JP4994882B2 - 鋳片引抜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、連続鋳造設備を構成する鋳型引抜装置に関するものである。
一般に、連続鋳造設備においては、鋳型の下方から伸びる直線状や湾曲状に形成されるパスライン上に所定の間隔をおいて複数の鋳片引抜装置が配置されている。該鋳片引抜装置は、一般に、パスラインを介して対向する一対又は複数対のピンチロールを枢支して構成され、これらピンチロールにパスライン上に搬送される鋳片やダミーバー(以下、鋳片等という)を挟持させ、この状態で各ピンチロールをパスライン下流側に向けて回転させることにより鋳片等をパスライン上流側から下流側に引き抜く装置であり、各対のピンチロール間の間隔を拡縮する拡縮装置を備えたロールスタンドと、各対のピンチロールを回転駆動させるロ−ル回転駆動装置とを備えている。
この種のロールスタンドにおいては、少なくとも2〜3対のピンチロールを備えており、これら複数対のピンチロールを枢支するフレームは、互いに対向して配備される一対の側板部と、該一対の側板部の上下端部をそれぞれ連結する連結部とを一体に備えた角筒状に形成されている。また、一対のサイドフレームには、各ピンチロールを枢支するハウジングを収容する長方形状の開口部が形成されている。また、一方の連結部側に位置するピンチロールを枢支するハウジングは、ビーム75に連結されると共に前記開口部内を昇降自在に配備されている。したがって、ビーム75を駆動手段により昇降させると、該ハウジングが開口部内を昇降することとなり、これによって各対のピンチロール間の間隔が拡縮される(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開昭62−32019号公報 特開平2−32062号公報
しかしながら、上記鋳片引抜装置によれば、側板部の開口部の底面は他方のピンチロールを枢支するハウジングの設置部となり、互いに対向する側面は上側のピンチロールを枢支するハウジングの摺動面となるため、各開口部の形状は複雑となるばかりでなく高度な加工精度も要求される。しかも、複数対のピンチロールの各ハウジングを一体構造のフレームによって支持する構成であるため、フレーム自体の重厚長大なものとなる。このため、フレームは、フレーム基材を大型の工作機械で機械加工する方法によって形成しなければならず、汎用的小型工作機械によりフレームを製造することが困難となってフレーム製造に多くの時間・労力を要するという問題があった。
また、引抜速度及び引抜力を維持した状態で各対のピンチロールの鋳片等に対する圧着力を軽減するには、各対のピンチロール間の圧着力を低下させた分だけピンチロールの数を増やすことが望ましいが、これによってもフレーム及びロールスタンドは大形化・大重量化を招来する。
また、二次冷却帯中に設置されるロールスタンドは、飛散水と蒸気中で使用されるため、ロールスタンドを構成する各部材は比較的短期間のうちに損傷(腐食)する。このため、ロールスタンドは、定期的にオフラインに搬出し保守整備を行い、整備後にオンラインに搬入することとなるが、上述の如きロールスタンドの大形化・大重量化により、これら搬出入作業や整備作業が困難なものとなるという問題もある。
また、フレームの損傷が進展すれば、フレーム自体を新品のフレームに交換せざるを得ず、上述の如き大型のフレームであっては交換作業も容易ではない。しかも、フレームの一部を損傷した場合であってもフレーム全体の交換が必要となるため、メンテナンスの効率が悪い。
そこで、本発明は、ロールスタンドの小型化・軽量化を図り、該ロールスタンドの製造・搬出入作業・整備補修作業の容易化を図り得る鋳片引抜装置を提供するようにしたものである。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、
連続鋳造設備の鋳片を引き抜く複数対のピンチロールを備えたロールスタンドを有する鋳片引抜装置であって、
前記ロールスタンドは、一対のピンチロールを具備する複数のロールユニットと、該複数のロールユニットの下部同士を連結することで、前記複数のロールユニットを一列に列んだ状態に支持する共通フレームとを備え、
各ロールユニットは、前記一対のピンチロールの両端側に位置した状態で共通フレームに上方突出状に配備される一対のサイドフレームと、共通フレームから上方突出する一対のサイドフレームの部どうしを連結する梁部材と、前記一対のピンチロールを前記一対のサイドフレームに沿って互いに近接離間可能に枢支するロール枢支機構とを備え、
隣接するロールユニットの梁部材は、互いの間隔を一定に維持する連結手段を介してそれぞれ連結されていることを特徴としている。
