JP4993719B2 - 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム - Google Patents

地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4993719B2
JP4993719B2 JP2007157864A JP2007157864A JP4993719B2 JP 4993719 B2 JP4993719 B2 JP 4993719B2 JP 2007157864 A JP2007157864 A JP 2007157864A JP 2007157864 A JP2007157864 A JP 2007157864A JP 4993719 B2 JP4993719 B2 JP 4993719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
drill
excavation
ground
stirring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007157864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008308887A (ja
Inventor
義孝 花木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP2007157864A priority Critical patent/JP4993719B2/ja
Publication of JP2008308887A publication Critical patent/JP2008308887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4993719B2 publication Critical patent/JP4993719B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

本発明は、地盤を柱状に掘削して補強する、地盤の柱状改良工事装置と柱状改良工事装置制御プログラムに関する。
建物の耐震性を確保するために、建物を建設する前に地盤調査が行なわれる。そして、軟弱な地盤であると判定されると、セメント系固化剤をスラリー状にし、対象となる地盤に注入して地盤を強化する工事が行なわれる。このとき、地盤を柱状に掘削するとともに、地盤の土砂と上記スラリーとを攪拌して柱状の補強部分を形成する。以下、これを地盤の柱状改良工事と呼ぶ(特許文献1参照)。
特開2002−12549号公報
地盤の柱状改良工事では、柱状補強部分の体積を求め、この体積に対して、一定の割合でスラリーを注入する。地盤の掘削には、下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルが使用される。掘削ドリルを回転させながら、バイトにより地盤を垂直下方に削り掘り進む。このとき、土砂を細かく破砕すると同時に、スラリーを地盤に注入して、攪拌羽根で攪拌し混練する。地盤の土砂とスラリーとがよく混ざり合った後にスラリーが固化すると、柱状に地盤が強化される。柱状改良工事は、例えば、直径数十センチで地表から5〜10m程の深度まで、数m間隔で複数本分施工される。これで、コンクリート杭を打ち込んだ杭基礎に類する地盤補強ができる。
しかしながら、こうした地盤の柱状改良工事では次のような解決すべき課題があった。即ち、地盤の構造はその組成により千差万別で、場所によっても深度によってもその固さはまちまちである。ほぼ一定のトルクで地盤を掘削しても、地盤の掘削速度や攪拌羽根の回転数にばらつきが生じる。従って、スラリーの注入量を均一に保持することが難しく、攪拌の程度にも変動が生じて、柱状補強部分の強度に影響が生じるという問題があった。
上記の課題を解決するために、本発明は均一にスラリーを注入し適切に攪拌される、地盤の柱状改良工事装置と柱状改良工事装置制御プログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、以下のとおりの柱状改良工事装置と柱状改良工事装置制御プログラムとその記録媒体である。
[請求項1]
下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置において、掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示装置と、掘削深度を表示する掘削深度表示装置と、自動運転制御部を備え、この自動運転制御部は、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。
掘削深度に対してスラリーの合計注入量が不足したことを検出し、掘削を一時停止してその部分でスラリーを補充し再攪拌をするので、全体として均一にスラリーが注入された柱状地盤ができる。スラリーは、掘削ドリルを通じて供給され、掘削ドリルの下端あるいはその近傍から地盤に注入されるとよい。
スラリーの供給量が過剰なことを検出したときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで掘削してから攪拌をするので、全体として均一にスラリーが注入された柱状地盤ができる。
