JP4993489B2 - ライン把手及びこれを備えた収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、スライド扉の幅方向端面に取り付けられるライン把手とこれを備えた収納庫に関するものである。
例えばキッチンに設置される食器収納庫には、扉が収納庫本体の幅方向両端を中心として揺動する両開き型のものや、収納庫本体の前面開口部を横方向に引き違いにスライドする扉によって開閉するインセット型のものが多く使用されていた。
ところが、両開き型の収納庫にあっては、扉を開閉するためには手前側に大きなスペースを要するという問題があり、インセット型の収納庫では、扉が引き違い式にスライドするために2枚の厚さ分だけ収納スペースが減少するという問題がある。
そこで、本出願人は、閉じ状態においてフラットな平面を成す左右のスライド扉の一方を手前側に引き出して横方向にスライドさせ、該スライド扉を他方のスライド扉に正面視で重ねることによって開くようにしたスライド扉開閉機構を先に提案した(特許文献1参照)。
このスライド扉開閉機構は、スライド扉の開閉動作をガイドする上下一対のガイド手段を、収納庫本体内の上下に平面仕切板によって画成された空間内にそれぞれ配置して構成されており、これによれば全閉状態において左右のスライド扉はフラットな平面を成すために収納庫の収納スペースがスライド扉によって減少することがなく、又、収納庫を開閉するときには一方のスライド扉を手前側に引き出して横方向にスライドさせるために手前側に大きな開閉スペースを必要としないという効果が得られる。
特許第3741202号公報
ところで、近年、システムキッチンの食器収納庫等には、操作性や意匠性の向上等のために前面に把手等の突起物が突出しないものに対するニーズが高まりつつある。このようなニーズに応えるためには、全高に亘って上下方向に直線状に延びるライン把手をスライド扉の幅方向の一端面に取り付ける構成が考えられる。
而して、ライン把手が取り付けられたスライド扉を横方向にスライドさせて開閉操作する場合には、ライン把手をユーザーが把持してこれに力を加える方向が開き操作時と閉じ動作時とで左右逆になるため、ライン把手には開き操作時と閉じ操作時に把持すべき手掛け部が別々に必要になる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、スライド扉の開閉動作時に左右何れの方向にも必要な力を加えてスライド扉を操作性良く開閉操作することができるライン把手及びこれを備えた収納庫を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、閉じ状態においてフラットな平面を成す左右のスライド扉の一方を手前側に引き出して横方向にスライドさせた後に他方のスライド扉に正面視で重ねることによって収納庫本体の前面開口部を開くようにした収納庫において、前記各スライド扉の幅方向端面にライン把手を取り付け、前記ライン把手は、前面が開口するチャンネル状部材の開口側の幅方向両端縁に、内側に向かって略直角に曲げられた横断面L字状の手掛け部を上下方向に一体に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、ライン把手を前面が開口するチャンネル状部材で構成し、このチャンネル状部材の開口側の幅方向両端縁に、内側に向かって略直角に曲げられた横断面L字状の手掛け部を上下方向に一体に形成したため、スライド扉の開閉動作時にはライン把手の両手掛け部の操作し易い(力を掛け易い)一方に手を掛けてスライド扉を操作することができ、スライド扉に左右何れの方向にも必要な力を加えて該スライド扉を操作性良く開閉操作することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る収納庫の正面図、図2は図1のA−A線断面図(スライド扉全閉時)、図3は図2のB−B線断面図、図4は図1のA−A線断面図(スライド扉開閉時)、図5は図4のC−C線断面図、図6は図4のD部拡大詳細図、図7は図1のE−E線断面図、図8〜図10は本発明に係るスライド扉開閉機構の動作をスライド扉の開き動作手順に沿って示す部分斜視図である。
