JP3174802U - オーバーヘッドドアの施錠解錠装置 - Google Patents

オーバーヘッドドアの施錠解錠装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オーバーヘッドドアの解錠及び引き上げ、また引き下げ及び施錠両動作をハンドルの上下操作のみで可能にするオーバーヘッドドアの施錠解錠装置を提供する。
【解決手段】パネル4に沿って左右方向にスライド移動するスライド部材7とを備え、上下回動レバー6はパネル4側に先端を回動自在に連結すると共に基端側をパネル4と離間するように設け、上下回動レバー6の先端側とスライド部材7との間に上下回動運動を左右移動運動に変換する変換機構24を介在する。変換機構24には上下回動レバー6の上限回動規制手段25及び下限回動規制手段26を設ける。オーバーヘッドドアを開くときには上下回動レバー6を上方へ回動することで、変換機構24を介してスライド部材7を作動して係止部を係止受け部より離脱せしめて解錠状態とする。一方オーバーヘッドドアを閉じるときには上下回動レバー6を下方へ回動することで、変換機構24を介してスライド部材7を作動して係止部を係止受け部に係止可能な状態とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、オーバーヘッドドアの施錠解錠装置に関するものである。
出入口の両側柱及び天井面に沿ってガイドレールが設けられ、該ガイドレールにドア本体がスライド自在に設けられているものであって、ドア本体は横長短冊状のパネルが蝶番を介して所要枚数屈曲自在に連結され、さらにドア本体には施錠装置が設けられ、ドア本体は閉鎖状態で前記ガイドレールに施錠される様になっている。そして、ドア本体側にロック金具を枢着し、該ロック金具にローラを回転自在に設けると共に該ローラをガイドレール側に押付ける方向に付勢し、前記ドア本体の開閉に伴い移動する前記ローラの通過軌跡に突出する様ガイドレール側にロック金具受けを設け、ロック金具がロック金具受けに嵌合可能とし、又前記ロック金具を左右に回動する解錠ハンドルにより回動可能としたオーバヘッドドアの施錠装置が知られている(例えば特許文献1)。
特許第3138245号公報
前記従来技術の施錠装置においては、解錠ハンドルは左右に回動して操作するものであるために、解錠してドアを開けるときには、解錠ハンドルを左右に回転させる操作の他に、開けるためにドア本体を上げる操作が別に必要となる。
解決しようとする問題点は、オーバーヘッドドアの解錠及び引き上げ、また引き下げ及び施錠両動作をハンドルの上下操作のみで可能にする点である。
請求項1の考案は、出入口に沿ってガイド路が設けられ、該ガイド路にドア本体がスライド自在に設けられ、前記ドア本体に設けられる施錠解錠装置は該ドア本体に設けられた操作部と該操作部に連動して前記ドア本体の側縁側に設けられたロック部とを備えたオーバーヘッドドアにおいて、前記操作部を上下回動レバーにより形成し、該上下回動レバーは前記ドア本体側に先端を回動自在に連結すると共に基端側を前記ドア本体と離間するように設け、前記上下回動レバーに該上下回動レバーの上下回動運動を左右移動運動に変換する変換機構を設け、該変換機構に左右にスライド可能なスライド部材を設け、該スライド部材に前記ロック部を設け、
前記上下回動レバーは前記ドア本体に対して離間して横向に設けた支持軸を介して上下回動自在に設けられ、前記変換機構は前記上下回動レバーの先端に上下方向に前記支持軸を中心とした円弧部が設けられ、この円弧部の一部に接触して前記ドア本体に対して上下動可能な上下動スライド部材が設けられ、この上下動スライド部材に斜め上下方向に設けた上下方向―左右方向変換用の規制路を貫通孔によって設けると共に、該規制路に前記スライド部材と一体的なローラによって形成される従動部材をスライド可能に設けたことを特徴とするオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項2の考案は、前記変換機構に、前記上下回動レバーの上限回動規制手段及び下限回動規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項3の考案は、前記上限回動規制手段は、前記円弧部の上部に延長して形成されることを特徴とする請求項2記