地盤が硬い部分では、スラリーが適量注入されたとしても、攪拌速度が上がらず、攪拌が不十分なことがある。この場合に再攪拌をして攪拌回数を補充するので、攪拌が不十分で強度が不足するような柱状地盤の形成を防止できる。
[請求項2]
請求項1に記載の地盤の柱状改良工事装置において、前記自動運転制御部は、最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成するように制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。
掘削ドリルの下端であって、その回転軸部分からスラリーを地盤に注入しながら掘削ドリルを引き上げていくと、柱状地盤の周囲部よりも軸部のほうがスラリーの注入量が多くなる。これにより、軸部が十分に硬い柱状地盤が得られる。
[請求項3]
下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置の自動運転制御用コンピュータを、掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示手段と、掘削深度を表示する掘削深度表示手段と、前記スラリーの合計注入量と掘削深度との関係を適正値と比較する手段と、自動運転制御部のコンピュータを、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行する手段として機能させる地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。
[請求項4]
請求項3に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムにおいて、前記自動運転制御部のコンピュータを、さらに、最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成する制御を実行する制御手段として機能させることを特徴とする地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。
[請求項5]
請求項3または4に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
スラリーと土砂とが十分に攪拌されて固化すると、設計通りの強度の柱状地盤が形成できる。スラリーの量が不足すると強度が不足する。スラリーの量が多過ぎると強度が高くなるが不経済である。また、1本の柱状地盤全体に注入するスラリーの量を決めて工事をするので、ある部分に過剰にスラリーを供給すると他の部分の供給量が不足する。これでは、柱状地盤全体の強度にばらつきが生じる。以下の実施例ではこうした問題を解決する。以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1の装置の機能ブロック図である。
この地盤の柱状改良工事装置には、動作制御のためのコンピュータが搭載されている。このコンピュータには演算処理装置10と記憶装置11と表示装置60とが設けられている。演算処理装置10には入出力インタフェース38を介して、各種の機構や検出器接続されている。ドリル回転駆動装置14は、掘削ドリル18を回転駆動するモータや伝達機構である。ドリル昇降装置16は、掘削ドリル18を垂直方向に上昇させたり下降させたりする機械装置である。スラリー注入装置17は、掘削ドリル18の上端からスラリーを注入する機械装置である。
ドリル回転検出器40は、ドリル回転駆動装置14によるドリルの回転数を、例えば毎分何回転か検出する装置である。掘削深度検出器42は、掘削ドリル18の垂直方向の移動量を取得して掘削深度を検出する装置である。スラリー注入量検出器44は、スラリー注入装置17が地盤にどれだけスラリーを注入したかを測定する装置である。
演算処理装置10は、これらの装置を制御するための自動運転制御部30を備えている。この自動運転制御部30は、ドリル昇降制御手段32、スラリー注入量制御手段34、再攪拌パタン選択手段36、といったコンピュータプログラムを実行する。ドリル昇降制御手段32は、ドリル昇降装置16とドリル回転駆動装置14とを制御して、掘削ドリル18を一定の速度で回転させながら昇降させる制御を行う。スラリー注入量制御手段34は、予め定められた量のスラリーを、掘削ドリル18を通じて地盤に注入する制御を行う。再攪拌パタン選択手段36は、後で説明するように地盤を再攪拌する数種類のパタンからいずれかを選択する機能を持つ。
記憶装置11には、自動運転制御部30が動作するために必要な各種のデータが記憶される。基準値テーブルデータ46は、スラリーの適正な合計注入量と掘削深度との関係を示すデータである。簡単な関係式でもよいしテーブルデータでもよい。スラリー注入量表示データ48は、スラリー注入量検出器44の測定値である。掘削深度表示データ50は掘削深度検出器42の測定値である。ドリル回転数表示データ52は、ドリル回転検出器40の測定値である。これらのデータにより、どの掘削深度までどれだけの量のスラリーが注入されたか、それまで掘削ドリル18が何回転したかといったデータが、例えば、一定の深度ごとに蓄積される。なお、この他にも様々な演算処理用のパラメータが記憶される。
表示装置60は、記憶装置11に記憶されたデータを、柱状改良工事装置のオペレータに示すためのディスプレイである。液晶ディスプレイ等でよい。柱状改良工事装置の操作パネルの一部か、あるいは操作パネルに併設されるとよい。表示装置60には、掘削深度、回転速度、スラリー注入全量などが表示される。さらに、この掘削工事では、掘削深度13メートルでスラリーを21リッター注入するといった目標値も表示されている。以下に説明する柱状改良工事装置は、スラリーの濃度を均一化するために自動的に適宜再攪拌処理を実行する。オペレータは、その動作を監視するために、表示装置60を利用するとよい。
