JP4994993B2 - 薄層砂撒き装置及び薄層砂撒き方法 - Google Patents
薄層砂撒き装置及び薄層砂撒き方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4994993B2 JP4994993B2 JP2007204119A JP2007204119A JP4994993B2 JP 4994993 B2 JP4994993 B2 JP 4994993B2 JP 2007204119 A JP2007204119 A JP 2007204119A JP 2007204119 A JP2007204119 A JP 2007204119A JP 4994993 B2 JP4994993 B2 JP 4994993B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- accumulation box
- box
- water
- slurry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 31
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 418
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 144
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 39
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 20
- 230000005251 gamma ray Effects 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 7
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 7
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 5
- 239000002002 slurry Substances 0.000 claims description 5
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 239000013049 sediment Substances 0.000 description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000015097 nutrients Nutrition 0.000 description 2
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 2
- 235000015170 shellfish Nutrition 0.000 description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 241000237519 Bivalvia Species 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000009360 aquaculture Methods 0.000 description 1
- 244000144974 aquaculture Species 0.000 description 1
- 235000020639 clam Nutrition 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010828 elution Methods 0.000 description 1
- 239000003344 environmental pollutant Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 231100000719 pollutant Toxicity 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
Description
この砂散布用シュートのように、周囲の海水から遮断した状態で砂を投入すれば潮流等の影響は受け難いが、砂は海上から投入されるだけであるから均一に砂を撒くことは難しく、また狭い砂散布用シュート内に大量の砂が投入されるため、砂散布用シュート内の海水は濁りが酷く、この濁りが収まるまで砂の層の厚さを測定したり確認したりすることができないため非常に効率が悪い。
この海底砂撒装置や砂撒工法では、砂をスラリー状にしてポンプで圧送するので、砂の沈降を待つ必要がなく効率的に作業ができ、また海底近くの砂撒ヘッドからスラリー状の砂が排出されるので、海水も濁り難く、また潮流等の影響を受けることもない。
しかしながら、スラリー状の砂を排出させる砂撒ヘッドは排出口側に向けて拡径した形状を成しているだけで、均一に砂を撒くことが難しく、またスラリー状の砂が軟弱な海底面に勢いよく排出されるため、海底面に安定的に均一な砂の層を形成させることは難しい。