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項4の考案は、前記下限回動規制手段は、前記円弧部の下部に延長して形成されることを特徴とする請求項2又は3記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項5の考案は、前記円弧部には上下方向に凸部が該円弧部の円弧方向に沿って複数設けられると共に、該凸部が噛合可能な凹部が前記上下動スライド部材の上下方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項4記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項6の考案は、前記ドア本体は横長短冊状のパネルが蝶番を介して所要枚数屈曲自在に連結され、対向している前記ガイド路の縦長開口に前記パネルの両側部が昇降自在に嵌込み係合されていることを特徴とする請求項5記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項7の考案は、前記パネルの裏面にベース用台板を固定し、該ベース用台板の左右両側には左右一対の前記スライド部材がそれぞれ左右方向にガイドされることを特徴とする請求項6記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置である。
請求項1の考案によれば、オーバーヘッドドアを開くときには上下回動レバーを上方へ回動することで、手を持ち替えることなく上下回動レバーの持ち上げ力をオーバーヘッドドア本体の持ち上げ力とすることができ、一方オーバーヘッドドアを閉じるときには上下回動レバーを下方へ回動することで、手を持ち替えることなく上下回動レバーの押し下げ力を、オーバーヘッドドア本体の自重と共にオーバーヘッドドア本体の押し下げ力とすることができる。また、上下回動レバーの回動運動を円弧部を介して、上下方向―左右方向変換用の貫通孔によって設けた規制路を設けた上下動スライド部材に伝達することで、確実にスライド部材を作動できる。
請求項2の考案によれば、上下回動レバーの回動を上限又は及び下限で規制して停止させることにより、上下回動レバーを固定状態として、ドア本体を上昇又は及び下降させることができる。
請求項3の考案によれば、上下動スライド部材との接触は、円弧部より上限回動規制手段へと連続的に行うことができる。
請求項4の考案によれば、上下動スライド部材との接触は、円弧部より下限回動規制手段へと連続的に行うことができる。
請求項5の考案によれば、凸部と凹部との噛合により上下動スライド部材を確実に上下動させることができる。
請求項6の考案によれば、蝶番を介して連結されるパネルは屈曲自在になる。
請求項7の考案によれば、ベース台板の左右両側に左右一対のスライド部材がそれぞれ左右方向にガイドされる。
本考案の実施例1を示す上下回動レバーを下げた状態の斜視図である。 同平面図である。 同背面図である。 同上下回動レバーを上げた状態の一部切り欠き斜視図である。 同要部の斜視図である。 同オーバーヘッドドア全体の斜視図である。 同係止部まわりの正面図である。 本考案の実施例2を示す上下回動レバーを下げた状態の斜視図である。 同上下回動レバーを上げた状態の一方からの斜視図である。 同上下回動レバーを上げた状態の他方からの斜視図である。 同背面図である。 本考案の実施例3を示すオーバーヘッドドア全体の斜視図である。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜7は実施例1を示しており、開閉用開口1の両側及び天井面に沿って左右一対のガイドレールからなるドアガイド路2が起立配置されており、このドアガイド路2に沿って昇降開閉するオーバーヘッドドア本体3は横長短冊状のパネル4が蝶番(図示せず)を介して所要枚数屈曲自在に連結され、対向しているドアガイド路2の縦長開口2Aにパネル4の両側部が昇降自在に嵌込み係合されている。