図2は実施例1の柱状改良工事装置の外観側面図である。
図の運転装置12の内部には、図1に示したコンピュータを搭載する。掘削ドリル18は、ドリル昇降装置16により昇降制御される。ドリル回転駆動装置14は、掘削ドリル18を回転駆動する。バイト20は回転しながら地盤24を垂直下方に掘削する。掘削が進むにつれて、ドリル昇降装置16は掘削ドリル18を垂直下方に押し下げる。バイト20により細かく粉砕された土砂に、スラリー注入装置17から掘削ドリル18を通じてスラリーが注入される。
スラリーは掘削ドリル18の下端のノズル29から、土砂の内部に注入される。スラリーはよく知られたセメント系の固化剤である。掘削ドリル18の回転によりバイト20と共に攪拌羽根22も回転する。これによって土砂26とスラリー28とが攪拌されて図の円Aの中に示したように混ざり合う。この処理を所定の深さまで続ける。これによって、柱状の地盤改良部分が形成される。なお、土砂とスラリーを混ぜ合わせると比較的柔らかく攪拌しやすい状態になる。この状態で掘削ドリル18を目的とする深さまで掘り進め、その後掘削ドリル18を逆回転させながら引き抜く。引き抜く際にも土砂26とスラリー28を再攪拌する。そして、そのまま放置すると土砂26とスラリー28とが固化する。
図3は掘削ドリル下端のバイトと攪拌羽根の一例を示す斜視図である。
この図に示すように、掘削ドリル18の下端には掘削ドリル18と一体に回転するようにバイト20と攪拌羽根22とが固定されている。攪拌羽根22はプロペラ状に傾斜を付けて形成されている。土砂とスラリーを混ぜ合わせた部分で上昇し下降する際に、攪拌羽根22が推力を与える。バイト20と攪拌羽根22とは一体になって回転する。一方、攪拌羽根22とバイト20の中間には、ストッパアーム23が配置されている。
図4はストッパアームの機能説明図である。
スラリー28は、掘削ドリル18の下端のノズル29から地盤24に供給される。バイト20は地盤24を掘削しながらさらに下方に進む。攪拌羽根22は、土砂26とスラリー28とを攪拌する。ここで、土砂26とスラリー28の固まりが攪拌羽根22と共に穴の中で回転してしまうおそれがある。これでは攪拌はできない。ストッパアーム23は、その両腕の先が地盤24の硬い部分をとらえるので、土砂26とスラリー28の回転を抑える。これで、土砂26とスラリー28が十分に攪拌できる。
図5は掘削深度と適正なスラリー注入量との関係を示すグラフである。
この図に示すように、例えば12mの深さまで掘削し全注入量を24リッターとしたら、1m掘削する毎に約0.5リッターのスラリーを注入することが適性であることが分かる。この関係を、例えばテーブルデータ化したものが基準値テーブルデータ46であって、記憶装置11に記憶されている。
図6は無制御時の掘削深度と実際のスラリー注入量との関係を示すグラフである。
従来のように、スラリーが一定時間に一定量ずつ供給されるように制御しながら掘削をしていくと、掘削深度とスラリー注入量との関係が図のようになる。地盤が柔らかい場合には比較的速く掘削が進む。地盤が固いと掘削速度が遅くなる。従って、図のPの区間でスラリー濃度が低くなり、図のQの区間でスラリー濃度が高くなるというように、スラリー濃度に変動が生じる。掘削してみないと地盤の固さなどが予測できないから、掘削速度に追従してスラリー供給量を制御するといったフィードバック制御は不向きである。
図7は地盤の柱状改良工事方法の各種パタンを示す説明図である。
図2を用いて説明したように、柱状改良工事装置は、下端近傍にバイト20と攪拌羽根22とを取り付けた掘削ドリル18を回転させながら、バイト20により地盤24を垂直下方に掘削する。土砂26を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリー28を掘削ドリル18の下端から地盤24に注入して、土砂26とスラリー28とを攪拌羽根22で攪拌し混練する。この掘削中に、スラリー28の合計注入量と、掘削深度との関係を、適正値と比較する。
図のXは掘削深度を棒グラフで示したものである。図のYはスラリー注入量を棒グラフで示したものである。図のZは掘削ドリル18の昇降運動の軌跡を示したものである。掘削深度とスラリー注入量の棒グラフが等長のときは、適正値である。図のRは攪拌羽根の回転数である。掘削深度と回転数の棒グラフが等長のときは、適正値である。この図では、3種類の再攪拌パタンを例示した。図の(a)の第1パタンでは、例えば、1mの深さだけ掘削をしたところ、スラリー注入量が1m分の適正値と比較して不足していることが分かった。そこで、図の深度1mまで掘削をした後掘削ドリル18を昇降させて、ハッチングに相当する不足分のスラリーを追加注入しながら、この範囲を再攪拌している。
図の(b)の第2パタンでは、例えば、1mの深さだけ掘削をしたところ、スラリーの供給量が過剰になった。この供給量は、1m20cmまで掘削をした分に相当する。そこで、1m20cmまで掘削をし、その後掘削ドリル18を昇降させて攪拌をしている。即ち、スラリー28の合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで掘削してから再攪拌をする。上記いずれの場合にも、全体として均一にスラリー28が注入された柱状地盤24ができる。