図1に示す収納庫1は、システムキッチンに設置される食器収納庫であって、矩形ボックス状の収納庫本体2の前面開口部2a(図2〜図5参照)は左右のスライド扉3L,3Rによって開閉されるが、図1〜図3に示すように、収納庫本体2の前面開口部2aが左右のスライド扉3L,3Rによって閉じられているときには、左右のスライド扉3L,3Rは段差の無いフラットな平面を成している。
そして、上述のように収納庫本体2の前面開口部2aが左右のスライド扉3L,3Rによって閉じられている状態において、図4及び図5に示すように、例えば右スライド扉3Rを手前側(図4の矢印y方向)に引き出した後、該右スライド扉3Rを横方向(図4の矢印x方向)にスライドさせて正面視で左スライド扉3Lに重ねることによって収納庫本体2の前面開口部2aの右半分を開けることができ(開度50%)、この開いた部分から食器類を出し入れすることができる。
又、前面開口部2aの右半分が開いた収納庫本体2を閉じるには、正面視で左スライド扉3Lの前面側に重ねられた右スライド扉3Rを横方向(図4の矢印x’方向)に右限までスライドさせた後、該右スライド扉3Rを奥側(図4の矢印y’方向)に押し込めば良い。すると、右スライド扉3Rは収納庫本体2の前面開口部2aの右半分を閉じ、図1〜図3に示すように、収納庫本体2の前面開口部2aはフラットな平面を成す左右のスライド扉3L,3Rによって全閉される。尚、以上は右スライド扉3Rの開閉動作について説明したが、左スライド扉3Lも右スライド扉3Rと同様に操作することによって収納庫本体2の前面開口部2aの左半分を開閉することができる。
而して、以上の左右のスライド扉3L,3Rの開閉動作は本発明に係るスライド扉開閉機構によってなされるが、このスライド開閉機構は、図1に示すように、各スライド扉3L,3Rの上下にそれぞれ設けられた各一対のガイド手段G,G’を備えている。ここで、収納庫本体2内の上下には水平な平面仕切板4,4’によって高さの低い空間S,S’がそれぞれ画成されており、前記上下一対のガイド手段G,G’は各空間S,S’にそれぞれ収納されている。従って、収納庫本体2においては、上下の平面仕切板4,4’の間の空間が収納空間となる。
次に、本発明に係るスライド開閉機構を構成するガイド手段G,G’の構成について説明する。尚、左右のスライド扉3L,3Rの上側に設けられたガイド手段G,G同士及び下側に設けられたガイド手段G’,G’同士は収納庫本体2の幅方向中心に対して左右対称に構成されているが、これらの基本構成は同じであるため、以下、右側のスライド扉3Rの上下に配設されたガイド手段G,G’の構成についてのみ説明する。
先ず、上側のガイド手段Gの構成について説明すると、図2及び図3に示すように、上側の平面仕切板4上には、上面が開口するチャンネル状の第1のガイドレール5が収納庫本体2の全幅に亘って横方向(スライド扉3L,3Rのスライド方向)に敷設されており、この第1のガイドレール5には、該ガイドレール5の全長の約1/4の長さを有する矩形パイプ状のスライダ6が移動可能に保持されている。即ち、図3に示すように、スライダ6の左右には複数のローラ7が回転可能に軸支されており、スライダ6はローラ7を介して第1のガイドレール5に沿って横方向(図3の紙面垂直方向)にスライド可能に保持されている。
上記スライダ6の上面の左右両端部には、図2に示すように、連結板8,9がそれぞれ水平に結着されており、これらの連結板8,9には揺動板10,11の各中間部が軸12,13によってそれぞれ水平に揺動可能に枢着されており、これらの揺動板10,11の各一端部(内側端部)同士はリンク部材14によって連結されている。そして、揺動板10,11の各他端部(外側端部)には軸15によって右スライド扉3Rの上端の2箇所が連結されている。
他方、下側のガイド手段G’においても、図3及び図5に示すように、下側の平面仕切板4’の下面には、下面が開口するチャンネル状の第1のガイドレール5’が収納庫本体2の全幅に亘って横方向(図3及び図5の紙面垂直方向)に敷設されており、この第1のガイドレール5’には、該ガイドレール5’の全長の約1/4の長さを有する断面L字状のスライダ6’が複数のローラ7’を介して移動可能に保持されている。
上記スライダ6’には、2枚の揺動板10’,11’(図3及び図5には揺動板11’は不図示)が揺動可能に連結されており、これらの揺動板10’,11’の各一端部(内側端部)同士はリンク部材14’によって連結されている。そして、揺動板10,11’の各他端部(外側端部)には軸15’によって右スライド扉3Rの下端の2箇所が連結されている。
