JP4997447B2 - 可変容量計測装置及び可変容量計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可変容量計測装置及び可変容量計測方法に適用して好適な技術に関する。
より詳細には、静電容量が圧力によって変化する容量型圧力センサを用いた圧力計測装置に好適な、低消費電力の可変容量計測装置と、その方法に関する。
気体或は液体の圧力を計測する装置は、その用途に応じて、多種多様なものが存在する。
その中で、医療分野においては、血圧等の代表的な圧力の計測の他に、前立腺疾患の手術に先立って、膀胱の内圧を計測する、という需要がある。これは、膀胱内にある程度の圧力がないと、手術をしても良くならない、という臨床例が存在することに起因する。
泌尿器科の医師は、前立腺疾患の手術に先立って、膀胱の内圧を1秒間に10回程度、三日間に渡って計測したいと考えている。これを実現するために、従来では、圧力センサが先端に取り付けられた計測棒を尿道口から膀胱内部まで差し込み、三日間その状態で計測し続ける、ということを行っていた。
この計測は、患者にとって非人道的であることは明らかである。
なお、従来技術として、血圧計のための圧力センサに関する技術文献を非特許文献1及び2に示す。
非特許文献1には、血圧計に適用される容量型圧力センサと、その評価回路の一例が開示されている。この非特許文献1に開示されている評価回路を、図10に示す。
図10の回路は、NOTゲートとコンデンサと抵抗の組み合わせよりなる、無安定マルチバイブレータによる発振器である。この発振器の中に容量型圧力センサが介在することで、無安定マルチバイブレータの発振周波数が変化する。この周波数変化を、圧力センサの容量変化として取り出す。
なお、非特許文献2には、逐次比較型A/Dコンバータの、アナログ−デジタル変換のアルゴリズムが開示されている。
木村勇、板倉隆「超小型血圧計用圧力センサの開発」OMRON TECHNICS Vol.41 No.2(通巻138号)2001 http://www.omron.co.jp/r_d/omtec/138/pdf/138-04.pdf マキシム・インテグレーテッド・プロダクツ「アプリケーションノート2052 逐次比較型ADCについて理解する」 http://pdfserv.maxim-ic.com/jp/an/A4506J.pdf
前述の、非人道的な計測を解消するために、超小型のカプセル状計測装置を尿道口から膀胱へ挿入することが考えられる。その際、計測装置は超小型であると共に、三日間に渡って計測し続けなければならないので、超低消費電力でなければならない。
しかしながら、非特許文献1に開示されている発振回路は、発振を維持するために多くの電力を消費する、という問題がある。
一方、我々が所望するカプセル状の計測装置には、超小型の電池しか装備できない。したがって、このような回路は、三日間という長時間に渡って、大電力の外部電源の供給を受けずに計測をし続ける、という需要には適さない、という不都合がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、集積化が容易で超低消費電力であり、小型化に適した可変容量計測装置及び可変容量計測方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の可変容量計測装置は、可変容量コンデンサと、可変容量コンデンサに印加する容量測定用電圧源と、参照電圧源と、自然数N個の、公比1/2の等比級数で設定される静電容量よりなる複数の第一のコンデンサ群と、複数の第一のコンデンサ群に参照電圧源と接地とを選択的に接続する複数の第一の切り替えスイッチ群とよりなる容量オフセット補正回路と、自然数L個の、公比1/2の等比級数で設定される静電容量よりなる複数の第二のコンデンサ群と、複数の第二のコンデンサ群に参照電圧源と接地とを選択的に接続する複数の第二の切り替えスイッチ群とよりなる容量変化計測回路と、可変容量コンデンサと容量オフセット補正回路と容量変化計測回路に接続される放電用スイッチと、可変容量コンデンサと容量オフセット補正回路と容量変化計測回路に接続されるコンパレータと、第一の切り替えスイッチ群と第二の切り替えスイッチ群と放電用スイッチを制御するスイッチ制御部と、第一の切り替えスイッチ群の状態を記憶するオフセットビット記憶部と、第二の切り替えスイッチ群の状態を記憶する計測ビット記憶部とを具備する