これによれば、ロールスタンドは、複数のロールユニットを共通フレーム及び連結手段により連結して形成される。したがって、共通フレーム上に各ロールユニットを形成した後にこれら各ロールユニットを連結することによりロールスタンドが組み上げられることとなり、ロールスタンドの組立が容易となる。また、各ロールユニットの構成は同じであるので、部品の共通化が図られ、生産効率を向上させることができる。
また、この様に各部材を組み立てることによりロールスタンドが形成される構成であるため、それぞれの部材の大型化が回避され、各部材の製造を汎用的な小型工作機械により形成することができるばかりでなく、各部材の製造精度の向上を図ることができる。
また、ロールスタンドは各部材の組み上げにより形成されるため、何れかの部材が損傷したとしても、当該部材のみを交換することができる。したがって、整備補修作業も容易に行うことができる。
また、各ロールユニットを列べて配備する構成であるため、全ての複数対のピンチロールを支持する上記従来例の如き一の大型のフレームが不要となり、これによって、ロールスタンドの小型化・軽量化が図られ、ひいてはロールスタンドの搬出入の容易化等が図られる。
また、前記ロール枢支機構は、前記パスラインよりも共通フレーム側に配備される一方のピンチロールをハウジングで枢支してなる第1ロール組立体と、前記パスラインよりも梁部材側に配備される他方のピンチロールをハウジングで枢支してなる第2ロール組立体と、該第2ロール組立体を第1ロール組立体に向けて近接離間させる駆動手段とを備えていることが好ましい。
これによれば、ロール枢支機構も第1ロール組立体、第2ロール組立体及び駆動手段により形成されているので、これらを構成する何れかの部材が損傷したとしても、当該部材のみを交換すればよいので、経済的でもあり整備補修作業も容易に行うことができるものとなる。
また、前記一対のサイドフレームは、一対のピンチロールの一端側と他端側に配備される一対又は複数対のタイロッドであって、前記第2ロール組立体は、前記他方のピンチロールの一端側と他端側をそれぞれハウジングで枢支して形成され、該ハウジングの何れか一方又は両方は、同側に位置する1又は複数のタイロッドの少なくとも何れかに摺動可能に嵌合する嵌合部を備えていることが好ましい。
これによれば、各サイドフレームが一又は複数のタイロッドにより形成されるので、サイドフレームのスリム化(薄肉化・痩身化)が図られ、ロールスタンドのさらなる軽量化が図られる。
また、前記嵌合部は、前記ハウジングの一方の端面から他方の端面までを貫通して各タイロッドのそれぞれに遊嵌する嵌合孔を備え、各嵌合孔の開口縁部には、ダストシールがそれぞれ配備されていることが好ましい。
これによれば、第2ロール組立体のハウジングの嵌合部を形成する嵌合孔内に向けての周辺雰囲気のダスト等の入り込みが防止される。このため、嵌合部とタイロッドの間の摺接面は清浄に保たれ、これらの間にダスト等が挟まった状態でハウジングがタイロッドに対し摺動することにより生じるハウジング及びタイロッドの損傷を防止することができる。また、嵌合部とハウジングの間の摺接面にダストが挟まる等して第2ロール組立体のハウジングがタイロッドに固着してしまい、ついには鋳片等を挟持できなくなるという重大トラブルも防止することができる。
また、前記第2ロール組立体の各ハウジングは、共通の又はそれぞれ別の前記駆動手段に連結されていることが好ましい。
共通の駆動手段に各ハウジングを連結することとすると、一の駆動手段で各ハウジングを同期させて駆動させることができ、装置構成の容易化が図られると共に部品点数の削減が図られる。
また、各ハウジングにそれぞれ別の駆動手段を連結することとすると、各駆動手段を上述の共通の駆動手段よりも小型のものを採用することができ、装置全体の小型化が図られるものとなる。
また前記第1ロール組立体は、前記一方のピンチロールの一端側と他端側をそれぞれハウジングで枢支して形成され、各ハウジングは、前記共通フレームに接地した状態で同側に位置する1又は複数のタイロッドの少なくとも何れかに嵌合した状態で固定されていることが好ましい。
実際にパスラインを搬送されてくる鋳片を各対のピンチロールにより挟持すると、第2ロール組立体のハウジングのロール回転軸心を作用点としてタイロッドにパスライン下流側に向けての引抜力が作用することとなる。上記構成によれば、第1ロール組立体のハウジングが共通フレームに接地された状態でタイロッドに嵌合固定されているため、タイロッドの支持点は第1ロール組立体のハウジングのパスライン側の端面となる。これにより、前記引抜力の支持点と作用点の距離を短小なものとすることができ、前記引抜力によるタイロッドへのモーメントを小さなものとすることができる。
