JP4992664B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ(Digital still camera)、本件出願人が商標権を有する「ハンディカム(Handycam)」などのデジタルビデオカメラ(Digital video camera)、デジタルカメラ機能を有する携帯電話など、静止画像または動画像を撮像する撮像機能を有する装置が普及している。撮像機能が、例えば、携帯電話などの携帯型の装置に備わることにより、ユーザが撮像を行う頻度は増し、撮像される画像の数も増大している。また、撮像された画像データを記憶する記録媒体の記憶容量も増大しており、撮像機能を有する装置や、PC(Personal Computer)などのコンピュータは、より多くの画像データを一つの記録媒体内に記憶することが可能となっている。
上記のような装置を使用するユーザは、記録媒体に記憶された静止画像、動画像を後日(例えば、当日、数日後、あるいは、数年後など)確認することにより、撮影時における情景の思い出に浸ることができる。また、ユーザは、記録媒体に記憶された静止画像、動画像を確認する過程において、記録媒体に記憶された静止画像、動画像の中から、例えば、被写体が笑顔を向けている画像など特定の画像を発見して、当該特定の画像を抽出することもできる。
上記のように一つの記録媒体内に多くの画像データが記録されるにしたがい、ユーザが記録媒体に記憶された画像データの把握に要する時間も増大しており、ユーザに対してどのような画像データが記録媒体に記憶されているのかを伝達する手段の必要性が高まっている。そのため、デジタルカメラなどの撮像装置や、PCなどのコンピュータでは、「サムネイル(thumbnail)」と呼ばれる縮小された画像データを用い、複数の画像を一覧表示する表示方法、すなわち「サムネイル表示」が用いられている。
このような中、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するために記録媒体に記憶された画像データを管理する技術が開発されている。記録媒体に記憶された画像データをグルーピング化することにより、記録媒体に記憶された画像データを管理する技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2007−181150号公報
デジタルカメラやPCなどにおいてサムネイル表示で一画面に表示されるサムネイル(縮小された画像データ)の数は、表示デバイスの画面サイズに応じて増やすことができる。しかしながら、一画面に表示できるサムネイルの数には限りがあることから、一度にサムネイル表示される画像の数が増大する程、サムネイル表示された画像の中からユーザが所望の画像を見つけることは困難となっている。なお、一画面に表示できる数を超えた数の画像が一度にサムネイル表示された場合には、例えば、スクロール(scroll)と呼ばれる表示方法が併用されることがあるが、一画面に表示される画像の情報量は変わらない。
また、記録媒体に記憶された画像データを管理する従来の技術は、記録媒体に記憶された画像データをグルーピング化することによりサムネイル表示される画像の数を記録媒体に記憶された画像データの数よりも少なくすることはできるが、一画面に表示しきれない程の数の画像が一度にサムネイル表示された場合には、結局の所、サムネイル表示された画像の中からユーザが所望の画像を見つけることは困難である。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイルを生成することが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、ファイルを読み込み、読み込んだ上記ファイルの中から画像データを判定する画像判定部と、上記画像判定部が判定した画像データに基づいて、上記画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成し、上記サムネイルがグループ化されたグループサムネイルを生成するグループサムネイル生成部とを備える画像処理装置が提供される。
かかる構成により、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
また、撮像を行う撮像部と、上記撮像部が撮像した画像データが記録される記憶部と、上記撮像部が撮像した画像データに上記画像データを識別するメタ情報を付加するメタ情報付加部と、上記撮像部が撮像した画像データを上記記憶部に記録する画像記録部と、上記記憶部に記憶された画像データの中から、メタ情報に関する条件に基づいて画像データを選択的に読み出す画像データ読み出し部とをさらに備え、上記グループサムネイル生成部は、上記画像データ読み出し部が読み出した画像データに基づいてグループサムネイルを生成してもよい。
かかる構成により、メタ情報に関する条件に合致する画像データを記録媒体から読み出し、記録媒体に記憶されたメタ情報に関する条件に合致する画像データに対するユーザによる把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
また、上記メタ情報付加部は、上記撮像部が撮像した画像データの中から被写体の顔領域を検出する顔検出部を備え、上記メタ情報として上記顔領域の情報を付加してもよい。
かかる構成により、顔領域の情報を画像データに付加することができる。
また、上記メタ情報付加部は、上記撮像部が撮像した画像データの撮像場所、および/または撮像時間を特定する画像特定補助情報を生成する画像特定補助情報生成部を備え、上記メタ情報として上記画像特定補助情報を付加してもよい。
かかる構成により、画像データの撮像場所、および/または撮像時間を画像データに付加することができる。
また、上記メタ情報付加部は、上記撮像部が撮像した画像データを画像解析して画像解析情報を生成する画像解析部を備え、上記メタ情報として上記画像解析情報を付加してもよい。
かかる構成により、画像解析の結果を画像データに付加することができる。
また、上記画像解析部は、上記画像データそれぞれに含まれる色の割合を示す色情報を上記画像解析情報として生成してもよい。
かかる構成により、色の割合を示す色情報を画像データに付加することができる。
また、上記メタ情報に関する条件を上記画像データ読み出し部に入力する操作部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、ユーザが所望する画像データを選択的に読み出すことができる。
また、上記記憶部は、上記撮像部が撮像した画像データと上記画像データに対応する上記メタ情報とが、画像データごとに対応付けて記録されたデータベースを記憶し、上記撮像部が撮像した画像データと、上記画像データに対応する上記メタ情報とを対応付けて上記データベースに記録するデータベース記録部をさらに備え、画像データ読み出し部は、上記データベースと上記メタ情報に関する条件とに基づいて画像データを選択的に読み出してもよい。
かかる構成により、メタ情報に関する条件に合致する画像データを選択的に読み出すことができる。
また、外部装置からファイルを取り込み、取り込んだファイルの中から画像データを判定するファイル取込部をさらに備え、上記メタ情報付加部は、上記ファイル取込部が判定した画像データにメタ情報を付加し、上記画像記録部は、上記ファイル取込部が判定した画像データを上記記憶部に記録してもよい。
かかる構成により、外部装置から取り込まれた画像データにメタ情報を付加して記憶部に記録することができる。
また、上記グループサムネイル生成部が生成した上記グループサムネイルを表示する表示部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、グループサムネイルをユーザに提示することができる。
また、上記画像判定部が読み込むファイルを指定する操作部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、ユーザが選択したファイルに基づいてグループサムネイルを生成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、ファイルを読み込み、読み込んだ上記ファイルの中から画像データを判定するステップと、判定するステップにおいて判定された画像データに基づいて、上記画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成するステップと、上記サムネイルを生成するステップにおいて生成された上記サムネイルに基づいて、上記サムネイルがグループ化されたグループサムネイルを生成するステップとを有する画像処理方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、ファイルを読み込み、読み込んだ上記ファイルの中から画像データを判定するステップ、判定するステップにおいて判定された画像データに基づいて、上記画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成するステップ、上記サムネイルを生成するステップにおいて生成された上記サムネイルに基づいて、上記サムネイルがグループ化されたグループサムネイルを生成するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
かかるプログラムにより、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
本発明によれば、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイルを生成することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、本発明の実施形態に係る画像処理装置が画像データを処理するものとして説明するが、本発明の実施形態に係る画像データは、静止画像を示すデータであってもよいし、または、動画像(いわゆる映像)を示すデータであってもよい。
(本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルの概要)
本発明の実施形態に係る画像処理装置について説明する前に、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルの概要について説明する。
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するために、記録媒体に記憶された画像データからサムネイルを生成する。ここで、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルは、従来の画像処理装置が生成するサムネイルと異なる。以下、従来の画像処理装置が生成するサムネイルと、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルとについて説明する。
[従来の画像処理装置が生成するサムネイル]
図1は、従来の画像処理装置が生成するサムネイルを用いたサムネイル表示の一例を示す説明図である。図1に示すように、従来の画像処理装置が生成するサムネイルを用いたサムネイル表示では、一画面内に画面サイズに応じた数(図1では、例えば9つ)のサムネイルtn1〜tn9が表示され、それぞれのサムネイルは、それぞれ一の画像に対応する。また、従来の画像処理装置が生成するサムネイルを用いたサムネイル表示では、生成したサムネイルが一画面内に表示する数を超えた場合には、スクロールバーsc0を表示させてスクロール表示を可能とする。
したがって、従来の画像処理装置が生成するサムネイルを用いたサムネイル表示では、一画面内において、9つの画像分に相当する情報量をユーザに与えることができる。
[本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイル]
次に、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルについて説明する。図2は、本発明の実施形態に係る画像処理装置におけるサムネイルの生成を説明するための説明図である。
