JP4996046B2 - 半導体装置の中間電位生成回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の中間電位生成回路に関する。
DRAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導体装置においては、電源電圧の変動を抑えるために電源線と接地線との間にデカップリングキャパシタを設けることが一般に行われる。このデカップリングキャパシタをDRAMのメモリセルに使用されるスタック型キャパシタで形成することが考えられている。
例えば、特許文献1には、複数のメモリセルキャパシタを分離して配置することで面積効率の優れた容量素子を実現することが記載されている。
また、特許文献2には、DRAM電源として、低い電圧限界を有するアレイコンデンサを直列接続した電源回路にバイアス電圧を供給するバイアス回路について記載されている。
ところで、スタックキャパシタを直列に接続して大きな容量を実現する電源回路においては、キャパシタに印加される電圧が制限値を超えないようにするために、キャパシタの接続点に一定の中間電位を与える回路を設けている。
図13は、従来の半導体装置の電源回路の回路図である。図13において、昇圧電源回路11は、電圧VDDを昇圧して内部回路12に供給する電源電圧VPPを生成する。
キャパシタC1,C2は直列に接続されており、C1の上側の端子に電源電圧VPPが供給され、キャパシタC1とキャパシタC2の接続点にバイアス電圧Vbiasが供給され、キャパシタC2の下側の端子は接地されている。
nチャネルMOSトランジスタTR1とpチャネルMOSトランジスタTR2が縦続接続され、両者の接続点の電圧がバイアス電圧VbiasとしてキャパシタC1,C2の接続点に供給される。
MOSトランジスタTR1のゲートには、直列に接続された抵抗R10、R11、R12の内の抵抗R11とR12の接続点の電圧Vreflが印加され、MOSトランジスタTR2のゲートには、抵抗R10とR11の接続点の電圧Vrefhが印加されている。
従って、昇圧電源回路11から出力される電源電圧VPPと、抵抗R10と抵抗R11の直列抵抗と、抵抗R12の抵抗比で決まる電圧の下限値Vreflより、バイアス電圧VbiasにMOSトランジスタTR1のしきい値電圧Vthを加算した電圧の方が低いときには、MOSトランジスタTR1がオンしてキャパシタC2が充電される。
他方、電源電圧VPPと、抵抗R10と、抵抗R11とR12の直列抵抗の抵抗比で決まる電圧の上限値Vrefhより、バイアス電圧VbiasにMOSトランジスタTR2のしきい値電圧Vthを加算した電圧の方が高いときには、MOSトランジスタTR2がオンしてキャパシタC2が放電する。
上記のような動作が繰り返されてキャパシタC1,C2の中間電位が上限値と下限値の範囲に制御される。
図14は、MOSトランジスタトランジスタTR3,TR4の前段のコンパレータCP1,CP2により、電圧の上限値Vrefh、下限値Vreflと、バイアス電圧Vbiasとを比較する回路を示している。以下の説明では、図13の回路と同じ部分には同じ符号を付けそれらの説明は省略する。
図14においては、電源VDDと接地間にMOSトランジスタを縦続接続し、上段にpチャネルMOSトランジスタTR3を、下段にnチャネルMOSトランジスタTR4を配置してある。
電圧の下限値Vreflは、コンパレータCP1の反転入力端子に入力し、上限値Vrefhは、コンパレータCP2の反転入力端子に入力している。
コンパレータCP1、CP2の非反転入力端子には、バイアス電圧Vbiasを抵抗R20とR21で分圧した電圧が入力している。
この回路の動作も基本的には、図13の回路と同様であり、抵抗R20とR21で分圧された電圧が上限値と下限値の範囲に入るようにバイアス電圧Vbiasが制御される。
特開平10−12838号公報 特許第3399519号公報
ここで、図13の中間電位生成回路の起動時の動作を図15を参照して説明する。通常、抵抗R10、R11、R12は、定常動作時の消費電力を減らすために抵抗値の大きなものが使用される。その為、時定数が大きくなり、電源電圧の立ち上がり時に抵抗R10、R11、R12の分圧比で決まる電圧Vrefh、Vreflが設計した値に達するまで一定の時間がかかる。
それ故、キャパシタC2の電位の上昇カーブの傾きは、図15に示すように電圧Vrefh、Vreflの上昇カーブの傾きより大きくなるので(期間T1)、キャパシタC1,C2の中点電位であるバイアス電圧Vbiasが電圧の上限値Vrefhより大きくなる場合がある。
バイアス電圧Vbiasが上限値Vrefhより大きくなると、キャパシタC2の電荷を放電するような制御が行われバイアス電圧Vbiasが減少する(期間T2)。
その後、バイアス電圧Vbiasが下限値Vreflより低くなると、キャパシタC2の充電が再開される。
このように電源電圧の立ち上がり時に、キャパシタC2の放電が行われるために、キャパシタC1,C2の中間電位が目標とする電圧に達するまでに時間がかかるという問題点があった。
さらに、電源電圧VPPが目標とする値VPP targetに達した後に、バイアス電圧Vbiasが低下した場合、昇圧電源回路11は、キャパシタC1の電位を持ち上げるようにキャパシタC1を充電する。その後、バイアス電圧Vbiasが上昇してキャパシタC1,C2の中間電位が上昇すると、そのときキャパシタC2の両端の電圧は通常より高くなっているのでキャパシタC1とC2の両端の電圧VPPは、目標とする電圧VPP tagetより高くなってしまう(期間T4)。
大容量のキャパシタを使用する電源回路ではリーク電流を抑えてあるので電源電圧VPPはすぐには下がらない。
キャパシタC1,C2の両端の電源電圧VPPは、半導体装置の内部回路に供給されているので、電源電圧VPPが目標値より高くなり過ぎると半導体装置の内部回路の信頼性に影響する。
さらに、図13及び図14に示す従来の回路は、起動時から昇圧電源回路11が動作しているので、電源電圧VDDが低いところから昇圧動作が行われるために消費電流が増大し、携帯端末装置等の電池で駆動される装置に使用した場合、電池電圧が低下し、それによりシステムの動作に不具合が生じるという問題点もあった。
本発明の課題は、直列接続されたキャパシタの中間電位を生成する中間電位生成回路の起動時の不具合を改善することである。
本発明の半導体装置の中間電位生成回路は、第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、直列に接続され、一方の端子に前記第2の電源電圧が供給され、他方の端子に接地電位または負電位が供給された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、前記第1の電源電圧が第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位を接地電位または負電位に設定し、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位として前記第1の電源電圧を供給して充電を開始し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が、前記第1の基準電圧と等しいか又は大きい第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路を駆動させ、前記昇圧電源回路から出力される前記第2の電源電圧から得られる所定の電圧を、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位として供給するバイアス供給回路とを備える。
この発明によれば、電源電圧の立ち上がりから安定するまでの間、キャパシタの中間電位を目標とする適正な電圧に制御することができる。
本発明の他の半導体装置の中間電位生成回路は、第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、直列に接続され、一方の端子第2の電源電圧が供給され、他方の端子接地電位または負電位が供給された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、前記第1の電源電圧が第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給して充電を開始し前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に中間電位として前記第1の電源電圧を供給し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が、前記第1の基準電圧と等しいか又は大きい第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路を駆動させ、該昇圧電源回路から出力される前記第2の電源電圧から得られる所定の電圧を前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタの接続点に中間電位として供給するバイアス供給回路とを備える。
