JP4994656B2 - 光半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光半導体素子の製造方法に関し、特に、p型半導体層の成長後にp型半導体層の成長温度よりも低い成長温度でn型半導体層を成長させることによって形成された光半導体素子の製造方法に関する。
従来、受光層におけるInの組成分離を抑制するために、良質の層を得るためには高い温度を必要とするp型半導体層を先に形成し、その後、Inを含む受光層を成長させることによって得られた半導体受光素子およびその製造方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
図31および図32は、上記特許文献1に記載された従来の半導体受光素子の製造方法を説明するための断面図である。従来の半導体受光素子の製造方法では、図31に示すように、有機金属気相エピタキシャル(MOVPE)法を用いて、基板温度を約500℃に保持した状態で、サファイア基板515の(0001)面上に、GaNバッファ層516を成長させる。その後、基板温度を約1030℃に変えて、GaNバッファ層516上に、アンドープのGaN層517を成長させる。次に、GaN層517上に、Mgがドープされたp型Al0.25Ga0.75Nからなる第1p型コンタクト層501、MgがドープされたAl0.25Ga0.75Nからなる第2p型コンタクト層502、Mgがドープされたp型GaN層503を順次成長させる。
続いて、基板温度を約800℃に下げて、GaN層503上に、アンドープのIn0.13Ga0.87Nからなる受光層504を成長させる。次に、受光層504上に、アンドープのGaN層505を成長させる。
次に、基板温度を約820℃に保持した状態で、GaN層505上に、Siがドープされたn型Al0.1Ga0.9Nからなるキャップ層(AlGaN層)506を成長させる。その後、基板温度を約910℃に保持した状態で、n型キャップ層506上に、Siがドープされたn型GaN層507を成長させる。
次に、n型GaN層507上に、n型GaN層507側から順にTi層508a、Al層508bおよびNi層508cが積層されたn側オーミック電極508を形成する。次に、各層を覆うように、SiOからなる保護膜512を形成するとともに、通常のフォトリソグラフィ技術とRIEとを用いて、n側オーミック電極508の表面に形成された保護膜512を、n側オーミック電極508の表面が露出するまで除去する。次に、露出されたn側オーミック電極508上に、n側オーミック電極508側から順に、Ti層509a、Pt層509bおよびAu層509cが積層されたn側パッド電極509を形成する。
そして、n側パッド電極509の上面上に、共晶半田510を用いてCu−W板511を貼り合わせる。その後、サファイア基板515を除去し、露出したGaNバッファ層516およびGaN層517を除去することにより、第1p型コンタクト層501を露出させる。そして、窒素雰囲気中において約500℃で約10分間アニールすることにより、第1p型コンタクト層501および第2p型コンタクト層502をp型化する。
次に、図32に示すように、第1p型コンタクト層501の裏面側の一部に、p側オーミック電極とp側パッド電極からなるp側電極513を形成する。その後、p側電極513以外の素子の裏面および側面を覆うように、無反射とするための誘電体多層膜514を形成する。
特開2003−318434号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の半導体発光素子では、n型キャップ層506およびn型GaN層507は、良好な結晶を得るために好ましい成長温度よりも低い成長温度で形成されるという不都合がある。すなわち、GaおよびAlは結合エネルギが大きいので、GaおよびAlを結晶成長時に充分表面拡散させるために、通常、AlGaNおよびGaNは、1000℃以上の温度で成長させる必要がある。このため、1000℃以下の約910℃の成長温度でn型キャップ層506およびn型GaN層507を成長させている上記特許文献1では、良好なn型キャップ層506およびn型GaN層507を形成するのが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、Inを含む受光層や発光層等の能動層の劣化を抑制しながら、良好な結晶性を有するn型半導体層を形成することが可能な光半導体素子の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明のの局面による光半導体素子の製造方法は、成長用基板上に、実質的にInを含まないp型窒化物系半導体層を第1成長温度で成長させる工程と、p型窒化物系半導体層上に、Inを含む第1窒化物系半導体層を第1成長温度よりも低い第2成長温度で成長させる工程と、第1窒化物系半導体層上に、第1窒化物系半導体層のIn組成比よりも低いIn組成比を有するInを含む第2窒化物系半導体層からなるn型クラッド層を第1成長温度および第2成長温度よりも低い第3成長温度で成長させる工程とを備える。
このの局面による光半導体素子の製造方法では、上記のように、Inを含む第1窒化物系半導体層を第1成長温度よりも低い第2成長温度で成長させるとともに、第1窒化物系半導体層上に、第1窒化物系半導体層のIn組成比よりも低いIn組成比を有するInを含む第2窒化物系半導体層からなるn型クラッド層を第1成長温度よりも低い第3成長温度で成長させる工程を備えている。Inは、GaやAlに比べて結合エネルギが小さいため、Inを含まないGaNやAlGaNに比べて低い成長温度でも結晶成長時に表面拡散しやすいので、第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層をInを含むように構成することによって、良好な結晶性を有する窒化物系半導体層を得ることができる。このため、第1成長温度よりも低い第2成長温度および第3成長温度でも良好な結晶性を有する第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層を成長させることができる。また、第1窒化物系半導体層上に、n型クラッド層を成長させることによって、第1成長温度よりも低い第3成長温度でn型クラッド層を成長させることができるので、第1窒化物系半導体層のInの組成分離を抑制することができる。その結果、第1窒化物系半導体層の特性劣化を抑制することができる。
また、の局面による光半導体素子の製造方法では、第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層の両方にInを含むように構成することによって、第1窒化物系半導体層とn型クラッド層との間の結晶格子の不整合を小さくすることができるので、結晶格子の不整合に起因するn型クラッド層の結晶性の低下を抑制することができる。加えて、実質的にInを含まないp型窒化物系半導体層を第2成長温度および第3成長温よりも高い第1成長温度で成長用基板上に形成することによって、良好な結晶性を有するp型窒化物系半導体層を成長するのに適した温度でp型窒化物系半導体層を成長させることが可能となる。このため、良好な結晶性を有するp型窒化物系半導体層を成長させることが可能となり、高いp型キャリア濃度を有するp型窒化物系半導体層を得ることができる。以上のように、本発明の製造方法によれば、良好な結晶性を有するp型窒化物系半導体層、第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層を成長させることができるので、素子特性の優れた光半導体素子を製造することができる