図7(c)のパタンは、攪拌羽根22の回転数が閾値以下、即ち、適正値以下のときの再攪拌動作を示す。例えば、1mの深さだけ掘削をして、スラリーの供給量も適切であったとする。しかし、攪拌羽根22の回転数が閾値以下を示したときは、この1mの範囲で、掘削ドリル18を昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根22を回転させるように再攪拌をする。地盤24が硬い部分で攪拌速度が上がらず攪拌が不十分なとぎ再攪拌をして攪拌回数を補充する。
図の(d)には、上記のパタンを組み合わせて12mほど掘削をした例を示す。最初と3番目は(a)に示した第1パタン、2番目は第2パタン、4番目は第4パタンである。再攪拌をしていない部分は、スラリーの供給量も攪拌羽根22の回転数も適切であったところである。このように、掘削中に掘削深度とスラリーの供給量と攪拌羽根の回転数を監視して、適正値でなければ、短い範囲で再攪拌をすることで、十分な強度の柱状地盤を形成できる。
図8は柱状地盤の径方向のスラリー濃度分布説明図である。
図3や図4で例示したような構造の掘削ドリル18を使用すると、掘削ドリル18の下端の回転軸部分にあるノズル29からスラリーが供給されるので、柱状地盤を径方向に見たとき、スラリー濃度が中心ほど高くなる。図の(a)に示したのは柱状地盤の断面図で、その上にスラリー濃度と径方向の位置との関係を示した。柱状地盤の径方向の強度も同様の分布になる。もっと十分に攪拌をすると、スラリー濃度は径方向にほぼ均一になる。
このように、柱状地盤の径方向の強度分布を、スラリーの濃度分布を制御することにより、任意に設定できる。例えば、最深部まで掘削をした後、バイト20を逆回転させて、掘削ドリル18を上昇させる。そのとき、スラリー28を掘削ドリル18の下端から地盤24に注入しながら掘削ドリル18を上昇させる。こうすると、柱状地盤24の軸部に集中的にスラリー28の注入量が多くなる。これにより、図8の(b)に示すように、軸部が他の部分に比べて十分に硬い柱状地盤24が得られる。
図9は実施例3の掘削ドリルの下端近傍斜視図である。
図の(a)の例では、攪拌羽根22の下側に、中心部から放射方向に延びる溝62が設けられている。スラリーは、掘削ドリル18の軸孔70を伝わって、掘削ドリル18の図示しない横孔から攪拌羽根22の溝62に流れ込む。これにより、スラリーは溝62の各部から溢れるように地盤に向かって注入される。図4では、掘削ドリル18の下端のノズル29からスラリーが吐出する例を説明した。これに比べると、溝62を利用してスラリーを柱状地盤の径方向に広く注入できるから、スラリーの偏りを防止できるという効果がある。なお、溝62は全ての攪拌羽根22に設けてもよいし、一部の攪拌羽根22に設けても構わない。また、バイト20の下側に設けても構わない。要求される柱状地盤24の特性に応じて選定するとよい。
図10の(a)は実施例4の掘削ドリルの下端近傍斜視図で、(b)はその一部を矢印A方向から見た斜視図、(c)は下端部縦断面図である。
図のように、この掘削ドリル18の下端には、側面に刃部65を有するバイト64が固定されている。バイト64は、刃部65を利用して回転しながら地盤を切削する機能を持つ。このバイト64の下側に、図の(b)に示すように縦溝67を設ける。縦溝67には、複数の横溝68が設けられている。また、図の(c)に示すように、掘削ドリル18の軸孔70は、掘削ドリル18の側壁の窓を通じて縦溝67と連通している。即ち、スラリーは軸孔70を通じて供給されて、縦溝67に向けて吐出される。スラリーは縦溝67に沿って放射方向に送られるが、横溝68により径方向の各所に分散されるように地盤に注入される。スラリーは閉所で固化すると掃除し難く、詰まりの原因にもなる。実施例3や4のように、下側に向いた溝に沿って送り出せば、溝で固化したスラリーは除去し易く、振動等により自動的に掃除されるという効果がある。なお、掘削ドリル18の側壁の窓から異物が入り込むとここでスラリーが固化する恐れもある。その場合には、掘削ドリル18の側壁の窓の部分に逆止弁を設けてスラリーの吐出のみを許容する構造にしてもよい。
図11は本発明の装置の主要動作フローチャートである。
以下、本発明の柱状改良工事装置に搭載された、コンピュータプログラムの実施例を説明する。図11はそのメインルーチンである。まず、ステップS11で自動運転制御部30が掘削開始処理をし、ドリル昇降制御手段32がドリル回転駆動装置14やドリル昇降装置16を起動する。ステップS12でスラリー注入量制御手段34がスラリー注入装置17を起動して、スラリーの注入を開始する。
次に、ステップS13で、スラリー注入量検出器44を動作させてスラリー合計注入量Vの測定をする。ステップS14では、スラリー注入量表示データ48を記憶装置11に記憶させて、表示装置60にスラリー合計注入量Vの表示をする。ステップS15では、掘削深度検出器42を動作させて掘削深さDの測定をする。ステップS16では、掘削深度表示データ50を記憶装置11に記憶させて、表示装置60に掘削深さDの表示をする。ここで、ステップS17で、再攪拌パタン選択手段36が記憶装置11に記憶された基準値テーブルデータ46を参照する。そして、ステップS18で、スラリー合計注入量Vが不足しているかどうかという判断をする。