本発明の可変容量計測装置は、逐次比較型A/Dコンバータを応用し、電圧の代わりに電荷を計測する。この際、初期段階の充電の動作が、逐次比較型A/Dコンバータとは異なり、容量型圧力センサだけ、一定の電圧で充電する。このため、電圧ではなくコンデンサに蓄えられた電荷を計測することができ、以って静電容量を計測することができる。また、本発明の可変容量計測装置は、静電容量の変化を適格に検出するための容量オフセットキャンセル回路を設けている。
本発明により、集積化が容易で超低消費電力であり、小型化に適した可変容量計測装置及び可変容量計測方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の例である、可変容量計測装置のブロック図である。
可変容量計測装置101は、容量型圧力センサC102と、容量オフセット補正回路103と、容量変化計測回路104と、コンパレータ105と、スイッチ制御部106と、RAM107より構成される。
容量型圧力センサC102は、静電容量Csのコンデンサである。気体或は液体中に投入することにより、その雰囲気に存在する圧力に応じて、静電容量Csが変化する。
容量型圧力センサC102には、二つのスイッチが接続されている。一つはセンサ用電圧源Vsとのオン・オフを制御するスイッチS108である。もう一つは接地のオン・オフを制御するスイッチS109である。この二つのスイッチは、どちらかが接続されているか、或は両方共接続されていないかの、三つの状態が存在する。
容量型圧力センサC102の、二つのスイッチS108及びS109が接続されていない方の端子には、コンパレータ105のマイナス側端子が接続されている。
そして、このラインには、容量オフセット補正回路103と、容量変化計測回路104が接続されている。
容量オフセット補正回路103は、N+1個(Nは自然数)のコンデンサC110A、C110B…C110N及びC111が並列接続されている。これらコンデンサは、静電容量Coを2のべき乗で割った静電容量で構成される。つまり、コンデンサC110AはCo/2であり、コンデンサC110BはCo/4であり、コンデンサC110CはCo/8であり、コンデンサC110DはCo/16であり…と続く。
N番目のC110NとC111は、Co/2と、同じ静電容量である。
これら、C110AからC110N及びC111よりなる、N+1個のコンデンサは、その合成静電容量がCoである。
これらN+1個のコンデンサは、切り替えスイッチS112A〜S112N及びS113を通じて、参照電圧源Vrefと接地のいずれかに接続される。
容量変化計測回路104は、L+1個(Lは自然数)のコンデンサC114A、C114B…C114L及びC115が並列接続されている。これらコンデンサは、静電容量Cmを2のべき乗で割った静電容量で構成される。つまり、C114AはCm/2であり、C114BはCm/4であり、C114CはCm/8であり、C114DはCm/16であり…と続く。
L番目のC114LとC115は、Cm/2と、同じ静電容量である。
これら、C114AからC114L及びC115よりなる、L+1個のコンデンサは、その合成静電容量がCmである。
これらL+1個のコンデンサは、切り替えスイッチS116A〜S116L及びS117を通じて、参照電圧源Vrefと接地のいずれかに接続される。
以上の説明よりわかるように、容量オフセット補正回路103と、容量変化計測回路104は、その回路構成は殆ど同じである。
また、ラインには容量型圧力センサC102、C110AからC110N及びC111、C114AからC114L及びC115を放電させるためのスイッチS118が接続されている。
コンパレータ105はマイナス側端子に印加された電圧がプラスかマイナスかを、接地電位と比較し、その結果を出力する。出力される判定結果(電圧の上下)は、スイッチ制御部106に入力される。