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1参考例
図1は、本発明の第1参考例による半導体レーザ素子の平面図であり、図2は、図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の1000−1000線に沿った断面図である。図3は、図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の2000−2000線に沿った断面図である。図1〜図3を参照して、第1参考例による半導体レーザ素子の構造について説明する。なお、第1参考例では、光半導体素子を、半導体レーザ素子に適用した例について説明する。
第1参考例による半導体レーザ素子では、図1および図2に示すように、支持基板101と半導体レーザ素子部150とが、半導体レーザ素子部150のn側の半導体層が支持基板101と対向するように半田層102を介して接着されている。また、第1参考例では、半導体レーザ素子部150のp側の半導体層は、半導体レーザ素子部150の支持基板101側と反対側に形成されている。また、図1および図2に示すように、半導体レーザ素子部150には、劈開面からなる一対の共振器面160が形成されている。また、図1に示すように、半導体レーザ素子の長さL1は、約600μmであり、幅W1は、約400μmである。
また、図2に示すように、半導体レーザ素子部150の共振器面160の支持基板101側の端部近傍には、半田層102が存在しない領域である空隙部170が形成されている。この半田層102が存在しない領域である空隙部170は、図1および図2に示すように、共振器面160の延長線に対して、内側に約25μmの間隔(L2)を隔てた領域まで形成されている。
また、第1参考例による半導体レーザ素子は、図3に示すように、半田層102上に、半田層102側から、約3μmの厚みを有するAu層と、約20nmの厚みを有するPt層とからなるn側パッド電極103が形成されている。n側パッド電極103上には、約10nmの厚みを有するAlからなるn側オーミック電極104が形成されている。n側オーミック電極104上には、In0.15Ga0.85Nからなるn型コンタクト層105が形成されている。
また、図2に示すように、半導体レーザ素子部150の支持基板101側には、n側パッド電極103、n側オーミック電極104およびn型コンタクト層105をエッチングすることにより形成された段差部171が形成されている。この段差部171により、半導体レーザ素子部150の共振器面160の支持基板101側の端部近傍に、半田層102が存在しない領域である空隙部170が形成されている。
また、図3に示すように、n型コンタクト層105上には、約400nmの厚みを有するIn0.1Ga0.9Nからなるn型クラッド層106が形成されている。
n型クラッド層106上の一部の領域には、約5nmの厚みを有するIn0.05Ga0.95Nからなるn型第2クラッド層107aが形成されている。n型第2クラッド層107aには、約100nmの厚みを有するアンドープのIn0.15Ga0.85Nからなる光ガイド層107b形成されている。
光ガイド層107b上には、約20nmの厚みを有するアンドープのIn0.17Ga0.83Nからなる4つの障壁層と、約3nmの厚みを有するアンドープのIn0.3Ga0.7Nからなる3つの量子井戸層とが交互に積層された多重量子井戸(MQW)構造を有する活性層107cが形成されている
また、活性層107c上には、図3に示すように、約100nmの厚みを有するアンドープのIn0.15Ga0.85Nからなる光ガイド層108が形成されている。光ガイド層108上には、約20nmの厚みを有するAl0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層109が形成されている。p型キャリアブロック層109上には、凸部を有するAl0.01Ga0.99Nからなるp型クラッド層110が形成されている。このp型クラッド層110の凸部の膜厚は、約400nmであり、p型クラッド層110の凸部以外の平坦部の膜厚は、約80nmである。p型クラッド層110の凸部の上面上には、約3μmの厚みを有するGaNからなるp型コンタクト層111が形成されている。そして、p型クラッド層110の凸部と、p型コンタクト層111とによって、電流通路となるリッジ部112が構成されている。このリッジ部112は、約1.5μmの幅を有するとともに、p型クラッド層110の平坦部の上面からp型コンタクト層111の上面までの約380nmの高さを有している。また、p型コンタクト層111上には、p型コンタクト層111側から、約5nmの厚みを有するPt層と、約100nmの厚みを有するPd層と、約150nmの厚みを有するAu層とからなるp側オーミック電極113が形成されている。
また、n型クラッド層106の上面上と、n型第2クラッド層107a、光ガイド層107b、活性層107c、光ガイド層108、p型キャリアブロック層109、リッジ部112およびp側オーミック電極113の側面上とに、約250nmの厚みを有するSiNからなる絶縁膜114が形成されている。絶縁膜114の上面上およびp側オーミック電極113の上面上には、p側オーミック電極113側から、約100nmの厚みを有するTi層と、約100nmの厚みを有するPd層と、約3000nmの厚みを有するAu層とからなるp側パッド電極115が、約125μmの幅(W2)で形成されている。
第1参考例では、p型キャリアブロック層109のGa極性面上に、活性層107cが形成されている。また、活性層107cとn型クラッド層106とをいずれもInを含む窒化物系半導体層から成形することによって、活性層107cとn型クラッド層との結晶格子の不整合を小さくすることができるので、結晶格子の不整合に起因する結晶性の低下を抑制することができる。その結果、良好な結晶性を有するn型クラッド層106を得ることができる。
図4〜図10は、図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための断面図である。次に、図1、図2および図4〜図10を参照して、第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスについて説明する。なお、図4、図5および図8および図9には、図3と同じ方向の断面が示されており、図6、図7および図10には、図2と同じ方向の断面が示されている。
まず、図4に示すように、MOVPE法を用いて、成長用基板としてのサファイア基板116を約600℃の成長温度に保持した状態で、サファイア基板116の(0001)面上に、約20nmの厚みを有するGaNからなるバッファ層117を成長させる。次に、サファイア基板116を約1050℃の成長温度に保持した状態で、バッファ層117上に、約2μmの厚みを有するGaN層118を約0.4nm/sの成長速度で成長させる。そして、サファイア基板116、バッファ層117、GaN層118およびマスク119によって、選択成長下地120が構成されている。
