JP4993719B2 - 地盤の柱状改良工事装置とその制御プログラム - Google Patents
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Description
上記の課題を解決するために、本発明は均一にスラリーを注入し適切に攪拌される、地盤の柱状改良工事装置と柱状改良工事装置制御プログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
[請求項1]
下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置において、掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示装置と、掘削深度を表示する掘削深度表示装置と、自動運転制御部を備え、この自動運転制御部は、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。
請求項1に記載の地盤の柱状改良工事装置において、前記自動運転制御部は、最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成するように制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。
下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置の自動運転制御用コンピュータを、掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示手段と、掘削深度を表示する掘削深度表示手段と、前記スラリーの合計注入量と掘削深度との関係を適正値と比較する手段と、自動運転制御部のコンピュータを、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行する手段として機能させる地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。
請求項3に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムにおいて、前記自動運転制御部のコンピュータを、さらに、最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成する制御を実行する制御手段として機能させることを特徴とする地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。
請求項3または4に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
この地盤の柱状改良工事装置には、動作制御のためのコンピュータが搭載されている。このコンピュータには演算処理装置10と記憶装置11と表示装置60とが設けられている。演算処理装置10には入出力インタフェース38を介して、各種の機構や検出器接続されている。ドリル回転駆動装置14は、掘削ドリル18を回転駆動するモータや伝達機構である。ドリル昇降装置16は、掘削ドリル18を垂直方向に上昇させたり下降させたりする機械装置である。スラリー注入装置17は、掘削ドリル18の上端からスラリーを注入する機械装置である。
図の運転装置12の内部には、図1に示したコンピュータを搭載する。掘削ドリル18は、ドリル昇降装置16により昇降制御される。ドリル回転駆動装置14は、掘削ドリル18を回転駆動する。バイト20は回転しながら地盤24を垂直下方に掘削する。掘削が進むにつれて、ドリル昇降装置16は掘削ドリル18を垂直下方に押し下げる。バイト20により細かく粉砕された土砂に、スラリー注入装置17から掘削ドリル18を通じてスラリーが注入される。
この図に示すように、掘削ドリル18の下端には掘削ドリル18と一体に回転するようにバイト20と攪拌羽根22とが固定されている。攪拌羽根22はプロペラ状に傾斜を付けて形成されている。土砂とスラリーを混ぜ合わせた部分で上昇し下降する際に、攪拌羽根22が推力を与える。バイト20と攪拌羽根22とは一体になって回転する。一方、攪拌羽根22とバイト20の中間には、ストッパアーム23が配置されている。
スラリー28は、掘削ドリル18の下端のノズル29から地盤24に供給される。バイト20は地盤24を掘削しながらさらに下方に進む。攪拌羽根22は、土砂26とスラリー28とを攪拌する。ここで、土砂26とスラリー28の固まりが攪拌羽根22と共に穴の中で回転してしまうおそれがある。これでは攪拌はできない。ストッパアーム23は、その両腕の先が地盤24の硬い部分をとらえるので、土砂26とスラリー28の回転を抑える。これで、土砂26とスラリー28が十分に攪拌できる。
この図に示すように、例えば12mの深さまで掘削し全注入量を24リッターとしたら、1m掘削する毎に約0.5リッターのスラリーを注入することが適性であることが分かる。この関係を、例えばテーブルデータ化したものが基準値テーブルデータ46であって、記憶装置11に記憶されている。
従来のように、スラリーが一定時間に一定量ずつ供給されるように制御しながら掘削をしていくと、掘削深度とスラリー注入量との関係が図のようになる。地盤が柔らかい場合には比較的速く掘削が進む。地盤が固いと掘削速度が遅くなる。従って、図のPの区間でスラリー濃度が低くなり、図のQの区間でスラリー濃度が高くなるというように、スラリー濃度に変動が生じる。掘削してみないと地盤の固さなどが予測できないから、掘削速度に追従してスラリー供給量を制御するといったフィードバック制御は不向きである。