スイッチ制御部106はマイコンであり、RAM107内にオフセットビット記憶部119と計測ビット記憶部120を設けている。スイッチ制御部106は、図7以降にて詳述する処理にて、スイッチS108、スイッチS109、切り替えスイッチS112A〜S112N及びS113、切り替えスイッチS116A〜S116L及びS117及びスイッチS118を制御する。
この処理は、大きく分けて二つの作業よりなる。
最初に、容量オフセット補正回路103の切り替えスイッチS112A〜S112N及びS113を操作して、切り替えスイッチS112A〜S112N及びS113の接続状態を決定する、オフセットキャンセル処理を行う。この動作の指令のために、押しボタンスイッチS121がスイッチ制御部106に接続されている。
次に、容量変化計測回路104の切り替えスイッチS116A〜S116L及びS117を操作して、切り替えスイッチS116A〜S116L及びS117の接続状態を決定する、計測処理を行う。この動作の指令のために、押しボタンスイッチS122がスイッチ制御部106に接続されている。
以上の処理の結果、オフセットビット記憶部119には、切り替えスイッチS112A〜S112N及びS113の接続状態が記憶される。同様に、動作シーケンスの結果、計測ビット記憶部120には、切り替えスイッチS116A〜S116L及びS117の接続状態が記憶される。
最終的には、スイッチ制御部106に設けられる、図示しない任意のインターフェースによって、計測ビット記憶部120の情報が取り出される。
なお、押しボタンスイッチS121及びS122は、スイッチ制御部106に動作指令を与えるための一例であり、動作指令を与える手段はこれに限られない。
容量オフセット補正回路103と、容量変化計測回路104と、スイッチS118とコンパレータ105は、周知の逐次比較型A/Dコンバータを構成する。この逐次比較型A/Dコンバータは、逐次比較レジスタ(SAR;Succesive Approximation Register)の略号「SAR」を用いて、SAR型A/Dコンバータとも呼ばれる。A/Dコンバータなので、アナログの電圧をデジタル値に変換する。この変換アルゴリズムは、周知の二分探索法である。この回路の原理は、例えば先に説明した非特許文献2に開示されている。
本実施形態では、電圧の代わりに電荷を計測する。これは、SAR型A/Dコンバータにおいても利用している、電荷保存則に基づく。但し、初期段階の充電の動作が、SAR型A/Dコンバータと、本実施形態では若干異なる。前者は全てのコンデンサで充電を行うが、本実施形態では容量型圧力センサC102(Cs)だけが充電を行う。
これより、本実施形態の可変容量計測装置101の、動作を説明する。
図2(a)及び(b)は、可変容量計測装置101の初期段階の回路状態と、等価回路を説明する図である。
図3は、可変容量計測装置101の第二段階の回路状態を説明する図である。
図4(a)及び(b)は、可変容量計測装置101の第三段階の回路状態と、等価回路を説明する図である。
図5(a)及び(b)は、可変容量計測装置101の第四段階の回路状態と、等価回路を説明する図である。
スイッチ制御部106は、予め全てのコンデンサに溜まっている電荷を、全スイッチを接地させて放電させておく。
次に、スイッチ制御部106はスイッチを制御して、可変容量計測装置101を、図2(a)に示す初期段階の状態にする。この状態は、Csにのみセンサ用電圧源Vsを供給し、これ以外のコンデンサは全て接地でショートさせた状態である。
この状態において、容量型圧力センサC102(Cs)の共通ラインX側には、電荷Qxが溜まる。電荷Qxは、
Qx=−VsCs
である。
次に、スイッチ制御部106はスイッチを制御して、可変容量計測装置101を、図3に示す第二段階の状態にする。この状態は、Csに接続していたセンサ用電圧源Vsを切断し、これ以外のコンデンサは全て接地でショートさせた状態である。この状態において、Csの共通ラインX側にあった電荷Qxは、保持されている。