このようなオーバーヘッドドアの施錠とその解錠を行う施錠解錠装置5は、全閉時におけるオーバーヘッドドア本体3における下部側のパネル4の裏面に装着されており、オーバーヘッドドアの部屋側からの操作によって施錠、解錠ができるようになっている。尚、実施例1では施錠解錠装置5はパネル4の補強部材4Bの裏面に装着している。そして、施錠解錠装置5は、上下回動可能なハンドルを形成する上下回動レバー6を下方に回動する操作に連動して左右一対のスライド部材7がそれぞれ左右外側方向に対応してスライドし、そしてこのスライドによりパネル4の両端面側にそれぞれ設けられたロック部である係止部8がそれぞれ左右外側方向に突設することで、これらの係止部8がドアガイド路2に設けた係止受け部9に係止して施錠がなされ、一方、上下回動レバー6を上方に回動する操作に連動して左右一対のスライド部材7がそれぞれ左右内側方向に対応してスライドし、そしてこのスライドによりパネル4の両端面側にそれぞれ設けられた係止部8がそれぞれ左右内側方向に後退することで、これらの係止部8が係止受け部9との係止を解除されて解錠がなされる。
さらに、施錠解錠装置5について詳述する。前記左右一対のスライド部材7はそれぞれ、左右内側方向に細長な板材からなるスライド杆10が設けられると共に、このスライド杆10の左右外側方向にワイヤー等線状材や或いは細長な板材からなるスライド用連結部材11が横向に連結しており、このスライド用連結部材11の左右外側方向の端に係止部8が連結されるようになっている。
前記下部側に配置されるパネル4の裏面に、ドア本体3側となる取り付けブラケットとしての平断面が倒コ字形のベース用台板12を固定する。このベース台板12の後面の左右両側には左右一対のスライド部材7がそれぞれ左右方向にガイドされるためのスライドガイド路13が後方を開放した溝状に形成されている。このスライドガイド路13は、ベース用台板12の後面にベース用台板12の一部として設けられる重ね板14を固定して形成したものであって、この重ね板14の左右縁から左右内側方向に向けてコ字型の切り欠きを形成することで左右一対のスライド杆10がそれぞれ左右方向に移動可能なスライドガイド路13が形成されるようになっている。
さらに、ベース台板12の左右両縁に後方へ向けて支持アーム15がそれぞれブラケット状に突設している。この左右一対の支持アーム15間に上下回動レバー6の支持軸16がドア本体3側であるパネル4に対して離間して横向に架設しており、支持アーム15左右方向の内側に位置する支持軸16の左右箇所に左右一対の上下回動レバー6が離間して固定している。この上下回動レバー6の後述する円弧状に形成された先端側は、支持軸16の中心より前方、すなわちドア本体3側に設けられてパネル4に近づいて配置されており(距離A)、一方上下回動レバー6の基端側は支持軸16より後方に設けられてパネル4より遠ざかって配置されている(距離B,B>A)と共に、これら基端の間にはパイプ状の握り部材17が横向に架設してハンドル形状になっている。
そして、上下回動レバー6の先端は支持軸16を回転中心とするように円弧部18が形成されている。この円弧部18は円の1/12〜1/8程度の弧であって、その外周には複数の凸部19が間隔をおいて弧の長手に沿って設けられている。
さらに、スライドガイド路13の後面、すなわち重ね板14の後面に上下動スライド部材20を設ける。この上下動スライド部材20は円弧部18の一部に接触して上下動させられると共に、この上下動に伴って左右一対のスライド杆10をそれぞれ左右内外方向に駆動させるものであって、このため上下動スライド部材20の左右両側には凸部19が噛合可能な凹部21が複数上下方向に並設しており、上下回動レバー6の上下回動によって凸部19に凹部21が順次噛合して上下動スライド部材20が下、上方向に駆動できるようになっている。また上下動スライド部材20には左右一対の斜め上下方向に直線状に設けた上下方向―左右方向変換用の規制路22が左右一対に設けられる。この左右一対の規制路22は上下動スライド部材20において前後方向に貫通した貫通孔によって形成されるものであり、この左右一対の規制路22における上部間隔Cより下部間隔Dが広くなるようにハの字形状に設けられている(C<D)。尚、規制路22は直線状ではなく弧を描くようにハの字形状に設けられてもよい。そして、スライド杆10の後面に設けられたローラによって形成される従動部材23が規制路22にローラの周面が遊嵌するように長手方向にスライド自在に設けられている。尚、従動部材23の回転軸23Aは前後方向に設けられている。このように円弧部18、凸部19、上下動スライド部材20、凹部21、規制路22、従動部材23によって、上下回動レバー6による上下回動運動をスライド杆10の左右内外移動運動に変換する変換機構24が形成される。
