JP4992157B2 - プッシュオン・プッシュオフ機構及び該機構を用いたプッシュ式メモリーカードコネクタ - Google Patents

プッシュオン・プッシュオフ機構及び該機構を用いたプッシュ式メモリーカードコネクタ Download PDF

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Description

本発明は、主としてメモリーカードを復帰バネの弾性に抗して押し込み操作することによって所定の押し込み位置で戻り止めされ、再度の押し込み操作によって戻り止めが解除されて復帰バネにより押し戻されるようにしたプッシュ式メモリーカードコネクタに使用するプッシュオン・プッシュオフ機構(別名「モーメンタリー・オルタネイト動作機構」)及びこれを使用したプッシュ式メモリーカードコネクタに関するものである。
プッシュ式メモリーカードコネクタにおいては、ハウジングのメモリーカード挿入空間に挿入されるカードの挿入・排出方向に往復スライドするスライダーと、前記スライダーを前記カードの排出方向に付勢させる復帰バネと、前記スライダーを前記カードと共に押し込むことにより、その所定の押し込み位置で前記スライダーを戻り止めし、再度の押し込み動作によって戻り止めを解除するためのピンガイド溝及び該ピンガイド溝内を摺動するガイドピンとからなるプッシュオン・プッシュオフ機構とを備えたものが広く使用されている。
従来のプッシュ式メモリーカードコネクタでは、図7及び図8に示すように、スライダー1のスライド方向の先端側にカードの先端を受けるカードストッパー部2を有し、また該スライダー1のスライド方向の先端面には該スライダー1を押し戻す復帰バネの先端を受ける復帰バネ先端受け部3を設け、該スライダー1の表面にはピンガイド溝4を設け、該スライダー1のスライド方向の一方の側面にはカードを仮止めするカードロック用爪5を設けた構造になっていた。
ピンガイド溝4は、ハート形をしたハートカム6の両側面に、往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bとが設けられ、これら往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bの両端部は相互に繋がった循環構造になっている。
このようなピンガイド溝4に、ガイドピン7の先端が挿入されて、往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bに沿って循環するようになっている。ピンガイド溝4及び該ピンガイド溝4内を摺動するガイドピン7によってプッシュオン・プッシュオフ機構8が構成されている。
この例では、往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bとの一方の合流部に往復共通溝部4Cが設けられている。ガイドピン7が、これら往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bと往復共通溝部4Cに沿って循環中に逆戻りしないように、往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bと往復共通溝部4Cの底面には上って行って頂上で降下する高低の段部9a,9b,9c,9dが4カ所に設けられている。
段部9aは、往路ガイド溝部4Aの末端側に達したガイドピン7が、往路ガイド溝部4Aに戻らずにハートカム6の基部の窪み部6aに行くように設けられている。段部9bは、段部9aを過ぎたガイドピン7が、段部9a側に戻らずにハートカム6の基部の窪み部6aに行くように設けられている。段部9cは、ハートカム6の基部の窪み部6aから復路ガイド溝部4Bに進むガイドピン7が、ハートカム6の基部の窪み部6aに戻らないように設けられている。段部9dは、ハートカム6の先端部6bで復路ガイド溝部4Bの末端から往路ガイド溝部4Aと往復共通溝部4Cとに入ったガイドピン7が、復路ガイド溝部4Bに戻らないように設けられている。
