JP4992791B2 - スキャン制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャン制御方法及び装置に係り、特に回路デバイスに対してスキャン機能を利用した内部設定やテストの結果を示すログの収集等を行うスキャン制御方法及びそのようなスキャン制御方法を用いる装置に関する。
本明細書において、「テスト」とは、「診断」等を含むものとする。
大規模集積回路(LSI:Large Scale Integrated circuit)デバイス(又は、チップ)が搭載されたボード、ユニット、モジュール等と呼ばれる装置には、LSIデバイスに接続されたJTAG(Joint Test Action Group)バス(又は、インタフェース)が搭載されている。JTAGバスは、LSIデバイスのテストを行う時等に使用される。JTAGバスは、国際標準化規格であるIEEE1149.1に準拠したシリアルバスであり、LSIデバイスに対してバウンダリスキャンを実施するための外部テスタ等からのアクセス手段を提供することで、装置の運用時以外のテスト時にLSIデバイスのテストを可能とする。
一方、装置で使用するデバイス(又は、チップ)セットや中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等のLSIデバイス群の中には、I2C(Inter-Integrated Circuit)バス(又は、インタフェース)やSMBus(System Management Bus)(又は、インタフェース)に接続されたLSIデバイスもある。I2CバスやSMBusは、装置の運用時に装置内の制御を行う時等に使用される。このように、1つの装置内で、JTAGバスに接続されたLSIデバイスと、I2CバスやSMBusに接続されたLSIデバイス、即ち、互いに異なる種類(又は、規格)のバスに接続されたLSIデバイスが混在することも、1つのLSIデバイスが互いに異なる種類(又は、規格)のバスに接続されていることもある。I2CバスやSMBusは、デバイス(又は、チップ)間汎用コミュニケーションバスである。I2CバスやSMBusは、基本的にはクロック信号線とデータ信号線を有する2線式のシリアルバスであり、シリアルバスに接続されるデバイスは固有のアドレスを持つ。このアドレスを用いてデバイス同士がI2CバスやSMBusを介して通信する。
装置の運用時にLSIデバイス内の命令レジスタ、データレジスタ等をスキャンする場合、一度にスキャンを実行するチェーン(又は、パス)は1本である。このため、複数のチェーンの設定やログの収集をする場合、チェーンの本数とラッチ数の積の回数LSIデバイスのスキャンを行う必要がある。又、内部チェーンを1本に繋げるユニチェーンモードでは、ラッチ数分の回数スキャンを行う必要がある。このように、複数のチェーンの設定やログの収集をする場合には、LSIデバイスのスキャンの回数が非常に多くなり、スキャンの実行に要するスキャン時間が膨大なものとなる。
LSIデバイス等の回路をスキャンする方法は、例えば特許文献1、特許文献2等にて提案されている。
特開平1174126号公報 特開2005−309867号公報
装置の運用時には、パワーオン時の装置の立ち上げ、ログ収集、装置のモードの変更等の際に複数のチェーンの設定やログの収集が必要となるため、必要となるLSIデバイスのスキャンの回数が非常に多くなる。このため、従来はスキャン時間を短縮することな難しく、装置の運用時の装置の立ち上げ時間、ログの収集時間、モードの変更時間等を短縮することは難しいという問題があった。
そこで、本発明は、装置の運用時に必要な回路デバイスのスキャンに要するスキャン時間を短縮可能なスキャン制御方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する回路デバイスのスキャン制御方法であって、ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報を該バスからレジスタ部に設定する設定ステップと、該レジスタ部に設定された情報に基づいて、該回路デバイスのスキャンチェーン組み換え部によりテストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力とデータレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、該スキャンチェーン組み換え部が制御するスキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御する接続制御ステップとを有し、該データレジスタ部及び該スキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有し、該接続制御ステップは、ブロードキャストモードのスキャンインでは該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインでは該データレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御するスキャン制御方法が提供される。
本発明の一観点によれば、バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する装置であって、ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報が該バスから設定されるレジスタ部と、スキャンインデータが設定されるデータレジスタ部と、スキャンレジスタ部と、該レジスタ部に設定された情報に基づいて、該テストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力と該データレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、該スキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御するスキャンチェーン組み換え部とを有し、該データレジスタ部及び該スキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有し、該スキャンチェーン組み換え部は、ブロードキャストモードのスキャンインでは該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインでは該データレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する装置が提供される。
