JP6083729B2 - 土砂輸送システム及びこれを用いた覆砂工法 - Google Patents
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Description
ところで、洪水時にダム貯水位を低下させる際の課題の一つとして、既存のダム貯水池に粘土やシルトなどの細粒土砂が堆積していると、ダム貯水位の低下に伴い、ダム貯水池内の流速が増加するため、これまでは生じていなかった細粒土砂の巻上げが発生し、ダム下流河川域にこれまで以上の濁水を発生させることが指摘されている。
この細粒土砂の巻上げを抑制し、ダム下流河川域への濁水の影響を軽減させる方法として、細粒土砂の巻上げが想定される地点を粒径の粗い砂礫で覆う、覆砂対策が有効であると考えられる。
また、ダム貯水池の他、湖沼、海、河川などの水域で、水底に底泥(ヘドロ)が堆積している状態では、ヘドロの巻上げが起こると、濁水が発生する。また、ヘドロの中の有機物が嫌気分解して酸素を消費するため、ヘドロからリンや窒素などを含む栄養塩が水中に溶出して水質汚染を進行させ、濁水の長期化を招く。さらに、このヘドロの分解によって水中の溶存酸素が消費されるために、水草や底生生物など水中生物の生育・生息環境の悪化を引き起こす。
このような水域においても覆砂対策を取ることにより、その底質、水質の改善を期待することができる。すなわち、水底に粒径の大きな石を含む砂礫土砂を敷均すことにより、ヘドロの巻上げを抑制し、また、栄養塩の溶出量、溶存酸素の消費量を共に削減して、水質を良好に維持することができる。そして、この水質の維持により、水草や底生生物の生活基盤を確保でき、生物相の回復を図ることができる。
この輸送システムは、水を含み粘性を有するスラリ状の土砂を搬送する装置で、土砂の輸送始点と輸送終点との間に形成される輸送管ラインと、輸送管ラインの輸送始点の輸送管内に土砂を投入するための土砂供給装置と、輸送管ラインの輸送始点の輸送管に圧縮空気を送給し、当該輸送管内に投入される土砂を輸送終点に向けて圧送する空気圧送式の圧送装置とを備え、輸送管ラインの輸送始点で土砂に圧縮空気を連続的に混入することにより、輸送管ラインの内部で土砂の流れにプラグ流を発生させ、このプラグ流によって、土砂と輸送管内面との間の見かけ上の摩擦力を低減して、比較的小さなエネルギーで土砂を効率よく大量輸送するようになっている。
この土砂輸送システムでは、土砂を輸送始点から輸送終点まで直接輸送できる点で、一般の覆砂対策に比べて、土砂の輸送、撒布を効率よく行うことができる。
また、このような輸送管ラインを用いた土砂の輸送に関する他の技術文献を見る限り、現在のところ、例えば粒径150mm程度の石を含む砂礫土砂を対象として、1000mもの距離を輸送することのできる技術がなく、このため、粒径の大きな石を含む砂礫土砂を改善対象の水域に広範囲に効率よく輸送、撒布する工法は確立されていないのが現状である。
また、本発明は、覆砂対策を講じる水域の土砂撒布地点で土砂を撒布する覆砂工法において、土砂の輸送始点となる地点と輸送終点となる地点との間に上記の土砂輸送システムを設置して、前記土砂の輸送始点から前記ポンプにより砂礫土砂を前記輸送管ラインを通して前記輸送終点へ直接輸送する、ことを要旨とする。
この場合、土砂の輸送終点に減衰器を設置し、前記減衰器を土砂撒布地点に位置決めして、輸送管ラインで輸送された砂礫土砂を前記減衰器により減衰して前記土砂撒布地点に撒布することが好ましい。
また、この土砂輸送システムを用いた覆砂工法によれば、ダム貯水池他各水域で採取される最大粒径150mm程度の大きな礫を含む土砂を連続的に効率よく、600m〜1000mもの長距離に亘って輸送することができるので、砂礫土砂を底泥が堆積する改善対象のダム貯水池他各水域に広範囲に効率よく輸送、撒布して、各水域の底質、水質を改善することができる、という格別な効果を奏する。
