JP5426357B2 - 昇圧回路、昇圧方法、半導体装置 - Google Patents

昇圧回路、昇圧方法、半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、昇圧回路、昇圧方法に関し、特に半導体装置に内蔵される昇圧回路、昇圧方法に関する。
近年、不揮発性半導体メモリ分野においては、書き換え動作(書き込み、消去)に必要とされる電流が増大してきている。これに伴い、半導体装置に搭載される昇圧回路の出力電流供給能力を増大させる要求が高まってきている。
更に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static RAM)等のメモリ分野において、低電圧電源化が加速され、製品特性上の書き換えおよび読み出し時の動作スピードは高速化されている。高速化技術の1つとして、ワード線を昇圧回路にて昇圧したレベルの電圧で充電し、メモリセルの電流を増加するという技術がある。昇圧回路からメモリセルのゲートを充電するときの充電電流が高速化のために次第に大きくなり、より電流供給能力を向上させた昇圧回路が求められている。
昇圧回路の電流供給能力を高める方法として、一つは、昇圧回路の昇圧容量を大きくする方法がある。一度の昇圧を多量の電荷で行うことにより電流供給能力が向上する。または、昇圧に使用される昇圧クロックの周波数を高くする方法がある。一定時間当たりの電荷量を増加することにより電流供給能力が向上する。このように、昇圧回路の電流供給能力を高めることは可能となる。
通常、昇圧回路の出力レベルが所定値に達すると、昇圧動作は停止される。しかし、昇圧動作を停止するための回路に遅延があり、すぐに昇圧を止めることはできない。この間に昇圧動作が続行され、昇圧回路の出力に大きなリップルが現れることがある。
不揮発性半導体メモリ、DRAM、SRAM等の集積回路は、微細化が進みトランジスタの耐圧が低くなってきている。このため、昇圧回路の出力に大きなリップルがある場合、トランジスタが破壊される可能性がある。あるいは、大きなリップルに耐えるようにトランジスタの耐圧を上げなければならない。耐圧が高くなると、セルサイズが大きくなり集積度が下がる。したがって、昇圧回路の出力のリップルは小さく抑えられることが望まれている。
しかし、前述のように、電流供給能力を高めた昇圧回路は、負荷電流が少ない場合(または、負荷電流が流れない場合)でも規定の電流を供給するように動作するため、昇圧回路の出力に大きなリップルが発生することがある。また、ポンプ回路での消費電流も大きくなる。そこで、例えば、特開2002−142448号公報に記載の昇圧回路のように、負荷電流が少ない場合、または、負荷電流が流れない場合、昇圧回路の電流供給能力を低く抑える方法が知られている。
図1に、特開2002−142448号公報に開示される昇圧回路の構成図を示す。この昇圧回路は、昇圧部170、リミッター部180、ポンプ回路制御部190、電流検知部110、昇圧クロック発生部120を備える。昇圧部170は、並列に接続され、昇圧クロックにより駆動される複数のポンプ回路171〜173を有し、入力電圧Vccを昇圧して出力電圧VPPを生成する。リミッター部180は、ツェナーダイオード181を含み、出力電圧VPPを所定の電圧に制御する。ポンプ回路制御部190は、昇圧クロックを各ポンプ回路171〜173に接続する複数のスイッチ191、192を有する。複数のスイッチ191、192は、制御信号に応じて段階的に導通、非導通を切り替え、各ポンプ回路171〜173を制御する。電流検知部110は、リミッター部180に流れる電流を検知して、所定の制御信号を生成する。昇圧クロック発生部120は、活性化信号の入力により昇圧クロックを生成する。なお、活性化信号は、各種動作モードによる信号である。
この昇圧回路は、図2に示されるように、複数の動作モードを有する。動作モードStandby状態の場合のポンプ回路の電流供給能力は、20μAに設定される。書込みモードActive状態の場合のポンプ回路の電流供給能力は、110μAに設定される。消去モードActive状態の場合のポンプ回路の電流供給能力は、80μAに設定される。このとき、各ポンプ回路171〜173の電流供給能力は、順に20μA、60μA、30μAである。電流検知部110において、電流比較部101〜102は、電流転写部100から転写された電流Izと基準電流Iref1=2μA、Iref2=10μAとを比較し、大小関係に基づいてイネーブル信号EN1〜EN2を出力する。そして、スイッチ191〜192の導通及び非導通を切り替え、ポンプ回路171〜173を制御する。
このように、昇圧回路は、負荷電流が大きいとき、ポンプ回路の並列動作数を増加し、負荷電流が小さいとき、ポンプ回路の並列動作数を減少させる動作を行う。負荷電流に応じてポンプ回路の動作数を変えて、昇圧回路の出力電圧変動(リップル)の増大、消費電流の増加を抑制する。
特開2002−142448号公報