図2を用いて説明したように、柱状改良工事装置は、下端近傍にバイト20と攪拌羽根22とを取り付けた掘削ドリル18を回転させながら、バイト20により地盤24を垂直下方に掘削する。土砂26を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリー28を掘削ドリル18の下端から地盤24に注入して、土砂26とスラリー28とを攪拌羽根22で攪拌し混練する。この掘削中に、スラリー28の合計注入量と、掘削深度との関係を、適正値と比較する。
図3や図4で例示したような構造の掘削ドリル18を使用すると、掘削ドリル18の下端の回転軸部分にあるノズル29からスラリーが供給されるので、柱状地盤を径方向に見たとき、スラリー濃度が中心ほど高くなる。図の(a)に示したのは柱状地盤の断面図で、その上にスラリー濃度と径方向の位置との関係を示した。柱状地盤の径方向の強度も同様の分布になる。もっと十分に攪拌をすると、スラリー濃度は径方向にほぼ均一になる。
図の(a)の例では、攪拌羽根22の下側に、中心部から放射方向に延びる溝62が設けられている。スラリーは、掘削ドリル18の軸孔70を伝わって、掘削ドリル18の図示しない横孔から攪拌羽根22の溝62に流れ込む。これにより、スラリーは溝62の各部から溢れるように地盤に向かって注入される。図4では、掘削ドリル18の下端のノズル29からスラリーが吐出する例を説明した。これに比べると、溝62を利用してスラリーを柱状地盤の径方向に広く注入できるから、スラリーの偏りを防止できるという効果がある。なお、溝62は全ての攪拌羽根22に設けてもよいし、一部の攪拌羽根22に設けても構わない。また、バイト20の下側に設けても構わない。要求される柱状地盤24の特性に応じて選定するとよい。
図のように、この掘削ドリル18の下端には、側面に刃部65を有するバイト64が固定されている。バイト64は、刃部65を利用して回転しながら地盤を切削する機能を持つ。このバイト64の下側に、図の(b)に示すように縦溝67を設ける。縦溝67には、複数の横溝68が設けられている。また、図の(c)に示すように、掘削ドリル18の軸孔70は、掘削ドリル18の側壁の窓を通じて縦溝67と連通している。即ち、スラリーは軸孔70を通じて供給されて、縦溝67に向けて吐出される。スラリーは縦溝67に沿って放射方向に送られるが、横溝68により径方向の各所に分散されるように地盤に注入される。スラリーは閉所で固化すると掃除し難く、詰まりの原因にもなる。実施例3や4のように、下側に向いた溝に沿って送り出せば、溝で固化したスラリーは除去し易く、振動等により自動的に掃除されるという効果がある。なお、掘削ドリル18の側壁の窓から異物が入り込むとここでスラリーが固化する恐れもある。その場合には、掘削ドリル18の側壁の窓の部分に逆止弁を設けてスラリーの吐出のみを許容する構造にしてもよい。
以下、本発明の柱状改良工事装置に搭載された、コンピュータプログラムの実施例を説明する。図11はそのメインルーチンである。まず、ステップS11で自動運転制御部30が掘削開始処理をし、ドリル昇降制御手段32がドリル回転駆動装置14やドリル昇降装置16を起動する。ステップS12でスラリー注入量制御手段34がスラリー注入装置17を起動して、スラリーの注入を開始する。
ステップS31で第1パタンの処理を開始する。ステップS32では、掘削の一時停止をする。ステップS33で、再攪拌パタン選択手段36は、再攪拌範囲を決定し、図7(a)で説明した再攪拌パタンをドリル昇降制御手段32に通知する。ステップS34で、再攪拌パタン選択手段36は、不足分のスラリー量を計算して、スラリー注入量制御手段34に通知する。ステップS35で、ドリル昇降制御手段32の制御によりドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16が動作し、再攪拌範囲を昇降攪拌する。スラリー注入量制御手段34の制御によりスラリー注入装置17が動作して不足分のスラリーを注入する。これで、該当範囲のスラリーの供給量が適正化される。ステップS36では、掘削を再開してメインルーチンに戻る。
ステップS41で第2パタンの処理を開始する。ステップS42では、再攪拌パタン選択手段36が記憶装置11の基準値テーブルデータ46を参照して、既に供給されたスラリーの量に見合った適正掘削深さを算出する。ステップS43では、再攪拌パタン選択手段36がドリル昇降制御手段32に通知してドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16を駆動し、適正掘削深さまで掘削をする。ステップS44では、掘削の一時停止をする。ステップS45で、再攪拌パタン選択手段36は、再攪拌範囲を決定し、図7(b)で説明した再攪拌パタンをドリル昇降制御手段32に通知する。ドリル昇降制御手段32の制御によりドリル回転駆動装置14とドリル昇降装置16が動作し、再攪拌範囲を昇降攪拌する。これで、該当範囲のスラリーの供給量が適正化される。ステップS46では、掘削を再開してメインルーチンに戻る。
第3パタンでは、第1パタンと第2パタンとは異なるパラメータを使用するので、図10で説明したメインルーチンとは別に独立して動作するプログラムを使用する。まず、ステップS51では、第3パタンの処理を開始する。これにより再攪拌パタン選択手段36の監視動作が開始される。ステップS52では、適切なタイミングで周期的にスラリー注入量検出器44の検出するスラリーの供給量を取得する。同様にして、ステップS53では、掘削深度検出器42の検出する掘削深度を取得する。ステップS54で、再攪拌パタン選択手段36は、両者を比較して基準値テーブルデータ46を参照し、スラリーは適量かどうかという判断をする。