この発明によれば、電源電圧の立ち上がりから安定するまでの間、キャパシタの中間電位を適正な値に制御することができる。さらに、中間電位が所定値に上昇するまでは、昇圧電源回路を起動させないので、電源電圧が低い状態で昇圧電源回路が昇圧動作を行うことにより消費電流が増大して、電池等で駆動される装置の電源電圧が低下するのを防止できる。
本発明の半導体装置の中間電位生成回路の他の態様は、前記バイアス供給回路は、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点接地電位または負電位を供給する第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2のキャパシタの前記一方の端子に前記第1の電源電圧を供給する第2のスイッチ手段と、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に前記第1の電源電圧を供給して充電を開始する第3のスイッチ手段と、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が前記第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路から出力される前記第2の電源電圧から得られ所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧生成回路とを有する。
このように構成することで、スイッチ手段を切り換えて第1及び第2のキャパシタの接続点に適正な中間電位を供給することができる。
上記の中間電位生成回路のバイアス供給回路は、前記バイアス供給回路は、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上か否かを判定し、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧未満であると判定したときには、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給させる信号を出力し、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上であると判定したときには、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に第1の電源電圧を供給させて充電を開始させる信号を出力する第1の判定回路と、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電圧が前記第2の基準電圧以上か否かを判定し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が前記第2の基準電圧以上と判定したときには、前記昇圧電源回路から出力される電圧から得られる所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給させる信号を出力する第2の判定回路とを有する。
このように構成することで、第1の判定回路により第1の電源電圧が第1の基準電圧以上か否かを判定し、その判定結果により第1及び第2のキャパシタの接続点に供給する電位を切り換えることができる。さらに、第2の判定回路により、第1及び第2のキャパシタの接続点の電圧が第2の基準電圧以上か否かを判定し、その判定結果により昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧から得られる所定の電圧を第1及び第2のキャパシタの接続点に供給することができる。
本発明の中間電位生成回路のバイアス供給回路は、第1の電源電圧と接地電位または負電位との間に縦続接続された第1及び第2のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路の出力電圧から得られる所定の電圧を前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲートに供給する第4のスイッチ手段とを有する。
前記第1の判定回路を半導体装置の電源電圧が所定値以下となったとき内部回路の動作を停止させるリセット回路と兼用する。
前記第2の基準電圧を、前記キャパシタの接続点の中間電位の下限値と等しくする
前記第1の基準電圧と第2の基準電圧を第2の電源電圧の約半分の値に設定する。
このように構成することで、第1及び第2のキャパシタの中間電位を第2の電源電圧の約1/2の値に制御することができる。
本発明によれば、電源電圧の立ち上がりから安定するまでの間、キャパシタの中間電位を適正な値に制御することができる。さらに、キャパシタの中間電位が第2の基準電圧に達したときに昇圧電源回路を起動させることで、半導体装置の電源電圧が低いときに昇圧電源回路が動作して消費電力が増加するのを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態の半導体装置の中間電位生成回路(電源回路)の回路図である。以下の説明で図11の回路と同じ回路素子には同じ符号を付けてそれらの説明は省略する。
図1において、昇圧電源回路11は、半導体装置の外部または内部で作成される電源電圧VDD(第1の電源電圧)を昇圧して電源電圧VPP(第2の電源電圧)を生成する回路である。昇圧電源回路11は、例えば、昇圧式のスイッチングレギュレータ等からなる。
キャパシタC1,C2はスタック型のキャパシタからなり、キャパシタC1,C2は直列に接続されている。
バイアス制御回路(第1の判定回路)21は、電源電圧VDDが第1の基準電圧以上か否かを判定し、電源電圧VDDが第1の基準電圧未満のときには、キャパシタC1とC2の接続点に接地電位または負電位を供給させるためのVbiasVss信号を出力する。また、電源電圧VDDが第1の基準電圧以上のときには、キャパシタC1とC2の接続点に中間電位として電源電圧VDDを供給させるためのVbiasVdd信号をバイアス発生回路22に出力する。
バイアス発生回路22は、電源電圧VDDが第1の基準電圧未満のとき、バイアス電圧Vbiasとして接地電位を供給し、キャパシタC1とC2の中間電位を接地電位に設定する。また、電源電圧VDDが第1の基準電圧以上となったとき、バイアス電圧Vbiasとして電源電圧VDDを供給する。
バイアスレベル検出回路(第2の判定回路)23は、バイアス電圧Vbiasの電圧レベルを検出し、バイアス電圧Vbiasが第2の基準電圧以上となったことを検出したなら、VbiasREADY信号を昇圧電源回路11に出力して昇圧電源回路11を起動させると共に、VbiasREADY信号をバイアス発生回路22に出力する。
バイアス発生回路22は、アクティブなVbiasREADY信号を受け取ると、昇圧電源回路11から出力される電源電圧VPPを分圧して得られる所定の電圧をキャパシタC1とC2の接続点に供給する。
上記のバイアス制御回路21とバイアス発生回路22とバイアスレベル検出回路23がバイアス供給回路に対応する。
図2はバイアス制御回路21の回路図である。バイアス制御回路21は、起動時に電源電圧VDDが基準電圧Von1(第1の基準電圧)以上となったか否かを判定するチップリセット回路(スタータ回路)31と、そのチップリセット回路31の判定結果に基づいて所定の電圧レベルのVbiasVss信号、VbiasVdd信号等を出力する信号出力回路32とからなる。
チップリセット回路31は、電源VDDと接地間に直列に接続された抵抗R31とR32と、nチャネルMOSトランジスタTR11と、電源VDDとMOSトランジスタTR11のドレインとの間に接続された抵抗R33と、電源VDDと接地間に縦続接続され、ゲートが互いに接続されたpチャネルMOSトランジスタTR12及びnチャネルMOSトランジスタTR13とからなる。