このエジェクター2は吸引口213が上方に向けて開口され、この吸引口213に土砂受けホッパー24が取り付けられる。
このようにして、ホッパー5、振動フィーダ6及びベルトコンベアー7により定量的に連続して供給される土砂が土砂受けホッパー24を介してエジェクター2の吸引口213から内部に投入され、エジェクター2の内部に発生する真空吸引力により、内管23を通して輸送管ラインLへ噴出される。
この空気送入装置3の、空気挿入管32に挿入する空気量は、土砂の輸送距離が長くなるほど多くの空気量を必要とするため、1気圧換算で10〜80m3/分(輸送距離が600m程度ならば10〜40m3/分、1000m程度ならば30〜80m3/分)とし、輸送管ラインL内に土砂のスラグ流を発生させるようにする。
このようにして空気送入装置3は空気挿入管32を介して輸送管ラインLの輸送始点の輸送管に接続され、この空気送入装置3により輸送管ラインL内に空気を混入し、砂礫を含む土砂を水、土砂、空気の3層流として輸送する。
なお、このシステムSでは、土砂の輸送終点である例えば貯水池の土砂の撒布地点で、砂礫土砂を撒くので、輸送終点に撒布台船がウインチを用いて移動可能に設置され、この台船上に減衰器としてディストリビュータ4が搭載されて、輸送管ラインLの終端がこのディストリビュータ4に連結される。このようにして輸送管ラインLの輸送終点に輸送された砂礫土砂がディストリビュータ4により減衰されて土砂の撒布地点に撒布される。
このようにシステムSを駆動した状態から、エジェクター2内に土砂を投入する。この場合、土砂受入れヤードでバックホウにより砂礫土砂を掻き出し、台船上のホッパー5に投入する。ホッパー5に投入された砂礫土砂は、ホッパー5下部の振動フィーダ6を介して、ホッパー5の下部からエジェクター2の土砂受入れホッパー24の直上まで延びるベルトコンベアー7により搬送され、エジェクター2の土砂受入れホッパー24に投入される。このようにして砂礫土砂が定量的に連続してエジェクター2内に投入される。これらの砂礫土砂は、エジェクター2内部に働く真空吸引力により、エジェクター2の吸引口を通してエジェクター2内部に連続的に吸引され、内管23、空気挿入管32を通じて輸送管ラインLへ圧送される。この場合、既述のとおり、超高圧ポンプ1による高い圧力と大容量の動力水の送給能力と、これに対応可能な大口径の内管23を有する大型の特殊エジェクター2とにより、エジェクター2は粒径150mm程度の石を吸引、圧送することができるので、エジェクター2の吸引口213から吸入される砂礫土砂の中に直径150mm程度の大きさの石が含まれていても、エジェクター2内部へ送られ、内管23を通して輸送管ラインLへ噴出され、輸送管ラインL上を圧送される。また、この場合、エジェクター2の内管23の先0〜20mの位置でエジェクター2と輸送始点の輸送管との間に配管された空気挿入管24に空気送入装置3により空気が送入されて、輸送管ラインL内に圧送される砂礫土砂に空気が混合され、これにより砂礫土砂にスラグ流を発生させて、粒径の大きな石を含む砂礫土砂でも長距離輸送が可能となり、輸送終点へ確実に排送される。そして、輸送終点まで排送された砂礫土砂は撒布台船上のディストリビュータ4を介して減衰され、貯水池の所定の位置で濁水の発生を抑制しつつスムーズに沈下される。
1.対象土砂
対象土砂はダム貯水池内に堆砂している砂礫である。予めふるいを用いて分級し、洗浄したものを用いた。洗浄の目的は濁水の発生を防止するためである。使用した土砂は120mmのふるい目で分級した粒径150mm、80mmのふるい目で分級した粒径100mmの2種類である。