さらに、円弧部18の上部に該円弧部18に沿って上下回動レバー6の上限回動規制手段25が設けられる。この上限回動規制手段25は、前記円弧部18の上部のほぼ接線方向に上部直線部25Aを設けたものであって、上下回動レバー6が横向きの上位
置になると上部直線部25Aが重ね板14の垂直で平らな後面14Aに線状に接触してそれ以上の上下回動レバー6における上向きの回動が規制されるようになっている。そして、この上部直線部25Aにおける接線方向の長さEは凸部19における円弧方向の長さFよりも大きく形成されている(E>F)。
同様に、円弧部18の下部に該円弧部18に沿って上下回動レバー6の下限回動規制手段26が設けられる。この下限回動規制手段26は、前記円弧部18の下部のほぼ接線方向に下部直線部26Aを設けたものであって、上下回動レバー6が斜め下向きの下位置になると下部直線部26Aが重ね板14の垂直で平らな後面14Aに線状に接触してそれ以上の上下回動レバー6における下向きの回動が規制されるようになっている。そして、この下部直線部26Aにおける接線方向の長さは凸部19における円弧方向の長さよりも大きく形成されている。上限回動規制手段25又は及び下限回動規制手段26はいずれか一方のみ設けられていてもよく、また両方が設けられていてもよい。
尚、図5に示すようにスライド用連結部材11が連結された係止部8においては、パネル4に対して取付軸8Aを介して水平回動可能に設けられており、係止部8がドア本体3の昇降に伴ってドアガイド路2の後方突設部2Bに常時摺動するように設けられ、そして係止部8とパネル4側との間に係止部8を、後方突設部2Bに当接する方向(図7において矢印で表示)、ひいては係止受け部9側に付勢する付勢手段27がバネなどによって形成されている。したがって、ドア本体3の降下に伴って係止部8が後方突設部2Bを摺動して降下した後、後方突設部2Bに後方へ向けて突設した係止受け部9にいったん乗り上げてからその横向きの下辺部9Aに係止するようになっている。尚、係止部8が係止受け部9にいったん乗り上げるときは、係止部8は付勢手段27に抗して取付軸8Aを回転中心として後方へ回動する。さらにドア本体3の降下すると係止部8は付勢手段27に順じて下辺部9Aに落とし込むように取付軸8Aを回転中心として前方へ回動するようになっている。図中28は施錠解錠装置5を覆うカバーを示している。
次に前記構成についてその作用を説明する。オーバーヘッドドアが閉じている状態では図1〜3に示すように、前記バネなどによって形成されている付勢手段27によって上下回動レバー6は支持軸16を回転中心として斜め下向きの状態となっている。この状態では下部直線部26Aが重ね板14の後面に線状に接触してそれ以上の下方への回動が規制されるようになっている。同時に従動部材23が規制路22の下部に配置されることにより、従動部材23と一体的な左右一対のスライド杆10は左右外側にそれぞれ突き出ることとなる。このため係止部8は付勢手段27によって係止受け部9に係止され、この結果施錠状態が維持される。
次に、オーバーヘッドドアを開くときは、図4〜5に示すように、握り部材17を握って支持軸16を回転中心として上下回動レバー6をほぼ水平方向まで上昇する。この上下回動レバー6による上方回動によって、凸部19が回動すると共に、この凸部19に凹部21が順次噛合することで、上下動スライド部材20は上昇する。この上昇によって規制路22も上昇すると共に、左右一対の規制路22間の幅が狭くなる規制路22の上部に従動部材23が摺動して配置されると、左右一対のスライド杆10は左右内側にそれぞれ引き込むこととなる。このため係止部8は付勢手段27に抗して係止受け部9の下辺部9Aより離脱し、この結果解錠状態となる。
この上下回動レバー6の上方回動に伴って上部直線部25Aが重ね板14の後面に線状にすると、上下回動レバー6がベース用台板12に固定状態となっているため、握り部材17による持ち上げ力が上下回動レバー6、支持軸16、支持アーム15、ベース用台板12を介してパネル4に伝達されて、オーバーヘッドドア本体3を上昇させることができる。同時に、上下回動レバー6、凸部19、凹部21、上下動スライド部材20、(規制路22の最上部に位置する)従動部材23、規制路22、スライドガイド路13、ベース用台板12を介してパネル4に伝達されるようにもなってドア本体3を上昇させることができるようにもなっている。
