JP4997496B2 - 電極用複合粉末及びその製造方法 - Google Patents
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Description
強度が改善された電極用複合粉末及びその製造方法を提供することを目的とする。
以下、本発明の電極用複合粉末及びその製造方法について詳細に説明する。
本発明の電極用複合粉末は、電極活物質どうしが導電材を介して接合している構造を有する電極用複合粉末である。当該構造としては、例えば、導電材が表面に付着した又は導電材によって被覆された電極活物質どうしが接合している構造が挙げられる。
電極活物質としては特に限定されず、従来、電池やキャパシタに適用されている正極・負極活物質が使用できる。
1)オリビン型構造の含リチウム化合物、
2)層状岩塩型又は立方晶岩塩型の結晶構造を有する岩塩類縁構造の含リチウム化合物、3)スピネル型構造の含リチウム化合物、
等が挙げられる。
導電材(電子伝導性粉末)としては、電子伝導性を有する材料であれば限定的ではなく、例えば、炭素、炭素基導電化合物、鉄、鉄を含む合金、銅、銅を含む合金、アルミニウム、アルミニウムを含む合金、酸化鉄、酸化鉄を端成分とする固溶体等が挙げられる。導電材としては、これらの材料の単独又は2種以上を混合して使用できる。
本発明の電極用複合粉末は、前記電極活物質どうしが前記導電材を介して接合している構造を有する。例えば、導電材が表面に付着した又は導電材によって被覆された電極活物
質どうしが接合している構造が挙げられる。このような電極用複合粉末のタップ密度は限定的ではないが、0.8g/cm3以上が好ましく、1g/cm3以上がより好ましい。
本発明の電極用複合粉末の製造方法は、電極活物質と導電材とを含有する原料混合物を、導電性を有する型に充填し、60MPa以上の加圧下において直流パルス電流を通電することによって前記原料混合物を焼結させる工程を有する。
通電焼結法(通電接合法)としては、例えば、放電プラズマ焼結法、放電焼結法、プラズマ活性化焼結法等と称される直流パルス電流を通電する加圧焼結法であればよい。即ち、特定の圧力条件を採用する以外は、通電焼結法としては、高密度アセチレンブラックの製造に関して説明した前記方法が利用できる。
しかも通電焼結時における電極活物質の還元を抑制し易い観点から好ましい。
物質及び導電材の種類等に応じて適宜調整すればよい。通常は、バインダは通電焼結により除去されるが、炭化した状態で残留した場合には、本発明における導電材と同様に取り扱えばよい。
初めに、使用する導電材について説明する。導電材としては、アセチレンブラック粉末(AB粉末)と高密度アセチレンブラック粉末(HDAB粉末)とを用意した。
≪電極用粉末の調製≫
HDAB粉末とLiCoO2とを1:9の重量比で混合して原料混合物を調製した。
電極用粉末をリチウム二次電池の正極材料として用い、負極にリチウム金属、集電体にアルミニウムメッシュ、電解液としてLiPF6をエチレンカルボネート/ジエチルカルボネート混合液に溶解させたものを用いて、電流密度56mA/g(0.2C;1〜5及び11サイクル)及び274mA/g(1C;6〜10サイクル)、カットオフ3.2−4.2Vにおける定電流測定で充放電試験を行った。
≪電極用粉末の調製≫
AB粉末とLiCoO2とを1:9の重量比で混合して原料混合物を調製した。原料混合物を内径10mmのWC型材に充填し、通電焼結機内にセットして約20Paまで減圧後、窒素ガスを大気圧になるまで導入した。
電極用粉末をリチウム二次電池の正極材料として用い、負極にリチウム金属、集電体にアルミニウムメッシュ、電解液としてLiPF6をエチレンカルボネート/ジエチルカルボネート混合液に溶解させたものを用いて、電流密度56mA/g(0.2C;1〜5及
び11サイクル)及び274mA/g(1C;6〜10サイクル)、カットオフ3.2−4.2Vにおける定電流測定で充放電試験を行った。