次に、MOVPE法を用いて、図5に示すように、サファイア基板116を約1100℃の成長温度に保持した状態で、選択成長下地120上に、約3μmの厚みを有するとともに、約4×1019cm−3のMgがドープされた約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するGaNからなるp型コンタクト層111、約400nmの厚みを有するとともに、約4×1019cm−3のMgがドープされた約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するAl0.01Ga0.99Nからなるp型クラッド層110、および、約20nmの厚みを有するとともに、約4×1019cm−3のMgがドープされた約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するAl0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層109をそれぞれ約0.4nm/sの成長速度で順次成長させる。なお、本参考例では、p型コンタクト層111、p型クラッド層110およびp型キャリアブロック層109によって、p型窒化物系半導体層が構成されている。
次に、サファイア基板116を約800℃の成長温度に保持した状態で、p型キャリアブロック層109上に、約100nmの厚みを有するアンドープのIn0.15Ga0.85Nからなる光ガイド層108、約20nmの厚みを有するアンドープのIn0.17Ga0.83Nからなる4つの障壁層と約3nmの厚みを有するアンドープのIn0.3Ga0.7Nからなる3つの量子井戸層とによって構成されるMQW構造を有する活性層107c、約100nmの厚みを有するアンドープのIn0.15Ga0.85Nからなる光ガイド層107bをそれぞれ約0.04nm/sの成長速度で順次成長させる。次に、サファイア基板116を約850℃の成長温度に保持した状態で、光ガイド層107b上にn型第2クラッド層107aを約0.08nm/sの成長速度で成長させる。次に、サファイア基板116を約800℃の成長温度に保持した状態で、n型クラッド層106およびn型コンタクト層105からなるn型窒化物系半導体層を約0.08nm/sの成長速度で順次成長させる
ここで、GaN層118からn型コンタクト層105までの各層は、サファイア基板116側が窒素面の極性を有し、結晶成長の進む面は(0001)Ga面であり、Ga極性面(III族極性面)を有している。
次に、図5に示すように、真空蒸着法などを用いて、n型コンタクト層105上に、Alからなるn側オーミック電極104を形成する。そして、n側オーミック電極104上に、n側オーミック電極104側から、Pt層およびAu層からなるn側パッド電極103を形成する。この後、図6に示すように、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて、n側パッド電極103、n側オーミック電極104およびn型コンタクト層105の共振器面160を形成する領域をエッチングにより除去することによって、凹部171aを形成する。
次に、図7に示すように、支持基板101の半導体レーザ素子部150側の表面全体に半田層102を形成し、半導体レーザ素子部150のn側パッド電極103の表面に貼り合わせる。これにより、凹部171aに対応する半田層102と半導体レーザ素子部150のn側パッド電極103との間の領域に、空隙部170が形成される。その後、成長用基板としてのサファイア基板116を含む選択成長下地120をドライエッチング技術により除去して、p型コンタクト層111の支持基板101と反対側の全面を露出させる。そして、半導体レーザ素子部150を約800℃に保持した状態で、N雰囲気中においてアニールすることにより、p型窒化物系半導体層のアクセプタを活性化し、所定の正孔濃度を得る。
次に、真空蒸着法などを用いて、p型コンタクト層111の表面上に、p側オーミック電極113および約0.25μmの厚みを有するSiOからなる絶縁膜114aを順次形成した後、約1.5μmの幅でパターニングすることにより、図8に示されたような形状のp側オーミック電極113および絶縁膜114aが得られる。また、成長用基板としてのサファイア基板116上に、(0001)Ga面を表面としてp型コンタクト層111などの半導体素子層が成長しているため、p側オーミック電極113はp型コンタクト層111の(000−1)N面に形成されている。この(000−1)N面等のN極性面は、Ga極性面などに比べて反応性が高いため、p側オーミック電極113がp型コンタクト層111の窒素面に形成されている第1参考例では、p側オーミック電極113とp型コンタクト層111との合金化が進みやすく、良好なオーミック特性が得られやすい。
次に、半導体レーザ素子部150を、約200℃に保持した状態で、図9に示すように、絶縁膜114aをマスクとして、Cl系ガスによるドライエッチングを行うことにより、p型コンタクト層111およびp型クラッド層110の一部を除去することによって、リッジ部112を形成する。このリッジ部112の幅は、約1.5μmであり、p型クラッド層110の平坦部の上面からp型コンタクト層111の上面までのリッジ部112の高さは、約380nmである。次に、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術とを用いて、n型第2クラッド層107a、光ガイド層107b、活性層107c、光ガイド層108、p型キャリアブロック層109およびp型クラッド層110の平坦部の一部をエッチングすることにより、n型第2クラッド層107a、光ガイド層107b、活性層107c、光ガイド層108、p型キャリアブロック層109およびp型クラッド層110を約4.5μmの幅を有するようにパターニングする。その後、図3に示したように、n型クラッド層106の上面、n型第2クラッド層107a、光ガイド層107bおよび活性層107cの側面、光ガイド層108の側面、p型キャリアブロック層109の側面およびp型クラッド層110の平坦部の側面、p型クラッド層110の平坦部の上面、リッジ部112の側面および絶縁膜114aの上面を覆うように、約250nmの厚みを有するSiNからなる絶縁膜114を形成した後、p側オーミック電極113の表面上の絶縁膜114および114aのみを除去する。この後、p側オーミック電極113および絶縁膜114の表面上に、p側オーミック電極113および絶縁膜114側から、約100nmの厚みを有するTi層、約100nmの厚みを有するPd層および約3000nmの厚みを有するAu層からなるp側パッド電極115を形成する。
そして、図10に示すように、支持基板101の主表面に対して垂直となる半導体レーザ素子部150の面にスクライブ溝(図示せず)を設けて、超音波により半導体レーザ素子部150の(1−100)面で劈開を行う。最後に、凹部171a上に位置する支持基板101のみを、約40μmの幅(L3)でダイシングすることにより、半導体レーザ素子部150の素子の分割を行う。これにより、図1および図2に示した段差部171を有する第1参考例による半導体レーザ素子が形成される。
上記の製造プロセスにより、活性層107cを構成する量子井戸層のIn組成比を30%の高いIn組成比とした半導体レーザ素子において、従来製造が困難であった発振波長が450nm以上である、約520nmの発光波長を有するレーザ光が得られた。