往路ガイド溝部4Aと復路ガイド溝部4Bと往復共通溝部4C内のガイドピン7は、最初は図5の待機時ピン停止位置aにあり、メモリーカード挿入時の押し込み、即ちオンプッシュ動作によってオンプッシュ動作末端時ピン停止位置bに行き、その位置で押し込み操作力を解除することにより戻り止め係止時ピン停止位置cに行き、係止解除のための再度のメモリーカード押し込み動作、即ちオフプッシュ動作によって最奥部押し込み時ピン停止位置dに行き、その位置でスライダーの押し込み操作力を解除することにより、待機時ピン停止位置aに戻る。これをメモリーカードの挿抜毎に繰り返すようになっている。
即ち、最初、ガイドピン7は往復共通溝部4Cの先端の待機時ピン停止位置a(この位置では、スライダー1は復帰バネの付勢で手前側の待機位置に存在してロックされている。)にいる。ハウジングのメモリーカード挿入空間にカードを挿入して、該カードの側面の凹部にカードロック用爪5が入り込んで該カードがスライダー1に仮止めされ、該カードがスライダー1のカードストッパー部2に当たる。かかる状態で、該カードが更に押し込まれると、ガイドピン7は往路ガイド溝部4Aの段部9aを経てピン停止位置bに至り、押し込み操作力解除によって段部9bを経てピン停止位置cに至る。この状態になると、カードとスライダー1が奥に押し込まれ、カードがコネクタに電気的に接続された所定の位置に停止している。またこの状態では、スライダー1はロックされており、また復帰バネは圧縮状態になっている。
所定の作業が終了してカードを戻す必要が生じたら、カードを経てスライダー1を更に押し込むと、ガイドピン7は段部9cを経てピン停止位置dに至り、その後押し込み操作力解除により復路ガイド溝部4Bを通り、段部9dを経て往路ガイド溝部4A及び往復共通溝部4Cに入り、往復共通溝部4Cを通ってピン停止位置aに戻る(例えば、特許文献1)。
特開2003−317861号公報 図4
しかしながら、最近のプッシュ式メモリーカードコネクタは小型化、薄型化されている。従来の小型化、薄型化されたプッシュ式メモリーカードコネクタでは、ピンガイド溝4及び該ピンガイド溝4内を摺動するガイドピン7とからなるプッシュオン・プッシュオフ機構8も小型化、薄型化されている。小型化、薄型化されたピンガイド溝4では、段部9a,9b,9c,9dの高低の段部も必然的に低くなる。従来のプッシュ式メモリーカードコネクタでは、ガイドピン7の先端がピンガイド溝4を構成する往路ガイド溝部4A、復路ガイド溝部4B及び往復共通溝部4Cの底面に接触して摺動するので、特にピンガイド溝4の底面に高低差をもつ段部9a,9b,9c,9dが摩耗されて高低差が低くなり、ガイドピン7の逆戻り防止効果が失われてしまう問題点があった。さらに、小型化、薄型化されたピンガイド溝4では、その底面に高低差をつけることが難しくなり、プッシュオン・プッシュオフ機構8を組み立てることも難しくなる問題点があった。
本発明の目的は、ガイドピンの逆戻り防止効果が失われるのを防止でき、ピンガイド溝製作が容易で、プッシュオン・プッシュオフ機構の組立も容易にできるプッシュ式メモリーカードコネクタを提供することにある。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、支持部に対して直線方向に往復動作自在なスライダーと、該スライダーを復動作側に付勢する復帰バネと、前記スライダー又は支持部の何れか一方に支持させたガイドピンと、他方に該ガイドピンが摺接するピンガイドを備え、前記スライダーを復動作末端位置から往動作方向に押し込み操作することによって前記ガイドピンが前記ピンガイドに沿って移動し、該スライダーの往動作末端手前位置で、前記ガイドピンが前記ピンガイドに設置した戻り止め係止部に係合してスライダーが戻り止めされ、該戻り止め状態から前記スライダーを再度の押し込み操作することによって、前記戻り止めが解除され、押し込み操作解除によって前記復帰バネによって前記復動作末端位置に戻るようにしてなるプッシュオン・プッシュオフ機構において、