また、各ロールユニットの第1ロール組立体のハウジングは、三方がタイロッド及び共通フレームに取り囲まれた状態で支持されるので、各ロールユニットの鋳片引抜方向に対する剛性も向上するものとなる。
また、各ロールユニットの一対のロールの回転軸心を結ぶ直線は、湾曲状に形成される前記パスラインに対し垂直に交わることが好ましい。
これによれば、かかる構成により形成されるロールスタンドを湾曲型の連続鋳造設備によるパスラインの湾曲部に配備することができる。
さらに、前記連結手段は、互いに隣接するロールユニットの梁部材に嵌合してこれら梁部材の近接方向又は離間方向への移動を規制する一対の規制部を有する嵌合部材と、該嵌合部材の各規制部に向けて各梁部材をそれぞれ押し付ける押付部材とを備えていることが好ましい。
これによれば、嵌合部材と押付部材との間に各ロールユニットの梁部材が挟持されるため、各梁部材は連結手段に強固に連結されると共に隣接する梁部材間の間隔も一定に維持されるものとなる。また、この様に各ロールユニットの梁部材を連結することにより、ロールスタンド全体の鋳片引抜方向に対する剛性も向上するものとなる。
本発明の鋳片引抜装置によれば、ロールスタンドの小型化・軽量化を図り、該ロールスタンドの製造・搬出入作業・整備補修作業の容易化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面に沿って具体的に説明していく。
図7に示す如く、本発明に係る鋳片引抜装置1を有する連続鋳造設備100においては、取鍋101の下方にタンディッシュ102が配備され、該タンディッシュ102の下方に鋳型103が配備され、該鋳型103の下方を始端部として湾曲状にパスラインLが延びている。また、該パスラインLを包囲して複数のサポートロール及び冷却スプレーからなる二次冷却帯104が配備されると共に、該パスラインLの始端部から終端部の間の複数位置(本実施形態においては2位置)に鋳片引抜装置1が配備されている。取鍋101からタンディッシュ102に流れ込んだ溶鋼T及び該溶鋼Tの先端部に設けられるダミーバーは、鋳片引抜装置1に引き抜かれることにより、パスラインLを始端部から終端部に向けて通過する。また、該溶鋼Tは、パスラインLを通過している間に二次冷却帯104により冷却された後、適当な長さに切断され、これによって鋳片が形成される。
鋳片引抜装置1は、鋳型103から搬送されるダミーバー又は鋳片(以下、鋳片等という)を挟持して引き抜く互いに平行な複数対のピンチロール2を有するロールスタンド3と、各対のピンチロール2の一方若しくは両方に回転駆動力を付与するロール回転装置9とを備えている。
図1〜図3に示す如く、ロールスタンド3は、一対のピンチロール2を有する複数体(本実施形態においては、3体)のロールユニット5と、該複数のロールユニット5を一列に列んだ状態に支持する共通フレーム4と、互いに隣接するロールユニット5どうしを連結する連結手段8とを備えている。
共通フレーム4は、パスラインLに沿って延びて互いに対向する一対の支持板41と、該一対の支持板41の長手方向の両端部を連結する一対の連結板42とを備えている。また、各支持板41には、パスラインLに近い方の端面からパスラインLに遠い方の端面に向けて複数個(本実施形態においては6個)の貫通孔43が形成されている。これら貫通孔43は、支持板41の一方の端部から2個ずつ組となっており、各組でのこれら貫通孔43の間隔は等しい。
なお、互いに対向する支持板41は同形に形成されており、各貫通孔43の個数、間隔等は互いに同一である。また、支持板41は、SS400等の一般構造用圧延鋼材やSC410等の炭素鋳鋼品等の素材により形成されている。
また、各支持板41には、パスラインLからみて遠い方となる端縁部に対向する支持板41から離間する方向に延びるフランジ44が設けられている。
接地面Gにはベースフレーム10が設けられており、各支持板41のフランジ44は、ベースフレーム10の先端部に設けられたフランジ11にボルト等の締結具を介して締結される。これにより、共通フレーム4は、ベースフレーム10を介して接地面Gに連結支持される。
また、各ロールユニット5は、一対のピンチロール2の両端側に位置した状態で共通フレーム4に突出状に配備される一対のサイドフレーム50と、共通フレーム4から突出する一対のサイドフレーム50の先端部どうしを連結する梁部材55と、一対のピンチロール2を有すると共にこれら一対のピンチロール2を前記一対のサイドフレーム50の間で互いに近接離間可能に枢支するロール枢支機構61とを備えている。