またこのような略直方体状の砂堆積箱において、形成させる砂層の厚さに相当する高さより上面側の両側部をそれぞれ開口させ、スラリー状の砂が注入される中空の供給用箱体を一方の側部の開口部の周縁から外側に向けて、また水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる中空の排出用箱体を他方の側部の開口部の周縁から外側に向けてそれぞれ突設させ、更に間仕切りによって内部の下方側を長手方向と直角な幅方向に所定間隔で複数に区画すれば、スラリー状の砂は砂堆積箱の上方側の両側部に形成された供給用箱体から排出用箱体へ向けて海底面と略平行に流れ、更にスラリー状の砂は細い砂供給管から供給用箱体を介して広い砂堆積箱内部へと供給されるので砂堆積箱内では緩やかな流れとなるので、この緩やかで海底面と略平行な流れの中で粒径の大きな砂を非常に容易に堆積させることができ、更に、スラリー状の砂を砂堆積箱へと送り込む砂供給管を、間仕切りによって仕切られた砂堆積箱内の各区画にその横断面積に略比例する割合で分岐すれば、供給されたスラリー状の砂が砂堆積箱内で偏って堆積することがなく、
またこの砂堆積箱に支持部材を立設させ、台船にその進行方向と平行に形成された条溝からその上端部を突出させれば、砂の層が形成された後に砂堆積箱を上昇させて、形成された砂の薄層の一部と重なるように砂堆積箱を下降させスラリー状の砂を順次堆積させることができるので、広大な海底面に容易且つ効率よく砂の層を形成させることができ、
更に薄層砂撒き方法において、砂供給管を介して供給されるスラリー状の砂と排出管を介して排出されるスラリー状の砂との濃度をガンマ線密度計によって測定して略同じ密度となった際にスラリー状の砂の供給を停止させれば、スラリー状の砂が砂堆積箱内に十分に堆積したことを容易に確認でき、より確実に砂堆積箱内に所望の厚さの砂層を形成させることができることを究明して本発明を完成したのである。
台船の先端側に設置された敷設装置によって海底面に敷設された通水性シート又は通水性フィルム上に連続した砂の薄層を形成させるための薄層砂撒き装置であって、下面が開口した略直方体状を成し、長手方向と直角な両側部が形成させる砂層の厚さに相当する高さより上面までがそれぞれ開口していて、スラリー状の砂が供給される中空の供給用箱体が一方の該側部の開口部の周縁から外側に向けて、また水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる中空の排出用箱体が他方の側部の開口部の周縁から外側に向けて水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる中空の排出用箱体がそれぞれ突設されており、長手方向と平行で略直方体の下面に位置する部位から各開口部の下端より僅かに高い位置までの高さを有する間仕切りによって内部の下方側が長手方向と直角な幅方向に所定間隔で複数に区画されており海底面に敷設された通水性シート又は通水性フィルム上に下端四周を着底させた状態で砂が充填される砂堆積箱と、台船上からポンプによって供給されるスラリー状の砂を間仕切りによって仕切られた砂堆積箱内部の下方側の各区画に対応する供給用箱体内の位置に分岐して各区画の横断面積に略比例する割合で供給する砂供給管と、排出用箱体に砂堆積箱の幅方向に所定間隔で開口している排出口から砂堆積箱内の水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる排出管と、砂堆積箱に立設されていて、台船にその進行方向と平行に形成された条溝からその上端部が突出される支持部材とから構成されていることを特徴とする薄層砂撒き装置と、
台船の先端側に設置された敷設装置によって海底面に通水性シート又は通水性フィルムを敷設しながら通水性シート又は通水性フィルム上に連続した砂の薄層を形成させるための薄層砂撒き方法であって、下面が開口した略直方体状を成し、長手方向と直角な両側部が形成させる砂層の厚さに相当する高さより上面までがそれぞれ開口していて、スラリー状の砂が供給される中空の供給用箱体が一方の該側部の開口部の周縁から外側に向けて、また水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる中空の排出用箱体が他方の側部の開口部の周縁から外側に向けて水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる中空の排出用箱体がそれぞれ突設されており、長手方向と平行で略直方体の下面に位置する部位から各開口部の下端より僅かに高い位置までの高さを有する間仕切りによって内部の下方側が長手方向と直角な幅方向に所定間隔で複数に区画されている砂堆積箱の下端四周を、海底面に敷設された通水性シート又は通水性フィルム上に着底させ、台船上からポンプによってスラリー状の砂を砂供給管を介して間仕切りによって仕切られた供給用箱体内の各区画に対応する位置に分岐して各区画の横断面積に略比例する割合で供給することによって砂堆積箱内に砂を堆積させると共に、砂堆積箱内の水,空気,微粒砂及び余剰の砂を排出用箱体に砂堆積箱の幅方向に所定間隔で開口している排出口に分岐して装着された排出体を介して台船上へと排出させ、供給されるスラリー状の砂と排出されるスラリー状の砂との濃度をガンマ線密度計によって測定して略同じ密度となった際にスラリー状の砂の供給を停止させ、台船にその進行方向と平行に形成された条溝から突出されている砂堆積箱に立設された支持部材を介して砂の薄層が形成された砂堆積箱を上昇させ、条溝に沿って移動させて形成された砂の薄層の一部と重なるように砂堆積箱を下降させて前記操作を繰り返して連続した薄層を形成させ、支持部材が台船の条溝の台船の進行方向端部近傍まで達した後、係留させていた台船を移動させて係留し、支持部材を条溝に沿って台船の進行方向と反対側へと戻し上記砂撒き作業を繰り返すことを特徴とする薄層砂撒き方法とである。