第1参考例では、上記のように、n型クラッド層106の成長温度(約800℃)を、活性層107cの成長温度(約800℃)とほぼ同一の温度とすることによって、n型クラッド層106を成長させる際に、活性層107cにInの組成分離が生じるのを容易に抑制することができるので、活性層107cの劣化を容易に抑制することができる。
また、第1参考例では、p型窒化物系半導体層上に、Inを含む活性層107cをp型窒化物系半導体層の成長温度(約1100℃)よりも低い成長温度(約800℃)で成長させるとともに、活性層107c上に、活性層107cのIn組成比より低いIn組成比を有するn型第2クラッド層107aおよびn型クラッド層106をp型窒化物系半導体層の成長温度(約1100℃)よりも低い成長温度(約800℃)で成長させている。ここで、Inを含む窒化物系半導体層は、Inを含まない窒化物系半導体層に比べて低い成長温度で成長させることができるので、良好な結晶性を有する活性層107c、n型第2クラッド層107aおよびn型クラッド層106が得られる。なお、第1参考例と逆の導電型の構成、すなわち、n型窒化物系半導体層のIII族極性面上に活性層が形成され、活性層の表面上にp型クラッド層を形成した構成では、活性層の劣化を防止するためにp型クラッド層を、例えば約950℃以下の低い成長温度で形成すると、p型クラッド層を低抵抗なp型層にするのは困難であるため、素子抵抗が大きくなるという不都合が生じる。
また、第1参考例では、p型窒化物系半導体層を約0.4nm/sの成長速度で成長させ、n型第2クラッド層107aおよびn型クラッド層106を約0.08nm/sの成長速度で成長させることによって、低い成長温度でn型第2クラッド層107aおよびn型クラッド層106を成長させることに起因するn型第2クラッド層107aおよびn型クラッド層106の結晶性の低下を抑制することができる。また、第1参考例では、p型窒化物系半導体層のGa(III族)極性面上に、活性層107cを形成し、活性層107cのGa(III族)極性面上に、n型第2クラッド層107aとn型クラッド層106とを形成しているので、p型窒化物系半導体層のN極性面上に、活性層107cおよびn型クラッド層106を形成する場合と比較して、結晶性の良い層を形成することができる。
次に、第1参考例の効果を調べるために、異なる2つの成長条件で、MQWの井戸層のIn組成を変化させた試料を作製し、それらの試料のフォトルミネッセンス(PL)を測定した。なお、本測定は、第1参考例の半導体レーザ素子(光半導体素子)の製造方法の効果の確認を目的に行ったものであるため、各半導体レーザ素子の成長条件は、上記第1参考例とは若干異なる。
まず、試料の構造と作製方法について説明する。第1参考例に該当する条件1で作製した試料では、第1参考例の選択成長下地層120上に、約1000℃の成長温度および約0.4nm/sの成長速度で、p型GaN層を成長させた。次に、約750℃の成長温度および約0.04nm/sの成長速度で、MQW活性層を成長させた。そして、p型GaN層の成長温度(約1000℃)よりも低い約900℃の成長温度および約0.08nm/sの成長速度でInを含むn型In0.1Ga0.9N層を成長させた。また、条件2の比較例の試料では、条件1と同様に作製した試料のMQW活性層の上に、約1000℃の成長温度および約0.4nm/sの成長速度で、n型GaN層を成長させた。
ここで、MQW活性層は、約20nmの厚みを有するアンドープのInGa1−TNからなる4つの障壁層と、約3nmの厚みを有するアンドープのInGa1−UNからなる3つの量子井戸層とが交互に積層した構造を有する。MQW活性層として、条件1に対して以下のA、B、D、EのIn組成比の試料を、条件2に対して以下のA、B、C、D、EのIn組成比の試料を作製した。AのMQW活性層は、In0.05Ga0.95Nの障壁層とIn0.15Ga0.85Nの量子井戸層とからなる。BのMQW活性層は、In0.1Ga0.9Nの障壁層とIn0.2Ga0.8Nの量子井戸層とからなる。CのMQW活性層は、In0.1Ga0.9Nの障壁層とIn0.22Ga0.78Nの量子井戸層とからなる。DのMQW活性層は、In0.12Ga0.88Nの障壁層とIn0.25Ga0.75Nの量子井戸層とからなる。EのMQW活性層は、In0.17Ga0.83Nの障壁層とIn0.3Ga0.7Nの量子井戸層とからなる。なお、これらのIn組成比は、結晶成長時における設計値であり、試料における実測値ではなく、実際のIn組成比は若干ばらついていると考えられる。
図11に、第1参考例に相当する条件1で作製した試料と、比較例となる条件2で作製した試料とのPL測定の結果を示す。図11の横軸は、PL測定のピーク波長を示している。また、図11の縦軸は、PL測定のピーク強度を示している。図11に示した測定結果から、量子井戸層(活性層)のIn組成比が20%以上(B、C、D、E)であれば、450nm以上のピーク発光波長を有するとともに、In組成比20%以上およびピーク発光波長450nm以上の条件で、第1参考例による条件1で作製した試料の方が、条件2で作製した比較例試料よりも強いピーク強度を有することが確認できた。これにより、Inの組成分離が起こりやすいIn組成比20%以上およびピーク発光波長450nm以上の条件において、第1参考例による条件1では、比較例による条件2に比べて、量子井戸層におけるIn組成分離による劣化が強く抑制されたものと考えられる。
(第2参考例
図12は、本発明の第2参考例による発光ダイオード(LED)素子の平面図である。図13は、図12に示した第2参考例によるLED素子の3000−3000線に沿った断面図である。図12および図13を参照して、第2参考例によるLED素子の構造について説明する。なお、第2参考例では、光半導体素子を、LED素子に適用した例について説明する。
第2参考例によるLED素子では、図13に示すように、支持基板201とLED素子部250とが、LED素子部250のn側の半導体層が支持基板201と対向するように半田層202を介して接着されている。また、第2参考例では、LED素子部250のp側の半導体層は、LED素子部250の支持基板201側と反対側に形成されている。また、図12および図13に示すように、LED素子は、平面的に見て、一辺の幅W3が約400μmの正方形の形状を有する。
また、第2参考例によるLED素子は、図13に示すように、半田層202上に、半田層202側から、上記第1参考例と同じ構造のn側パッド電極203とn側オーミック電極204とが形成されている。すなわち、n側パッド電極203は、半田層202側から、約3μmの厚みを有するAu層と、約20nmの厚みを有するPt層とから構成されている。また、n側オーミック電極204は、n側パッド電極203上に形成されるとともに、約10nmの厚みを有するAlから構成されている。
ここで、第2参考例では、n側オーミック電極204上に、約1μmの厚みを有するIn0.15Ga0.85Nからなるn型コンタクト層を兼ねるn型クラッド層205が形成されている。また、n型クラッド層205上には、約3nmの厚みを有するIn0.35Ga0.65Nからなる単一量子井戸(SQW)構造を有する発光層206が形成されている。また、発光層206上には、約20nmの厚みを有するAl0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層を兼ねるp型クラッド層207が形成されている。p型クラッド層207上には、約3μmの厚みを有するとともにGaNからなるp型コンタクト層208が形成されている