本発明は、負荷電流の変動に応じて出力のリップルを小さく抑える昇圧回路を提供する。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の観点では、昇圧回路は、昇圧部(50、58)と、クロック生成部(10、38)と、電流検知部(21)と、クロック制御部(40、16/26)とを具備する。昇圧部(50、58)は、供給される昇圧クロックに基づいて、入力電圧を昇圧して出力する。クロック生成部(10、38)は、昇圧部(50、58)に昇圧クロックを供給する。電流検知部(21)は、昇圧部に供給される電流を検知する。クロック制御部(40、16/26)は、電流検知部(21)が検知した電流量に基づいて、昇圧クロックを制御する。
本発明の他の観点では、昇圧方法は、昇圧クロックを生成するステップと、供給される昇圧クロックに基づいて、入力電圧を昇圧して出力するステップと、昇圧するときに供給される電流を検知するステップと、検知される電流量に基づいて、前記昇圧クロックを制御するステップとを具備する。
本発明によれば、出力負荷電流の変動に応じて出力電圧のリップルを小さく抑える昇圧回路を提供することができる。
特開2002−142448号公報に開示される昇圧回路の構成図である。 その昇圧回路の動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態に係る昇圧回路の構成を示す図である。 その昇圧回路の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る昇圧回路の構成を示す図である。 リング発振回路の発振周波数と、制御電流との関係を示す図である。 その昇圧回路の動作を説明するための図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る昇圧回路の構成を示す図である。この昇圧回路は、フラッシュメモリ等の動作に必要となる電源を供給する。フラッシュメモリは、データの書き込み時、消去時に多くの電流を必要とするが、データ読み出し時にはそれほどの電流を必要とせず、動作状態によって消費電流が大きく変動する。
本発明の第1の実施の形態に係る昇圧回路は、昇圧クロック生成部10と、昇圧部50と、出力電圧制御部60と、電源電圧VDDから昇圧部50に供給される充電電流を検知するPチャネルトランジスタ21とを具備する。昇圧部50は、並列に接続された3つのポンプ回路51、52、53を備え、昇圧クロック生成部10から出力される昇圧クロックに基づいて、Pチャネルトランジスタ21を介して供給される電源電圧を昇圧する。
出力電圧制御部60は、基準電圧生成部35と、抵抗R1、R2と、コンパレータ34とを備え、出力電圧Voutが所定の電圧を保つように昇圧クロック生成部10を制御する信号を生成する。基準電圧生成部35は、基準電圧Vrefを生成する。抵抗R1、R2は、昇圧部50の出力ノードと電源電圧GNDとの間に直列に接続され、出力電圧Voutを分圧する。コンパレータ34は、抵抗R1と抵抗R2との接続ノードAの電圧と基準電圧Vrefとを比較し、昇圧クロック生成部10から出力されるクロック信号をオン/オフ制御する信号を出力する。
昇圧クロック生成部10は、定電流源20と、Nチャネルトランジスタ11、12、13と、Pチャネルトランジスタ22、23と、バッファ回路32、33と、発振回路30と、クロック制御部40とを備える。発振回路30は、昇圧クロックの源となるクロック信号を生成する。クロック制御部40は、AND回路41、42、43を含み、発振回路30から出力されるクロック信号をポンプ回路51、52、53へ伝える制御を行う。
Pチャネルトランジスタ21は、ソースが電源電圧VDDに、ドレインが昇圧部58に接続され、さらに、ドレインとゲートとが接続される。Pチャネルトランジスタ21は、昇圧部58に供給される電流をモニタする。Pチャネルトランジスタ21のゲートは、Pチャネルトランジスタ22、23のゲートに接続され、カレントミラー回路を形成する。したがって、Pチャネルトランジスタ21に流れる電流に基づいて、Pチャネルトランジスタ22、23に流れる電流が制御される。
定電流源20は、電流値Irefの電流を流す。Nチャネルトランジスタ11とNチャネルトランジスタ12、13とは、ゲート同士が接続されてカレントミラー回路を形成する。定電流源20の電流値と同じ電流値の電流を流すようにNチャネルトランジスタ12、13は駆動される。
Pチャネルトランジスタ22およびNチャネルトランジスタ12のドレインはノードBで接続され、Pチャネルトランジスタ23およびNチャネルトランジスタ13のドレインはノードCで接続される。ノードBはバッファ回路32の入力に接続され、バッファ回路32の出力はAND回路42の入力に接続される。ノードCはバッファ回路33の入力に接続され、バッファ回路33の出力は、AND回路43の入力に接続される。AND回路41、42、43の出力は、ポンプ回路51、52、53に接続され、ポンプ回路51、52、53の昇圧動作が制御される。
本実施の形態に係る昇圧回路の動作を、図4に示される動作モード毎に説明する。図4には、各動作モードにおける負荷電流、各ノードの電圧、出力電流等がまとめられている。
