JP4998863B2 - 操作ハンドル - Google Patents

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JP4998863B2 JP2010157109A JP2010157109A JP4998863B2 JP 4998863 B2 JP4998863 B2 JP 4998863B2 JP 2010157109 A JP2010157109 A JP 2010157109A JP 2010157109 A JP2010157109 A JP 2010157109A JP 4998863 B2 JP4998863 B2 JP 4998863B2
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Description

本発明は、遊技機操作ハンドルに関する。
発明は、操作レバーに対する電気的配線に付勢バネを利用した操作ハンドルの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、遊技機の所定箇所に固定される保持部と、該保持部に対して回動可能に支持される操作レバーと、該操作レバーを一方の回動方向に付勢する付勢バネと、前記一方の回動方向に付勢された操作レバーの回動を規制し、前記操作レバーを初期位置に保持する回動規制部と、を具備し、前記付勢バネは、前記操作レバーに対する電気的配線の一部とされ、両端側のうち一端側のみがネジ止め固定された操作ハンドルとしてある。
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、付勢バネを操作レバーに対する電気的配線の一部とする。
以上説明したように本発明によれば、付勢バネを操作レバーに対する電気的配線の一部として利用することができる。
本発明の一実施形態にかかる操作ハンドルの分解斜視図である。 操作ハンドルの断面図である。 操作ハンドルにおける後握持部材の正面図である。 変形例にかかる操作ハンドルの分解斜視図である。 操作ハンドルの断面図である。 操作レバーの背面図である。 従来の操作ハンドルの概略分解斜視図である。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる操作ハンドルを分解斜視図により示している。
同図において、操作ハンドル10は、円盤状の操作レバー20と、回動軸30と、握持
部材40とから構成され、図示しない遊技台に固定される支持部材50に装着可能となっ
ている。
操作レバー20の軸芯には円周の一部を切り欠いて非対称形とした止め孔21を形成し
てあり、回動軸30の一方の端部にも同様の切り欠きを形成して非対称形とした固定端3
1を形成してある。同固定端31には環状の溝部31aを形成してあり、当該固定端31
を操作レバー20の裏面側から止め孔21に貫通せしめると同溝部31aが操作レバー2
0の前面と面一になる。この後、同溝部31aにEクリップ32を装着することにより、
回動軸30は操作レバー20から外れず、かつ、両者は相対的に回動不能となって一体化
する。
円盤状の操作レバー20は、周縁の三ヶ所から指掛け部22a〜22cを突出せしめて
形成されており、内側には二つの円弧状の窓部23a,23bを形成してある。当該操作
レバー20を挟持する握持部材40は、前握持部材41と後握持部材42とからなり、後
握持部材42に形成した三つのボス42a1〜42a3にて上記窓部23a,23bを貫
通せしめ、その先端を前握持部材41にネジ止めしてある。また、後握持部材42には中
心に軸孔42bを形成して回動軸30を貫通せしめており、このような構造にて前握持部
材41と後握持部材42とで操作レバー20を挟み込みつつ回動可能に支持している。す
なわち、当該握持部材40が保持部材を構成する。
後握持部材42は後端側が細径の円筒形をなすとともに前端側が大径の円筒形をなし、
後端開口部分には側面に開口する切り欠き42cが形成されるとともに上記軸孔42bを
拡径してあり、遊技台の側に固定される支持部材50から突出する筒部51を挿入させた