従って、右スライド扉3Rは、上下のガイド手段G,G’の揺動板10,11及び10’,11’によって垂直に支持されており、図1、図2及び図4に示すように、該右スライド扉3Rの右端面には、前面が開口するチャンネル状のライン把手16が全高に亘って直線状に取り付けられている。尚、左スライド扉3Lの左端面にも同様のライン把手16が取り付けられている。
ここで、ライン把手16の構成の詳細を図7に示すが、該ライン把手26は、前面が開口するチャンネル状部材で構成されており、該チャンネル状部材の開口側の幅方向両端縁には、内側に向かって略直角に曲げられた横断面L字状の手掛け部16a,16bが上下方向に一体に形成されている。
而して、上側のガイド手段Gにおいては、両揺動板10,11とリンク部材14及び右スライド扉3Rで平行四辺形リンクが構成されており、下側のガイド手段G’においても、両揺動板10’,11’とリンク部材14’及び右スライド扉3Rで平行四辺形リンクが構成されている。
ところで、図2及び図4に示すように、上側のガイド手段Gの両揺動板10,11の間にはリターンスプリング17が張設されており、一方の揺動板10とスライダ6との間にはダンパー18が介設されている。又、同様に下側のガイド手段G’の両揺動板10,11’の間にはリターンスプリング17’が張設されている。
又、図3及び図4に示すように、上側のガイド手段Gにおいて、平面仕切板4の前記第1のガイドレール5の手前側には第2のガイドレール19が横方向に敷設されている。この第2のガイドレール19は、長手方向(横方向)に直線状に延びる直線ガイド部19aと該直線ガイド部19aの長手方向両端に形成された凹状の揺動ガイド部19bとで構成されており、後述のように揺動ガイド部19bは、右スライド扉3Rを手前側に引き出す際のガイドとして機能する。同様に、図3に示すように、下側のガイド手段G’においても、平面仕切板4’の前記第1のガイドレール5’の手前側(図3の左側)には第2のガイドレール19’が横方向に敷設されており、図示しないが、この第2のガイドレール19’の直線ガイド部の長手方向端部には、右スライド扉3Rを手前側に引き出す際のガイドとなる凹状の揺動ガイド部が形成されている。そして、本実施の形態においては、上側のガイド手段Gの第1のガイドレール5と第2のガイドレール19及び下側のガイド手段G’の第1のガイドレール5’と第2のガイドレール19’とは一体化されている。
又、図3に示すように、上側のガイド手段Gの一方の揺動板10からは軸20が垂直下方に突設されており、該軸20の下端部には、前記第2のガイドレール19に沿って転動するローラ21が回転可能に支持されている。同様に、下側のガイド手段G’の一方の揺動板10’からは軸20’が垂直上方に立設されており、該軸20’の上端部には、前記第2のガイドレール19’に沿って転動するローラ21’が回転可能に支持されている。
而して、本実施の形態においては、図5及び図8〜図10に示すように、上下のガイド手段G,G’の揺動板10,10’同士は、垂直に起立する矩形パイプ状の連結ロッド22によって互いに連結されている。具体的には、揺動板10,10’と右スライド扉3Rとを連結する軸15,15’には、ブラケット23,23’がそれぞれ結着されており、これらのブラケット23,23’の軸15,15’に対して偏心した位置には前記連結ロッド22の端部がフランジ24,24’を介して連結されている。
又、図4及び図8〜図10に示すように、上下の平面仕切板4,4’(図4には一方のみ図示)の前縁の幅方向両端部には、右スライド扉3Rが全閉状態にあるときに前記連結ロッド22を格納するための切欠き25aが形成されている。この切欠き25aは、図6に詳細に示すように、その内側面(図6の左側面)25a−1が前方(図6の下方)に向かって広がる傾斜面として形成されており、前方に向かって開口幅が広げられている。尚、本実施の形態では、切欠き25aが形成された樹脂製部材25が上下の平面仕切板4,4’の前縁に嵌着されている。
次に、右スライド扉3Rの開閉動作について説明する。
図1及び図2に示すように、収納庫本体2の前面開口部2aがフラットな平面を成す左右のスライド扉3L,3Rによって閉じられている状態では、図7に示すように、上下のガイド手段G,G’の揺動板10,10’同士を連結する連結ロッド22は、上下の平面仕切板4,4’に嵌着された樹脂製部材25の切欠き25aに収納されている。