まず、バッファ回路32、33の出力がHiレベルであるときの出力電圧の制御動作を説明する。昇圧部50の出力電圧Voutは、出力電圧制御部60において、直列に接続される抵抗R1、R2により電圧分割される。抵抗R1、R2の接続ノードAの電圧Vaは、コンパレータ34に入力される。コンパレータ34は、電圧Vaと、基準電圧生成部35から出力される基準電圧Vrefとを比較する。Va>Vrefである場合、コンパレータ34の出力は、Lowレベルとなる。コンパレータ34の出力が接続されるAND回路41、42、43の出力は、Lowレベルになり、ポンプ回路51、52、53には昇圧クロックが供給されない。したがって、ポンプ回路51、52、53は昇圧動作を停止する。Va<Vrefである場合、コンパレータ34の出力は、Hiレベルとなる。AND回路41、42、43の出力は、発振回路30から出力されるクロック信号と同じ波形になり、ポンプ回路51、52、53には昇圧クロックが供給される。したがって、ポンプ回路51、52、53は昇圧動作を行う。
ここで、基準電圧生成部35から出力される基準電圧Vrefは、1Vに設定されているとする。また、抵抗R1の抵抗値r1を800kΩ、抵抗R2の抵抗値r2を100kΩ、すなわち、r1:r2=8:1とする。このとき、定常状態における昇圧部50の出力電圧Voutは、次式で求められる。
Vout=Vref×(r1+r2)/r2
=1×(800k+100k)/100k=9(V)
また、ポンプ回路51、52、53の電流供給能力をそれぞれ20μA、65μA、35μAとする。
また、Pチャネルトランジスタ21とPチャネルトランジスタ22およびPチャネルトランジスタ23のトランジスタ幅およびトランジスタ長は、全て同じサイズとし、定電流源20の電流値Irefは10μAとする。Nチャネルトランジスタ11とNチャネルトランジスタ12及びNチャネルトランジスタ13のトランジスタ幅は、全て同じサイズとする。Nチャネルトランジスタ11、Nチャネルトランジスタ12のトランジスタ長の比は、1:7.5とする。また、Nチャネルトランジスタ11、Nチャネルトランジスタ13のトランジスタ長の比は、1:11とする。したがって、Pチャネルトランジスタ21、22、23は同じ電流値の電流を流す能力を有し、Nチャネルトランジスタ11、12、13は、それぞれを流れる電流値が1:7.5:11となるように動作する能力を有する。Nチャネルトランジスタ11のドレインには、電流Iref=10μAの電流を流す定電流源20が接続されているため、Nチャネルトランジスタ11には10μAの電流が流れる。したがって、Nチャネルトランジスタ12は75μAの電流を流す能力を有し、Nチャネルトランジスタ13は110μAの電流を流す能力を有することになる。
1.セットアップ状態(IL=0μA)
電源投入直後は、昇圧部50に内蔵されるキャパシタを充電するために一時的に大きな電流が流れる。Pチャネルトランジスタ21と同じ電流値の電流を流すことができるPチャネルトランジスタ22、23は、十分な量の電流を流すため、ノードB、Cの電圧は、Hiレベルになる。AND回路42、43は、発振回路30から出力されるクロック信号と同じ波形の信号を出力し、昇圧部50に内蔵されるキャパシタを充電する。負荷電流ILは0μAであるから、内蔵キャパシタの充電はすぐに終了する。その後は、負荷電流ILが0μAであるから、昇圧部50の出力電流Icは、出力電圧制御部60に流れる電流Irと等しくなる。電流Irは、直列に接続される抵抗R1、R2に流れる電流であり、昇圧部50を充電する電流を検知するPチャネルトランジスタ21に流れる電流Iは、昇圧回路の出力電圧Voutに応じて、抵抗R1、R2に流れる電流と同じ量の電流が流れる。したがって、Pチャネルトランジスタ21に流れる電流I=Irは、Ir=Vout/(r1+r2)で示される。例えば、出力電圧Vout=8Vのとき、電流Irは、Ir=8V/(800kΩ+100kΩ)=8.89μAとなる。すなわち、Pチャネルトランジスタ21に8.89μAの電流が流れ、Pチャネルトランジスタ22、23は、8.89μAの電流を流すことができる能力を有することになる。
一方、Nチャネルトランジスタ12は、Nチャネルトランジスタ11に流れる電流の7.5倍、すなわち、10μA×7.5=75μAを流せる能力を有するようになる。また、Nチャネルトランジスタ13は、Nチャネルトランジスタ11に流れる電流の11倍、すなわち、10μA×11=110μAを流せる能力を有するようになる。
Pチャネルトランジスタ22は8.89μAの電流を流せる能力を有し、Nチャネルトランジスタ12は75μAの電流を流せる能力を有するため、ノードBの電圧はLowレベルになる。また、Pチャネルトランジスタ23は8.89μAの電流を流せる能力を有し、Nチャネルトランジスタ13は110μAの電流を流せる能力を有するため、ノードCの電圧はLowレベルになる。ノードB、Cにバッファ32、33を介して接続されているAND回路42、43の出力は、Lowレベル固定となる。すなわち、ポンプ回路51には昇圧クロックが供給されるが、ポンプ回路52、53には昇圧クロックが供給されない。したがって、ポンプ回路52、53は、昇圧動作を行わず、ポンプ回路51だけが昇圧動作を行う。
2.待機状態(昇圧が完了。Vout=9V、IL=0μA)