2.試験方法
(1)試験ケース
試験は輸送距離、土砂の粒度、エジェクターのノズルや内管の直径を変えて行った。主な試験ケースを表1に示す。
測定項目は、電磁流量計による超高圧ポンプの流量Q(m3/min)、駆動水の水圧P1(MPa)、輸送管始点、終点での圧力P2、P3(MPa)、空気量A(Nm3/min)である。また、ホッパーにボールを投入して輸送管内の速度を測定した。
3.試験結果
(1)土砂輸送量
試験結果を表2に示す。
また、土砂輸送量と始点圧力P2を距離Lで除した値の関係を図4に示す。土砂輸送量は始点圧力が高いほど増加するが、輸送距離には反比例することが分かる。
エジェクターポンプの最大揚程をノズルと内管の面積比と駆動ポンプの圧力に比例するものと仮定し、ノズルと内管の面積比Dn2/Di2と駆動ポンプの圧力P1を乗じたものに係数αを加えたものを推定始点圧力Tとする。推定始点圧力Tは式(1)で
距離別の推定始点圧力Tと土砂輸送量Sの関係を図6に示す。
また、推定始点圧力Tを距離Lで除したT/Lと土砂輸送量Sの関係を図7に示す。
図6より、推定始点圧力Tと土砂輸送量Sは距離別に比例する関係があることが分かる。また、図7より土砂輸送量SはT/Lと相関があり、土砂輸送量Sは以下の式(2)を用いて近似できる。
式(1)と式(2)より、Tについて整理すると式(4)となる。
土砂輸送量、システム、輸送距離に必要な駆動ポンプの圧力の計算例を表3に示す。
(2)空気量
圧送で使用した空気量は600m、1000mで36Nm3/min〜54Nm3/minであった。水量が約10m3/minであるから、空気量は水量の3〜6倍となる。
4.まとめ
この試験の結果、粒径の大きな砂礫土砂を長距離輸送するために、使用する水量の3〜6倍にもなる大量の空気(堆積で大気圧換算)を輸送管に導入し、輸送管内に水と空気の混合からなる「スラグ流」を発生させることが有効であり、直径400mmの輸送管を用いた場合、配管延長600mで約50m3/h、1000mで約30m3/hの輸送能力があることを確認した。
また、土砂輸送量Sは駆動ポンプの圧力、ノズル・内管の直径、輸送距離をパラメータとした式で推定できることが分かった。
この土砂輸送システムSの場合、特に、超高圧ポンプ1による高い圧力と大容量の動力水の送給能力と、これに対応可能な大口径の内管23を有する大型の特殊エジェクター2とにより、エジェクター2は粒径150mm程度の石を輸送管ラインLに吸引、圧送することができ、併せて、エジェクター2の吐出口23の先、所定の位置から輸送管ラインLに空気送入装置3により圧縮空気を強制的に送入し、空気量の多いスラグ流を発生させるので、エジェクター2の吸引口213から吸入される砂礫土砂の中に直径150mm程度の大きさの石が含まれていても、エジェクター2内部へ連続的に吸引し、輸送管ラインLへ圧送して、1000mもの長距離でも輸送することができる。この場合、エジェクター2のジェット水の圧力が十分に強いので、従来のように、輸送管ラインLの途中で空気を補助的に入れる必要がない。
なお、この土砂輸送システムSによると、輸送距離が200m程度で短い場合は、空気送入装置3による圧縮空気の輸送管ラインLへの送入は不要で、エジェクター2のノズル22から噴出されるジェット水の流速のみで、砂礫土砂を輸送始点から輸送終点まで輸送することが可能である。
このようにして土砂受入ヤード側で超高圧ポンプ1を駆動すると、この超高圧ポンプ1から高圧の大容量の動力水がエジェクター2に送給され、この動力水がエジェクター2のノズル22で絞られて秒速50mを超える流速でエジェクター2の内部に内管23(図2参照)に向けて噴射され、これによってエジェクター2の内部に高い負圧が発生し、エジェクター2の吸引口213を介してエジェクター2の外部から内部に向けて真空吸引力が働く。併せて、空気注入装置3を駆動すると、エジェクター2の吐出口の先方の空気挿入管32に圧縮空気が挿入される。