一対のサイドフレーム50は、一対のピンチロール2の一端側と他端側に配備される一対又は複数対(本実施形態においては二対)のタイロッド51を備えて構成されている。
各タイロッド51は、共通フレーム4の各支持板41に形成されている貫通孔43の断面半径と同一若しくは僅かに小さい外径を有する断面円形のポール状に形成されている。また、タイロッド51と共通フレーム4の貫通孔43に締まり嵌めにより締結することも考えられ、この場合、該貫通孔41の断面直径よりもタイロッド51に外径は僅かに大きいものとする。
なお、タイロッド51は、SS400等の一般構造用圧延鋼材やS45C等の機械構造用炭素鋼、クロムモリブデン鋼等の機械構造用合金鋼、SUS304やSUS316等のステンレス鋼等の高強度素材や市販棒鋼材等により形成されている。また、表面に窒化処理やクロームメッキ処理を施した素材をタイロッド51として採用することも可能である。
梁部材55は、所定の厚さを有する平板状に形成されており、共通フレーム4の一対の支持板41にて各組となっている貫通孔43と対向可能な位置にそれぞれ該貫通孔43と同径の貫通孔56が形成されている。また、梁部材55の中央部にも、梁部材55の一方の平板面から他方の平板面に向けて貫通する開口部57が形成されている。さらに、梁部材55には、同側にて組となっている貫通孔56よりも外方に、連結手段8に係合する係合部58がそれぞれ形成されている。
該係合部58は、パスラインLから遠い方となる一方の平板面からパスラインLからみて近い方となる他方の平板面に向けてパスラインL方向の幅を徐々に狭めて形成されるテーパ孔59と、該テーパ孔59の傾斜壁59aに対向する位置に該傾斜壁59aと平行な傾斜壁60aを有する切欠部60とを備えている。
ロール枢支機構61は、共通フレーム側に設けられる第1ロール組立体72と、他方のピンチロール23と該他方のピンチロール23を枢支するハウジング63とを有して梁部材55側に設けられる第2ロール組立体73と、該第2ロール組立体73を第1ロール組立体72に向けて近接離間させる駆動手段74とを備えている。
第1ロール組立体72は、ハウジング62を一方のピンチロール22の両端側にそれぞれ備えており、各ハウジング62は、ベアリング等を介して該一方のピンチロール22を枢支する枢支部64を備えると共に、同側に位置するタイロッド51に嵌合可能な嵌合部65を備えている。
該嵌合部65は、パスラインLからみて近い方に位置する一方の端面から遠い方に位置する他方の端面までを貫通する一対の嵌合孔66を枢支部64の両側に形成して構成されている。各嵌合孔66は、タイロッド51の外径よりも僅かに大きい直径を有する断面円形状に形成されている。
また、各嵌合孔66には、パスラインLからみて近い方に位置する開口縁部にハウジングをタイロッドに嵌着するための嵌着具87が配備されている。
図5に示す如く、各嵌着具87は、該開口縁部に配備される雌スリーブ88と、該雌スリーブ88に挿通可能な雄スリーブ89とを備えている。雌スリーブ88は、開口縁部にオーバラップするフランジ88aと、該フランジ88aから離間する方向に向けて徐々に内径を小さなものとするテーパ孔88bを有している。雄スリーブ89は、雌スリーブ88のフランジ88aにオーバラップ可能なフランジ89aと、該フランジ89aから離間する方向に向けて徐々に外径を小さなものとする筒部89bとを備えている。
また、雌スリーブ88のテーパ孔88bの傾斜角度と雄スリーブ89の筒部89bの傾斜角度とは同一である。また、雌スリーブ88に雄スリーブ89を挿通すると、これらの傾斜面どうしは当接するものの、これら雄スリーブ89と雌スリーブ88のフランジ89a、88a間には僅かに隙間が生じるものとなる。また、両スリーブ88、89のフランジ88a、89aにはそれぞれ対向位置にボルト孔88c、89cが形成されている。該ボルト孔88c、89cにボルト90を挿通して締結することにより、上記隙間が狭まると共に雄スリーブ89の筒部89bは雌スリーブ88のテーパ孔88bの傾斜面を摺動してさらに奥方に入り込む。このとき、該筒部89bがテーパ孔88bに押圧されることにより該筒部89bの内径は縮まる。これにより、ハウジング62は嵌着具87を介してタイロッド51に嵌着することとなる。
なお、雄スリーブ89の縮径および雌スリーブ88の拡径を容易にするために、雌スリーブ88の軸心方向の一端から他端に亘って雌スリーブ88の内外を貫く線状スリット88d(図中に2点鎖線により示す)を設ける構成を採用することも可能である。