一方、オーバーヘッドドアを閉じるときは、握り部材17を握って支持軸16を回転中心として上下回動レバー6を斜め下方まで下降させる。この上下回動レバー6による下方回動によって、凸部19が回動すると共に、握り部材17を握ったままの握り力による押し下げ力が上下回動レバー6、支持軸16、ベース用台板12を介してパネル4に伝達されて、オーバーヘッドドア本体3を下降させることができる。同時に、上下回動レバー6、凸部19、凹部21、上下動スライド部材20、(規制路22の最下部に位置する)従動部材23、規制路22、スライドガイド路13、ベース用台板12を介してパネル4に伝達されるようにもなってドア本体3を下降させることができるようにもなっている。この際、凸部19に下側の凹部21が順次噛合することで、上下動スライド部材20は下降する。この下降によって規制路22も下降すると共に、左右一対の規制路22間の幅が広くなった規制路22の下部に従動部材23が摺動して配置されると、左右一対のスライド杆10は左右外側に移動する。これにより係止部8は左右外側へ付勢手段27に付勢されて突出し、係止受け部9に達するまでドアガイド路2を摺動することとなり、オーバーヘッドドアが完全に閉じた状態で付勢手段27の付勢力で係止部8が係止受け部9に係止されて施錠状態となる。
以上のように、前記実施例では開閉用開口1の両側に起立配置され、それぞれの対向面部に縦長開口2Aを有する左右一対のガイド路2と、これらのガイド路2の縦長開口2Aに両側部が昇降自在に嵌込み係合され、ガイド路2間を昇降開閉すべく連繋された一連のパネル4と、前記パネル4に装着された上下回動レバー6と、パネル4に該パネル4端面側より進退可能に設けると共にガイド路2側に設けた係止受け部9に係止可能な係止部8と、係止部8に先端側を連結すると共に上下回動レバー6側に基端側を連結して前記パネル4に沿って左右方向にスライド移動するスライド部材7とを備え、上下回動レバー6はパネル4側に先端を回動自在に連結すると共に基端側を前記パネル4と離間するように設け、上下回動レバー6の先端側と前記スライド部材7との間に上下回動運動を左右移動運動に変換する変換機構24を介在したことで、オーバーヘッドドアを開くときには上下回動レバー6を上方へ回動することで、変換機構24を介してスライド部材7を作動して係止部8を係止受け部9より離脱せしめて解錠状態とすることができ、一方オーバーヘッドドアを閉じるときには上下回動レバー6を下方へ回動することで、変換機構24を介してスライド部材7を作動して係止部8を係止受け部9に係止可能な状態とすることができる。
さらに、前記変換機構24には前記上下回動レバー6の上限回動規制手段25及び下限回動規制手段26を設けたことにより、手を持ち替えることなく上限回動規制手段25によって規制された上下回動レバー6の持ち上げ力をオーバーヘッドドア本体3の持ち上げ力とすることができ、手を持ち替えることなく下限回動規制手段26によって規制された上下回動レバー6の押し下げ力を、オーバーヘッドドア本体3の自重と共にオーバーヘッドドア本体3の押し下げ力とすることができる。
また、前記上下回動レバー6は前記パネル4に対して離間して横向に設けた支持軸16を介して上下回動に設けられ、変換機構24は上下回動レバー6の先端に上下方向に支持軸16を中心とした円弧部18が設けられ、この円弧部18の一部に接触して前記パネル4に対して上下動可能な上下動スライド部材20が設けられ、この上下動スライド部材20に斜め上下方向に設けた上下方向―左右方向変換用の規制路22を設けると共に、この規制路22にスライド可能な従動部材23を前記スライド部材7に設けられて構成され、上下回動レバー6の上限回動規制手段25は、円弧部18の上部に延長して形成されパネル4側であるベース台板12側に係止する上部係止部8により形成され、下限回動規制手段26は、円弧部18の下部に延長して形成されパネル4側であるベース台板12側に係止する下部係止部8により形成されることにより、上下回動レバー6の回動運動を円弧部18を介して、上下方向―左右方向変換用の規制路22を設けた上下動スライド部材20に伝達することで、確実にスライド部材7を作動でき、さらに上下回動レバー6の上限回動規制手段25、下限回動規制手段26は、パネル4側であるベース台板12側に係止する上部係止部8、下部係止部8により形成されるので、上下回動レバー6の回動及びその上下回動の規制を確実に行うことができる。