かかるシステムSの駆動状態から、バックホウ9により砂礫土砂をホッパー5に投入する。ホッパー5に投入された砂礫土砂はホッパー5の下部から、振動フィーダ6の振動案内により、ホッパー5の下部からエジェクター2の土砂受入れホッパー24(図1参照)の直上まで延びるベルトコンベアー7により搬送され、エジェクター2の土砂受入れホッパー24に投入される。このようにして砂礫土砂を定量的に連続してエジェクター2内に投入すると、これらの砂礫土砂は、エジェクター2内部に働く真空吸引力により、エジェクター2の吸引口を通してエジェクター2内部に連続的に吸引され、内管23、空気挿入管32を通じて輸送管ラインLへ圧送される。この場合、既述のとおり、超高圧ポンプ1による高い圧力と大容量の動力水の送給能力と、これに対応可能な大口径の内管23を有する大型の特殊エジェクター2とにより、エジェクター2は粒径150mm程度の石を吸引、圧送することができるので、エジェクター2の吸引口から吸入される砂礫土砂の中に直径150mm程度の大きさの石が含まれていても、エジェクター2内部へ送られ、内管23を通して輸送管ラインLへ噴出され、輸送管ラインL上を圧送される。また、この場合、エジェクター2の内管23の先0〜20mの位置でエジェクター2と輸送始点の輸送管との間に配管された空気挿入管32に空気送入装置3により空気が送入されて、輸送管ラインL内に圧送される砂礫土砂に空気が混合され、これにより砂礫土砂にスラグ流を発生させて、粒径の大きな石を含む砂礫土砂でも長距離輸送が可能となり、輸送終点へ確実に排送される。そして、輸送終点まで排送された砂礫土砂は撒布台船8上のディストリビュータ4を介して減衰され、貯水池の所定の位置で濁水の発生を抑制しつつスムーズに沈下される。このようにして土砂撒布地点の水底に粒径150mm程度の石を含む砂礫土砂を厚さ1m程度で略均一に敷均す。そして、この撒布台船8を縦方向、横方向に直線的に移動しながら、同様の施工を繰り返す。
この場合、解析ケースは、現状の河床条件の下、覆砂対策を行わない場合(ケース1)及び現状の河床の上位に1mの厚さで覆砂対策を行った場合(ケース2)とした。なお、覆砂対策に用いる砂礫材料としては、解析対象としたダム地点の上流にあるダムに堆積されている最大粒径150mm、平均粒径7mmの砂礫を想定し、その粒径分布条件を与えた。
解析結果として、粒径0.1mm以下の土砂のSS濃度−ダム地点の流量の関係を図11に示す。なお、この図11には、現状において、出水時に採水し、0.1mm以下の土砂のSS濃度を測定した結果も併せて示している。この結果に示すように、特に流量が200m3/sから400m3/s程度の低流量時において、覆砂対策を行わない場合(ケース1)では、現状の堆積している細粒土砂の巻上げにより、粒径0.1mm以下の細粒土砂成分のSS濃度が現状の出水時調査結果の2倍程度となるが、覆砂対策を行うこと(ケース2)により、細粒土砂の巻上げの抑制効果により、現状の出水時調査結果のレベルまで、SS濃度を低減することができる。また、流量が増加した状況においても、覆砂対策を行わない場合(ケース1)よりも覆砂対策を行う場合(ケース2)の方がSS濃度が低く、流量が2,000m3/sを超えるような大流量時においても、その効果は持続する結果となっている。
以上から、覆砂対策により、洪水時のダム貯水位低下操作において、現状の堆積している細粒土砂の巻上げを抑制し、ダム下流域の濁水の影響を低減できる効果が明らかとなった。
そして、ダム貯水池の水底に粒径の大きな石を含む砂礫土砂を敷均すことで、水底の細粒土砂の巻上げを抑制し、濁水の発生を可及的に防止することができる。