次に、スイッチ制御部106はスイッチを制御して、可変容量計測装置101を、図4(a)に示す第三段階の状態にする。この状態は、最初にスイッチS118を切断した後、容量型圧力センサC102(Cs)をも他のコンデンサと同様に接地させた状態である。この状態において、容量型圧力センサC102(Cs)の共通ラインX側にあった電荷Qxは、他のコンデンサであるCo群とCm群にも分散するものの、全体の電荷量Qx自体は保持されている。
このように、容量型圧力センサC102(Cs)から他のコンデンサへ電荷が移動するので、共通ラインXの電位は、当初の状態(−Vs)から上がる。言い換えれば、電位差の絶対値が縮小する。
このときの、可変容量計測装置101の等価回路が、図4(b)である。共通ラインXに存在する電荷Qxは保持されているので、電圧Vxは
Vx=−Cs・Vs/(Cs+Co+Cm)
となる。
次に、スイッチ制御部106はスイッチを制御して、可変容量計測装置101を、図5(a)に示す第四段階の状態にする。この状態は、コンデンサ群Coの、MSBに相当するコンデンサC110A(Co/2)に、参照電圧源Vrefを印加した状態である。この状態において、容量型圧力センサC102(Cs)の共通ラインX側にあった電荷Qxは、他のコンデンサであるCo群とCm群にも分散するものの、全体の電荷量Qx自体は保持されている。
このときの、可変容量計測装置101の等価回路が、図5(b)である。共通ラインXに存在する電荷Qxは保持されているので、電圧Vxは
Vx=(−Vs・Cs+Vref・Co/2)/(Cs+Co+Cm)
となる。
ここで、この第四段階において導き出されたVxの式の分子に注目する。何故なら、第三段階の電圧Vxの式と、第四段階の電圧Vxの式の、分母は変わらないからである。
「−Vs・Cs+Vref・Co/2」という式は、その演算結果が正であるか負であるかで、コンパレータ105の判定結果が変わる。この式を「−Vs」で割ると、
Vref・Co/2Vs−Cs
となる。上記式のうち、Vref/Vsを定数Kと置き換えると、
K・Co/2−Cs
となる。
上記式の結果が負の値になった場合、コンパレータ105は正の電圧、すなわち「1」を出力する。逆に、上記式の結果が正の値になった場合、コンパレータ105は接地電圧、すなわち「0」を出力する。
コンパレータ105が「1」の時は、当該ビットが立つことを示す。一旦「−Vx」まで下がった共通ラインXの電位が、当該コンデンサを通じてVrefで持ち上げても負の電位のままなので、当該ビットは必要だからである。
コンパレータ105が「0」の時は、当該ビットが立たないことを示す。一旦「−Vx」まで下がった共通ラインXの電位が、当該コンデンサを通じてVrefで持ち上げた結果、正の電位に転換したので、当該ビットは不要だからである。
参考までに、コンデンサC110A(Co/2)とコンデンサC110B(Co/4)の両方にVrefが印加された場合の、Vxの演算結果は、
Vx=(−Vs・Cs+Vref・3Co/4)/(Cs+Co+Cm)
となる。分子に注目すると、
K・3Co/4−Cs
が正か負かが、コンパレータ105によって判定されることとなる。
コンデンサC110B(Co/4)のみにVrefが印加された場合の、Vxの演算結果は、
Vx=(−Vs・Cs+Vref・Co/4)/(Cs+Co+Cm)
となる。分子に注目すると、
K・Co/4−Cs
が正か負かが、コンパレータ105によって判定されることとなる。
以下、同様に第四段階の動作を繰り返し、オフセットキャンセル用コンデンサCoの最後のビット(コンデンサC110N)の判定が終わるまで続く。
ここで、容量型圧力センサC102のオフセットについて説明する。
図6は、容量型圧力センサC102の、圧力に対する静電容量の変化を示すグラフである。
元々コンデンサである容量型圧力センサC102は、圧力が加わっていない状態でも、一定の静電容量を持っている。この状態から、圧力が加わるに連れて、電極同士の距離が縮まるので、容量型圧力センサC102の静電容量が増加する。