上記状態において、ユーザーが例えば右スライド扉3Rのライン把手16の左側の手掛け部16a(図7参照)に手を掛けて該右スライド扉3Rを手前側(図4の矢印y方向)に引くと、例えば上側のガイド手段Gにおいて、揺動板10,11がそれぞれ軸12,13を中心として図2の矢印a方向に揺動するが、前述のように揺動板10,11とリンク部材14及び右スライド扉3Rは平行四辺形リンクを構成しているため、右スライド扉3Rは、揺動板10,11と共に図2の矢印a方向に揺動しつつ収納庫本体2の前面に対して平行に手前側へと移動する。尚、このとき、下側のガイド手段G’も同様に動作する。
而して、上述のように右スライド扉3Rを手前側に引き出す過程において、上下の揺動板10,10’に軸20,20’を介して回転可能に保持されたローラ21,21’は第2のガイドレール19,19’の揺動ガイド部19b(下側については不図示)に係合しているため(図9参照)、右スライド扉3Rの横移動が阻止される。又、上下のガイド手段G,G’の各揺動板10,10’同士は連結ロッド22によって互いに連結されているため、上下のガイド手段G,G’は連動し、右スライド扉3Rが第2のガイドレール19,19’の揺動ガイド部19b(下側については不図示)に沿って揺動しながらスムーズに手前側に引き出される。このとき、上下の平面仕切板4,4’に嵌着された樹脂製部材25の切欠き25aに収納されていた連結ロッド22は、図9に示すように、切欠き25aから外れて円弧状に揺動しながら前方へと移動するが、前述のように切欠き25aは、その内側面25a−1が前方に向かって広がる傾斜面として形成されており、前方に向かって開口幅が広げられているため(図6参照)、連結ロッド22の切欠き25aとの干渉が避けられ、右スライド扉3Rは、揺動しながら手前側にスムーズに引き出される(図10参照)。
上述のように、右スライド扉3Rが収納庫本体2の前面に対して手前側へと平行に引き出されると、ユーザーが右スライド扉3Rのライン把手16の左側の手掛け部16aを把持して該右スライド扉3Rを左スライド扉3L方向へと引く。このとき、上下のガイド手段G,G’の揺動板10,10’に保持されたローラ21,21’は第2のガイドレール19,19’の直線ガイド部19a(下側については不図示)に沿って移動して上下の平行四辺形リンクを図4に示す形状に保持するため、右側スライド扉3Rは、図4に示すように収納庫本体2の前面から前側に平行に引き出された状態を保持する。そして、この右スライド扉3Rは、上下のガイド手段G,G’のスライダ6,6’が第1のガイドレール5,5’に沿ってそれぞれ移動するに伴って左方向(図4の矢印x方向)に平行にスライドし、図4に鎖線にて示すように左スライド扉3Lの手前側において正面視で左スライド扉3Lに重ねられ、収納庫本体2の前面開口部2aの右半分を開く(開度50%)。従って、ユーザーは、収納庫本体2の前面開口部2aのうち、大きく開いた右半分から収納庫本体2内の収納空間に対して食器類を作業性良く出し入れすることができる。
次に、開状態にある収納庫本体2の開口部の2a右半分を右スライド扉3Rによって閉じる場合には、右スライド扉3Rを以上とは逆の手順で操作すれば良い。即ち、図4に鎖線にて示すように正面視で左スライド扉3Lに重ねられた右スライド扉3Rのライン把手16の右側の手掛け部16b(図7参照)を把持して該右スライド扉3Rを右方向(図4の矢印x’方向)にスライドさせる。そして、右スライド扉3Rが右限まで移動し、上下のガイド手段G,G’の揺動板10,10’に保持されたローラ21,21’の第2のガイドレール19,19’への係合が直線ガイド部19a(下側については不図示)から揺動ガイド部19b(下側については不図示)に移行した時点で、ライン把手16の右側の手掛け部16b(図7参照)を把持して右スライド扉3Rを奥側に押し込むと、上側のリンク機構Gの揺動板10,11はリターンスプリング17の復元力によって軸12,13を中心として図4の矢印b方向に回動し、平行四辺形リンクは図2に示す全閉状態へと復帰する。同様に、下側のガイド手段G’の揺動板10’,11’もリターンスプリング17’の復元力によって同方向に回動し、平行四辺形リンクは全閉状態へと復帰する。
