JP4998213B2 - 電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法 - Google Patents

電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法 Download PDF

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この発明は、半導体パッケージの電気特性を見積もる電気特性見積プログラム、電気特性見積方法および電気特性見積装置に関する。
近年、LSI製造技術の発展に伴いLSIチップの動作周波数の高速化が可能になった。また、微細加工技術の向上に伴い、高速動作可能なLSIチップを搭載する半導体パッケージ(以下、「PKG」という)も多様な種類が提供されている。このようなPKGの場合、従来よりもPKG内で発生するSSO(同時出力スイッチング)ノイズやクロストークノイズなどの電気ノイズがLSIチップ動作に大きな影響を与えてしまう。したがって、適正な動作を実現するPKGを設計するには、上述したような電気ノイズを正確に把握する必要がある。
PKG内部で発生する電気ノイズを正確に把握するためには、PKGの電気特性を見積もらなければならない。特に、LSIチップの種類と、LSIチップと、PKGの構成との双方を考慮した協調設計をおこなう際には、PKG全体の電気特性を高精度に見積もる技術が要求される。従来、PKGの電気特性を見積もるには、IBISデータなどの既存のPKGの電気特性データベースから見積対象のPKGに最も類似したPKGの電気特性を参照する手法や、PKGの構造を簡易計算式に当てはめてPKGの電気特性を算出する手法が利用されていた。
さらに、近年ではFCBGA(Flip Chip Ball Grid Array)の様な高速多ピンを備えたPKGの電気特性を抽出するため、PKGのモデルを分割し、それぞれのパーツの電気特性モデルを作成、合成してPKG全体の電気特性を解析したり(たとえば、下記特許文献1参照。)、PKGの基板の電源パターン(プレーン)をメッシュ分割し、平行平板モデルのRLGC計算式から電源パターンの電気パラメータを作成して電気特性を解析したりする(たとえば、下記特許文献2参照。)解析方法が開示されている。
特開2007−4602号公報 特開2006−253187号公報
しかしながら、従来技術のように、既存のPKGの電気特性データベースが類似する電気特性を参照する手法の場合、電気特性データベースに蓄積された情報の抽出条件が明確でなく、また、データベースとして用意されているPKGの種類が少ないため、見積精度が低いという問題があった。
また、簡易計算式を利用する場合には、構造が異なる各種PKGには対応できない。したがって、多機能化により構造が複雑になったPKGの場合には、見積が困難になるという問題があった。
さらに、上記特許文献1,2の技術は、いずれもPKGのレイアウト設計完了後に、電気特性モデルを生成する方法である。したがって、設計初期段階からPKGの内容に応じた電気特性の見積結果から算出した電気的ノイズのPKG設計にフィードバックさせることができないという問題があった。
また、近年のPKG製造においてコスト調整は重要な要素であるが、上述したいずれの従来技術もPKG設計内容からコストに関する情報を参照する機能は備わっていない。したがって、コストを考慮したPKG設計ができないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、コストを考慮しながら多様なPKGの電気特性を高精度に見積もることができる電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法は、LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をおこなう電気特性見積処理であって、前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得し、前記取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出し、前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得し、前記取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定し、前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得し、前記取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定し、前記コスト算出によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記特定させたワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値とを出力することを要件とする。
この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法によれば、半導体パッケージのワイヤ部分とインターポーザー部分とをそれぞれ独立して見積もった電気特性を出力するとともに、半導体パッケージのコストを併せて出力することができる。
また、上記の電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法は、前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出し、この抵抗値を出力してもよい。
この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法によれば、電磁界解析シミュレーションによってワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、ワイヤ部分の周波数に応じた抵抗値を見積もることができる。
また、上記の電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法は、前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出し、この抵抗値を出力してもよい。
この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法によれば、電磁界解析シミュレーションによってインターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、インターポーザー部分の周波数に応じた抵抗値を見積もることができる。
また、上記の電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法は、あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリと、インターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリとを参照して前記ワイヤ部分の電気特性値と、前記インターポーザー部分の電気特性値をそれぞれ特定してもよい。
この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法によれば、電気特性を特定する際にライブラリ化された電磁界解析シミュレーション結果を参照するため、見積処理実行時に電磁界解析シミュレーションをおこなうことなく、即座に電気特性を特定することができる。
