、上記第1の実施形態と相違している。各繊維系断熱材3の周囲には、所定のスペースが設けられ、このスペースには、取付け部7の、太引きや根太等からなる枠体部8が挿入されるようになっている。言い換えると、各繊維系断熱材3が、枠体部8で区画された対応する取付け部7にそれぞれ挿入されるようになっている。
この実施形態によれば、一枚の断熱パネル1で複数の取付け部7内に繊維系断熱材3を設置できるので、断熱パネルの設置に要する労力を更に軽減できる。
(実施例1)
910×1820×28mmの構造用面材2(合板)に、808×1718×30mmの繊維系断熱材3(グラスウール、密度32kg/m)を載せ、直径20mmのワッシャ4を装着した軸部の長さ45mm(ネジ部の長さ45mm)のネジ釘5からなる固定具6を、繊維系断熱材3側からねじ込み、ネジ釘5の軸部を構造用面材2に15mm挿入させて、図1、2に示す断熱パネル1を得た。なお、固定具6の取付け間隔は、断熱パネルの幅方向において700mm、長さ方向において760mmとして、合計8本の固定具6を使用した。
この断熱パネルを床用断熱パネルとして、住宅の床構造体に取付けたところ、繊維系断熱材3の垂れ下がりや剥落は認められなかった。また、コンクリート面上で、断熱パネル1を繊維系断熱材3側から故意に倒して、固定具6を床の枠材に殴打させたが、ネジ釘5が構造用面材2の表面に突き抜けることはなかった。
(比較例1)
実施例1において、固定具6として、ワッシャ4を用いず、ネジ釘5(頭部の直径7mmm)だけで、繊維系断熱材3を構造用面材2に固定して断熱パネルを製造した。
この断熱パネルを床用断熱パネルとして、住宅の床構造体に取付けたところ、一部のネジ釘5の頭部が繊維系断熱材3に埋設されて、繊維系断熱材3が部分的に垂れ下がってしまった。
(比較例2)
実施例1において、固定具6として、ワッシャ4を有するものの、ネジを有しないストレートな釘を軸部として用いて、繊維系断熱材3を構造用面材2に固定して断熱パネルを製造した。
この断熱パネルを、コンクリート面上で、繊維系断熱材3側から故意に倒して、固定具を床の枠材に殴打させたところ、一部の釘が構造用面材2の表面に突き抜けてしまった。
(実施例2)
910×1820×12mmの構造用面材2(合板)に、808×1718×30mmの繊維系断熱材3(グラスウール、密度32kg/m)を接合させ、直径20mmのワッシャ4を装着した軸部の長さ38mm(ネジ部の長さ38mm)のネジ釘5を、繊維系断熱材3側からねじ込み、ネジ釘5の軸部を構造用面材2に6mm挿入させて、図1、2に示す断熱パネル1を得た。なお、固定具6の取付け間隔は、断熱パネルの幅方向において700mm、長さ方向において760mmとして、合計6本の固定具6を使用した。
この断熱パネルを床用断熱パネルとして、住宅の床構造体に取付けたところ、繊維系断熱材3の垂れ下がりや剥落は認められなかった。また、コンクリート面上で、断熱パネル1を繊維系断熱材3側から故意に倒して、固定具6を床の枠材に殴打させたが、ネジ釘5が構造用面材2の表面に突き抜けることはなかった。
本発明の断熱パネルの第1の実施形態を示す分解斜視図である。 同断熱パネルの側断面図である。 本発明の断熱パネルに用いることのできる固定具の好ましい一例を示す説明図あり、(a)は分解斜視図、(b)はワッシャ部分を断面にして示す側面図である。 同固定具を用いた断熱パネルの要部拡大断面図である。 本発明に係る断熱パネルの施工時の状態を示す説明図である。 本発明の断熱パネルの第2の実施形態を示す斜視図である。 本発明において用いる固定具の他の例を示す説明図である。 本発明において用いることのできる固定具の他の例を示す説明図であり、(a)は分解斜視図、(b)はワッシャ部分を断面にして示すの断面側面図である。
符号の説明
1:断熱パネル
2:構造用面材
3:繊維系断熱材
4:ワッシャ
4a:凸面
4b:端部
5:ネジ釘
5a:ネジ部
5b:頭部
6、6a、6b:固定具
7:取付け部
8:枠体部
10:押え部

Claims (7)

  1. 建物の床に適用される構造用面材と、この構造用面材の片面に複数の固定具によって取付けられた繊維系断熱材とを備えた断熱パネルにおいて、
    前記繊維系断熱材の密度が10〜100kg/mであり、
    隣接する固定具どうしの配列間隔が200〜1200mmであり、
    前記固定具は、最大径が10〜100mmの押え部と、この押え部から延出され、少なくとも先端部側にネジ部が形成された軸部とを有し、各固定具の押え部が前記繊維系断熱材の表面に当接し、前記軸部が前記繊維系断熱材を貫通して、前記構造用面材に、該構造用面材の厚さの25〜75%の深さで挿入されて固定され、前記固定具の押え部の外周が、前記繊維系断熱材の端部から3mm以上離れていることを特徴とする断熱パネル。
  2. 前記固定具が、少なくとも軸部の先端部側にネジ部を有する釘又はネジであって、その頭部に最大径10〜100mmのワッシャが装着されたものである請求項1に記載の断熱パネル。
  3. 前記固定具が、少なくとも軸部の先端部側にネジ部を有する釘又はネジであって、その頭部が最大径10〜100mmとされているものである請求項1に記載の断熱パネル。
  4. 前記押え部は、前記軸部方向の面が、中心部に向かうほど軸部方向に突出する凸面をなし、該凸面が、前記繊維系断熱材の表面に当接している請求項1〜3のいずれか1つに記載の断熱パネル。
  5. 前記繊維系断熱材は、建物の該繊維系断熱材を取付ける部分の寸法に対し、0〜10mm大きくされている請求項1〜のいずれか一つに記載の断熱パネル。
  6. 床用断熱パネルである、請求項1〜のいずれか一つに記載の断熱パネル。
  7. 建物の床に適用される構造用面材の片面に、密度が10〜100kg/mの繊維系断熱材を配置し、最大径が10〜100mmの押え部と、この押え部から延出され、少なくとも先端部側にネジ部が形成された軸部とを有する固定具を複数用い、隣接する固定具どうしの配列間隔が200〜1200mmで、かつ、前記固定具の押え部の外周が、前記繊維系断熱材の端部から3mm以上離れるように、各固定具の押え部を前記繊維系断熱材の表面に当接させ、前記軸部を繊維系断熱材を貫通させて、前記構造用面材に該構造用面材の厚さの25〜75%の深さで挿入することにより、前記繊維系断熱材を前記構造用面材に取付けて断熱パネルを形成し、この断熱パネルの繊維系断熱材の部分を建物の枠体部内側に挿入し、この枠体部の上部に前記構造用面材の周縁を載せることを特徴とする断熱パネルの施工方法。
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