図2に示す如く、第2ロール組立体73は、ハウジング63を他方のピンチロール23の両端側にそれぞれ備えており、各ハウジング62は、ベアリング等を介して該他方のピンチロール23を枢支する枢支部67を備えると共に、同側に位置するタイロッド51に僅かな隙間を有して嵌合可能な嵌合部68を備えている。
図6に示す如く、該嵌合部68は、パスラインLからみて近い方に位置する一方の端面から遠い方に位置する他方の端面までを貫通する一対の嵌合孔69を枢支部67の両側に形成して構成されている。各嵌合孔69は、断面円形として形成されており、両開口縁部にタイロッド51の外径よりも大きい直径に形成される拡径部69aを有すると共に、これら一対の拡径部69aをタイロッド51の外径よりも大きい直径を有する中途部69bにより連結して形成されている。また、各拡径部69aには、タイロッド51の外径に略等しい内径を有するブッシュ70が嵌合しており、該ブッシュ70の内周面に形成された凹部70aには樹脂製のダストシール71が配備されている。
図2に示す如く、駆動手段74は、第2ロール組立体73の一方のハウジング63と他方のハウジング63を連結するビーム75と、該ビーム75に連結されるピストンロッド76aを有する流体シリンダ76と、該流体シリンダ76に流体を供給する供給手段(図示省略)とを備えている。
また、連結手段8は、互いに隣接するロールユニット5の梁部材55に嵌合してこれら梁部材55の近接方向又は離間方向への移動を規制する一対の規制部81を有する嵌合部材82と、該嵌合部材82の各規制部81に向けて各梁部材55をそれぞれ押し付ける押付部材83とを備えている。
図4に示す如く、嵌合部材82は、互いに隣接することとなる梁部材55の係合部58を構成するテーパ孔59に嵌合可能な一対の規制部81を連結部84により連結した平板二股状に形成されている。各規制部81は、テーパ孔59の傾斜壁59aに密着可能な傾斜部81aを備えた平板台形状に形成されている。
また、押付部材83は、互いに隣接することとなる梁部材55の係合部58を構成する切欠部60の間に嵌め込み可能に形成されており、各切欠部60の傾斜壁60aに密着可能な傾斜部83aを備えている。また、これら嵌合部材82と押付部材83は、隣接することとなる梁部材55の係合部58に係合した状態で互いに対向するものであり、これら対向部にはそれぞれ複数のボルト孔85が形成されている。
ロールスタンド3は、これらの部材により構成されており、これらの部材によりロールスタンド3を形成するには、先ず、各タイロッド51を共通フレーム4の支持板41に形成された貫通孔43に挿通し、締結する。これにより、共通フレーム4に12本のタイロッド51が突設されるものとなる。なお、これら12本のタイロッド51は、共通フレーム4の一方の端部からそれぞれ4本を1つの組とした3組に分けられる。
以下、一のロールユニット5についての組み上げについて説明する。
先ず、一方のピンチロール22を一対のハウジング62により枢支して第1ロール組立体72を形成し、該第1ロール組立体72の各ハウジング62の嵌合部65を構成する各嵌合孔66にタイロッド51を挿通する。
そして、共通フレーム4の各支持板41に第1ロール組立体72のハウジング62をそれぞれ接地させた状態で、各ハウジング62を嵌着具87によりタイロッド51に嵌着させる。これにより、各ハウジング62は、パスラインLに近い方の端面(上面)がタイロッド51に嵌着されるものとなり、各タイロッド51の鋳片引抜方向に対する剛性が向上するものとなる。
次に、他方のピンチロール23を一対のハウジング63により枢支して第2ロール組立体73を形成し、該第2ロール組立体73の各ハウジング63の嵌合部68を構成する各嵌合孔69にダストシール71を取り付けたブッシュ70を挿入した後、タイロッド51を挿通する。これにより、一対のピンチロール2が互いに対向するものとなる。
そして、該第2ロール組立体73の一対のハウジング63、63に亘って駆動手段74のビーム75を取り付ける。
次に、各タイロッド51を梁部材55の貫通孔56にそれぞれ挿通して締結する。そして、該梁部材55に駆動手段74の流体シリンダ76を設置すると共に、該流体シリンダ76のピストンロッド76aを梁部材55の開口部57に挿通させ、該ピストンロッド76aの先端部をビーム75に連結する。
以上により、一のロールユニット5が共通フレーム4上に立設される。各タイロッド51の組において上記組立を行うことにより、各ロールユニット5が一列に並んだ状態で共通フレーム4に立設され、これによって各対のピンチロール2を通過するパスラインLが形成されることとなる。