またこのような略直方体状の砂堆積箱において、形成させる砂の層の厚さに相当する高さより上面側の両側部がそれぞれ開口していて、スラリー状の砂が注入される中空の供給用箱体が一方の側部の開口部の周縁から外側に向けて、また水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船上へと排出させる中空の排出用箱体が他方の側部の開口部の周縁から外側に向けてそれぞれ突設されており、更に間仕切りによって内部の下方側が長手方向と直角な幅方向に所定間隔で複数に区画されているから、スラリー状の砂は砂堆積箱の上方側の両側部に形成された供給用箱体から排出用箱体へ向けて海底面と略平行に流れ、更に細い砂供給管から供給用箱体を介して広い砂堆積箱内部へと供給されるので砂堆積箱内では緩やかな流れとなるので、この緩やかで海底面と略平行な流れの中で粒径の大きな砂を非常に容易に堆積させることができ、更に、スラリー状の砂を砂堆積箱へと送り込む砂供給管が、間仕切りによって仕切られた砂堆積箱内の各区画にその横断面積に略比例する割合で分岐されているから、供給されたスラリー状の砂が砂堆積箱内で偏って堆積することがなく、
また台船にその進行方向と平行に形成された条溝から突出されている砂堆積箱に立設された支持部材を介して砂の薄層が形成された砂堆積箱を上昇させ、条溝に沿って移動させて形成された砂の薄層の一部と重なるように砂堆積箱を下降させスラリー状の砂を順次堆積させることによって、広大な海底面に容易且つ効率よく砂の層を形成させることができ、
更に薄層砂撒き方法において、砂供給管を介して供給されるスラリー状の砂と排出管を介して排出されるスラリー状の砂との濃度をガンマ線密度計によって測定して略同じ密度となった際にスラリー状の砂の供給が停止されるので、スラリー状の砂が砂堆積箱内に十分に堆積したことを容易に確認でき、より確実に砂堆積箱内に所望の厚さの砂層を形成させることができるのである。
図1は本発明に係る薄層砂撒き装置が台船に装備されている様子を示す斜視説明図、図2は本発明に係る薄層砂撒き装置の砂堆積箱を海底面に敷設された通水性シート又は通水性フィルム上に着底させた様子を示す斜視説明図、図3は台船上で砂が充填された帯状の荷重体を通水性シート又は通水性フィルムの長手方向の両側部に装着する様子を示す斜視説明図である。
更にPは台船X上に設置されたポンプであり、このポンプPによって台船X上から後述する砂堆積箱1内にスラリー状の砂が供給されるのである。またRは台船Xにその進行方向と平行に形成された条溝であり、この条溝Rからは後述する砂堆積箱1に立設された支持部材4の上端部が突出されている。
この砂堆積箱1は略直方体状をなしているので強制的に直方体状の砂層を形成させることができ、更にこの砂堆積箱1内にスラリー状の砂をポンプPによって送り込めば、砂の沈降等を待つ必要がなく効率的にスラリー状の砂を堆積させることができ、また砂堆積箱1は下面が開口しており、砂堆積箱1にスラリー状の砂を堆積させた後は砂堆積箱1を上方へと持ち上げるだけで容易に取り外すことができる。
また砂供給管2にスラリー状の砂を供給する際に低い流速で注入を開始して、その後に所定の流速まで上げて注入すれば、スラリー状の砂の注入開始時に、砂供給体1内へと注入したスラリー状の砂がそのまま後述する排出体3へと流されることを防止して、砂供給体1内へのスラリー状の砂の堆積を促進させることができる。
この排出管3も砂供給管2と同様に分岐されているとよいが、砂供給管2のようにスラリー状の砂を間仕切り1cによって仕切られた砂堆積箱1内の各区画に分散させるなどの役割はないので、必ずしも砂供給管2のように砂堆積箱1内の各区画に対応させて分岐させる必要はない。従って、排出効率を高めるため、例えば図2の如く、排出管3を砂供給管2より多く分岐させたり、図示していないが場合によっては砂供給管2と同数又は少なく分岐させてもよい。
この支持部材4を介して砂の薄層が形成された砂堆積箱1を上昇させ、条溝Rに沿って移動させて形成された砂の薄層の一部と重なるように砂堆積箱1を下降させて砂撒き作業を繰り返すと共に、支持部材4が台船Xの条溝Rの台船Xの進行方向端部近傍まで達した後は、係留させていた台船Xを移動させて再度係留し、支持部材4を条溝Rに沿って台船Xの進行方向と反対側へと戻せば、砂撒き作業を繰り返し効率良く行うことができる。
この端部押さえ5が設けられていれば、砂堆積箱1内に注入されたスラリー状の砂は砂堆積箱1の下方側の側方から流出し難くなるので、効率良く砂の層を形成させることができる。