前記ピンガイドは、前記スライダーの往復動作方向に平行な仮想平面上に設置されるとともに、前記スライダーの往復動作によって前記ガイドピンの側面が当接する前記仮想平面からの立上り壁面であるピン摺接面をもって構成され、前記ガイドピンは、横向き付勢手段によって一方向に付勢されることで少なくとも1つのピン摺接面に当接し、前記往路ガイド部と復路ガイド部との両端間の一方側には、前記横向き付勢手段の水平横方向の付勢力に抗して一方側から他方側にガイドピンが通過した後は逆方向には戻らない逆戻り防止機構を備えることによって前記スライダーの押し込み・復帰動作によってガイドピンがピンガイドに沿って循環するようにし、該往路ガイド部の途中の前記ピン摺接面には、前記復帰バネの付勢力に抗してガイドピンが係止されるガイドピン係合部を備えていることにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記横向き付勢手段は、前記支持部又はスライダーの何れかのガイドピン支持側に基端側を固定したバネアームをもって構成し、該バネアームの先端に直交配置にガイドピンを備えたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項2の構成に加え、前記バネアームはつる巻きバネの一端側をもって構成していることにある。
請求項4請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の請求項の構成に加え、前記往路ガイド部には、スライダーの往動作時においてガイドピンが前記ガイドピン位置よりスライダー往動作側にて当接してスライダーの往動作を阻止し、該スライダーの往動作力解除による前記復帰バネの付勢力によるスライダーの戻りによって前記ガイドピンを前記戻り止め係止部に誘導する折り返し誘導ガイド部を備えたことにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜4の何れか1の請求項の構成に加え、前記ピンガイドは、支持部又はスライダーのピンガイド設置部の表面に形成した凹溝の内側の立ち上がり面をもって構成したことにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項1〜5の何れか1の請求項の構成に加え、前記逆戻り防止機構は、前記往路ガイド部と復路ガイド部との境界部分において、前記ガイド部前面のピン通過部底面に前記ガイドピンの進行方向側を低くした逆戻り防止用の段部と、前記ガイドピンを該段部位置で、その先端が該段部の高い側より低い高さに付勢する下向き付勢手段をもって構成していることにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項1〜5の何れか1の請求項の構成に加え、前記逆戻り防止機構は、前記ガイドピンの進行方向側にのみ開くフラップ弁式の扉をもって構成していることにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、ハウジング内にあってそのメモリーカード挿入空間に挿抜されるメモリーカードの挿入・排出方向に往復スライドするスライダーと、前記スライダーを前記メモリーカードの排出方向に付勢させる復帰バネと、前記スライダーを前記メモリーカードと共に押し込むことにより、その所定の押し込み位置で前記スライダーを戻り止めし、再度の押し込み動作によって戻り止めを解除するためのピンガイド及び該ピンガイドにガイドされて移動するガイドピンとからなるプッシュオン・プッシュオフ機構とを備え、前記メモリーカードの押込方向動作によって前記スライダーが押し込まれ、該スライダーの押し出し方向の動作によって前記メモリーカードが排出されるようにしてなるプッシュ式メモリーカードコネクタにおいて、前記プッシュオン・プッシュオフ機構として請求項1〜7の何れかに記載のプッシュオン・プッシュオフ機構を使用したことにある。
本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構及びこれを使用したプッシュ式メモリーカードコネクタでは、ピンガイドを、スライダーの往復動作方向に平行な仮想平面上に設置し、ガイドピンは、横向き付勢手段によって一方向に付勢されることで少なくとも1つのピン摺接面に当接し、前記ピンガイドは、前記スライダーの往復動作によって前記ガイドピンの側面が当接する前記仮想平面からの立上り壁面であるピン摺接面をもって構成し、往路ガイド部とガイド部との両端間の一方側には、前記横向き付勢手段の水平横方向の付勢力に抗して一方側から他方側にガイドピンが通過した後は逆方向には戻らない逆戻り防止機構を備えることによって前記スライダーの押し込み・復帰動作によってガイドピンがピンガイドに沿って循環するようにし、該往路ガイド部の途中の前記ピン摺接面には、前記復帰バネの付勢力に抗してガイドピンが係止されるガイドピン係合部を備えたことにより、ガイドピンの先端面ではなく側面がピンガイドのピン摺接面に接して移動することとなり、ガイドピンの先端で摩擦接触されることをなくするか、少ないものとすることができ、このためプッシュオン・プッシュオフ機構の長寿命化を図ることができる。また、プッシュオン・プッシュオフ機構が小型化、薄型化されても、ピンガイドの製作が容易になり、プッシュオン・プッシュオフ機構の組立も容易に行うことができる。
また、前記横向き付勢手段は、前記支持部又はスライダーの何れかのガイドピン支持側に基端側を固定したバネアームをもって構成することにより、ガイドピンの一方向側へ付勢する為の構造が簡単なものとなる。更に、このバネアームはつる巻きバネの一端側をもって構成することにより、全体が小型化された場合においても従来のハートカム機構に比べてガイドピン構成部材の形状が大きくなり、組み立てが容易となる。
更に、本発明において、前記往路ガイド部には、スライダーの往動作時においてガイドピンが前記ガイドピン位置よりスライダー往動作側にて当接してスライダーの往動作を阻止し、該スライダーの往動作力解除による前記復帰バネの付勢力によるスライダーの戻りによって前記ガイドピンを前記戻り止め係止部に誘導する折り返し誘導ガイド部を備えることにより、スライダーを所定の押し込み位置で停止させる為の操作が、一回の押し込み操作時に押し込み不能位置まで押し込む操作を行うのみで行われ、操作性の良いものとなる。
更に、本発明では、前記ピンガイドを、支持部又はスライダーのピンガイド設置部の表面に形成した凹溝の内側の立ち上がり面をもって構成することにより、ピンガイドの構造が簡略化される。
更に、本発明では、前記逆戻り防止機構は、前記往路ガイド部と復路ガイド部との境界部分において、前記ガイド部前面のピン通過部底面に前記ガイドピンの進行方向側を低くした逆戻り防止用の段部と、前記ガイドピンを該段部位置で、その先端が該段部の高い側より低い高さに付勢する下向き付勢手段をもって構成することにより、また、該逆戻り防止機構は、前記ガイドピンの進行方向側にのみ開くフラップ弁式の扉をもって構成する事により、簡単な構造で構成することができる。
以下、本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構及びプッシュ式メモリーカードコネクタを実施するための最良の形態を、図示の実施例を参照して詳細に説明する。
図1乃至図3は本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構を使用したプッシュ式メモリーカードコネクタの一実施例を示したものである。
本例のプッシュ式メモリーカードコネクタでは、スライダーを支持するための支持部であるハウジング10と、該ハウジング10のカード挿入空間11に挿入されるカード12と、ハウジング10内で挿入・排出方向に往復スライドするスライダー13と、スライダー13をカード12の排出方向に付勢させる復帰バネ14と、スライダー13をカード12と共に押し込むことにより、その所定の押し込み位置でスライダー13を戻り止めし、再度の押し込み動作によって戻り止めを解除するためのピンガイド及びガイドピン16とからなるプッシュオン・プッシュオフ機構とを備えている。