なお、梁部材55に各タイロッド51を挿通して締結した後、該タイロッド51に第2ロール組立体73及び第1ロール組立体72を順に挿通し、さらに第2ロール組立体73と梁部材55とに亘って駆動手段74を設けることにより各ロールユニット5を先に形成しておき、各ロールユニット5のタイロッド51を共通フレーム4の貫通孔43に挿通して締結することにより、共通フレーム4上にロールユニット5を立設することとしても構わない。
次に、図4に示す如く、これら互い隣接するロールユニット5の梁部材55どうしを連結手段8により連結する。
該連結手段8による連結は、先ず、隣接する梁部材55を形成する係合部58のテーパ孔59に向けて流体シリンダ接地側から嵌合部材82の規制部81をそれぞれ係合させる。このとき、各テーパ孔59の傾斜壁59aに嵌合部材82の規制部81の傾斜部81aを当接させる。そして、隣接する梁部材55の係合部58を構成する各切欠部60の間にビーム75配置側から押付部材83を嵌め込む。このとき、押付部材83の各傾斜部83aを切欠部60の傾斜壁60aに当接させる。
そして、これら嵌合部材82と押付部材83のボルト孔85にボルトを挿通して締め上げる。これにより、各梁部材55の係合部58を形成するテーパ孔59の傾斜壁59aは嵌合部材82の規制部81の傾斜部81aに密着すると共に切欠部60の傾斜壁60aは押付部材83の傾斜部83aに密着し、これによって各梁部材55は連結手段8にかしめ固定されるものとなる。これにより、ロールスタンド3が形成される。
本実施形態においては、この様に、一の共通フレーム4に対しロールユニット5をそれぞれ立設し、その後に各ロールユニット5の梁部材55を連結手段8により連結することとしているので、ロールユニット5ごとの僅かな製造誤差に伴うロールユニット5間での僅かなずれ等はこれら連結手段8により連結されることによって解消される。
したがって、各ロールユニット5がある程度の製造精度をもって組み上げられれば、最終的にこれら各部材を組み立てて形成されるロールスタンド3全体での精度は高精度に維持される。
共通フレーム4とは反対となる側で12本全てのタイロッド51に隙間なく嵌合する部材の形成はきわめて高度な製造精度を要求されるばかりでなく、部材の大型化を伴うこととなって装置全体の大型化・大重量化を招来するものとなるが、本実施形態においては、梁部材55をロールユニット5の単位で形成し、これら梁部材55どうしを連結手段8により連結することとしているため、各梁部材55は4本のタイロッド51に挿通可能に形成されていれば良く、各部材の小型化が図られると共に過剰に高度な製造精度を要求されものではなく、装置の低コスト化も図られるものとなる。
また、各梁部材55が連結されて一体となることにより、鋳片引抜方向の剛性が向上し、各ロールユニット5の第1ロール組立体72のハウジング62が共通フレーム4に接地された状態にあることと相まって、ロールスタンド3全体の剛性の向上が図られている。
また、図7に示す如く、各ピンチロール2に回転力を付与するロール回転装置9は、電動機と、該電動機に連結される減速機と、該減速機と各ピンチロール2とを連結するユニバーサルスピンドル90とを備えてロールスタンド3の側方に配備されている。
本実施の形態によれば、ロールスタンド3は、複数のロールユニット5を共通フレーム4に立設することにより形成され、各ロールユニット5も複数の部材を組み上げて形成されるため、これらを構成する何れかの部材が損傷したとしても、当該部材のみを交換すればよいので、整備補修作業も容易に行うことができるものとなる。
また、本実施形態においては、パスラインLを形成する3対のピンチロール2を枢支するハウジング62を支持するフレーム構成は、3組のロールユニット5を構成する12本のタイロッド51と3個の梁部材55及びこれらを連結する連結手段8からなり、これら全てのピンチロール2を枢支する従来の如き一の大型のフレームが不要となり、これによって、ロールスタンド3の小型化・軽量化が図られ、ひいてはロールスタンド3の搬出入の容易化等が図られる。特に、各ハウジング62は棒状の一対のタイロッド51に支持されるので、各ハウジング62を支持する部材の著しいスリム化(痩身化・薄肉化)が図られると共に、該部材の交換作業の容易化が図られている。
また、実際にパスラインLを搬送されてくる鋳片を各対のピンチロール2により挟持すると、第2ロール組立体73のハウジング63のロール回転軸心を作用点としてタイロッド51にパスライン下流側に向けての引抜力が作用することとなる。本実施形態においては、第1ロール組立体72のハウジング62が共通フレーム4に接地された状態でタイロッド51に嵌合固定されているため、タイロッド51の支持点は第1ロール組立体72のハウジング62の上面となる。これにより、本実施形態においては、第1ロール組立体72を共通フレーム4から離間させた状態でタイロッド51に固定することにより共通フレーム4の上面をタイロッド支持点とする場合よりも、支持点と作用点の距離が短小化される。この結果、この様な場合よりも本実施形態はタイロッド51に作用するモーメントは著しく低下し、前記引抜力によるタイロッド51への曲げ応力又は曲げ変形は軽減される。