薄層砂撒き方法において、このガンマ線密度計6を用いて、砂供給管2を介して供給されるスラリー状の砂と排出管3を介して排出されるスラリー状の砂との濃度を測定して、略同じ密度となった際にスラリー状の砂の供給を停止させれば、スラリー状の砂が砂堆積箱1内に十分に堆積したことを容易に確認でき、より確実に砂堆積箱1内に所望の厚さの砂層を形成させることができるのである。
次に台船Xにその進行方向と平行に形成された条溝Rから、下面が開口した略直方体状を成す砂堆積箱1に立設された支持部材4の上端部を突出させて設置する。
一方、砂堆積箱1内の水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船X上へと排出させる排出管3も排出効率を高めるために分岐されているとよいが、必ずしも砂供給管2のように間仕切り1cによって仕切られた砂堆積箱1内の各区画に対応させて分岐させる必要はない。
また細い砂供給管2から供給用箱体1aを介して広い砂堆積箱1内部へと供給されるので砂堆積箱1内の間仕切り1cによって区画された空間では緩やかな流れとなり、また供給されたスラリー状の砂は砂堆積箱1の上方側の両側部に形成された供給用箱体1aから排出用箱体1bへ向けて海底面と略平行に流れる。このように砂堆積箱1内に緩やかで海底面と略平行な流れが形成されるので粒径の大きな砂が沈降し易くなり、また不要な微粒砂が押し流されて排出される。その後、砂堆積箱1内に十分な量の砂が堆積すると、供給されたスラリー状の砂はそのまま排出管3へと流されていくので、供給される砂供給管2内のスラリー状の砂の密度と、排出される排出管3内のスラリー状の砂の密度とをガンマ線密度計6で測定して、略同じ密度となった際にスラリー状の砂の供給を停止すれば、確認の難しい海底面に確実に所望の厚さの砂の層を形成させることができるのである。
なお、砂堆積箱1の側方からスラリー状の砂が漏れることを防止するために、図2のように台船X上から圧縮流体が注入される可撓性のあるチューブ状の端部押さえ5が砂堆積箱1の長手方向と平行な両側板の外面の下部に砂堆積箱1の長手方向の略全長に亘って設けられていると好ましい。
そして、他方の砂堆積箱1内に所望の厚さの砂の層が形成された後に、切り換え部7によって、再度一方の砂堆積箱1にスラリー状の砂を供給する工程を繰り返せば、効率良く薄層の砂撒きができるのである。
1a 供給用箱体
1b 排出用箱体
1c 間仕切り
2 砂供給管
3 排出体
4 支持部材
5 端部押さえ
6 ガンマ線密度計
7 切り換え部
8 荷重体
X 台船
Y 敷設装置
Z 通水性シート又は通水性フィルム
P ポンプ
R 条溝
Claims (8)
- 台船(X)の先端側に設置された敷設装置(Y)によって海底面に敷設された通水性シート又は通水性フィルム(Z)上に連続した砂の薄層を形成させるための薄層砂撒き装置であって、
下面が開口した略直方体状を成し、長手方向と直角な両側部が形成させる砂層の厚さに相当する高さより上面までがそれぞれ開口していて、スラリー状の砂が供給される中空の供給用箱体(1a)が一方の該側部の開口部の周縁から外側に向けて、また水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船(X)上へと排出させる中空の排出用箱体(1b)が他方の該側部の開口部の周縁から外側に向けてそれぞれ突設されており、長手方向と平行で該略直方体の下面に位置する部位から各開口部の下端より僅かに高い位置までの高さを有する間仕切り(1c)によって内部の下方側が長手方向と直角な幅方向に所定間隔で複数に区画されており海底面に敷設された該通水性シート又は該通水性フィルム(Z)上に下端四周を着底させた状態で砂が充填される砂堆積箱(1)と、
台船(X)上からポンプ(P)によって供給されるスラリー状の砂を該間仕切り(1c)によって仕切られた砂堆積箱(1)内部の下方側の各区画に対応する該供給用箱体(1a)内の位置に分岐して各区画の横断面積に略比例する割合で供給する砂供給管(2)と、
該排出用箱体(1b)に該砂堆積箱(1)の幅方向に所定間隔で開口している排出口から該砂堆積箱(1)内の水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船(X)上へと排出させる排出管(3)と、
該砂堆積箱(1)に立設されていて、該台船(X)にその進行方向と平行に形成された条溝(R)からその上端部が突出される支持部材(4)とから構成されていることを特徴とする薄層砂撒き装置。 - 台船(X)上から圧縮流体が注入される可撓性のあるチューブ状の端部押さえ(5)が砂堆積箱(1)の長手方向と平行な両側板の外面の下部に該砂堆積箱(1)の長手方向の略全長に亘って設けられている請求項1に記載の薄層砂撒き装置。
- 台船(X)の先端側に設置された敷設装置(Y)によって海底面に通水性シート又は通水性フィルム(Z)を敷設しながら該通水性シート又は該通水性フィルム(Z)上に連続した砂の薄層を形成させるための薄層砂撒き方法であって、