而して、上述のように平行四辺形リンクが全閉状態に復帰すると右スライド扉3Rは収納庫本体2の前面に対して平行に奥側へと移動して図1〜図3に示すように収納庫本体2の前面開口部2aの右半分を閉じ、左右のスライド扉3L,3Rはフラットな平面を成す。このとき、上下のガイド手段G,G’の揺動板10,10’同士を連結する連結ロッド22は、図8に示すように、上下の平面仕切板4,4’に嵌着された樹脂製部材25の切欠き25aに収納される。そして、本実施の形態では、上側のガイド手段Gのスライダ6と揺動板10との間にダンパー18を介設したため、右スライド扉3Rを閉じる際の衝撃がダンパー18によって吸収され、該右スライド扉3Rの閉じ動作が静粛になされる。
尚、以上は右スライド扉3Rの開閉動作について説明したが、左スライド扉3Lの開閉動作も右スライド扉3Rと同様であって、収納庫本体2の前面開口部2aの左半分は左スライド扉3Lによって開閉される。
以上のように、本発明に係る収納庫1においては、ライン把手16を前面が開口するチャンネル状部材で構成し、このチャンネル状部材の開口側の幅方向両端縁に、内側に向かって略直角に曲げられた横断面L字状の手掛け部16a,16bを上下方向に一体に形成したため(図7参照)、スライド扉3L,3Rの開閉動作時にはライン把手16の両手掛け部16a,16bの操作し易い(力を掛け易い)一方に手を掛けてスライド扉3L,3Rを操作することができ、スライド扉3L,3Rに左右何れの方向にも必要な力を加えて該スライド扉3L,3Rを操作性良く開閉操作することができる。
又、本実施の形態では、左右のスライド扉3L,3Rに設けられた上下一対のガイド手段G,G’同士を連結ロッド22で連結し、両ガイド手段G,G’が連動するよう構成したため、スライド扉3L,3Rのどの高さ位置を操作しても、左右のスライド扉3L,3Rをスムーズに開閉することができる。
従って、本発明に係る収納庫1のように左右のスライド扉3L,3Rの幅方向一端面に上下方向に直線状に延びるライン把手16を取り付け、該収納庫1の前面に突起物が突出しないようにして操作性と意匠性を高めた場合であっても、このライン把手16のどの高さ位置を操作しても、左右のスライド扉3L,3Rをスムーズに開閉することができる。
本発明は、キッチンに設置される食器棚の他、台所用クローゼット、本箱、靴箱、物置等、任意の収納庫とそのスライド扉に取り付けられるライン把手に対して適用可能である。
本発明に係る収納庫の正面図である。 図1のA−A線断面図(スライド扉全閉時)である。 図2のB−B線断面図である。 図1のA−A線断面図(スライド扉開閉時)である。 図4のC−C線断面図である。 図4のD部拡大詳細図である。 図1のE−E線断面図である。 本発明に係るスライド扉開閉機構の動作を示す部分斜視図である。 本発明に係るスライド扉開閉機構の動作を示す部分斜視図である。 本発明に係るスライド扉開閉機構の動作を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 収納庫
2 収納庫本体
2a 収納庫本体の前面開口部
3L,3R スライド扉
4,4’ 平面仕切板
5,5’ 第1のガイドレール
6,6’ スライダ
7,7’ ローラ
8,9 連結板
10,10’ 揺動板
11,11’ 揺動板
12,13 軸
14,14’ リンク部材
15,15’ 軸
16 ライン把手
16a,16b ライン把手の手掛け部
17,17’ リターンスプリング
18 ダンパー
19,19’ 第2のガイドレール
19a 第2のガイドレールの直線ガイド部
19b 第2のガイドレールの揺動ガイド部
20,20’ 軸
21,21’ ローラ
22 連結ロッド
23,23’ ブラケット
24,24’ フランジ
25 樹脂製部材
25a 切欠き
25a−1 切欠きの内側面
G,G’ ガイド手段
S,S’ 空間

Claims (1)

  1. 閉じ状態においてフラットな平面を成す左右のスライド扉の一方を手前側に引き出して横方向にスライドさせた後に他方のスライド扉に正面視で重ねることによって収納庫本体の前面開口部を開くようにした収納庫において、
    前記各スライド扉の幅方向端面にライン把手を取り付け、
    前記ライン把手は、前面が開口するチャンネル状部材の開口側の幅方向両端縁に、内側に向かって略直角に曲げられた横断面L字状の手掛け部を上下方向に一体に形成したことを特徴とする収納庫。
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