この判断の結果がイエスのときはステップS19の処理に移行し、ノーのときはステップS20の処理に移行する。ステップS19では第1パタンが選択され、図12で説明する処理を実行する。ステップS20では、スラリー合計注入量Vが過剰かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS21の処理に移行し、ノーのときはステップS22の処理に移行する。ステップS21では第2パタンが選択され、図13で説明するで処理を実行する。ステップS22で現在の掘削深度を読み取り、ステップS23で目標深さまで掘削をしたかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS12の処理に戻る。ノーのときは掘削を終了する。
図12は、第1パタンの処理動作フローチャートである。
ステップS31で第1パタンの処理を開始する。ステップS32では、掘削の一時停止をする。ステップS33で、再攪拌パタン選択手段36は、再攪拌範囲を決定し、図7(a)で説明した再攪拌パタンをドリル昇降制御手段32に通知する。ステップS34で、再攪拌パタン選択手段36は、不足分のスラリー量を計算して、スラリー注入量制御手段34に通知する。ステップS35で、ドリル昇降制御手段32の制御によりドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16が動作し、再攪拌範囲を昇降攪拌する。スラリー注入量制御手段34の制御によりスラリー注入装置17が動作して不足分のスラリーを注入する。これで、該当範囲のスラリーの供給量が適正化される。ステップS36では、掘削を再開してメインルーチンに戻る。
図13は、第2パタンの処理動作フローチャートである。
ステップS41で第2パタンの処理を開始する。ステップS42では、再攪拌パタン選択手段36が記憶装置11の基準値テーブルデータ46を参照して、既に供給されたスラリーの量に見合った適正掘削深さを算出する。ステップS43では、再攪拌パタン選択手段36がドリル昇降制御手段32に通知してドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16を駆動し、適正掘削深さまで掘削をする。ステップS44では、掘削の一時停止をする。ステップS45で、再攪拌パタン選択手段36は、再攪拌範囲を決定し、図7(b)で説明した再攪拌パタンをドリル昇降制御手段32に通知する。ドリル昇降制御手段32の制御によりドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16が動作し、再攪拌範囲を昇降攪拌する。これで、該当範囲のスラリーの供給量が適正化される。ステップS46では、掘削を再開してメインルーチンに戻る。
図14は、第3パタンの処理動作フローチャートである。
第3パタンでは、第1パタンと第2パタンとは異なるパラメータを使用するので、図10で説明したメインルーチンとは別に独立して動作するプログラムを使用する。まず、ステップS51では、第3パタンの処理を開始する。これにより再攪拌パタン選択手段36の監視動作が開始される。ステップS52では、適切なタイミングで周期的にスラリー注入量検出器44の検出するスラリーの供給量を取得する。同様にして、ステップS53では、掘削深度検出器42の検出する掘削深度を取得する。ステップS54で、再攪拌パタン選択手段36は、両者を比較して基準値テーブルデータ46を参照し、スラリーは適量かどうかという判断をする。
この判断の結果がノーのときはそのまま待機し、イエスのときはステップS55の処理に移行する。ノーのときは、図11のルーチンで、図12または図13の処理がなされる。ステップS55では、ドリル回転検出器40の検出する攪拌回数を取得する。ステップS56で、再攪拌パタン選択手段36は、攪拌回数が閾値以上かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS59の処理に移行し、ノーのときはステップS57の処理に移行する。ステップS57では、再攪拌パタン選択手段36が図7の(c)で説明した再攪拌範囲をドリル昇降制御手段32に通知する。ステップS58で、ドリル昇降制御手段32の制御によりドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16が動作し、再攪拌範囲を昇降攪拌する。なお、地盤が以上に硬い等のトラブルがなければ、再攪拌で確実に攪拌回数が適正値以上にされるものとして制御をした。これで、該当範囲の地盤の強度が確保される。ステップS59では、掘削を再開してメインルーチンに戻る。
図15は掘削処理の結果を表示装置に表示した例を示す。
上記の処理は全て自動制御される。即ち、自動制御でスラリー濃度や攪拌回数が平準化される。その結果がこの図のように表示される。掘削深度ごとに攪拌回数とスラリー濃度とを表示して、適正値と比較をしている。攪拌回数やスラリー濃度がやや不足した場合、適量な場合、やや過剰な場合、過剰な場合というように色分けをして、見やすくしている。色分け方法は任意である。ここでは、無着色の場合に適切であるとしている。図15の例は、上記の自動制御をしなかった場合の表示である。この例では、深さ0.5mまでの範囲で回転数がやや不足し、深さ0.5mから1.0mの範囲でスラリー濃度がやや不足している。上記の実施例のような自動制御に成功すると、着色された部分は全く無くなる。その結果を印刷して、適正に工事が行われたという報告書を作成するとよい。