信号出力回路32は、MOSトランジスタTR12とTR13の接続点に接続されたインバータINV1と、遅延回路33と、インバータINV1の出力に接続されたINV2と、VbiasREADY信号と遅延回路33の出力信号との排他論理和の否定を取るXNORゲートXNOR1とからなる。
図2のバイアス制御回路21は、電源電圧VDDを抵抗R31とR32で分圧した電圧が、MOSトランジスタTR11のしきい値電圧未満のとき、MOSトランジスタTR11はオフとなり、MOSトランジスタTR13がオンとなり、インバータINV1の入力電圧レベルは接地電位レベルとなる。従って、インバータINV1の出力信号であるVbiasVss信号は電源電圧VDDレベルとなる。
このとき、インバータINV2の出力信号であるVppVdd信号の電圧レベルは接地電位レベルとなる。なお、VppVdd信号は、後述する図5のレベル変換回路41に供給される信号である。
このとき、XNORゲートXNOR1の出力信号は、遅延回路33の入力信号が接地電位レベルで、後述するVbiasREADY信号が接地電位レベルであるので、電源電圧VDDレベルとなる。
そして、電源電圧VDDを抵抗R31とR32で分圧した電圧が、MOSトランジスタTR11のしきい値電圧以上となると、MOSトランジスタTR11がオン、MOSトランジスタTR12がオンとなり、VbiasVss信号は接地電位レベルとなる。電源電圧VDDを抵抗R31とR32で分圧した電圧がMOSトランジスタTR11のしきい値電圧と等しくなったときの電圧が基準電圧Von1(第1の基準電圧)に該当する。
MOSトランジスタTR12がオン、MOSトランジスタTR13がオフして、MOSトランジスタTR12とTR13の接続点の電位が電源電圧VDDレベルとなると、遅延回路33からは遅延時間分経過した後、電源電圧VDDレベルの信号が出力される。その結果、XNORゲートXNOR1からは、接地電位レベルのVbiasVdd信号が出力される。
すなわち、上記のバイアス制御回路21により、電源電圧VDDが基準電圧Von1未満のときには、接地電位レベルのVbiasVss信号と、電源電圧VDDレベルのVbiasVdd信号が出力される。そして、電源電圧VDDが基準電圧Von1以上となると、電源電圧VDDレベルのVbiasVss信号と、接地電位レベルのVbiasVdd信号が出力される。
次に、図3は、バイアスレベル検出回路23の回路図である。バイアスレベル検出回路23は、例えば、コンパレータCP3で構成されており、非反転入力端子にキャパシタC1とC2の接続点のバイアス電圧Vbiasが入力し、反転入力端子に基準電圧Von2が入力している。
バイアスレベル検出回路23は、バイアス電圧Vbiasが基準電圧Von2(第2の基準電圧)未満のときには、接地電位レベルのVbiasREADY信号を昇圧電源回路11及びバイアス発生回路22に出力し、バイアス電圧Vbiasが基準電位Von2以上のときには、電源電圧VDDレベルのVbiasREADY信号を出力する。
ここで、図1の中間電位生成回路の動作を再度説明すると、バイアス発生回路22は、電源電圧VDDが基準値Von1未満で、VbiasVss信号が電源電圧VDDレベルのときには、キャパシタC1とC2の接続点を接地電位にする。
そして、電源電圧VDDが上昇して基準電圧Von1以上となり、VbiasVss信号が接地電位レベルに変化すると、キャパシタC1とC2の接続点と接地電位との接続を切り離し、一定の遅延時間が経過してからキャパシタC1とC2の接続点に電源電圧VDDを供給する。
キャパシタC1とC2の接続点へ電源電圧VDDの供給を開始することでバイアス電圧Vbiasが上昇し、バイアス電圧Vbiasが基準電位Von2以上となると、バイアスレベル検出回路23から電源電圧VDDレベルのVbiasREADY信号が出力される。
バイアスレベル検出回路23から出力されるVbiasREADY信号が電源電圧VDDレベルとなると、昇圧電源回路11が起動し、そのときの電源電圧VDDを昇圧して得られる電圧VPPをバイアス発生回路22に出力する。バイアス発生回路22は、昇圧電源回路11の出力電圧VPPを分圧して得られる所定の電圧(VPPの約1/2の電圧)をキャパシタC1とC2の接続点に中間電位として供給する。これにより、キャパシタC1とC2の接続点の電位が電源電圧VPPの約1/2の電圧に設定される。
次に、図4は、本発明の第1の実施の形態の中間電位生成回路の主要部の回路図である。
昇圧電源回路11から出力される電源電圧VPPは、抵抗R10の一端とキャパシタC1の電源側の端子と内部回路12に供給されている。
抵抗R10とR11の接続点の電圧Vrefhは、スイッチSW1を介してpチャネルMOSトランジスタTR2のゲートに入力している。また、抵抗R11とR12の接続点の電圧Vreflは、スイッチSW2を介してnチャネルMOSトランジスタTR1のゲートに入力している。
スイッチSW1及びSW2は、VbiasREADY信号が電源電圧VDDレベルのときオンとなるスイッチである。これらのスイッチSW1,SW2は、MOSトランジスタ、あるいはpチャネルMOSトランジスタとnチャネルMOSトランジスタとが並列に接続されたトランスファーゲート等により実現される。
MOSトランジスタTR2のゲートと源源電圧VDDとの間にはスイッチSW3が接続され、MOSトランジスタTR1のゲートと接地との間にはスイッチSW4が接続されている。
スイッチSW3及びSW4は、VbiasREADY信号が接地電位レベルのときオンとなるスイッチである。
すなわち、バイアス電圧Vbiasが基準電圧Von2未満のときには、スイッチSW3とSW4がオンとなり、MOSトランジスタTR2のゲートが電源電圧VDDに接続され、MOSトランジスタTR1のゲートが接地されてMOSトランジスタTR1,TR2が共にオフ状態となる。
キャパシタC1とC2の接続点と電源電圧VDDとの間にはSW5が接続され、その接続点と接地との間にはスイッチSW6が接続されている。さらに、昇圧電源回路11の出力電圧である電源VPPと電源VDDとの間にはスイッチSW7が接続されている。
スイッチSW6は、VbiasVss信号が電源電圧VDDレベルのときオンとなり、接地電位レベルのときオフとなるスイッチである。また、スイッチSW5は、VbiasVdd信号が電源電圧VDDレベルのときオフとなり、VbiasVdd信号が接地電位レベルのときオンとなるスイッチである。
すなわち、電源電圧VDDが第1の基準電圧(Von1)より低いときには、スイッチSW6がオンとなり、キャパシタC1とC2の接続点は接地される。そして、電源電圧VDDが第1の基準電圧以上となるとスイッチSW6がオフとなり、所定の遅延時間が経過してからスイッチSW5がオンとなり、キャパシタC1とC2の接続点に電源電圧VDDが供給される。
さらに、キャパシタC1とC2の接続点の電位が第2の基準電圧(Von2)以上となると、上述したスイッチSW1及びSW2がオンとなり、スイッチSW3及びSW4がオフとなり、昇圧電源回路11の出力電圧VPPを抵抗R10とR11とR12で分圧した電圧の上限値Vrefhと下限値Vreflの間に入るようにキャパシタC1とC2の接続点の電圧が制御される。
次に、図5は、本発明の第2の実施の形態の中間電位生成回路の主要部の回路図である。この第2の実施の形態は、図4の各スイッチをMOSトランジスタ、あるいはトランスファーゲートに置き換えたものである。
抵抗R10とR11の接続点の電圧Vrefhは、pチャネルMOSトランジスタTR21aとnチャネルMOSトランジスタTR21bが並列に接続されたトランスファーゲート21(以下、並列に接続された2個のMOSトランジスタを総称してトランスファーゲートという)を介してMOSトランジスタTR2のゲートに供給されている。
抵抗R11とR12の接続点の電圧Vreflは、pチャネルMOSトランジスタTR22aとnチャネルMOSトランジスタTR22bが並列に接続されたトランスファーゲート22を介してMOSトランジスタTR1のゲートに供給されている。
MOSトランジスタTR2のゲートは、pチャネルMOSトランジスタTR23を介して電源電圧VDDに接続されており、MOSトランジスタTR23のゲートには、enbz信号(VbiasREADY信号と同じ信号)が与えられている。
MOSトランジスタTR1のゲートは、nチャネルMOSトランジスタTR24を介して接地されており、MOSトランジスタTR24のゲートにはenbx信号(VbiasREADY信号を反転した信号)が与えられている。