ハウジング10は、合成樹脂材によってモールド成型されたハウジング本体10Aとその上面に嵌め合わせた金属材料によりプレス成型されたシールドカバー10Bとから構成されている。
プッシュオン・プッシュオフ機構を構成するピンガイド15は、スライダー13の往復動作方向に平行な仮想平面の一つであるハウジング本体10Aの底面10aに上向きに設置され、スライダー13の押し込み方向側動作時にガイドピン16が摺動される往路ガイド部15Aと、スライダー13の排出方向側動作時にガイドピン16が摺動される復路ガイド部15Bとから構成されている。
ガイドピン16は、つる巻きバネ18の一端側のバネアーム18aの自由端側を折り曲げ形成した状態でこれと一体に成型されている。このつる巻きバネ18は他端側のバネアーム18bが、スライダー13にそのスライド方向に向けて固定されている。ガイドピン16は、ハウジング本体の底面10aに対して鉛直な方向に向けられている。
また、バネアーム18aは横向き付勢手段を構成しており、ハウジング本体の底面10aと平行な面に沿ってスライダー13の往復動作方向と交差する一方向、本例においては図1において反時計回り方向側にガイドピン16を付勢している。図中矢印Fは付勢方向を示している。
ピンガイドを構成する往路ガイド部15Aと復路ガイド部15Bとはスライダー13の往復動作方向と略平行に配置されている。復路ガイド部15Bがハウジング中央側、往路ガイド部15Aがそれよりハウジング縁部側に設置され、ガイドピン16はバネアーム18aによって復路ガイド部15Bから往路ガイド部15A側に向けてこれらを横切る方向に付勢されている。
往路ガイド部15A及び復路ガイド部15Bは、バネアーム18aの付勢力によってガイドピン16が圧接する方向側の立上り壁面(側壁)がピン摺接面を構成している。
往路ガイド部15Aは、ハウジング本体10Aの側壁部の内側に形成されており、この往路ガイド部15Aは、スライダー13が復帰バネ14の付勢力によって最も押し出された状態にある待機位置においてガイドピン16が位置している往路ガイド部15Aの始端側の待機時ピン停止位置aからスライダー13が最も押し込まれた状態にある時の最押し込み位置にあるときの最奥部押し込み時ピン停止位置dのやや手前までとなっている。
往路ガイド部15Aの途中には復帰バネ13の付勢力に抗してガイドピン16が係止されるガイドピン係合部19が形成されている。待機時ピン停止位置aからガイドピン係合部19に至る部分がオンプッシュガイド部15Aaとなっており、ガイドピン係合部19は、このオンプッシュガイド部15Aaの奥側端部からスライダー往復動作方向と直行する向きの段状部分を凹ませた形状に形成されており、ガイドピン16は、スライダー13とともに押し込まれてオンプッシュガイド部15Aa奥側端部まで押し込まれると、バネアーム18aの付勢力によってガイドピン係合部19側に移動され、スライダー13の押し込み動作力を解除することによってピン係合部19内の戻り止め係止時ピン停止位置cに移動され、これによってスライダー13が戻り止めされ、スライダーが所定の押し込み位置で停止されるようになっている。
尚、本例ではオンプッシュガイド部15Aaの奥側延長方向側に、ガイドピン16の太さより大きい間隔を隔てて衝立壁21が備えられ、ガイドピン16が往動作時にこれに衝突してガイドピン係合部19側に誘導されるようになっている。
ガイドピン係合部19の奥側には、前述したスライダー16の押し込み停止状態から戻り動作に移行させるための復路側誘導部15Abが形成されている。この復路側誘導部15Abは、復路ガイド部15B側に向けて近づく方向に傾斜させて形成されており、その最奥端部と復路ガイド部15Bとの間に、横向き付勢手段であるバネアーム18aの水平横方向の付勢力に抗して一方側から他方側、即ち往路ガイド部15A側には戻らない逆戻り防止機構40を備えられ、この逆戻り防止機構40位置を通過した復路ガイド部15Bの最奥位置が最奥部押し込み時ピン停止位置dとなっている。
