JP2013205325A - 電流測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】微少電流出力のセンサ素子の出力電流を小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置を提供する。
【解決手段】センサ出力として測定電流を出力する電流出力センサと、前記電流出力センサの出力に接続されたときに、前記測定電流を電圧変換して出力する増幅器と、前記電流出力センサに接続されると、前記電流出力センサの出力電流によって充電される帰還コンデンサと、前記帰還コンデンサと接続されると、該帰還コンデンサに充電された電流を一定電流で放電する定電流放電器と、前記増幅器の出力と基準電圧とを比較して、該比較結果を出力する比較器と、前記電流出力センサの測定が終了してから前記比較器の出力が前記増幅器の出力と前記基準電位と等しくなったことを示すまで所定周期でカウントアップして前記電流出力センサでの測定電流を数値化するカウンタとを備える電流測定装置。
【選択図】図4
【解決手段】センサ出力として測定電流を出力する電流出力センサと、前記電流出力センサの出力に接続されたときに、前記測定電流を電圧変換して出力する増幅器と、前記電流出力センサに接続されると、前記電流出力センサの出力電流によって充電される帰還コンデンサと、前記帰還コンデンサと接続されると、該帰還コンデンサに充電された電流を一定電流で放電する定電流放電器と、前記増幅器の出力と基準電圧とを比較して、該比較結果を出力する比較器と、前記電流出力センサの測定が終了してから前記比較器の出力が前記増幅器の出力と前記基準電位と等しくなったことを示すまで所定周期でカウントアップして前記電流出力センサでの測定電流を数値化するカウンタとを備える電流測定装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、電流測定装置に関し、より詳細には、微少電流出力のセンサ素子の出力電流を小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置に関する。
従来から電流を測定する手段として、オペアンプなどの増幅器と帰還抵抗からなる電流電圧変換回路3(図1)を用いて電流を電圧に変換し、該電圧値を保った状態でAD変換回路を用いて数値化されてきた(例えば、特許文献1参照)。
また、微弱電流を高い電圧に簡便に変換する手段として、オペアンプなどの増幅器と帰還コンデンサからなる電流電圧変換回路5(図2)を用いて電圧に変換し、該電圧値を保った状態でAD変換回路を用いて数値化する回路も提案されている(図3、特許文献2参照)。
この特許文献2では、センサ9は増幅器とキャパシタとが並列に接続されてなるチャージアンプ10 が接続されており、チャージアンプ10にはセンサ9 が生成したモニタ電流が入力され、モニタ電流によってチャージアンプ10のキャパシタに電荷が蓄積され、蓄積された電荷量に相当する電圧信号が、その電荷量にほぼ比例するモニタ電圧信号として生成されて出力される。さらに、チャージアンプ10の入力と出力との間には、スイッチ14が接続されており、スイッチ14はコントローラ7から出力されるリセット信号におけるパルスの発生に同期して、チャージアンプ10に蓄積された電荷を放電する。さらに、チャージアンプ10の出力に接続されたサンプルホールド回路(S/H)11はコントローラ7からサンプルホールド信号(ホールド信号)が入力され、サンプルホールド信号におけるパルスの発生に合わせて、チャージアンプ10から入力されたモニタ電圧信号の電圧を保持して、発光強度信号として出力している。このサンプルホールド回路11 はAD変換器(A/D)12を介してコントローラ7に接続され、サンプルホールド回路11から出力された発光強度信号はサンプルホールド信号発生後にデジタル信号に変換されてコントローラ7に出力される構成となっている。
つまり、測定する電流を帰還コンデンサからなる電流電圧変換回路(図2)を用いて電圧に変換し、該電圧値を保った状態でAD変換回路を用いて数値化する回路構成となっている。
上述した特許文献1に見られるような、オペアンプなどの増幅器と帰還抵抗からなる電流電圧変換回路3(図1)を用いて電圧に変換する場合、電流電圧変換回路の出力電圧Voutは、入力電流をIin、帰還抵抗2をRfとすると、次の(式1)で表すことができる。
例えば、センサ出力電流Iinが1nAと微弱な場合、帰還抵抗2を大きく取って1MΩとしても、出力電圧Vouは1mVと非常に小さな値となるため、AD変換するための電圧レベルとしては小さく、10〜1000倍程度の増幅器を設け、必要な電圧レベルまで増幅しサンプルホールドする必要があった。さらに、特許文献1ではAD変換回路の構成についての記載がないが、一般に読み取り分解能を上げるためには、高分解能のAD変換回路を用いる必要があった。