キャパシタC1とC2の接続点は、pチャネルMOSトランジスタTR25を介して電源VDDに接続され、そのMOSトランジスタTR25のゲートにはVbiasVdd信号が与えられている。
また、キャパシタC1とC2の接続点は、nチャネルMOSトランジスタTR26を介して接地され、そのMOSトランジスタTR26のゲートにはVbiasVss信号が与えられている。
さらに、昇圧電源回路11の出力電圧VPPは、pチャネルMOSトランジスタTR27を介して電源電圧VDDに接続され、そのゲートにはレベル変換回路41が接続されている。
レベル変換回路41は、MOSトランジスタTR27のゲートに供給する電圧レベルを変換する回路である。バイアス制御回路21から出力されるVppVdd信号の最大レベルは電源電圧VDDレベルであるので、電源電圧VPPが電源電圧VDDより高くなったときにpチャネルMOSトランジスタTR27をオフできるように、レベル変換回路41は、出力電圧を電源電圧VPPレベルに変換してMOSトランジスタTR27のゲートに供給する。
次に、図5の回路の動作を図6のタイミング図を参照して説明する。
最初に図6の時刻0〜時刻t1(期間T1)の回路の動作を説明する。半導体装置を電源電圧VDDが0Vの状態から起動させると、バイアス制御回路21のチップリセット回路31により電源電圧VDDが基準電圧Von1未満であることが検出されるので、信号出力回路32から電源電圧VDDレベルのVbiasVss信号と、接地電位レベルのVppVdd信号と、電源電圧VDDレベルのVbiasVdd信号が出力される。
このとき、キャパシタC2はまだ充電されていないので、キャパシタC1とC2の接続点の電圧であるバイアス電圧Vbiasも基準電圧Von2より低い。従って、このときバイアスレベル検出回路23からは接地電位レベルのVbiasREADY信号が出力される。
なお、この例では、基準電圧Von1と基準電圧Von2は、電源電圧VPPの約1/2の電圧に設定されている。基準電圧Von1とVon2を同一電圧でなく、異なる電圧に設定しても良い。
VbiasREADY信号とその反転信号は、図5のトランスファーゲートTR21、TR22をオン、オフするためのenbz信号及びenbx信号として与えられている。
この場合、図5のnチャネルMOSトランジスタTR21bのゲートには、接地電位レベルのenbz信号が与えられ、pチャネルMOSトランジスタTR21aのゲートには、電源電圧VDDレベルのenbx信号が与えられるので、MOSトランジスタTR21bとTR21aは両方ともオフ状態となる。
同様に、nチャネルMOSトランジスタTR22bのゲートには接地電位レベルのenbz信号が与えられ、pチャネルMOSトランジスタTR22aのゲートには電源電圧VDDレベルのenbx信号が与えられるので、MOSトランジスタTR22aとTR22bも両方ともオフ状態となる。
これにより、MOSトランジスタTR1とTR2のゲートは、昇圧電源回路11から切り離される。
このとき、MOSトランジスタTR23のゲートには接地電位レベルのenbz信号が与えらるので、MOSトランジスタTR23がオン状態になる。これによりMOSトランジスタTR2のゲート電圧は電源電圧VDDレベルに確定される。
また、MOSトランジスタTR24のゲートには電源電圧VDDレベルのenbx信号が与えられるのでMOSトランジスタTR24がオン状態になる。これによりMOSトランジスタTR1のゲート電圧は接地電位レベルに確定される。
さらに、VbiasVdd信号とVbiasVss信号が電源電圧VDDレベルとなるので、MOSトランジスタTR25がオフ、MOSトランジスタTR26がオンとなり、キャパシタC1とC2の接続点は接地される。このときVppVdd信号は接地レベルとなり、MOSトランジスタTR27がオンするので電源電圧VDDによりキャパシタC1が充電される。
従って、電源電圧VDDが基準電圧Von1より低い、図6のT1の期間は、キャパシタC1とC2の接続点は接地され、キャパシタC1の電源側の端子に電源電圧VDDが供給される。
次に、図6の時刻t1〜t2の間(期間T2)の回路の動作を説明する。
電源電圧VDDが上昇し、チップリセット回路31により電源電圧VDDが基準電圧Von1以上となったことが検出されると、信号出力回路32から接地電位レベルのVbiasVss信号と、電源電圧VDDレベルのVppVdd信号が出力される(図6の時刻t1)。これにより、MOSトランジスタTR26がオフ状態となり、キャパシタC1とC2の接続点が接地から切り離される。
遅延回路33の遅延時間分経過した後(時刻t2)、接地電位レベルのVbiasVdd信号が出力されと、MOSトランジスタTR25がオン状態となり、電源電圧VDDがキャパシタC1とC2の接続点に供給される。このとき、コンデンサC2はまだ充電されておらず、バイアス電圧Vbiasは基準電圧Von2未満であるので、VbiasREADY信号は接地電位レベルのままとなる。
これにより、キャパシタC2が電源電圧VDDで充電され、キャパシタC1とC2の接続点の中間電位は電源電圧VDDまで徐々に上昇する。
次に、時刻t2〜t3の間(期間T3)の回路の動作を説明する。
キャパシタC2の電位が上昇し、バイアスレベル検出回路23によりバイアス電圧Vbiasが基準電圧Von2以上と判定されると、バイアスレベル検出回路23から電源電圧VDDレベルのVbiasREADY信号が出力される。
時刻t3にVbiasREADY信号が電源電圧VDDレベルに変化すると、そのVbiasREADY信号により昇圧電源回路11が起動される。同時にVbiasVdd信号が電源電圧VDDレベルとなり、MOSトランジスタTR25がオフ状態となってキャパシタC1とC2の接続点が電源電圧VDDから切り離される。
VbiasREADY信号が電源電圧VDDレベルのとき、enbz信号は電源電圧VDDレベル、enbx信号は接地電位レベルとなるので、MOSトランジスタTR21aとTR21bがオン状態となる。また、MOSトランジスタTR22aとTR22bもオン状態になる。このとき、MOSトランジスタTR23とTR24はオフ状態となる。
従って、昇圧電源回路11で昇圧された電源電圧VPPと、抵抗R10と、抵抗R11とR12の直列合成抵抗との分圧比とで決まる電圧VrefhがMOSトランジスタTR2のゲートに供給される。同時に、電源電圧VPPと、抵抗R10とR11の直列合成抵抗と抵抗R12の分圧比とで決まる電圧Vreflが、MOSトランジスタTR1のゲートに供給される。
これにより、キャパシタC1とC2の接続点のバイアス電圧Vbiasは、MOSトランジスタTR1とTR2により下限値Vreflと上限値Vrefhの間の電圧となるように制御される。
上述した第2の実施の形態の中間電位生成回路は、半導体装置の電源を0Vから起動させたとき、電源電圧VDDが基準電圧Von1未満のときには、直列に接続された2個のキャパシタC1とC2の中間電位を接地電位(または負電位)に設定し、電源電圧VDDが基準電圧Von1に達した時点で、キャパシタC1とC2の中間電位に電源電圧VDDを供給する。そして、キャパシタC1とC2の中間電位が第2の基準電圧Von2に達した時点で、昇圧電源回路11を起動させ、その昇圧電源回路11で昇圧された電源電圧VPPから作成される所定の電圧をキャパシタC1とC2の中間電位として供給している。
この第2の実施の形態によれば、高抵抗の抵抗R10,R11,R12を使用した場合でも、電源の起動時のキャパシタC1とC2の中間電位が所望の電圧範囲内となるように制御できるので、直列接続された2個のキャパシタC1,C2の両端の電圧VPPが規定値以上となるのを防止できる。さらに、バイアス電圧Vbiasが基準電圧Von2より低いときには、昇圧電源回路11を動作させないようにしたので、電源電圧が低い状態で昇圧電源回路11が動作して消費電力が増大するのを防止できる。これにより電池等により駆動される機器の電池電圧が一時的に低下して動作上の不具合が発生するのを防止できる。
次に、図7は、本発明の第3の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。この第3の実施の形態は、図6の回路のpチャネルMOSトランジスタTR27をnチャネルMOSトランジスタ31に置き換えたものである。以下、図6の回路と異なる部分について説明する。
nチャネルMOSトランジスタTR31は、ゲートとドレインが電源電圧VDDに接続されており、MOSトランジスタTR31は等価的にダイオードの機能をはたしている。
従って、昇圧電源回路11が起動されていない状態では、電源電圧VDDがMOSトランジスタTR31を介して電源電圧VPPの電源線に供給され、昇圧電源回路11が起動して電源電圧VPPの値が電源電圧VDD以上となると、MOSトランジスタTR31はオフ状態となる。
図7の回路の動作を、図8のタイミング図を参照して説明すると、電源電圧VDDが基準電圧Von1より低いときには、MOSトランジスタTR31はオン状態となり、電源電圧VDDがキャパシタC1の電源側の端子と内部回路12に供給される。この場合、電源電圧VPPは、電源電圧VDDよりMOSトランジスタTR31のしきい値電圧Vthnの分だけ低い電圧となる。その他の動作は、上述した図5の回路動作と同一である。
この第3の実施の形態によれば、上述した第2の実施の形態の有する効果に加え、pチャネルMOSトランジスタTR27のゲートに供給する電圧レベルを変換するためのレベル変換回路41が不要となるので回路構成をより簡素にできる。
次に、図9は、本発明の第4の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。
この第4の実施の形態は、起動時と通常動作時とでキャパシタの中間電位を決める基準抵抗を切り換えるようにしたものである。
図9において、電源電圧VPPと接地との間には抵抗R10,R11,R12と、抵抗R40,R41,R42がそれぞれ直列に接続されている。
抵抗R10とR11の接続点は、スイッチSW21を介してMOSトランジスタTR21のゲートに接続されている。同様に、抵抗R40とR41の接続点はスイッチSW22を介してMOSトランジスタTR2のゲートに接続されている。スイッチSW21とSW22は、2接点の1個のスイッチで構成しても良い。
また、抵抗R11とR12の接続点は、スイッチSW23を介してMOSトランジスタTR1のゲートに接続されている。同様に、抵抗R41とR42の接続点は、スイッチSW24を介してMOSトランジスタTR1のゲートに接続されている。スイッチSW23とSW24も1個のスイッチで構成しても良い。
抵抗R40、R41、R42の抵抗値を抵抗R10,R11、R12の抵抗値より小さな値にすることで時定数を小さくし、抵抗R40とR41の接続点と、抵抗R41とR42の接続点の電位の上昇の傾きが急になるように設計してある。
上記のスイッチSW21〜SW24は、例えば、トランスファーゲートで構成されており、電源電圧VDDが所定の電圧より低いときには、スイッチSW22とSW24をオンにし、スイッチSW21とSW23をオフにするようなゲート電圧がトランスファーゲートに与えられる。
ここで、電源電圧VDDを0Vから上昇させたときの図9の回路の動作を説明する。
電源電圧VDDが所定電圧未満のときには、図2のバイアス制御回路と同様な回路から、スイッチSW22とSW24をオンにし、スイッチSW21とSW23をオフにする信号が出力される。その結果、MOSトランジスタTR2のゲートには、抵抗R40と、抵抗R41とR42の直列合成抵抗との比で決まる電圧Vrefhが印加される。また、MOSトランジスタTR1のゲートには、抵抗R40とR41の直列合成抵抗と、抵抗R42との比で決まる電圧Vreflが印加される。
この場合、抵抗R40,R41、R42の抵抗値は、抵抗R10、R11、R12の抵抗値と比べて小さな値に設定してあるので、抵抗R40とR41の接続点の電圧の上昇カーブの傾きは、キャパシタC1とC2の接続点のバイアス電圧Vbiasの上昇カーブの傾きとほぼ同じか、それより大きくなる。
従って、起動時にMOSトランジスタTR1及びTR2のゲートに供給される電圧が、キャパシタC1とC2の接続点のバイアス電圧Vbiasとほぼ同じ傾きで上昇するので、キャパシタC1とC2の接続点のバイアス電圧Vbiasが基準電圧の上限値Vrefhより大きくなり、キャパシタC2に充電した電荷が放電されるという不都合を解消できる。
その後、電源電圧VDDが所定電圧以上となると、スイッチSW21とSW23がオンとなり、スイッチSW22とSW24がオフとなる信号が与えられる。その結果、MOSトランジスタTR2のゲートには、抵抗R10と、抵抗R11とR12の直列合成抵抗との比で決まる電圧Vrefhが印加される。また、MOSトランジスタTR1には、抵抗R10とR11の直列合成抵抗との比で決まる電圧Vreflが印加される。この通常動作時の抵抗値は、従来回路と同じである。
次に、図10は、本発明の第5の実施の形態の半導体の中間電位生成回路の回路図である。
この第5の実施の形態は、バイアス電圧Vbiasを抵抗で分圧した電圧と、基準抵抗の抵抗比で決まる基準電圧の上限値及び下限値を2個のコンパレータで比較するようにしたものである。以下の説明では、図12の従来の回路と同じ部分には同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
図10において、電源電圧VPPと接地との間には抵抗R10,R11,R12と、抵抗R40,R41,R42がそれぞれ直列に接続されている。
抵抗R10とR11の接続点は、スイッチSW31を介してコンパレータCP32の反転入力端子に入力し、抵抗R40とR41の接続点もスイッチSW32を介してコンパレータCP32の反転入力端子に接続されている。
抵抗R11とR12の接続点は、スイッチSW33を介してコンパレータCP31の反転入力端子に入力し、抵抗R41とR42の接続点は、スイッチSW34を介してコンパレータCP31の反転入力端子に入力している。
コンパレータCP31及びCP32の非反転入力端子には、バイアス電圧Vbiasを抵抗R20とR21で分圧した電圧と、バイアス電圧Vbiasを抵抗R50とR51で分圧した電圧の一方がスイッチSW36とSW37により選択されて入力される。また、抵抗R51の下端の端子はスイッチSW38を介して接地されている。
ここで、電源電圧VDDが0Vから上昇する起動時の図10の回路の動作を説明する。
電源の起動時で電源電圧VDDが所定電圧未満のときには、図2のバイアス制御回路と同様な回路から、スイッチSW32とSW34をオンにし、スイッチSW31とSW33をオフにする信号が出力される。さらに、スイッチSW36をオフにし、スイッチSW37をオンにし、スイッチSW38をオンする信号が出力される。
その結果、コンパレータCP32において、電源電圧VPPと、抵抗R40と、抵抗R41とR42の直列合成抵抗の比で決まる電圧と、バイアス電圧Vbiasを抵抗R50とR51で分圧した電圧が比較され、その比較結果によりバイアス電圧Vbiasを上限値以下となるように出力電圧が制御される。また、コンパレータCP31において、電源電圧VPPと、抵抗R40とR41の直列合成抵抗と抵抗R42との比で決まる電圧と、バイアス電圧Vbiasを抵抗R50とR51で分圧した電圧が比較され、抵抗R50とR51で分圧された電圧が下限値と上限値の間に入るようにバイアス電圧Vbiasが制御される。
この場合、抵抗R40,R41、R42、抵抗R50、R51の抵抗値は、抵抗R10、R11、R12、R20,R21の抵抗値と比べて小さな値に設定してあるので、抵抗R40とR41の接続点の電圧の上昇カーブの傾きは、キャパシタC1とC2の接続点のバイアス電圧Vbiasの上昇カーブの傾きとほぼ同じか、それより大きくなる。また、抵抗R50とR51の接続点の電圧の上昇カーブの傾きも、抵抗R20とR21の接続点の電圧の上昇カーブより大きくなる。
従って、起動時にコンパレターCP31,CP32の反転入力端子の基準電圧の上昇カーブの傾きが、バイアス電圧Vbiasを抵抗で分割した電圧の上昇カーブの傾きより小さくならないようにすることで、電源の立ち上がり時に、バイアス電圧Vbiasが基準電圧以上となり、キャパシタC2に充電された電荷が放電されるという不都合を解消できる。
その後、電源電圧VDDが所定電圧以上となると、スイッチSW31とSW33がオン、スイッチSW32とSW34がオフ、スイッチSW36がオン、SW37、SW38がオフとなる。その結果、コンパレータCP32の反転入力端子には、抵抗R10と、抵抗R11とR12の直列合成抵抗との比で決まる電圧が印加され、非反転入力端子には、抵抗R20とR21の抵抗比で決まる電圧が印加される。コンパレータCP31にも、抵抗R10とR11の直列合成抵抗と抵抗R12との比で決まる電圧と、抵抗R20とR21の抵抗比で決まる電圧が印加される。
上述した第5の実施の形態では、キャパシタC1とC2の接続点の電圧を分圧するために2種類の抵抗R50及びR51とR20及びR21を切り換えているが、抵抗の切り換えを行わず、抵抗値の高い抵抗R20とR21のみを用いるようにしても良い。また、スイッチSW31とSW32、スイッチSW33とSW34、SW36とSW37をそれぞれ1個のスイッチで構成しても良い。
次に、図11は、本発明の第6の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。この第6の実施の形態は、第4の実施の形態の抵抗R40,R41,R42で分圧した電圧をMOSトランジスタTR1,TR2のゲートに印加する代わりに、電源電圧VDDまたは接地電圧VSSを印加するものである。
図11において、電源電圧VPPと接地との間には抵抗R10,R11,R12が直列に接続されている。
抵抗R10とR11の接続点は、スイッチSW21を介してMOSトランジスタTR2のゲートに接続されている。また、MOSトランジスタTR2のゲートはスイッチSW22を介して電源電圧VDDに接続されている。スイッチSW21とSW22は、2接点の1個のスイッチで構成しても良い。
また、抵抗R11とR12の接続点は、スイッチSW23を介してMOSトランジスタTR1のゲートに接続されている。また、MOSトランジスタTR1のゲートは、スイッチSW24を介して接地に接続されている。スイッチSW23とSW24も、2接点の1個のスイッチで構成しても良い。
上記のスイッチSW21〜SW24は、例えば、トランスファーゲートで構成されており、電源電圧VDDが所定の電圧より低いときには、スイッチSW22とSW24をオンにし、スイッチSW21とSW23をオフにするようなゲート電圧がトランスファーゲートに与えられる。
ここで、電源電圧VDDを0Vから上昇させたときの図11の回路の動作を説明する。
電源電圧VDDが所定電圧未満のときには、図2のバイアス制御回路21と同様な回路から、スイッチSW22とSW24をオンにし、スイッチSW21とSW23をオフにする信号が出力される。その結果、MOSトランジスタTR2のゲートには、電源電圧VDDが印加される。また、MOSトランジスタTR1のゲートには、接地電圧VSSが印加される。
この場合、起動時にMOSトランジスタTR1及びTR2がオフ状態となるので、キャパシタC2に充電した電荷が放電されるという不都合を解消できる。
その後、電源電圧VDDが所定電圧以上となると、スイッチSW21とSW23がオンとなり、スイッチSW22とSW24がオフとなる信号が与えられる。その結果、MOSトランジスタTR2のゲートには、抵抗R10と、抵抗R11とR12の直列合成抵抗との比で決まる電圧Vrefhが印加される。また、MOSトランジスタTR1には、抵抗R10とR11の直列合成抵抗と、抵抗R12との比で決まる電圧Vreflが印加される。この通常動作時の抵抗値は、従来回路と同じである。
上述した第6の実施の形態では、スイッチSW21とSW22、スイッチSW23とSW24を切り換えているが、スイッチSW21とSW22のみを使用し、電源電圧VDDのみをMOSトランジスタのゲートに印加するようにしても良い。
次に、図12は、本発明の第7の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。この第7の実施の形態は、第5の実施の形態の抵抗R40,R41,R42で分圧した電圧をMOSトランジスタTR1,TR2のゲートに印加する代わりに、電源電圧VDDまたは接地電圧VSSを印加するものである。以下の説明では、図14の従来の回路及び図10の回路と同じ部分には同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
図12において、電源電圧VPPと接地との間には抵抗R10、R11、R12が直列に接続されている。
抵抗R10とR11の接続点の電圧は、スイッチSW31を介してコンパレータCP32の反転入力端子に入力され、電源電圧VDDもスイッチSW32を介してコンパレータCP32の反転入力端子に入力されている。
抵抗R11とR12の接続点の電圧は、スイッチSW33を介してコンパレータCP31の反転入力端子に入力され、接地電位VSSもスイッチSW34を介してコンパレータCP31の反転入力端子に入力されている。
コンパレータCP31及びCP32の非反転入力端子には、バイアス電圧Vbiasを抵抗R20とR21で分圧した電圧が入力される。抵抗R21は一端がスイッチSW39を介して接地に接続されている。
ここで、電源電圧VDDが0Vから上昇する起動時の図12の回路の動作を説明する。
電源の起動時で電源電圧VDDが所定電圧未満のときには、、図2のバイアス制御回路21と同様な回路から、スイッチSW32とSW34をオンにし、スイッチSW31とSW33をオフにする信号が出力される。さらに、スイッチSW39をオフにする信号が出力される。
その結果、コンパレータCP32において、電源電圧VDDと、バイアス電圧Vbiasが比較され、通常バイアス電圧Vbiasは電源電圧VDDを超えることは無いため、トランジスタTR4はオフするように制御される。また、コンパレータCP31において、接地電圧VSSと、バイアス電圧Vbiasが比較され、必ずトランジスタTR3はオフにするように制御される。
従って、電源の立ち上がり時に、バイアス電圧Vbiasが基準電圧以上となり、キャパシタC2に充電された電荷が放電されるという不都合を解消できる。
その後、電源電圧VDDが所定電圧以上となると、スイッチSW31とSW33がオン、スイッチSW32とSW34がオフ、スイッチSW39がオンとなる。その結果、コンパレータCP32の反転入力端子には、抵抗R10と、抵抗R11とR12の直列合成抵抗との比で決まる電圧が印加され、非反転入力端子には、抵抗R20とR21の抵抗比で決まる電圧が印加される。コンパレータCP31にも、抵抗R10とR11の直列合成抵抗と抵抗R12との比で決まる電圧と、抵抗R20とR21の抵抗比で決まる電圧が印加される。
上述した第7の実施の形態では、スイッチSW31とSW32と、スイッチSW33とSW34を切り換えているが、スイッチSW31とSW32のみを使用して、電源電圧VDDのみをMOSトランジスタのゲートに印加するようにしても良い。
本発明は上述した実施の形態に限らず、例えば、以下のように構成しても良い。
直列に接続されたキャパシタの中間電位を生成する回路は、実施の形態に示した回路に限らず、公知の他の他の回路を用いることができる。
本発明の中間電位生成回路は、MOSトランジスタを使用した回路に限らず、バイポーラトランジスタを使用した回路にも適用できる。
(付記1) 第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、
直列に接続された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、
起動時に前記2個のキャパシタの接続点の中間電位を接地電位または負電位に設定し、前記第1の電源電圧が第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位として前記第1の電源電圧を供給し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧から得られる所定の電圧を、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に中間電位として供給するバイアス供給回路とを備える半導体装置の中間電位生成回路。
(付記2) 第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、
直列に接続され、一方の端子が第2の電源電圧に接続され、他方の端子が接地または負電位に接続された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、
第1の電源電圧が第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給し、第1の電源電圧が第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に中間電位として第1の電源電圧を供給し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路を駆動させ、該昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧から得られる所定の電圧を前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタの接続点に中間電位として供給するバイアス供給回路とを備える半導体装置の中間電位生成回路。
(付記3) 前記バイアス供給回路は、第1の電源電圧が第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点を接地電位または負電位に接続する第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2のキャパシタの電源側の端子に第1の電源電圧を供給する第2のスイッチ手段と、第1の電源電圧が第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に第1の電源電圧を供給する第3のスイッチ手段と、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧を分圧した電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧生成回路とを有する付記1または2記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記4) 前記バイアス供給回路は、
第1の電源電圧が第1の基準電圧以上か否かを判定し、第1の電源電圧が第1の基準電圧未満であると判定したときには、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給させる信号を出力し、第1の電源電圧が第1の基準電圧以上であると判定したときには、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に第1の電源電圧を供給させる信号を出力する第1の判定回路と、
前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電圧が第2の基準電圧以上か否かを判定し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が第2の基準電圧以上と判定したときには、前記昇圧電源回路から出力される電圧から得られる所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給させる信号を出力する第2の判定回路とを有する付記1または2記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記5) 前記第2の判定回路は、前記第1及び第2のキャパシタの中間電位が第2の基準電圧以上と判定したときに、前記昇圧電源回路を起動させる信号を出力する付記4記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記6) 前記バイアス供給回路は、
第1の電源電圧が第1の基準電圧以上か否かを判定し、第1の電源電圧が第1の基準電圧未満であると判定したとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給させる信号を出力し、第1の電源電圧が第1の基準電圧以上であると判定したとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に第1の電源電圧を供給させる信号を出力する第1の判定回路と、
前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電圧が第2の基準電圧以上か否かを判定し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が第2の基準電圧以上と判定したときに、前記昇圧電源回路から出力される電圧から得られる所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給させる信号を出力する第2の判定回路と、
前記第1の判定回路により第1の電源電圧が第1の基準電圧未満と判定されたとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点を接地電位または負電位に接続する第1のスイッチ手段と、
前記第1の判定回路により第1の電源電圧が第1の基準電圧以上と判定されたとき、前記第1及び第2のキャパシタの電源側の端子に第1の電源電圧を供給する第2のスイッチ手段と、
前記第2の判定回路により前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が第2の基準電圧以上と判定されたとき、前記昇圧電源回路を駆動させ、該昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧から得られる所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に中間電位として供給するバイアス電圧生成回路とを有する付記1または2記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記7) 前記バイアス電圧生成回路は、第1の電源電圧と接地電位または負電位との間に縦続接続された第1及び第2のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路の出力電圧を分圧した電圧を前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲートに供給する第4のスイッチ手段とを有する付記6記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記8) 前記第1の判定回路を半導体装置の電源電圧が所定値以下となったとき内部回路の動作を停止させるリセット回路と兼用する付記4記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記9) 前記第2の基準電圧を、前記キャパシタの接続点の中間電位の下限値に設定した付記1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記10) 前記第1の基準電圧と第2の基準電圧を第2の電源電圧の約半分の値に設定した付記1乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置の中間電位生成回路。
(付記11) 第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、
直列に接続された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、
前記昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧を分圧して上限値と下限値の2つの電圧を生成する第1の抵抗分圧回路と、
前記第1の抵抗分圧回路より抵抗値の小さい抵抗からなり、前記昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧を分圧して上限値と下限値の2つの電圧を生成する第2の抵抗分圧回路と、
第1の電源電圧が所定値未満のときには、前記第2の抵抗分圧回路から出力される上限値と下限値の2つの電圧に基づいて前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧を制御し、第1の電源電圧が前記所定の電圧以上となったときには、前記第1の抵抗分圧回路から出力される上限値と下限値に基づいて前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧を制御するバイアス供給回路とを備える半導体装置の中間電位生成回路。
(付記12) 第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、
直列に接続された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、
前記昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧を分圧して上限値と下限値の2つの電圧を生成する第1の抵抗分圧回路と、
前記第1の抵抗分圧回路より抵抗値の小さい抵抗からなり、前記昇圧電源回路から出力される第2の電源電圧を分圧して上限値と下限値の2つの電圧を生成する第2の抵抗分圧回路と、
前記第1及び第2のキャパシタの中間電位を分圧した電圧を出力する第3の抵抗分圧回路と、