下面が開口した略直方体状を成し、長手方向と直角な両側部が形成させる砂層の厚さに相当する高さより上面までがそれぞれ開口していて、スラリー状の砂が供給される中空の供給用箱体(1a)が一方の該側部の開口部の周縁から外側に向けて、また水,空気,微粒砂及び余剰の砂を台船(X)上へと排出させる中空の排出用箱体(1b)が他方の該側部の開口部の周縁から外側に向けてそれぞれ突設されており、長手方向と平行で該略直方体の下面に位置する部位から各開口部の下端より僅かに高い位置までの高さを有する間仕切り(1c)によって内部の下方側が長手方向と直角な幅方向に所定間隔で複数に区画されている砂堆積箱(1)の下端四周を、海底面に敷設された該通水性シート又は該通水性フィルム(Z)上に着底させ、
台船(X)上からポンプ(P)によってスラリー状の砂を砂供給管(2)を介して該間仕切り(1c)によって仕切られた該供給用箱体(1a)内の各区画に対応する位置に分岐して各区画の横断面積に略比例する割合で供給することによって該砂堆積箱(1)内に砂を堆積させると共に、
該砂堆積箱(1)内の水,空気,微粒砂及び余剰の砂を該排出用箱体(1b)に該砂堆積箱(1)の幅方向に所定間隔で開口している排出口に分岐して装着された排出体(3)を介して台船(X)上へと排出させ、
供給されるスラリー状の砂と排出されるスラリー状の砂との濃度をガンマ線密度計(6)によって測定して略同じ密度となった際にスラリー状の砂の供給を停止させ、
該台船(X)にその進行方向と平行に形成された条溝(R)から突出されている該砂堆積箱(1)に立設された支持部材(4)を介して砂の薄層が形成された該砂堆積箱(1)を上昇させ、条溝(R)に沿って移動させて形成された砂の薄層の一部と重なるように該砂堆積箱(1)を下降させて前記操作を繰り返して連続した薄層を形成させ、
該支持部材(4)が該台船(X)の条溝(R)の台船(X)の進行方向端部近傍まで達した後、係留させていた該台船(X)を移動させて係留し、該支持部材(4)を該条溝(R)に沿って台船(X)の進行方向と反対側へと戻し上記砂撒き作業を繰り返すことを特徴とする薄層砂撒き方法。 - 敷設装置(Y)によって海底面に敷設した通水性シート又は通水性フィルム(Z)上に砂堆積箱(1)の開口した下面を着底させた後に、該砂堆積箱(1)の長手方向と平行な両側板の外面の下部に略全長に亘って設けられている可撓性のあるチューブ状の端部押さえ(5)に、台船(X)上から圧縮流体を注入して、海底面に敷設された該通水性シート又は該通水性フィルム(Z)と着底させた砂堆積箱(1)の両側面の下部との間に隙間を生じさせないようにして、該砂堆積箱(1)内に砂を充填する請求項3に記載の薄層砂撒き方法。
- 台船(X)に該台船(X)の進行方向と平行な複数の条溝(R,‥)を設け、各条溝(R)に支持部材(4)の上端部を突出させた状態に砂堆積箱(1)を配備し、各砂堆積箱(1)内に砂を充填する請求項3又は4に記載の薄層砂撒き方法。
- 各砂供給管(2)が切り換え部(7)を介して1つのポンプ(P)に接続されていて、1つの砂堆積箱(1)内に砂を充填した後に切り換え部(7)によってスラリー状の砂を供給する砂供給管(2)を切り換えて他の砂堆積箱(1)内に順次砂を充填すると共に、充填が終わった砂堆積箱(1)を次の砂撒きをする位置に順次移動させる請求項5に記載の薄層砂撒き方法。
- 台船(X)上で砂が充填された帯状の荷重体(8)を通水性シート又は通水性フィルム(Z)の長手方向の両側部に装着しながら該通水性シート又は該通水性フィルム(Z)を敷設する請求項3から6までのいずれか1項に記載の薄層砂撒き方法。
- 砂供給管(2)にスラリー状の砂を供給する際に低い流速で注入を開始し、その後に所定の流速まで上げてスラリー状の砂を注入する請求項3から7までのいずれか1項に記載の薄層砂撒き方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007204119A JP4994993B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 薄層砂撒き装置及び薄層砂撒き方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007204119A JP4994993B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 薄層砂撒き装置及び薄層砂撒き方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009041185A JP2009041185A (ja) | 2009-02-26 |
JP4994993B2 true JP4994993B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=40442215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007204119A Active JP4994993B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 薄層砂撒き装置及び薄層砂撒き方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4994993B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5536693B2 (ja) * | 2011-02-21 | 2014-07-02 | 大成建設株式会社 | 覆砂装置及び覆砂工法 |