復路ガイド部15Bは、そのスライダー戻り方向側の端部が、前述した待機時ピン停止位置aよりやや奥側までの長さとなっており、このためスライダー13が最も押し出された待機位置に達すると、ガイドピン16は復路ガイド部15Bから外れ、バネアーム18aの水平横方向の付勢力によって往路ガイド部15a側に移動されるようになっている。これらによってガイドピン16がスライダー13の往復動作によって往路ガイド部15Aと復路ガイド部15Bとに摺接しつつ循環されるようになっている。
この逆戻り防止機構40は、図3に示すように、前記往路ガイド部15Aと復路ガイド部15Bとの境界部分において、ガイドピン16の先端面が向き合うピン通過部底面42の復路ガイド部15B側を低くした逆戻り防止用の段部41と、ガイドピン16を段部41位置で、その先端が該段部の高い側より低い高さに付勢する下向き付勢手段をもって構成している。この付勢手段は、本例ではシールドカバー10Bに切り抜き形成された押し下げ用のバネ部43をもって構成させ、これによってガイドピン16の先端を、逆戻り防止用の段部41を構成している復路側誘導部15Abのピン通過部底面42より低い位置に押し下げている。
これによって、ガイドピン16が段部41を乗り越えると、復路側誘導部15Abから復路ガイド部15Bに誘導されたガイドピン16の先端部側面が、段部41を構成しているにおける復路ガイド部15B側に向いた立上り面41a(図3に示す)に当接し往路ガイド部15A側への逆戻りが阻止されるようにしている。
スライダー13は、そのスライド方向に向いたスライド基体24を有し、該スライド基体24は、そのスライド方向と平行な両側部に、相互に平行な一方の平行ガイド面24aと他方の平行ガイド面24bとをもっている。
また、スライド基体24には、そのスライド方向の先端側の一方の平行ガイド面24a側に突設されてカード12の先端を受けるカードストッパー部25と、スライド基体24のスライド方向の先端側の他方の平行ガイド面24b側に突設されてつる巻きバネ18の巻き芯部18cを保持すると共に復帰バネ14の先端を受ける復帰バネ受け部26bを備えたホルダー部26と、スライド基体24に設けられてつる巻きバネ18の他端側のバネアーム18bをスライダー13のスライド方向に向けて固定する他端側バネアーム固定部27とが備えられている。
つる巻きバネ18の巻き芯部18cは、ホルダー部26の突起からなる芯部支持部26aに嵌められて支持されている。他端側バネアーム固定部27は、スライド基体24の表面にスライド方向に設けられた溝部27aと、これら溝部27aの両側壁に互い違いに突設された支持突起27bとで形成され、つる巻きバネ18の他端側のバネアーム18bはこの溝部27aに挿入されて、互い違いの支持突起27bにより側面が交互に押されて固定されている。
つる巻きバネ18は、その巻き芯部18cがホルダー部26の芯部支持部26aに嵌められて保持され、その一端側のバネアーム18aに設けられているガイドピン16の先端側がハウジング本体10Aのピンガイド15に挿入されてガイドピン16の先端側の側面がピンガイドのピンガイド立ち上がり摺動面に一端側のバネアーム18aの付勢力で圧接されている。
ハウジング本体10Aには、カード12を挿入するカード挿入空間11、スライダー13のスライド基体24の一方の平行ガイド面24a及び他方の平行ガイド面24bとを、それぞれガイドする一方の平行ガイド部28と他方の平行ガイド部29、待機状態で復帰バネ14の付勢によりスライド基体24の基端側端部を当接させる基端ストッパー部30、復帰バネ14の基端を受ける復帰バネ受け部32が設けられている。
次に、このようなプッシュ式メモリーカードコネクタでの、プッシュオン・プッシュオフ機構を構成するピンガイドにおけるガイドピン16の動作を、図1及び図4を参照して、カードやスライダーの動作と共に説明する。
ハウジングのカード挿入空間11にカード12が挿入されていない初期状態では、図1に示すようにスライダー13は復帰バネ14によって最も押し出された状態である待機位置にあり、この時ガイドピン16は往路ガイド部15Aのオンプッシュガイド部15Aaの基端部の待機時ピン停止位置aにあり、バネアーム18aの付勢力によって該ガイド部15Aaに押し当てられた状態となっている。