また、p型コンタクト層208上には、p型コンタクト層208側から、約5nmの厚みを有するPt層と、約5nmの厚みを有するPd層と、約20nmの厚みを有するAu層とからなるp側透光性オーミック電極209が形成されている。p側透光性オーミック電極209の上面上の一部には、図12に示すように、第1参考例と同じ積層構造を有するp側パッド電極210が、平面的に見て、約125μmの直径(W4)の円形で形成されている。すなわち、p側パッド電極210は、p側透光性オーミック電極209側から、約100nmの厚みを有するTi層、約100nmの厚みを有するPd層および約3000nmの厚みを有するAu層から構成される。
図14〜図16は、図12に示した第2参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための3000−3000線に沿った断面図である。次に、図12〜図16を参照して、第2参考例によるLED素子の製造プロセスについて説明する。
まず、図14に示すように、MOVPE法を用いて、サファイア基板116を約1100℃の成長温度に保持した状態で、第1参考例と同様の選択成長下地120上に、約3μmの厚みを有するとともに、約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するMgがドープされたGaNからなるp型コンタクト層208、約20nmの厚みを有するとともに、約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するMgがドープされたAl0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層を兼ねるp型クラッド層207をそれぞれ約0.3nm/sの成長速度で順次成長させる。なお、p型コンタクト層208およびp型クラッド層207によってp型窒化物系半導体層が構成されている。
次に、サファイア基板116を約800℃の成長温度に保持した状態で、p型クラッド層207上に、約3nmの厚みを有するとともに、約1×1018cm−3のSiがドープされたIn0.35Ga0.65NからなるSQW構造を有する発光層206、約1μmの厚みを有するとともに、約5×1018cm−3のキャリア濃度を有するSiがドープされたIn0.15Ga0.85Nからなるn型コンタクト層を兼ねるn型クラッド層205をそれぞれ約0.05nm/sの成長速度で順次成長させる。また、GaN層118からn型クラッド層205までの各層は、サファイア基板116側が窒素面の極性を有し、結晶成長の進む面は、Ga極性面(III族極性面)を有している
次に、図15に示すように、n型クラッド層205上に、第1参考例と同じ積層構造のn側オーミック電極204とn側パッド電極203とを形成する。すなわち、真空蒸着法などを用いて、n型コンタクト層105上に、Alからなるn側オーミック電極204を形成する。そして、n側オーミック電極204上に、n側オーミック電極204側から、Pt層およびAu層からなるn側パッド電極203を形成する。
この後、支持基板201を、半田層202を介して、LED素子部250のn側パッド電極203の表面に貼り合わせる。そして、選択成長下地120をドライエッチング技術により除去することにより、p型コンタクト層208の支持基板201と反対側の全面を露出させる。その後、p型窒化物系半導体層のアクセプタを活性化し、所定の正孔濃度を得る。
次に、図16に示すように、真空蒸着法などを用いて、p型コンタクト層208の表面上に、p側透光性オーミック電極209を形成する。その後、図12および図13に示したように、p側透光性オーミック電極209上の一部に円形のp側パッド電極210を形成する。これにより、図12に示した第2参考例によるLED素子が形成される。
上記の製造プロセスにより実際に第2参考例によるLED素子を作製して、特性を測定した。その結果、約570nmのピーク発光波長を有する発光が得られた。
第2参考例では、上記のように、n型クラッド層205の成長温度(約800℃)を、発光層206の成長温度(約800℃)とほぼ同一の温度とすることによって、n型クラッド層205を成長させる際に、発光層206にInの組成分離が生じるのを容易に抑制することができるので、発光層206の劣化を容易に抑制することができる。
なお、第2参考例のその他の効果は、上記第1参考例と同様である。
(第3参考例
図17は、本発明の第3参考例によるLED素子の平面図である。図18は、図17に示した第3参考例によるLED素子の4000−4000線に沿った断面図である。図17および図18を参照して、第3参考例によるLED素子の構造について説明する。なお、第3参考例では、光半導体素子を、LED素子に適用した例について説明する。また、第3参考例では、上記第2参考例と異なり、LED素子部350のn型半導体層を、支持基板301側と反対側に形成した例について説明する。
第3参考例によるLED素子では、図18に示すように、支持基板301とLED素子部350とが、LED素子部350のp側の半導体層が支持基板301と対向するように半田層302を介して接着されている。また、第3参考例では、LED素子部350のn側の半導体層は、LED素子部350の支持基板301側と反対側に形成されている。また、図17および図18に示すように、LED素子は、平面的に見て、一辺の幅W5が約400μmの正方形の形状である。
また、第3参考例によるLED素子は、図18に示すように、半田層302上には、半田層302側から、上記第1および第2参考例と同じ構造のp側パッド電極303とp側オーミック電極304とが形成されている。
p側オーミック電極304上には、約3μmの厚みを有するGaNからなるp型コンタクト層305、約20nmの厚みを有するAl0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層を兼ねるp型クラッド層306が順次形成されている
p型クラッド層306上には、約3nmの厚みを有するIn0.35Ga0.65NからなるSQW構造を有する発光層307、約1μmの厚みを有するIn0.15Ga0.85Nからなるn型コンタクト層を兼ねるn型クラッド層308が順次形成されている
また、n型クラッド層308上には、約300nmの厚みを有するITO層からなるn側透光性オーミック電極309が形成されている。また、n側透光性オーミック電極309の上面上の一部には、図17に示すように、第1および第2参考例と同じ積層構造を有するn側パッド電極310が、平面的に見て、約125μmの直径(W6)の円形で形成されている。
図19〜図21は、図17に示した第3参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための4000−4000線に沿った断面図である。次に、図17〜図21を参照して、第3参考例によるLED素子の製造プロセスについて説明する。