ときに同筒部51の側面に突出する位置決め突起52が同切り欠き42c内に入り込んで
位置決めするようになっている。
また、図3に示すように、前方の開口内には金属製の押さえ板43をネジ止め固定する
とともに、当該押さえ板43に対してマイクロスイッチ44が固定してある。また、この
押さえ板43には同マイクロスイッチ44を作動させるためのL字形の単発打ちレバー4
5を枢動可能に装着してあり、L字形となった一辺は同マイクロスイッチ44の作動片4
4aの外周側を経て後握持部材42の周壁を貫通して外部に突出し、他片の端部は押さえ
板43に形成した窓孔43aを貫通して操作レバー20の側に突き出ている。これに対応
して操作レバー20の側にも押さえ板43の側に向かって突き当て突起25を形成してあ
り、所定角度位置で同単発打ちレバー45に突き当たって枢動せしめる。
すなわち、操作レバー20が初期位置にあるときに上記突き当て突起25は同単発打ち
レバー45に当接して枢動せしめ、他片をマイクロスイッチ44の作動片44aに押し当
ててオフとさせる。しかし、同操作レバー20が回動されたときには同突き当て突起25
が単発打ちレバー45から離れるため、上記他片をマイクロスイッチ44の作動片44a
に押し付ける力が解き放たれ、この結果、同マイクロスイッチ44はオンとなる。一方、
操作レバー20を回動させたときでも遊技者が後握持部材42の外側で単発打ちレバー4
5を押し込めばマイクロスイッチ44の作動片44aを押し込んでオフとさせることにな
る。なお、このマイクロスイッチ44は後述する発射装置のモータの操作スイッチとなり
、オンとなったときに通電される。
一方、押さえ板43には図示しないタッチセンサから延びるリード線46が半田付け固
定されているとともに、位置合わせバネとしてコイルスプリング60の一端をネジ止め固
定している。コイルスプリング60の他端は操作レバー20の回動軸30の周縁で時計周
り方向に延設され、当該操作レバー20に固定されている。初期位置ではコイルスプリン
グ60はわずかに引き延ばされ、操作レバー20を反時計周り方向の初期位置に向けて付
勢している。
遊技台の裏側には発射装置70が装着されており、同発射装置70は打撃槌71と、一
端を同打撃槌71に連結されたスプリング72と、中央部で遊技台に対して回動可能に支
持されるとともに一端に上記スプリング72が連結されたアーム73と、アーム73の他
端に連結されたワイヤ74と、同ワイヤ74の他端に連結された巻き取りプーリ75とを
備えている。同巻き取りプーリ75の軸芯には円周の一部を切り欠いて非対称形とした止
め孔75aを形成してあり、これに対応して回動軸30の後方の端部にも同様の切り欠き
を形成して非対称形とした固定端33を形成してある。これらの同固定端33と止め孔7
5aは位置合わせして挿入可能であり、挿入時には相互に自由回転不能に嵌合する。なお
、発射装置70はモータなどの他の構成機器を備えているのはいうまでもない。
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
後握持部材42の内部には予めマイクロスイッチ44を固定した押さえ板43と単発打
ちレバー45とを装着しておき、この押さえ板43にコイルスプリング60の一端をネジ
止め固定しておく。回動軸30の固定端31を操作レバー20の止め孔21に挿入し、E
クリップ32で固定したら、上記コイルスプリング60の他端を当該操作レバー20の裏
側面にネジ止めする。そして、同コイルスプリング60が回動軸30の周縁で反時計周り
方向に付勢するようにして上記回動軸30を後握持部材42の軸孔42bに挿通せしめる
。この後、図2に示すように、わずかに操作レバー20を時計周り方向に回動させ、二つ
の窓部23a,23bにボス42a1〜42a3を挿通せしめ、後握持部材42の後方側
からネジを貫通させて前握持部材41をネジ止め固定する。これにより、操作レバー20
は前握持部材41と後握持部材42に挟持され、回動可能に保持される。
この状態では、操作レバー20は反時計周り方向に付勢され、図2に示すように窓部2
3a,23bの端部にボス42a1,42a2が突き当たっている。すなわち、この位置