この状態から、カード挿入空間11にカード12を挿入して押し込むと、これとともにスライダー13が押し込み方向に移動される。この時ガイドピン16はオンプッシュガイド部15Aaに摺接しつつ移動し、その先端部まで移動するとバネアーム18aの付勢力によってガイドピン係合部19の奥側に移動される。
この状態でカード12によるスライダー13の押し込み力を解除すると、復帰バネ14によってスライダー13とともにガイドピン16が戻り方向に押されるが、ガイドピン16がガイドピン係合部19に係合される戻り止め係止時ピン停止位置cに入り、戻りが阻止され、これによってスライダー13は所定の押し込み位置で停止される。この時、カード12はカード挿入空間11内に押し込まれ、図示してないが、その端子がハウジング10内に備えられた接触バネに電気接続された状態となる。
このように挿入されたカード12の取り出に際しては、挿入されているカード12を再度押し込む操作、即ちオフプッシュ操作によりガイドピン16は、復帰路側誘導部15Abに摺接して逆戻り防止機構40に至り、これを通過して復路ガイド部15Bに入り、最奥部押し込み時ピン停止位置dで停止する。
然る後カード12に対する押し込み力を解除することにより復帰バネ14によってスライダー13が押し出し方向に動作され、ガイドピン16は戻り防止機構40によって往路ガイド部15Aには戻らず、復路ガイド部15Bに摺接して移動し、スライダー13は戻り動作が阻止されること無く待機位置に戻り、これとともにカード12が押し出される。この待機位置に戻る途中において復路ガイド部15Bが途切れるため、ガイドピン16はバネアーム18aの付勢力によって往路ガイド部15Aに移動し、待機時ピン停止位置aで停止し、初期状態に戻る。
上記実施例における逆戻り防止機構では、往路ガイド部15A側に傾斜面を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、復路ガイド部15Bの底面を復路側誘導部15Abの底面より低くすることによって逆戻り防止用の段部41を形成してもよい。このようにすると、 復路ガイド部15Bの長さはある程度長く、その底面を徐々に高くして平面に戻す構造にすれば、溝の底面の傾斜が急なものよりもガイドピン16の先端で削られるのを防止することができる。更に、底面とガイドピン16の先端が摺接するので、カードの飛び出しが防止される。
更に、押し下げ用バネ42によって下向きに付勢して復路ガイド部15B側にガイドピン16を落とし込むようにしているが、この他、ガイドピン16が逆戻り防止用の段部41の手前の傾斜によって弾性的に持ち上げられた後に段部41を通過することにより復路ガイド溝15Bに落ち込むように付勢されるものであれば良く、前記押し下げ用のバネ部10bの代わりにガイドピン16のバネアームの弾性を利用してもよい。この場合、ガイドピン16がフリーな状態でその先端を復路ガイド溝15Bの底部に接触しない位置に弾性的に保持されるようにすることもできる。
また、逆戻り防止機構40は、上述した段部41と押し下げ用バネ部42を使用した構造の他、図5に示すように往路ガイド部15Aの先端の復路ガイド部15Bに繋がる位置に、逆止め扉45を設置した構造であっても良い。この逆止め扉45は、板バネをもって構成されたフラップ式の逆止め弁状をなしている。即ち、往路ガイド部15Aの復路ガイド部15Bへの開口部のガイドピン押込方向側とは反対側の縁部に逆止め扉45の一端が埋設されて固定され、該逆止め扉45の他端側が、前記開口部のガイドピン押込方向側の縁部に、復路ガイド溝15B側から窪ませた形状の段部に当接された構造となっている。
そして、ガイドピン16が往路ガイド溝15A側から復路ガイド部15Bに行く際には、ガイドピン16が逆止め扉45を押すことによって該扉が開かれてガイドピン16は復路ガイド溝15B内へ移動し、逆止め扉45位置を通過することによって、板バネの弾性によって逆止め扉45が閉じられ、ガイドピン16が往路ガイド溝15A内に戻りが阻止されるようになっている。