つまり、微弱な電流を高分解能で測定する場合、電流電圧変換回路で大きな帰還抵抗値や、AD変換前に増幅段や、サンプルホールド段や、高分解能のAD変換回路がそれぞれ必要となるため、回路規模が大きくなり、消費電流が大きくなるといった問題点があった。
また、上述した特許文献2では、微弱電流を高い電圧に簡便に変換する手段として、オペアンプなどの増幅器と帰還コンデンサからなる電流電圧変換回路(図2)を用いて電圧に変換している。この場合、電流電圧変換回路の出力電圧Voutは、入力電流をIin、帰還コンデンサをCfとすると、次の(式2)で表すことができる。
例えば、センサ出力電流Iinが1nAと微弱な場合、サンプリング時間が1msで、帰還コンデンサ3が1pFとすれば、出力電圧Voutは1Vになるため、AD変換するための電圧レベルとしては十分であり、そのままサンプルホールドし、そのままAD変換回路へ入力すれば良い。サンプリング時間の間、センサ出力電流Iinを積分するためノイズ低減効果もあり、S/N向上と言った利点もある。しかし、特許文献2ではAD変換回路の構成についての記載がないが、一般に読み取り分解能を上げるためには、高分解能のAD変換回路を用いる必要がある。
つまり、微弱な電流を高分解能で測定する場合、帰還コンデンサからなる電流電圧変換回路5で十分な電圧レベルを得ることが出来るが、サンプルホールド段や高分解能のAD変換回路が必要となるため、依然回路規模が大きくなり、消費電流が大きくなるといった問題点があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、微少電流出力のセンサ素子の出力電流を小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、センサ出力として測定電流を出力する電流出力センサと、前記電流出力センサに接続されると、前記電流出力センサの出力電流によって充電される帰還コンデンサと、前記帰還コンデンサの電圧を出力する増幅器と、前記帰還コンデンサと接続されると、該帰還コンデンサに充電された電流を一定電流で放電する定電流放電器と、前記増幅器の出力と基準電圧とを比較して、該比較結果を出力する比較器と、前記電流出力センサの測定が終了してから前記比較器の出力が前記増幅器の出力と前記基準電位と等しくなったことを示すまで所定周期でカウントアップして前記電流出力センサでの測定電流を数値化するカウンタとを備え、前記電流出力センサの出力は、第1のスイッチが閉状態のとき前記増幅器の入力と帰還コンデンサに接続され、前記帰還コンデンサは、第2のスイッチが開状態のとき前記電流出力センサの出力電流が充電され、前記帰還コンデンサは、第3のスイッチが閉状態のとき定電流放電器と接続される電流測定装置である。
請求項2に記載の発明は、前記電流出力センサの測定開始時に、前記第1のスイッチを閉状態、前記第2のスイッチおよび前記第3のスイッチを開状態とする第1の状態として、前記電流出力センサの出力電流を前記帰還コンデンサに充電し、前記第1の状態としてから所定の測定時間経過後に、前記第3のスイッチを閉状態、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを開状態とする第2の状態として、前記帰還コンデンサに充電された電流を一定電流で放電するとともに前記カウンタが所定周期でカウントアップして測定対象の電流を数値化し、前記第2の状態としてから前記比較器の出力が前記増幅器の出力と前記基準電位とが等しくなったことを示したときに、前記第2のスイッチを閉状態、前記第1のスイッチおよび前記第3のスイッチを開状態とする第3の状態として、前記帰還コンデンサをショートしてリセットし、前記カウンタで数値化した値を前記測定電流として出力することを特徴とする請求項1に記載の電流測定装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電流測定装置において、前記帰還コンデンサは、100pF以下であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流測定装置において、前記定電流放電器が、定電圧源と抵抗とを有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流測定装置において、前記定電流放電器が、カレントミラー構成の定電流源により構成されることを特徴とする。