を初期位置として操作レバー20と回動軸30は握持部材40に対して保持されている。
一方、遊技台には上記発射装置70と支持部材50とを組み付けておき、このようにし
て組み立てられた操作ハンドル10を同支持部材50に取り付ける。後握持部材42にお
ける後端の開口に支持部材50の筒部51を挿入するが、このときに同筒部51側面の位
置決め突起52が後握持部材42における後端側面の切り欠き42cに入り込むように位
置合わせして挿入する。
このようにして位置合わせして挿入していくときに、上記後握持部材42を貫通する回
動軸30は同支持部材50の筒部51を貫通し、背面の発射装置70に向けて押し込まれ
る。押し込まれた回動軸30の先端の固定端33は巻き取りプーリ75の止め孔75aに
向かって突進する。上述したように同固定端33は巻き取りプーリ75に対して所定角度
位置になっていれば止め孔75a内に進入して嵌合可能である。一方、回動軸30は後握
持部材42に対して所定位置となるように保持されており、この初期位置が実は上記固定
端33を巻き取りプーリ75の止め孔75aに進入せしめる角度になっている。従って、
後握持部材42を支持部材50の筒部51に位置合わせして装着させれば、同時に回動軸
30自体も発射装置70における巻き取りプーリ75に対して位置合わせされる。
従来であれば、後握持部材42と操作レバー20とが自由回転可能に保持されているので、後握持部材42と操作レバー20とをそれぞれ位置合わせして装着しなければならなかった。これに対して本発明によれば操作レバー20を全く気にすることなく位置合わせして装着可能となる。
付勢力を与えるバネとしては、バネ形状に応じて各種の構成が可能であり、適宜変更可能である。また、回動可能な操作レバーに対する電気的な配線を兼用するなどしても良い。操作レバーは回動するため、通常の電線で配線するとなれば移動可能なように余裕をもって配線しなければならないものの、余裕がありすぎると絡まってしまうこともある。このような場合にバネで構成されていれば、移動可能となりつつ絡ませることもない。例えば、遊技機の操作ハンドルであればタッチセンサの電極を操作レバーに備えることがあり、このような場合に電極との配線に利用すれば好適である。さらに、操作レバーを回動方向に対して付勢するだけでなく、軸方向へも付勢してガタが生じないようにしても良い。
なお、本実施形態においては、タッチセンサのリード線46が押さえ板43に半田付け固定されており、コイルスプリング60は一端を同押さえ板43に固定されつつ他端を操作レバー20にネジ止め固定されている。ここにおいて、当該操作レバー20はクロムメッキされて導電性を備えているので、リード線46を介して操作レバー20自体がタッチセンサのアンテナの役目をなしている。従って、遊技者が操作レバー20に触れていればタッチセンサは遊技者ありと検出するし、触れていなければタッチセンサは遊技者なしと検出する。
係る操作レバー20は後握持部材42に対して回動するため、リード線46に余裕を持
たせて操作レバー20に接続しておくことも可能であるが、余裕がありすぎれば引っかか
ることもあるし、装着持にリード線46が引っ張られてしまうと操作レバー20の回動範
囲が規制されてしまうことにもなりかねない。しかるに、このようなコイルスプリング6
0であれば導電性を確保しつつ、絡むこともない。
次に、本発明の変形例について説明する。図4は当該変形例にかかる操作ハンドルを分
解斜視図により示しており、図5は断面図により示しており、図6は操作レバーを背面図
により示している。本変形例においては、位置合わせバネとして捻りバネ61を利用して
いる。
図において、捻りバネ61は回動軸30にて貫通され、一端を上記押さえ板43にネジ
止め固定されている。しかしながら、同捻りバネ61の他端は径方向に屈曲されて自由端
となっており、これに対応して操作レバー20の背面には同捻りバネ61を外周から包み
込む筒状の壁部24を形成しつつ同壁部24には上記捻りバネ61の自由端が入り込んで
係合可能な切り欠き24aを形成してある。その他の部材については上記実施形態のもの
と同様である。
かかる構成において、後握持部材42の側で押さえ板43に捻りバネ61の一端をネジ