さらに、円弧部18には上下方向に凸部19が複数設けられると共に、該凸部19が噛合可能な凹部21が前記上下動スライド部材20に設けられ、前記上部係止部8は前記上下動スライド部材20の表面に線状に接触可能な上部直線部25Aにより形成され、前記下部係止部8は前記パネル4側であるベース台板12側の表面に線状に接触可能な下部直線部26Aにより形成されるので、上下回動レバー6の回動運動を上下動スライド部材20に確実に伝達することができ、また上部直線部25A、下部直線部26Aによる回動規制を確実に行うことができる。
しかも、上部直線部25A、下部直線部26Aの長さを凸部19の長さよりも大きくすることで、回動規制の耐強度を大きくすることができる。また、実施例においては、支持軸16の左右両側に設けた上下回動レバー6の前側の凸部19が、凹部21間の上下動スライド部材20を重ね板14(ドア本体3側となるベース用台板12)側へ前方へ押圧するように作動することにより、凸部19と凹部21との噛み合いが回転力の伝達の他に、上下動スライド部材20の上下動の案内も行うこととなり、上下動スライド部材20の上下動のための案内部材がなくとも済むようになっている。
図8〜11は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。実施例2においては、重ね板14の後面14Aの左右両側に上下動スライド部材20の左右両端が挿入して該上下動スライド部材20´を上下方向に案内するための案内溝31が設けられている。そして支持アーム15と一体に設けられて握り部材17による回動操作により回動する支持軸16の軸方向の中央に後ろ向きに円弧部18´を設けると共に、この円弧部18´の周面に凸部19´を設ける。実施例では凸部19´は歯車の歯によって形成されている。一方上下動スライド部材20の後面には凸部19´が噛み合う凹部21´が上下方向に並設している。さらに、実施例1と同様に円弧部18´の上部及び下部に該円弧部18に沿って上下回動レバー6の上限回動規制手段25´と下限回動規制手段26´が設けられる。
したがって、オーバーヘッドドアを開くときは、握り部材17を握って支持軸16を回転中心として上下回動レバー6をほぼ水平方向まで上昇する。この上下回動レバー6による上方回動によって、凸部19´が回動すると共に、この凸部19´に凹部21´が順次噛合することで、上下動スライド部材20´は上昇して規制路22、従動部材23を介しても左右一対のスライド杆10は左右内側にそれぞれ引き込むこととなり、この結果解錠状態となる。さらに、上限回動規制手段25´が上下動スライド部材20の後面に線状にすると、上下回動レバー6がベース用台板12側に固定状態となり、握り部材17による持ち上げ力が上下回動レバー6、支持軸16、支持アーム15、ベース用台板12を介してパネル4に伝達されて、オーバーヘッドドア本体3を上昇させることができる。
一方、オーバーヘッドドアを閉じるときは、握り部材17を握って支持軸16を回転中心として上下回動レバー6を斜め下方まで下降させる。この上下回動レバー6による下方回動によって、凸部19´が回動すると共に、握り部材17を握ったままの握り力による押し下げ力が上下回動レバー6、支持軸16、ベース用台板12を介してパネル4に伝達されて、あわせてオーバーヘッドドア本体3の自重によってオーバーヘッドドア本体3を下降させることができる。この際、凸部19´に下側の凹部21´が順次噛合することで、上下動スライド部材20は下降し、規制路22、従動部材23を介して左右一対のスライド杆10は左右外側に移動する。
以上のように、前記実施例においても実施例1と同様にオーバーヘッドドアを開くときには上下回動レバー6を上方へ回動することで、変換機構24´を介してスライド部材7を作動して係止部8を係止受け部9より離脱せしめて解錠状態とすることができ、一方オーバーヘッドドアを閉じるときには上下回動レバー6を下方へ回動することで、変換機構24´を介してスライド部材7を作動して係止部8を係止受け部9に係止可能な状態とすることができる。
図12は実施例3を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略したものであり、実施例3ではパネル4の左右に間隔をおいて装着された補強部材4B間に別の取付用部材4Cを設けて、取付用部材4Cの裏面に施錠解錠装置5を装着したものである。このように、施錠解錠装置5は適宜所定箇所に装着される。
以上のように本考案に係るオーバーヘッドドアは各種のものが知られており、例えばパネルを折り畳んで収納するもの、スラット状のパネルを巻き込んで収納するものなども含まれるものであり、これら各種オーバーヘッドドアの用途に適用できる。
1 開閉用開口
2A 縦長開口
2 ガイド路
3 ドア本体
4 パネル
6 上下回動レバー
7 スライド部材
8 係止部
9 係止受け部
12 ベース台板(パネル4側)
13 スライドガイド路
16 支持軸
18 18´ 円弧部
19 19´ 凸部
20 20´ 上下動スライド部材
21 21´ 凹部
22 規制路
23 従動部材
24 24´ 変換機構
25 25´ 上限回動規制手段
25A 上部直線部
26 26´ 下限回動規制手段
26A 下部直線部

Claims (7)

  1. 出入口に沿ってガイド路が設けられ、該ガイド路にドア本体がスライド自在に設けられ、前記ドア本体に設けられる施錠解錠装置は該ドア本体に設けられた操作部と該操作部に連動して前記ドア本体の側縁側に設けられたロック部とを備えたオーバーヘッドドアにおいて、前記操作部を上下回動レバーにより形成し、該上下回動レバーは前記ドア本体側に先端を回動自在に連結すると共に基端側を前記ドア本体と離間するように設け、前記上下回動レバーに該上下回動レバーの上下回動運動を左右移動運動に変換する変換機構を設け、該変換機構に左右にスライド可能なスライド部材を設け、該スライド部材に前記ロック部を設け、
    前記上下回動レバーは前記ドア本体に対して離間して横向に設けた支持軸を介して上下回動自在に設けられ、前記変換機構は前記上下回動レバーの先端に上下方向に前記支持軸を中心とした円弧部が設けられ、この円弧部の一部に接触して前記ドア本体に対して上下動可能な上下動スライド部材が設けられ、この上下動スライド部材に斜め上下方向に設けた上下方向―左右方向変換用の規制路を貫通孔によって設けると共に、該規制路に前記スライド部材と一体的なローラによって形成される従動部材をスライド可能に設けたことを特徴とするオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
  2. 前記変換機構に、前記上下回動レバーの上限回動規制手段及び下限回動規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
  3. 前記上限回動規制手段は、前記円弧部の上部に延長して形成されることを特徴とする請求項2記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
  4. 前記下限回動規制手段は、前記円弧部の下部に延長して形成されることを特徴とする請求項2又は3記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
  5. 前記円弧部には上下方向に凸部が該円弧部の円弧方向に沿って複数設けられると共に、該凸部が噛合可能な凹部が前記上下動スライド部材の上下方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項4記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
  6. 前記ドア本体は横長短冊状のパネルが蝶番を介して所要枚数屈曲自在に連結され、対向している前記ガイド路の縦長開口に前記パネルの両側部が昇降自在に嵌込み係合されていることを特徴とする請求項5記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
  7. 前記パネルの裏面にベース用台板を固定し、該ベース用台板の左右両側には左右一対の前記スライド部材がそれぞれ左右方向にガイドされることを特徴とする請求項6記載のオーバーヘッドドアの施錠解錠装置。
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