ところで、我々が計測したい対象は、圧力の変化である。我々が欲する装置は、ある基準圧力からどの程度まで変化したかを、定量化することを目的とする。したがって、本実施形態における、静電容量の変化を計測する装置は、静電容量の変化の幅を網羅するように設定されていることが望ましい。つまり、容量型圧力センサC102の、圧力を加える前の状態の静電容量は、計測装置にとっては邪魔な存在である。
容量オフセット補正回路103は、このために存在する。
これより、可変容量計測装置101の動作の流れを説明する。
図7は、可変容量計測装置101の全体の動作の手順を示すフローチャートである。
図8は、可変容量計測装置101の、オフセットキャンセル処理を示すフローチャートである。
図9は、可変容量計測装置101の、計測処理を示すフローチャートである。
図7を参照して、可変容量計測装置101の全体の動作の手順を説明する。
先ず、処理を開始すると(ステップS701)、予め、容量型圧力センサC102に基準圧力を加える(ステップS702)。
この状態で、押しボタンスイッチS121を操作して、可変容量計測装置101においてオフセットキャンセル処理を行う(ステップS703)。これは、前述の図2から図5に至るまでの動作である。
次に、測定対象の雰囲気の中へ、容量型圧力センサC102を投入する(ステップS704)。
そして、この状態で押しボタンスイッチS122を操作して、計測処理を行い(ステップS705)、計測が終わると終了する(ステップS706)。この時点で、計測ビット記憶部120には、容量型圧力センサC102の静電容量変化分に相当するデータが記憶されているので、これを取り出し、任意の計算機等にて利用する。
ところで、可変容量計測装置101は、ステップS703にてオフセットキャンセル処理を完遂した後、ようやくステップS705の圧力計測処理を実行することができる。このとき、使用者は、オフセットキャンセル処理が完遂したことを、何らかのユーザインターフェースで知ることができるとよい。例えばLED等の発光等、視覚による通知や、所定の信号を生成する等の通知手段が考えられる。
また、予めオフセットキャンセル処理に要する時間が判っていれば、その時間だけ待てばよい。容量型圧力センサC102はおよそ数pF程度なので、充電する時間は一瞬で済む。また、コンパレータ105の動作速度も一般的に極めて高速なので、オフセットキャンセル処理及び計測処理にかかる時間は、数百nsec〜数μsec程度である。
いずれにせよ、ユーザインターフェースは実装形態に応じて任意に選択できるものである。
図8を参照して、オフセットキャンセル処理の動作を説明する。
処理を開始すると(ステップS801)、スイッチ制御部106は、最初に
・スイッチS108をオフ制御し、
・スイッチS109及びS118をオン制御し、
・切り替えスイッチS112A〜S112N、S113、S116A〜S116L、S117を全て接地側に接続する。この動作によって、容量型圧力センサC102、コンデンサC110AからC110N及びC111、C114AからC114L及びC115の、全てのコンデンサは全て放電される(ステップS802)。
次に、スイッチ制御部106はスイッチS108をオン制御して、容量型圧力センサC102にセンサ用電圧源Vsを印加する(ステップS803)。すると、容量型圧力センサC102には電荷Qxが溜まる。
次に、スイッチ制御部106はスイッチS108をオフ制御して、センサ用電圧源Vsを容量型圧力センサC102から切断する(ステップS804)。この後、スイッチ制御部106はスイッチS118をオフ制御する(ステップS805)。
次に、スイッチ制御部106はスイッチS109をオン制御して、容量型圧力センサC102を接地する(ステップS806)。すると、容量型圧力センサC102に溜まっていた電荷Qxは、コンデンサC110AからC110N及びC111、C114AからC114L及びC115の、全てのコンデンサに行き渡る。そして、その結果として、各コンデンサの端子間電圧Vxが変わる。
次に、スイッチ制御部106内部のカウンタ変数iを、「1」に初期化する(ステップS807)。
これ以降の動作はループ処理である。