なお、上記の演算処理装置で実行されるコンピュータプログラムは、機能ブロックで図示した単位でモジュール化されてもよいし、複数の機能ブロックを組み合わせて一体化されてもよい。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。
実施例1の装置の機能ブロック図である。 実施例1の柱状改良工事装置の外観側面図である。 掘削ドリル下端のバイトと攪拌羽根の一例を示す斜視図である。 ストッパアームの機能説明図である。 掘削深度と適正なスラリー注入量との関係を示すグラフである。 無制御時の掘削深度と実際のスラリー注入量との関係を示すグラフである。 地盤の柱状改良工事方法の各種パタンを示す説明図である。 柱状地盤の径方向のスラリー濃度分布説明図である。 実施例3の掘削ドリルの下端近傍斜視図である。 実施例4の掘削ドリルの下端近傍斜視図である。 本発明の装置の主要動作フローチャートである。 第1パタンの処理動作フローチャートである。 第2パタンの処理動作フローチャートである。 第3パタンの処理動作フローチャートである。 掘削処理の結果を表示装置に表示した例を示す。
符号の説明
10 演算処理装置
11 記憶装置
12 運転装置
14 ドリル回転駆動装置
16 ドリル昇降装置
17 スラリー注入装置
18 掘削ドリル
20 バイト
22 攪拌羽根
24 地盤
26 土砂
28 スラリー
29 ノズル
30 自動運転制御部
32 ドリル昇降制御手段
34 スラリー注入量制御手段
36 再攪拌パタン選択手段
38 入出力インタフェース
40 ドリル回転検出器
42 掘削深度検出器
44 スラリー注入量検出器
46 基準値テーブルデータ
48 スラリー注入量表示データ
50 掘削深度表示データ
52 バイト回転数表示データ
60 表示装置

Claims (5)

  1. 下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置において、
    掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示装置と、
    掘削深度を表示する掘削深度表示装置と、
    自動運転制御部を備え
    この自動運転制御部は、
    前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、
    前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、
    前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。
  2. 請求項1に記載の地盤の柱状改良工事装置において、
    前記自動運転制御部は、
    最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、
    掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成するように制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。
  3. 下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置の自動運転制御用コンピュータを、
    掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示手段と、
    掘削深度を表示する掘削深度表示手段と、
    前記スラリーの合計注入量と掘削深度との関係を適正値と比較する手段と、
    自動運転制御部のコンピュータを、
    前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、
    前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、
    前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行する手段として機能させる地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。
  4. 請求項3に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムにおいて、
    前記自動運転制御部のコンピュータを、さらに、
    最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、
    掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成する制御を実行する制御手段として機能させることを特徴とする地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。
  5. 請求項3または4に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2007157864A 2007-06-14 2007-06-14 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム Expired - Fee Related JP4993719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007157864A JP4993719B2 (ja) 2007-06-14 2007-06-14 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007157864A JP4993719B2 (ja) 2007-06-14 2007-06-14 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008308887A JP2008308887A (ja) 2008-12-25
