JP4992927B2 - シリアルパラレル変換装置 - Google Patents

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本発明は、シリアル信号を複数のパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換装置に関する。
送信装置で処理した複数のパラレル信号を他の装置である受信装置へ送信し処理する場合、装置間の信号転送用の配線数を減らすため、送信装置において複数のパラレル信号を1つのシリアル信号に変換し、受信装置へ送信する。受信装置は受信したシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換装置を有する。特許文献1にはシリアルパラレル変換装置に関する技術が開示されている。
シリアル信号として伝送する単位時間当りのデータ伝送量を多くするには、シリアル信号の基準クロックを高くする必要がある。基準クロックを高くするほど、シリアル信号の周期は短くなる。シリアル信号を銅などのメタル配線で伝送する場合、配線の抵抗損、誘電損などの損失により信号の高周波成分が減衰し、信号の遷移時間が長くなる。シリアル信号の遷移時間が周期に対して長くなるとデータウインドウが狭くなり、論理判定可能なシリアル信号を受信装置が受信できない場合がある。
受信したシリアル信号はシリアルパラレル変換装置に入力され、複数のパラレル信号に変換される。正確な論理判定を行うのに十分な振幅を有するシリアル信号を受信装置が受信できない場合、シリアルパラレル変換装置はシリアル信号を正確にパラレル信号へ変換出来ない。
正確な論理判定を行うのに十分な振幅を有するシリアル信号を受信させるため、受信装置においてアナログ式の等化回路を用いる場合がある。アナログ式の等化回路は信号伝送中に減衰した高周波成分の利得を受信装置側で増加させる。しかし利得増加に用いられるアナログ式の等化回路は消費電力が大きく、また回路実装に必要な部品サイズが大きいため実装面積が大きくなる。
受信時におけるシリアル信号の論理判定精度を上げるため、受信装置において判定帰還型等化器を用いる場合がある。判定帰還型等化器は受信側において前に受信したシリアル信号を参照し、受信したシリアル信号の波形成形を行う。以下の特許文献2および非特許文献には判定帰還型等化器に関する技術が開示されている。しかし判定帰還型等化器は波形成形処理に時間がかかるため、シリアル信号を受信する受信装置の処理速度が低下する。
特開2004−228738号公報 特開2002−152284号公報
福田幸二,その他"バックプレーンSerDes 向け伝送技術の開発(2)"電子情報通信学会2008年春季総合大会 C-12-2, p.92, 2008. K.Fukuda, et al., "8Gb/s transceiver using 3x-oversampling two-threshold eye-tracking CDR for -36.8dB-loss backplane," Digest 5.1, ISSCC, pp.98-99, 2008.
本発明の一実施例では、実装面積が小さく、受信処理速度を低下させることなくシリアル信号を論理判定し、複数のパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、シリアルパラレル変換装置は、第二パラレル信号の論理に応じて変化する第一判定値に基づいてシリアル信号の論理を判定し、基準クロックに基づいて該シリアル信号をラッチし、第一パラレル信号を出力する第一ラッチ回路と、該第一パラレル信号の論理に応じて変化する第二判定値に基づいて該シリアル信号の論理を判定し、該基準クロックを遅延させたクロックに基づいて該シリアル信号をラッチし、該第二パラレル信号を出力する第二ラッチ回路とを有する。
実施形態によれば、実装面積が小さく、受信処理速度を低下させることなくシリアル信号を論理判定し、複数のパラレル信号に変換するシリアルパラレル変換装置を提供することができる。
シリアル伝送システムのブロック図である。 シリアルパラレル変換装置のブロック図である。 ラッチ回路の回路図である。 シリアルパラレル変換装置の動作フローチャート図である。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施例は同じ動作を実現する他の回路構成でも代替可能である。また、各実施形態における構成の組み合わせも本発明の実施形態に含まれる。
図1は本実施の形態に係るシリアルパラレル変換装置13を含む、シリアル伝送システムのブロック図である。シリアル伝送システムは送信装置10、受信装置12、シリアル配線18a、18bを有する。
送信装置10は複数のパラレル信号8a、8b、9a、9bをパラレルシリアル変換し、シリアル信号11a、11bとして受信装置12へ出力する。ここでパラレル信号8aはパラレル信号8の正相成分であり、パラレル信号8bはパラレル信号8の逆相成分である。また、パラレル信号9aはパラレル信号9の正相成分であり、パラレル信号9bはパラレル信号9の逆相成分である。送信装置10はパラレルシリアル変換装置6、出力装置7を有する。パラレルシリアル変換装置6は複数のパラレル信号8、9をシリアル信号にパラレルシリアル変換する。出力装置7は入力されたシリアル信号の電圧振幅の調整および受信装置12とのインピーダンスの調整を行い、シリアル信号11a、11bとして出力する。出力装置7は抵抗1、2、トランジスタ3、4、5、を有する。トランジスタ5はベース入力を固定電圧値とすることにより、ソース・ドレイン間を流れる電流を固定値とする電流源として動作する。抵抗1、2の値をシリアル配線18a、18bの特性インピーダンスに整合させることにより、送信装置10側での信号の反射を防ぐことが出来る。出力装置7はCML(Current Mode Logic)と呼ばれる。なお、シリアル伝送システムの一例としてCMLを挙げたが、本実施例のシリアル伝送システムはこれに限定されない。
シリアル配線18a、18bは出力装置7の出力インピーダンスに対してインピーダンス整合された配線である。シリアル配線18a、18bはプリント基板上の配線であっても良いし、同軸ケーブル等のケーブルであっても良い。
受信装置12は送信装置10から送信されたシリアル信号11a、11bを受信し、複数のパラレル信号14a、14b、15a、15bに変換する。ここでパラレル信号14aはパラレル信号14の正相成分であり、パラレル信号14bはパラレル信号14の逆相成分である。またパラレル信号15aはパラレル信号15の正相成分であり、パラレル信号15bはパラレル信号15の逆相成分である。受信装置12はシリアルパラレル変換装置13、抵抗17を有する。抵抗17はシリアル配線18a、18bの受信装置12側を整合終端する。例えばシリアル配線18a、18bの特性インピーダンスがそれぞれ50Ωである場合、抵抗17の抵抗値を100Ωにすることにより、受信装置12側での信号の反射を防ぐことが出来る。シリアルパラレル変換装置13は基準クロック16に基づいてシリアル信号11a、11bを複数のパラレル信号14、15に変換する。基準クロック16の周期はシリアル信号11a、11bのデータクロックよりも長い。これにより、パラレル信号14、15を処理する演算装置の処理能力を下げ、消費電力を抑えることができる。
送信装置10から出力されたシリアル信号11a、11bはシリアル配線18a、18bを伝播し、受信装置12に入力される。シリアル配線18a、18bの伝送距離がシリアル信号11a、11bの波長に対して長い場合、シリアル信号11a、11bの高周波成分が減衰する。信号の高周波成分は信号波形の遷移部分を形成している。したがって高周波成分が減衰した信号波形の立上り、立下り時間は減衰前に比べて長くなる。さらにシリアル信号11a、11bのクロック周期が短くなると、受信装置12で受信されるシリアル信号11a、11bの電圧レベルが十分に変化しないことがある。
受信したシリアル信号11a、11bの電圧レベルが十分に変化しなくても、直前にレベル判定したシリアル信号11a、11bの論理値に基づいて、次に来る信号の論理値が判定しやすいようにシリアルパラレル変換装置13の論理判定値を調整することが出来る。以下に、シリアルパラレル変換装置13における論理判定値の調整動作を詳細に説明する。
図2はシリアルパラレル変換装置13のブロック図である。シリアルパラレル変換装置13はラッチ回路20、21、22、23、24を有する。ラッチ回路20、21、22はシリアル信号11a、11bからパラレル信号14a、14bを分割し、出力する。ここでシリアル信号11aはシリアル信号11の正相成分であり、シリアル信号11bはシリアル信号11の逆相成分である。ラッチ回路20、22には基準クロック16a、16bが正転入力され、ラッチ回路21には基準クロック16a、16bが反転入力される。なお、基準クロック16aは基準クロック16の正相成分であり、基準クロック16bは基準クロック16の逆相成分である。
ラッチ回路20はパラレル信号15a、15bの論理に応じて変化する判定値に基づいてシリアル信号11a、11bの論理を判定し、基準クロック16aの立上りのタイミングでラッチし、パラレル信号である信号26a、26bを出力する。基準クロック16aの周期はシリアル信号11a、11bのデータクロックの周期に応じて決まる。本実施例において基準クロック16aの周期はシリアル信号11a、11bのデータクロックの周期の2倍なので、ラッチ回路20はシリアル信号11a、11bをデータクロックの1周期置きにラッチする。送信装置10において、パラレル信号8、9が交互にパラレルシリアル変換されている場合、ラッチ回路20はシリアル信号11a、11bからパラレル信号14のみを選択しラッチすることが出来る。
ラッチ回路20は信号26a、26bを基準クロック16aの立下りのタイミングで出力する。ラッチ回路21はラッチ回路20の出力である信号26a、26bを基準クロック16bの立上りのタイミングでラッチする。よってラッチ回路21はラッチ回路20がラッチした信号26a、26bを基準クロック16aの立上りのタイミングから半周期後にラッチする。同様にラッチ回路22はラッチ回路21の出力である信号25a、25bを基準クロック16aの次の立上りのタイミングでラッチする。
一方、ラッチ回路23、24はシリアル信号11a、11bからパラレル信号15a、15bを分割し、出力する。ラッチ回路23には基準クロック16a、16bが反転入力され、ラッチ回路24には基準クロック16a、16bが正転入力される。
ラッチ回路23はシリアル信号11a、11bを基準クロック16bの立上りのタイミングでラッチし、パラレル信号を出力する。本実施例において基準クロック16bの周期はシリアル信号11a、11bのデータクロックの周期の2倍なので、ラッチ回路20はシリアル信号11a、11bをデータクロックの1周期置きにラッチする。また本実施例において基準クロック16bの立上りは基準クロック16aの立上りから半周期遅れている。送信装置10において、パラレル信号8、9が交互にパラレルシリアル変換されている場合、ラッチ回路23はシリアル信号11a、11bからパラレル信号15のみを選択しラッチすることが出来る。
ラッチ回路23はラッチしたパラレル信号を基準クロック16bの立下りのタイミングで出力する。ラッチ回路24はラッチ回路23の出力したパラレル信号を基準クロック16aの立上りのタイミングでラッチする。よってラッチ回路24はラッチ回路23がラッチした信号を基準クロック16bの立上りのタイミングから半周期後にラッチする。なお、パラレル信号14を出力するためのラッチ回路が3つであり、パラレル信号15を出力するためのラッチ回路が2つであるのは、それぞれの最終段のラッチ回路22、24から出力されるパラレル信号14、15の立上りのタイミングを基準クロック16aの立上りのタイミングに同期させるためである。
ラッチ回路21から出力される信号25a、25bはラッチ回路23に入力される。ラッチ回路21が信号25a、25bを出力するタイミングと、ラッチ回路23がシリアル信号11a、11bをラッチするタイミングは同じである。信号25a、25bの論理はラッチ回路23がこれからラッチしようとしているシリアル信号11a、11bの1周期前の論理に等しい。ラッチ回路23がこれからラッチしようとしている論理が“1”であり、1周期前の論理が“0”であるとする。この場合、信号25a、25bの論理に基づいてラッチ回路23の入力におけるシリアル信号11a、11bの論理を判定する判定値を下げる。1周期前の論理に応じた電圧値に判定値を近づけることにより、振幅が十分に変化しないシリアル信号を正確に論理判定し、複数のパラレル信号に変換することが出来る。
図3はラッチ回路20の回路図である。ラッチ回路20は抵抗30a、30b、33a、33b、nMOSトランジスタ31a、31b、32a、32b、34a、34b、35a、35b、36を有する。なお、本実施例ではnMOSトランジスタによりラッチ回路20を構成しているがこれに限定するものではなく、pMOSトランジスタにより構成しても良いし、バイポーラトランジスタで構成しても良い。
抵抗30aの一方は正電源VDDに、他方はnMOSトランジスタ31aのドレインにそれぞれ接続されている。抵抗30bの一方は正電源VDDに、他方はnMOSトランジスタ31bのドレインにそれぞれ接続されている。nMOSトランジスタ31a、31bのソースはそれぞれ抵抗33a、33bに接続されている。抵抗33a、33bの他方はnMOSトランジスタ34aのドレインに接続されている。
nMOSトランジスタ34aのゲートは基準クロック16aに接続されている。nMOSトランジスタ34aのソースはnMOSトランジスタ36のドレインに接続されている。nMOSトランジスタ36のゲートにはバイアス電圧37が印加されている。nMOSトランジスタ36のソースはグランドに接続されている。nMOSトランジスタ36はバイアス電圧37の電圧値に応じて一定の電流を流す電流源として動作する。
nMOSトランジスタ32aのドレインは接点38aに接続されている。nMOSトランジスタ32bのドレインは接点38bに接続されている。nMOSトランジスタ32a、32bのソースはそれぞれnMOSトランジスタ34aのドレインに接続されている。nMOSトランジスタ32aのゲートはパラレル信号15bに接続されている。nMOSトランジスタ32bのゲートはパラレル信号15aに接続されている。nMOSトランジスタ32a、32bは接点38a、38bの電圧値の調整に用いられるため、調整トランジスタと呼ぶ。またnMOSトランジスタ32aと抵抗33aの組み合わせ、およびnMOSトランジスタ32bと抵抗33bの組み合わせをそれぞれパラレル信号15a、15bの論理に応じて抵抗値が変化する可変抵抗と呼ぶ。
nMOSトランジスタ35aのドレインは信号26bに接続されている。nMOSトランジスタ35bのドレインは信号26aに接続されている。nMOSトランジスタ35aのゲートは信号26aに、nMOSトランジスタ35bのゲートは信号26bにそれぞれ接続されている。nMOSトランジスタ35a、35bのソースはnMOSトランジスタ34bのドレインにそれぞれ接続されている。nMOSトランジスタ34bのゲートは基準クロック16bに接続されている。nMOSトランジスタ34bのソースはnMOSトランジスタ36のドレインに接続されている。
ラッチ回路24の出力からラッチ回路20の入力までのパラレル信号15a、15bの配線長を短くする等により、nMOSトランジスタ32a、32bに入力されるタイミングを基準クロック16aによりnMOSトランジスタ34aがオンするタイミングよりも早くしてもよい。判定値40aが変化するタイミングを、ラッチ回路20がシリアル信号11a、11bの論理を判定するタイミングよりも早くすることにより、判定値40aが確実に変化した後にシリアル信号11a、11bの論理判定をすることが出来る。
なお、図2においてシリアル信号11a、11bを入力とするラッチ回路23はラッチ回路20と同じ回路構成を有するので、その説明を省略する。また本実施例において、シリアル信号11a、11bが直接入力されないラッチ回路21、22、23、24は、ラッチ回路20の構成において、nMOSトランジスタ32a、32bを削除したものとなっている。ラッチ回路21、22、23、24は一般的なラッチ回路と同様に基準クロック16に応じて入力信号をラッチする動作を行う。
図3に示すラッチ回路20の回路動作を図4のタイムチャート図に基づいて説明する。図4はシリアルパラレル変換装置13のタイムチャート図である。図中の波形はそれぞれ、シリアル信号11、11a、基準クロック16a、16b、パラレル信号15b、信号26aの電圧波形である。シリアル信号11において、D0a、D0b、D0cはパラレル信号14の信号成分であり、D1a、D1b、D1cはパラレル信号15の信号成分である。図4に示すシリアル信号11の波形は、パラレル信号14、15が交互にパラレルシリアル変換されていることを示している。
シリアル信号11aはnMOSトランジスタ31aのゲートに入力される。シリアル信号11aの論理が“1”になるとnMOSトランジスタ31aはオンし、ドレインからソースへ電流を流す。
判定値40aはnMOSトランジスタ31aのゲートに入力されるシリアル信号11aの論理を判定する判定値の変化を表したものである。判定値40aはnMOSトランジスタ31aのゲート・ソース間電圧とnMOSトランジスタ31bのゲート・ソース間電圧が等しくなる場合のnMOSトランジスタ31aのゲート入力の電圧値である。判定値40aは接点38aとグランドとの間の電圧値に応じて決まる。nMOSトランジスタ31aの動作状態により電流量が変化する電流経路において、nMOSトランジスタ32aのオン抵抗値は抵抗33aの抵抗値よりも十分小さくする。nMOSトランジスタ32aがオフしている場合、nMOSトランジスタ31aのドレイン・ソース間に流れる電流は抵抗33aを流れる。よって接点38aの電圧値はnMOSトランジスタ32aがオンしている場合に比べて高くなる。接点38aの電圧値が高くなると、同じシリアル信号11aの電圧値に対してnMOSトランジスタ31aのゲート・ソース間の電位差は小さくなり、nMOSトランジスタ31bの増幅率が小さくなる。すなわちnMOSトランジスタ32bをオフすることにより、より高い電圧値のシリアル信号11aに対してnMOSトランジスタ31bをオフ状態にすることが出来る。
パラレル信号15bにより動作するnMOSトランジスタ32aがオフする場合、nMOSトランジスタ31bの動作状態により電流量が変化する電流経路において、パラレル信号15bの差動対の信号パラレル15aにより動作するnMOSトランジスタ32bはオンする。nMOSトランジスタ32bがオンすると、抵抗33bを流れていた電流がnMOSトランジスタ32bを流れる。nMOSトランジスタ36により構成される電流源により、nMOSトランジスタ32bを流れる電流値は抵抗33bに流れていた電流値と同じになるので、グランドに対する接点38bの電圧値はnMOSトランジスタ32bがオフの状態よりも低くなる。接点38bの電圧値が低くなると、同じシリアル信号11bの電圧値に対してnMOSトランジスタ31bのゲート・ソース間の電位差は大きくなり、nMOSトランジスタ31bの増幅率が大きくなる。すなわちnMOSトランジスタ32bをオンすることにより、より低い電圧値のシリアル信号11bに対してnMOSトランジスタ31bをオン状態にすることが出来る。
以上の通りnMOSトランジスタ31aがより高い判定値でシリアル信号11aの論理を“0”と判定する場合に、nMOSトランジスタ31bはシリアル信号11aの差動対であるシリアル信号11bの論理をより低い判定値で “1”と判定することができる。また、接点38a、38bの電圧値の変化をnMOSトランジスタ32a、32bで実現することにより、実装面積を小さく抑えることができる。なお、中心値41はシリアル信号11aの振幅の最大値と最小値との中心値である。
時刻T2において基準クロック16aの論理が“1”になるとnMOSトランジスタ34aがオンする。シリアル信号11aの論理が“0”となりnMOSトランジスタ31aがオフすると、信号26bの論理はシリアル信号11aの反転論理“1”となる。このときシリアル信号11aの差動対であるシリアル信号11bの論理は“1”なのでnMOSトランジスタ31bはオンしている。そのため抵抗30bにはnMOSトランジスタ36で設定された電流値が流れ、信号26aの論理は“0”となる。よって基準クロック16aの論理が“1”になると、ラッチ回路20はシリアル信号11a、11bを入力とし、その入力信号と等しい論理を有する信号26a、26bを出力する。
しかし図4のようにシリアル信号11aの電圧値が中心値41まで下がらない場合、時間T2においてラッチ回路20はシリアル信号11aから論理“0”のパラレル信号14を正確に分割できない。これは通常トランジスタがゲート電圧値を論理判定する場合の判定値が、中心値41に設定されるためである。本実施例の場合、時刻T1において、シリアル信号11aの論理は“1”であり、時刻T2になると論理が“0”になり、時刻T3には論理は再び“1”になる。シリアル信号11のクロック周波数が数GHz以上であり、1周期だけ論理が変化する場合、シリアル信号11aの様に受信信号の振幅が十分に変化しない場合がある。
そこでシリアル信号11aの1周期前の論理値に基づいて、シリアル信号11aの論理を判定する判定値を変更する。図4において、時刻T1におけるシリアル信号11aの論理値は“1”である。論理“1”のシリアル信号11aおよび論理“0”のシリアル信号11bは、図2のラッチ回路23によりラッチされる。時刻T2において、ラッチ回路24は論理“0”のパラレル信号15bを出力する。
ラッチ回路24から出力されたパラレル信号15bはラッチ回路20に入力され、nMOSトランジスタ32aをオフ状態にする。nMOSトランジスタ32aがオフすることにより、nMOSトランジスタ31aのゲートとグランドとの間の電圧値である判定値40aは図4の通り中心値41よりも高くなる。判定値40aが中心値41よりも高くなると、ラッチ回路20のnMOSトランジスタ31aは論理“0”を判定しやすくなる。よってシリアル信号11aの振幅が十分低くならなくても、ラッチ回路20は時刻T2において信号26aの通り論理“0”の信号を出力することが出来る。
時刻T2において信号26aの論理が“0”であるため、信号26aの差動対である信号26bの論理は“1”である。このとき信号26bにゲートを接続したnMOSトランジスタ35bがオンする。時刻T3において基準クロック16bの論理が“1”になると、nMOSトランジスタ34bがオンする。nMOSトランジスタ34bがオンすると、電流源であるnMOSトランジスタ36により抵抗30bを電流が流れる。これにより信号26aの論理は“0”に保持される。一方信号26aにゲートを接続したnMOSトランジスタ35aはオフするので抵抗30aには電流は流れない。これにより信号26bの論理は“1”に保持される。よって基準クロック16bの論理が“1”の間、ラッチ回路20は信号26bの通り論理値“0”を保持し続ける。以上の通りラッチ回路20は、前回受信した信号の論理に基づいてオンオフする調整トランジスタと、調整トランジスタに並列接続された抵抗を有する。ラッチ回路20は調整トランジスタのオンオフにより受信信号の論理を判定する判定値を変化させ、受信速度を低下させることなく受信信号を論理判定することが出来る。
6 パラレルシリアル変換装置
7 出力装置
10 送信装置
12 受信装置
13 シリアルパラレル変換装置
16 基準クロック
18a、18b シリアル配線
20、21、22、23、24 ラッチ回路

Claims (4)

  1. 第二パラレル信号の論理に応じて変化する第一判定値に基づいてシリアル信号の論理を判定し、基準クロックに基づいて該シリアル信号をラッチし、第一パラレル信号を出力する第一ラッチ回路と、
    該第一パラレル信号の論理に応じて変化する第二判定値に基づいて該シリアル信号の論理を判定し、該基準クロックを遅延させたクロックに基づいて該シリアル信号をラッチし、該第二パラレル信号を出力する第二ラッチ回路と
    を有するし、
    該第一ラッチ回路は、
    該シリアル信号の正相成分をゲート入力とする第一トランジスタと、
    該シリアル信号の逆相成分をゲート入力とする第二トランジスタと、
    該第一トランジスタのソースとグランドとの間に設けられ、該第一トランジスタの該ソースの電圧値を該第二パラレル信号の逆相成分の論理に応じて変化させる第一可変抵抗と、
    該第二トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ、該第二トランジスタの該ソースの電圧値を該第二パラレル信号の正相成分の論理に応じて変化させる第二可変抵抗
    を有し、
    該第一判定値は、該第一トランジスタのゲート・ソース間電圧と該第二トランジスタのゲート・ソース間電圧が等しくなる場合の該第一トランジスタのゲート入力の電圧値である
    ことを特徴とするシリアルパラレル変換装置。
  2. 第二パラレル信号の論理に応じて変化する第一判定値に基づいてシリアル信号の論理を判定し、基準クロックに基づいて該シリアル信号をラッチし、第一パラレル信号を出力する第一ラッチ回路と、
    該第一パラレル信号の論理に応じて変化する第二判定値に基づいて該シリアル信号の論理を判定し、該基準クロックを遅延させたクロックに基づいて該シリアル信号をラッチし、該第二パラレル信号を出力する第二ラッチ回路と
    を有し、
    該第二ラッチ回路は、
    該シリアル信号の正相成分をゲート入力とする第三トランジスタと、
    該シリアル信号の逆相成分をゲート入力とする第四トランジスタと、
    該第三トランジスタのソースとグランドとの間に設けられ、該第三トランジスタの該ソースの電圧値を該第一パラレル信号の逆相成分の論理に応じて変化させる第三可変抵抗と、
    該第四トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ、該第四トランジスタの該ソースの電圧値を該第一パラレル信号の正相成分の論理に応じて変化させる第四可変抵抗
    を有し、
    該第二判定値は、該第三トランジスタのゲート・ソース間電圧と該第四トランジスタのゲート・ソース間電圧が等しくなる場合の該第三トランジスタのゲート入力の電圧値である
    ことを特徴とするシリアルパラレル変換装置。
  3. 該第一可変抵抗は、該第一トランジスタのソースとグランドとの間に設けられ該第二パラレル信号の逆相成分をゲート入力とする第一調整トランジスタと、該第一トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ該第一調整トランジスタのオン抵抗よりも大きい抵抗値を有する第一抵抗を有し、
    該第二可変抵抗は、該第二トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ該第二パラレル信号の正相成分をゲート入力とする第二調整トランジスタと、該第二トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ該第二調整トランジスタのオン抵抗よりも大きい抵抗値を有する第二抵抗を有する、請求項1に記載のシリアルパラレル変換装置。
  4. 該第三可変抵抗は、該第三トランジスタのソースとグランドとの間に設けられ該第一パラレル信号の逆相成分をゲート入力とする第三調整トランジスタと、該第三トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ該第三調整トランジスタのオン抵抗よりも大きい抵抗値を有する第三抵抗を有し、
    該第四可変抵抗は、該第四トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ該第一パラレル信号の正相成分をゲート入力とする第四調整トランジスタと、該第四トランジスタのソースと該グランドとの間に設けられ該第四調整トランジスタのオン抵抗よりも大きい抵抗値を有する第四抵抗を有する、請求項2に記載のシリアルパラレル変換装置。
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