開示のスキャン制御方法及び装置によれば、装置の運用時に必要な回路デバイスのスキャンに要するスキャン時間を短縮可能とすることができる。
開示のスキャン制御方法及び装置では、バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する回路デバイスのスキャンを制御する際、ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報を該バスからレジスタ部に設定し、レジスタ部に設定された情報に基づいて、回路デバイスのスキャンチェーン組み換え部によりテストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力とデータレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、スキャンチェーン組み換え部が制御するスキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御する。データレジスタ部及びスキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有する。
スキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続の制御は、ブロードキャストモードのスキャンインではデータレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータがスキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインではデータレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータがスキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるようにスキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御する。
ブロードキャストモード及びパラレルモードのスキャンインでは、従来と比較するとスキャン時間が短縮される。
図1は、本発明の一実施例におけるボードの構成を示すブロック図である。ボード11には、LSIデバイス12,13,14及びSMBusコントローラ15が搭載されている。SMBusコントローラ15及びLSIデバイス12,13,14は、SMBus(又は、SMBusインタフェース)17を介して互いに接続されている。LSIデバイス14には、JTAGバス(又は、JTAGインタフェース)19が接続されている。つまり、LSIデバイス14にはSMBus17及びJTAGバス18の両方が接続されている。SMBusコントローラ15は、SMBus17専用に設けられており、ボード11の外部と接続可能である。一方、JTAGバス18は、ボード11上の端子等にクリップ(Clip)を直接接続するクリップ処理によりボード11の外部と接続可能である。尚、SMBus17の代わりにI2Cバスを用いる場合には、SMBusコントローラ15の代わりにI2Cバスコントローラを用いることは言うまでもない。又、ボード11に、JTAGバス18と接続されたJTAGバス18専用のJTAGバスコントローラ(図示せず)を設けても良い。
LSIデバイス14は、後述するスキャン制御回路を内蔵しており、スキャン機能を利用してSMBus17からLSIデバイス14の内部設定が可能である。つまり、スキャン制御回路は、SMBus17等のインタフェースからスキャン機能を制御するための機構を実現する。JTAGバス18は、テスト要件を満たすための手段として用い、ボード11の運用時には使用しない。ボード11の運用時に使用するシステム制御インタフェースは、SMBus17で一本化する。JTAGバス18によるスキャン機能の主制御は、後述するようにLSIデバイス14内に設けられたテストアクセスポートコントローラ(TAPC:Test Access Port Controller)の制御であり、このTAPCをJTAGバス18ではなくSMBus17から制御することで、スキャン機能を実現する。
尚、図2では、説明の便宜上、クロックの図示は省略する。
ボード、即ち、装置の運用時にシステム制御インタフェースとして用いられるバスはSMBusに限定されるものではなく、I2Cバス等を用いることも可能である。又、ボード、即ち、装置の運用時には使用せず、テスト要件を満たすための手段として用いられるバスはJTAGバスに限定されるものではない。
次に、上記実施例において用いられるスキャン制御回路について説明する。図2は、スキャン制御回路を示す回路図である。ここでは説明の便宜上、システム制御インタフェースとして用いられるバスがSMBusであり、テスト要件を満たすための手段として用いられるバスがJTAGバスであるものとする。従って、図2に示すスキャン制御回路41は、図1の場合であればLSIデバイス14に内蔵されている。