まず、図19に示すように、MOVPE法を用いて、サファイア基板116を約1100℃の成長温度に保持した状態で、第1および第2参考例と同様の選択成長下地120上に、約3μmの厚みを有するとともに、約4×1019cm−3のMgがドープされた約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するGaNからなるp型コンタクト層305、約20nmの厚みを有するとともに、約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するMgがドープされたAl0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層を兼ねるp型クラッド層306をそれぞれ約0.3nm/sの成長速度で順次成長させる。なお、p型コンタクト層305およびp型クラッド層306によってp型窒化物系半導体層が構成されている。
次に、サファイア基板116を約800℃の成長温度に保持した状態で、p型クラッド層306上に、約3nmの厚みを有するとともに、約1×1018cm−3のSiがドープされたIn0.35Ga0.65NからなるSQW構造を有する発光層307、約1μmの厚みを有するとともに、約5×1018cm−3のキャリア濃度を有するSiがドープされたIn0.15Ga0.85Nからなるn型コンタクト層を兼ねるn型クラッド層308をそれぞれ約0.05nm/sの成長速度で順次成長させる。また、GaN層118からn型コンタクト層を兼ねるn型クラッド層308までの各層の結晶成長の進む面は、Ga極性面(III族極性面)を有している
次に、真空蒸着法などを用いて、n型クラッド層308上に、n側透光性オーミック電極309を形成する。その後、Cu−Wからなる一時的な支持基板312を、熱可塑性接着剤311を介して、n側透光性オーミック電極309の表面に貼り合わせる。この後、図20に示すように、選択成長下地120をドライエッチング技術により除去することにより、p型コンタクト層305の支持基板301と反対側の全面を露出させる。その後、p型窒化物系半導体層のアクセプタを活性化し、所定の正孔濃度を得る。
次に、第1および第2参考例と同じ積層構造のp側オーミック電極304とp側パッド電極303とをp型コンタクト層305の表面上に順次形成する。すなわち、真空蒸着法などを用いて、p型コンタクト層305の表面上に、Alからなるp側オーミック電極304を形成する。そして、p側オーミック電極304の表面上に、p側オーミック電極304側から、Pt層およびAu層からなるp側パッド電極303を形成する。そして、支持基板301を、半田層302を介して、LED素子部350のp側パッド電極303の表面に貼り合わせる。
その後、一時的な支持基板312を加熱により除去するとともに、熱可塑性接着剤を除去することにより、図21に示すように、n側透光性オーミック電極309を露出させる。最後に、図18に示したように、真空蒸着法などを用いて、n側透光性オーミック電極309上の一部に円形のn側パッド電極310を形成する。これにより、図25に示した第3参考例によるLED素子が形成される。
なお、第3参考例では、n型クラッド層308側を一時的な支持基板312に接合した後、成長用基板としてのサファイア基板116を除去し、その後、p型窒化物系半導体層側を支持基板301に接合して、一時的な支持基板312を除去することによって、Inを含まないp型窒化物系半導体層のN極性面上に支持基板301が接合されるので、n型クラッド層308側をLED素子の光取り出し面とすることができる。
また、透光性電極は、膜厚が薄いことや、または、接触面積が小さいことに起因してコンタクト層との接触抵抗が大きくなる場合がある一方、第3参考例では、p型窒化物系半導体層330よりオーミック接触特性が良好であるn型窒化物系半導体層にn側透光性オーミック電極309を形成することにより、n側透光性オーミック電極309とコンタクト層との接触抵抗を小さくすることができる。
なお、第3参考例の効果は、上記第1および第2参考例と同様である。
(実施形態)
図22は、本発明の実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の平面図である。図23は、図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の5000−5000線に沿った断面図である。図22および図23を参照して、実施形態では、上記第1参考例と異なり、n側に電流狭窄構造(リッジ部)を有する窒化物系半導体レーザ素子の構造について説明する。
本発明の一実施形態による窒化物系半導体レーザ素子では、図22および図23に示すように、約100μmの厚みを有するとともに、約5×1017cm−3のキャリア濃度を有するMgがドープされたp型GaN基板401(図23参照)の(0001)Ga極性面上に、p型GaN基板401の幅よりも小さい幅W7(約7.5μm)を有するp型クラッド層402、p型キャリアブロック層403、MQW構造を有する活性層404、n型クラッド層405およびn型コンタクト層406が順次形成されている。なお、p型GaN基板401は、本発明の「成長用基板」の一例である。
また、このp型クラッド層402は、約400nmの厚みを有するp型GaNからなる。また、p型キャリアブロック層403は、約5nmの厚みを有するp型Al0.05Ga0.95Nからなる。なお、p型クラッド層402およびp型キャリアブロック層403は、本発明の「p型窒化物系半導体層」の一例である。
ここで、実施形態では、活性層404は、約20nmの厚みを有するIn0.15Ga0.85Nからなる4層の障壁層と、約3nmの厚みを有するIn0.25Ga0.75Nからなる3層の井戸層とが交互に積層されたMQW構造を有している。また、図22および図23に示すように、n型クラッド層405は、約10%のIn組成比のInを含むn型In0.1Ga0.9Nからなる。なお、活性層404は、本発明の「第1窒化物系半導体層」の一例である。
また、n型クラッド層405は、平坦部405aと、平坦部405aの中央部から上方に突出するように形成された凸部405bとを含んでいる。そして、n型クラッド層405の平坦部405aが、上記したp型GaN基板401の幅よりも小さく、かつ、発光層4の幅と同じ幅W7(約7.5μm)を有するとともに、約100nmの厚みを有している。また、n型クラッド層405の凸部405bは、発光層4の幅よりも小さい幅W8(約1.5μm)を有するとともに、平坦部405aの上面から約300nmの突出高さを有している。
また、n型クラッド層405の凸部405b上には、約100nmの厚みを有するn型In0.05Ga0.95Nからなるn型コンタクト層406が形成されている。そして、n型クラッド層405の凸部405bとn型コンタクト層406とによって、電流通路領域となる細長状のリッジ部407が構成されている。
また、リッジ部407を構成するn型コンタクト層406上には、約10nmの厚みを有するAlからなるn側オーミック電極408が形成されている。また、n側オーミック電極408の上面以外の領域を覆うように、約250nmの厚みを有するSiN膜からなる絶縁膜409が形成されている。
また、図22および図23に示すように、絶縁膜409の所定領域上に、n側オーミック電極408の上面と接触するように、p型GaN基板401の幅よりも小さい幅W9(約150μm)を有するn側パッド電極410が形成されている。このn側パッド電極410は、上記第1参考例と同じ積層構造を有する。すなわち、n側オーミック電極408および絶縁膜409側から、約3μmの厚みを有するAu層と、約20nmの厚みを有するPt層とから構成されている。