本発明によれば、微少電流出力のセンサ素子の出力電流を小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置を実現することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図4は、本発明に係る電流測定装置の第1の実施形態を説明するための構成図である。電流測定装置23は、センサ測定した結果得られる電流をセンサ出力として出力する電流出力センサ22と、電流出力センサからの出力電流を充電する帰還コンデンサ19と、前記帰還コンデンサ19の電圧を出力する増幅器1と、増幅器1の出力と基準電圧とを比較してその比較結果を出力する比較器20と、測定時間が終了した後に、比較器20の出力を受けて時間を計測(所定周期でカウント)し電流を数値化するカウンタ21と、帰還コンデンサ19の充電された電流を一定電流で放電するための定電流放電器15とを備えて構成されている。
図4は、本発明に係る電流測定装置の第1の実施形態を説明するための構成図である。電流測定装置23は、センサ測定した結果得られる電流をセンサ出力として出力する電流出力センサ22と、電流出力センサからの出力電流を充電する帰還コンデンサ19と、前記帰還コンデンサ19の電圧を出力する増幅器1と、増幅器1の出力と基準電圧とを比較してその比較結果を出力する比較器20と、測定時間が終了した後に、比較器20の出力を受けて時間を計測(所定周期でカウント)し電流を数値化するカウンタ21と、帰還コンデンサ19の充電された電流を一定電流で放電するための定電流放電器15とを備えて構成されている。
また、電流出力センサ22と前記増幅器1とは接続を切り換えるスイッチSW2を介して接続され、帰還コンデンサ19は充電電圧をリセットするためのスイッチSW1を介して両端が接続され、帰還コンデンサ19と定電流放電器15とは帰還コンデンサ19の放電を切り換えるためのスイッチSW3を介して接続されている。基準電圧はGNDとしている。
本実施形態の電流測定装置23では、図4の電流出力センサ22として中赤外線受光の量子型赤外線センサを用いた場合、出力電流は1nAから10nA程度となる。また、この帯域でのセンサの用途は、人の検出か、非接触温度検出か、ガス濃度検出なので、変化は早くなく応答時間は100msから1s程度となるため、電流取込時間は10msから100ms程度に設定することが好ましい。
また、中赤外線受光の量子型赤外線センサは、抵抗が数100kΩ程度なので、ノイズレベルは数mVレベルとなる。精度の高いAD変換するためには100mV以上あることが好ましいので、この場合の帰還コンデンサ19の容量Cfは、(式5)で示すとおり100pF以下である必要がある。
Cf≦10nA/100mV×100ms=100pF・・・(式5)
Cf≦10nA/100mV×100ms=100pF・・・(式5)
次に、図4に示した電流測定装置23の動作について、図5の状態変位図及び図6の状態経時変化図を用いて説明する。図5は、図1に示す電流測定装置の動作を説明するための状態変位図であり、図6は、図1に示す電流測定装置の動作を説明するための状態経時変化図である。
該電流測定装置23は、電流測定を開始する前では、SW1はONとすることによって帰還コンデンサ19の両端をショートしてリセット状態にし、SW2およびSW3をOFFとすることによって測定するための電流出力センサの電流は遮断する(S1)。この時増幅器1の出力は、図6に示すように、基準電位である。
電流取込開始と判断されると(S2:YES)、電流の取り込みが開始される。電流取込時は、SW1およびSW3をOFFとし、SW2をONとすることによって、測定対象の電流出力センサ22の電流が帰還コンデンサ19に充電される(S3)。
この時図6に示す増幅器1の出力レベルをVout、帰還コンデンサ容量19をCf、電流出力センサ22の電流をIin_sensとすると、(式3)で示される。
このように増幅器1の出力は帰還コンデンサの電圧となる。帰還コンデンサの電圧は基準電位と比較し低くなるため、比較器20の出力は図6に示すようにLからHに変化する。
なお、電流取込時間は、測定する電流出力センサ22の動作タイミングと、帰還コンデンサ19の容量と、比較器20が動作可能な電圧レベルで設定すれば良い。また、電流出力センサ22の出力電流にノイズが多く積算時間を長くし平均化したい場合にも、測定時間を必要な長さに設定すれば良い。
電流測定を開始してから所定の電流取込時間が経過したかが判断され(S4)、電流取り込み終了後(S4:YES)は、SW1はOFFのままで、SW2はONからOFFにし、SW3はOFFからONにすることで、カウンタ21は所定周期でカウントを開始し、帰還コンデンサ19に充電した電流は定電流放電器15で放電される(S5)。
この時図6に示す増幅器1の出力レベルをVout、電流取込期間の最終電位をVout1、帰還コンデンサ容量19をCf、定電流放電器15の電流をIin_constとすると、(式4)で示される。