また、この場合、ダム貯水池に粒径150mm程の砂礫により厚さ1m程の覆砂を行うことにより、土砂の流出操作において濁水の発生を効果的に防止することができる。
さらに、この工法では、輸送管ラインLの終端にディストリビュータ4を設置して、輸送管ラインLで輸送された砂礫土砂を減衰して土砂撒布地点に撒布するようにしたので、ダム貯水池の土砂撒布地点で濁水の発生を抑制しつつ砂礫土砂をスムーズに沈下させることができる。
L 輸送管ライン
1 超高圧ポンプ
2 エジェクター
211 ノズル接続口
212 内管接続口
213 吸引口
21 外管
22 ノズル(噴射口)
23 内管(吐出口)
24 土砂受入れホッパー
3 空気送入装置
30 コンプレッサー
31 送入管
32 空気挿入管
4 ディストリビュータ(減衰器)
5 ホッパー
6 振動フィーダ
7 ベルトコンベアー
8 撒布台船
80 ウィンチ
81 ワイヤーロープ
9 バックホウ
Claims (3)
- 土砂の輸送始点と輸送終点との間に略600m〜略1000mの距離の輸送管ラインが形成され、前記土砂の輸送始点に土砂を圧送するためのポンプを備え、前記土砂の輸送始点から前記ポンプにより圧送対象として最大粒径150mm程度の礫を含む土砂を前記土砂の輸送終点へ輸送する土砂輸送システムであって、
前記ポンプは、
揚程1.4MPa、流量10m 3 /分以上の能力を有し、高圧の動力水を送給する超高圧ポンプと、
一端にノズル接続口、他端に内管接続口をそれぞれ有し、周面に吸引口を有する外管、前記外管のノズル接続口に嵌め込み固定され、高圧水を発生させるためのノズル、及び前記外管の前記内管接続口に嵌め込み固定されて、高圧水を受ける内管とからなり、最大粒径150mm程度の礫を含む砂礫土砂を吸引、圧送可能に、前記ノズルの直径を60mm以上、前記内管の直径を200mm以上、前記ノズルから前記内管までの距離を150mm〜450mmの範囲、前記内管の長さを500mm〜2000mmの範囲とし、 前記超高圧ポンプから送給される動力水により駆動され、土砂を吸引、圧送するエジェクターと、
前記輸送管ラインに1気圧換算で10〜80m 3 /分の空気量の圧縮空気を送入し、前記輸送管ラインに土砂のスラグ流を発生させるコンプレッサーと、
を備え、
前記超高圧ポンプが前記エジェクターの前記ノズルに接続され、前記エジェクターの前記内管と前記輸送管ラインが接続されるとともに、前記コンプレッサーが送入管を介して前記エジェクターの前記内管の先0〜20mの位置に接続されて構成され、
前記エジェクターを前記コンプレッサーとともに駆動し、前記土砂の輸送始点の前記エジェクターの前記吸引口に投入される土砂を当該土砂に含まれる最大粒径150mm程度の大きさまでの礫とともに、前記コンプレッサーにより送入する前記圧縮空気と混合し、最大粒径150mm程度の大きさまでの礫を含む土砂を前記輸送管ラインを通して水、土砂、空気の3層流として前記輸送終点へ圧送する、
ことを特徴とする土砂輸送システム。 - 覆砂対策を講じる水域の土砂撒布地点で土砂を撒布する覆砂工法において、
土砂の輸送始点となる地点と輸送終点となる地点との間に請求項1に記載の土砂輸送システムを設置して、前記土砂の輸送始点から前記ポンプにより砂礫土砂を前記輸送管ラインを通して前記輸送終点へ直接輸送する、
ことを特徴とする覆砂工法。 - 土砂の輸送終点に減衰器を設置し、前記減衰器を土砂撒布地点に位置決めして、輸送管ラインで輸送された砂礫土砂を前記減衰器により減衰して前記土砂撒布地点に撒布する請求項2に記載の覆砂工法。
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