また、p型GaN基板401の裏面には、上記第1参考例と同じ積層構造を有するp側オーミック電極411とp側パッド電極412とが形成されている。すなわち、p側オーミック電極411は、p側GaN基板1側から、約100nmの厚みを有するPd層と、約150nmの厚みを有するAu層とから構成されている。また、p側パッド電極412は、p側オーミック電極411側から、約100nmの厚みを有するTi層と、約100nmの厚みを有するPd層と、約3000nmの厚みを有するAu層とから構成されている。
図24〜図30は、図22に示した本発明の一実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。次に、図23〜図30を参照して、実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスについて説明する。
まず、図24に示すように、p型GaN基板401を約1100℃の成長温度に保持した状態で、p型GaN基板401の(0001)Ga極性面上に、約400nmの厚みを有するp型クラッド層402、約5nmの厚みを有するp型Al0.05Ga0.95Nからなるp型キャリアブロック層403をそれぞれ約0.4nm/sの成長速度で順次成長させる。続いて、窒素ガス雰囲気中で、約800℃の温度条件下でアニール処理する。なお、p型クラッド層402およびp型キャリアブロック層403の約1100℃の成長温度は、本発明の「第1成長温度」の一例である
次に、図25に示すように、p型GaN基板401を約800℃の成長温度に保持した状態で、p型キャリアブロック層403上に、約20nmの厚みを有するアンドープIn0.15Ga0.85Nからなる4層の障壁層と、約3nmの厚みを有するアンドープIn0.25Ga0.75Nからなる3層の井戸層とが交互に成長させることによりMQW構造を有する活性層404を約0.08nm/sの成長速度で形成する。続いて、p型GaN基板401を約780℃の成長温度に保持した状態で、活性層404(障壁層)上に、n型In0.1Ga0.9Nからなるn型クラッド層405、約100nmの厚みを有するn型In0.05Ga0.95Nからなるn型コンタクト層406をそれぞれ約0.04nm/sの成長速度で順次成長させる。なお、活性層404の約800℃の成長温度およびn型クラッド層405の約780℃の成長温度は、それぞれ、本発明の「第2成長温度」および「第3成長温度」の一例である
次に、真空蒸着法を用いて、n型コンタクト層406上の所定領域に、約10nmの厚みを有するAlからなるn側オーミック電極408を形成した後、約0.25μmの厚みを有するSiOからなる絶縁膜413を形成する。この際、図26に示すように、n側オーミック電極408および絶縁膜413が、約1.5μmの幅W8を有する細長状になるように形成する。
次に、図27に示すように、Cl系ガスによるドライエッチングを用いて、絶縁膜413をマスクとして、n型コンタクト層406およびn型クラッド層405の上面から約300nmの厚み分をエッチングする。これにより、n型コンタクト層406がパターニングされるとともに、n型クラッド層405に平坦部405aと凸部405bとが形成される。そして、n型クラッド層405の凸部405bとp型コンタクト層6とによって細長状のリッジ部407が形成される。
次に、図28に示すように、n型クラッド層405の平坦部405aの一部の領域に、n側オーミック電極408およびリッジ部407を覆うように、レジスト414を形成し、レジスト414をマスクとして、n型クラッド層405の平坦部405aの上面から活性層404、p型キャリアブロック層403およびp型クラッド層402までをエッチングする。この後、レジスト414を除去する。
次に、図29に示すように、プラズマCVD法を用いて、p型GaN基板401の上面、p型クラッド層402、p型キャリアブロック層403および活性層404の側面、n型クラッド層405の平坦部405aの上面、リッジ部407の側面およびn側オーミック電極408の側面を覆うように、約250μmの厚みを有するSiNからなる絶縁膜409を形成する。
次に、図30に示すように、真空蒸着法を用いて、絶縁膜409の一部およびn側オーミック電極408の上面上に、下層から上層に向かって、約100nmの厚みを有するTi層と、約100nmの厚みを有するPd層と、約3000nmの厚みを有するAu層とを形成することによって、n側パッド電極410を構成する金属層を形成する。
最後に、図23に示したように、真空蒸着法を用いて、p型GaN基板401の裏面上に、p側GaN基板1側から、約100nmの厚みを有するPd層と、約150nmの厚みを有するAu層とからなるp側オーミック電極411を形成した後、p側オーミック電極411上に、p側オーミック電極411側から、約100nmの厚みを有するTi層と、約100nmの厚みを有するPd層と、約3000nmの厚みを有するAu層とからなるp側パッド電極412を形成する。
上記の製造プロセスにより実際に実施形態による窒化物系半導体レーザ素子を作製して、特性を測定した。その結果、約480nmのレーザ光が得られた。
実施形態では、上記のように、n型クラッド層405の成長温度(約780℃)を、活性層404の成長温度(約800℃)より低い温度にすることによって、n型クラッド層405を成長させる際に、発光層404におけるInの組成分離による劣化が生じるのを容易に抑制することができる。
なお、実施形態では、上記第1参考例と異なり、n側に電流狭窄構造を有するリッジ部407を形成した。p型窒化物系半導体に比べ、n型窒化物系半導体の方が導電率が高く、また、電極との接触抵抗が低いので、実施形態のn側に電流狭窄構造を有するリッジ部407を形成することによって、素子抵抗の上昇を小さくすることができる。
実施形態のその他の効果は、上記第1〜第3参考例と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、本発明の光半導体素子を、半導体レーザ素子またはLED素子に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、半導体レーザ素子およびLED素子以外の半導体素子に適用してもよい。たとえば、半導体受光素子などに適用してもよい。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、本発明の第1窒化物系半導体層として、活性層または発光層を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、受光層などの、発光層または活性層以外の層に適用してもよい。たとえば、第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層は、AlGaInNなどのAlGa1−V−WInN(0<W≦1)を用いて構成することができる。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、Inを含む第1窒化物系半導体層およびInを含むn型クラッド層は、InGa1−UN(0<U≦1)からなる例を示したが、本発明はこれに限らず、第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層は、Inを含むものであれば、InGaN以外から構成されていてもよい。たとえば、第1窒化物系半導体層およびn型クラッド層は、AlGaInNなどのAlGa1−V−WInN(0≦V<1、0<W≦1、0<V+W≦1)を用いて構成することができる。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、p型窒化物系半導体層をAlGa1−XN(0≦X≦1)からなる例を示したが、本発明はこれに限らず、AlGa1−Y−ZN(0≦Y≦1、0≦Z≦1、0≦Y+Z≦1)を用いて構成されていてもよい。