また、上記の電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法は、前記出力した前記半導体パッケージのコストと、ワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値との少なくとも一つの値の変更指示を受け付けると、前記受け付けた変更指示に応じた設計情報を作成して、当該設計情報を出力してもよい。
この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法によれば、あるPKGに関する電気特性とコストとの見積結果をPKGの設計にフィードバックすることができる。
この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法によれば、コストを考慮しながら多様なPKGの電気特性を高精度に見積もることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この電気特性見積プログラム、電気特性見積装置および電気特性見積方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(電気特性見積処理の概要)
本実施の形態にかかる電気特性見積処理の概要について説明する。図1は、本実施の形態にかかる電気特性見積処理の概要を示す説明図である。本実施の形態にかかる電気特性見積処理では、PKGをワイヤ部分と、インターポーザー部分との各パーツに分割し、各パーツの電気特性値をそれぞれ独立して見積もる。また、このとき、見積対象となるPKGのコスト算出を連動しておこなう。
具体的には、図1の電気特性見積処理100のように、まず、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110によってPKGの設計がおこなわれる。半導体パッケージ(PKG)設計ツール110は、たとえば、PKG設計用の3次元CADを利用する。この3次元CADによって用途に応じたPKGの設計をおこなう。
電気特性見積ツール120では、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110によって設計されたPKGの設計情報をインプット情報111として、PKGの電気特性値を見積もる。PKGの設計情報とは、具体的には、たとえば、候補となるPKGの種類、ピン数、外形サイズ、PKGのワイヤ長や各配線長などの情報である。なお、所定のコスト内に収まるPKGを設計したい場合は、インプット情報111としてコスト設定情報を設定してもよい。
電気特性見積ツール120による電気特性見積処理により、PKG別電気特性見積値やPKGコストがアウトプット情報121として出力される。また、インプット情報111としてコスト設定情報が設定された場合には、このコスト設定情報によって設定されたコスト範囲のPKGに限定して電気特性見積値を出力してもよい。
電気特性見積ツール120によって出力されたアウトプット情報121は、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110にフィードバックされる。設計者は、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110にフィードバックされたアウトプット情報121を参照してPKGの設計調整をおこなう。設計調整後のPKGの設計情報は、再度、電気特性見積ツール110に入力され見積処理がおこなわれる。この処理を繰り返すことによって、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110において設計者の所望するPKGの設計が可能となる。半導体パッケージ(PKG)設計ツール110によってPKGの設計が確定すると、PKG製造装置130によって確定したPKGの設計情報に応じたPKGの製造がおこなわれる。
このように、本実施の形態の電気特性見積処理100では、PKG設計時にPKGの電気特性やコストを見積もることができる。以下、電気特性見積ツール120の実現例として、電気特性見積装置が提供された場合について具体的に説明する。
(電気特性見積装置のハードウェア構成)
つぎに、本実施の形態にかかる電気特性見積装置のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかる電気特性見積装置のハードウェア構成を示す説明図である。
図2において、電気特性見積装置200は、コンピュータ本体210と、入力装置220と、出力装置230と、から構成されており、不図示のルータやモデムを介してLAN,WANやインターネットなどのネットワーク240に接続可能である。
コンピュータ本体210は、CPU,メモリ,インターフェースを有する。CPUは、電気特性見積装置200の全体の制御を司る。メモリは、ROM,RAM,HD,光ディスク211,フラッシュメモリから構成される。メモリはCPUのワークエリアとして使用される。
また、メモリには基本的な入出力プログラムや、電気特性見積プログラムなどの各種プログラムが格納されており、CPUからの命令に応じてロードされる。HDおよび光ディスク211はディスクドライブによりデータのリード/ライトが制御される。また、光ディスク211およびフラッシュメモリはコンピュータ本体210に対し着脱自在である。インターフェースは、入力装置220からの入力、出力装置230への出力、ネットワーク240に対する送受信の制御をおこなう。
また、入力装置220としては、キーボード221、マウス222、スキャナ223などがある。キーボード221は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式であってもよい。マウス222は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。スキャナ223は、画像を光学的に読み取る。読み取られた画像は画像データとして取り込まれ、コンピュータ本体210内のメモリに格納される。なお、スキャナ223にOCR機能を持たせてもよい。
また、出力装置230としては、ディスプレイ231、スピーカ232、プリンタ233などがある。ディスプレイ231は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。また、プリンタ233は、画像データや文書データを印刷する。またスピーカ232は、効果音や読み上げ音などの音声を出力する。
(電気特性見積装置の機能的構成)
つぎに、電気特性見積装置の機能的構成について説明する。図3は、電気特性見積装置の機能的構成を示すブロック図である。図3において、電気特性見積装置200は、構成情報取得部301と、コスト算出部302と、ワイヤ長情報取得部303と、インターポーザー配線長情報取得部304と、特定部305と、出力部306とを備えている。また、電気特性見積装置200には、電磁界解析シミュレーションをおこなう電磁界解析シミュレータ320が接続されている。
構成情報取得部301は、PKGの構成に関する情報を取得する。PKGの構成に関する情報とは、候補となるPKGの種類、ピン数など、どのようなLSIチップを利用したPKGを設計するかをあらわす情報である。構成情報取得部301は、PKGの設計者からのPKGの構成に関する情報の入力を受け付けてもよいし、PKGの設計情報から適宜抽出するような機能を備えていてもよい。
コスト算出部302は、構成情報取得部301によって取得されたPKGの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、PKGのコストを算出する。なお、コスト算出部302によって算出するコスト値の表現に制約はなく、実際の単価のような絶対値でも、基準値や従来値を基にした相対値でもよい。
ワイヤ長情報取得部303は、LSIチップをPKGに接続するワイヤ長情報を設計情報310から取得する。また、インターポーザー配線長情報取得部304は、PKGのインターポーザー配線長情報を設計情報310から取得する。
特定部305は、ワイヤ長情報取得部303によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果をPKGのワイヤ部分の電気特性値として特定する。また特定部305は、インターポーザー配線長情報取得部304によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果をPKGのインターポーザー部分の電気特性値として特定する。
また、特定部305は、PKGのワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、PKGの動作周波数に応じた抵抗値を算出し、インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する。
なお、特定部305によってワイヤ長情報もしくはインターポーザー配線長情報の電磁界解析シミュレーションは、電磁界解析シミュレータ320によって電気特性見積処理ごとに電気特性を特定してもよいが、あらかじめ電磁界解析シミュレータ320にワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果と、インターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果とを蓄積したライブラリを用意し、このライブラリを参照してワイヤ部分の電気特性値およびインターポーザー部分の電気特性値を特定してもよい。
出力部306は、コスト算出部302によって算出したPKGのコストと、特定部305によって特定したワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値とを出力する。ここでいう出力とは、出力装置230からの出力に限らず、コストと各電気特性値との情報を光ディスク211などの記録手段に格納する処理も含む。なお、出力部306は、特定部305によって抵抗値が算出された場合には、この抵抗値も併せて出力する。
また、電気特性見積装置200は、上述した各機能301〜306に加えて、出力部306によって出力されたPKGのコストと、ワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値との少なくとも一つの値の変更指示を受け付ける受付部と、この受付部によって受け付けた変更指示に応じた設計情報を作成する作成部を備えてもよい(いずれも不図示)。このような構成が追加された場合、出力部306は、作成部によって設計情報が作成されると、この設計情報を出力する。
上述した各機能301〜306は、電気特性見積装置200の記憶部に記憶された当該機能301〜306に関する電気特性見積プログラムをCPUに実行させることにより、または、入出力I/Fにより他の機器を制御することによって電気特性見積処理を実現することができる。
(電気特性見積処理の手順)
つぎに、電気特性見積装置200による電気特性見積処理の手順について説明する。図4は、電気特性見積装置による電気特性見積処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、まず、構成情報取得部301においてPKGの構成に関する情報を取得したか否かを判断する(ステップS401)。ここでPKGの構成に関する情報を取得するまで待ち(ステップS401:Noのループ)、取得すると(ステップS401:Yes)、コスト算出部302において取得したPKGの構成に関する情報からPKGコストの算出をおこなう(ステップS402)。
コスト算出が終わると、ワイヤ長情報取得部303が設計情報からワイヤ長情報を取得したか否かを判断する(ステップS403)。ここでも、ワイヤ長情報を取得するまで待ち(ステップS403:Noのループ)、取得すると(ステップS403:Yes)、特定部305によってワイヤ部分の電気特性を特定する(ステップS404)。
また、同じくインターポーザー配線長情報取得部304が設計情報からインターポーザー配線長情報を取得したか否かを判断する(ステップS405)。ここでも、インターポーザー配線長情報を取得するまで待ち(ステップS405:Noのループ)、取得すると(ステップS405:Yes)、特定部305によってインターポーザー部分の電気的特性を特定する(ステップS406)。
そして、最後に、コスト算出部302によって算出したPKGコストと、特定部305によって特定したPKGのワイヤ部分、インターポーザー部分それぞれの電気特性と出力し(ステップS407)、一連の処理を終了する。なお、出力結果からPKG設計が修正された場合は、修正後のPKGの構成に関する情報と設計情報とを用いて再度、上述したステップS401〜S407の処理をおこなう。
以上説明したように、電気特性見積装置200は、PKGのワイヤ部分とインターポーザー部分とをそれぞれ独立して見積もった電気特性を出力するとともに、PKGのコストを併せて出力することができる。PKGをパーツごとに分けそれぞれの電気特性を見積もるため、構造が複雑か簡素かを問わずPKGがどのような種類であっても、高精度な電気特性の見積をおこなうことができる。
また、電気特性見積装置200では、電気特性の見積結果を、PKG設計にフィードバックさせることができ、さらに、フィードバックの際にコストを考慮したPKG設計をおこなうことができる。
つぎに、上述のような特定部305における各パーツ(ワイヤ部分、インターポーザー部分)の電気特性の見積処理と、コスト算出部302におけるコスト算出処理について、以下に、具体例を個別に説明する。
(ワイヤ長に応じた電気特性の見積)
まず、ワイヤ部分の見積、すなわち、ワイヤ長に応じた電気特性の見積について説明する。図5は、3次元ワイヤモデルの一例を示す説明図である。図5には、LSIチップと、PKGの基板部分とを接続するワイヤの配線例が示されている。近年のLSIの高機能化、ピン数の増加に対応するためPKGの構成も多層化が進み、ワイヤも多段配線されることが多い。したがって、図5のように、3次元ワイヤモデルからチップ厚、引き上げ高さ、CADワイヤ長を考慮してワイヤ長を取得する必要がある。
また、図6−1は、電気特性を特定するための近似式の一例を示す説明図、図6−2は、ワイヤ長に応じた電気特性の算出例を示す図表である。図5のような3次元ワイヤモデルによってCADワイヤ長を求めると、図6−2の図表620のように、キャパシタンス(静電容量)、インダクタンス(誘導係数)が特定される。これら電気特性値は、図6−1に示したような近似式610から求めることができる。
なお、図6−1の近似式は、事前に電磁界解析シミュレータによる算出結果から求めたものである。図6−1では、インダクタンスの例を示してあるが、キャパシタンスも同様に電磁界解析シミュレータによる算出結果から求めることができる。さらに、近似式を求めたインダクタンスとキャパシタンスからLSIチップの動作周波数に応じた抵抗値を算出することもできる。
これら3次元ワイヤモデルを含んだ電気特性の見積処理の際には、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110によって求めた3次元ワイヤモデルを利用してもよいし、特定部305や電磁界解析シミュレータ320に3次元ワイヤモデルの対応ツールを搭載してワイヤ長を求め、その後、電気特性を特定してもよい。
(インターポーザー配線長に応じた電気特性の見積)
つぎに、インターポーザー部分の見積、すなわち、インターポーザー配線長に応じた電気特性の見積について説明する。図7は、インターポーザー配線の2次元モデルの一例を示す説明図である。図7のインターポーザーモデル700のように、インターポーザー配線(ライン1〜ライン5)は、相互に作用し合うため、配置地点(ラインx)と、最小配線間隔Wごとにそれぞれ電気特性を算出する必要がある。ここでは、最小配線間隔Wは、インターポーザー配線幅を最小配線間隔Wとし、最小配線間隔Wの1倍から5倍までの配線間隔でパラメータを設定した。
図8−1〜図8−5は、最小配線間隔に応じた電気特性の一例を示す図表である。図8−1は最小配線間隔W×1、図8−2は最小配線間隔W×2、図8−3は最小配線間隔W×3、図8−4は最小配線間隔W×4、図8−5は最小配線間隔W×5の場合の各配置地点(ラインx)の電気特性(自己インダクタンスLm、キャパシタンスCm)をあらわしている。このように、配線間隔ごとも電気特性を特定できるため、インターポーザーの配線間隔の最適化、配線構造の最適化をおこなうことができる。
これらインターポーザー配線の2次元モデルを考慮した電気特性の見積処理の際には、半導体パッケージ(PKG)設計ツール110によって求めたインターポーザー配線の2次元モデルを利用してもよいし、特定部305や電磁界解析シミュレータ320にインターポーザー配線の2次元モデルの対応ツールを搭載して相互成分を求め、その後、電気特性を特定してもよい。
(PKGコストの算出)
つぎに、PKGコストの算出について説明する。図9は、PKGコストの算出例を示す図表である。図9の図表900のように、コスト算出部302では、各PKGの構成のバリエーションごとにコストデータを算出する。図表900に示した各コストデータは、PKGの種類に応じた各基板コストと、各組み立てコストとのデータから個別に算出した値である。なお、図表900には、サイズ10mm、2層、デザインルールAのPKGのコストを基準「1.0」として定量的にコストをあらわしているが、具体的な単価(○○円など)を表示してもよい。
(電気特性見積例)
つぎに、上述した各見積とコスト算出を利用した、あるPKGの電気特性見積例を説明する。図10は、電気特性見積の一例を示すフローチャートである。また、図11は、見積対象PKGの一例を示す説明図である。以下、図10のフローチャートを用いて図11に示すPKG1100の電気特性見積の手順を説明する。
図10のフローチャートにおいて、見積対象PKGの情報が入力されたか否かを判断する(ステップS1001)。ここでは、図11のPKG1100が見積対象PKGとなる。見積対象PKGの情報とは、たとえば、PKG種類(BGA400pinなど)、PKG外形(**mm)、多層構造の場合であれば層数(*層など)の構成に関する情報と、PKGの設計情報からLSIチップ+PKG外形図を作成し、メジャー機能などを用いて電気特性見積をしたい部分のワイヤ長とインターポーザー配線長との情報を取得する。具体的には、ワイヤ長=**mm、インターポーザー配線長=**mmという情報が取得される。
この対象PKGの情報が入力されるまで待ち(ステップS1001:Noのループ)、PKGの情報が入力されると(ステップS1001:Yes)、対象PKGのワイヤ部の電気特性見積処理(ステップS1002)、インターポーザー部電気特性見積処理(ステップS1003)をおこなう。なお、ステップS1002およびS1003の処理は順不同である。
つぎに、コスト範囲が入力されたか否かを判断する(ステップS1004)。ここで、コスト範囲が入力されている場合には(ステップS1004:Yes)、入力されたコスト範囲に収まるPKGのワイヤLCR値、インターポーザーLCR値を出力し(ステップS1005)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS1004において、コスト範囲が入力されていなかった場合(ステップS1004:No)、PKGの情報からコストを算出する(ステップS1006)。そして、PKGのワイヤLRC値、インターポーザーLCR値およびコストを出力し(ステップS1007)、一連の処理を終了する。
図12は、電気特性見積結果の出力例を示す説明図である。図12では、電気特性見積装置200の出力例として、ディスプレイにウィンドウ1200が表示されている。図11のフローチャートで説明したような電気特性見積がおこなわれると、ウィンドウ1200のように、PKGの設計情報(CADワイヤ長、引き上げ高さ)1210に応じて、PKGのLCR値1220が見積もられ、出力される。このとき、同一ウィンドウ1200には、コストを比較するためPKGの設計情報に応じたコスト算出値1230も出力される。
また、上述したように電気特性見積装置200による電気特性値の見積結果はクロストークやSSOノイズなどの電気的ノイズの見積処理に適用できる。PKGの構成に応じた電気特性を見積もれるため、PKGごとの感度振りを含めたノイズの見積が可能となる。これらのノイズ見積結果は、PKGの設計制約にフィードバックするこができる。しがって、PKG設計の初期段階から所望するコスト帯に対応した最適な構成のPKGを選択することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、PKGの設計初期段階で、品質の高い電気特性値の見積をおこなうことができる。また、PKGの種類や外形など構成の違いごとの電気特性値を比較検討することができるため、用途に合った最適なPKGを設計することができる。さらに、電気特性値の見積結果と連動してPKGのコストを出力することができるため、設計初期段階から、PKGのコストを意識した開発をおこなうことができる。このように、本実施の形態にかかる電気特性見積処理を利用することによって、コストを考慮しながら多様なPKGの電気特性を高精度に見積もることができる。
なお、本実施の形態で説明した電気特性見積方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
また、本実施の形態で説明した電気特性見積装置200は、スタンダードセルやストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定用途向けIC(以下、単に「ASIC」と称す。)やFPGAなどのPLD(Programmable Logic Device)によっても実現することができる。具体的には、たとえば、上述した電気特性見積装置200の機能(301〜306)をHDL記述によって機能定義し、そのHDL記述を論理合成してASICやPLDに与えることにより、電気特性見積装置200を製造することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータに実行させる電気特性見積プログラムであって、
前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得させる構成情報取得工程と、
前記構成情報取得工程によって取得させた半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定させ、前記半導体パッケージのコストを算出させるコスト算出工程と、
前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得させるワイヤ長情報取得工程と、
前記ワイヤ長情報取得工程によって取得させたワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定させる第1の特定工程と、
前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得させるインターポーザー配線長情報取得工程と、
前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得させたインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定させる第2の特定工程と、
前記コスト算出工程によって算出させた前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値とを出力させる出力工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする電気特性見積プログラム。
(付記2)前記第1の特定工程によって前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出させる抵抗値算出工程を前記コンピュータに実行させ、
前記出力工程は、前記抵抗値算出工程によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力させることを特徴とする付記1に記載の電気特性見積プログラム。
(付記3)前記第2の特定工程によって前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出させる抵抗値算出工程を前記コンピュータに実行させ、
前記出力工程は、前記抵抗値算出工程によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力させることを特徴とする付記1に記載の電気特性見積プログラム。
(付記4)前記第1の特定工程によって前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出させる第1の抵抗値算出工程と、
前記第2の特定工程によって前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出させる第2の抵抗値算出工程と、を前記コンピュータに実行させ、
前記出力工程は、前記第1の抵抗値算出工程および第2の抵抗値算出工程によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力させることを特徴とする付記1に記載の電気特性見積プログラム。
(付記5)前記第1の特定工程は、あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照させて前記ワイヤ部分の電気特性値を特定させ、
前記第2の特定工程は、あらかじめインターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照させて前記インターポーザー部分の電気特性値を特定させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の電気特性見積プログラム。
(付記6)前記出力工程によって出力させた前記半導体パッケージのコストと、前記ワイヤ部分の電気特性値と、前記インターポーザー部分の電気特性値との少なくとも一つの値の変更指示を受け付けさせる受付工程と、
前記受付工程によって受け付けさせた変更指示に応じた設計情報を作成させる作成工程と、
前記作成工程によって設計情報が作成されると、当該設計情報を出力させる設計情報出力工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の電気特性見積プログラム。
(付記7)LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をおこなう電気特性見積装置であって、
前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得手段と、
前記構成情報取得手段によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出手段と、
前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得手段と、
前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得手段と、
前記ワイヤ長情報取得手段によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定し、前記インターポーザー配線長情報取得手段によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する特定手段と、
前記コスト算出手段によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記特定手段によって特定したワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値とを出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする電気特性見積装置。
(付記8)前記特定手段は、前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出手段を備え、
前記出力手段は、前記抵抗値算出手段によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力することを特徴とする付記7に記載の電気特性見積装置。
(付記9)前記特定手段は、前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出手段を備え、
前記出力手段は、前記抵抗値算出手段によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力することを特徴とする付記7に記載の電気特性見積装置。
(付記10)前記特定手段は、前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出し、前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出手段を備え、
前記出力手段は、前記抵抗値算出手段によって算出された抵抗値を出力することを特徴とする付記7記載の電気特性見積装置。
(付記11)前記特定手段は、あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果と、インターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果とを蓄積したライブラリを参照して前記ワイヤ部分の電気特性値および前記インターポーザー部分の電気特性値を特定することを特徴とする付記7〜10のいずれか一つに記載の電気特性見積装置。
(付記12)前記出力手段によって出力された前記半導体パッケージのコストと、前記ワイヤ部分の電気特性値と、前記インターポーザー部分の電気特性値との少なくとも一つの値の変更指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けた変更指示に応じた設計情報を作成する作成手段と、を備え、
前記出力手段は、前記作成手段によって設計情報が作成されると、当該設計情報を出力することを特徴とする付記7〜11のいずれか一つに記載の電気特性見積装置。
(付記13)LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をおこなう電気特性見積方法であって、
前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得工程と、
前記構成情報取得工程によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出工程と、
前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得工程と、
前記ワイヤ長情報取得工程によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定する第1の特定工程と、
前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得工程と、
前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する第2の特定工程と、
前記コスト算出工程によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値とを出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする電気特性見積方法。
(付記14)前記第1の特定工程によって前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出工程を含み、
前記出力工程は、前記抵抗値算出工程によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力することを特徴とする付記13に記載の電気特性見積方法。
(付記15)前記第2の特定工程によって前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出工程を含み、
前記出力工程は、前記抵抗値算出工程によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力することを特徴とする付記13に記載の電気特性見積方法。
(付記16)前記第1の特定工程によって前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する第1の抵抗値算出工程と、
前記第2の特定工程によって前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する第2の抵抗値算出工程と、を含み、
前記出力工程は、前記第1の抵抗値算出工程および第2の抵抗値算出工程によって抵抗値が算出された場合、前記抵抗値を出力することを特徴とする付記13に記載の電気特性見積方法。
(付記17)前記第1の特定工程は、あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照して前記ワイヤ部分の電気特性値を特定し、
前記第2の特定工程は、あらかじめインターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照して前記インターポーザー部分の電気特性値を特定することを特徴とする付記13〜16のいずれか一つに記載の電気特性見積方法。
(付記18)前記出力工程によって出力された前記半導体パッケージのコストと、前記ワイヤ部分の電気特性値と、前記インターポーザー部分の電気特性値との少なくとも一つの値の変更指示を受け付ける受付工程と、
前記受付工程によって受け付けた変更指示に応じた設計情報を作成する作成工程と、
前記作成工程によって設計情報が作成されると、当該設計情報を出力する設計情報出力工程と、
を含むことを特徴とする付記13〜17のいずれか一つに記載の電気特性見積方法。
本実施の形態にかかる電気特性見積処理の概要を示す説明図である。 本実施の形態にかかる電気特性見積装置のハードウェア構成を示す説明図である。 電気特性見積装置の機能的構成を示すブロック図である。 電気特性見積装置による電気特性見積処理の手順を示すフローチャートである。 3次元ワイヤモデルの一例を示す説明図である。 電気特性を特定するための近似式の一例を示す説明図である。 ワイヤ長に応じた電気特性の算出例を示す図表である。 インターポーザー配線の2次元モデルの一例を示す説明図である。 最小配線間隔(1倍)に応じた電気特性の一例を示す図表である。 最小配線間隔(2倍)に応じた電気特性の一例を示す図表である。 最小配線間隔(3倍)に応じた電気特性の一例を示す図表である。 最小配線間隔(4倍)に応じた電気特性の一例を示す図表である。 最小配線間隔(5倍)に応じた電気特性の一例を示す図表である。 PKGコストの算出例を示す図表である。 電気特性見積の一例を示すフローチャートである。 見積対象PKGの一例を示す説明図である。 電気特性見積結果の出力例を示す説明図である。
符号の説明
110 半導体パッケージ(PKG)設計ツール
120 電気特性見積ツール
130 PKG製造装置
200 電気特性見積装置
210 コンピュータ本体
220 入力装置
230 出力装置
240 ネットワーク

Claims (9)

  1. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータに実行させる電気特性見積プログラムであって、
    前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得させる構成情報取得工程と、
    前記構成情報取得工程によって取得させた半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定させ、前記半導体パッケージのコストを算出させるコスト算出工程と、
    前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得させるワイヤ長情報取得工程と、
    前記ワイヤ長情報取得工程によって取得させたワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定させる第1の特定工程と、
    前記第1の特定工程によって前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出させる抵抗値算出工程と、
    前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得させるインターポーザー配線長情報取得工程と、
    前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得させたインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定させる第2の特定工程と、
    前記コスト算出工程によって算出させた前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記抵抗値算出工程によって算出された抵抗値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値とを出力させる出力工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする電気特性見積プログラム。
  2. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータに実行させる電気特性見積プログラムであって、
    前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得させる構成情報取得工程と、
    前記構成情報取得工程によって取得させた半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定させ、前記半導体パッケージのコストを算出させるコスト算出工程と、
    前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得させるワイヤ長情報取得工程と、
    前記ワイヤ長情報取得工程によって取得させたワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定させる第1の特定工程と、
    前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得させるインターポーザー配線長情報取得工程と、
    前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得させたインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定させる第2の特定工程と、
    前記第2の特定工程によって前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出させる抵抗値算出工程と、
    前記コスト算出工程によって算出させた前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値と、前記抵抗値算出工程によって算出された抵抗値と、を出力させる出力工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする電気特性見積プログラム。
  3. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータに実行させる電気特性見積プログラムであって、
    前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得させる構成情報取得工程と、
    前記構成情報取得工程によって取得させた半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定させ、前記半導体パッケージのコストを算出させるコスト算出工程と、
    前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得させるワイヤ長情報取得工程と、
    あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照させて、前記ワイヤ長情報取得工程によって取得させたワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定させる第1の特定工程と、
    前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得させるインターポーザー配線長情報取得工程と、
    あらかじめインターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照させて、前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得させたインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定させる第2の特定工程と、
    前記コスト算出工程によって算出させた前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値とを出力させる出力工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする電気特性見積プログラム。
  4. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をおこなう電気特性見積装置であって、
    前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得手段と、
    前記構成情報取得手段によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出手段と、
    前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得手段と、
    前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得手段と、
    前記ワイヤ長情報取得手段によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定し、前記インターポーザー配線長情報取得手段によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する特定手段と、
    前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、
    前記コスト算出手段によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記特定手段によって特定したワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値と、前記抵抗値算出手段によって算出された抵抗値と、を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする電気特性見積装置。
  5. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をおこなう電気特性見積装置であって、
    前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得手段と、
    前記構成情報取得手段によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出手段と、
    前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得手段と、
    前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得手段と、
    前記ワイヤ長情報取得手段によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定し、前記インターポーザー配線長情報取得手段によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する特定手段と、
    前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とを特定すると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出手段と、
    前記コスト算出手段によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記特定手段によって特定したワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値と、前記抵抗値算出手段によって算出された抵抗値と、を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする電気特性見積装置。
  6. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をおこなう電気特性見積装置であって、
    前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得手段と、
    前記構成情報取得手段によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出手段と、
    前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得手段と、
    前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得手段と、
    あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照して、前記ワイヤ長情報取得手段によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定し、あらかじめインターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照して、前記インターポーザー配線長情報取得手段によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する特定手段と、
    前記コスト算出手段によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記特定手段によって特定したワイヤ部分の電気特性値と、インターポーザー部分の電気特性値とを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする電気特性見積装置。
  7. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータがおこなう電気特性見積方法であって、
    前記コンピュータが有する構成情報取得手段により、前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得工程と、
    前記コンピュータが有するコスト算出手段により、前記構成情報取得工程によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出工程と、
    前記コンピュータが有するワイヤ長情報取得手段により、前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得工程と、
    前記コンピュータが有する特定手段により、前記ワイヤ長情報取得工程によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定する第1の特定工程と、
    前記コンピュータが有する抵抗値算出手段により、前記第1の特定工程によって前記ワイヤ部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出工程と、
    前記コンピュータが有するインターポーザー配線長情報取得手段により、前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得工程と、
    前記コンピュータが有する特定手段により、前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する第2の特定工程と、
    前記コンピュータが有する出力手段により、前記コスト算出工程によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記抵抗値算出工程によって算出された抵抗値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値とを出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする電気特性見積方法。
  8. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータがおこなう電気特性見積方法であって、
    前記コンピュータが有する構成情報取得手段により、前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得工程と、
    前記コンピュータが有するコスト算出手段により、前記構成情報取得工程によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出工程と、
    前記コンピュータが有するワイヤ長情報取得手段により、前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得工程と、
    前記コンピュータが有する特定手段により、前記ワイヤ長情報取得工程によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定する第1の特定工程と、
    前記コンピュータが有するインターポーザー配線長情報取得手段により、前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得工程と、
    前記コンピュータが有する特定手段により、前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する第2の特定工程と、
    前記コンピュータが有する抵抗値算出手段により、前記第2の特定工程によって前記インターポーザー部分の電気特性値として誘導係数と静電容量とが特定されると、前記半導体パッケージの動作周波数に応じた抵抗値を算出する抵抗値算出工程と、
    前記コンピュータが有する出力手段により、前記コスト算出工程によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値と、前記抵抗値算出工程によって算出された抵抗値と、を出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする電気特性見積方法。
  9. LSIチップを搭載する半導体パッケージの設計情報から前記半導体パッケージの電気特性の見積処理をコンピュータがおこなう電気特性見積方法であって、
    前記コンピュータが有する構成情報取得手段により、前記半導体パッケージの構成に関する情報を取得する構成情報取得工程と、
    前記コンピュータが有するコスト算出手段により、前記構成情報取得工程によって取得された半導体パッケージの構成に関する情報から基板コストと、組み立てコストとを特定し、前記半導体パッケージのコストを算出するコスト算出工程と、
    前記コンピュータが有するワイヤ長情報取得手段により、前記LSIチップを前記半導体パッケージに接続するワイヤ長情報を前記設計情報から取得するワイヤ長情報取得工程と、
    前記コンピュータが有する特定手段により、あらかじめワイヤ長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照して、前記ワイヤ長情報取得工程によって取得したワイヤ長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのワイヤ部分の電気特性値として特定する第1の特定工程と、
    前記コンピュータが有するインターポーザー配線長情報取得手段により、前記半導体パッケージのインターポーザー配線長情報を前記設計情報から取得するインターポーザー配線長情報取得工程と、
    前記コンピュータが有する特定手段により、あらかじめインターポーザー配線長の変化ごとの電磁界解析シミュレーション結果を蓄積したライブラリを参照して、前記インターポーザー配線長情報取得工程によって取得したインターポーザー配線長情報に応じた電磁界解析シミュレーション結果を前記半導体パッケージのインターポーザー部分の電気特性値として特定する第2の特定工程と、
    前記コンピュータが有する出力手段により、前記コスト算出工程によって算出した前記半導体パッケージのコストと、前記第1の特定工程によって特定させたワイヤ部分の電気特性値と、前記第2の特定工程によって特定させたインターポーザー部分の電気特性値とを出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする電気特性見積方法。
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