≪電極用粉末の調製≫
HDAB粉末とLiCoO2とを1:9の重量比で混合して原料混合物を調製した。
上記電極用粉末をリチウム二次電池の正極材料とした以外は実施例1と同様にして充放電試験を行った。
黒鉛型材を用いて約30MPa程度しか加圧しなかったことによるものと考えられる。
≪電極用粉末の調製≫
AB粉末とLiCoO2とを1:9の重量比で混合して電極用粉末を調製した。
上記電極用粉末をリチウム二次電池の正極材料とした以外は実施例1と同様にして充放電試験を行った。
Claims (12)
- 電極活物質どうしが導電材を介して接合している構造を有する電極用複合粉末であって、電極活物質と導電材とを含有する原料混合物を、導電性を有する型に充填し、150MPa以上の加圧下において直流パルス電流を通電して前記原料混合物を焼結させることにより得られる、リチウム二次電池の電極用複合粉末。
- 前記導電性を有する型は、タングステンカーバイドを含有する、請求項1に記載の電極用複合粉末。
- 前記原料混合物に含まれる前記導電材は、タップ密度が0.15g/cm3以上の高密度炭素の粉末である、請求項1又は2に記載の電極用複合粉末。
- 前記高密度炭素は、高密度アセチレンブラックである、請求項3に記載の電極用複合粉末。
- 前記高密度アセチレンブラックは、加圧下において直流パルス電流を通電してアセチレンブラック粉末を焼結させることにより得られる、請求項4に記載の電極用複合粉末。
- 前記電極活物質は、1)オリビン型構造の含リチウム化合物、2)層状岩塩型又は立方晶岩塩型の結晶構造を有する岩塩類縁構造の含リチウム化合物、及び3)スピネル型構造の含リチウム化合物からなる群から選択される少なくとも1種の正極活物質である、請求項1〜5のいずれかに記載の電極用複合粉末。
- 前記電極活物質は、リン酸鉄リチウム;コバルト、マンガン及びニッケルからなる群から選択される少なくとも1種を固溶したリン酸鉄リチウム;リン酸コバルトリチウム;マンガン及びニッケルの少なくとも1種を固溶したリン酸コバルトリチウム;リン酸マンガンリチウム;ニッケルを固溶したリン酸マンガンリチウム;リン酸ニッケルリチウム;ニッケル酸リチウム;コバルト及びアルミニウムの少なくとも1種を固溶したニッケル酸リチウム;コバルト酸リチウム;鉄酸リチウム;チタン、マンガンの少なくとも1種を固溶した鉄酸リチウム;チタン酸リチウム;マンガン酸リチウム;及びクロムを固溶したマンガン酸リチウムからなる群から選択される少なくとも1種の正極活物質である、請求項1〜5のいずれかに記載の電極用複合粉末。
- 前記電極活物質は、炭素、珪素、ゲルマニウム、スズ、鉛、アンチモン、アルミニウム、インジウム、リチウム、酸化スズ、チタン酸リチウム、窒化リチウム、インジウムを固溶した酸化錫、インジウム−錫合金、リチウム−アルミニウム合金及びリチウム−インジウム合金からなる群から選択される少なくとも1種の負極活物質である、請求項1〜5のいずれかに記載の電極用複合粉末。
- 前記電極用複合粉末が、リチウム二次電池の正極材料に用いる電極用複合粉末である、請求項1〜8のいずれかに記載の電極用複合粉末。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の電極用複合粉末を含有する電極を備えた、リチウム二次電池。
- 電極活物質どうしが導電材を介して接合している構造を有する、リチウム二次電池の電極用複合粉末の製造方法であって、電極活物質と導電材とを含有する原料混合物を、導電性を有する型に充填し、150MPa以上の加圧下において直流パルス電流を通電することによって前記原料混合物を焼結させる工程を有する、製造方法。
- 前記電極用複合粉末が、リチウム二次電池の正極材料に用いる電極用複合粉末である、請求項11に記載の製造方法。
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