待機状態は、昇圧回路の出力電圧Voutが9Vとなり、昇圧が完了した状態であり、負荷電流ILが流れていない状態(IL=0μA)である。負荷電流ILが0μAであるから、昇圧部50から出力される電流Icは、抵抗R1、R2に流れる電流Irに等しくなる。また、充電が完了しているので、充電電流を検知するPチャネルトランジスタ21に流れる電流Iは、出力電流Icに等しくなり、I=Ic=Ir=Vout/(r1+r2)である。すなわち、電流Iは、I=Ir=9V/(800kΩ+100kΩ)=10μAとなる。
したがって、Pチャネルトランジスタ22、23は、Pチャネルトランジスタ21と同じ電流値の電流を流すことのできる能力を有するため、それぞれ10μAの電流を流せる能力を有する。一方、Nチャネルトランジスタ12は、75μAを流せる能力を有し、Nチャネルトランジスタ13は、110μAを流せる能力を有する。したがって、Pチャネルトランジスタ22とNチャネルトランジスタ12との接続ノードBの電圧、および、Pチャネルトランジスタ23とNチャネルトランジスタ13との接続ノードCの電圧は、Lowレベルとなる。ノードB、Cにバッファ回路32、33を介して接続されるAND回路42およびAND回路43の出力は、Lowレベルとなる。すなわち、ポンプ回路51には昇圧クロックが供給されるが、ポンプ回路52、53には昇圧クロックが供給されない。したがって、ポンプ回路52、53は、昇圧動作を行わず、ポンプ回路51だけが昇圧動作を行う。ポンプ回路51の電流供給能力は20μAであるから、このときの昇圧部50の電流供給能力は、20μAとなる。
3.待機状態から書き込み動作状態に移行した場合(Vout=9V)
負荷電流IL=0μAである待機状態から負荷電流IL=110μAが流れる書き込み動作状態に移行する場合について説明する。
待機状態では、ポンプ回路51が昇圧動作を行い、ポンプ回路52、53は停止状態である。昇圧部50の電流供給能力は20μAである。負荷電流ILが110μAに変化すると、出力電圧制御部60に流れる電流Irは約10μAであるから、昇圧部50の出力電流Icは、Ic=Ir+IL=120μAとなる。この出力電流を補充するように、Pチャネルトランジスタ21には電流I=Ic=120μAが流れる。したがって、Pチャネルトランジスタ22、23は、120μAの電流を流せる能力を有するようになる。Nチャネルトランジスタ12の電流出力能力は75μA、Nチャネルトランジスタ13の電流出力能力は110μAであるから、ノードBおよびノードCの電圧は、Hiレベルとなる。バッファ回路32、33を介して接続されるAND回路42、43は、発振回路30から出力されるクロック信号と同じ波形の信号を出力する。すなわち、ポンプ回路51、52、53には昇圧クロックが供給される。したがって、昇圧部50に含まれるポンプ回路51、52、53は昇圧動作を行い、昇圧部50の電流供給能力は、20+65+35=120μAとなる。
4.待機状態から消去動作状態に移行した場合(Vout=9V)
負荷電流IL=0μAである待機状態から負荷電流IL=75μAが流れる消去動作状態に移行する場合について説明する。
待機状態では、ポンプ回路51が昇圧動作を行い、ポンプ回路52、53は停止状態である。昇圧部50の電流供給能力は20μAである。したがって、負荷電流ILが75μAに変化すると、出力電圧制御部60に流れる電流Irは約10μAであるから、昇圧部50の出力電流Icは、Ic=Ir+IL=85μAとなる。この出力電流を補充するようにPチャネルトランジスタ21には電流I=Ic=85μAの電流が流れる。したがって、Pチャネルトランジスタ22、23は、85μAの電流を流すことのできる能力を有するようになる。Nチャネルトランジスタ12の電流出力能力は75μA、Nチャネルトランジスタ13の電流出力能力は110μAであるから、Pチャネルトランジスタ22が接続されるノードBの電圧はHiレベル、Pチャネルトランジスタ23が接続されるノードCの電圧はLowレベルとなる。
ノードBは、バッファ回路32を介してAND回路42に接続されているため、AND回路42は、発振回路30から出力されるクロック信号と同じ信号を出力する。したがって、ポンプ回路52に昇圧クロックが供給され、ポンプ回路52は昇圧動作を行う。ノードCは、バッファ回路33を介してAND回路43に接続されているため、AND回路43の出力は、Lowレベルとなり、ポンプ回路53には昇圧クロックが供給されず、ポンプ回路53は昇圧動作をしない。ポンプ回路51は昇圧動作を継続しているため、昇圧部50の最大電流供給能力は、20+65=85μAとなる。
このように、本発明の昇圧回路は、出力負荷電流の大きさに応じて昇圧動作を行うポンプ回路51、52、53の数を変えることができる。すなわち、本実施の形態に係る昇圧回路は、昇圧部50に供給される電流をモニタする供給電流モニタ部(トランジスタ21)を備え、負荷電流が大きいときはポンプ回路の並列動作数を増加することにより電流供給能力を増加することができる。負荷電流が小さいときはポンプ回路の並列動作数を削減することにより電流供給能力を低く抑える。並列に設けられるポンプ回路の動作数を負荷電流に応じて変えることにより、出力のリップルを小さく抑えることができる。また、出力負荷電流の大きさに応じて、昇圧回路の並列動作数を選択するため、昇圧回路が消費する電流は必要以上に大きくならない。ここでは、発振回路30を内蔵しているが、外部からクロック信号を取り込んでもよい。
(第2の実施の形態)
図面を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る昇圧回路を説明する。
図5に、本発明の第2の実施の形態に係る昇圧回路の構成が示される。昇圧回路は、昇圧クロック生成部38と、昇圧部58、供給電流モニタ部であるPチャネルトランジスタ21と、出力電圧制御部60とを具備する。昇圧クロック生成部38は、Pチャネルトランジスタ24、25、26、27、28とNチャネルトランジスタ14、15、16、17、18とキャパシタC1とを含むリング発振回路と、AND回路44を含むクロック制御部48とを備える。昇圧部58は、ポンプ回路54を備える。出力電圧制御部60は、コンパレータ34と、基準電圧生成部35と、抵抗R1、R2とを備える。
昇圧部58に供給される電流をモニタするPチャネルトランジスタ21は、ソースが電源電圧VDDに接続され、ゲートがドレインに接続され、ドレインが昇圧部58に接続される。さらに、Pチャネルトランジスタ21のゲートは、Pチャネルトランジスタ24、26のゲートに接続され、Pチャネルトランジスタ21と、Pチャネルトランジスタ24、26とはカレントミラー回路を形成する。
Pチャネルトランジスタ24とNチャネルトランジスタ14とは、電源電圧VDDと電源電圧GNDとの間に直列に接続される。Nチャネルトランジスタ14のゲートは、ドレインに接続され、さらにNチャネルトランジスタ16のゲートに接続される。Nチャネルトランジスタ14とNチャネルトランジスタ16とはカレントミラー回路を形成する。したがって、Pチャネルトランジスタ21、26、24、Nチャネルトランジスタ14、16は、流れる電流が等しくなるように動作する。
Pチャネルトランジスタ26、25と、Nチャネルトランジスタ15、16とは、電源電圧VDDと電源電圧GNDとの間に直列接続され、Pトランジスタ26、Nチャネルトランジスタ16によって電流値が制御されるインバータ回路を形成する。このインバータ回路の出力に相当するPチャネルトランジスタ25のドレインとNチャネルトランジスタ15のドレインとの接続ノードは、Pチャネルトランジスタ27とNチャネルトランジスタ17とのゲートに接続され、さらに電源電圧GNDとの間にキャパシタC1が接続される。
Pチャネルトランジスタ27とNチャネルトランジスタ17とは、電源電圧VDDと電源電圧GNDとの間に直列接続され、インバータ回路を形成する。Pチャネルトランジスタ27のドレインとNチャネルトランジスタ17のドレインとの接続ノードは、Pチャネルトランジスタ28とNチャネルトランジスタ18とのゲートに接続される。
Pチャネルトランジスタ28とNチャネルトランジスタ18とは、電源電圧VDDと電源電圧GNDとの間に直列接続され、インバータ回路を形成する。Pチャネルトランジスタ28のドレインとNチャネルトランジスタ18のドレインとの接続ノードは、Pチャネルトランジスタ25とNチャネルトランジスタ15とのゲートに接続される。
Pチャネルトランジスタ25とNチャネルトランジスタ15とにより形成されるインバータ回路、キャパシタC1、Pチャネルトランジスタ27とNチャネルトランジスタ17とにより形成されるインバータ回路、Pチャネルトランジスタ28とNチャネルトランジスタ18とにより形成されるインバータ回路は、リング発振回路を形成する。このリング発振回路の発振周波数は、Pチャネルトランジスタ26、Nチャネルトランジスタ16により制御される。Pチャネルトランジスタ26、Nチャネルトランジスタ16に流れる電流は、Pチャネルトランジスタ21に流れる電流に等しくなるように制御されるため、昇圧部58に供給される電流によって発振周波数が変化する。
出力電圧制御部60は、昇圧部58の出力電圧Voutを抵抗R1、R2により電圧分割した電圧と、基準電圧生成部35から出力される基準電圧Vrefとをコンパレータ34で比較する。したがって、出力電圧制御部60は、出力電圧Voutが所定の電圧より高くなるとLowレベルの信号を、出力電圧Voutが所定の電圧より低くなるとHiレベルの信号を昇圧クロック生成部38に出力する。
クロック制御部48に含まれるAND回路44は、リング発振回路の出力と出力電圧制御部60の出力とを入力し、昇圧クロックの昇圧部58への供給を制御する。すなわち、クロック制御部48は、ポンプ回路54に供給される電流量に応じて発振周波数を変化させるリング発振回路が出力するクロック信号を、出力電圧制御部60から出力される比較結果を示す信号に基づいて昇圧部58に供給したり停止したり制御する。
昇圧部58は、ポンプ回路54を備え、Pチャネルトランジスタ21を介して供給される電源電圧VDDを昇圧クロックに基づいて昇圧し、出力電圧Voutを出力する。
昇圧部58の出力電圧Voutは、出力電圧制御部60において、直列に接続される抵抗R1とR2により電圧分割される。抵抗R1、R2の接続ノードAの電圧Vaは、コンパレータ34に入力される。コンパレータ34は、電圧Vaと、基準電圧生成部35から出力される基準電圧Vrefとを比較する。Va>Vrefである場合、コンパレータ34の出力はLowレベルとなる。AND回路44の出力はLowレベルとなり、ポンプ回路54は昇圧動作を停止する。Va<Vrefである場合、コンパレータ34の出力は、Hiレベルとなる。AND回路44の出力は、リング発振回路の発振出力信号と同じ波形になり、ポンプ回路54は昇圧動作を行う。