図2において、JTAG_IFは、JTAGバス(又は、JTAGインタフェース)18上を転送される信号を示し、JTAG_IFにはTCK,TMS,TRST,TDI,TDOが含まれる。TCKはスキャン制御回路41に入力されるテストクロック、TMSはスキャン制御回路41に入力されるテストモードを示すテストモード信号であり、後述するTAPCはテストクロックTCKに同期してテストモード信号TMSに応答して動作する。TRSTはスキャン制御回路41に入力されるテストリセット信号、TDIはスキャン制御回路41に入力されるテストデータ入力である。TDOはスキャン制御回路41から出力されるテストデータ出力である。SYS_CLKは、装置(例えば、ボード)上で用いられるシステム制御用クロックを示す。又、SMBus_IFは、SMBus17上を転送されるクロック及びシリアルデータを示し、SMBCLK,SMBDTが含まれる。SMBCLKはSMBusクロック、SMBDTは双方向に転送されるシリアルデータを示す。
スキャン制御回路41は、図2に示す如く接続されたバッファ51,52、インタフェース(IF:Interface)制御部53、内部制御部54、レジスタ55,56、シーケンサ57、データレジスタ部58、アンド回路59及びセレクタ61,62,63を有する。回路部42は、図2に示す如く接続されたTAPC71、スキャンチェーン組み換え部72及びスキャンレジスタ部73を有する。スキャンレジスタ部73は、後述するデータ(b0)〜(bx)を保持するための同時にスキャンしたいチェーン数分のデータレジスタを有し、各データレジスタは複数のフリップフロップ(FF:Flop-Flop)を有する。スキャンレジスタ部73の複数のデータレジスタは、複数のスキャンチェーンを形成する。スキャンチェーン組み換え部72は、スキャンレジスタ部73による複数のスキャンチェーンの組み合わせを必要に応じて組み換える。回路部42には、周知の構成の回路を使用可能である。
スキャン制御回路41は、LSIデバイスの内部に搭載しても、LSIデバイスの外部に搭載しても良いが、TAPC71及びスキャンチェーン組み換え部72はLSIデバイスの内部に搭載する必要がある。TAPC71及びスキャンチェーン組み換え部72は、LSIデバイス内部のテストで必須であるためである。スキャン制御回路41は、シーケンサ57でJTAGバスと同等のインタフェースを生成しているため、LSIデバイスの外部に搭載する場合は、JTAGバス18に接続すれば良い。
図2中、sm_tmsはシーケンサ57が生成するテストモードセレクト信号(テーストモードセレクト信号TMSと同様)、sm_trstはシーケンサ57が生成するテストリセット信号、selはシーケンサ57が生成するJTAG_IFとSMBus_IFの切り替え(又は、セレクト)信号、clk_startはシーケンサ57が生成するクロックスタート信号である。クロックスタート信号clk_startは、SMBus17からの制御によるスキャン(以下、SMBusスキャンと言う)を行う時にアンド回路59からシステムクロックSYS_CLKを供給するための信号である。tckは、セレクタ61からテストクロックTCK又はシステムクロックSYS_CLKを選択出力することで得られるテストクロック、tmsは、セレクタ62でテストモードセレクト信号sm_tmsを選択出力することで得られる(即ち、セレクト後の)テストモードセレクト信号、trstは、セレクタ61からテストリセット信号sm_trstを選択出力することで得られる(即ち、セレクト後の)テストリセット信号である。tdoは、TAPC71から入力されてスキャン制御回路41からテストデータ出力TDOとして出力されるテストデータ出力、tdiは、JTAGバス18からテストデータ入力TDIとして入力されスキャン制御回路41からTAPC71に入力されるテストデータ入力である。tdoiは、JTAG_IFスキャン時にスキャンチェーン組み換え部72からTAPC71に出力されるのスキャンアウトデータであり、TAPC71はこのスキャンアウトデータtdoiに基づいてテストデータ出力tdoを出力する。ack/bckは、TAPC71からスキャンチェーン組み換え部72によりスキャンするためのスキャンレジスタ部73、即ち、スキャンレジスタ部73を構成する複数のFFに供給されるスキャンクロックである。スキャンクロックack/bckは、TAPC71からデータレジスタ部58にも供給される。sodxは、SMBusスキャン時にスキャンチェーン組み換え部72からデータレジスタ部58に出力されるスキャンアウトデータ、sidxは、SMBusスキャン時にデータレジスタ部58から出力されてセレクタ63を介してスキャンチェーン組み換え部72に入力されるスキャンインデータである。modeは、SMBus17から入力され後述するブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示すスキャンモード信号である。ノーマルモードは、従来のスキャンモードである。
シーケンサ57が生成する切り替え信号selは、各セレクタ61,62,63に供給され、各セレクタ61,62,63から選択出力するべき入力を指定する。図2において、白丸印は、アクティブな信号レベル(例えば、ハイレベル)の切り替え信号selが各セレクタ61,62,63に供給されることで、各セレクタ61,62,63から選択出力される方の入力を示す。
図2において、SMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFがIF制御部53に供給されると、内部制御部54より、レジスタ55,56に対してレジスタライト(Register Write)動作で命令レジスタモード又は内部チェーン(又は、データレジスタ)モード(以下、IR/DRモードと言う)とスタートビットとスキャンモード信号modeをレジスタ55に書き込み、スキャンのシフト数をレジスタ56に書き込む。スタートビットは、スキャンを開始させる際にSMBus17からオンに設定される。IRモードでは、回路部42を有するLSIデバイス内の命令レジスタ(Instruction Register)のスキャンが指定される。DRモードでは、回路部42を有するLSIデバイス内のデータレジスタ(Data Register)のスキャンが指定される。このレジスタ55,56へのレジスタライト動作がトリガとなり、シーケンサ57が動作を開始する。スキャンモードは、スキャンを開始させる際にSMBus17からスキャンモード信号modeを入力することで後述するブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかに設定される。
シーケンサ57は、レジスタ55,56に書き込まれたIR/DRモード、スタートビット、スキャンモード信号mode及びシフト数に基づいて、TAPC71のスキャン機能が動作するのに必要なシーケンスを生成し、テストモードセレクト信号sm_tms及びテストリセット信号sm_trstによりTAPC71を制御する。TAPC71は、テストモードセレクト信号sm_tms及びテストリセット信号sm_trstに基づいてスキャンを開始する。又、シーケンサ57は、SMBus17からの制御によるスキャン中オンに設定されるスキャンフラグFLを管理している。
スキャンチェーン組み換え部72は、レジスタ55から入力されるスキャンモードmodeに基づいて、TAPC71へのスキャンアウトデータtdoiの出力とスキャン制御回路41からのテストデータ入力tdi、即ち、スキャンインデータの入力をカットし、データレジスタ部58との接続を行う。
図2では、データレジスタ部58は、データ(a0)〜(ax)を保持するための同時にスキャンしたいチェーン数分のデータレジスタを有する。ここで、xは2以上の自然数である。データ(a0)は、ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードの各スキャンモードで使用される。ブロードキャストモードのスキャンインでは、データレジスタ部58の1つのデータレジスタに設定されたデータ(a0)がスキャンレジスタ部73の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされる。LSIデバイス14がクロスバを有する場合、各ポートに共通な設定レジスタが存在するので、ブロードキャストモードは同じデータ値を設定する場合に有効である。パラレルモードのスキャンインでは、データレジスタ部58のデータレジスタに設定されたデータ(a0), (a1), ..., (ax)がスキャンレジスタ部73の対応するデータレジスタに並行に保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされる。LSIデバイス14がクロスバを有する場合であっても、各ポート毎に異なるデータ値を設定レジスタに設定することがあり、パラレルモードはそのような場合に有効である。スキャンアウトはパラレルモードで行われ、スキャンレジスタ部73の各データレジスタのデータを読むことで各スキャンチェーンのデータを同時に収集してデータレジスタ部58の対応するデータレジスタに読み出す(即ち、格納する)。
ノーマルモードは、データレジスタ部58の1つのデータレジスタに設定されたデータ(a0)のみがスキャンレジスタ部73の各データレジスタに1つずつ保持されて全てのスキャンチェーンを1本づつスキャンする従来のスキャンモードである。
図3は、スキャンチェーン組み換え部72の動作を説明する図である。データレジスタ部58には、図3に示す如く接続されたセレクタ581が設けられている。又、スキャンチェーン組み換え部72は、図3に示す如く接続されたデコーダ721及びセレクタ722,723を有する。デコーダ721は、スキャンモード信号modeをデコードして、スキャンモードがブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれのスキャンモードであるかを示すデコード結果をセレクタ722,723に供給する。又、デコーダ721は、スキャンモードがノーマルモードの場合はデコード結果をデータレジスタ部58のセレクタ581に供給する。
シーケンサ57からのテストデータ入力tdiとデータレジスタ部58からのデータ(a0)の切り替えは、切り替え信号selに基づいてセレクタ63により行われる。JTAG_IFを用いたテスト時にはテストデータtdiがスキャンチェーン組み換え部72に供給され、SMBus_IF を用いるスキャン時にはデータ(a0)がスキャンチェーン組み換え部72に供給される。
セレクタ722は、デコード結果がブロードキャストモードを示す場合にはデータレジスタ部58からのデータ(a0)を出力し、パラレルモードを示す場合にはデータレジスタ部58からのデータ(a1)を出力し、ノーマルモードを示す場合にはスキャンレジスタ部73からのデータ(b0)を出力する。これらのスキャンモード以外の場合は、セレクタ722はテスト時であるとみなしてデータレジスタ部58からのデータ(a0)を出力する。
セレクタ723は、デコード結果がブロードキャストモードを示す場合にはデータレジスタ部58からのデータ(a0)を出力し、パラレルモードを示す場合にはデータレジスタ部58からのデータ(ax)を出力し、ノーマルモードを示す場合にはスキャンレジスタ部73からのデータ(b1)を出力する。これらのスキャンモード以外の場合は、セレクタ723はテスト時であるとみなしてデータレジスタ部58からのデータ(a1)を出力する。
図4は、スキャンインを説明するタイミングチャートである。図4中、(a)はノーマルモード時のスキャンインを示し、(b)はブロードキャストモード時のスキャンインを示し、(c)はパラレルモード時のスキャンインを示す。図4からわかるように、(a)のノーマルモードでは、データ(a1)の設定、データ(b0)のスキャンイン、データ(a0)のスキャンイン、データ(a0)の設定、データ(bx)のスキャンインの順に処理が行われ、スキャン時間が比較的長い。これに対し、図4中(b)のブロードキャストモードでは、データ(a0)の設定後、データ(b0),(b1),...,(bx)のスキャンインが同時に行われるので、ノーマルモードの場合と比較するとスキャン時間が大幅に短縮されることがわかる。又、図4中(c)のパラレルモードでは、データ(a0)の設定、データ(a1)の設定、...、データ(ax)の設定の後、データ(b0),(b1),...,(bx)のスキャンインが同時に行われるので、ノーマルモードの場合と比較するとスキャン時間が短縮されることがわかる。
図5は、スキャンアウトを説明するタイミングチャートである。図5中、(a)はノーマルモード時のスキャンアウトを示し、(b)はパラレルモード時のスキャンアウトを示す。図5からわかるように、(a)のノーマルモードでは、データ(b0)のスキャンアウト、データ(a0)の読み出し、データ(b1)のスキャンアウト、データ(a0)の読み出し、...、データ(bx)のスキャンアウト、データ(a0)の読み出しの順に処理が行われ、スキャン時間が比較的長い。これに対し、図5中(b)のパラレルモードでは、データ(b0)のスキャンアウト、データ(b1)のスキャンアウト、...、データ(bx)のスキャンアウトが同時に行われた後、データ(a0)の読み出し、データ(a1)の読み出し、...、データ(ax)の読み出しが行われるので、ノーマルモードの場合と比較するとスキャン時間が短縮されることがわかる。
図6は、TAPC71の動作を説明するフローチャートであり、ステートダイアグラム(State Diagram)に相当する。図7は、TAPC71の動作状態stateとテストモードセレクト信号sm_tms及びテストリセット信号sm_trstの関係を示す図である。図6に示す動作状態start, idle, dr, ir0, ir1, capture, shift, exit1, pause, exit2, update,
restart, trst, mrst, stopでは、夫々図7に示す論理値のテストモードセレクト信号sm_tms及びテストリセット信号sm_trstを生成する。例えば、論理値「0」はインアクティブな信号レベル(例えば、ローレベル)であり、論理値「1」はアクティブな信号レベル(例えば、ハイレベル)である。
図6において、ステップS1ではTAPC71の動作状態stateがアイドル状態idleに設定され、ステップS2では動作状態がスタート状態startに設定される。ステップS3ではモードmodeがdr, ir0, trst, mrstのいずれかであるかを判断する。動作モードmodeがステップS4で設定されるDRモードdrではデータレジスタがスキャンされ、ステップS5,S6で設定されるIRモードir0,ir1では命令レジスタがスキャンされる。
図8は、IRモードでのシーケンサ57の動作を説明するタイミングチャートであり、図9は、DRモードでのシーケンサ57の動作を説明するタイミングチャートである。図8、図9及び後述する図10乃至図12は、TAPC71の動作状態state、切り替え(又は、セレクト)信号sel、システムクロックSYS_CLK、テストクロックtck及びテストモードセレクト信号sm_tmsを示す。図8及び図9において、下向きの太い矢印はSMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFを用いたレジスタ55の起動を示す。
ステップS7で設定されるキャプチャモードcaptureではスキャンされた命令又はデータレジスタのスキャンデータがスキャンレジスタ部73の指定されたスキャンチェーンにロードされ、ステップS8で設定されるシフトモードshiftではスキャンチェーンにロードされた命令又はレジスタのデータをシフトするシフト動作が行われる。ステップS9ではシフト数のカウントshift_ctが0であるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS8へ戻り、判定結果がYESであると処理はステップS10へ進む。
ステップS10で設定されるエクジットモードexit1ではシフト動作を停止し、ステップS11で設定されるポーズモードpauseではシフト動作を一時的に停止して待ち動作に入り、ステップS12では所定時間wait経過したか否かを判定する。ステップS12の判定結果がYESであると処理はステップS11へ戻り、判定結果がNOであると処理はステップS13へ進む。ステップS13で設定されるエクジットモードexit2ではシフト動作を停止する。ステップS14ではシフト数のカウントshift_ctが0であるか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS15へ進み、判定結果がNOであると処理はステップS16へ進む。ステップS15で設定される更新モードupdateでは、シフト動作を完了して次の命令レジスタのスキャンに移行するか、或いは、データレジスタを更新し、処理は後述するステップS19へ進む。ステップS16で設定されるリスタートモードrestartでは、シフト動作を再度開始し、処理はステップS8へ戻る。
図10は、リスタートモードrestartでのシーケンサ57の動作を説明するタイミングチャートである。図10中、(b)のタイミングは(a)のタイミングに続きものである。又、(a)に示す下向きの太い矢印はSMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFを用いたレジスタ55の起動を示し、(b)に示す下向きの太い矢印はSMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFを用いたレジスタ55の再起動を示す。
一方、動作モードmodeがステップS16で設定されるテストリセットモードtrstではTAPC及びテスト周辺回路がリセットされる。ステップS17ではテストがオフモードoffであるか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS16へ戻り、判定結果がYESであると処理はステップS19へ進む。動作モードmodeがステップS18で設定されるマニュアルリセットモードmrstではTAPC内のステートマシンが手動(マニュアル)でリセットされ、処理はステップS19へ進む。手動のリセットは、SMBus17から指定される。ステップS19で設定されるストップモードstopでは、シーケンサ57の動作が停止され、処理はステップS1へ戻る。
図11は、テストリセットモードtrstでのシーケンサ57の動作を説明するタイミングチャートであり、図12は、マニュアルリセットモードmrstでのシーケンサ57の動作を説明するタイミングチャートである。図11において、左側の下向きの太い矢印はSMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFを用いたレジスタ55の起動を示し、右側の下向きの太い矢印はSMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFを用いたレジスタ55の停止を示す。又、図12において、下向きの太い矢印はSMBus17からのクロック及びシリアルデータSMBus_IFを用いたレジスタ55の起動を示す。
以上説明したように、TAPC71は、IRモードとDRモードとではスキャン対象となるLSIデバイス内のレジスタが異なるため、スキャン制御回路41にはIRモード又はDRモードを指示するためのレジスタ55が設けられている。レジスタ55には、上記スキャンモード信号modeも設定される。このレジスタ55の設定は、SMBus17から行える。シーケンサ57は、レジスタ55に設定されたモード及びスキャンモード信号modeに応じて生成するシーケンスを変える。又、スキャン制御回路41には、スキャンのシフト数を指示するためのレジスタ56が設けられている。このレジスタ56の設定は、SMBus17から行える。シーケンサ57は、レジスタ56に設定されたシフト数に応じてシフトの開始及びシフトの終了を判断してシーケンスを生成する。
シーケンサ57は、レジスタ55,56に設定された値に基づいてテストモードセレクト信号sm_tms及びテストリセット信号sm_trstを生成する。TAPC71は、テストモードセレクト信号tms及びテストリセット信号trstの変化により動作を決定してスキャンを制御する。JTAGバス18は、LSIデバイス14,14A,24,24Aのテスト時にのみ使用し、ボード11〜11−4等の装置の運用時にはJTAGバス18からの信号JTAG_IFはセレクタ61〜63によりブロックされてTAPC71へは入力されない。
スキャンチェーン組み換え部72では、TAPC71へのスキャンアウトデータtdoiの供給、スキャン制御回路41からのスキャンインデータtdiをカットし、データレジスタ部58との接続を行う。データレジスタ部58は、SMBus17からのスキャンインデータの設定、スキャン中のシフト動作を行うもので、スキャンインデータの設定時はシステムクロックSYS_CLKが供給されてライト動作を行える。又、スキャン中はデータレジスタ部58へのシステムクロックSYS_CLKの供給が停止され、スキャンクロックack, bckに応答してスキャン中のシフト動作が行われる。
装置の運用時、スキャン制御回路41はシステムクロックSYS_CLKからテストクロックtckを生成する。装置の消費電力を考慮し、スキャン開始直前からスキャン終了までの間テストクロックtckをTAPC71に供給する。スキャンを行わない時、スキャン制御回路41はテストクロックtckをTAPC71に供給しない。
SMBus17からのLSIデバイスに対するレジスタライト(Register Write)及びレジスタリード(Register Read)は、SMBus17上を転送されるSMBusクロックSMBCLKとシリアルデータSMBDT(即ち、SMBus_IF)を使用して行なう。レジスタライト動作でレジスタ55へのIRモード又はDRモードの設定及びスキャンモード信号mode、レジスタ56へのシフト数の設定、及びスキャンを開始させるオンのスタートビットのレジスタ55への設定を行い、スキャンを開始させる。一方、レジスタリード動作でシーケンサ57内で管理されているスキャンフラグFLのポーリングを行い、スキャンフラグFLがオフになりスキャンが完了したことが確認されるとレジスタ55,56に設定された情報をリードして収集する。
図13は、SMBusを用いたライト動作を説明するタイミングチャートであり、図14は、SMBusを用いたリード動作を説明するタイミングチャートである。図13及び図14において、ackは、アドレス、コマンド、データ等が正しく受信されたことを示す応答(又は、確認)情報であり、LSIデバイス側から返送される。
図13は、一例として、スレーブアドレス(slave address)、アドレスライトコマンド(command (address write))、バイト(byte)、バイトxのレジスタアドレス(register address)、バイトx−1のレジスタアドレス、パケットエラーコード(packet error code)、スレーブアドレス、レジスタライトコマンド(command (register write))、バイト、バイトxのライトデータ(write data)、バイトx−1のライトデータ、パケットエラーコードがSMBus17からスキャン制御回路42に入力されてライト動作が行われる場合を示す。
図14は、一例として、スレーブアドレス、アドレスライトコマンド、バイト、バイトxのレジスタアドレス、バイトx−1のレジスタアドレス、パケットエラーコード、スレーブアドレス、レジスタリードコマンド、スレーブアドレス、バイトxのリードデータ、バイトx−1のリードデータ、パケットエラーコードがSMBus17からスキャン制御回路42に入力されてリード動作が行われる場合を示す。
上記各実施例によれば、装置の運用時(即ち、システム動作時)にはテスト用のJTAGバス18(JTAG IF)を使用せず、装置のテスト時には、装置の運用時の装置内の制御用のSMBus17(SMBus IF)を使用してスキャンを行うため、装置上にJTAGバス専用のJTAGコントローラを搭載する必要がない。又、装置にSMBusコントローラ15とJTAGコントローラの両方の制御プログラムを搭載する必要ない。これにより、装置を比較的安価な構成とすることができる。更に、装置全体の制御(即ち、システム制御)を装置の運用時の装置内の制御用であるSMBus17に1本化できるため、システム制御が容易になる。従って、比較的簡単な制御で装置全体の制御を行うことができる。
テスト用のバスは、JTAGバスに限定されない。又、装置の運用時の装置内の制御用のバスは、SMBusやI2Cバスに限定されず、図6に示すレジスタ55,56への設定(ライト)が可能なバスであれば、上記の如くスキャン機能を有効利用できる。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する回路デバイスのスキャン制御方法であって、
ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報を該バスからレジスタ部に設定する設定ステップと、
該レジスタ部に設定された情報に基づいて、該回路デバイスのスキャンチェーン組み換え部によりテストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力とデータレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、該スキャンチェーン組み換え部が制御するスキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御する接続制御ステップとを有し、
該データレジスタ部及び該スキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有し、
該接続制御ステップは、ブロードキャストモードのスキャンインでは該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインでは該データレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、スキャン制御方法。
(付記2)
該接続制御ステップは、スキャンアウトはパラレルモードで行われ、該スキャンレジスタ部の各データレジスタのデータを読むことで各スキャンチェーンのデータを同時に収集して該データレジスタ部の対応するデータレジスタに読み出すように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、付記1記載のスキャン制御方法。
(付記3)
該接続制御ステップは、ノーマルモードでは、該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータ)のみが該スキャンレジスタ部の各データレジスタに1つずつ保持されて全てのスキャンチェーンを1本づつスキャンするように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、付記1又は2記載のスキャン制御方法。
(付記4)
シフト数を該バスから該レジスタ部に設定するステップと、
スキャンインデータを該バスから該データレジスタ部に設定するステップを更に有し、
該データレジスタ部に設定されたスキャンインデータは該レジスタ部に設定されたシフト数だけシフトされる、付記1乃至3のいずれか1項記載のスキャン制御方法。
(付記5)
バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する装置であって、
ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報が該バスから設定されるレジスタ部と、
スキャンインデータが設定されるデータレジスタ部と、
スキャンレジスタ部と、
該レジスタ部に設定された情報に基づいて、該テストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力と該データレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、該スキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御するスキャンチェーン組み換え部とを有し、
該データレジスタ部及び該スキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有し、
該スキャンチェーン組み換え部は、ブロードキャストモードのスキャンインでは該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインでは該データレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、装置。
(付記6)
該スキャンチェーン組み換え部は、スキャンアウトはパラレルモードで行われ、該スキャンレジスタ部の各データレジスタのデータを読むことで各スキャンチェーンのデータを同時に収集して該データレジスタ部の対応するデータレジスタに読み出すように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、付記6記載の装置。
(付記7)
該スキャンチェーン組み換え部は、ノーマルモードでは、該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータ)のみが該スキャンレジスタ部の各データレジスタに1つずつ保持されて全てのスキャンチェーンを1本づつスキャンするように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、付記5又は6記載の装置。
(付記8)
該レジスタ部はシフト数を該バスから設定され、
該データレジスタ部はスキャンインデータを該バスから設定され、
該データレジスタ部に設定されたスキャンインデータは該レジスタ部に設定されたシフト数だけシフトされる、付記5乃至7のいずれか1項記載の装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
互いに異なる種類のバスに接続されたLSIデバイスが混在するボードの一例を示すブロック図である。 スキャン制御回路を示す回路図である。 スキャンチェーン組み換え部の動作を説明する図である。 スキャンインを説明するタイミングチャートである。 スキャンアウトを説明するタイミングチャートである。 TAPCの動作を説明するフローチャートである。 TAPCの動作状態とテストモードセレクト信号及びテストリセット信号の関係を示す図である。 IRモードでのシーケンサの動作を説明するタイミングチャートである。 DRモードでのシーケンサの動作を説明するタイミングチャートである。 リスタートモードでのシーケンサの動作を説明するタイミングチャートである。 テストリセットモードでのシーケンサの動作を説明するタイミングチャートである。 マニュアルリセットモードでのシーケンサの動作を説明するタイミングチャートである。 SMBusを用いたライト動作を説明するタイミングチャートである。 SMBusを用いたリード動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
11 ボード
12〜14 LSIデバイス
15 SMBusコントローラ
17 SMBus
18 JTAGバス
41 スキャン制御回路
55,56 レジスタ
58 データレジスタ部
57 シーケンサ
71 TAPC
72 スキャンチェーン組み換え部
73 スキャンレジスタ部

Claims (5)

  1. バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する回路デバイスのスキャン制御方法であって、
    ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報を該バスからレジスタ部に設定する設定ステップと、
    該レジスタ部に設定された情報に基づいて、該回路デバイスのスキャンチェーン組み換え部によりテストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力とデータレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、該スキャンチェーン組み換え部が制御するスキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御する接続制御ステップとを有し、
    該データレジスタ部及び該スキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有し、
    該接続制御ステップは、ブロードキャストモードのスキャンインでは該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインでは該データレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、スキャン制御方法。
  2. 該接続制御ステップは、スキャンアウトはパラレルモードで行われ、該スキャンレジスタ部の各データレジスタのデータを読むことで各スキャンチェーンのデータを同時に収集して該データレジスタ部の対応するデータレジスタに読み出すように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、請求項1記載のスキャン制御方法。
  3. バスと接続されると共にテストアクセスポートコントローラを有する装置であって、
    ブロードキャストモード、パラレルモード、ノーマルモードのいずれかのスキャンモードを示す情報が該バスから設定されるレジスタ部と、
    スキャンインデータが設定されるデータレジスタ部と、
    スキャンレジスタ部と、
    該レジスタ部に設定された情報に基づいて、該テストアクセスポートコントローラへのスキャンアウトデータの出力と該データレジスタ部からのスキャンインデータの入力をカットし、該スキャンレジスタ部とデータレジスタ部の接続を制御するスキャンチェーン組み換え部とを有し、
    該データレジスタ部及び該スキャンレジスタ部はいずれも同時にスキャンしたい同じチェーン数分のデータレジスタを有し、
    該スキャンチェーン組み換え部は、ブロードキャストモードのスキャンインでは該データレジスタ部の1つのデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の全てのデータレジスタに並行に保持されて全てのスキャンチェーンにスキャンインされ、パラレルモードのスキャンインでは該データレジスタ部のデータレジスタに設定されたデータが該スキャンレジスタ部の対応するデータレジスタに保持されて対応するスキャンチェーンにスキャンインされるように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、装置。
  4. 該スキャンチェーン組み換え部は、スキャンアウトはパラレルモードで行われ、該スキャンレジスタ部の各データレジスタのデータを読むことで各スキャンチェーンのデータを同時に収集して該データレジスタ部の対応するデータレジスタに読み出すように該スキャンレジスタ部と該データレジスタ部の接続を制御する、請求項3記載の装置。
  5. 該レジスタ部はシフト数を該バスから設定され、
    該データレジスタ部はスキャンインデータを該バスから設定され、
    該データレジスタ部に設定されたスキャンインデータは該レジスタ部に設定されたシフト数だけシフトされる、請求項3又は4記載の装置。
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