JP4469421B2 - 連動引分式折戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の折戸を左右に開閉する折戸式の引分戸の中にあって、一側の折戸を開閉操作すれば、それに連動して他側の折戸も開閉する、身障者や要介護者等にとっても使い勝手のよい連動引分式折戸装置に関する。
一般に、引分戸は、開時に開口部の面積を比較的広く確保できるため、例えばストレッチャーやベットが通過する病院等の施設に、好んで設置される一方で、同じ引分戸の中でも、引戸式のものは、開口部の左右に壁等に沿って引戸の引込みスペースを確保する必要があるため、通常、開口部の横に壁などのない箇所には、折戸式の引分戸が付設される。
しかし、折戸式の引分戸では、例えば開時に、通常、一方のハンドル等を持って一側の折戸を折り曲げて開放してから、他方のハンドル等を持って他側の折戸を折り曲げて開放して初めて、全開する構造であるため、例えば車椅子を利用する身障者や要介護者等が1人で同じように開閉操作するには、そのたびに左右に移動しなければならず、身障者等にとっては容易ではなく不便であるという欠点があった。そこで、従来の引分式折戸装置の中には、電動モータを駆動して左右の折戸を連動させて自動的に開閉する構造とし、身障者等によっても簡単に開閉操作できるようにしたものが見られる。
特開2002−13352号公報
ところが、従来、上述のように電動モータを用いた連動引分式折戸装置では、それだけ全体に装置が複雑で大型になり、コストも高くなるという大きな問題があった。そこで、従来から、手動により左右折戸が機械的に連動する簡略な構造の引分式折戸装置が提供されることが強く望まれている。
そこで、本発明者らは、上述した従来の課題を解決すべく、鋭意開発研究を重ね、車椅子を利用する身障者や要介護者等によっても、手動によって簡単に左右折戸が機械的に連動する簡略な構造からなる、本発明の連動引分式折戸装置を完成させるに至った。即ち、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、2枚のパネルを折り曲げ自在に連結した左右一対の折戸10・11を直列に配設して面一な引分戸Dを形成し、その引分戸Dの開時は、一側の折戸10が折れ曲がる開放初期動作に、折戸連動機構Aによって連動させて他側の折戸11を折り曲げながら、前記引分戸Dを左右に開放する連動引分式折戸装置において、前記引分戸Dは、左右の前記折戸10・11を、それぞれ2枚の前記パネル18・19を折曲支点のギヤヒンジ21のようなヒンジを介して折り曲げ自在に連結すると共に、戸尻側の前記パネル17・20をそれぞれ戸枠Fに第1回動支点の枢軸28・29を中心として回動自在に支持する一方、前記折戸連動機構Aは、前記折戸10・11が折れ曲がるに従い折曲支点の前記ヒンジが前記戸枠Fから離れる向きの折り込み方向とは逆向きに前記引分戸Dからずれた位置で、前記戸枠Fの上枠部12の長さ方向に沿ってアウターレール36を固定し、該アウターレール36に対し、リテーナ38で保持した多数のボール39を介してスライド自在にインナーレール37を係合した構造のスライドレールからなるガイドレール35と、それぞれ下面において突起係合穴42を厚さ方向下向きに穿設する一方、該突起係合穴42を間に挟んだ両側に平行なワイヤー係合溝55を並設し、上部を前記インナーレール37に固定してスライド自在に保持する一対のスライダ40・41と、前記上枠部12の両端側に回転自在に軸支した左右一対の滑車48・48間にループ状に掛け回すと共に平行な直線ワイヤー部50a・50bをそれぞれ前記スライダ40・41のワイヤー係合溝55に係合し、一側の直線ワイヤー部50aに一方の前記スライダ40を一側の前記ワイヤー係合溝内で締結する一方、他側の直線ワイヤー部50bに他方の前記スライダ41を他側の前記ワイヤー係合溝内で締結して往復回動可能に巻装した連動ワイヤー50とを備える一方、前記折戸10・11において、隣り合う戸先側パネル18・19の上端に取付部材25・26を固定してそれら戸先側パネル18・19から前記折戸の折り込み方向と反対向きに突設し、該取付部材25・26にそれぞれ第2回動支点の押圧突起30・31を立設して前記スライダ40・41の前記突起係合穴42に係合し、第2回動支点の該押圧突起30・31を第1回動支点の前記枢軸28・29に対して前記折り込み方向の反対側にずらし、両回動支点の間に折曲支点の前記ヒンジを配設してなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の連動引分式折戸装置において、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記折戸には、隣り合う前記戸先側パネル18・19の上端面の戸先位置にそれぞれ位置決め板32・33を固定し、一方の位置決め板32には、引分戸の全閉時に他方の位置決め板と向き合う先端に係合凸部32aを設け、他方の位置決め板33には、一方の位置決め板32と向き合う側の先端に係合凹部33aを設け、前記引分戸Dの全閉時に、両位置決め板32・33の係合凸部32aと係合凹部33aの嵌め合いで左右の前記折戸10・11を直列に繋いでなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、たとえ一対の折戸を左右に開閉する折戸式の引分戸であっても、いずれか一側の折戸を開閉操作すると、その開閉初期動作に従って、一側の折戸上の押圧突起に押されて一方のスライダが片側へスライドして連動ワイヤーを回動し、その連動ワイヤーの一方のスライダとは反対の他側の直線ワイヤー部に締結した他方のスライダを、その他側の直線ワイヤー部の移動に従って、一方のスライダと反対の他側へスライドさせ、この他方のスライダに他側の折戸上の押圧突起が押されて、他側の折戸も、一側の折戸の開閉動作に連動して開閉する。従って、請求項1に記載の発明によれば、引分戸の開閉時は、その開閉操作のたびに引分戸の手前でいちいち左右に移動しなくてもよく、車椅子を利用する身障者や要介護者等であっても、その場で簡単に開閉操作することができ、しかも、電動式ではなく、手動によって左右折戸が機械的に連動する簡略な構造であるため、全体に装置の簡略化や低コスト化を実現することができる。
さらに、請求項1に記載の発明では、左右の折戸が面一に突っ張った状態で全閉した引分戸を開ける場合でも、いずれか一側の折戸が折り曲げ始まると、この折戸の折れ曲がり初期動作に従って、転回する戸先側パネル上の押圧突起が係合した一方のスライダが押されて、ガイドレールに沿って戸尻側へ向けスライドし、それと一体に連動ワイヤーが一方向に回動し始める。すると、連動ワイヤーの他側の直線ワイヤー部に締結した他方のスライダが他側直線ワイヤー部の移動に従って、一方のスライダと反対の戸尻側へスライドし、この他方のスライダに戸先側パネル上の押圧突起が押される。すると、本発明の折戸連動機構では、この第2回動支点の押圧突起を、第1回動支点の枢軸に対し、折戸が折れ曲がるに従い折曲支点のヒンジが戸枠から離れる折り込み方向の反対側にずらし、両回動支点の間に折曲支点のヒンジを配設した構成であるため、他方のスライダに戸先側パネル上の押圧突起が押されると、それを契機として、他側の折戸も何ら抵抗を受けることなく、一側の折戸の折れ曲がり動作に連動し、ヒンジを折曲支点として折り曲がり動作を始動する。従って、請求項1に記載の発明によれば、左右の折戸が面一に突っ張った状態で全閉した引分戸を開けるときでも、折戸は、別途に複雑な蹴り出し機構を付設する必要なく、スムーズに抵抗なく折れ曲がり、車椅子を利用する身障者や要介護者等によっても、開放操作を負荷なく極めて容易に行うことができる。そして、複雑な蹴り出し機構を必要としないことから、それだけ構造がシンプルで、部品点数が少なく済み、その結果、より一層の低コスト化を実現することができる。
加えて、請求項1に記載の発明によれば、アウターレールとの間で多数のボールを転動させてスライドするインナーレールにスライダを取り付けた構成であるため、転回しながら折れ曲がる折戸の動作に基づいてスライダを摺動させるときでも、スライダはボールの転動を介して折戸の折り曲がり動作に馴染んで引っ掛かることなく円滑に摺動することができ、その結果、左右の折戸を常にスムーズに連動させて開閉操作することができる。
請求項に記載の発明によれば、引分戸の全閉時に、位置決め板の係合凸部と係合凹部の嵌め合いで、左右の折戸を直列に繋いで、フラつかないように面一状態を保持することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の最良の実施形態について説明する。
図1は、本発明による連動引分式折戸装置を引分戸の全閉状態において示す組立斜視図、図2は、連動引分式折戸装置の分解斜視図である。図示例の連動引分式折戸装置は、戸枠Fに左右一対の折戸10・11からなる引分戸Dを吊設し、左右の折戸10・11が折戸連動機構Aで連動して開閉するように組み付けた構造になっている。
戸枠Fは、天井側の上枠部12と、左右に向かい合う一対の縦枠部13・14とで矩形に扉開口部を枠付けし、縦枠部13・14の上端側と下端側に、それぞれ左右の折戸10・11を回動自在に案内する上部アングル15と下部アングル16を固着している。一方、折戸10・11は、それぞれ2枚のパネル17・18、19・20を、折曲支点のギヤヒンジ21の歯の噛み合いを介して折り曲げ自在に連結し、戸尻側パネル17・20の上端面17a・20aにおいて戸尻側に上ヒンジプレート22を固着し、下端面の戸尻側に下ヒンジプレート23を固着している。そして、下ヒンジプレート23の筒穴23aに下部アングル16の枢軸28を、上部アングル15のガイド穴15aに上ヒンジプレート22の枢軸29を、それぞれ折戸10・11の第1回動支点として嵌着し、これによって、戸尻側パネル17・20を縦枠部13・14にそれぞれ回動自在に取り付けて引分戸Dを吊持する。なお、折戸10・11には、戸先側パネル18の内外両板面にバーハンドルh1を、戸先側パネル19の内外両板面にh2を付設している。
そこで、図示連動引分式折戸装置は、引分戸D側において、折戸10・11上に左右一対の取付部材25・26および押圧突起30・31を備える一方、戸枠F側において、ガイドレール35と、一対のスライダ40・41と、一対の滑車組立体45・46と、連動ワイヤー50を備え、これらで折戸連動機構Aを構成し、バーハンドルを持って一側の折戸を開閉操作すれば、その開閉操作に連動して他側の折戸も開閉する構造になっている。
即ち、折戸連動機構Aは、折戸10・11側において、隣り合う戸先側パネル18・19の上端面18a・19aの戸先寄りに、それぞれ取付部材25・26を固定する。取付部材25・26は、金属製の取付板25a・26aに樹脂製の軸保持ピース25b・26bを固着してなる。軸保持ピース25b・26bには、折戸10・11の第2回動支点として、上軸部側を上向きに突出させた状態でピン状の押圧突起30・31を立設する。そして、取付部材25・26は、それぞれ軸保持ピース25b・26bを戸先側パネル18・19から、折戸10・11が折れ曲がるに従いギヤヒンジ21が戸枠Fから離れる方向、即ち、折戸10・11の折り込み方向と反対向き(図中手前)に突出させた状態で、取付板25a・26aを、戸先側パネル18・19の上端面18a・19aの戸先寄りにねじ止めしてなる。
なお、折戸10・11には、この隣り合う戸先側パネル18・19の上端面18a・19aの戸先位置に、それぞれ位置決め板32・33を固定している。一方の位置決め板32は、引分戸Dの全閉時に他方の位置決め板33と向き合う先端に、係合凸部32aを有し、他方の位置決め板33は、一方の位置決め板32と向き合う側の先端に、係合凹部33aを有する。そして、位置決め板32・33の係合凸部32aと係合凹部33aの嵌め合いで、左右の折戸10・11を直列に繋いで、フラつかないように面一状態を保持してなる。
一方、折戸連動機構Aにおいて、戸枠F側に組み付けるガイドレール35は、アウターレール36と、インナーレール37と、リテーナ38と、ボール39を備えた薄型スライドレールからなっている。アウターレール36は、金属プレートを用い、図3でも示すように、平らな取付板部36aの両側縁を互いに向き合う内向きに湾曲させてボールガイド部36bを形成してなる。インナーレール37は、アウターレール36の長さに所定の開閉ストロークの距離を差し引いた長さの短い帯状金属プレートを用い、中央で断面略コ形状に屈曲させた平らな取付部の両側縁を互いに離れる外向きに湾曲させてボールガイド部37aを形成してなる。リテーナ38は、長尺な金属プレートを用いて曲げ成形し、平行なリテーナ本体部38aにコ状に屈曲させた多数の支持片部38b…を連設し、各支持片部38bにそれぞれ保持穴を形成し、それら保持穴にそれぞれ金属製ボール39…を嵌着して転動自在に保持してなる。
ガイドレール35は、このリテーナ38を、図4でも示すように、アウターレール36に対し、保持したボール39を左右のボールガイド部36bに係合させて嵌入し、インナーレール37を、左右のボールガイド部37aをボール39に係合させてリテーナ38内に嵌入し、リテーナ38を介してアウターレール36に相対的に摺動可能に嵌合して組み立ててなる。そして、インナーレール37を摺動させると、ボール39…が両レール36・37間で転動し、それらボール39に押されてリテーナ38がアウターレール36に対して所定開閉ストロークの略1/2分だけ移動すると同時に、一方で、インナーレール37がアウターレール36に対し所定開閉ストロークだけ相対移動するように設定されている。そこで、かかる薄型構造のガイドレール35は、全体を、図1および図5に示すように、折戸10・11が折れ曲がるに従いギヤヒンジ21が戸枠Fから離れる折り込み方向に引分戸Dからずれた位置で、アウターレール36の取付板部36aにおいて上枠部12の長さ方向に沿って固定する。
スライダ40・41は、それぞれ矩形な樹脂製ピースで、図6でも示すように、下面において、略中央に突起係合穴42を厚さ方向に穿設すると共に、突起係合穴42を間に挟んだ両側に平行な2列のワイヤー係合溝55を並設してなる。ワイヤー係合溝55は、長さ方向途中で溝幅を一段大きくし、そこに後述のワイヤー取付管51・52を嵌め込む細筒穴状の嵌込み穴部60を形成してなる。かかるスライダ40・41は、上面を矩形な取付プレート43を介してガイドレール35のインナーレール37に固定してスライド自在に保持すると共に、各々の突起係合穴42に戸先側パネル18・19上の押圧突起30・31を係合させてなる。これによって、折戸連動機構Aでは、図1および図7に示すように、引分戸Dが面一状態となる全閉状態にあるとき、第2回動支点の押圧突起30・31を第1回動支点の前記枢軸28・29に対して折戸10・11の前記折り込み方向の反対側にずらし、両回動支点の間に折曲支点のギヤヒンジ21を配設した構成になっている。
滑車組立体45・46は、図2および図8に示すように、ハット型の滑車ブラケット47と滑車48を備え、滑車48の車軸を、滑車ブラケット47に有した長穴49に挿通して枢支し、滑車ブラケット47で滑車48を回転可能に且つブラケット長さ方向に移動可能に横に寝かせて組み立て、滑車48・48間に掛け回す連動ワイヤー50の張り具合を調整可能な構造になっている。そして、滑車組立体45・46は、ガイドレール35を間に挟んで、図1に示すように、上枠部12の長さ方向両端に互いの滑車48・48を対向させて取り付ける。
連動ワイヤー50は、図2および図6に示すように、一対の第1および第2ワイヤー取付管51・52に通してそれらをワイヤー途中で保持し、エンドレスに繋いだ金属製ワイヤーからなる。ワイヤー取付管51・52は、その管径方向に穿設してパイプ穴と連通する雌ねじ穴を有してなる。かかる連動ワイヤー50は、図7に示すように、滑車48・48間に細長いループ状に掛け回すと共に、図6に示すように、平行な直線ワイヤー部50a・50bをそれぞれワイヤー係合溝55に係合させてスライダ40・41に連結する。そして、スライダ40・41の突起係合穴42にそれぞれ戸先側パネル18・19上の押圧突起25・26を係合し、そのうちの一方のスライダ40には、一側の嵌込み穴部60に第1ワイヤー取付管51を嵌め込み、その雌ねじ穴に止めねじを捩じ込んで、一方のスライダ40を一側の直線ワイヤー部50aに締結する。一方、他方のスライダ41の他側の嵌込み穴部60に第2ワイヤー取付管52を嵌め込み、その雌ねじ穴に止めねじを捩じ込んで、他方のスライダ41を他側の直線ワイヤー部50bに締結して連動ワイヤー50を滑車48・48間で往復回動可能に巻装する。
さて、図示例において、引分戸Dの全閉時は、図1および図7で示すように、位置決め板32・33の係合凸部32aと係合凹部33aの嵌め合いで、左右の折戸10・11を直列に繋いで、フラつかないように突っ張った面一状態に保持している。そこで、全閉状態の引分戸Dを開けるときは、例えばバーハンドルh1を持って戸先側パネル18を手前に引くと、図9および図10に示すように、一側の折戸10が折り曲げ始める。すると、折戸連動機構Aが作動し、折戸10の折れ曲がり初期動作に従って、転回する戸先側パネル18上の押圧突起30に一方のスライダ40が押されて、ガイドレール35のインナーレール37と一体にアウターレール36に沿って戸尻側の縦枠13側へ向けスライドし、それと一体に連動ワイヤー50が一方向に回動し始める。すると、連動ワイヤー50の他側の直線ワイヤー部50bに締結した他方のスライダ41が他側直線ワイヤー部50bの移動に従って、一方のスライダ40と反対の戸尻側の縦枠14側へスライドし、この他方のスライダ41に戸先側パネル19上の押圧突起31が押される。すると、折戸連動機構Aでは、第2回動支点の押圧突起31を第1回動支点の枢軸28・29に対して折戸11の前記折り込み方向の反対側にずらし、両回動支点の間に折曲支点のギヤヒンジ21を配設した構成であるため、スライダ41に戸先側パネル19上の押圧突起31が押されると、それを契機として、他側の折戸11も、何ら抵抗を受けることなく一側の折戸10の折れ曲がり動作に連動し、ギヤヒンジ21を折曲支点として折り曲がり動作を始める。
それから、更に戸尻側パネル17を押し続けて一側の折戸10を、図11および図12に示すようにく字状に折り曲げると、この折れ曲がり動作に従って、一方のスライダ40が押圧突起30に押されて戸尻側の縦枠13側へ更にスライドして連動ワイヤー50を更に一方向へ回動する。すると、連動ワイヤー50の他側の直線ワイヤー部50bに締結した他方のスライダ41は、他側の直線ワイヤー部50bの移動に従って、一方のスライダ40と反対の戸尻側の縦枠14側へスライドする。すると、この他方のスライダ41に戸先側パネル19上の押圧突起31が押され、それに従って他側の折戸11も、図13および図14に示すように、一側の折戸10の折れ曲がり動作に連動して更に鋭角に折れ曲がり、その後、両側の折戸10・11がそれぞれ折り畳み状態になって左右に開き、引分戸Dの扉開口部Sを全開する。
他方、連動引分式折戸装置では、同様に引分戸Dを開けるときに、以上とは反対のバーハンドルh2を持って、戸尻側パネル20を引いて他側の折戸11を折り曲げて開放操作する場合は、この他側の折戸11の折れ曲がり初期動作に従って、今度は、戸先側パネル19上の押圧突起31に他方のスライダ41が押されて、縦枠14側へ向けスライドし、同じ連動ワイヤー50を他方向へ回動させ始める。すると、連動ワイヤー50の一側の直線ワイヤー部50aに締結した一方のスライダ40は、一側の直線ワイヤー部50aの移動に従って、縦枠13側へスライドし、この一方のスライダ40に戸先側パネル18上の押圧突起30が押される。すると、折戸連動機構Aでは、第2回動支点の押圧突起31を第1回動支点の枢軸28・29に対して折戸10の前記折り込み方向の反対側にずらし、同様に両回動支点の間に折曲支点のギヤヒンジ21を配設した構成であるため、スライダ40に戸先側パネル18上の押圧突起30が押されると、それを契機として、一側の折戸10も、何ら抵抗を受けることなく他側の折戸11の折れ曲がり動作に連動し、ギヤヒンジ21を折曲支点として折り曲がり動作を始める。一側の折戸11も、こうして他側の折戸11の折れ曲がり動作に連動して更に鋭角に折れ曲がり、その後は、上述したと同様に、両側の折戸10・11がそれぞれ折り畳み状態になって左右に開き、引分戸Dの扉開口部Sを全開する。
さて反対に、折戸10・11を折り畳んで全開状態の引分戸Dを閉めるときは、戸先側パネル18・19のいずれか一方、例えば一側の折戸10の戸先側パネル18を引いて両パネル17・18を転回させながら、一側の折戸10を開く。すると、転回する戸先側パネル18上の押圧突起25に押されて一方のスライダ40が縦枠14側へ向けスライドし、連動ワイヤー50を他方向へと回動する。すると、連動ワイヤー50の他側の直線ワイヤー部50bに締結した他方のスライダ41は、他側の直線ワイヤー部50bの移動に従って反対の縦枠13側へ向けスライドする。そうすると、この他方のスライダ41に戸先側パネル19上の押圧突起26が押され、それに従って他側の折戸11も、一側の折戸10の転回動作に連動して展開し、その後、位置決め板32・33の係合凸部32aと係合凹部33aとが嵌り合い、左右の折戸10・11が面一な状態に繋がって引分戸Dの扉開口部Sを全閉する。
本発明に係る連動引分式折戸装置を引分戸の全閉状態において示す斜視図である。 連動引分式折戸装置の分解斜視図である。 ガイドレールの構造を示す斜視図である。 ガイドレールとスライダの取付構造を示す端面図である。 ガイドレールと折戸の配列関係を示す斜視図である。 スライダと押圧突起と連動ワイヤーの連結構造を示す斜視図である。 折戸連動機構の構造を引分戸の全閉状態において示す平面図である。 滑車組立体の構造を示す斜視図である。 左右折戸が連動して折り曲がり始まる段階の引分戸を示す斜視図である。 左右折戸が連動して折り曲がり始まる段階の折戸連動機構を示す平面図である。 左右折戸が連動してく字状に折り曲がる中途段階の引分戸を示す斜視図である。 左右折戸が連動してく字状に折り曲がる中途段階の折戸連動機構を示す平面図である 左右折戸が連動して鋭角に折り曲がる全開手前の段階の引分戸を示す斜視図である。 左右折戸が連動して鋭角に折り曲がる全開手前の段階の折戸連動機構を示す平面図である。
A 折戸連動機構
D 引分戸
F 戸枠
S 扉開口部
10・11 折戸
12 上枠部
17〜20 折戸のパネル
21 ギヤヒンジ
25・26 取付部材
28・29 枢軸
30・31 押圧突起
32・33 位置決め板
35 ガイドレール
36 アウターレール
37 インナーレール
38 リテーナ
39 ボール
40・41 スライダ
42 突起係合穴
48 滑車
50 連動ワイヤー
50a 一側の直線ワイヤー部
50b 他側の直線ワイヤー部

Claims (2)

  1. 2枚のパネルを折り曲げ自在に連結した左右一対の折戸を直列に配設して面一な引分戸を形成し、その引分戸の開時は、一側の折戸が折れ曲がる開放初期動作に、折戸連動機構によって連動させて他側の折戸を折り曲げながら、前記引分戸を左右に開放する連動引分式折戸装置において、
    前記引分戸は、
    左右の前記折戸を、それぞれ2枚の前記パネルを折曲支点のヒンジを介して折り曲げ自在に連結すると共に、戸尻側の前記パネルをそれぞれ戸枠に第1回動支点の枢軸を中心として回動自在に支持する一方、
    前記折戸連動機構は、
    前記折戸が折れ曲がるに従い折曲支点の前記ヒンジが前記戸枠から離れる向きの折り込み方向とは逆向きに前記引分戸からずれた位置で、前記戸枠の上枠部の長さ方向に沿ってアウターレールを固定し、該アウターレールに対し、リテーナで保持した多数のボールを介してスライド自在にインナーレールを係合した構造のスライドレールからなるガイドレールと、
    それぞれ下面において突起係合穴を厚さ方向下向きに穿設する一方、該突起係合穴を間に挟んだ両側に平行なワイヤー係合溝を並設し、上部を前記インナーレールに固定してスライド自在に保持する一対のスライダと、
    前記上枠部の両端側に回転自在に軸支した左右一対の滑車間にループ状に掛け回すと共に平行な直線ワイヤー部をそれぞれ前記スライダのワイヤー係合溝に係合し、一側の直線ワイヤー部に一方の前記スライダを一側の前記ワイヤー係合溝内で締結する一方、他側の直線ワイヤー部に他方の前記スライダを他側の前記ワイヤー係合溝内で締結して往復回動可能に巻装した連動ワイヤーとを備える一方、
    前記折戸において、隣り合う戸先側パネルの上端に取付部材を固定してそれら戸先側パネルから前記折戸の折り込み方向と反対向きに突設し、該取付部材にそれぞれ第2回動支点の押圧突起を立設して前記スライダの前記突起係合穴に係合し、
    第2回動支点の該押圧突起を第1回動支点の前記枢軸に対して前記折り込み方向の反対側にずらし、両回動支点の間に折曲支点の前記ヒンジを配設してなることを特徴とする、連動引分式折戸装置。
  2. 前記折戸には、隣り合う前記戸先側パネルの上端面の戸先位置にそれぞれ位置決め板を固定し、一方の位置決め板には、引分戸の全閉時に他方の位置決め板と向き合う先端に係合凸部を設け、他方の位置決め板には、一方の位置決め板と向き合う側の先端に係合凹部を設け、前記引分戸の全閉時に、両位置決め板の係合凸部と係合凹部の嵌め合いで左右の前記折戸を直列に繋いでなることを特徴とする、請求項1に記載の連動引分式折戸装置。
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