CN104120727A (zh) * | 2014-07-04 | 2014-10-29 | 上海交通建设总承包有限公司 | 一种吊安预制袋装砂的施工方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2835399B2 (ja) * | 1992-10-28 | 1998-12-14 | 五洋建設株式会社 | 水底砂撒き方法及びその装置 |
JP3532039B2 (ja) * | 1996-08-06 | 2004-05-31 | 五洋建設株式会社 | 埋立作業時における汚濁水拡散防止方法及び汚濁水拡散防止装置 |
JP3479693B2 (ja) * | 1997-09-19 | 2003-12-15 | 五洋建設株式会社 | 水中での土砂撒布方法及び装置 |
-
2007
- 2007-08-06 JP JP2007204119A patent/JP4994993B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009041185A (ja) | 2009-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2534156C (en) | Sediment removal apparatus and method for removing sediment from open waterways | |
CN105155606B (zh) | 一种港口曝气型清淤方法 | |
JP4994993B2 (ja) | 薄層砂撒き装置及び薄層砂撒き方法 | |
KR101841312B1 (ko) | 토지 매립 방법 | |
TW503202B (en) | Loading and unloading of solid substance having high degree of water content | |
ITTO20110551A1 (it) | Procedimento per impermeabilizzare casse di colmata | |
US5853264A (en) | Bridge, dock and pier shoring-up bulk-delivery floating conveyor unit | |
BE1024096B1 (nl) | Inrichting en werkwijze voor het op een onderwaterbodem aanbrengen van een laag materiaal met vooraf bepaald hoogteniveau | |
TW201502048A (zh) | 沙粒卸載系統及其方法 | |
JP6894763B2 (ja) | 浅場の製造方法および土砂投入装置 | |
JP2009249956A (ja) | 土砂投入船と土砂投入方法 | |
AU2014343966A1 (en) | Device and method for arranging a layer of material of predetermined height level on an underwater bottom | |
CN213323580U (zh) | 一种抛石整平船整平架装置的姿态调整装置 | |
JP6083729B2 (ja) | 土砂輸送システム及びこれを用いた覆砂工法 | |
KR102117631B1 (ko) | 매립용 토사 펌핑 하역 공법 및 장비 | |
CN112281847A (zh) | 一种模袋混凝土施工系统及方法 | |
NL2018132B1 (en) | Method and equipment for compacting soil | |
JP2004092244A (ja) | 薄層覆砂工法と装置 | |
JP3479693B2 (ja) | 水中での土砂撒布方法及び装置 | |
JP2005016062A (ja) | 砂撒き方法及び砂撒き船 | |
JPS6018771B2 (ja) | マウンド造成装置 | |
JP4247021B2 (ja) | 水底の覆砂工法及び可撓性マットの敷設装置 | |
KR200405514Y1 (ko) | 수상 모래포설장치 | |
JPS6073920A (ja) | 沈澱泥土浚渫船 | |
JPH04238915A (ja) | 海底砂散布装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120508 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120509 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4994993 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |