JP5131428B2 - 駆動力配分装置 - Google Patents

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本発明は、駆動源から入力された駆動力の第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な駆動力配分装置に関するものである。
従来、入力された駆動力を相互の差動を許容しつつ第1及び第2の出力軸に伝達する差動機構と、その第1及び第2の出力軸間に介在された遊星歯車機構と、該遊星歯車機構に駆動連結されたモータとを備えた駆動力配分装置がある。即ち、このような駆動力配分装置は、モータを制御用駆動源として遊星歯車機構を駆動することにより第1及び第2の出力軸間に差回転を生じさせる。そして、その制御用トルクとして遊星歯車機構に入力するモータトルクを制御することにより、エンジン等の主駆動源から差動機構に入力される駆動力の第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−112474号公報 特開2003−113874号公報
このように、遊星歯車機構を用い、ギヤ間の噛み合いによりトルク伝達を行う構成とすることで、高いトルク伝達効率及び信頼性を確保することができる。しかしながら、上記従来の構成には、その一方で、各出力軸に対して衝撃的な逆入トルクが印加された場合には、その逆入力トルクを吸収する或いは外部に逃がすことができないという問題があり、ひいては、その衝撃によって遊星歯車機構を構成する各ギヤ等に損傷が生ずるおそれがある。
例えば、上記特許文献1のように車両の左右駆動力配分として用いた場合、各出力軸に連結された駆動輪の何れかが低μ路から高μ路へと移動した際、その急速なグリップの回復によって一方の駆動輪の回転が規制されることにより、当該駆動輪と連結された出力軸に衝撃的な逆入力トルクが印加されることになる。このとき、遊星歯車機構においては、モータと連結されたその制御トルクの入力要素(特許文献1に記載の駆動力配分装置においては、プラネタリキャリヤ)が当該逆入力トルクにより回転しようとする。しかしながら、モータは、このように逆入力トルクにより回転する際には、発電機、即ち回生ブレーキとして機能する。即ち、当該制御トルクの入力要素は、モータによって、その回転が規制されることになり、その結果、出力軸に入力された逆入力トルクは、衝撃力として遊星歯車機構を構成する各ギヤに直接作用することとなる。このため、上記従来の構成では、その最弱部位、例えばプラネタリギヤ等の強度を、定常使用時に要求される水準よりも強固なものとする必要があり、これにより、装置全体の寸法及び重量が大きくなってしまうという問題がある。
尚、特許文献2には、連れ周りによるモータの過回転を防止すべく、モータと減速機構との間にトルクリミッタとして遠心クラッチを介在した駆動力配分装置が開示されている。しかしながら、遠心クラッチは、その第1軸と第2軸との間の回転速度差に基づき作動するため、上記のような突発的且つ急激なトルク変動には対処することができない。従って、この特許文献2に記載の構成は、上記の課題を何ら解消するものではない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、逆入力トルクによる各ギヤの損傷を回避することのできる駆動力配分装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、入力される駆動力を相互の差動を許容しつつ第1及び第2の出力軸に伝達する差動機構と、前記第1及び第2の出力軸間に介在されるとともにモータに駆動連結された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構に設定された変速比を補正するための変速機構とを備え、モータトルクに基づき前記第1及び第2の出力軸間に差回転を生じさせることにより前記入力される駆動力の前記第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な駆動力配分装置において、前記変速機構は、第2の遊星歯車機構の入出力要素の何れか一つを固定部として、該固定部と非回転部位である前記変速機構を収容するハウジングとを相対回転不能に連結してなるとともに、前記変速機構と前記非回転部位との間の連結部には、予め設定された所定のトルク範囲内においてトルク伝達可能な摩擦クラッチが介在されること、を要旨とする。
上記構成によれば、第1及び第2の出力軸に印加された逆入力トルクを摩擦クラッチにおいて開放することができる。そして、このように入力トルクの大きさに基づき作動する摩擦クラッチをトルクリミッタとして用いることで、突発的且つ急激なトルク変動が生ずる衝撃的な逆入力トルクの印加にも対応することができる。その結果、遊星歯車機構(及び変速機構)の各ギヤに作用する衝撃を緩和して、その損傷を回避することができる。更に、変速機構と非回転部位であるハウジングとの間の連結部に摩擦クラッチを設けることで、摩擦係合部分の直径、即ち摩擦クラッチとしての有効径を大きくとることができる。その結果、安定的な摩擦係合力を発生させて、その作動むらの低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記摩擦クラッチは、前記固定部に対して相対回転不能に連結された摩擦部材と前記ハウジングの壁面に形成された摩擦面とを摩擦係合させてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて摩擦クラッチを形成することができ、これにより、装置の大型化を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、前記摩擦クラッチは、前記ハウジングに螺着されることにより前記摩擦面と前記摩擦部材とを摩擦係合させるための押圧力を発生する締結部材を備えてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、締結部材の締め付け量を調整することにより、その発生する摩擦係合力を調節、即ち伝達可能なトルクの大きさ(トルク容量)を、容易且つ高精度に設定することができるようになる。
請求項4に記載の発明は、 前記摩擦面は、前記ハウジングの内周をテーパ状に形成してなるとともに、前記摩擦部材には、前記摩擦面の傾斜に対応して軸方向に傾斜する斜面が形成され、前記締結部材が螺着される螺子部は、前記螺着により前記締結部材が前記摩擦部材を軸方向に押圧するように形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、締結部材を締め付けることにより、摩擦部材の斜面と摩擦面との間に摩擦係合力が発生する。従って、その締め付け量を調整することにより、その発生する摩擦係合力を調節、即ち伝達可能なトルクの大きさ(トルク容量)を、容易且つ高精度に設定することができるようになる。
本発明によれば、逆入力トルクによる各ギヤの損傷を回避することが可能な駆動力配分装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、駆動力配分装置としてのリヤディファレンシャルの断面図、図2はその遊星歯車機構及び変速機構部分の拡大断面図、図3プラネタリギヤが組み付けられたプラネタリキャリヤの斜視図、そして、図4は車両の概略構成図である。
図4に示すように、車両1は、前輪駆動車をベースとする四輪駆動車であり、エンジン2の傍らに組み付けられたトランスアクスル3には、一対のフロントアクスル4L,4Rが連結されており、エンジン2の駆動力は、これらフロントアクスル4L,4Rを介して前輪5L,5Rに伝達される。また、トランスアクスル3には、上記各フロントアクスル4L,4Rとともにプロペラシャフト6が連結されており、同プロペラシャフト6は、トルクカップリング7及びリヤディファレンシャル8を介して一対のリヤアクスル9L,9Rと連結されている。そして、これらプロペラシャフト6、リヤディファレンシャル8、及びリヤアクスル9L,9Rを介して、後輪10L,10Rにも駆動力が伝達されるようになっている。
図1に示すように、本実施形態のリヤディファレンシャル8は、略円筒状のハウジング11を備えており、同ハウジング11内には、上記リヤアクスル9L,9Rをそれぞれ構成する第1及び第2の出力軸12L,12Rが、その軸線方向に沿うように収容されている。また、ハウジング11内には、これら第1及び第2の出力軸12L,12Rと略直交するように、上記トルクカップリング7(図4参照)から延びる入力軸13が収容されている。そして、これら第1及び第2の出力軸12L,12R、並びに入力軸13は、遊星歯車式の差動機構14により連結されている。
尚、本実施形態のハウジング11は、隔壁部15を介して第1ハウジング16a及び第2ハウジング16bを連結することにより形成されている。そして、本実施形態では、上記差動機構14は、第1ハウジング16a内に収容され、後述する遊星歯車機構31及び変速機構61は、第2ハウジング16b内に収容されている。
詳述すると、差動機構14は、略円筒状に形成されたデフケース17を有しており、同デフケース17は、上記第1及び第2の出力軸12L,12Rと同軸位置において、軸受18a,18bにより回転自在に支承されている。そして、第1及び第2の出力軸12L,12Rの各基端12La,12Raは、それぞれ同デフケース17内に配置されている。
デフケース17の内周にはリングギヤ19が形成されるとともに、同デフケース17の外周には外歯ギヤ20が設けられている。尚、本実施形態のデフケース17は、軸受18aに支承される第1部材17a及び軸受18bに支承される第2部材17bを連結してなり、上記外歯ギヤ20は、これら第1部材17a及び軸受18bとともにボルト締結されることにより、デフケース17の外周に固定されている。そして、この外歯ギヤ20には、上記入力軸13の先端に形成されたドライブピニオン21が噛合されている。
また、デフケース17内に配置された第1の出力軸12Lの基端12Laにはサンギヤ22が設けられており、同サンギヤ22とデフケース17内周のリングギヤ19との間には、複数のプラネタリギヤ対23が介在されている。各プラネタリギヤ対23は、リングギヤ19に噛合された第1プラネタリギヤ23a及びサンギヤ22に噛合された第2プラネタリギヤ23bからなり、これら各第1プラネタリギヤ23a及び各第2プラネタリギヤ23bは、互いに噛合された状態で、プラネタリキャリヤ24によりそれぞれ自転可能且つ公転可能に支承されている。そして、そのプラネタリキャリヤ24は、デフケース17内に配置された第2の出力軸12Rの基端12Raと相対回転不能に連結されている。
即ち、トルクカップリング7を介して入力軸13に伝達されるプロペラシャフト6の回転は、その先端のドライブピニオン21に噛合された外歯ギヤ20からデフケース17へと伝達される。そして、デフケース17とともに、各プラネタリギヤ対23を介して同デフケース17に連結されたサンギヤ22及びプラネタリキャリヤ24が一体的に回転することにより、その駆動力が第1及び第2の出力軸12L,12R、即ち両リヤアクスル9L,9Rから左右の後輪10L,10Rへと伝達される。
また、車両旋回時等、左右の後輪10L,10Rに回転差が生じた場合には、各第1プラネタリギヤ23a及び各第2プラネタリギヤ23bのそれぞれが、自転しつつサンギヤ22の周りを公転する。そして、これにより、その回転差、即ち第1及び第2の出力軸12L,12R間の差動を許容する構成となっている。
(駆動力配分装置)
また、本実施形態のリヤディファレンシャル8は、エンジン2の駆動力の左右の後輪10L,10Rへの配分比率を制御可能な駆動力配分装置30としての機能を有している。
詳述すると、図1に示すように、本実施形態では、第1及び第2の出力軸12L,12R間には、遊星歯車機構31が介在されており、同遊星歯車機構31は、モータ32と駆動連結されている。そして、本実施形態の駆動力配分装置30は、そのモータ32の作動、即ち制御用トルクとして遊星歯車機構31に入力されるモータトルクに基づき第1及び第2の出力軸12L,12R間に差回転を生じさせることにより、プロペラシャフト6から入力されるエンジン2の駆動力を走行状態に応じた適切な比率で第1及び第2の出力軸12L,12Rに配分することが可能な構成となっている。
さらに詳述すると、図1及び図2に示すように、本実施形態の遊星歯車機構31は、ピッチ円径の異なる第1ピニオン42及び第2ピニオン43を相対回転不能に連結してなる複数(4つ)のプラネタリギヤ44と、該各プラネタリギヤ44を公転可能且つ自転可能に支承するプラネタリキャリヤ45とを備えている。尚、本実施形態では、第2ピニオン43のピッチ円径は、第1ピニオン42のピッチ円径よりも僅かに大きく設定されている。
図3に示すように、本実施形態のプラネタリキャリヤ45は、有底円筒状に形成されており、該プラネタリキャリヤ45の周壁46には、プラネタリギヤ44の数に対応する複数の開口部47が形成されている。尚、本実施形態では、開口部47は、プラネタリキャリヤ45の周壁46において、周方向に沿って等間隔に4箇所形成されている。そして、各プラネタリギヤ44は、該各プラネタリギヤ44を構成する第1ピニオン42及び第2ピニオン43の各歯部42a,43aを、対応する各開口部47から筒外に臨ませた状態で、プラネタリキャリヤ45内において回転自在に収容されている。
図2に示すように、本実施形態では、プラネタリキャリヤ45の両底部48a,48bには、上記各開口部47に対応する位置において、互いに対向するように形成された支持穴49a,49bが形成されている。そして、各プラネタリギヤ44は、その軸線方向に沿って延設された回転軸44aが、これら支持穴49a,49b内に遊嵌されることにより、プラネタリキャリヤ45により回転自在に支承されている。尚、詳細な説明は省略するが、このようなプラネタリギヤのギヤの支持構造は、後述する変速機構61側のプラネタリギヤ44についても同様である。
また、図2及び図3に示すように、プラネタリキャリヤ45の両底部48a,48bの中心、即ちプラネタリキャリヤ45の軸心部には、その軸線方向に沿って第1の出力軸12Lを挿通可能な挿通孔50a,50bが形成されている。そして、プラネタリキャリヤ45は、これら挿通孔50a,50bに第1の出力軸12Lが挿通されることにより、ハウジング11(第2ハウジング16b)内に組み付けられる。具体的には、プラネタリキャリヤ45は、同プラネタリキャリヤ45に支承された各プラネタリギヤ44の第2ピニオン43側が上記差動機構14側(図1中右側)となるように組み付けられる。そして、本実施形態では、プラネタリキャリヤ45は、その両挿通孔50a,50b内に挿通された第1の出力軸12Lにより回転自在に支承されている。
図1〜図3に示すように、プラネタリキャリヤ45の上記各開口部47を介して外部に突出された各第1ピニオン42及び第2ピニオン43には、それぞれ第1リングギヤ51及び第2リングギヤ52が噛合されている。そして、第2ピニオン43に噛合された第2リングギヤ52は、差動機構14を構成するプラネタリキャリヤ24に対して相対回転不能に連結されている。尚、本実施形態では、第2リングギヤ52は、第1の出力軸12Lが挿通される筒状部52aを有している。そして、第2リングギヤ52は、この筒状部52aにおいて、ハウジング11(隔壁部15)に設けられたボール軸受53a及び第1の出力軸12Lとの間に介在されたニードル軸受54により回転自在に支承されるとともに、差動機構14のプラネタリキャリヤ24と相対回転不能に連結されている。
また、図2及び図3に示すように、プラネタリキャリヤ45の周壁46には、径方向外側に延びるフランジ部55が設けられており、同フランジ部55の外周には、外歯55aが形成されている。そして、本実施形態では、このフランジ部55が制御用駆動源であるモータ32との連結部となっている。即ち、本実施形態の遊星歯車機構31においては、プラネタリキャリヤ45がモータトルクの入力要素となっている。
尚、本実施形態では、モータ32には、中空状のロータ(図示略)を有するブラシレスモータが採用されており、同モータ32は、遊星歯車機構31の径方向外側に同軸配置されている。そして、プラネタリキャリヤ45は、その周壁46に設けられた上記フランジ部55(の外歯55a)が上記ロータ内周にスプライン嵌合されることにより、モータ32と連結されている。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態の駆動力配分装置30は、遊星歯車機構31に設定された変速比を補正するための変速機構61を備えている。そして、第1ピニオン42に噛合された第1リングギヤ51は、この変速機構61を介して第1の出力軸12Lに連結されている。
即ち、遊星歯車機構31には、同遊星歯車機構31を構成する各ギヤの噛み合わせに基づく所定のギヤ比が存在することから、第1及び第2の出力軸12L,12R間に差動が発生していない場合であっても、モータトルクの入力要素であるプラネタリキャリヤ45が回転することになり、これによりモータ32に大きな負荷がかかる。この点を踏まえ、本実施形態では、遊星歯車機構31の二つの出力要素のうちの第1リングギヤ51側、同第1リングギヤ51と第1の出力軸12Lとの間には、遊星歯車機構31に設定された変速比を相殺可能な変速機構61が介在されている。そして、これにより、両リヤアクスル9L,9Rが同速度で同方向に回転する際のプラネタリキャリヤ45の回転を抑制、即ち、第1及び第2の出力軸12L,12R間に差動が発生していない場合には、モータ32が回転しないように構成されている。
詳述すると、図2に示すように、本実施形態の変速機構61は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリギヤ44を構成する第1ピニオン42と同一のピッチ円径を有する第3ピニオン62及び上記第2ピニオン43と同一のピッチ円径を有する第4ピニオン63を相対回転不能に連結してなる複数(4つ)のプラネタリギヤ64を有している。即ち、第3ピニオン62と第4ピニオン63とのピッチ円径の比は、第1ピニオン42と第2ピニオン43とのピッチ円径の比に等しい。また、これらの各プラネタリギヤ64は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリキャリヤ45と同一の構成を有するプラネタリキャリヤ65により公転可能且つ自転可能に支承されている(図3参照)。そして、このプラネタリキャリヤ65は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリキャリヤ45と同様に、その軸心に形成された挿通孔70a,70bに第1の出力軸12Lが挿通されることにより、ハウジング11(第2ハウジング16b)内に組み付けられている。
具体的には、図2に示すように、プラネタリキャリヤ65は、上記遊星歯車機構31側のプラネタリキャリヤ45よりも第1の出力軸12Lの先端側(図1中左側)において、同プラネタリキャリヤ65に支承された各プラネタリギヤ64の第3ピニオン62側が上記差動機構14側(図1中右側)となるように組み付けられる。そして、同プラネタリキャリヤ65は、その両挿通孔70a,70b内に挿通された第1の出力軸12Lにより回転自在に支承されている。
また、プラネタリキャリヤ65の各開口部67から外部に突出された各第3ピニオン62及び第4ピニオン63には(図3参照)、それぞれ第1リングギヤ51と同一の構成を有する第3リングギヤ71及び第2リングギヤ52と同一の構成を有する第4リングギヤ72が噛合されている。第3ピニオン62に噛合された第3リングギヤ71は、遊星歯車機構31側の第1リングギヤ51と相対回転不能に連結され、第4リングギヤ72は、第1の出力軸12Lと相対回転不能に連結されている。そして、各プラネタリギヤ64を支承するプラネタリキャリヤ65は、その周壁66に設けられたフランジ部75(の外歯75a、図3参照)を連結部として、非回転部位であるハウジング11(第2ハウジング16b)と相対回転不能に連結されている。
このように、本実施形態では、変速機構61は、前記遊星歯車機構31と均等な構成を有する第2の遊星歯車機構の入出力要素の一つを固定部として、該固定部と非回転部位とを相対回転不能に連結することにより形成されている。即ち、変速機構61は、各プラネタリギヤ64を支承するプラネタリキャリヤ65、並びに各プラネタリギヤ64に噛合された第3リングギヤ71及び第4リングギヤ72の3つの入出力要素を有している。そして、そのうちの一つ、即ちプラネタリキャリヤ65を固定部として、該プラネタリキャリヤ65と非回転部位であるハウジング11とを連結するとともに、遊星歯車機構31側の第1リングギヤ51に対し、残る二つの入出力要素のうちの一つ、即ち第3リングギヤ71を、その入出力を反転させて接続することにより形成されている。
尚、本実施形態では、第1リングギヤ51及び第3リングギヤ71は、筒状のスリーブ77の内周両端に、同一形状の内歯を並列に螺刻することにより一体に形成されている。また、第4リングギヤ72は、第1の出力軸12Lが挿通される筒状部72aを有しており、同筒状部72aが第1の出力軸12Lにスプライン嵌合されることにより同第1の出力軸12Lと相対回転不能に連結されている。そして、この筒状部72aにおいて、ハウジング11(第2ハウジング16b)に設けられたボール軸受53bにより回転自在に支承されている。
以上のように構成された駆動力配分装置30では、第1及び第2の出力軸12L,12R間に差動が発生していない場合には、モータ32に連結された遊星歯車機構31のプラネタリキャリヤ45は回転しない。一方、モータトルクによりプラネタリキャリヤ45を回転駆動することにより、第1及び第2の出力軸12L,12R、即ち両リヤアクスル9L,9R間に差回転を生じさせることができる。そして、その制御用トルクとして遊星歯車機構31に入力されるモータトルクを制御することにより、両リヤアクスル9L,9Rに配分するエンジン2の駆動力の比率を可変制御することが可能となっている。
(逆入力トルク開放構造)
次に、本実施形態の駆動力配分装置における逆入力トルク開放構造について説明する。
上述のように、遊星歯車機構を用いた駆動力配分装置において、出力軸に対し衝撃的な逆入トルクが印加された場合、そのプラネタリキャリヤは急激に回転(プラネタリギヤが自転及び公転)しようとするにも関わらず、その回転は、減速機構の各ギヤやモータの慣性或いは回転抵抗によって抑えられてしまう。そのため、こうした駆動力配分装置では、その逆入力トルクを吸収する或いは外部に逃がすことができないという問題があり、ひいては、その衝撃によって遊星歯車機構を構成する各ギヤ等が損傷するおそれがある。
この点を踏まえ、本実施形態の駆動力配分装置30では、変速機構61と非回転部位であるハウジング11との間の連結部には、予め設定された所定のトルク範囲内においてトルク伝達可能な摩擦クラッチ80が設けられている。そして、両リヤアクスル9L,9Rに、衝撃的な逆入力トルクが印加された場合には、この摩擦クラッチ80においてその逆入力トルクを開放し、これにより、遊星歯車機構31(及び変速機構61)の各ギヤに作用する衝撃を緩和して、その損傷を回避する構成となっている。尚、この所定のトルクは、各ギヤ等の強度に応じて、逆入力トルクの印加時においても該各ギヤに損傷が発生しない値に設定されている。
詳述すると、図1、図2及び図5に示すように、本実施形態では、変速機構61の径方向外側には、筒状に形成された摩擦部材81が同軸配置されており、変速機構61のプラネタリキャリヤ65は、この摩擦部材81の内周に対して相対回転不能に連結されている。具体的には、摩擦部材81の内周にはスプライン嵌合部82が形成されており、プラネタリキャリヤ65は、そのフランジ部75(の外歯75a)が上記スプライン嵌合部82とスプライン嵌合されることにより、摩擦部材81と連結されている。そして、本実施形態の摩擦クラッチ80は、プラネタリキャリヤ65に対して相対回転不能に連結された摩擦部材81とハウジング11(第2ハウジング16b)の内周面に形成された摩擦面83とを摩擦係合させることにより、その摩擦係合力に基づく所定のトルク範囲内においてトルク伝達可能な構成となっている。
さらに詳述すると、本実施形態では、ハウジング11側の摩擦面83は、第2ハウジング16bの内周を軸方向、第1の出力軸12Lの先端側(各図中左側)に向かって縮径するテーパ状に形成することにより構成されるとともに、摩擦部材81の外周には、上記摩擦面83の傾斜に対応して傾斜する斜面84が形成されている。尚、本実施形態では、この斜面84は、摩擦部材81の外周を軸方向、第1の出力軸12Lの先端側(各図中左側)に向かって縮径するテーパ状に形成することにより構成されている。また、第2ハウジング16bの内周、上記摩擦面83よりも軸方向、第1の出力軸12Lの基端12La側(各図中右側)には、締結部材としてのナット85を螺着するための螺子部86が形成されている。そして、本実施形態の摩擦クラッチ80は、この螺子部86に螺着されたナット85、詳しくは、その螺子対偶に基づく軸方向移動により摩擦部材81を軸方向に押圧し、これにより該摩擦部材81の斜面84と摩擦面83との間に摩擦係合力を発生させ、及び当該摩擦係合力を調節することができるように構成されている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)変速機構61と非回転部位であるハウジング11との間の連結部には、予め設定された所定のトルク範囲内においてトルク伝達可能な摩擦クラッチ80が設けられる。
上記構成によれば、第1及び第2の出力軸としての両リヤアクスル9L,9Rに印加された逆入力トルクを摩擦クラッチ80において開放することができる。そして、このように入力トルクの大きさに基づき作動する摩擦クラッチ80をトルクリミッタとして用いることで、突発的且つ急激なトルク変動が生ずる衝撃的な逆入力トルクの印加にも対応することができる。その結果、遊星歯車機構31(及び変速機構61)の各ギヤに作用する衝撃を緩和して、その損傷を回避することができる。加えて、摩擦クラッチ80において逆入力トルクを開放することで、トルク伝達系における急激なトルク変動を抑制することができる。その結果、左右駆動力配分の変動に伴う車両挙動の乱れを回避して、車両姿勢の安定化を図るとともに、搭乗者に与える違和感を和らげることができる。更に、摩擦クラッチ80を変速機構61と非回転部位であるハウジング11との間の連結部に設けることで、摩擦係合部分の直径、即ち摩擦クラッチとしての有効径を大きくとることができる。その結果、安定的な摩擦係合力を発生させて、その作動むらの低減を図ることができる。
(2)摩擦クラッチ80は、ハウジング11との固定部であるプラネタリキャリヤ65に対して相対回転不能に連結された摩擦部材81とハウジング11(第2ハウジング16b)の内周面に形成された摩擦面83とを摩擦係合させてなる。
上記構成によれば、簡素な構成にて摩擦クラッチを形成することができ、これにより、装置の大型化を抑制することができる。
(3)ハウジング11側の摩擦面83は、第2ハウジング16bの内周を軸方向に縮径するテーパ状に形成することにより構成されるとともに、摩擦部材81の外周には、上記摩擦面83の傾斜に対応して傾斜する斜面84が形成される。また、第2ハウジング16bの内周には、ナット85を螺着するための螺子部86が形成される。そして、摩擦クラッチ80は、この螺子部86に螺着されたナット85の螺子対偶に基づく軸方向移動により摩擦部材81が軸方向に押圧されるように構成される。
上記構成によれば、ナット85を締め付けることにより、摩擦部材81の斜面84と摩擦面83との間に摩擦係合力が発生する。従って、その締め付け量を調整することにより、その発生する摩擦係合力を調節、即ち伝達可能なトルクの大きさ(トルク容量)を、容易且つ高精度に設定することができるようになる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を、各プラネタリギヤ64を支承するプラネタリキャリヤ65を固定部として、該プラネタリキャリヤ65と非回転部位であるハウジング11とを連結する構成を有する変速機構61に具体化した。しかし、これに限らず、残る二つの入出力要素、即ちプラネタリギヤに噛合される二つのギヤ(第3リングギヤ71及び第4リングギヤ72に相当するギヤ)の何れかを非回転部位に対する固定部とした構成に適用してもよい。
・また、本実施形態では、本発明を、遊星歯車機構31の各プラネタリギヤ44に噛合される第1ギヤ及び第2ギヤ、並びに変速機構61の各プラネタリギヤ64に噛合される第3ギヤ及び第4ギヤの全てにリングギヤを用いた駆動力配分装置30に具体化した。しかし、遊星歯車機構及び変速機構の各プラネタリギヤに噛合される第1ギヤ〜第4ギヤは、リングギヤに限るものではない。例えば、図6に示す駆動力配分装置90のように、遊星歯車機構91a及び変速機構91bの各プラネタリギヤ92a,92bに噛合される第1ギヤ93a〜第4ギヤ93dの全てにサンギヤを用いる構成に適用してもよい。また、サンギヤとリングギヤとを組み合わせた構成に適用してもよい。尚、この場合における各プラネタリキャリヤ94a,94bの構造は、本実施形態のプラネタリキャリヤ45,65とは異なるものであってもよいことはいうまでもない。
・さらに、本実施形態では、モータ32には、中空状のロータを有するブラシレスモータが採用されるとともに、同モータ32が、遊星歯車機構31の径方向外側に同軸配置される構成とした。しかし、モータの形式、及びその配置は、これに限るものではない。例えば、図6に示す駆動力配分装置90のように、減速機構95を介してモータ96を遊星歯車機構91aに駆動連結する構成としてもよい。そして、そのモータ96の型式は、ブラシ付きモータ、或いは油圧モータ等であってもよい。