帰還コンデンサ19の放電を開始してからVoutが基準電位となると、比較器20の出力がHからLになるので(S6:L)、このときSW1をON、SW3をOFFにしてカウンタ21のカウントを停止する(S7)。このときSW2はOFFのままである。
(式3)と(式4)で示すように、定電流放電器15による放電電流は定電流なので、Voutが基準電位になるまでの時間は、電流出力センサ22の電流Iin_sensに比例することになり、カウンタ21のカウンタ値も比例することになるため、カウンタ21はカウンタ値を出力する(S8)ことで、電流値を数値化することになる。その後さらに測定を行うかが判断され(S9)、測定を行う場合はS1に戻る。
電流数値化の分解能を向上させるためには、カウンタ21のカウント周波数を上げることで実現可能となる。また、定電流放電器15の電流値を小さくして、増幅器1の出力レベルVoutが基準電位となるまでの時間を長くすることでも、カウンタ値を大きくできるため、分解能を向上させることが可能である。
このように、この電流測定装置23は、測定対象である電流出力センサ22と、帰還コンデンサ19が接続された増幅器1と、増幅器1の出力と基準電圧とを比較する比較器20と、測定時間が終了し比較器20の出力の出力を受けて時間を計測し電流を数値化するカウンタ21と、帰還コンデンサ19の充電された電流を一定電流で放電するための定電流放電器15で構成することで、構成ブロックが少なく単純な構成で実現できるため、小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置を実現することが可能である。
(式3)と(式4)で示すように、定電流放電器15による放電電流は定電流なので、Voutが基準電位になるまでの時間は、電流出力センサ22の電流Iin_sensに比例することになり、カウンタ21のカウンタ値も比例することになるため、カウンタ21はカウンタ値を出力する(S8)ことで、電流値を数値化することになる。その後さらに測定を行うかが判断され(S9)、測定を行う場合はS1に戻る。
電流数値化の分解能を向上させるためには、カウンタ21のカウント周波数を上げることで実現可能となる。また、定電流放電器15の電流値を小さくして、増幅器1の出力レベルVoutが基準電位となるまでの時間を長くすることでも、カウンタ値を大きくできるため、分解能を向上させることが可能である。
このように、この電流測定装置23は、測定対象である電流出力センサ22と、帰還コンデンサ19が接続された増幅器1と、増幅器1の出力と基準電圧とを比較する比較器20と、測定時間が終了し比較器20の出力の出力を受けて時間を計測し電流を数値化するカウンタ21と、帰還コンデンサ19の充電された電流を一定電流で放電するための定電流放電器15で構成することで、構成ブロックが少なく単純な構成で実現できるため、小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置を実現することが可能である。
なお、本実施形態の電流測定装置23の基準電位は、図4ではGNDで示している。GNDの電圧レベルは、0Vにする場合が多いが、これに限定されるものではなく、設定しやすい電圧レベルであれば任意の値でよい。同様に、構成する各ブロック15〜21の電源電圧も、基準電位と各ブロックの動作を制限しないレベルであれば任意の値でよい。
また、比較器20の出力は、増幅器1の出力と基準電位のレベル差の区別ができればよく、HとLの状態は上記に限定しない。
本実施形態によれば、微少電流を中間増幅段無しに初段増幅器のみで数値化に十分な電圧まで増幅でき、サンプルホールドが不要で、カウンタのカウント刻みを細かくすることで容易で簡便に読み取り精度を上げることができ、微少電流出力のセンサ素子の出力電流を小型でかつ簡便な方式で高精度・高安定な測定を行なうことのできる電流測定装置を実現することが可能である。
また、前記定電流放電器の電流を、検出対象の電流出力センサの電流量に応じて少なくすることにより、前記カウンタのカウント時間を長く取ることができるため、電流検出精度を高くすることが可能となる。
なお、電流出力センサ22の電流が帰還コンデンサからの電流放電であれば、前記定電流放電器は定電流充電器に置き換わることは言うまでもない。
(第2の実施形態)
この実施形態の電流測定装置23では、図4に示す定電流放電器15として定電圧Vconstと抵抗値Rとを用いた構成としている。図4に示す増幅器1の入力端子の電圧レベルは、基準電位となる。定電流放電器15を定電圧Vconstと抵抗値Rとで構成することにより、基準電位をVrefとすると、放電電流Iin_constは、(式6)で示すことができる。
