JP2013170444A - シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッターカーテンを手操作で移動させる際に、スラットの全長のうちのどこの箇所にも手を掛けることができ、手によるシャッターカーテンの移動操作性を向上させることができるシャッター装置を提供すること。
【解決手段】上下方向に開閉移動自在となっているシャッターカーテンは少なくとも1個のスラット10Aを含んで構成され、このスラット10Aに、操作者がシャッターカーテンを移動させるときに手を掛けるための手掛け部20が設けられているとともに、この手掛け部20は、スラット10Aの全長に渡る長さでスラット10Aに設けられ、シャッターカーテンを手操作で移動させる際に、スラット10Aの全長のうちのどこの箇所にも手を掛けることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、車庫用シャッター装置や店舗の出入口用シャッター装置等のためのシャッター装置に係り、特に、上下方向に開閉移動自在となっているシャッターカーテンが、手掛け部を有する少なくとも1個のスラットで形成されているシャッター装置に関する。
車庫の出入口や店舗の出入口にはシャッター装置が設置され、このシャッター装置は、出入口を開閉するために上下方向に開閉移動自在となっているシャッターカーテンを備えている。そして、手操作式のシャッターカーテンには、操作者がこのシャッターカーテンを手によって開き移動させることができるようにするために手掛け部が設けられ、少なくとも1個のスラットを含んで構成されるシャッターカーテンについては、下記の特許文献1に示されているように、スラットに手掛け部を設けることが行なわれ、特許文献1の手掛け部は、スラットに取り付けられた手掛け部材によるものとなっている。
特開2007−247307号公報(0039〜0041段落、図1及び図2)
従来では、スラットに手掛け部材を取り付けることにより、スラットに手掛け部を設けているため、操作者がシャッターカーテンを手操作で移動させる際に手を掛けることができるスラットの箇所は、シャッターカーテンの左右方向の全幅であるスラットの全長のうち、手掛け部材が取り付けられている箇所だけとなっている。
本発明の目的は、シャッターカーテンを手操作で移動させる際に、スラットの全長のうちのどこの箇所にも手を掛けることができ、手によるシャッターカーテンの移動操作性を向上させることができるシャッター装置を提供するところにある。
本発明に係るシャッター装置は、上下方向に開閉移動自在となっているシャッターカーテンが少なくとも1個のスラットを含んで構成され、このスラットに、操作者が前記シャッターカーテンを移動させるときに手を掛けるための手掛け部が設けられているシャッター装置において、前記手掛け部が前記スラットの全長に渡る長さで前記スラットに設けられていることを特徴とするものである。
このシャッター装置によると、シャッターカーテンが少なくとも1個のスラットを含んで構成されている場合において、このスラットの全長に渡る長さで手掛け部が設けられているため、シャッターカーテンを手操作で移動させる際に、スラットの全長のうちのどこの箇所にも手を掛けることができ、これにより、手によるシャッターカーテンの移動操作性を向上させることができることになる。
なお、上記手掛け部は、シャッターカーテンを上向きに開き移動させる際に手を掛けるためのものでもよく、あるいは、シャッターカーテンを下向きに閉じ移動させるために手を掛けるためのものでもよく、あるいは、これらの両方のためのものでもよい。
また、上述のようにスラットの全長に渡る長さで手掛け部が設けるための一例は、スラットの厚さ方向に窪んだ凹部をこのスラットに形成し、この凹部を手掛け部とすることであり、また、他の例は、スラットの厚さ方向外側に突出した突出部をこのスラットに形成し、この突出部を手掛け部とすることである。
そして、スラットの厚さ方向に窪んだ凹部を手掛け部とする場合には、この凹部の上面に下方へ突出した少なくとも1個の突出部を設けてもよい。
これによると、シャッターカーテンを上向きに開き移動させる際に、手が滑って凹部から脱出してしまうことを突出部で阻止できることになる。
なお、突出寸法が小さい突出部をスラットの厚さ方向の複数個形成し、これにより、凹部の上面に、全体としてジグザグ状となった部分を設けてもよい。
また、上記突出部の下端には、スラットの厚さ方向へ延出した延出部を設けてもよい。
これによると、シャッターカーテンを上向きに開き移動させる際に、手にかかるシャッターカーテンの持ち上げ荷重を延出部により分散軽減できることになる。
さらに、スラットの厚さ方向に窪んだ凹部を手掛け部とする場合には、この凹部の上面を水平面としてもよく、操作者の側へ下り傾斜した傾斜面としてもよい。
凹部の上面を、操作者の側へ下り傾斜した傾斜面とすると、凹部の上面に手からの押圧力を作用させてシャッターカーテンを上向きに開き移動させる際に、手が滑って凹部から脱出してしまうことを防止できることになる。
また、本発明において、手掛け部はスラットの厚さ方向の一方の面だけに設けてもよく、あるいは、手掛け部をスラットの厚さ方向の両方の面に設けてもよい。
手掛け部をスラットの厚さ方向の両方の面に設けた場合には、シャッターカーテンの厚さ方向のどちらの側からもシャッターカーテンを移動操作できることになる。
また、このように手掛け部をスラットの厚さ方向の両方の面に設けるとともに、手掛け部をスラットの厚さ方向に窪んだ凹部とする場合には、これらの凹部を上下にずらしてスラットに形成することが好ましい。
これによると、それぞれの凹部についてのスラット厚さ方向の深さ寸法を大きくできるため、手掛け部によるシャッターカーテンの良好な操作性を得られるようになる。
さらに、手掛け部が設けられたスラットを、同じ縦断面形状が全長に渡って連続したものとすることが好ましい。
これによると、このスラットを、例えば、アルミ又はアルミ合金による押し出し成形や引き抜き成形により製造することが可能となるため、スラットの製造を効率的に行えるようになる。
また、前述のシャッターカーテンが、このシャッターカーテンの幅方向両側の端部がスライド自在に挿入されたガイドレールに案内されて上下方向に開閉移動自在となっているとともに、このシャッターカーテンに、ガイドレールに配置された被係止部材に係止部材が形成することでシャッターカーテンを施錠するための手動式施錠装置を配置する場合には、手掛け部が設けられているスラットを、手動式施錠装置の高さ位置よりも低い位置に配置することが好ましい。
これによると、手動式施錠装置の手操作は肘や手首を曲げた手により行われるのに対し、スラットに設けられた手掛け部でシャッターカーテンを移動操作することは、肘や手首を曲げない又は殆ど曲げない手で行われるため、手動式施錠装置を手操作することと、スラットの手掛け部でシャッターカーテンを移動操作することとを、操作者の操作時における身体的状態が考慮された合理的な行為として行えることになる。
なお、このようにシャッターカーテンに、このシャッターカーテンを施錠するための手動式施錠装置を配置する場合には、この施錠装置は、シャッターカーテンの構成部材となっているスラットに設けてもよく、スラットではないシャッターカーテン構成部材にもうけてもよい。
本発明は、任意の用途のシャッター装置に適用することができ、すなわち、本発明に係るシャッター装置は、例えば、車庫用シャッター装置でもよく、店舗の出入口用シャッター装置でもよく、窓用シャッター装置等でもよい。
また、本発明は、シャッターカーテンの移動操作が手で行なわれる手操作式シャッター装置に適用されるが、このシャッター装置は、電動モータ等でシャッターカーテンが自動移動する電動式シャッター装置であって、手操作式に切り替え可能となっているシャッター装置でもよい。
さらに、本発明は、シャッターカーテンを構成する部材として少なくとも1個のスラットが用いられているシャッター装置に適用できるものであり、シャッターカーテンの全部又は主要部が複数個のスラットだけで構成されていてもよく、あるいは、シャッターカーテンの全部又は主要部が1個又は複数個のスラットと他の部材との組み合わせで構成されていてもよく、スラット以外の部材は、例えば、シートでもよく、パネルでもよく、ネットでもよく、リンクで連結されたパイプでもよい。
本発明によると、シャッターカーテンを手操作で移動させる際に、スラットの全長のうちのどこの箇所にも手を掛けることが可能となり、手によるシャッターカーテンの移動操作性を向上させることができるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシャッター装置の全体を示す正面図である。 図2は、図1のシャッター装置の裏面側を示す背面図である。 図3は、シャッターカーテンを構成する部材であって、手掛け部が設けられているスラットを示す一部省略の斜視図である。 図4は、図3のスラットの縦断面形状を示す図である。 図5は、シャッターカーテンを構成する部材であって、施錠装置が取り付けられているスラットを示す一部省略の正面図である。 図6は、図5のスラットの裏面側を示す背面図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る車庫用シャッター装置の全体正面図であり、このシャッター装置のシャッターカーテン1の幅方向(左右方向)の両端部は、車庫の壁や柱等の躯体に結合された左右一対のガイド部材であるガイドレール5の内部に上下スライド自在に挿入され、シャッターカーテン1が上下方向に開閉移動することにより、一対左右のガイドレール5の間に形成されている開口部である車両出入口が開閉される。
シャッターカーテン1は、シャッターカーテン1の全閉時に車両出入口の床6に着床する座板2と、この座板2の上部に設けられ、シャッターカーテン1の大部分を形成しているカーテン本体3とを含んで構成されている。カーテン本体3の上部は、車両出入口の上部に配置されているシャッターケース7の内部に挿入され、このシャッターケース7の内部に回転自在に収納されている水平の巻取軸8に、カーテン本体3の上部が吊り元部材を介して連結されている。この巻取軸8による巻き取り、繰り出しによりシャッターカーテン1は左右一対のガイドレール5で案内されて上下に開閉移動し、この開閉移動は、後述するように、手操作により行なわれる。
なお、巻取軸8に、シャッターカーテン1が下向きに閉じ移動するときの巻取軸8の回転で蓄圧力が蓄圧され、この蓄圧力により、シャッターカーテン1が上向きに開き移動するときの巻取軸8の回転を補助できるようするためのねじりコイルばねやぜんまいばね等による戻しばねを配置してもよい。
シャッターカーテン1のカーテン本体3は、多数のスラット10を上下に連設することにより構成され、これらのスラット10のうちには、シャッターカーテン1を手で開閉操作できるようにした手掛け部付きスラット10Aと、全閉位置まで達したシャッターカーテン1を施錠するための施錠装置付きスラット10Bとが存在している。
図3は、手掛け部付きスラット10Aを示す一部省略の斜視図であり、図4は、このスラット10Aの縦断面形状を示している。手掛け部付きスラット10Aは、アルミ又はアルミ合金による押し出し成形品や引き抜き成形品であり、このため、図4に示されている縦断面形状がこのスラット10Aの全長に渡って連続している。すなわち、スラット10Aは、同じ断面形状がこのスラット10Aの全長に渡って連続したものになっている。
図4に示されているように、スラット10Aの上端には、このスラット10Aと、スラット10Aの上に配設されるスラット10とをシャッターカーテン1の厚さ方向に回動自在に連結するための上側連結部11が形成され、スラット10Aの下端には、このスラット10Aと、スラット10Aの下に配設されるスラット10とをシャッターカーテン1の厚さ方向に回動自在に連結するための下側連結部12が形成されている。この下側連結部12の上部は、中空の箱形状となっている下側ボックス部13になっており、上側連結部11の下部は、中空の異形の箱形状となっている上側ボックス部14となっている。
下側ボックス部13における車庫内側の表面部13Aは、この下側ボックス部13の上端を越えて上方へ延出しており、この表面部13Aと、表面部13Aの延出部とにより、スラット10Aの厚さ方向の2つの面のうち、シャッターカーテン1で開閉される開口部である前述の車両出入口の内側の表面の主要部分を形成している第1面部15が設けられている。また、上側ボックス部14における車庫外側の表面部14Aは、この上側ボックス部14の下端を越えて下方へ延出しており、この表面部14Aと、表面部14Aの延出部とにより、スラット10Aの厚さ方向の2つの面のうち、シャッターカーテン1で開閉される車両出入口の外側の表面の主要部分を形成している第2面部16が設けられている。
そして、第1面部15の上端と第2面部16の下端は、スラット10Aの厚さ方向に延びている連結部17によって連結されている。
このため、手掛け部付きスラット10Aには、下側ボックス部13と連結部17との間において、スラット10Aの厚さ方向のうち、車庫内側(上述の開口部の内側)に窪んだ第1凹部21が形成されていることになり、また、上側ボックス部14と連結部17との間において、スラット10Aの厚さ方向のうち、車庫外側(上述の開口部の外側)に窪んだ第2凹部22が形成されていることになる。第1凹部21の上下面及び奥面のうち、上面は連結部17で形成され、下面は下側ボックス部13の上面部13Bで形成され、奥面は第1面部15で形成されている。また、第2凹部22の上下面及び奥面のうち、上面は上側ボックス部14の下面部14Bで形成され、下面は連結部17で形成され、奥面は第2面部16で形成されている。
これらの凹部21,22の内部には、シャッターカーテン1を上下に開閉移動させるための手操作を行う操作者の手を、より具体的には、操作者の指23を挿入することができるため、凹部21,22は、シャッターカーテン1を上下に開閉移動させる際に手(指)を掛けるための手掛け部20になっている。
図4で示されている指23は、シャッターカーテン1を上向きに開き移動させるときにおける手掛け部20に対する指23の状態を示している。シャッターカーテン1を下向きに閉じ移動させるときには、指23を第1凹部21の下面である下側ボックス部13の上面部13B(上述の操作者が車庫外側にいる場合のとき)や、第2凹部22の下面である連結部17(操作者が車庫内側にいる場合のとき)に当て、上面部13Bや連結部17を下向きに押圧することにより、シャッターカーテン1の閉じ移動を行うことになる。
なお、シャッターカーテン1が全開位置やこの全開位置に近い高位置にガイドレール5との摩擦力等で停止しているときには、操作者は図示しない操作棒の先端をシャッターカーテン1の座板2に引っ掛け、この操作棒によりシャッターカーテン1を低位置まで閉じ移動させた後に、手掛け部となっている凹部21,22を上述のように用いてシャッターカーテン1を全閉位置等まで閉じ移動させる。
図4に示されているように、本実施形態における第1凹部21には、この凹部21の上面における上述の操作者にとって手前側の端部において、下方へ突出した突出部24が形成されており、前述した第2面部16からの下方への延長部となっているこの突出部24の下端には、スラット10Aの厚さ方向内側へ延出した延出部25が設けられている。
本実施形態では、車庫内側において、操作者がシャッターカーテン1を上向きに開き移動させるときには、指23を第2凹部22の上面である上側ボックス部14の下面部14Bに当て、この下面部14Bを上方へ押し上げることにより、シャッターカーテン1の開き移動を行う。また、車庫外側において、操作者がシャッターカーテン1を上向きに開き移動させるときには、指23を第1凹部21に設けられている突出部24の延出部25に当て、この延出部25を上方へ押し上げることにより、シャッターカーテン1の開き移動を行う。
本実施形態に係る手掛け部付きスラット10Aには、手掛け部20となっている凹部21,22が形成されているとともに、これらの凹部21,22は、このスラット10Aの全長に渡って、言い換えると、図1及び図2で示されているシャッターカーテン1の左右方向の全幅に渡って設けられているため、シャッターカーテン1を手操作で開閉移動させる際に、スラット10Aの全長のうちのどこの箇所にも手を掛けることができ、このため、手によるシャッターカーテン1の移動操作性を向上させることができる。
また、車庫外側において、操作者がシャッターカーテン1を上向きに開き移動させるときには、指23を第1凹部21に設けられている突出部24の延出部25に当てることにより、この開き移動を行うことになるため、シャッターカーテン1を上向きに開き移動させる際に、指23が滑って凹部21から脱出してしまうことを突出部24で阻止できるとともに、指23にかかるシャッターカーテン1の持ち上げ荷重を延出部25により分散軽減できることになる。
なお、このような突出部と延出部は、第2凹部22にも設けてもよい。
また、車庫内側において、操作者がシャッターカーテン1を上向きに開き移動させるときには、指23を第2凹部22の上面となっている上側ボックス部14の下面部14Bに当てるが、本実施形態におけるこの下面部14Bは、図4に示されているように、操作者の側へ下り傾斜した傾斜面となっているため、指23からの押圧力を作用させてシャッターカーテン1を上向きに開き移動させる際に、指23が滑って凹部22から脱出してしまうことを防止できる。
また、本実施形態の手掛け部付きスラット10Aには、このスラット10Aの厚さ方向の両方の面に手掛け部20となっている第1及び第2凹部21,22が設けられているため、シャッターカーテン1の厚さ方向のどちらの側からも手操作によりシャッターカーテンを移動操作できる。
また、第1及び第2凹部21,22は、スラット10Aに上下にずれて設けられているため、それぞれの凹部21,22についてのスラット厚さ方向の深さを、スラット10Aの厚さ寸法と同じ又は略同じ程度まで深くでき、これにより、これらの凹部21,22の深さ寸法を充分に大きくできるため、凹部21,22に挿入した手(指)によって行うシャッターカーテン1の移動操作を良好な操作性をもって行なえることになる。
さらに、第1凹部21の下面である下側ボックス部13の上面部13Bは、車庫外側にいる操作者の側へ下り傾斜した傾斜面となっているため、この上面部13Bの上に雨水が溜まることを防止できる。また、第2凹部22の下面となっている連結部17も、車庫内側にいる操作者の側へ下り傾斜した傾斜面となっており、このため、シャッターカーテン1の表裏を逆として、言い換えると、図1で示されている巻取軸8によるシャッターカーテン1の巻き方向を逆(内巻きと外巻きの相違)にしてシャッターカーテン1を用い、シャッターカーテン1の全閉時に第2凹部22が車庫外側となるようにした場合であっても、連結部17の上に雨水が溜まることを防止できる。
図5は、図1及び図2で説明した施錠装置付きスラット10Bの正面図であり、図6は、このスラット10Bの背面図である。図6に示されているように、スラット10Bの裏面に取り付けられている施錠装置30は、スラット10Bの長さ方向の中央部又は略中央部に配置されたロック装置31と、このロック装置31に設けられ、ロック装置31の両側から突出している左右一対のロック部材31Aのそれぞれと連結されている左右一対の延長部材32と、これらの延長部材32の先端に連結された係止部材33とを含んで構成されている。
ロック装置31は、図5に示されているように、スラット10Bの車庫外側の表面に露出しているシリンダ31Bを備えており、このシリンダ31Bの先端面に形成されている鍵穴に差し込んだ板キーを正逆回動操作することにより、あるいは、図6のロック装置31に設けられているサムターン部材31Cを正逆回動操作することにより、一対の左右一対のロック部材31Aがスラット10Bの長さ方向に進退し、これにより、延長部材32を介してそれぞれの係止部材33も進退するようになっている。したがって、施錠装置30は、板キー及びサムターン部材31Cによる手動式の装置になっている。
シャッターカーテン1が全閉位置に達しているときに、板キー又はサムターン部材31Cによる手操作により係止部材33を図6の二点鎖線33’のように前進させると、前述のガイドレール5の内部に固定配置されている被係止部材34の被係止部34Aに係止部材33が係止するため、シャッターカーテン1を上向きに開き移動させることができず、したがって、シャッターカーテン1は全閉位置で施錠されたことになる。また、板キー又はサムターン部材31Cによる手操作により係止部材33を後退させると、被係止部34Aに対する係止部材33の係止が解除されるため、シャッターカーテン1を手掛け部付きスラット10Aに設けられている手掛け部20により、前述したように、上向きに開き移動させることができる。
本実施形態に係るシャッター装置では、図1及び図2に示すとおり、手掛け部付きスラット10Aと施錠装置付きスラット10Bは、スラット10Aがスラット10Bよりも低い位置となってシャッターカーテン1に配置されている。
施錠装置30の操作は、操作者の肩から下に伸びた腕の肘や手首をシャッターカーテン1側へ曲げ、板キー又はサムターン部材31Cを回動操作することによって行われるのに対し、スラット10Aに設けられた手掛け部20に手(指)を掛けることによってシャッターカーテン1を上向きに開き移動させることは、操作者の肩から下に伸びた腕の肘や手首をシャッターカーテン1側へ曲げず又は殆ど曲げずに行われるため、シャッターカーテン1の全閉時において、上述のように、手掛け部付きスラット10Aの高さ位置を施錠装置付きスラット10Bよりも低い位置とすることにより、施錠装置30を手操作することと、スラット10Aの手掛け部20によりシャッターカーテン1を開き移動させることとを、操作者の操作時における身体的状態が考慮された合理的な行為として行えることになる。
なお、シャッターカーテン1の全閉時における施錠装置付きスラット10Bの図1及び図2で示した床6からの高さ位置は、概ね操作者の腰の高さ位置程度とすることが好ましいため、この高さ位置を床6から70cm〜110cmの位置、好ましくは80cm〜100cmの位置とする。これに対して手掛け部付きスラット10Aの高さ位置を、施錠装置付きスラット10Bから下へ15cm〜45cmの位置、好ましくは25cm〜35cmとする。これらのスラット10A及び10Bについての高さ位置は、それぞれのスラット10A,10Bの高さの中央(スラット10A,10Bの上下寸法の半分)の位置を基準としている。
以上のことから分かるように、施錠装置30はスラット10Bに取り付けられていて、この施錠装置30は手掛け部付きスラット10Aには取り付けられていない。また、図1及び図2に示されているように、手掛け部付きスラット10Aの上側に、シャッターカーテン1の構成部材として、施錠装置付きスラット10B及び手掛け部付きスラット10A以外のスラット10が配設されているとともに、手掛け部付きスラット10Aの下側にも、施錠装置付きスラット10B及び手掛け部付きスラット10A以外のスラット10が配設されている。
また、シャッターカーテン1を構成している多数のスラット10のうち、一つおきのスラット10には、シャッターカーテン1の幅方向の両端部において、上下のシャッターカーテン構成部材(スラット10と座板2)同士の連結がシャッターカーテン1の幅方向にずれないようにするための図示しない端部材が設けられている。この端部材は、この端部材が設けられた構成部材の上下の構成部材にオーバーラップした状態で上下に突出しており、構成部材同士がシャッターカーテン1の幅方向にずれようとした際には、構成部材の連結部におけるシャッターカーテン1の幅方向の端部に当接することにより、構成部材同士のシャッターカーテン1の幅方向へのずれを防止している。
上述の端部材は、シャッターカーテン1の幅方向の端部がガイドレール5から抜け出ることを防止するフック部材を兼ねていてもよい。
また、この端部材は、施錠装置付きスラット10B、手掛け部付きスラット10A及び座板2に設けないようにするために、シャッターカーテン1を構成している多数のスラット10のうち、一つおきのスラット10に設けられている。
すなわち、施錠装置付きスラット10Bと手掛け部付きスラット10Aとの間には、奇数個のスラット10が配置され、手掛け部付きスラット10Aと座板2との間にも、奇数個のスラット10が配置されている。言い換えると、座板2を1番目として数えた場合に、奇数個目に座板2と手掛け部スラット10Aと施錠装置付きスラット10Bとが存在し座板2を1番目として数えた場合に、偶数個目のスラット10に端部材が設けられている。
これにより、上述のずれを全部のシャッターカーテン構成部材の連結部で防止できるとともに、共通する形状となっているスラット10に端部材を設けることが可能となり、このため、端部材の種類を最少限ですますことができるようになる。
本発明は、車庫用シャッター装置や店舗の出入口用シャッター装置等のためのシャッター装置等の各種シャッター装置に利用することができる。
1 シャッターカーテン
5 ガイドレール
10 スラット
10A 手掛け部付きスラット
10B 施錠装置付きスラット
20 手掛け部
21,22 凹部
23 指(手)
24 突出部
25 延出部
30 施錠装置
33 係止部材
34 被係止部材

Claims (9)

  1. 上下方向に開閉移動自在となっているシャッターカーテンが少なくとも1個のスラットを含んで構成され、このスラットに、操作者が前記シャッターカーテンを移動させるときに手を掛けるための手掛け部が設けられているシャッター装置において、
    前記手掛け部が前記スラットの全長に渡る長さで前記スラットに設けられていることを特徴とするシャッター装置。
  2. 請求項1に記載のシャッター装置において、前記手掛け部は、前記スラットの厚さ方向に窪んだ凹部となっていることを特徴とするシャッター装置。
  3. 請求項2に記載のシャッター装置において、前記凹部の上面に、下方へ突出した少なくとも1個の突出部が設けられていることを特徴とするシャッター装置。
  4. 請求項3に記載のシャッター装置において、前記突出部の下端に、前記スラットの厚さ方向へ延出した延出部が設けられていることを特徴とするシャッター装置。
  5. 請求項2に記載のシャッター装置において、前記凹部の上面は、前記操作者の側へ下り傾斜した傾斜面となっていることを特徴とするシャッター装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のシャッター装置において、前記手掛け部は前記スラットの厚さ方向の両方の面に設けられていることを特徴とするシャッター装置。
  7. 請求項6に記載のシャッター装置において、前記スラットの厚さ方向の両方の面に設けられている前記手掛け部は、前記スラットの厚さ方向に窪んだ凹部となっており、これらの凹部が上下にずれて前記スラットに形成されていることを特徴とするシャッター装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のシャッター装置において、前記手掛け部が設けられている前記スラットは、同じ縦断面形状が全長に渡って連続しているものとなっていることを特徴するシャッター装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のシャッター装置において、前記シャッターカーテンは、このシャッターカーテンの幅方向両側の端部がスライド自在に挿入されたガイドレールに案内されて上下方向に開閉移動自在となっているとともに、前記シャッターカーテンには、前記ガイドレールに配置された被係止部材に係止部材が形成することで前記シャッターカーテンを施錠するための手動式施錠装置が配置され、前記手掛け部が設けられている前記スラットは、前記手動式施錠装置の高さ位置よりも低い位置に配置されていることを特徴とするシャッター装置。
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