先ず、スイッチ制御部106は切り替えスイッチS112A〜S112Nのうちのi番目のスイッチを制御して、オフセットキャンセル用コンデンサC110A〜C110Nのうちのi番目のコンデンサに、参照電圧源Vrefを印加する(ステップS808)。
次に、スイッチ制御部106はコンパレータ105の判定結果を見る(ステップS809)。
ステップS809にてコンパレータの判定結果が「1」であれば(ステップS809のY)、スイッチ制御部106は、オフセットビット記憶部119の、i番目のビットに「1」を書く(ステップS810)。
ステップS809にてコンパレータの判定結果が「0」であれば(ステップS809のN)、スイッチ制御部106は、改めて切り替えスイッチS112A〜S112Nのうちのi番目のスイッチを制御して、オフセットキャンセル用コンデンサC110A〜C110Nのうちのi番目のコンデンサを、参照電圧源Vrefから接地へ切り替える(ステップS811)。そして、オフセットビット記憶部119の、i番目のビットに「0」を書く(ステップS812)。
ステップS810或はステップS812の後、スイッチ制御部106は、カウンタ変数iをインクリメントする(ステップS813)。そして、カウンタ変数iがオフセットキャンセル用コンデンサC110A〜C110Nの、N個を越えたか否かを検証する(ステップS814)。カウンタ変数iがNを越えていなければ、再びステップS808に戻り、処理を続ける。越えていれば、処理を終了する(ステップS815)。
図9を参照して、計測処理の動作を説明する。
なお、ステップS901からステップS906までは、図8のステップS801からステップS806と同一である。
処理を開始すると(ステップS901)、スイッチ制御部106は、最初に
・スイッチS108をオフ制御し、
・スイッチS109及びS118をオン制御し、
・切り替えスイッチS112A〜S112N、S113、S116A〜S116L、S117を全て接地側に接続する。この動作によって、容量型圧力センサC102、コンデンサC110AからC110N及びC111、C114AからC114L及びC115の、全てのコンデンサは全て放電される(ステップS902)。
次に、スイッチ制御部106はスイッチS108をオン制御して、容量型圧力センサC102にセンサ用電圧源Vsを印加する(ステップS903)。すると、容量型圧力センサC102には電荷Qxが溜まる。
次に、スイッチ制御部106はスイッチS108をオフ制御して、センサ用電圧源Vsを容量型圧力センサC102から切断する(ステップS904)。この後、スイッチ制御部106はスイッチS118をオフ制御する(ステップS905)。
次に、スイッチ制御部106はスイッチS109をオン制御して、容量型圧力センサC102を接地する(ステップS906)。すると、容量型圧力センサC102に溜まっていた電荷Qxは、コンデンサC110AからC110N及びC111、C114AからC114L及びC115の、全てのコンデンサに行き渡る。そして、その結果として、各コンデンサの端子間電圧Vxが変わる。
以上が、図8のステップS801からステップS806と同一の処理である。
次に、スイッチ制御部106はオフセットビット記憶部119に記憶されているデータを読み込み、切り替えスイッチS112A〜S112Nをオフセットビット記憶部119に記憶されているデータの通りに切り替え制御する(ステップS907)。
次に、スイッチ制御部106内部のカウンタ変数iを、「1」に初期化する(ステップS908)。
これ以降の動作はループ処理である。
先ず、スイッチ制御部106は切り替えスイッチS116A〜S116Lのうちのi番目のスイッチを制御して、計測用コンデンサC114A〜C114Lのうちのi番目のコンデンサに、参照電圧源Vrefを印加する(ステップS909)。
次に、スイッチ制御部106はコンパレータ105の判定結果を見る(ステップS910)。
ステップS910にてコンパレータの判定結果が「1」であれば(ステップS910のY)、スイッチ制御部106は、計測ビット記憶部120のi番目のビットに「1」を書く(ステップS911)。