即ち、本実施形態の各ロールユニット5は、第2ロール組立体73を比較的小さなオーバハング量で片持ち支持する構造となり、他方のピンチロール23に作用する引抜力に対するタイロッド51の曲がりを低減させる高剛性の構造となるのである。 加えて、第1ロール組立体72のハウジング62が、共通フレーム4に接地された状態でタイロッド51に嵌合固定されているため、パスラインL上を通過する鋳片を引き抜く引抜力によって第1ロール組立体からタイロッド51に作用するモーメントは第1ロール組立体72のハウジング62の上面となる。これにより、本実施形態においては、上記第1ロール組立体72を共通フレーム4から離間させた状態でタイロッド51に固定する場合よりも支持点と作用点の距離が短小化されることとなり、この様な場合よりも本実施形態はタイロッド51に作用するモーメントは著しく低下し、前記引抜力によるタイロッド51への曲げ応力又は曲げ変形は軽減される。
さらに、各ロールユニット5の第1ロール組立体72のハウジング62は、三方がタイロッド51及び共通フレーム4に取り囲まれた状態で支持されるので、これによってもロールスタンド3全体の鋳片引抜方向に対する剛性も向上する。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、垂直型のパスラインLを有する連続鋳造設備100に配備することも可能である。
また、図8に示す如く、各ロールユニット5の他方のピンチロール23の回転軸心は同一の仮想円周上に位置しており、各対のピンチロール2の回転軸心を結んで伸びる直線が、パスラインLと垂直に交わると共に前記仮想円周の中心方向を向いている構成とする場合にも、本実施形態と同様の効果を奏する。かかる構成を達成すべく、図8に示す実施形態において、共通フレーム4の一対の支持板41には、各ロールユニット5の第1ロール組立体72を設置するための設置部45が形成されている。各設置部45は、それぞれ配備されるロールユニット5の一対のピンチロール2の回転軸心を結ぶ直線に垂直となる平面状に形成されている。また、各設置部45に形成される貫通孔43は、各直線にそれぞれ平行となる軸心を有して形成されている。これにより、これら3対のピンチロール2を同心の仮想円周上に配備することができ、湾曲するパスラインLの湾曲部に鋳片引抜装置1を配備することが可能となる。
なお、前記各対のピンチロール2の回転中心を結ぶ直線がパスラインLに直交するものであれば、かかる直線が同一仮想円の半径方向を向いている必要はなく、楕円弧状やその他の湾曲状のパスラインL等、円弧状以外の弧状のパスラインLに配備することも可能である。
また、図9に示す如く、梁部材55に駆動手段74を2個設け、各駆動手段74を第2ロール組立体73のハウジング63にそれぞれ連結する構成とすることも可能である。 これによれば、上記実施形態のビーム75を省略することができるものとなる。上記ビーム75を両端部にハウジング63をそれぞれ支持する両端支持梁と見ると、流体シリンダ76のピストンロッド76aに連結される中央部に荷重が集中するため、ビーム75には大きな曲げ荷重が発生するものとなる。ビーム75にこの様な大きな曲げ変形が発生すると該ビーム75に連接しているハウジング63がハの字状に傾斜し、ハウジング63の嵌合孔69の軸線とタイロッド51の軸線とが一致しなくなり、嵌合部68に摺動不良を生じるおそれがある。したがって、ビーム75の剛性確保の観点から、ビーム75は比較的大きな部材構成とする必要があるところ、図9の如き構成によれば、ビーム75を必要としないので、上述の如き問題が生じるおそれはない。
また、流体シリンダ76から梁部材55に作用する曲げモーメントを左右に分散することができるので、梁部材55の剛性を低く(例えば薄く形成)することができる。
さらに、この様にビーム75を省略できると共に梁部材55を薄く形成することができることにより、ロールスタンド3全体の高さを低くすることができるものとなる。このため、コンパクトで軽量なロールスタンド3として搬出入や周囲とのスペースの関係で有利なものとなる。
また、駆動手段74は、第2ロール組立体73を第1ロール組立体72に近接離間可能とする構成であれば、タイロッド51の側部や共通フレーム4等、上記実施形態と異なる位置に配備することも可能である。また、ピンチロール2のロール径は、ロールユニット5毎に異なる大きさのものを採用することも可能である。