・本実施形態では、摩擦クラッチ80は、ハウジング11との固定部であるプラネタリキャリヤ65に対して相対回転不能に連結された摩擦部材81とハウジング11(第2ハウジング16b)の内周面に形成された摩擦面83とを摩擦係合させることにより形成されることとした。しかし、これに限らず、例えば、図6に示す駆動力配分装置90のように、複数のクラッチプレート97aを摩擦係合させることにより摩擦クラッチ97を構成するものに具体化してもよい。
・本実施形態では、変速機構61の径方向外側に摩擦部材81を配置するとともに、摩擦面83をそのハウジング11(第2ハウジング16b)の内周面に形成した。しかし、これに限らず、例えば、ハウジング11の側壁面、第1の出力軸12Lと同心円状に摩擦面を形成し、ここに摩擦部材を摩擦係合させる構成としてもよい。
・本実施形態では、摩擦部材81は筒状に形成されることとした。しかし、摩擦部材の形状はこれに限るものではなく、例えば、摩擦面の周方向に沿って複数の摩擦片を配置し、これにを摩擦材とする構成としてもよい。
・本実施形態では、締結部材としてのナット85は、螺子対偶により摩擦部材81を軸方向に押圧し、これにより摩擦部材81(の斜面84)と摩擦面83との間に摩擦係合力を発生させるように設けられることとした。しかし、このような摩擦係合力を発生させ、及び調節可能な構成であれば、締結部材の構成は、これに限るものではない。
駆動力配分装置としてのリヤディファレンシャルの断面図。 遊星歯車機構及び変速機構部分の拡大断面図。 プラネタリギヤが組み付けられたプラネタリキャリヤの斜視図。 車両の概略構成図。 摩擦クラッチの構成を示す拡大断面図。 別例の駆動力配分装置の概略構成図。
符号の説明
1…車両、2…エンジン、6…プロペラシャフト、8…リヤディファレンシャル、9L,9R…リヤアクスル、10L,10R…後輪、12L,12R…出力軸、13…入力軸、14…差動機構、30,90…駆動力配分装置、31,90a…遊星歯車機構、32,96…モータ、44,64,92a,92b…プラネタリギヤ、45,65,94a,94b…プラネタリキャリヤ、61…変速機構、80,97…摩擦クラッチ、81…摩擦部材、83…摩擦面、84…斜面、85…締結部材、86…螺子部。

Claims (4)

  1. 入力される駆動力を相互の差動を許容しつつ第1及び第2の出力軸に伝達する差動機構と、前記第1及び第2の出力軸間に介在されるとともにモータに駆動連結された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構に設定された変速比を補正するための変速機構とを備え、モータトルクに基づき前記第1及び第2の出力軸間に差回転を生じさせることにより前記入力される駆動力の前記第1及び第2の出力軸への配分比率を制御可能な駆動力配分装置において、
    前記変速機構は、第2の遊星歯車機構の入出力要素の何れか一つを固定部として、該固定部と非回転部位である前記変速機構を収容するハウジングとを相対回転不能に連結してなるとともに、前記変速機構と前記非回転部位との間の連結部には、予め設定された所定のトルク範囲内においてトルク伝達可能な摩擦クラッチが介在されること、を特徴とする駆動力配分装置。
  2. 請求項1に記載の駆動力配分装置において
    記摩擦クラッチは、前記固定部に対して相対回転不能に連結された摩擦部材と前記ハウジングの壁面に形成された摩擦面とを摩擦係合させてなること、
    を特徴とする駆動力配分装置。
  3. 請求項2に記載の駆動力配分装置において、
    前記摩擦クラッチは、前記ハウジングに螺着されることにより前記摩擦面と前記摩擦部材とを摩擦係合させるための押圧力を発生する締結部材を備えてなること、
    を特徴とする駆動力配分装置。
  4. 請求項3に記載の駆動力配分装置において、
    前記摩擦面は、前記ハウジングの内周をテーパ状に形成してなるとともに、前記摩擦部材には、前記摩擦面の傾斜に対応して軸方向に傾斜する斜面が形成され、前記締結部材が螺着される螺子部は、前記螺着により前記締結部材が前記摩擦部材を軸方向に押圧するように形成されること、を特徴とする駆動力配分装置。
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