ステップS910にてコンパレータの判定結果が「0」であれば(ステップS809のN)、スイッチ制御部106は、改めて切り替えスイッチS116A〜S116Lのうちのi番目のスイッチを制御して、計測用コンデンサC114A〜C114Lのうちのi番目のコンデンサを、参照電圧源Vrefから接地へ切り替える(ステップS912)。そして、計測ビット記憶部120の、i番目のビットに「0」を書く(ステップS913)。
ステップS911或はステップS913の後、スイッチ制御部106は、カウンタ変数iをインクリメントする(ステップS914)。そして、カウンタ変数iが計測用コンデンサC114A〜C114Lの、L個を越えたか否かを検証する(ステップS915)。カウンタ変数iがLを越えていなければ、再びステップS909に戻り、処理を続ける。越えていれば、処理を終了する(ステップS916)。
以上の説明から判るように、オフセットキャンセル処理と計測処理の主要部分は、殆ど共通している。スイッチの制御対象が変わることと、計測処理は予めオフセットキャンセルのためのスイッチ操作を行ってから処理を行う手順が追加されているだけである。
本実施形態の可変容量計測装置101には、以下に示す特徴がある。
(1)超低消費電力を実現できる。
回路を構成する主要な要素は、コンデンサとコンパレータである。この部分は貫通電流が流れない。したがって、従来技術の周波数型容量計測装置等と比べると、消費電力が極めて小さい。
(2)集積化が容易である。
コンデンサは集積回路に納めることが容易である。また、その際、べき乗による静電容量の形成は、正方形を半分に割る、という、べき乗の定理そのままの形態が利用できる。
(3)温度変化に強い。
一般的に抵抗は温度変化によって抵抗値が変化する。しかし、コンデンサは温度による静電容量の変化が無視できる程極めて小さいので、正確な測定が実現できる。
本実施形態には、以下のような応用例が考えられる。
(1)切り替えスイッチS112A〜S112N及びS113を通じて、コンデンサC110AからC110N及びC111に印加する参照電圧源と、切り替えスイッチS116A〜S116L及びS117を通じて、コンデンサC114AからC114L及びC115に印加する参照電圧源とを、異なる電圧にすることができる。これは、容量型圧力センサの特性に応じて、参照電圧源とセンサ用電圧源を適切に設定することで、容量型圧力センサの容量変化に適合した可変容量計測装置を実現するためである。
本実施形態においては、可変容量計測装置を開示した。
本実施形態の可変容量計測装置を構成する主要な要素は、コンデンサとコンパレータであるので、貫通電流が一切流れない。したがって、従来技術と比べて、消費電力を圧倒的に小さくすることができる。
また、コンデンサは集積回路に納めることが容易であるので、本実施形態の可変容量計測装置は、集積化が容易であり、小型化に適している。
更に、コンデンサは温度による静電容量の変化が無視できる程極めて小さいので、温度変化が大きい医療用途の測定において、正確な圧力測定が実現できる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むことは言うまでもない。
本発明の実施形態の例である、可変容量計測装置のブロック図である。 可変容量計測装置の初期段階の回路状態と、等価回路を説明する図である。 可変容量計測装置の第二段階の回路状態を説明する図である。 可変容量計測装置の第三段階の回路状態と、等価回路を説明する図である。 可変容量計測装置の第四段階の回路状態と、等価回路を説明する図である。 容量型圧力センサの、圧力に対する静電容量の変化を示すグラフである。 可変容量計測装置の全体の動作の手順を示すフローチャートである。 可変容量計測装置の、オフセットキャンセル処理を示すフローチャートである。 可変容量計測装置の、計測処理を示すフローチャートである。 従来技術の容量型圧力センサと、その評価回路の一例である。
符号の説明