本発明に係る鋳片引抜装置の側面図である。 該鋳片引抜装置の正面図である。 ロールユニットを分解して示す側面図である。 鋳片引抜装置の一部を破断して示す組立側面図である。 第1ロール組立体の断面図である。 第2ロール組立体の断面図である。 連続鋳造設備の側面図である。 本発明に係る他の鋳片引抜装置の側面図である。 本発明に係るさらに他の鋳片引抜装置の正面図である。
符号の説明
1 鋳片引抜装置
2 一対のピンチロール
3 ロールスタンド
4 共通フレーム
5 ロールユニット
8 連結手段
9 ロール回転装置
22 ピンチロール
23 ピンチロール
50 サイドフレーム
55 梁部材
61 ロール枢支機構
62 ハウジング
63 ハウジング
72 第1ロール組立体
73 第2ロール組立体
74 駆動手段
81 規制部
82 嵌合部材
83 押付部材

Claims (8)

  1. 連続鋳造設備の鋳片を引き抜く複数対のピンチロールを備えたロールスタンドを有する鋳片引抜装置であって、
    前記ロールスタンドは、一対のピンチロールを具備する複数のロールユニットと、該複数のロールユニットの下部同士を連結することで、前記複数のロールユニットを一列に列んだ状態に支持する共通フレームとを備え、
    各ロールユニットは、前記一対のピンチロールの両端側に位置した状態で共通フレームに上方突出状に配備される一対のサイドフレームと、共通フレームから上方突出する一対のサイドフレームの部どうしを連結する梁部材と、前記一対のピンチロールを前記一対のサイドフレームに沿って互いに近接離間可能に枢支するロール枢支機構とを備え、
    隣接するロールユニットの梁部材は、互いの間隔を一定に維持する連結手段を介してそれぞれ連結されていることを特徴とする鋳片引抜装置。
  2. 前記ロール枢支機構は、前記鋳片のパスラインよりも共通フレーム側に配備される一方のピンチロールをハウジングで枢支してなる第1ロール組立体と、前記パスラインよりも梁部材側に配備される他方のピンチロールをハウジングで枢支してなる第2ロール組立体と、該第2ロール組立体を第1ロール組立体に向けて近接離間させる駆動手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の鋳片引抜装置。
  3. 前記一対のサイドフレームは、一対のピンチロールの一端側と他端側に配備される一対又は複数対のタイロッドであって、前記第2ロール組立体は、前記他方のピンチロールの一端側と他端側をそれぞれハウジングで枢支して形成され、該ハウジングの何れか一方又は両方は、同側に位置する1又は複数のタイロッドの少なくとも何れかに摺動可能に嵌合する嵌合部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の鋳片引抜装置。
  4. 前記嵌合部は、前記ハウジングの一方の端面から他方の端面までを貫通して各タイロッドのそれぞれに遊嵌する嵌合孔を備え、各嵌合孔の開口縁部には、ダストシールがそれぞれ配備されていることを特徴とする請求項3に記載の鋳片引抜装置。
  5. 前記第2ロール組立体の各ハウジングは、共通の又はそれぞれ別の前記駆動手段に連結
    されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の鋳片引抜装置。
  6. 前記第1ロール組立体は、前記一方のピンチロールの一端側と他端側をそれぞれハウジングで枢支して形成され、各ハウジングは、前記共通フレームに接地した状態で同側に位置する1又は複数のタイロッドの少なくとも何れかに嵌合した状態で固定されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載の鋳片引抜装置。
  7. 各ロールユニットの一対のロールの回転軸心を結ぶ直線は、湾曲状に形成される前記パスラインに対し垂直に交わることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の鋳片引抜装置。
  8. 前記連結手段は、互いに隣接するロールユニットの梁部材に嵌合してこれら梁部材の近接方向又は離間方向への移動を規制する一対の規制部を有する嵌合部材と、該嵌合部材の各規制部に向けて各梁部材をそれぞれ押し付ける押付部材とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の鋳片引抜装置。
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