この実施形態の電流測定装置23では、図4に示す定電流放電器15として定電圧Vconstと抵抗値Rとを用いた構成としている。図4に示す増幅器1の入力端子の電圧レベルは、基準電位となる。定電流放電器15を定電圧Vconstと抵抗値Rとで構成することにより、基準電位をVrefとすると、放電電流Iin_constは、(式6)で示すことができる。
Iin_const=(Vref−Vconst)/R・・・(式6)
このように、抵抗と定電圧で構成することにより、簡易で安定的な定電流源を構成することができる。
このように、抵抗と定電圧で構成することにより、簡易で安定的な定電流源を構成することができる。
(第3の実施形態)
この実施形態の電流測定装置23では、図4に示す増幅器1を集積回路で集積することにより、さらに小型の電流測定装置23を実現することができる。集積回路では、回路制御のため定電流をカレントミラーで実現しているので、定電流放電回路15をカレントミラーで構成することにより、簡易で安定的な定電流源を構成することができる。
この実施形態の電流測定装置23では、図4に示す増幅器1を集積回路で集積することにより、さらに小型の電流測定装置23を実現することができる。集積回路では、回路制御のため定電流をカレントミラーで実現しているので、定電流放電回路15をカレントミラーで構成することにより、簡易で安定的な定電流源を構成することができる。
1 増幅器
2 帰還抵抗
3 帰還抵抗型電流電圧変換回路
4 帰還コンデンサ
5 帰還コンデンサ型電流電圧変換回路
6 光センサ集積回路
9 電流出力センサ
10 チャージアンプ
11 サンプルホールド回路
12 A/D変換器
14 スイッチ
15 定電流放電器
19 帰還コンデンサ
20 比較器
21 計測カウンタ
22 電流出力センサ
23 電流測定装置
2 帰還抵抗
3 帰還抵抗型電流電圧変換回路
4 帰還コンデンサ
5 帰還コンデンサ型電流電圧変換回路
6 光センサ集積回路
9 電流出力センサ
10 チャージアンプ
11 サンプルホールド回路
12 A/D変換器
14 スイッチ
15 定電流放電器
19 帰還コンデンサ
20 比較器
21 計測カウンタ
22 電流出力センサ
23 電流測定装置
Claims (5)
- センサ出力として測定電流を出力する電流出力センサと、
前記電流出力センサに接続されると、前記電流出力センサの出力電流によって充電される帰還コンデンサと、
前記帰還コンデンサの電圧を出力する増幅器と、
前記帰還コンデンサと接続されると、該帰還コンデンサに充電された電流を一定電流で放電する定電流放電器と、
前記増幅器の出力と基準電圧とを比較して、該比較結果を出力する比較器と、
前記電流出力センサの測定が終了してから前記比較器の出力が前記増幅器の出力と前記基準電位とが等しくなったことを示すまで所定周期でカウントアップして前記電流出力センサでの測定電流を数値化するカウンタとを備え、
前記電流出力センサの出力は、第1のスイッチが閉状態のとき前記増幅器の入力と帰還コンデンサに接続され、前記帰還コンデンサは、第2のスイッチが開状態のとき前記電流出力センサの出力電流が充電され、前記帰還コンデンサは、第3のスイッチが閉状態のとき定電流放電器と接続される電流測定装置。 - 前記電流出力センサの測定開始時に、前記第1のスイッチを閉状態、前記第2のスイッチおよび前記第3のスイッチを開状態とする第1の状態として、前記電流出力センサの出力電流を前記帰還コンデンサに充電し、
前記第1の状態としてから所定の測定時間経過後に、前記第3のスイッチを閉状態、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを開状態とする第2の状態として、前記帰還コンデンサに充電された電流を一定電流で放電するとともに前記カウンタが所定周期でカウントアップして測定対象の電流を数値化し、
前記第2の状態としてから前記比較器の出力が前記増幅器の出力と前記基準電位とが等しくなったことを示したときに、前記第2のスイッチを閉状態、前記第1のスイッチおよび前記第3のスイッチを開状態とする第3の状態として、前記帰還コンデンサをショートしてリセットし、前記カウンタで数値化した値を前記測定電流として出力することを特徴とする請求項1に記載の電流測定装置。 - 前記帰還コンデンサは、100pF以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電流測定装置。
- 前記定電流放電器が、定電圧源と抵抗とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流測定装置。
- 前記定電流放電器が、カレントミラー構成の定電流源により構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電流測定装置。
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