止めしておくとともに、操作レバー20の側では回動軸30を固定しておき、同回動軸3
0にて軸孔42bに挿通させていく。このとき、同捻りバネ61の自由端が上記操作レバ
ー20における壁部24の切り欠き24a内に入り込むようにして位置合わせすれば、同
捻りバネ61は一端にて押さえ板43に固定され、他端にて操作レバー20に固定される
。むろん、このときに同捻りバネ61は操作レバー20を反時計周り方向に付勢する。
この後、前握持部材41を取り付けて操作ハンドル10を完成させ、上記支持部材50
に位置合わせして固定すれば、上述した実施形態と同様に回動軸30は巻き取りプーリ7
5に対して所定角度で突進し、その止め孔75a内に入り込んで嵌合する。
この実施形態では、捻りバネ61に対して前方から操作レバー20を押し付けることに
なるため、その反力で操作レバー20は前方に押し返される。上述したように操作レバー
20は前握持部材41と後握持部材42とによって挟持されるが、自由回転可能なように
両者の間は広めに形成されている。従って、本来であればガタつきが生じる可能性がある
が、このように捻りバネ61にて前方に押し付けておけばガタが生じることを防止するこ
ともできる。
このように、保持部材を構成する筒状の後握持部材42に対し、位置合わせバネを構成するコイルスプリング60により、回動軸30を連結した操作レバー20を初期位置に向けて付勢せしめておくことにより、保持部材と回動軸30とは所定角度に保持され、後握持部材42を遊技台の支持部材50に対して位置合わせして装着すれば、同回動軸30も遊技台の背面側の発射装置70に対して所定角度位置となり、容易に装着できる。
位置合わせバネは、少なくとも回動軸を保持部材に対して所定角度位置となるように保持せしめることができればよい。すなわち、装着後には回動軸を回動可能としつつ装着前には保持部材に対して一定角度となるように保持せしめるものであればよい。むろん、打撃槌に弾発力を与えるような大きな付勢力を要するものではなく、打撃槌を付勢するスプリングとは別にこの位置合わせバネを備えている。また、結果的に回動軸を所定角度に保持できれば良く、実施例のように同回動軸と一体的に連結されている操作レバーを付勢するものであっても良いし、同回動軸を直に付勢するものであっても構わない。
操作レバーとしては、一般的には円盤状に形成されて指掛け部が形成されているが必ずしも円盤状である必要はなく、回動軸に連結されて同回動軸を回動操作可能なものであればよい。従って、握り部分全体が回動するようなものであったりしても良い。むろん、回動軸と別体となっている必要もなく、一体として形成しておいても良い。
保持部材は一般的には円盤状の操作レバーを回動可能に挟み込んで保持するものであるが、少なくとも遊技台に対して固定されて回動軸を保持するようなものであれば良い。従って、一体となって直に遊技台に固定されるものであっても良いし、遊技台の側の部材と操作ハンドルの側とが装着時に位置合わせして固定されるようなものであっても良い。また、形状としては概略筒形となっているが、握り形状などに応じて適宜変更可能である。
10…操作ハンドル
20…操作レバー
21…止め孔
24…壁部
24a…切り欠き
30…回動軸
31…固定端
33…固定端
40…握持部材
41…前握持部材
42…後握持部材
42b…軸孔
42c…切り欠き
50…支持部材
51…筒部
52…位置決め突起
60…コイルスプリング
61…捻りバネ
70…発射装置

Claims (1)

  1. 遊技機の所定箇所に固定される保持部と、
    該保持部に対して回動可能に支持され操作レバーと、
    該操作レバーを一方の回動方向に付勢する付勢バネと、
    前記一方の回動方向に付勢された操作レバーの回動を規制し、前記操作レバーを初期位置に保持する回動規制部と、
    を具備し、
    前記付勢バネは、前記操作レバーに対する電気的配線の一部とされ、両端側のうち一端側のみがネジ止め固定されることを特徴とする操作ハンドル。
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