第1の電源電圧が所定値未満のときには、前記第2の抵抗分圧回路から出力される上限値及び下限値と、前記第3の抵抗分圧回路で分圧された電圧とを比較し、その比較結果に基づいて前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧を制御し、第1の電源電圧が所定値以上のときには、第1の抵抗分圧回路から出力される上限値及び下限値と、前記第3の抵抗分圧回路で分圧された電圧とを比較し、その比較結果に基づいて前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧を制御するバイアス電圧生成回路とを備える半導体装置の中間電位生成回路。
(付記13) 前記バイアス電圧生成回路は、
第1の電源電圧が所定値未満のとき、前記第2の抵抗分圧回路から出力される電圧の上限値を選択し、第1の電源電圧が所定以上のとき、前記第1の抵抗分圧回路から出力される上限値を選択して出力する第1のスイッチ手段と、
第1の電源電圧が所定値未満のとき、前記第2の抵抗分圧回路から出力される電圧の下限値を選択し、第1の電源電圧が所定値以上のとき、前記第1の抵抗分圧回路から出力される下限値を選択して出力する第2のスイッチ手段と、
前記第1のスイッチ手段により選択された上限値と、前記第3の抵抗分圧回路の出力電圧とを比較する第1の比較回路と、
前記第2のスイッチ手段により選択された下限値と、前記第3の抵抗分圧回路の出力電圧を比較する第2の比較回路と、
前記第1及び第2の比較回路の比較結果に基づいてゲート電圧が制御され、該ゲート電圧に応じた電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に中間電位として供給するMOSトランジスタとからなる付記12記載の半導体装置の中間電位生成回路。
実施の形態の中間電位生成回路のブロック図である。 バイアス制御回路の回路図である。 バイアスレベル検出回路の回路図である。 第1の実施の形態の中間出に生成回路の主要部の回路図である。 第2の実施の形態の中間電位生成回路の主要部の回路図である。 第2の実施の形態のタイミング図である。 第3の実施の形態の中間電位生成回路の主要部の回路図である。 第3の実施の形態のタイミング図である。 第4の実施の形態の中間電位生成回路の主要部の回路図である。 第5の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。 第6の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。 第7の実施の形態の中間電位生成回路の回路図である。 従来の中間電位生成回路の回路図(1)である。 従来の中間電位生成回路の回路図(2)である。 従来の中間電位生成回路のタイミング図である。
符号の説明
11 昇圧電源回路
12 内部回路
21 バイアス制御回路
22 バイアス発生回路
23 バイアスレベル検出回路
31 チップリセット回路
32 信号出力回路
33 遅延回路
TR1 pチャネルMOSトランジスタ
TR2 nチャネルMOSトランジスタ
SW1〜SW7 スイッチ
SW21〜SW24 スイッチ
SW31〜SW38 スイッチ

Claims (5)

  1. 第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、
    直列に接続され、一方の端子に前記第2の電源電圧が供給され、他方の端子に接地電位または負電位が供給された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、
    前記第1の電源電圧が第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位を接地電位または負電位に設定し、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位として前記第1の電源電圧を供給して充電を開始し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が、前記第1の基準電圧と等しいか又は大きい第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路を駆動させ、前記昇圧電源回路から出力される前記第2の電源電圧から得られる所定の電圧を、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位として供給するバイアス供給回路とを備える半導体装置の中間電位生成回路。
  2. 第1の電源電圧を昇圧して得られる第2の電源電圧を半導体装置の内部回路に供給する昇圧電源回路と、
    直列に接続され、一方の端子第2の電源電圧が供給され、他方の端子接地電位または負電位が供給された少なくとも2個の第1及び第2のキャパシタと、
    前記第1の電源電圧が第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給して充電を開始し前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に中間電位として前記第1の電源電圧を供給し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が、前記第1の基準電圧と等しいか又は大きい第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路を駆動させ、該昇圧電源回路から出力される前記第2の電源電圧から得られる所定の電圧を前記第1のキャパシタと前記第2のキャパシタの接続点に中間電位として供給するバイアス供給回路とを備える半導体装置の中間電位生成回路。
  3. 前記バイアス供給回路は、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧より低いとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点接地電位または負電位を供給する第1のスイッチ手段と、前記第1及び第2のキャパシタの前記一方の端子に前記第1の電源電圧を供給する第2のスイッチ手段と、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上となったとき、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に前記第1の電源電圧を供給して充電を開始する第3のスイッチ手段と、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電位が前記第2の基準電圧以上となったとき、前記昇圧電源回路から出力される前記第2の電源電圧から得られ所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給するバイアス電圧生成回路とを有する請求項1または2記載の半導体装置の中間電位生成回路。
  4. 前記バイアス供給回路は、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上か否かを判定し、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧未満であると判定したときには、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に接地電位または負電位を供給させる信号を出力し、前記第1の電源電圧が前記第1の基準電圧以上であると判定したときには、前記第1及び第2のキャパシタの接続点に第1の電源電圧を供給させて充電を開始させる信号を出力する第1の判定回路と、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の電圧が前記第2の基準電圧以上か否かを判定し、前記第1及び第2のキャパシタの接続点の中間電位が前記第2の基準電圧以上と判定したときには、前記昇圧電源回路から出力される電圧から得られる所定の電圧を前記第1及び第2のキャパシタの接続点に供給させる信号を出力する第2の判定回路とを有する請求項1または2記載の半導体装置の中間電位生成回路。
  5. 前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧を前記第2の電源電圧の約半分の値に設定した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の中間電位生成回路。
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