まず、本発明の実施形態に係る画像処理装置におけるサムネイルの生成処理の概要について説明する。従来の画像処理装置が図1に示すように1の画像データから1のサムネイルを生成したのに対して、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、複数の画像データから1のサムネイルを生成する。つまり、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルは、1のサムネイルが複数の画像に相当する情報量を有することとなる。以下、本発明の実施形態に係る複数の画像データから生成されたサムネイル(複数の画像の情報を有するサムネイル)、すなわち、図1に示すようないわゆる一般的なサムネイルがグループ化されたサムネイルを「グループサムネイル」という。
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、以下の(I)〜(III)の処理によって、グループサムネイルを生成する。
(I)グループサムネイルを作成する画像データの読み込み
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、グループサムネイルを作成する画像データを記録媒体から読み込む。ここで、記録媒体には、画像を示す画像データに限られず、例えば、OS(Operating System)を構成するシステムデータや、アプリケーションプログラム、アプリケーションプログラムが生成したアプリケーションデータ(例えば、文書データ)など様々なデータが記憶されうる(以下、記録媒体に記憶されている各データの総称を「ファイル」という。)。つまり、記録媒体から読み込まれるデータは画像データであるとは限らない。したがって、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、記録媒体に記憶されたファイルを読み込み、当該ファイルの中から画像データを判定することによって、選択的に記録媒体から画像データを読み込む。
(II)サムネイルの生成
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、上記(I)において読み込んだ画像データから例えば、図2に示すような画像データそれぞれに対応するサムネイルTnA〜TnDを生成する。なお、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、上記(I)において読み込んだファイルに画像データが含まれていない場合など、処理対象が存在しない場合には処理を行わない。
(III)グループサムネイルの生成
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、上記(II)において生成したサムネイルに基づいて、グループサムネイルを生成する。なお、上記(II)において生成されたサムネイルが、例えば1つ、あるいは所定数より少ない場合には、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、グループサムネイルの作成処理をスキップすることができる。また、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、上記(II)において生成されたサムネイルに基づいて、グループサムネイルの作成処理を任意に実行することもできる。以下では、図2に示すサムネイルTnA〜TnDに基づいて生成されるグループサムネイルを例示するが、本発明の実施形態に係るグループサムネイルが、4つの画像データから生成されたサムネイルに基づいて生成されることに限られないことは、言うまでもない。
(III−1)グループサムネイルの第1の例:整列
図3は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第1の例を示す説明図である。図3に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、サムネイルTnA〜TnDが整列されたグループサムネイルを生成することができる。
(III−2)グループサムネイルの第2の例:一部切り出し
図4は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第2の例を示す説明図である。図4に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、サムネイルの一部が切り出されて比率が変更されたグループサムネイルを生成することができる。
(III−3)グループサムネイルの第3の例:重ね合わせ・回転
図5は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第3の例を示す説明図である。図5に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、サムネイルが重ね合わされ、また回転したグループサムネイルを生成することができる。
(III−4)グループサムネイルの第4の例:縮小比変更
図6は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第4の例を示す説明図である。図6に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、サムネイルの縮小比が変更されたグループサムネイルを生成することができる。
(III−5)グループサムネイルの第5の例:パノラマ合成
上記グループサムネイルの第1〜第4の例では、互いに関連しない画像データから生成された4つのサムネイルTnA〜TnDを用いて生成されたグループサムネイルを示したが、本発明の実施形態に係るグループサムネイルは、上記に限られない。例えば、本発明の実施形態に係るグループサムネイルは、同一の被写体をほぼ同時刻に撮像した画像データなど、互いに関連する画像データからグループサムネイルを生成することもできる。
図7は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第5の例を示す説明図である。図7(a)に示すように、同一の橋を撮像した3つの画像データLeft、Center、Rightが記録媒体に記憶されていたとき、図7(b)に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、パノラマ合成されたグループサムネイルを生成することができる。ここで、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、後述するメタ情報に基づいて互いに関連する画像データを判定し、パノラマ合成されたグループサムネイルを生成することができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、上記(I)〜(III)の処理によって、グループサムネイルを生成することができる。なお、図3〜7に示したグループサムネイルは、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの一例であり、本発明の実施形態に係るグループサムネイルが上記第1〜第5の例に限られないことは、言うまでもない。
図8は、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するサムネイルを用いたグループサムネイル表示の一例を示す説明図である。図8に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、上記第1の例に係るグループサムネイル(図8のTn1、Tn3、Tn6)、上記第2の例に係るグループサムネイル(図8のTn5)、上記第3の例に係るグループサムネイル(図8のTn4)、上記第4の例に係るグループサムネイル(図8のTn2)、上記第5の例に係るグループサムネイル(図8のTn8)、および通常のサムネイル(図8のTn7)を生成し、グループサムネイルとサムネイルとが任意に混在したサムネイル表示を行わせることができる。また、本発明の実施形態に係るサムネイル表示では、生成したグループサムネイルとサムネイルとが一画面内に表示する数を超えた場合には、スクロールバーsc1を表示させてスクロール表示を可能とする。
図8に示す本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成したグループサムネイルを用いたサムネイル表示では、サムネイルの数が8つであるのに対して、一画面内に28の画像を含んでいる。したがって、図8に示す本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成したグループサムネイルを用いたサムネイル表示では、一画面内において28の画像分に相当する情報量をユーザに与えることができる。
これに対して、図1に示す従来の画像処理装置が生成したサムネイルを用いたサムネイル表示では、表示されたサムネイルの数は図8よりも多いのにも関わらず、一画面内において9つの画像分に相当する情報量しかユーザに与えることはできない。したがって、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、グループサムネイルを生成することによって、従来の画像処理装置が生成するサムネイルよりもより多くの画像データに係る情報を一度にユーザに提示することが可能となるので、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助することができる。
[グループサムネイルが選択された場合の画面遷移例]
図8に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、複数の画像データに基づく多様なグループサムネイルを生成するので、1つのグループサムネイルに複数の画像データが関連することとなる。そこで、次に、本発明の実施形態に係るグループサムネイルが選択された場合の画面遷移の例を示す。ここで、上記選択とは、例えば、ユーザがボタンやマウスなどの操作入力デバイスを用いて特定のグループサムネイルを指定することを指すが、上記に限られない。
図9は、本発明の実施形態に係るグループサムネイルが選択された場合の画面遷移例を示す説明図である。図9では、図9(a)に示すように、図8のグループサムネイルTn8、すなわち図7に示すグループサムネイルの第5の例を例に挙げて説明する。
〔1〕画面遷移の第1の例:複数のサムネイルを表示する画面に遷移
図9(b)は、本発明の実施形態に係るグループサムネイルを用いた場合の画面遷移の第1の例を示している。図8においてグループサムネイルTn8が選択された場合には、図9(b)に示すように、グループサムネイルTn8を構成する画像データ(図7(a))に対応するサムネイルTnLeft、TnCenter、TnRightがそれぞれ表示される。
また、図9(b)において、サムネイルTnLeft、TnCenter、TnRightのいずれかが選択されると、選択されたサムネイルに対応する画像が表示される画面へと遷移する。
〔2〕画面遷移の第2の例:代表の画像を表示する画面に遷移
図9(c)は、本発明の実施形態に係るグループサムネイルを用いた場合の画面遷移の第2の例を示している。図8においてグループサムネイルTn8が選択された場合には、図9(c)に示すように、グループサムネイルTn8を構成する画像データ(図7(a))のうちの代表の画像を表示する画面に遷移する。図9(c)は、代表の画像として、図7(a)に示す画像データCenterが表示された例を示している。
本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成したグループサムネイルは、選択されると、例えば、図9(b)、図9(c)に示すように、当該グループサムネイルを構成するサムネイル、画像データが表示される画面へと遷移させることができる。なお、本発明の実施形態に係る遷移が、図9(b)、図9(c)に限られないことは、言うまでもない。また、本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成したサムネイル(例えば、図8のTn7のような通常のサムネイル)は、選択されると、当該サムネイルと対応する画像データが表示される画面へと遷移させることができる。
[本発明の実施形態に係る画像グループの構成]
図9では、本発明の実施形態に係るグループサムネイルが選択された場合の画面遷移例を示した。上記選択による画面遷移は、選択されたグループサムネイルが属する画像グループに基づいて行われる。そこで、次に、本発明の実施形態に係る画像グループの構成について説明する。
図10は、本発明の実施形態に係る画像グループの構成を説明するための説明図である。図10では、図3に示すグループサムネイルの第1の例を例に挙げて説明する。
図10を参照すると、本発明の実施形態に係る画像グループは、グループサムネイルGTnと、グループサムネイルGTnを構成する各画像データのサブグループGp1〜Gp4とから構成される。また、サブグループは、画像データと当該画像データから生成されるサムネイルとからなる(例えば、サブグループGp1は、画像データAとサムネイルTnAとからなる)。
本発明の実施形態に係る画像処理装置は、図10に示すような関係を有する画像グループ単位でグループサムネイルを生成することができる。なお、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、生成したサムネイルやグループサムネイル、画像グループの情報を記録媒体に記録することができるが、かかる構成に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、生成したサムネイルやグループサムネイル、画像グループの情報を一次記憶して用いることもできる。
以上のように、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、グループサムネイルを生成することによって、従来の画像処理装置が生成するサムネイルよりもより多くの画像データに係る情報を一度にユーザに提示することを可能とする。したがって、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助することができる。
また、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、画像グループ単位でグループサムネイルを生成することができるので、生成したグループサムネイルと構成する画像データとを対応付けて管理することもできる。
以下、本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成について、具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図11は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100を示すブロック図である。図11を参照すると、画像処理装置100は、記憶部102と、画像判定部104と、グループサムネイル生成部106と、画像再生部108と、表示部110と、操作部112とを備える。
また、画像処理装置100は、MPU(Micro Processing Unit)などで構成され、制御用プログラムなどを用いて様々な演算処理を行い画像処理装置100全体を制御する制御部(図示せず)、制御部(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(Read Only Memory;図示せず)、制御部(図示せず)により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(Random Access Memory;図示せず)、外部装置(図示せず)と通信を行うための通信部(図示せず)などを備えてもよい。画像処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)で各構成要素間を接続する。
画像処理装置100と外部装置(図示せず)とは、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子やIEEE1394規格の端子などを介して物理的に接続されてもよいし、また、WUSB(Wireless Universal Serial Bus)やIEEE802.11(「Wi−Fi」とも呼ばれる。)などを利用して無線で接続することもできる。さらに、画像処理装置100と外部装置(図示せず)とは、例えば、ネットワークを介して接続することもできる。ネットワークとしては、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)など有線ネットワーク、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)を用いたWLAN(Wireless Local Area Network)などの無線ネットワーク、あるいは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの通信プロトコルを用いたインターネット(Internet)などが挙げられるが、上記に限られない。したがって、通信部(図示せず)は、外部装置(図示せず)との接続形態に応じたインタフェースを有することができる。
[画像処理装置100のハードウェア構成例]
図12は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図12を参照すると、画像処理装置100は、例えば、MPU150と、ROM152と、RAM154と、記録媒体156と、入出力インタフェース158と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164とを備える。また、画像処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス166で各構成要素間を接続する。
MPU150は、画像処理装置100全体を制御する制御部として機能する。また、MPU150は、例えば、画像判定部104、グループサムネイル生成部106、画像再生部108として機能することができる。ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM154は、MPU150により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
記録媒体156は、画像処理装置100の記憶部102として機能し、例えば、画像データやシステムデータ、アプリケーション、アプリケーションデータなどの様々なファイルを記憶することができる。ここで、記録媒体156としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)が挙げられるが、上記に限られない。
入出力インタフェース158は、例えば、操作入力デバイス160や、表示デバイス162を接続する。ここで、入出力インタフェース158としては、例えば、USB端子や、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子などが挙げられるが、上記に限られない。また、操作入力デバイス160は、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなど、画像処理装置100上に備えられ、画像処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。また、表示デバイス162は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display;または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)とも呼ばれる。)など、画像処理装置100上に備えられ、画像処理装置100の内部で入出力インタフェース158と接続される。なお、入出力インタフェース158は、画像処理装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)や、表示デバイス(例えば、外部ディスプレイなど)と接続することもできることは、言うまでもない。
通信インタフェース164は、外部装置と通信を行うためのインタフェースであり、例えば、LAN端子、赤外線ポート、IEEE802.11ポートなどが挙げられるが、上記に限られない。
画像処理装置100は、図12に示すようなハードウェア構成により、グループサムネイルを生成し、生成したグループサムネイルを用いたサムネイル表示を行うことができる。なお、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成が、図12に示す構成に限られないことは、言うまでもない。
再度図11を参照して、画像処理装置100の各構成要素について説明する。記憶部102は、画像処理装置100が備える記憶手段であり、例えば、画像データやシステムデータ、アプリケーション、アプリケーションデータなどの様々なファイルを記憶する。例えば、図11では、記憶部102に画像データA140、画像データB142、…、アプリケーション144、アプリケーションデータ146、…が記憶されている例を示している。
また、記憶部102としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、EEPROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられるが、上記に限られない。
画像判定部104は、ファイルを読み込み、読み込んだファイルの中から画像データを判定する。ここで、画像判定部104は、例えば、ファイルの拡張子や、ファイルのヘッダ情報などを用いて読み込んだファイルが画像データであるのか否かを判定することができるが、上記に限られない。ここで、画像判定部104が判定する画像データとして判定するファイルとしては、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やビットマップ(bitmap)などの静止画フォーマットで記録されたデータ(静止画像を示す)や、WMV(Windows Media Video)やH.264/MPEG−4 AVC(H.264/Moving Picture Experts Group phase-4 Advanced Video Coding)などの動画フォーマットで記録されたデータ(動画像を示す)が挙げられるが上記に限られない。
また、画像判定部104が読み込むファイルは、例えば、操作部112からのユーザ入力に応じて設定される。ここで、上記ユーザ入力としては、例えば、記憶部102内の所定の場所(例えば、所定のフォルダ)の指定や、読み込むファイルの指定などが挙げられるが、上記に限られない。
グループサムネイル生成部106は、画像判定部104が判定した画像データに基づいてサムネイルを生成し、生成したサムネイルに基づいて、例えば、図3〜図7に示す第1〜第5の例のようなグループサムネイルを生成する。また、グループサムネイル生成部106は、グループサムネイルの生成と併せて、例えば図10に示すような画像グループの情報を生成することができる。ここで、グループサムネイル生成部106は、例えば図8に示すように、グループサムネイルの生成の有無や生成するグループサムネイルの形式をランダムに選択することができるが、かかる構成に限られない。例えば、グループサムネイル生成部106は、操作部112からのユーザ入力に応じて所定の形式のグループサムネイルを生成することもできる。
また、グループサムネイル生成部106は、生成したサムネイルやグループサムネイル、画像グループ情報を、例えば、記憶部102に記録することができるが、かかる構成に限られない。例えば、グループサムネイル生成部106は、成したサムネイルやグループサムネイル、画像グループ情報を、例えば、RAM154に一次記憶させることもできる。
画像再生部108は、グループサムネイル生成部106が生成したサムネイル、グループサムネイルに基づいて、図8に示すようなサムネイル表示を表示部110に表示させる。
また、画像再生部108は、画像グループ情報に基づいて、図9(b)または図9(c)を参照して説明したように、グループサムネイル/サムネイルの選択に応じて画面を遷移させる。
表示部110は、画像処理装置100が備える表示手段であり、例えば、画像再生部108が再生する図8に示すようなサムネイル表示画面や、制御部(図示せず)が表示させる操作部112の操作のための操作画面などの各種画面を表示する。ここで、表示部110としては、例えば、LCD、有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。
操作部112は、ユーザによる所定の操作を可能とする画像処理装置100の操作手段である。画像処理装置100が操作部112を備えることにより、ユーザは、例えば、画像判定部104に読み込ませるファイルの指定操作や、グループサムネイルの形式の設定操作、サムネイルやグループサムネイルの選択操作、画像処理装置100の各種設定操作などを行い、ユーザが所望する動作を画像処理装置100に対して行わせることができる。ここで、操作部112としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイス、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。なお、操作部112は、例えば、タッチスクリーン(touch screen)のように表示部110と一体の部とすることもできる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100は、ファイルを読み込み読み込んだファイルの中から画像データを判定する画像判定部104と、画像判定部104が判定した画像データに基づいてグループサムネイルを生成するグループサムネイル生成部106とを備える。ここで、グループサムネイル生成部106が生成するグループサムネイルは、1のグループサムネイルに複数の画像データが対応付けられたもの(1のグループサムネイルと複数の画像データとが1の画像グループに属する)であり、1のグループサムネイルは当該複数の画像データに係る情報を有する。したがって、画像処理装置100は、グループサムネイルを生成することによって、従来の画像処理装置が生成するサムネイルよりもより多くの画像データに係る情報を一度にユーザに提示することが可能となるので、ユーザによる記録媒体(記憶部102)に記憶された画像データの把握を補助することができる。
[第1の実施形態に係る画像処理装置100の変形例]
上記では、第1の実施形態に係る画像処理装置100として、画像処理装置100が記憶部102を備え、画像判定部104が記憶部102に記憶されたファイルを読み込んでグループサムネイルを生成する構成を示した。しかしながら、第1の実施形態に係る画像処理装置は、かかる構成に限られず、例えば、記憶部を備えずに、画像判定部が通信部を介して外部装置から入力されたファイルに基づいて画像データを判定することにより、外部装置に記憶された画像データに基づくグループサムネイルを生成することもできる。上記の構成であっても、第1の実施形態の変形例に係る画像処理装置は、グループサムネイルを生成することができるので、従来の画像処理装置が生成するサムネイルよりもより多くの画像データに係る情報を一度にユーザに提示することが可能となり、ユーザによる記録媒体(外部装置の記憶媒体)に記憶された画像データの把握を補助することができる。
本発明の第1の実施形態として画像処理装置100を挙げて説明したが、本発明の第1の実施形態は、かかる形態に限られず、例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置、携帯電話などの携帯型通信装置、PlayStation Portable(登録商標)などの携帯型ゲーム機、PCやサーバ(Server)、UMPC(Ultra Mobile Personal Computer)などのコンピュータ、あるいは、LCD、有機ELディスプレイなどを備えた表示装置などに適用することができる。
(第1の実施形態に係るプログラム)
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置100をコンピュータとして機能させるためのプログラムによって、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
(第1の実施形態に係る画像処理方法)
次に、本発明の第1実施形態に係る画像処理方法について説明する。図13は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理方法の一例を示す流れ図である。
画像処理装置100は、ファイルを読み込む(S100)。ステップS100において読み込まれるファイルは、例えば、ユーザが操作部112を用いて設定することができる。
ステップS100においてファイルが読み込まれると、画像処理装置100は、読み込んだファイルの中から画像データを判定する(S102)。画像処理装置100は、例えば、ファイルの拡張子やヘッダ情報を用いてステップS102の判定を行うことができる。
ステップS102において画像データが判定されると、画像処理装置100は、判定された画像データを用いて画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成し(S104)、ステップS104で生成したサムネイルに基づいてグループサムネイルを生成する(S106)。
画像処理装置100は、ステップS106において生成されたグループサムネイルをサムネイル表示画面に表示させる(S108)。
第1の実施形態に係る画像処理装置100は、図13に示す画像処理方法を用いることにより、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成し、ユーザに提示することができる。
なお、図13では、画像処理装置100がグループサムネイルを生成し(ステップS100〜S106)、さらに生成したグループサムネイルを表示させる(ステップS108)ことを示しているが、本発明の第1実施形態に係る画像処理方法は、かかる方法に限られず、ステップS106のグループサムネイルの生成処理で処理を終了してもよい。上記の方法を用いる場合であっても、画像処理装置100は、ユーザによる記録媒体に記憶された画像データの把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態に係る画像処理装置100では、読み込んだファイルの中から画像データを判定してグループサムネイルを生成する構成を示した。上記の構成によって、第1の実施形態に係る画像処理装置100は、ユーザによる記録媒体(記憶部102)に記憶された画像データの把握を補助することができる。しかしながら、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、上記の構成に限られない。そこで、次に、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置として、ユーザによるグループサムネイルを生成するための画像データの指定を容易とし、ユーザの指定に合致する画像データに基づいてグループサムネイルを生成することが可能な構成を示す。
[第2の実施形態に係る画像処理装置の処理の概要]
本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を説明する前に、まず、第2の実施形態に係る画像処理装置の処理の概要を示す。
第2の実施形態に係る画像処理装置は、以下の(A)〜(C)の処理によって、ユーザによるグループサムネイルを生成するための画像データの指定を容易とし、ユーザの指定に合致する画像データに基づいてグループサムネイルを生成する。
(A)メタ情報の付加
第2の実施形態に係る画像処理装置は、撮像により得られた画像データ、または、外部装置から入力された画像データに対して、画像データを識別するメタ情報(画像データ自身に関する情報)を付加する。
第2の実施形態に係る画像処理装置が画像データに付加するメタ情報としては、例えば、以下の(1)〜(5)が挙げられるが、本発明の実施形態に係るメタ情報は以下の(1)〜(5)に限られない。また、第2の実施形態に係る画像処理装置は、以下の(1)〜(5)に示すようなメタ情報を選択的に付加することもできる。
(1)場所の情報
第2の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、画像データが撮像された場所、あるいは、画像データが外部装置から画像処理装置に取り込まれた場所の情報をメタ情報として画像データに付加する。
(2)時間の情報
第2の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、画像データが撮像された時間、あるいは、画像データが外部装置から画像処理装置に取り込まれた時間の情報をメタ情報として画像データに付加する。
(3)被写体の情報
第2の実施形態に係る画像処理装置は、画像データが示す画像に含まれる被写体の情報をメタ情報として画像データに付加する。ここで、被写体の情報としては、例えば、以下の(3−1)〜(3−6)が挙げられるが、以下のものに限られない。
(3−1)人物の数
(3−2)性別
(3−3)子供の数
(3−4)笑顔の数(特定の表情の数)
(3−5)人物を特定するための特徴点の情報
(3−6)海、および/または山が含まれる画像であるか
ここで、上記(3−1)〜(3−5)の情報は、例えば、画像データに対して顔検出処理を行うことにより生成することができる。また、上記(3−6)の情報は、例えば、画像データに含まれる色の割合の情報に基づいて生成することができる。
(4)色の情報
第2の実施形態に係る画像処理装置は、画像データが示す画像に含まれる色の情報をメタ情報として画像データに付加する。ここで、色の情報としては、例えば、画像データに含まれる色の割合の情報(色情報)が挙げられる。第2の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、画像データを解析することにより色情報を生成する。
(5)ユーザ入力された情報
第2の実施形態に係る画像処理装置は、ユーザ入力された情報をメタ情報として画像データに付加する。ここで、ユーザ入力された情報としては、例えば、以下の(5−1)〜(5−4)が挙げられるが、以下のものに限られない。
(5−1)予め用意されたキーワードの中からユーザが選択したキーワード
(5−2)画像データに対してユーザが入力した画像に関するメモ
(5−3)ユーザによる「お気に入り」画像の指定
(5−4)音声情報
(B)メタ情報に関する条件に基づく画像データの検索
また、第2の実施形態に係る画像処理装置は、例えば、ユーザ入力により指定されたメタ情報に関する条件に基づいて、処理する画像データを記録媒体から検索し、当該メタ情報に関する条件に合致する画像データを抽出する。
(C)グループサムネイルの生成
そして、第2の実施形態に係る画像処理装置は、上記(B)において抽出された画像データに基づいて、第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、グループサムネイルを生成する。
本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置は、上記(A)〜(C)の処理により、ユーザが指定した条件に合致する画像データに対応するグループサムネイルを生成することができる。第2の実施形態に係る画像処理装置を用いるユーザは、例えば、画像データを直接指定したり、所望の画像データがあるか分からない記録媒体の場所(例えば、フォルダ)を指定したりする必要はなく、ユーザが条件の指定を行いさえすれば、第2の実施形態に係る画像処理装置は、ユーザが所望する画像に係るグループサムネイルを生成する。したがって、第2の実施形態に係る画像処理装置は、ユーザによるグループサムネイルを生成するための画像データの指定を容易とし、ユーザの指定に合致する画像データに基づいてグループサムネイルを生成することができる。
以下、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成について説明する。図14は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置200を示すブロック図である。
図14を参照すると、画像処理装置200は、記憶部202と、撮像部204と、ファイル取り込み部206と、メタ情報付加部208と、データベース記録部216と、画像記録部218と、画像データ読み出し部220と、画像判定部104と、グループサムネイル生成部222と、画像再生部108と、表示部110と、操作部112とを備える。
また、画像処理装置200は、第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、MPUなどで構成される制御部(図示せず)、制御部(図示せず)が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データが記録されたROM(図示せず)、制御部(図示せず)により実行されるプログラムなどを一次記憶するRAM(図示せず)、外部装置(図示せず)と通信を行うための通信部(図示せず)などを備えてもよい。画像処理装置200は、例えば、データの伝送路としてのバスで各構成要素間を接続する。
[画像処理装置200のハードウェア構成例]
図15は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置200のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図15を参照すると、画像処理装置200は、例えば、レンズ/撮像素子230と、信号処理回路232と、MPU234と、ROM152と、RAM154と、記録媒体236と、入出力インタフェース238と、操作入力デバイス160と、表示デバイス162と、通信インタフェース164と、GPS受信回路240と、時計242とを備える。また、画像処理装置200は、例えば、データの伝送路としてのバス166で各構成要素間を接続する。
レンズ/撮像素子230と、信号処理回路232とは、撮像部204として機能する。レンズ/撮像素子230は、例えば、光学系のレンズ(Lens)とCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を複数用いたイメージセンサで構成することができる。信号処理回路232は、例えば、AGC(Automatic Gain Control)回路、ADC(Analog to Digital Converter)を備え、撮像素子により生成されたアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換し、各種信号処理を行う。信号処理回路232が行う信号処理としては、例えば、White Balance補正処理、補間処理、色調補正処理、ガンマ補正処理、YCbCr変換処理、エッジ強調処理、およびJpegコーディング処理などが挙げられるが、上記に限られない。ここで、White Balance補正処理は、例えば、RAW画像データ(信号処理前の画像)に対して、RGB(Red Green Blue)の各色ごとに予め設定されたゲインをかけ、各画素(pixel)に対応する画素値を増幅する処理である。補間処理は、例えば、ベイヤー配列からすべての画素のRGBを作り出す処理である。色調補正処理は、例えば、画像の色調を補正する処理である。ガンマ補正処理は、例えば、RGBの信号を非線形変換し、視覚的なリニアリティ(linearity)を確保する処理である。YCbCr変換処理は、例えば、所定の変換式に基づいて、RGBをYCbCrに変換する処理である。ここで、Yは輝度(luminance)、Cbは色差(chrominance)、そして、Crは色差(chrominance)をそれぞれ表す。エッジ強調処理は、例えば、画像からエッジ部分を検出し、検出されたエッジ部分の輝度を高めることにより画像の濃淡を強調する処理である。そして、Jpegコーディング処理は、画像をJpeg形式の画像ファイルに変換する処理である。
MPU234は、画像処理装置200全体を制御する制御部として機能する。また、MPU234は、例えば、メタ情報付加部208、データベース記録部216、画像記録部218、画像判定部104、グループサムネイル生成部222、画像再生部108として機能することができる。ROM152は、MPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶し、また、RAM154は、MPU234により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
記録媒体236は、画像処理装置200の記憶部202として機能し、例えば、画像データやアプリケーションデータなどの様々なファイル、後述するデータベースなどを記憶することができる。
入出力インタフェース238には、図12に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に操作入力デバイス160、表示デバイス162が接続される。また、入出力インタフェース238は、さらに、マイクロホン290(microphone)が接続されて音声情報を画像処理装置200に取り込むことができる。
通信インタフェース164は、図12に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様の構成をとり、ファイル取り込み部206として機能することができる。
GPS受信回路240は、GPS衛星からの電波を受信し、GPS(Global Positioning System)を利用して画像処理装置200の位置を特定する。GPS受信回路240が特定した位置情報は、MPU234に伝達され、メタ情報として画像データに付加される。つまり、GPS受信回路240は、メタ情報付加部208の一部として機能することができる。
時計242は、例えば、レンズ/撮像素子230により撮像された撮像時間の特定や、GPS受信回路240における位置の特定などに使用する時間情報を生成し、MPU234やGPS受信回路240に時間情報を伝達する。ここで、時計242が生成した時間情報は、メタ情報として画像データに付加される。つまり、時計242は、メタ情報付加部208の一部として機能することができる。
画像処理装置200は、図15に示すようなハードウェア構成により、上記(A)〜(C)の処理を実現し、ユーザが指定した条件に合致する画像データに対応するグループサムネイルを生成することができる。なお、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置200のハードウェア構成が、図15に示す構成に限られないことは、言うまでもない。
再度図14を参照して、画像処理装置200の各構成要素について説明する。記憶部202は、画像処理装置200が備える記憶手段であり、例えば、画像データやアプリケーションなどの様々なファイル、画像データとメタ情報とが対応付けられたデータベースなどを記憶する。例えば、図14では、記憶部202に画像データA140および画像データAのメタ情報A250、画像データB142および画像データBのメタ情報B250、…、データベース258が記憶されている例を示している。ここで、データベース258には、例えば、上記(1)〜(5)に示したメタ情報が画像データごとに選択的に記録される。
また、記憶部102としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、EEPROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが挙げられるが、上記に限られない。
撮像部204は、例えば、レンズと、CCDやCMOSなどの撮像素子とを有して撮像を行い、撮像により画像データを生成する。また、撮像部204は、例えば、操作部112からの撮像命令に応じて撮像を行うことができるが、上記に限られず、予め規定された時刻や、撮像命令を受けてから所定の時間経過後に自動的に撮像を行うこともできる。
ファイル取り込み部206は、外部装置と有線/無線で通信を行い、外部装置からファイルを取り込む。また、ファイル取り込み部206は、取り込んだファイルの中から画像データを判定する。ここで、ファイル取り込み部206は、例えば、画像判定部104と同様に画像データの判定を行う。
メタ情報付加部208は、画像特定補助情報生成部210と、画像解析部212と、顔検出部214とを備え、撮像部204が生成した画像データまたはファイル取り込み部206が判定した画像データにメタ情報を付加する。
画像特定補助情報生成部210は、場所の情報(上記(1)の情報)および/または時間の情報(上記(2)の情報)を画像データに付加する。ここで、場所の情報は、例えば、画像処理装置200がGPS受信回路を備えることにより、GPSを利用して生成することができる。また、時間の情報は、画像処理装置200が時計を備えることによって生成することができる。なお、画像特定補助情報生成部210が付加する場所の情報、および/または時間の情報は、画像データが撮像部204により生成された画像データである場合には、撮像場所、撮像時間に対応する。
画像解析部212は、画像データに対して画像解析処理を行い、当該画像解析処理の結果である画像解析情報を画像データに付加する。画像解析部212は、例えば、画像データが示す画像を構成する色の割合を示す色情報(上記(4)の情報)を画像解析情報として付加するが、本発明の実施形態に係る画像解析情報は、色情報に限られない。例えば、画像解析部212は、画像データから輝度の割合の情報(輝度情報)を画像解析情報として付加することもできる。
また、画像解析部212は、例えば、青の割合が所定の値以上であれば「海」が画像データが示す画像に含まれており、また、緑の割合が所定の値以上であれば「山」が画像データが示す画像に含まれているというように、色情報を用いて、上記(3−6)の情報を導出することができる。
顔検出部214は、例えば、以下の〔1−1〕、〔1−2〕の処理を行うことにより、被写体の顔を検出し、検出結果に基づく情報を画像データに付加する。
〔1−1〕顔領域の特定
顔検出部214は、画像データの中から被写体の顔を検出し、被写体の顔部分を含む領域(以下、「顔領域」という。)を特定する。ここで、被写体の顔領域を特定は、例えば、目、鼻、口などの特徴点の検出や、顔の輝度分布および構造パターンと類似した領域を検出することで行うことができるが、本発明の実施形態に係る被写体の顔領域を特定手段が上記に限られないことは、言うまでもない。なお、顔の輝度分布および構造パターンのデータなど、顔検出部214における顔領域を特定に係るデータは、例えば、記憶部202に保持することができるが、上記に限られず、例えば、画像処理装置200が備える通信部(図示せず)を介して外部装置(例えば、基地局を介して接続されるサーバなど)から取得することもできる。
また、画像データが動画像である場合には、顔検出部214は、一つ前のフレーム(frame)との差分をとって動体を検出し、当該動体から頭部を特定することにより行うことにより、顔領域を特定することもできる。
〔1−2〕顔領域の情報の生成、および画像データへの付加
また、顔検出部214は、画像データから特定した顔領域それぞれを解析し、解析の結果得られた情報(以下、「顔領域の情報」という。)を画像データへメタ情報として付加する。
ここで、顔領域の情報としては、例えば、以下の(i)〜(iv)が挙げられるが、顔領域の情報は以下の(i)〜(iv)に限られない。
(i)画像データが示す画像に含まれる人物の数の情報(上記(3−1)の情報)
(ii)画像データが示す画像に含まれる人物の性別の情報(上記(3−2)の情報)
(iii)画像データが示す画像に含まれる子供の数の情報(および/または、大人の数の情報。上記(3−3)の情報)
(iv)笑顔など表情の情報(上記(3−4)の情報)
顔検出部214は、上記(i)の情報を、例えば、特定された顔領域の数を用いて生成することができる。また、顔検出部214は、例えば、顔領域内から検出される目、鼻、口などの特徴点と、骨格との位置関係などから子供または大人を判定して、上記(ii)の情報を生成することができる。ここで、顔検出部214は、上記目、鼻、口などの特徴点の位置関係の情報を、人物を特定するためのメタ情報として画像データへ付加することもできる(上記(3−5)の情報)。さらに、顔検出部214は、例えば、顔領域内から検出される目、鼻、口などの特徴点それぞれの相対位置から表情を判定して、上記(iv)の情報を生成することができる。
なお、顔検出部214における上記(i)〜(iv)の情報の生成方法が上記に限られないことは、言うまでもない。なお、上記(i)〜(iv)の情報の生成に必要な各種判定用のデータは、例えば、記憶部202に保持することができるが、上記に限られず、例えば、画像処理装置200が備える通信部(図示せず)を介して外部装置から取得することもできる。
メタ情報付加部208は、画像特定補助情報生成部210と、画像解析部212と、顔検出部214とを備えることにより、画像データにメタ情報を付加することができる。なお、図14では、メタ情報付加部208が、画像特定補助情報生成部210、画像解析部212、および顔検出部214を備える構成を示したが、本発明の第2の実施形態に係るメタ情報付加部は、上記の構成に限られない。例えば、本発明の第2の実施形態に係るメタ情報付加部は、操作部112からのユーザ入力に応じたメタ情報を画像データに付加する入力情報付加部(図示せず。例えば、上記(5−1)〜(5−3)の情報を付加する。)や、マイクロホン290などの音声出力装置からの入力に応じたメタ情報を画像データに付加する音声情報付加部(図示せず。上記(5−4)の情報を付加する。)を備えることもできる。また、本発明の第2の実施形態に係るメタ情報付加部が、画像特定補助情報生成部210、画像解析部212、顔検出部214、入力情報付加部(図示せず)、および音声情報付加部(図示せず)を選択的に備えることができることは、言うまでもない。
データベース記録部216は、メタ情報付加部208がメタ情報を付加した画像データの情報(例えば、画像データのファイル名)と、画像データに付加されたメタ情報とを対応付けてデータベース258に記録する。
また、データベース記録部216は、記憶部202にデータベースが存在しない場合には、データベースを新規に作成して記録する。ここで、データベース記録部216は、例えば、SQLなどのデータベース言語によりデータベースの構造を規定するデータベース作成情報に基づいて、予め構造が規定されたデータベースを作成することができる。データベース作成情報は、例えば、記憶部202に記憶されるが、上記に限られず、ROM152に記憶されていてもよい。
画像記録部218は、メタ情報付加部208がメタ情報を付加した画像データを記憶部202に記録する。したがって、記憶部202には、図14に示すように、メタ情報A250が付加された画像データA140やメタ情報B252が付加された画像データB142が記憶される。
画像処理装置200は、上述した記憶部202、撮像部204、ファイル取り込み部206、メタ情報付加部208、データベース記録部216、および画像記録部218を備えることにより、撮像により得た画像データまたは外部装置からの入力により得られた画像データそれぞれに対してメタ情報を付加し、画像データの情報とメタ情報とが対応付けられたデータベースに記録、および記憶部202への画像データの記録を行うことができる。なお、図14では、画像処理装置200がデータベース記録部216を備える構成を示したが、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置は、上記の構成に限られない。例えば、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置は、データベース記録部を備えない構成とすることもできる。
[第2の実施形態に係る画像データ記録方法]
ここで、本発明の第2の実施形態に係る画像データ記録方法について説明する。図16は、本発明の第2の実施形態に係る画像データ記録方法を示す流れ図である。
画像処理装置200は、撮像または外部装置からのファイルの取り込みを行い(S200)、処理を行う画像データを取得する。ステップS200において画像処理装置200は、撮像部204によって撮像による画像データを生成し、また、ファイル取り込み部206によって取り込んだファイルの中から画像データを判定する。以下に示す各処理は、ステップS200において取得された画像データそれぞれに対して行われる。
ステップS200により画像データが取得されると、画像処理装置200は、画像データに対して画像特定補助情報を付加する(S202;第1のメタ情報付加処理)。ステップS202の処理は、画像特定補助情報生成部210が行う。ここで、画像特定補助情報としては、例えば、場所の情報や、時間の情報などが挙げられるが、上記に限られない。
ステップS202において画像特定補助情報が付加されると、画像処理装置200は、画像データを解析し、画像データに対して画像解析情報を画像データに付加する(S204;第2のメタ情報付加処理)。ステップS204の処理は、画像解析部212が行う。ここで、画像解析情報としては、例えば、画像データが示す画像を構成する色の割合を示す色情報や、輝度の割合の情報などが挙げられるが、上記に限られない。
ステップS204において画像解析情報が付加されると、画像処理装置200は、画像データを用いた顔検出を行い(S206)、顔が検出されたか否かを判定する(S208)。画像処理装置200は、例えば、顔領域を特定することによりステップS206の顔検出処理を行い、当該顔領域が検出されたか否かでステップS208の処理を行う。ステップS208において顔が検出されたと判定されない場合には、画像処理装置200は、次の処理を行う。
ステップS208において顔が検出されたと判定された場合には、画像処理装置200は、検出された顔領域の情報を画像データに付加する(S210;第3のメタ情報付加処理)。ステップS208、S210の処理は、顔検出部214が行う。ここで、顔領域の情報としては、例えば、画像データが示す画像に含まれる人物の数の情報や、画像データが示す画像に含まれる人物の性別の情報、画像データが示す画像に含まれる子供の数の情報、笑顔など表情の情報、あるいは、目、鼻、口などの特徴点の位置関係の情報、などが挙げられるが、上記に限られない。
ステップS208において顔が検出されたと判定されない場合、あるいは、ステップS210において顔領域の情報が画像データに付加されると、画像処理装置200は、付加されたメタ情報に基づいて、画像データの情報とメタ情報とを対応付けてデータベースへ記録する(S212)。
ステップS212においてデータベースへの記録が完了すると、画像処理装置200は、画像データを記憶部202に記録する(S214)。
画像処理装置200は、図16に示す画像データ記録方法を用いることにより、メタ情報が付加された画像データを記憶部202に記録することができる。なお、本発明の第2の実施形態に係る画像データ記録方法は、図16に示す方法に限られない。例えば、画像処理装置200は、図16のステップS202(第1のメタ情報付加処理)、S204(第2のメタ情報付加処理)、およびステップS206〜S210(第3のメタ情報付加処理)を任意の順序で行うことができる。上記の方法を用いる場合であっても、画像処理装置200は、メタ情報が付加された画像データを記憶部202に記録することができる。
再度図14を参照して、画像処理装置200の構成要素について説明する。画像データ読み出し部220は、記憶部202に記憶された画像データの中から、メタ情報に関する条件に基づいて画像データを選択的に読み出す。ここで、メタ情報に関する条件(以下、「検索条件」という。)は、例えば、操作部112を用いたユーザ入力により画像データ読み出し部220に伝達される。画像データ読み出し部220は、検索条件と合致する画像データを、データベース258あるいは、各画像データのメタ情報を参照して抽出し、抽出された画像データを記憶部202から読み出す。
操作部112から伝達される検索条件としては、例えば、〔A〕ユーザにより入力された検索ワード、〔B〕予め容易された検索ワード、が挙げられるが、本発明の第2の実施形態に係る検索条件は、上記〔A〕、〔B〕に限られない。例えば、画像処理装置200は、検索条件が予め規定された〔C〕表示モード、を用意し、ユーザが操作部112を用いて表示モードを選択することにより、予め規定された条件に合致する画像データを検索して読み出すこともできる。ここで、表示モードとしては、例えば、「日にち別」や「場所別」などが挙げられるが、上記に限られない。
また、画像データ読み出し部220は、例えば、操作部112から検索条件の入力要求があった場合(例えば、ユーザが操作部112を用いて検索モードを指定した場合)には、表示部110に検索条件の入力画面を表示させ、検索条件の入力を可能とさせる。ここで、検索条件の入力画面には、例えば、ユーザによる検索ワードの入力を可能とするテキストボックス(text box。上記〔A〕の入力に使用)、および/または、ユーザに予め容易された検索ワードを選択させるチェックボックス(check box。上記〔B〕の入力に使用)やプルダウンメニュー(pull-down menu。上記〔B〕の入力に使用)が表示される。
ユーザによる検索ワードの入力のためのテキストボックスは、例えば、場所の情報(例えば、緯度や経度の情報)を入力する「場所」、日付や日時を入力する「時間」、人物名を入力する「人物」、画像に含まれる主要な色を入力する「色」など、検索カテゴリごとに設けられてもよい。
画像データ読み出し部220は、各テキストボックスに入力された検索ワードを用いてデータベース258を検索することにより、画像データを選択的に読み出す。ここで、画像データ読み出し部220は、例えば、各テキストボックスに入力された検索ワードを予め記憶したSQLなどのデータベース言語に当てはめることにより、データベース258を検索することができる。なお、テキストボックス「人物」に入力があった場合には、画像データ読み出し部220は、例えば、人物名と、目、鼻、口などの特徴点の位置関係の情報とが対応付けられた人物特定用データベース(図示せず)をまず読み出し、人物特定用データベース(図示せず)により特定された特徴点の位置関係の情報を用いることによって、特定の人物に係る画像データを選択的に読み出すことができる。また、人物特定用データベース(図示せず)への情報の登録は、例えば、操作部112を用いたユーザ入力により行うことができるが、上記に限られず、例えば、画像処理装置200が備える通信部(図示せず)を介して外部装置(例えば、基地局を介して接続されるサーバなど)から取得して登録することもできる。
また、ユーザに予め容易された検索ワードを選択させるチェックボックスやプルダウンメニューとしては、例えば、以下の(B−1)〜(B−11)が挙げられるが、以下の(B−1)〜(B−11)に限られないことは、言うまでもない。
(B−1)特定の場所を指定する「場所」
(B−2)期間を指定する「期間」
(B−3)特定の人物を指定する「人物」
(B−4)画像に含まれる主要な色を指定する「色」
(B−5)複数の人物が含まれる画像を指定する「グループ写真」
(B−6)画像に含まれる人物の性別を指定する「性別」
(B−7)大人/子供が含まれる画像を指定する「大人/子供」
(B−8)お気に入り画像として設定された画像を指定する「お気に入り」
(B−9)海が写った画像を指定する「海」
(B−10)山が写った画像を指定する「山」
(B−11)メタ情報として音声が付加された画像を指定する「音声付画像」
画像データ読み出し部220は、各チェックボックスやプルダウンメニューで選択された検索ワードを用いてデータベース258を検索することにより、画像データを選択的に読み出す。ここで、画像データ読み出し部220は、例えば、各チェックボックスやプルダウンメニューで選択された検索ワードを予め記憶したSQLなどのデータベース言語に当てはめることにより、データベース258を検索することができる。
画像データ読み出し部220は、例えば、上記のように操作部112を用いたユーザ入力によって検索条件(メタ情報に関する条件)に基づいて画像データを選択的に読み出すまた、ユーザが操作部112を用いて検索条件を指定することによって、画像データ読み出し部220は、例えば、ポートレート画像、スナップ画像、メジロ色や翡翠色が含まれる画像、笑顔の画像などを選択的に読み出すことができる。なお、上記では、画像データ読み出し部220がデータベース258を検索することによって検索条件に合致する画像データを読み出すことを示したが、画像データの読み出し方法は上記に限られない。例えば、画像データ読み出し部220は、記憶部202に記憶された画像データそれぞれに付加されたメタ情報を直接検索することにより、検索条件に合致する画像データを読み出すこともできる。
画像判定部104は、図11に示す第1の実施形態に係る画像判定部104と同様に、ファイルを読み込み、読み込んだファイルの中から画像データを判定する。
グループサムネイル生成部222は、画像データ読み出し部220が読み出した画像データ、または画像判定部104が判定した画像データに基づいて、図11に示す第1の実施形態に係るグループサムネイル生成部106と同様に、サムネイルを生成し、生成したサムネイルに基づいて、例えば、図3〜図7に示す第1〜第5の例のようなグループサムネイルを生成する。また、グループサムネイル生成部222は、図11に示す第1の実施形態に係るグループサムネイル生成部106と同様に、グループサムネイルの生成と併せて、例えば図10に示すような画像グループの情報を生成することができる。
画像再生部108は、グループサムネイル生成部222が生成したサムネイル、グループサムネイルに基づいて、図11に示す第1の実施形態に係る画像再生部108と同様に、図8に示すようなサムネイル表示を表示部110に表示させる。また、画像再生部108は、画像グループ情報に基づいて、図9(b)または図9(c)を参照して説明したように、グループサムネイル/サムネイルの選択に応じて画面を遷移させる。
表示部110は、画像処理装置200が備える表示手段であり、例えば、画像再生部108が再生する図8に示すようなサムネイル表示画面や、制御部(図示せず)が表示させる操作部112の操作のための操作画面、画像データ読み出し部220が表示させる検索条件の入力画面などの各種画面を表示する。ここで、表示部110としては、例えば、LCD、有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。
操作部112は、ユーザによる所定の操作を可能とする画像処理装置200の操作手段である。画像処理装置200が操作部112を備えることにより、ユーザは、例えば、検索条件の入力や、グループサムネイルの形式の設定、サムネイルやグループサムネイルの選択操作、画像処理装置200の各種設定操作などを行い、ユーザが所望する動作を画像処理装置200に対して行わせることができる。ここで、操作部112としては、例えば、キーボードやマウスなどの操作入力デバイス、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
画像処理装置200は、上述した画像データ読み出し部220と、画像判定部104と、グループサムネイル生成部222と、画像再生部108と、表示部110と、操作部112とを備えることにより、操作部112を用いたユーザ入力(検索条件の指定)に応じて、ユーザが所望する画像データを記憶部202から読み出し、読み出した画像データに基づいてグループサムネイルを生成してサムネイル表示を行うことができる。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置200は、撮像して得た画像データまたは外部装置から取り込んだファイルの中から判定した画像データに対してメタ情報を付加して画像データを記憶部202に記録し、また、画像データの情報とメタ情報とを対応付けてデータベース258に記録する。また、画像処理装置200は、操作部112を用いたユーザ入力により入力された検索条件(メタ情報に関する条件)に基づいてデータベース258(あるいは、各画像データのメタ情報)を検索し、当該検索条件に合致する画像データを記憶部202から読み出す。そして、画像処理装置200は、読み出された画像データに基づいて、第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、グループサムネイルを生成する。したがって、画像処理装置200は、ユーザが所望する画像データを記憶部202から読み出し、読み出された画像データに基づいて、グループサムネイルを生成することができる。
また、画像処理装置200は、グループサムネイルを生成することによって、第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様に、従来の画像処理装置が生成するサムネイルよりもより多くの画像データに係る情報を一度にユーザに提示することができるので、ユーザによる記録媒体(記憶部102)に記憶された画像データの把握を補助することができる。
[第2の実施形態に係る画像処理装置200の変形例]
〔I〕第1の変形例
上記では、第2の実施形態に係る画像処理装置200として、メタ情報付加部208およびデータベース記録部216を備え、画像データへのメタ情報の付加と、データベースへの記録との双方を行う構成を示した。しかしながら、第2の実施形態に係る画像処理装置は、かかる構成に限られず、例えば、画像データへのメタ情報の付加と、データベースへの記録とのどちらか一方を行う構成とすることもできる。上記の構成であっても、第2の実施形態の第1の変形例に係る画像処理装置は、操作部を用いたユーザ入力により入力された検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データを読み出すことができ、読み出された画像データに基づいて、グループサムネイルを生成することができる。
〔II〕第2の変形例
また、上記では、第2の実施形態に係る画像処理装置200として、データベース記録部216および画像記録部218が記憶部202にデータベースおよび画像データを記録し、記憶部202から選択的に読み出された画像データに基づいてグループサムネイル生成部222がグループサムネイルを生成する構成を示した。しかしながら、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置は、かかる構成に限られず、例えば、通信部を介して外部装置の記録媒体にデータベースおよび画像データを記録し、外部装置の記録媒体から選択的に読み出された画像データに基づいてグループサムネイル生成部がグループサムネイルを生成することもできる。上記の構成であっても、第2の実施形態の第2の変形例に係る画像処理装置は、操作部を用いたユーザ入力により入力された検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データを読み出すことができ、読み出された画像データに基づいて、グループサムネイルを生成することができる。
〔III〕第3の変形例
また、上記では、第2の実施形態に係る画像処理装置200として、撮像部204およびファイル取り込み部206の双方を備える構成を示した。しかしながら、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置は、かかる構成に限られず、例えば、撮像部204とファイル取り込み部206とのどちらか一方を備える構成とすることもできる。上記の構成であっても、第3の実施形態の第2の変形例に係る画像処理装置は、操作部を用いたユーザ入力により入力された検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データを読み出すことができ、読み出された画像データに基づいて、グループサムネイルを生成することができる。
本発明の第2の実施形態として画像処理装置200を挙げて説明したが、本発明の第2の実施形態は、かかる形態に限られず、例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置、携帯電話などの携帯型通信装置、PlayStation Portable(登録商標)などの携帯型ゲーム機、PCやサーバ、UMPCなどのコンピュータ、あるいは、LCD、有機ELディスプレイなどを備えた表示装置などに適用することができる。
(第2の実施形態に係るプログラム)
本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置200をコンピュータとして機能させるためのプログラムによって、検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データを記録媒体から読み出し、記録媒体に記憶された検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データに対するユーザによる把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
(第2の実施形態に係る画像処理方法)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像処理方法について説明する。以下では、本発明の第2実施形態に係る画像処理方法として、2つの例を挙げて説明する。
[第2の実施形態に係る第1の画像処理方法]
図17は、本発明の第2の実施形態に係る第1の画像処理方法を示す流れ図である。
画像処理装置200は、検索情報を生成する(S300)。ここで、画像処理装置200は、例えば、操作部112からのユーザ入力に基づいて検索情報を生成する。検索情報としては、例えば、ユーザが操作部112を用いて入力した上記〔A〕ユーザにより入力された検索ワードや、上記〔B〕予め容易された検索ワード、などの検索条件(メタ情報に関する条件)が挙げられるが、上記に限られない。
画像処理装置200は、ステップS300において生成された検索情報に基づいて、記憶部202に記憶された画像データを検索して選択的に読み出す(S302)。画像処理装置200は、データベース258あるいは各画像データに付加されたメタ情報を検索することにより、検索情報が示す検索条件に合致する画像データを選択的に読み出すことができる。
ステップS302において画像データの読み出しが行われると、画像処理装置200は、読み出された画像データがあるか否かを判定する(S304)。ステップS304において読み出された画像データがないと判定された場合には、画像処理装置200は例外処理を行い(S306)、処理を終了する。ここで、ステップS306の例外処理としては、例えば、表示部110に警告表示を行うことが挙げられるが、上記に限られない。
また、ステップS304において読み出された画像データがあると判定された場合には、読み出された画像データが所定数以上であるか否かを判定する(S308)。ここで、上記所定数の情報は、例えば、記憶部202に記憶されグループサムネイル生成部222が記憶部202から読み出すことにより、画像処理装置200はステップS308の処理を行うことができる。
ステップS308において読み出された画像データが所定数以上であると判定された場合には、図13に示す第1の実施形態に係る画像処理方法のステップS106と同様に、画像処理装置200はグループサムネイルを生成する(S310)。また、ステップS308において読み出された画像データが所定数以上であると判定されない場合には、画像処理装置200はグループサムネイルを生成しない(S312)。なお、ステップS312では、ステップS302で読み出された画像データそれぞれに対応するサムネイルが生成される。
そして、画像処理装置200は、例えば、図8(あるいは図1)に示すようなサムネイル表示を行う(S314)。
第2の実施形態に係る画像処理装置200は、図17に示す画像処理方法を用いることにより、検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データを記録媒体から読み出し、記録媒体に記憶された検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データに対するユーザによる把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
[第2の実施形態に係る第2の画像処理方法]
図18は、本発明の第2の実施形態に係る第2の画像処理方法を示す流れ図である。
画像処理装置200は、表示モード情報を生成する(S400)。ここで、画像処理装置200は、例えば、操作部112からのユーザ入力に基づいて表示モード情報を生成する。表示モード情報としては、例えば、ユーザが操作部112を用いて選択した上記〔C〕表示モード、が既定する検索条件(メタ情報に関する条件)が挙げられるが、上記に限られない。
画像処理装置200は、ステップS400において生成された検索情報に基づいて、図17のステップS302と同様に、記憶部202に記憶された画像データを検索して選択的に読み出す(S402)。
ステップS402において画像データの読み出しが行われると、画像処理装置200は、図17のステップS304と同様に、読み出された画像データがあるか否かを判定する(S404)。ステップS404において読み出された画像データがないと判定された場合には、図17のステップS306と同様に、画像処理装置200は例外処理を行い(S406)、処理を終了する。
また、ステップS404において読み出された画像データがあると判定された場合には、図17のステップS308と同様に、読み出された画像データが所定数以上であるか否かを判定する(S408)。
ステップS408において読み出された画像データが所定数以上であると判定された場合には、図17のステップS310と同様に、画像処理装置200はグループサムネイルを生成する(S410)。また、ステップS408において読み出された画像データが所定数以上であると判定されない場合には、図17のステップS312と同様に、画像処理装置200はグループサムネイルを生成しない(S412)。
そして、画像処理装置200は、例えば、図8(あるいは図1)に示すようなサムネイル表示を行う(S414)。
第2の実施形態に係る画像処理装置200は、図18に示す画像処理方法を用いることにより、検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データを記録媒体から読み出し、記録媒体に記憶された検索条件(メタ情報に関する条件)に合致する画像データに対するユーザによる把握を補助するサムネイル(グループサムネイル)を生成することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図11、図14に示す第1、第2の実施形態に係る画像処理装置では、画像処理装置が内部に記憶部を備える構成を示したが、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、かかる構成に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、着脱可能な記憶部(例えば、メモリスティックなど)を収納する収納部を備えることにより、記憶部を着脱可能に備える構成とすることもできる。上記の構成であっても、上述した第1、第2の実施形態に係る画像処理装置と同様の効果を奏することができる。
上述した構成は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、当然に、本発明の技術的範囲に属するものである。
従来の画像処理装置が生成するサムネイルを用いたサムネイル表示の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置におけるサムネイルの生成を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第1の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第2の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第3の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第4の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルの第5の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が生成するグループサムネイルを用いたサムネイル表示の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るグループサムネイルが選択された場合の画面遷移例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像グループの構成を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理方法の一例を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像データ記録方法を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る第1の画像処理方法を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る第2の画像処理方法を示す流れ図である。
符号の説明
100、200 画像処理装置
102、202 記憶部
104 画像判定部
106、222 グループサムネイル生成部
108 画像再生部
110 表示部
112 操作部
204 撮像部
206 ファイル取り込み部
208 メタ情報付加部
210 画像特定補助情報生成部
212 画像解析部
214 顔検出部
216 データベース記録部
218 画像記録部
220 画像データ読み出し部

Claims (13)

  1. ファイルを読み込み、読み込んだ前記ファイルの中から画像データを判定する画像判定部と;
    前記画像判定部が判定した画像データに基づいて、前記画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成し、複数の画像データから生成される1のサムネイルである、生成された前記サムネイルがグループ化されたグループサムネイルを生成するグループサムネイル生成部と;
    を備え、
    前記グループサムネイルは、
    前記グループサムネイルを構成する前記サムネイルそれぞれ、および前記サムネイルそれぞれに対応する前記複数の画像データと関連付けられ、
    前記グループサムネイルを構成する前記サムネイルそれぞれの一部または全部を示す、画像処理装置。
  2. 撮像を行う撮像部と;
    前記撮像部が撮像した画像データが記録される記憶部と;
    前記撮像部が撮像した画像データに前記画像データを識別するメタ情報を付加するメタ情報付加部と;
    前記撮像部が撮像した画像データを前記記憶部に記録する画像記録部と;
    前記記憶部に記憶された画像データの中から、メタ情報に関する条件に基づいて画像データを選択的に読み出す画像データ読み出し部と;
    をさらに備え、
    前記グループサムネイル生成部は、前記画像データ読み出し部が読み出した画像データに基づいてグループサムネイルを生成する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記メタ情報付加部は、前記撮像部が撮像した画像データの中から被写体の顔領域を検出する顔検出部を備え、前記メタ情報として前記顔領域の情報を付加する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記メタ情報付加部は、前記撮像部が撮像した画像データの撮像場所、および/または撮像時間を特定する画像特定補助情報を生成する画像特定補助情報生成部を備え、前記メタ情報として前記画像特定補助情報を付加する、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記メタ情報付加部は、前記撮像部が撮像した画像データを画像解析して画像解析情報を生成する画像解析部を備え、前記メタ情報として前記画像解析情報を付加する、請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像解析部は、前記画像データそれぞれに含まれる色の割合を示す色情報を前記画像解析情報として生成する、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記メタ情報に関する条件を前記画像データ読み出し部に入力する操作部をさらに備える、請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 前記記憶部は、前記撮像部が撮像した画像データと前記画像データに対応する前記メタ情報とが、画像データごとに対応付けて記録されたデータベースを記憶し、
    前記撮像部が撮像した画像データと、前記画像データに対応する前記メタ情報とを対応付けて前記データベースに記録するデータベース記録部をさらに備え、
    画像データ読み出し部は、前記データベースと前記メタ情報に関する条件とに基づいて画像データを選択的に読み出す、請求項2に記載の画像処理装置。
  9. 外部装置からファイルを取り込み、取り込んだファイルの中から画像データを判定するファイル取込部をさらに備え、
    前記メタ情報付加部は、前記ファイル取込部が判定した画像データにメタ情報を付加し、
    前記画像記録部は、前記ファイル取込部が判定した画像データを前記記憶部に記録する、請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記グループサムネイル生成部が生成した前記グループサムネイルを表示する表示部をさらに備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像判定部が読み込むファイルを指定する操作部をさらに備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  12. ファイルを読み込み、読み込んだ前記ファイルの中から画像データを判定するステップと;
    判定するステップにおいて判定された画像データに基づいて、前記画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成するステップと;
    前記サムネイルを生成するステップにおいて生成された前記サムネイルに基づいて、複数の画像データから生成される1のサムネイルである、生成された前記サムネイルがグループ化されたグループサムネイルを生成するステップと;
    を有し、
    前記グループサムネイルは、
    前記グループサムネイルを構成する前記サムネイルそれぞれ、および前記サムネイルそれぞれに対応する前記複数の画像データと関連付けられ、
    前記グループサムネイルを構成する前記サムネイルそれぞれの一部または全部を示す、画像処理方法。
  13. ファイルを読み込み、読み込んだ前記ファイルの中から画像データを判定するステップ;
    判定するステップにおいて判定された画像データに基づいて、前記画像データそれぞれに対応するサムネイルを生成するステップ;
    前記サムネイルを生成するステップにおいて生成された前記サムネイルに基づいて、複数の画像データから生成される1のサムネイルである、生成された前記サムネイルがグループ化されたグループサムネイルを生成するステップ;
    をコンピュータに実行させ、
    前記グループサムネイルは、
    前記グループサムネイルを構成する前記サムネイルそれぞれ、および前記サムネイルそれぞれに対応する前記複数の画像データと関連付けられ、
    前記グループサムネイルを構成する前記サムネイルそれぞれの一部または全部を示す、プログラム。
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