上記の処理は全て自動制御される。即ち、自動制御でスラリー濃度や攪拌回数が平準化される。その結果がこの図のように表示される。掘削深度ごとに攪拌回数とスラリー濃度とを表示して、適正値と比較をしている。攪拌回数やスラリー濃度がやや不足した場合、適量な場合、やや過剰な場合、過剰な場合というように色分けをして、見やすくしている。色分け方法は任意である。ここでは、無着色の場合に適切であるとしている。図15の例は、上記の自動制御をしなかった場合の表示である。この例では、深さ0.5mまでの範囲で回転数がやや不足し、深さ0.5mから1.0mの範囲でスラリー濃度がやや不足している。上記の実施例のような自動制御に成功すると、着色された部分は全く無くなる。その結果を印刷して、適正に工事が行われたという報告書を作成するとよい。
11 記憶装置
12 運転装置
14 ドリル回転駆動装置
16 ドリル昇降装置
17 スラリー注入装置
18 掘削ドリル
20 バイト
22 攪拌羽根
24 地盤
26 土砂
28 スラリー
29 ノズル
30 自動運転制御部
32 ドリル昇降制御手段
34 スラリー注入量制御手段
36 再攪拌パタン選択手段
38 入出力インタフェース
40 ドリル回転検出器
42 掘削深度検出器
44 スラリー注入量検出器
46 基準値テーブルデータ
48 スラリー注入量表示データ
50 掘削深度表示データ
52 バイト回転数表示データ
60 表示装置
Claims (5)
- 下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置において、
掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示装置と、
掘削深度を表示する掘削深度表示装置と、
自動運転制御部を備え
この自動運転制御部は、
前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、
前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、
前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。 - 請求項1に記載の地盤の柱状改良工事装置において、
前記自動運転制御部は、
最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、
掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成するように制御を実行することを特徴とする地盤の柱状改良工事装置。 - 下端近傍にバイトと攪拌羽根とを取り付けた掘削ドリルを回転させながら、前記バイトにより地盤を垂直下方に掘削し、土砂を細かく破砕すると同時に、セメント系固化剤からなるスラリーを前記掘削ドリルの下端から地盤に注入して、前記土砂と前記スラリーとを前記攪拌羽根で攪拌し混練する装置の自動運転制御用コンピュータを、
掘削中に前記スラリーの合計注入量を表示するスラリー注入量表示手段と、
掘削深度を表示する掘削深度表示手段と、
前記スラリーの合計注入量と掘削深度との関係を適正値と比較する手段と、
自動運転制御部のコンピュータを、
前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して不足しているときは、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて、不足分のスラリーを追加注入しながら、前記範囲を再攪拌し、
前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が前記範囲の適正値と比較して過剰になったときは、スラリーの合計注入量と掘削深度との関係が適正値になる深度まで、スラリーを注入せずに掘削をしてから、スラリーの注入量が過剰になった前記範囲の始めからスラリーを注入せずに掘削をした前記深度まで掘削ドリルを昇降させて再攪拌し、
前記掘削ドリルがある範囲だけ掘削をして、スラリーの注入量が適正値であって、攪拌羽根の回転数が適正値以下のときには、前記範囲で掘削ドリルを昇降させて少なくとも該当回転数まで攪拌羽根を回転させるように再攪拌をする制御を実行する手段として機能させる地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。 - 請求項3に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムにおいて、
前記自動運転制御部のコンピュータを、さらに、
最深部まで掘削をした後、前記バイトを回転させて、前記スラリーを前記掘削ドリルの下端であって、掘削ドリルの回転軸部分から地盤に注入しながら前記掘削ドリルを上昇させて、掘削ドリルを引き抜いて、
掘削ドリルにより掘削された地盤にセメント系固化剤からなるスラリーが注入され攪拌されて固化した柱状部であって、その軸部のスラリー濃度が周辺部よりも高くなるようにして固化された柱状地盤を形成する制御を実行する制御手段として機能させることを特徴とする地盤の柱状改良工事装置制御プログラム。 - 請求項3または4に記載の地盤の柱状改良工事装置制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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