JP4998117B2 - 駆動力配分装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源から入力された駆動力の第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な駆動力配分装置に関するものである。
従来、入力された駆動力を相互の差動を許容しつつ第1及び第2の出力軸に伝達する差動機構と、これら各出力軸間に介在された差回転発生機構とを備えた駆動力配分装置があり、多くの場合、その差回転発生機構は、各出力軸間に介在された遊星歯車機構と、該遊星歯車機構に駆動連結されたモータとにより構成されている。
即ち、このような駆動力配分装置は、モータを制御用駆動源として遊星歯車機構を駆動することにより第1及び第2の出力軸間に差回転を生じさせる。そして、その制御用トルクとして遊星歯車機構に入力するモータトルクを制御することにより、エンジン等の主駆動源から差動機構に入力される駆動力の第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−112474号公報 特開2003−113874号公報
しかしながら、このような駆動力配分装置を車両の左右駆動力配分として用いた場合、車両の走行状態によっては、各出力軸に対して衝撃的な逆入トルクが印加されることがあり、その衝撃力が伝達されることによって差回転発生機構が損傷を受ける可能性がある。
即ち、例えば、各出力軸に連結された駆動輪の何れかが低μ路から高μ路へと移動した際、その急速なグリップの回復によって一方の駆動輪の回転が規制されることにより、当該駆動輪と連結された出力軸に衝撃的な逆入力トルクが印加される。そして、その衝撃的な逆入力トルクが差回転発生機構に印加されることで、当該差回転発生機構を構成する各ギヤが破損する可能性があり、ひいては、その破損したギヤが噛み込むことによって、駆動力配分装置としての機能のみならず、本来のディファレンシャル装置としての機能までもが低下してしまうおそれがある。
尚、特許文献2には、連れ周りによるモータの過回転を防止すべく、モータと減速機構との間にトルクリミッタとして遠心クラッチを介在した駆動力配分装置が開示されている。確かに、逆入力トルクの印加に伴う受動的な回転時、モータは回生ブレーキとなることから、該モータをトルク伝達系から分離することができれば、各ギヤの損傷を緩和することも可能ではある。しかしながら、上記特許文献2において、トルクリミッタとして用いられる遠心クラッチは、その第1軸と第2軸との間の回転速度差に基づき作動するため、上記のような突発的且つ急激なトルク変動には対処することができない。従って、この特許文献2に記載の構成は、上記の課題を何ら解消するものではない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、逆入力トルクの印加時においても安定的にディファレンシャル装置として機能する駆動力配分装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、入力される駆動力を相互の差動を許容しつつ第1及び第2の出力軸に伝達する差動機構と、前記第1及び第2の出力軸間に介在された差回転発生機構とを備え、前記差回転発生機構の作動に基づき前記各出力軸間に差回転を生じせしめることにより、前記入力される駆動力の前記第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な駆動力配分装置において、前記差回転発生機構と前記第1の出力軸とをスプライン嵌合により連結する第1スプライン嵌合部、及び前記差動機構と前記第1の出力軸とをスプライン嵌合により連結する第2スプライン嵌合部を備え、前記第1スプライン嵌合部は、前記第1の出力軸において、前記第2スプライン嵌合部よりも出力側に位置し、前記第1スプライン嵌合部には、予め設定された所定値を超えるトルク入力により破断して、前記第1の出力軸から前記差回転発生機構を分離可能な分離手段が設けられ前記分離手段は、前記所定値を超えるトルク入力により前記第1スプライン嵌合部を構成するスプラインが破断するように前記スプラインの強度を設定することにより形成されていること、を要旨とする。
上記構成によれば、第1及び第2の出力軸に過大な逆入力トルクが印加された場合であっても、その連結部に形成された分離が破断することにより、当該第1及び第2の出力軸から差回転発生機構を分離することができる。その結果、逆入力トルクの印加時においても本来のディファレンシャル装置としての機能を担保することができる。そして、差回転機構の損傷を回避して、その後の修理を容易なものとすることができる。
また、スプライン嵌合部を構成するスプラインの強度を設定するだけで、構成簡素且つ容易に分離手段を形成することができる。
請求項2に記載の発明は、前記差回転発生機構と前記第2の出力軸との連結部には、予め設定された所定値を超えるトルク入力により破断して、前記第2の出力軸から前記差回転発生機構を分離可能な分離手段が設けられていること、を要旨とする。
即ち、差回転発生機構を構成する各ギヤが破損し、当該破損した各ギヤが噛み込んでしまった場合には、その第1及び第2の出力軸との連結の一方が残っているだけでも、ディファレンシャル装置としての機能が損なわれてしまう。しかしながら、上記構成のように、差回転機構と第1及び第2の出力軸との間の各連結部の双方に分離手段を設けることで、上記のような噛み込みが生じた場合には、これら各分離手段の双方が破断する。その結果、当該第1及び第2の出力軸から差回転機構を完全に分離して、ディファレンシャル装置としての機能を担保することができる。
請求項3に記載の発明は、前記差回転発生機構は、前記各出力軸間に介在された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構に駆動連結されたモータとを備えてなること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記遊星歯車機構は、前記モータに駆動連結されたプラネタリキャリヤと、前記プラネタリキャリヤに自転可能に保持されたプラネタリギヤと、前記プラネタリギヤの第1出力軸側で該プラネタリギヤに噛み合う第1ギヤと、前記第1ギヤとは異なるピッチ円径を有するとともに前記プラネタリギヤの第2出力軸側で該プラネタリギヤに噛み合う第2ギヤとを備えてなること、を要旨とする。
即ち、上記各構成のように、差回転発生機構に遊星歯車機構を用いた構成では、小型化の観点から当該遊星歯車機構を構成する各ギヤにおいて上記過大な逆入力トルクの印加に耐えうる強度を確保するのは困難であり、その許容する入力トルク水準を超えるトルク入力によって、これら各ギヤに破損が生じやすい。従って、このような構成に、上記請求項1,2の発明を適用することで、より顕著な効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明は、前記差回転発生機構は、前記遊星歯車機構に設定された変速比を補正すべく該遊星歯車機構と前記各出力軸の何れかとの間に介在された変速機構を備え、前記変速機構は、入出力要素の一つが非回転部位に固定されてなる第2の遊星歯車機構により構成されること、を要旨とする。
即ち、上記構成のように、入出力要素の一つを非回転部位に固定された第2の遊星歯車機構により構成される変速機構を有する場合には、これら各遊星歯車機構に生じた噛み込みの影響は極めて大きい。従って、このような構成に、上記請求項1,2の発明を適用することで、更に顕著な効果を得ることができる。
本発明によれば、逆入力トルクの印加時においても安定的にディファレンシャル装置として機能する駆動力配分装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、駆動力配分装置としてのリヤディファレンシャルの断面図、図2は、その概略構成図、図3は、差回転発生機構としても遊星歯車機構及び変速機構部分の拡大断面図、図4は、プラネタリギヤが組み付けられたプラネタリキャリヤの斜視図、そして、図5は、車両の概略構成図である。
図5に示すように、車両1は、前輪駆動車をベースとする四輪駆動車であり、エンジン2の傍らに組み付けられたトランスアクスル3には、一対のフロントアクスル4L,4Rが連結されており、エンジン2の駆動力は、これらフロントアクスル4L,4Rを介して前輪5L,5Rに伝達される。また、トランスアクスル3には、上記各フロントアクスル4L,4Rとともにプロペラシャフト6が連結されており、同プロペラシャフト6は、トルクカップリング7及びリヤディファレンシャル8を介して一対のリヤアクスル9L,9Rと連結されている。そして、これらプロペラシャフト6、リヤディファレンシャル8、及びリヤアクスル9L,9Rを介して、後輪10L,10Rにも駆動力が伝達されるようになっている。