また、上記第1〜第3参考例および上記実施形態では、活性層または発光層のIn組成比を20%以上とした例を示したが、本発明はこれに限らず、活性層または発光層のIn組成比は20%以下であってもよい。
また、上記第1〜第3参考例では、成長用基板として、サファイア基板を用いた例を示したが、成長用基板として、GaAs、GaP、Si、GaNおよびInGaNなどの窒化物系半導体基板などを用いてもよい。特に、成長用基板として、窒化物系半導体基板を用いることによって、半導体層と基板との格子定数差を非常に小さくすることができるので、基板上に成長させた窒化物系半導体層の転位を減少させることができる。さらに、InGaN基板を用いることによって、第1窒化物系半導体層とInGaN基板との格子定数差を小さくすることができるので、より良好な第1窒化物系半導体層を得ることができる。
また、上記第1参考例では、活性層とn型クラッド層との間にn型第2クラッド層を形成した例を示したが、活性層とn型クラッド層との間にGaNまたはAlGaNからなるn型キャップ層を形成してもよい。
また、上記第2参考例では、支持基板に不透明なCu−Wを用いた例を示したが、n側オーミック電極およびn側パッド電極を光が透過する程度に膜厚を小さくするとともに、半田層の膜厚を小さくして透光性とし、さらに、支持基板をSiCなどの導電性の透光性基板で構成してもよい。このように構成することによって、発光をn側から取り出すことができる。
また、上記第3参考例では、n側透光性オーミック電極を層状の電極で構成した例を示したが、n側透光性オーミック電極をメッシュ形状の電極で形成してもよい。
また、上記実施形態では、p型GaN基板の(0001)Ga極性面上に、半導体層を成長させた例を示したが、本発明はこれに限らず、基板の面方位および成長の面方位は(0001)Ga極性面以外のものでもよい。たとえば、基板の面方位および成長の面方位は、(0001)Ga極性面から約10°までオフ(傾斜)した面でもよい。
本発明の第1参考例による半導体レーザ素子の平面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の1000−1000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の2000−2000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための2000−2000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための2000−2000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための1000−1000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための1000−1000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための2000−2000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための2000−2000線に沿った断面図である。 図1に示した第1参考例による半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための1000−1000線に沿った断面図である。 各窒化物系半導体試料のPL測定の結果を示す図である。 本発明の第2参考例によるLED素子の平面図である。 図12に示した第2参考例によるLED素子の3000−3000線に沿った断面図である。 図12に示した第2参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための3000−3000線に沿った断面図である。 図12に示した第2参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための3000−3000線に沿った断面図である。 図12に示した第2参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための3000−3000線に沿った断面図である。 本発明の第3参考例によるLED素子の平面図である。 図17に示した第3参考例によるLED素子の4000−4000線に沿った断面図である。 図17に示した第3参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための4000−4000線に沿った断面図である。 図17に示した第3参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための4000−4000線に沿った断面図である。 図17に示した第3参考例によるLED素子の製造プロセスを説明するための4000−4000線に沿った断面図である。 本発明の実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の平面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 図22に示した実施形態による窒化物系半導体レーザ素子の製造プロセスを説明するための5000−5000線に沿った断面図である。 特許文献1に記載された従来の半導体受光素子の製造方法を説明するための断面図である。 特許文献1に記載された従来の半導体受光素子の製造方法を説明するための断面図である。
101、201、301 支持基板
107a n型第2クラッド層
107c MQW活性層(第1窒化物系半導体層)
404 活性層(第1窒化物系半導体層)
109、403 p型キャリアブロック層
116 サファイア基板(成長用基板)
206、307 発光層(第1窒化物系半導体層)
207、306 p型クラッド層(p型窒化物系半導体層)
208 p型コンタクト層
403 p型キャリアブロック層
401 p型GaN基板(成長用基板)

Claims (1)

  1. 成長用基板上に、実質的にInを含まないp型窒化物系半導体層を第1成長温度で成長させる工程と、
    前記p型窒化物系半導体層上に、Inを含む第1窒化物系半導体層を前記第1成長温度よりも低い第2成長温度で成長させる工程と、
    前記第1窒化物系半導体層上に、前記第1窒化物系半導体層のIn組成比よりも低いIn組成比を有するInを含む第2窒化物系半導体層からなるn型クラッド層を前記第1成長温度および前記第2成長温度よりも低い第3成長温度で成長させる工程とを備えた、光半導体素子の製造方法
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