ここで、基準電圧生成部35から出力される基準電圧Vrefは1Vに設定されているとする。また、抵抗R1の抵抗値r1を800kΩ、抵抗R2の抵抗値r2を100kΩ、すなわちr1:r2=8:1とする。このとき、定常状態における昇圧部58の出力電圧Voutは、次式で求められる。
Vout=Vref×(r1+r2)/r2
=1×(800k+100k)/100k=9(V)
また、リング発振回路のキャパシタC1の充放電電流を制御するPチャネルトランジスタ26およびNチャネルトランジスタ16に10μAの電流が流れるとき、リング発振回路の発振周波数が1MHzであるように、キャパシタC1の容量値が設定される。さらに、Pチャネルトランジスタ21、24、26のトランジスタサイズは、すべて同じに設定し、Nチャネルトランジスタ14、16のトランジスタサイズは、すべて同じに設定する。
図6は、基準電圧生成部38のリング発振回路の発振周波数と、制御電流との関係を示す図である。図6に示されるように、Pチャネルトランジスタ26およびNチャネルトランジスタ16を流れる電流が10μAのときのリング発振回路の発振周波数は、1MHzであり、85μAのときの発振周波数は、8.5MHz、120μAのときの発振周波数は、12MHzである。すなわち、昇圧回路は、負荷電流の増減に応答して昇圧クロックの周波数が変化する。ここでは、10μAの負荷電流のときに昇圧クロックの周波数は1MHz、85μAの負荷電流のときに昇圧クロックの周波数は8.5MHz、120μAの負荷電流のときに昇圧クロックの周波数は12MHzとなる。
次に本実施の形態に係る昇圧回路の動作を、図7に示される動作モード毎に説明する。
1.セットアップ状態(IL=0μA)
電源投入直後は、昇圧部50に内蔵されるキャパシタを充電するために一時的に大きな電流が流れる。Pチャネルトランジスタ21に流れる電流値と同じ量の電流を流すことができるPチャネルトランジスタ24、26およびNチャネルトランジスタ14、16は、十分な量の電流を流す能力を有するようになり、リング発信回路の発振周波数は最大となり、昇圧部50に内蔵されるキャパシタを充電する。負荷電流ILは0μAであるから、内蔵キャパシタの充電はすぐに終了する。その後は、負荷電流ILが0μAであるから、昇圧部58の出力電流Icは、出力電圧制御部60に流れる電流Irと等しくなる。電流Irは、直列に接続される抵抗R1、R2に流れる電流である。すなわち、昇圧部58を充電する電流を検知するPチャネルトランジスタ21に流れる電流Iは、昇圧回路の出力電圧Voutに応じて、抵抗R1、R2に流れる電流と同じ量の電流が流れる。したがって、Pチャネルトランジスタ21に流れる電流I=Irは、Ir=Vout/(r1+r2)で示される。例えば、出力電圧Vout=8Vのとき、電流Irは、Ir=8V/(800kΩ+100kΩ)=8.89μAとなる。すなわち、Pチャネルトランジスタ24、26およびNチャネルトランジスタ14、16は、それぞれ8.89μAの電流を流せる能力となる。このとき、リング発振回路は、1MHz弱の発振周波数で発振を行い、ポンプ回路54は、1MHz弱の昇圧クロックに基づいて昇圧動作を行うことになる。
2.待機状態(昇圧が完了。Vout=9V、IL=0μA)
待機状態は、昇圧回路の出力電圧Voutが9Vとなり、昇圧が完了した状態であり、負荷電流ILが流れていない状態(IL=0μA)である。負荷電流ILが0μAであるから、昇圧部58から出力される電流Icは、抵抗R1、R2に流れる電流Irに等しくなる。また、充電が完了しているので、充電電流を検知するPチャネルトランジスタ21に流れる電流Iは、出力電流Icに等しくなり、I=Ic=Ir=Vout/(r1+r2)である。すなわち、電流Iは、I=Ir=9V/(800kΩ+100kΩ)=10μAとなる。
したがって、Pチャネルトランジスタ24,26およびNチャネルトランジスタ14、16は、10μAの電流を流せる能力を有するようになる。このとき、リング発振回路の発振周波数は、1MHzとなり、ポンプ回路54は、1MHzの昇圧クロックに基づいて昇圧動作を行うことになる。
3.待機状態から書き込み動作状態に移行した場合(Vout=9V)
負荷電流IL=0μAである待機状態から負荷電流IL=110μAが流れる書き込み動作状態に移行する場合について説明する。
待機状態では、リング発振回路は1MHzで発振し、ポンプ回路54は1MHzの昇圧クロックに基づいて昇圧動作をしている。このとき、昇圧部58の出力電流Icは10μAである。この状態から負荷電流が110μAに変化すると、昇圧部58の出力電流Icは、Ic=Ir+IL=120μAとなる。この出力電流を補充するように、Pチャネルトランジスタ21には電流I=Ic=120μAの電流が流れる。したがって、Pチャネルトランジスタ24、26およびNチャネルトランジスタ14、16は、120μAの電流を流せる能力を有するようになる。したがって、リング発振回路の発振周波数は、図6に示されるように、約12MHzとなり、ポンプ回路54の昇圧動作は、12MHzの昇圧クロックに基づいて行われることになる。
4.待機状態から消去動作状態に移行した場合(Vout=9V)
負荷電流IL=0μAである待機状態から負荷電流IL=75μAが流れる消去動作状態に移行する場合について説明する。
待機状態では、リング発振回路は1MHzで発振し、ポンプ回路54は1MHzの昇圧クロックに基づいて昇圧動作をしている。このとき、昇圧部58の出力電流Icは10μAである。この状態から負荷電流が75μAに変化すると、昇圧部58の出力電流Icは、Ic=Ir+IL=85μAとなる。この出力電流を補充するように、Pチャネルトランジスタ21には電流I=Ic=85μAの電流が流れる。したがって、Pチャネルトランジスタ24、26およびNチャネルトランジスタ14、16は、85μAの電流を流せる能力を有するようになる。したがって、リング発振回路の発振周波数は、図6に示されるように、約8.5MHzとなる。ポンプ回路54の昇圧動作は、8.5MHzの昇圧クロックに基づいて行われることになる。
上述のように、出力負荷電流の大きさに応じてポンプ回路の昇圧動作周波数が変更され、電流供給能力は、出力負荷電流に応じて変わることになる。すなわち、本実施の形態の昇圧回路は、負荷電流に対応して変化する昇圧部58に供給される電流を検知して、ポンプ回路を駆動する昇圧クロックの周波数を変更する。昇圧クロックが負荷電流に応じて変わり、負荷電流が大きいときは昇圧回路のリング発振回路の発振周波数が高くなることにより負荷電流に応じた電流供給能力を得ることができる。負荷電流が小さいときは、リング発振回路の発振周波数が低くなることにより負荷電流に応じた電流供給能力に抑えことができる。したがって、負荷電流の大きさに応じて、昇圧回路の動作数周波数が変化して、昇圧回路の出力のリップルを小さく抑えることができる。さらに、負荷電流の大きさに応じて、昇圧回路の動作数周波数が変化するため、昇圧回路が消費する電流が必要以上に大きくならない。
本発明の昇圧回路は、出力負荷電流に応じて並列に設けられたポンプ回路の台数を可変することにより、出力負荷電流が小さい場合は、動作するポンプ台数を減らし、昇圧回路の出力のリップルを小さく抑えることができる。出力負荷電流の大きさに応じて、昇圧回路のポンプ回路の並列動作数を最適に選択する。したがって本発明の昇圧回路は、出力負荷電流が少ないときには昇圧回路の電流供給能力が小さくし、出力負荷電流が増えるに従い昇圧回路の電流供給能力が大きくなり、余分なポンプ回路を動作させないため、出力端子のリップルは小さくなり、消費電流を少なくすることができる。また、本発明の昇圧回路は、出力負荷電流に応じて昇圧クロックの周波数を変更し、出力負荷電流が大きい場合は周波数を上げて昇圧回路の出力のリップルを小さく抑えることができる。負荷電流の大きさに応じて、昇圧回路の動作数周波数が変化するため、昇圧回路が消費する電流が必要以上に大きくならない。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、上記実施の形態は、矛盾のない限り組み合わせて実施の可能であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10、38 昇圧クロック生成部
11〜18 Nチャネルトランジスタ
20 定電流源
21〜28 Pチャネルトランジスタ
30 発振回路
32、33 バッファ回路
34 コンパレータ
35 基準電圧生成部
40、48 クロック制御部
41〜44 AND回路
50、58 昇圧部
51〜54 ポンプ回路
60 出力電圧制御部
R1、R2 抵抗
C1 キャパシタ
100 電流転写部
101〜102 電流比較部
110 電流検知部
120 昇圧クロック発生部
170 昇圧部
171〜173 ポンプ回路
180 リミッター部
181 ツェナーダイオード
190 ポンプ回路制御部
191〜192 スイッチ

Claims (10)

  1. 供給される昇圧クロックに基づいて、入力電圧を昇圧して出力する昇圧部と、
    前記昇圧部に前記昇圧クロックを供給するクロック生成部と、
    前記昇圧部に供給される電流を検知する電流検知部と、
    前記電流検知部が検知した電流量に基づいて、前記昇圧クロックを制御するクロック制御部と
    を具備し、
    前記昇圧部は、前記入力電圧を前記昇圧クロックに基づいて昇圧する複数のポンプ回路を備え、
    前記クロック制御部は、前記複数のポンプ回路のうちの所定のポンプ回路に供給する前記昇圧クロックを断続して昇圧動作するポンプ回路の数を制御し、
    前記電流検知部は、ソースが前記入力電圧に接続され、ドレインとゲートが接続される第1Pチャネルトランジスタを備え、
    前記クロック生成部は、
    前記Pチャネルトランジスタとカレントミラー回路を形成する第2Pチャネルトランジスタと、
    基準電流を生成する定電流源と、
    前記定電流源にドレインが接続され、ゲートとドレインが接続される第1Nチャネルトランジスタと、
    前記第1Nチャネルトランジスタとゲート同士が接続され、前記第2Pチャネルトランジスタとドレイン同士が接続されて前記第1Nチャネルトランジスタの所定の倍率の電流を流すことのできる能力を備える第2Nチャネルトランジスタと
    を含む電流比較部を備え、
    前記第1Pチャネルトランジスタに流れる電流が前記所定の倍率倍の前記基準電流を超えたことを前記電流比較部が検知すると、前記複数のポンプ回路のうちの所定のポンプ回路に前記昇圧クロックを供給する
    昇圧回路。
  2. 前記クロック制御部は、前記第2Pチャネルトランジスタのドレインと前記第2Nチャネルトランジスタのドレインとの接続ノードの電圧と、所定の周波数のクロック信号とを入力し、前記複数のポンプ回路のうちの所定のポンプ回路に前記昇圧クロックを出力する論理積回路を備える
    請求項に記載の昇圧回路。
  3. 前記クロック生成部は、発振回路をさらに備え、
    前記発振回路の出力を前記所定の周波数のクロック信号として前記論理積回路に供給する
    請求項に記載の昇圧回路。
  4. 前記昇圧部の出力電圧を分圧して比較電圧を生成する第1および第2抵抗と、
    基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記基準電圧と、前記比較電圧とを比較するコンパレータと
    を備える出力電圧制御部を
    さらに具備し、
    前記昇圧部の出力電圧が所定の値より高くなったときに、前記昇圧部への前記昇圧クロックの供給を停止する
    請求項1から請求項のいずれかに記載の昇圧回路。
  5. 前記クロック生成部は、前記電流検知部が検知した電流量に基づいて、発振周波数を変える可変周波数発振回路を備える
    請求項1に記載の昇圧回路。
  6. 前記可変周波数発振回路は、
    前記電流検知部が検知した電流量に応じて出力電流が制御される第1インバータ回路と、
    前記第1インバータ回路の出力を論理反転して出力する第2インバータ回路と、
    前記第2インバータ回路の出力を論理反転して前記第1インバータ回路に出力する第3インバータ回路と、
    前記第1インバータ回路の出力ノードと前記第2インバータ回路の入力ノードとの接続ノードと、電源電圧との間に接続されるキャパシタと
    を備える
    請求項に記載の昇圧回路。
  7. 前記電流検知部は、ソースが前記入力電圧に接続され、ドレインとゲートが接続される第1Pチャネルトランジスタを備え、
    前記第1インバータ回路は、
    第1の電源電圧と第2の電源電圧との間に直列に接続される第2Pチャネルトランジスタと、第3Pチャネルトランジスタと、第1Nチャネルトランジスタと、第2Nチャネルトランジスタと
    を備え、
    前記クロック生成部は、
    前記第1Pチャネルトランジスタとゲート同士が接続される第4Pチャネルトランジスタと、
    前記第4Pチャネルトランジスタとドレイン同士が接続され、ドレインとゲートが接続される第3Nチャネルトランジスタと
    をさらに備え、
    前記第2Pチャネルトランジスタのゲートは、前記第1Pチャネルトランジスタのゲートに接続され、
    前記第3Pチャネルトランジスタのゲートと前記第1Nチャネルトランジスタのゲートとは前記第3インバータ回路の出力に接続され、
    前記第2Nチャネルトランジスタのゲートは、前記第3Nチャネルトランジスタのゲートに接続される
    請求項に記載の昇圧回路。
  8. 第1電源電圧を昇圧して出力するポンプ回路を複数備える昇圧部と、
    前記第1電源電圧から前記昇圧部に流れる電流をモニタする第1のPチャネルトランジスタと
    第1のPチャネルトランジスタとカレントミラー回路を形成する第2のPチャネルトランジスタと、
    所定の定電流を生成する定電流源と、
    前記定電流源と第2電源電圧との間に接続される第1のNチャネルトランジスタと、
    前記第1のNチャネルトランジスタとカレントミラー回路を形成し、前記第2のPチャネルトランジスタとドレイン同士が接続される第2のNチャネルトランジスタと、
    前記第2のPチャネルトランジスタおよび前記第2のNチャネルトランジスタのドレイン同士が接続されるノードの電圧に基づいて、前記ポンプ回路に供給するクロック信号を断続する論理積回路と
    を具備し、
    前記モニタされる電流に基づいて、前記ポンプ回路のうちの昇圧動作するポンプ回路の数を変更する
    昇圧回路。
  9. 昇圧クロックを生成するリング発振回路と、
    チャージポンプ回路に供給される電流をモニタする第1のPチャネルトランジスタと、
    前記第1のPチャネルトランジスタとカレントミラー回路を形成する第2のPチャネルトランジスタと、
    前記第1のPチャネルトランジスタとカレントミラー回路を形成し、前記リング発振回路の電源電流を制御する第3のPチャネルトランジスタと、
    前記第2のPチャネルトランジスタのドレインに接続される第1のNチャネルトランジスタと、
    前記第1のNチャネルトランジスタとカレントミラー回路を形成し、前記リング発振回路の電源電流を制御する第2のNチャネルトランジスタと
    を具備する
    昇圧回路。
  10. 請求項1から請求項のいずれかに記載の昇圧回路と、
    前記昇圧回路から出力される昇圧された電圧が供給されて動作する回路と
    を具備する
    半導体装置。
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