図1に示すように、本実施形態のリヤディファレンシャル8は、略円筒状のハウジング11を備えており、同ハウジング11内には、上記リヤアクスル9L,9Rをそれぞれ構成する第1及び第2の出力軸12L,12Rが、その軸線方向に沿うように収容されている。また、ハウジング11内には、これら第1及び第2の出力軸12L,12Rと略直交するように、上記トルクカップリング7(図5参照)から延びる入力軸13が収容されている。そして、これら第1及び第2の出力軸12L,12R、並びに入力軸13は、遊星歯車式の差動機構14により連結されている。
尚、本実施形態のハウジング11は、隔壁部15を介して第1ハウジング16a及び第2ハウジング16bを連結することにより形成されている。そして、本実施形態では、上記差動機構14は、第1ハウジング16a内に収容され、後述する遊星歯車機構31及び変速機構61は、第2ハウジング16b内に収容されている。
詳述すると、差動機構14は、略円筒状に形成されたデフケース17を有しており、同デフケース17は、上記第1及び第2の出力軸12L,12Rと同軸位置において、軸受18a,18bにより回転自在に支承されている。そして、第1及び第2の出力軸12L,12Rの各基端12La,12Raは、それぞれ同デフケース17内に配置されている。
デフケース17の内周にはリングギヤ19が形成されるとともに、同デフケース17の外周には外歯ギヤ20が設けられている。尚、本実施形態のデフケース17は、軸受18aに支承される第1部材17a及び軸受18bに支承される第2部材17bを連結してなり、上記外歯ギヤ20は、これら第1部材17a及び軸受18bとともにボルト締結されることにより、デフケース17の外周に固定されている。そして、この外歯ギヤ20には、上記入力軸13の先端に形成されたドライブピニオン21が噛合されている。
また、デフケース17内に配置された第1の出力軸12Lの基端12Laにはサンギヤ22が設けられており、同サンギヤ22とデフケース17内周のリングギヤ19との間には、複数のプラネタリギヤ対23が介在されている。各プラネタリギヤ対23は、リングギヤ19に噛合された第1プラネタリギヤ23a及びサンギヤ22に噛合された第2プラネタリギヤ23bからなり、これら各第1プラネタリギヤ23a及び各第2プラネタリギヤ23bは、互いに噛合された状態で、プラネタリキャリヤ24によりそれぞれ自転可能且つ公転可能に支承されている。そして、そのプラネタリキャリヤ24は、デフケース17内に配置された第2の出力軸12Rの基端12Raと相対回転不能に連結されている。
即ち、トルクカップリング7を介して入力軸13に伝達されるプロペラシャフト6の回転は、その先端のドライブピニオン21に噛合された外歯ギヤ20からデフケース17へと伝達される。そして、デフケース17とともに、各プラネタリギヤ対23を介して同デフケース17に連結されたサンギヤ22及びプラネタリキャリヤ24が一体的に回転することにより、その駆動力が第1及び第2の出力軸12L,12R、即ち両リヤアクスル9L,9Rから左右の後輪10L,10Rへと伝達される。つまり、本実施形態では、入力軸13、差動機構14及び第1及び第2の出力軸12L,12Rにより、駆動力の伝達系が構成されている。
また、車両旋回時等、左右の後輪10L,10Rに回転差が生じた場合には、各第1プラネタリギヤ23a及び各第2プラネタリギヤ23bのそれぞれが、自転しつつサンギヤ22の周りを公転する。そして、これにより、その回転差、即ち第1及び第2の出力軸12L,12R間の差動を許容する構成となっている。
(駆動力配分装置)
また、本実施形態のリヤディファレンシャル8は、エンジン2の駆動力の左右の後輪10L,10Rへの配分比率を制御可能な駆動力配分装置30としての機能を有している。
詳述すると、図1及び図2に示すように、本実施形態では、第1及び第2の出力軸12L,12R間には、これら第1及び第2の出力軸12L,12R間に差回転を発生させることが可能な差回転発生機構が設けられている。具体的には、第1及び第2の出力軸12L,12R間には、遊星歯車機構31が介在されており、同遊星歯車機構31は、モータ32と駆動連結されている。そして、本実施形態の駆動力配分装置30は、そのモータ32の作動、即ち制御用トルクとして遊星歯車機構31に入力されるモータトルクに基づき第1及び第2の出力軸12L,12R間に差回転を生じさせることにより、プロペラシャフト6から入力されるエンジン2の駆動力を走行状態に応じた適切な比率で第1及び第2の出力軸12L,12Rに配分することが可能な構成となっている。
さらに詳述すると、図1〜図3に示すように、本実施形態の遊星歯車機構31は、ピッチ円径の異なる第1ピニオン42及び第2ピニオン43を相対回転不能に連結してなる複数(4つ)のプラネタリギヤ44と、該各プラネタリギヤ44を公転可能且つ自転可能に支承するプラネタリキャリヤ45とを備えている。尚、本実施形態では、第2ピニオン43のピッチ円径は、第1ピニオン42のピッチ円径よりも僅かに大きく設定されている。
図4に示すように、本実施形態のプラネタリキャリヤ45は、有底円筒状に形成されており、該プラネタリキャリヤ45の周壁46には、プラネタリギヤ44の数に対応する複数の開口部47が形成されている。尚、本実施形態では、開口部47は、プラネタリキャリヤ45の周壁46において、周方向に沿って等間隔に4箇所形成されている。そして、各プラネタリギヤ44は、該各プラネタリギヤ44を構成する第1ピニオン42及び第2ピニオン43の各歯部42a,43aを、対応する各開口部47から筒外に臨ませた状態で、プラネタリキャリヤ45内において回転自在に収容されている。
図3に示すように、本実施形態では、プラネタリキャリヤ45の両底部48a,48bには、上記各開口部47に対応する位置において、互いに対向するように形成された支持穴49a,49bが形成されている。そして、各プラネタリギヤ44は、その軸線方向に沿って延設された回転軸44aが、これら支持穴49a,49b内に遊嵌されることにより、プラネタリキャリヤ45により回転自在に支承されている。尚、詳細な説明は省略するが、このようなプラネタリギヤのギヤの支持構造は、後述する変速機構61側のプラネタリギヤ64についても同様である。
また、図3及び図4に示すように、プラネタリキャリヤ45の両底部48a,48bの中心、即ちプラネタリキャリヤ45の軸心部には、その軸線方向に沿って第1の出力軸12Lを挿通可能な挿通孔50a,50bが形成されている。そして、プラネタリキャリヤ45は、これら挿通孔50a,50bに第1の出力軸12Lが挿通されることにより、ハウジング11(第2ハウジング16b)内に組み付けられる。具体的には、プラネタリキャリヤ45は、同プラネタリキャリヤ45に支承された各プラネタリギヤ44の第2ピニオン43側が上記差動機構14側(図1中右側)となるように組み付けられる。そして、本実施形態では、プラネタリキャリヤ45は、その両挿通孔50a,50b内に挿通された第1の出力軸12Lにより回転自在に支承されている。
図1〜図3に示すように、プラネタリキャリヤ45の上記各開口部47を介して外部に突出された各第1ピニオン42及び第2ピニオン43には、それぞれ第1リングギヤ51及び第2リングギヤ52が噛合されている。そして、第2ピニオン43に噛合された第2リングギヤ52は、差動機構14を構成するプラネタリキャリヤ24に対して相対回転不能に連結されている。
図1に示すように、本実施形態の第2リングギヤ52は、筒状(中空軸状)に形成されることにより第1の出力軸12Lが挿通される筒状部52aを有しており、該筒状部52aにおいて、ハウジング11(隔壁部15)に設けられたボール軸受53a及び第1の出力軸12Lとの間に介在されたニードル軸受54により回転自在に支承されている。そして、第2リングギヤ52は、この筒状部52aの先端が、差動機構14を構成するプラネタリキャリヤ24にスプライン嵌合されることにより、同プラネタリキャリヤ24(差動機構14)を介して、第2の出力軸12Rと連結されている。
また、図3及び図4に示すように、プラネタリキャリヤ45の周壁46には、径方向外側に延びるフランジ部55が設けられており、同フランジ部55の外周には、外歯55aが形成されている。そして、本実施形態では、このフランジ部55が制御用駆動源であるモータ32との連結部となっている。即ち、本実施形態の遊星歯車機構31においては、プラネタリキャリヤ45がモータトルクの入力要素となっている。
尚、本実施形態では、モータ32には、中空状のロータ(図示略)を有するブラシレスモータが採用されており、同モータ32は、遊星歯車機構31の径方向外側に同軸配置されている。そして、プラネタリキャリヤ45は、その周壁46に設けられた上記フランジ部55(の外歯55a)が上記ロータ内周にスプライン嵌合されることにより、モータ32と連結されている。
また、図1〜図3に示すように、本実施形態の駆動力配分装置30は、遊星歯車機構31に設定された変速比を補正するための変速機構61を備えている。そして、第1ピニオン42に噛合された第1リングギヤ51は、この変速機構61を介して第1の出力軸12L側に連結されている。
即ち、遊星歯車機構31には、同遊星歯車機構31を構成する各ギヤの噛み合わせに基づく所定のギヤ比が存在することから、第1及び第2の出力軸12L,12R間に差動が発生していない場合であっても、モータトルクの入力要素であるプラネタリキャリヤ45が回転することになり、これによりモータ32に大きな負荷がかかる。この点を踏まえ、本実施形態では、遊星歯車機構31の二つの出力要素のうちの第1リングギヤ51側、同第1リングギヤ51と第1の出力軸12Lとの間には、遊星歯車機構31に設定された変速比を相殺可能な変速機構61が介在されている。そして、これにより、両リヤアクスル9L,9Rが同速度で同方向に回転する際のプラネタリキャリヤ45の回転を抑制、即ち、第1及び第2の出力軸12L,12R間に差動が発生していない場合には、モータ32が回転しないように構成されている。
詳述すると、図3に示すように、本実施形態の変速機構61は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリギヤ44を構成する第1ピニオン42と同一のピッチ円径を有する第3ピニオン62及び上記第2ピニオン43と同一のピッチ円径を有する第4ピニオン63を相対回転不能に連結してなる複数(4つ)のプラネタリギヤ64を有している。即ち、第3ピニオン62と第4ピニオン63とのピッチ円径の比は、第1ピニオン42と第2ピニオン43とのピッチ円径の比に等しい。また、これらの各プラネタリギヤ64は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリキャリヤ45と同一の構成を有するプラネタリキャリヤ65により公転可能且つ自転可能に支承されている(図4参照)。そして、このプラネタリキャリヤ65は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリキャリヤ45と同様に、その軸心に形成された挿通孔70a,70bに第1の出力軸12Lが挿通されることにより、ハウジング11(第2ハウジング16b)内に組み付けられている。
具体的には、図3に示すように、プラネタリキャリヤ65は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリキャリヤ45よりも第1の出力軸12Lの先端側(図1中左側)において、同プラネタリキャリヤ65に支承された各プラネタリギヤ64の第3ピニオン62側が上記差動機構14側(図1中右側)となるように組み付けられる。そして、同プラネタリキャリヤ65は、その両挿通孔70a,70b内に挿通された第1の出力軸12Lにより回転自在に支承されている。
また、プラネタリキャリヤ65の各開口部67から外部に突出された各第3ピニオン62及び第4ピニオン63には(図4参照)、それぞれ第1リングギヤ51と同一の構成を有する第3リングギヤ71及び第2リングギヤ52と同一の構成を有する第4リングギヤ72が噛合されている。第3ピニオン62に噛合された第3リングギヤ71は、遊星歯車機構31側の第1リングギヤ51と相対回転不能に連結され、第4リングギヤ72は、第1の出力軸12Lと相対回転不能に連結されている。そして、各プラネタリギヤ64を支承するプラネタリキャリヤ65は、その周壁66に設けられたフランジ部75(の外歯75a、図4参照)を連結部として、非回転部位であるハウジング11(第2ハウジング16b)と相対回転不能に連結されている。
このように、本実施形態では、変速機構61は、前記遊星歯車機構31と均等な構成を有する第2の遊星歯車機構の入出力要素の一つを固定部として、該固定部と非回転部位とを相対回転不能に連結することにより形成されている。即ち、変速機構61は、各プラネタリギヤ64を支承するプラネタリキャリヤ65、並びに各プラネタリギヤ64に噛合された第3リングギヤ71及び第4リングギヤ72の3つの入出力要素を有している。そして、そのうちの一つ、即ちプラネタリキャリヤ65を固定部として、該プラネタリキャリヤ65と非回転部位であるハウジング11とを連結するとともに、遊星歯車機構31側の第1リングギヤ51に対し、残る二つの入出力要素のうちの一つ、即ち第3リングギヤ71を、その入出力を反転させて接続することにより形成されている。
尚、本実施形態では、第1リングギヤ51及び第3リングギヤ71は、筒状のスリーブ77の内周両端に、同一形状の内歯を並列に螺刻することにより一体に形成されている。
また、第4リングギヤ72は、第1の出力軸12Lが挿通される筒状部72aを有しており、この筒状部72aにおいて、ハウジング11(第2ハウジング16b)に設けられたボール軸受53bにより回転自在に支承されている。そして、この筒状部72aが第1の出力軸12Lにスプライン嵌合されることにより同第1の出力軸12Lと相対回転不能に連結されている。
このように、本実施形態の差回転発生機構は、差動機構14を介して第2の出力軸12Rに連結された遊星歯車機構31と、該遊星歯車機構31に駆動連結されたモータ32と、遊星歯車機構31と第1の出力軸12Lとの間に介在された変速機構61とにより構成されている。
以上のように構成された駆動力配分装置30では、第1及び第2の出力軸12L,12R間に差動が発生していない場合には、モータ32に連結された遊星歯車機構31のプラネタリキャリヤ45は回転しない。一方、モータトルクによりプラネタリキャリヤ45を回転駆動することにより、第1及び第2の出力軸12L,12R、即ち両リヤアクスル9L,9R間に差回転を生じさせることができる。そして、その制御用トルクとして遊星歯車機構31に入力されるモータトルクを制御することにより、両リヤアクスル9L,9Rに配分するエンジン2の駆動力の比率を可変制御することが可能となっている。
(遊星歯車機構及び変速機構の分離構造)
次に、本実施形態の駆動力配分装置における遊星歯車機構及び変速機構の分離構造について説明する。
上述のように、駆動力配分装置を車両の左右駆動力配分として用いた場合、車両の走行状態によっては、各出力軸に対して衝撃的な逆入トルクが印加されることがある。そして、その衝撃的な逆入力トルクが差回転発生機構に印加されることで、当該差回転発生機構を構成する各ギヤが破損する可能性があり、その破損したギヤが噛み込むことによって、駆動力配分装置としての機能のみならず、本来のディファレンシャル装置としての機能までもが低下してしまうおそれがある。
この点を踏まえ、本実施形態の駆動力配分装置30には、その差回転発生機構と第1及び第2の出力軸12L,12Rとの各連結部には、当該第1及び第2の出力軸12L,12Rから差回転発生機構を構成する遊星歯車機構31及び変速機構61を分離可能な分離手段が設けられている。そして、第1及び第2の出力軸12L,12Rに過大な逆入力トルクが印加された場合には、この分離手段によって、当該第1及び第2の出力軸12L,12Rから差回転発生機構を分離することにより、駆動力配分装置30を構成するリヤディファレンシャル8の本来の機能、即ちディファレンシャル装置としての機能を担保する構成となっている。
詳述すると、本実施形態では、図1及び図2に示すように、遊星歯車機構31と第2の出力軸12R(差動機構14のプラネタリキャリヤ24)との連結部、及び変速機構61と第1の出力軸12Lとの連結部には、それぞれ予め設定された所定値を超えるトルク入力により破断する分離手段としての破断部81,82が設けられている。そして、本実施形態では、上記所定値として、差回転発生機構を構成する遊星歯車機構31及び変速機構61の許容する入力トルク水準よりも低いトルク値が設定されている。
さらに詳述すると、図6に示すように、本実施形態では、遊星歯車機構31と第2の出力軸12Rとの連結部を構成する第2リングギヤ52の筒状部52aには、上記破断部81として、外径を他の部分の外径よりも小さく設定することにより、その強度が弱められた小径部83が形成されている。尚、本実施形態では、この小径部83は、筒状部52aの周方向に沿ってV字溝を延設することで、その肉厚を他の部分よりも薄くすることにより形成されている。そして、上記予め設定された所定値を超えるトルク入力時には、この小径部83が破断することにより、遊星歯車機構31は、その第2の出力軸12R(差動機構14のプラネタリキャリヤ24)との連結が解除、即ち第2の出力軸12Rから分離される構成となっている。
一方、図3に示すように、変速機構61側の破断部82は、当該変速機構61側の連結部を構成する第4リングギヤ72の筒状部72aと第1の出力軸12Lとのスプライン嵌合部85により構成されている。即ち、当該スプライン嵌合部85を構成する筒状部72a側の各スプライン86及び第1の出力軸12L側の各スプライン87は、上記予め設定された所定値を超えるトルクの入力により破断するように、その強度が設定されている。そして、変速機構61は、このスプライン嵌合部85が破断することにより、第1の出力軸12Lとの連結が解除、即ち第1の出力軸12Lから分離される構成となっている。
つまり、本実施形態では、第1及び第2の出力軸12L,12Rに過大な逆入力トルクが印加された場合、その上記所定値を超えるトルク入力により当該遊星歯車機構31及び変速機構61と第1及び第2の出力軸12L,12Rとの連結部に設けられた上記各破断部81,82が破断する。そして、これにより、遊星歯車機構31及び変速機構61を第1及び第2の出力軸12L,12Rから分離して、リヤディファレンシャル8の本来の機能、即ちディファレンシャル装置としての機能を担保する構成となっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)遊星歯車機構31と第2の出力軸12R(差動機構14のプラネタリキャリヤ24)との連結部、及び変速機構61と第1の出力軸12Lとの連結部には、予め設定された所定値を超えるトルク入力により破断する破断部81,82が設けられる。そして、これら破断部81,82により、当該第1及び第2の出力軸12L,12Rから差回転発生機構を構成する遊星歯車機構31及び変速機構61を分離可能な分離手段が構成される。
上記構成によれば、第1及び第2の出力軸12L,12Rに過大な逆入力トルクが印加された場合であっても、その連結部に形成された破断部81,82が破断することにより、当該第1及び第2の出力軸12L,12Rから差回転発生機構を構成する遊星歯車機構31及び変速機構61を分離することができる。その結果、逆入力トルクの印加時においてもリヤディファレンシャル8の本来の機能、即ちディファレンシャル装置としての機能を担保することができる。そして、差回転機構を構成する遊星歯車機構31及び変速機構61の損傷を回避して、その後の修理を容易なものとすることができる。
特に、本実施形態のように、その差回転発生機構に遊星歯車機構(遊星歯車機構31及び第2の遊星歯車機構としての変速機構61)を用いる構成では、その小型化を考慮すれば当該遊星歯車機構を構成する各ギヤに高い強度を要求することは困難であり、その許容する入力トルク水準を超えるトルク入力により、これら各ギヤに破損が生じやすい。従って、このような構成において、より顕著な効果を得ることができる。
また、仮に、遊星歯車機構に噛み込みが発生した場合には、その第1及び第2の出力軸12L,12Rとの連結の一方が残っているだけでも、ディファレンシャル装置としての機能が損なわれてしまう。とりわけ、本実施形態のように、入出力要素の一つを非回転部位に固定された第2の遊星歯車機構によって変速機構61を構成する場合、その影響は極めて大きい。しかしながら、差回転機構と第1及び第2の出力軸12L,12Rとの各連結部の双方に破断部81,82を設けることで、上記噛み込みが生じた場合には、これら各破断部81,82の双方が破断することによって、当該第1及び第2の出力軸12L,12Rから差回転機構を完全に分離することができる。従って、このような構成では、特に顕著な効果を得ることができる。
(2)遊星歯車機構31側の破断部81は、その第2の出力軸12Rとの連結部を構成する第2リングギヤ52の筒状部52aに形成された小径部83により構成される。また、変速機構61側の破断部82は、当該変速機構61側の連結部を構成する第4リングギヤ72の筒状部72aと第1の出力軸12Lとのスプライン嵌合部85により構成される。上記各構成によれば、構成簡素且つ容易に破断部を形成することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を、遊星歯車機構31の各プラネタリギヤ44に噛合される第1ギヤ及び第2ギヤ、並びに変速機構61の各プラネタリギヤ64に噛合される第3ギヤ及び第4ギヤの全てにリングギヤを用いた駆動力配分装置30に具体化した。しかし、これに限らず、遊星歯車機構及び変速機構の各プラネタリギヤに噛合される第1ギヤ〜第4ギヤの少なくとも何れか一つに外歯を有するサンギヤを用いたものに具体化してもよい。
・本実施形態では、差回転発生機構は、差動機構14を介して第2の出力軸12Rに連結された遊星歯車機構31と、該遊星歯車機構31に駆動連結されたモータ32と、遊星歯車機構31と第1の出力軸12Lとの間に介在された変速機構61とにより構成されることとした。しかし、これに限らず、差回転発生機構は、変速機構61を有しなくともよい。また、遊星歯車機構を用いるものでなくともよく、更に、その駆動源は、電動モータではなくともよい。
・本実施形態では、差回転機構と第1及び第2の出力軸12L,12Rとの各連結部の双方に破断部81,82を設けることとした。しかし、これに限らず、第1及び第2の出力軸12L,12Rとの各連結部の何れか一方に分離手段(破断部)を設ける構成としてもよい。このような構成としても、逆入力トルクの印加時においてもリヤディファレンシャル8の本来の機能、即ちディファレンシャル装置としての機能を担保することができる。
・本実施形態では、遊星歯車機構31側の破断部81は、第2リングギヤ52の筒状部52aに形成された小径部83により、変速機構61側の破断部82は、当該変速機構61側の連結部を構成する第4リングギヤ72の筒状部72aと第1の出力軸12Lとのスプライン嵌合部85により構成されることとした。しかし、これに限らず、例えば、第4リングギヤ72の筒状部72aに小径部を形成して、これを変速機構61側の破断部としてもよく、第2リングギヤ52の筒状部52aと差動機構14を構成するプラネタリキャリヤ24とのスプライン嵌合部を遊星歯車機構31側の破断部とする構成としてもよい。
・また、部分的に特性の異なる材質を用いることにより破断部を形成する構成としてもよい。
駆動力配分装置としてのリヤディファレンシャルの断面図。 駆動力配分装置としてのリヤディファレンシャルの概略構成図。 遊星歯車機構及び変速機構部分の拡大断面図。 プラネタリギヤが組み付けられたプラネタリキャリヤの斜視図。 車両の概略構成図。 分離手段としての破断部近傍の拡大断面図。
符号の説明
1…車両、2…エンジン、6…プロペラシャフト、8…リヤディファレンシャル、9L,9R…リヤアクスル、10L,10R…後輪、12L,12R…出力軸、13…入力軸、14…差動機構、30…駆動力配分装置、31…遊星歯車機構、32…モータ、61…変速機構、52a,72a…筒状部、81,82…破断部、83…小径部、85…スプライン嵌合部、86,87…スプライン。

Claims (5)

  1. 入力される駆動力を相互の差動を許容しつつ第1及び第2の出力軸に伝達する差動機構と、前記第1及び第2の出力軸間に介在された差回転発生機構とを備え、前記差回転発生機構の作動に基づき前記各出力軸間に差回転を生じせしめることにより、前記入力される駆動力の前記第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な駆動力配分装置において、
    前記差回転発生機構と前記第1の出力軸とをスプライン嵌合により連結する第1スプライン嵌合部、及び前記差動機構と前記第1の出力軸とをスプライン嵌合により連結する第2スプライン嵌合部を備え、
    前記第1スプライン嵌合部は、前記第1の出力軸において、前記第2スプライン嵌合部よりも出力側に位置し、前記第1スプライン嵌合部には、予め設定された所定値を超えるトルク入力により破断して、前記第1の出力軸から前記差回転発生機構を分離可能な分離手段が設けられ
    前記分離手段は、前記所定値を超えるトルク入力により前記第1スプライン嵌合部を構成するスプラインが破断するように前記スプラインの強度を設定することにより形成されていること、を特徴とする駆動力配分装置。
  2. 請求項1に記載の駆動力配分装置において、
    前記差回転発生機構と前記第2の出力軸との連結部には、予め設定された所定値を超えるトルク入力により破断して、前記第2の出力軸から前記差回転発生機構を分離可能な分離手段が設けられていること、を特徴とする駆動力配分装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の駆動力配分装置において、
    前記差回転発生機構は、前記各出力軸間に介在された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構に駆動連結されたモータとを備えてなること、を特徴とする駆動力配分装置。
  4. 請求項3に記載の駆動力配分装置において、
    前記遊星歯車機構は、前記モータに駆動連結されたプラネタリキャリヤと、前記プラネタリキャリヤに自転可能に保持されたプラネタリギヤと、前記プラネタリギヤの第1出力軸側で該プラネタリギヤに噛み合う第1ギヤと、前記第1ギヤとは異なるピッチ円径を有するとともに前記プラネタリギヤの第2出力軸側で該プラネタリギヤに噛み合う第2ギヤとを備えてなること、を特徴とする駆動力配分装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の駆動力配分装置において、
    前記差回転発生機構は、前記遊星歯車機構に設定された変速比を補正すべく該遊星歯車機構と前記各出力軸の何れかとの間に介在された変速機構を備え、前記変速機構は、入出力要素の一つが非回転部位に固定されてなる第2の遊星歯車機構により構成されること、
    を特徴とする駆動力配分装置
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