JP4993719B2 true JP4993719B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=40236727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007157864A Expired - Fee Related JP4993719B2 (ja) 2007-06-14 2007-06-14 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4993719B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7174404B2 (ja) * 2018-11-21 2022-11-17 株式会社ワイビーエム 杭施工データの図表現方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60100440U (ja) * 1983-12-15 1985-07-09 不動建設株式会社 軟弱地盤改良用撹拌装置
JPH079092B2 (ja) * 1987-11-26 1995-02-01 株式会社大林組 低強度調整地盤改良工法
JP3560117B2 (ja) * 1997-06-25 2004-09-02 コベルコ建機株式会社 地盤改良機
JP2000017650A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Furoo Techno Kk 地盤改良体造成装置及びその工法
JP3437108B2 (ja) * 1999-02-02 2003-08-18 株式会社テノックス 地盤改良工法の管理方法および地盤改良機の管理装置
JP2003247229A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Komatsu Ltd 削孔攪拌装置
JP4072968B2 (ja) * 2005-04-01 2008-04-09 株式会社サムシング 柱状杭造成装置および柱状杭造成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008308887A (ja) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071858B2 (ja) 既製杭建込み施工管理装置
KR20060056221A (ko) 케이슨 구조
JP2002348868A (ja) 杭穴根固め層の構築方法、基礎杭の施工管理装置、基礎杭の施工管理方法
JP5707529B1 (ja) 地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置
JP2009275442A (ja) 地盤改良の施工品質管理システム
JP4986799B2 (ja) アースドリル機と杭打ち機とを併用した埋込み杭工法
KR102222835B1 (ko) 유기질토층 지반 개량 방법
JP2000220134A (ja) 地盤改良工法の管理方法および地盤改良機の管理装置
JP5959887B2 (ja) 砕石杭形成用制御装置及び砕石杭形成方法
JP2004263561A (ja) 場所打ち杭及びその施工法
JP4858878B2 (ja) 杭穴の構築方法
JP4993719B2 (ja) 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム
JP6645098B2 (ja) 既設杭の撤去方法
JP4796197B2 (ja) 地盤改良体の構築装置、及び地盤改良体の構築方法
JP3158053U (ja) 地盤改良体の構築装置
JP4103105B2 (ja) 杭穴壁の練付け装置
JPH08302670A (ja) 大深度対応の地盤改良工法及び水平カッター式地盤改良装置
JP4157152B1 (ja) 地盤攪拌装置の管理システム
JP5935193B2 (ja) 地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッドおよび地盤改良装置
JP3788728B2 (ja) 地盤改良工法の施工状態を表示する装置
JP2520572B2 (ja) ソイル固結体の形成装置
JP2015096676A (ja) 拡頭部を有する杭穴の掘削方法
JP2008127938A (ja) 施工管理装置
JP5918885B1 (ja) 掘削撹拌ロッド、掘削撹拌機、及び柱状改良工法
JP6270081B1 (ja) 掘削ロッドユニット、それを使用した地盤改良機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100319

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees