JP4994208B2 - ピストンポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンポンプに関する。
従来、ピストンポンプにあっては、このピストンポンプ内に設けられた吸入用逆止弁を設け、作動油の逆流を防止している。この吸入用逆止弁は円筒形の弁座および弁体を備え、この弁体にU字型のばね部材が被さって係合することにより、弁体が弁座に保持・案内される構成となっている。
特表2003−532837号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、U字型等の任意形状のばね部材は高価であり、コストアップを招くという問題があった。また、円筒の弁体の底部の全てがU字型ばね部材で保持されず、弁体が倒れてシール性の悪化および応答性の低下を招いてしまう。円筒状の弁体の底部全てをU字型ばね部材で保持しようとすると、ばねの径方向端が弁体の摺動孔と干渉するため摺動孔そのものを矩形に形成しなければならず、加工が困難である。
本発明は上記問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、逆止用の吸入弁のばねを簡易な構成として容易に加工可能とするとともに、コストを低減したピストンポンプを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、吸入弁を閉弁方向に付勢する吸入弁付勢部材と、ピストンをピストン駆動部材側に付勢するピストン付勢部材とを有し、ピストンの往復運動によって吸入弁および吐出弁を選択的に開閉することにより、作動液の吸入・吐出を行うピストンポンプにおいて、吸入弁付勢部材は略平板状の板ばねで形成され、前記吐出弁の軸方向位置は、前記吸入弁側に突出した位置であり、前記板ばねを前記ピストンに係合固定する係合手段を設けた
よって、吸入用逆止弁のばねを安価なものとし、コストを低減したピストンポンプを提供できる。
以下、本発明のピストンポンプを実現する最良の形態を、図面に示す参考例及び実施例に基づいて説明する。
〔参考例〕
[ピストンポンプの概要]
図1はピストンポンプの軸方向断面図、図2はピストン4単体の軸方向断面図、図3はピストン4のx軸正方向側正面図、図4、図5は板ばね100の径方向正面図である。図4は板ばね100単体、図5はピストン4との係合状態を示す。なお、ピストンポンプの軸方向であってハウジング7の開口側をx軸正方向と定義する。
ピストンポンプはハウジング7に設けられたハウジング孔71内にポンプ組立体10を挿入することにより形成される。このポンプ組立体10は作動液を吸い込む吸入弁INと、作動液を吐出する吐出弁OUTと、x軸方向に往復運動するピストン4とを有する。ピストン4のx軸方向摺動によって吸入弁INおよび吐出弁OUTが選択的に開閉されることで作動液を吸い込み、吐出を行う。
ハウジング孔71はx軸正方向側においてハウジング7表面に開口し、x軸負方向側においてハウジング7内に設けられた部屋20に開口する。この部屋20にはピストン4をx軸正方向に移動させるピストン駆動部材30が収装され、図外のモータ等によって駆動される。
ポンプ組立体10はプラグ1、シリンダ2、フィルタ3を有する。プラグ1はx軸正方向側に設けられ、コイルばね21を介して吐出弁OUTをx軸方向移動可能に支持する。
シリンダ2はプラグ1のx軸負方向側に設けられたカップ状部材であり、底部は開口して吐出弁OUTと連通するとともに、内周側に吸入弁INを収装する。シリンダ2はx軸負方向側において円環状のフィルタ3と接続し、x軸負方向側の開口部からピストン4が挿入される。ピストン4はガイド部材8によりガイドされ、シール材5により部屋20に対しシールされる。
フィルタ3の外周側には図外の吸入口が設けられ、ピストン4の往復運動によってこの吸入口から作動液を吸い込み、吸入弁INおよび吐出弁OUTを選択的に開閉することでポンプとして機能する。
ピストン4にはx軸正方向側に開口するx軸方向連通孔41が設けられている。このx軸方向連通孔41はx軸負方向側の最深部において径方向貫通孔42と連通し、フィルタ3を介してピストン4の外周側と吸入弁INとを連通する。
x軸方向連通孔41は段部43を有する段付き形状であって、x軸正方向側の開口端44から吸入弁INが挿入される。吸入弁INはボール形状の逆止弁であって、段部43においてx軸負方向側を係止される。
開口端44には板ばね100が設けられ、吸入弁INをx軸負方向側に付勢する。開口端44は一部分のみx軸正方向側に突出する突出部45(図2、図3参照)を有し、この突出部45において板ばね100と係合する。また、板ばね100のx軸負方向側にはピストン4と接するリング52が設けられ、このリング52を介して、板ばね100はピストン4にx軸負方向側を係止される。
板ばね100はコイルばね23によってx軸負方向側に付勢され、この付勢力によって板ばね100はピストン4とコイルばね23に挟持される。したがって、板ばね100は突出部45との係合、およびピストン4とコイルばね23との挟持により、ピストン4に対し固定される。
板ばね100は弾性体の板部材を星型に肉抜きすることで形成され、外周部110から中心部120へ向かって延在する複数の延在部130を有する。この板ばね100は中心点Oに対し点対称形状である。
延在部130の中心側先端部131は吸入弁INと当接し、x軸正方向の曲げ変形に対する復元力をばね力として吸入弁INをx軸負方向に付勢する。延在部130の根元部132にはピストン4の突出部45が挿入・係合され、これにより板ばね100はピストン4に対して固定される(図5参照)。
板ばね100により吸入弁INを付勢することで、コイルばねを用いて吸入弁INを付勢する場合と比べてシリンダ2内部のx軸方向長さを短縮することが可能となり、ポンプ組立体10全体の小型化が達成される。また、簡略な形状の板ばね100を用いることで、複雑な形状のばねを用いることなく吸入弁INを付勢する。
さらに、複数の延在部130によってボール形状の吸入弁INを付勢するため、開弁/閉弁時において吸入弁INがx軸方向移動する際に倒れという問題が発生しない。また、突出部45によって板ばね100を係止・固定するため、ピストン4に煩雑な加工を施す必要も回避される。
参考例の効果]
(1)吸入弁INと、吐出弁OUTと、吸入弁INを閉弁方向に付勢する板ばね100(吸入弁付勢部材)と、ピストン4をピストン駆動部材30側に付勢するコイルばね23(ピストン付勢部材)とを有し、ピストン4の往復運動によって吸入弁INおよび吐出弁OUTを選択的に開閉することにより、作動液の吸入・吐出を行うピストンポンプにおいて、板ばね100は略平板状の板ばねで形成され、ピストン4に固定されることとした。
これにより、吸入弁付勢部材である板ばね100を簡易な構造かつ安価なものとし、ピストン4に煩雑な加工を施すことなく板ばね100を固定可能とすることで、コストを低減したピストンポンプを提供することができる。また、シリンダ2内部のx軸方向長さを短縮することが可能となり、ポンプ組立体10全体の小型化を図ることができる。
〔実施例1〕
実施例につき説明する。基本構成は参考例と同様である。実施例では板ばね100をピストン4に係合させず、ピストン4とコイルばね23との挟持にのみによって板ばね100を保持する点で異なる。
図6は実施例におけるピストンポンプの軸方向断面図である。実施例のピストン4では、x軸正方向側の開口端44に突出部を設けていない。そのため板ばね100の根元部132はピストン4とは係合せず、コイルばね23によってx軸負方向側に付勢され、リング52を介してピストン4にx軸負方向側を係止される。
また、参考例では吐出弁OUTをシリンダ2のx軸正方向側に設けていたが、実施例ではx軸負方向側に移動させてシリンダ2およびコイルばね23の内周側に設ける。このためシリンダ2の底部24からx軸負方向側に突出する台座部25を設け、この台座部25によって吐出弁OUTのx軸負方向側を係止する。
吐出弁OUTがコイルばね23内周側に位置するため、吐出弁OUTのストロークがコイルばね23内に格納される。実施例1では吐出弁OUTのストロークはコイルばね23外部であるため、実施例1と比べてx軸方向長さが短縮される。
[実施例の効果]
(2)板ばね100は略平板状の板ばねで形成され、コイルばね21によってピストン4に付勢されることとした。これにより実施例1と同様の効果を得ることができる。また、ピストン4と板ばね100を係合させる必要がないため、ピストン4および板ばね100の形状を簡略化できる。
(3)吐出弁OUTのx軸方向位置は、吸入弁IN側(x軸負方向側)に突出した位置であることとした。吐出弁OUTのストロークがコイルばね23内に格納されるため、x軸方向長さを短縮することができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を各実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
参考例では突出部45を板ばね100の根元部132に挿入・係合させたが、図7に示すようにピストン4の開口端44内部に、外周側に凹む凹部46を設け、この凹部46に板ばね100を係合させてもよい。
また、図8、図9に示すように、板ばね100の形状を適宜変更してもよい。また、開口端44内部に板ばね100を挿入し、開口端44の端部をかしめて板ばね100を固定してもよい。かしめ箇所は2箇所以上設ければよい。
参考例におけるピストンポンプの軸方向断面図である。 参考例におけるピストン4単体の軸方向断面図である。 参考例におけるピストン4のx軸正方向側正面図である。 参考例における図4は板ばね100単体のx軸正方向側正面図である。 参考例における図4は板ばね100単体のx軸正方向側正面図である(ピストン4との係合状態)。 実施例におけるピストンポンプの軸方向断面図である。 他の実施例である。 他の実施例である。 他の実施例である。
4 ピストン
23 コイルばね(ピストン付勢部材)
30 ピストン駆動部材
100 板ばね(吸入弁付勢部材)
IN 吸入弁
OUT 吐出弁

Claims (3)

  1. 作動液を吸い込む吸入弁と、前記作動液を吐出する吐出弁と、前記吸入弁を閉弁方向に付勢する吸入弁付勢部材と、軸方向に往復運動するピストンと、前記ピストンを駆動するピストン駆動部材と、前記ピストンを前記ピストン駆動部材側に付勢するピストン付勢部材とを有し、
    前記ピストンの往復運動によって前記吸入弁および前記吐出弁を選択的に開閉することにより、作動液の吸入・吐出を行うピストンポンプにおいて、
    前記吸入弁付勢部材は略平板状の板ばねで形成され、
    前記吐出弁の軸方向位置は、前記吸入弁側に突出した位置であり、
    前記板ばねを前記ピストンに係合固定する係合手段を設けたことを特徴とするピストンポンプ。
  2. 請求項1に記載のピストンポンプにおいて、
    前記ピストンに突出部を形成し、
    前記係合手段は、前記突出部に前記板ばねを挿入係合する手段であることを特徴とするピストンポンプ。
  3. 請求項1に記載のピストンポンプにおいて、
    前記係合手段は、前記ピストンに前記板ばねをかしめる手段であることを特徴とするピストンポンプ。
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