101…可変容量計測装置、C102…容量型圧力センサ、103…容量オフセット補正回路、104…容量変化計測回路、105…コンパレータ、106…スイッチ制御部、107…RAM、S108…スイッチ、S109…スイッチ、C110A、C110B〜C110N…コンデンサ、C111…コンデンサ、S112A、S112B〜S112N…切り替えスイッチ、S113…切り替えスイッチ、C114A、C114B〜C114L…コンデンサ、C115…コンデンサ、S116A、S116B〜S116L…切り替えスイッチ、S117…切り替えスイッチ、S118…スイッチ、119…オフセットビット記憶部、120…計測ビット記憶部、S121…押しボタンスイッチ、S122…押しボタンスイッチ

Claims (3)

  1. 可変容量コンデンサと、
    前記可変容量コンデンサに印加する容量測定用電圧源と、
    参照電圧源と、
    自然数N個の、公比1/2の等比級数で設定される静電容量よりなる複数の第一のコンデンサ群と、
    前記複数の第一のコンデンサ群に前記参照電圧源と接地とを選択的に接続する複数の第一の切り替えスイッチ群とよりなる容量オフセット補正回路と、
    自然数L個の、公比1/2の等比級数で設定される静電容量よりなる複数の第二のコンデンサ群と、
    前記複数の第二のコンデンサ群に前記参照電圧源と接地とを選択的に接続する複数の第二の切り替えスイッチ群とよりなる容量変化計測回路と、
    前記可変容量コンデンサと前記容量オフセット補正回路と前記容量変化計測回路に接続される放電用スイッチと、
    前記可変容量コンデンサと前記容量オフセット補正回路と前記容量変化計測回路に接続されるコンパレータと、
    前記第一の切り替えスイッチ群と前記第二の切り替えスイッチ群と前記放電用スイッチを制御するスイッチ制御部と、
    前記第一の切り替えスイッチ群の状態を記憶するオフセットビット記憶部と、
    前記第二の切り替えスイッチ群の状態を記憶する計測ビット記憶部と
    を具備する可変容量計測装置。
  2. 前記参照電圧源は、前記第一のコンデンサ群と前記第二のコンデンサ群とで異なる電圧を供給する請求項1記載の可変容量計測装置。
  3. 公比1/2の等比級数で設定される静電容量の複数の第一のコンデンサ群と、公比1/2の等比級数で設定される静電容量の複数の第二のコンデンサ群が接続されている、容量値の変化の原点となる動作環境状態にある可変容量コンデンサに基準電圧を印加する第一基準電圧印加ステップと、
    前記可変容量コンデンサに印加していた前記基準電圧を除去する第一基準電圧除去ステップと、
    前記可変容量コンデンサと、前記第一のコンデンサ群及び前記第二のコンデンサ群の接続点の電位を接地電位と比較し、その比較電圧差がゼロに収束するように、前記複数の第一のコンデンサ群の各コンデンサに印加される電圧を参照電圧もしくは接地電圧を選択するように制御し、前記複数の第一のコンデンサ群の前記参照電圧との接続状態を記憶するオフセット記憶ステップと、
    使用状態の前記可変容量コンデンサに前記基準電圧を印加する第二基準電圧印加ステップと、
    前記可変容量コンデンサに印加していた前記基準電圧を除去する第二基準電圧除去ステップと、
    前記記憶された前記複数の第一のコンデンサ群の前記参照電圧との接続状態に基づき前記複数の第一のコンデンサ群の各コンデンサに印加される電圧を参照電圧もしくは接地電圧を選択するオフセットロードステップと、
    前記可変容量コンデンサと、第一および第二のコンデンサ群の接続点の電位を接地電位と比較し、その比較電圧差がゼロに収束するように前記複数の第二のコンデンサ群の各コンデンサに印加される電圧を参照電圧もしくは接地電圧を選択するように制御し、前記複数の第二のコンデンサ群の前記参照電圧との接続状態を記憶する静電容量変化記憶ステップと、
    前記記憶された第二のコンデンサ群の前記参照電圧との接続状態により前記容量値の変化の原点となる動作環境状態からの容量値の変化を計測する計測ステップと
    有する可変容量計測方法。
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