更に、逆戻り防止機構40は、前記フラップ式の逆止め弁状をした逆止め扉の代わりに、図6に示すように、逆転不能な一方向回転扉47を使用したものであってもよく、この場合には、回転扉47をガイドピン16が往路ガイド部15Aの先端部から復路ガイド部15B側への通過が可能な方向にのみ回転可能に設置しておくことにより、一旦復路ガイド部15B側に移動したガイドピン16が、一方向回転扉47によって往路ガイド部15A内に戻りが阻止されるようになっている。
更に、上述の実施例では、往路ガイド部15Aの往路側誘導部15Abを復路ガイド部15B側に向けて傾斜させているが、図7に示すように、復路ガイド部15Bの一部に傾斜部15Baを設け、これに往路ガイド部15Aの復路側誘導部15Abの先端が逆戻り防止機構40を介して連続させるようにしても良い。
更に、上記実施例では、横向きの平らな衝立壁21を使用しているが、この代わりに、図7に示すように、ガイドピン16をガイドピン係合部19内に導入する半円形状の折り返し誘導ガイド部21aを備え、この半円形状の開放部内にオンブッシュガイド部51Aa先端が挿入された状態となし、ガイドピン係合部19を半円形状に形成してもよい。
このようにする事により、ガイドピン16は待機時ピン停止位置aからガイドピン係合部19に係合された戻り止め係止時ピン停止位置cに至る前に折り返し誘導ガイド部21aの半円形状の最奥部のオンプッシュ動作末端ピン停止位置bに至り、押し込み動作が阻止される。
これによって操作者は、所定の押し込み動作の完了を認識する事ができ、その後押し込み操作力を解除することにより、復帰バネに14によってスライダー13が戻される事によりガイドピン16は折り返し誘導ガイド部21aに沿って移動しガイドピン係合部19に係合される。
更に、上記実施例では、ピンガイドを平板状面から立ち上げた形状に成型した場合を示しているが、図8に示すように平板状面に凹溝を形成する事によって形成しても良い。尚、図8において前記実施例と同一機能をなす部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
更に、上記各実施例は、ピンガイドをハウジング10側に、ガイドピン16をスライダー13側に設けた場合を示しているが、図9に示すように上述とは逆に、ピンガイドをスライダー13側に、ガイドピン16をハウジング10側に設けてもよい。この場合、ピンガイドは、前述とは前後に逆の配置となる。図9においても前記実施例と同一機能をなす部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
更に、図には示してないが、ガイドピン16のバネアーム18aによる付勢方向が、前述の例とは逆の時計回り方向であってもよく、この場合にはピンガイドの配置が左右に逆の配置となる。
更に、ピンガイドは、上述の例では何れも、スライダー13が最も押し込まれた状態の時の最奥部押し込み時ピン停止位置dのやや手前位置でガイドピン16が往路ガイド部側に戻らない逆戻り防止機構40を設けているが、本発明ではこれに限らず、図10に示すように、バネアーム18aによるガイドピン付勢方向を前述とは逆の図10において時計回り方向とし、スライダー13が押し込み動作位置から待機位置に戻るやや手前、即ちガイドピン16が復路ガイド部15Bを戻り方向に移動し、往路ガイド部15Aの待機時ピン停止位置aに至る手前位置に逆戻り防止機構40を設け、次のスライダー押し込み動作時には復路ガイド部15Bに戻る事なく、往路ガイド部15Aを折り返し誘導ガイド部21aの最奥部のオンプッシュ動作末端停止位置bまで押し込まれるようにした構造であっても良い。
尚、図10において前述の実施例と同機能部分には同一符号を付して説明を省略する。
本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構を使用したプッシュ式メモリーカードコネクタの一実施例でハウジングの天板を外して内部構造を開示した状態の平面図である。 図1に示す本実施例で用いているスライダー及びハウジングを示す分解斜視図である。 図1に示す実施例における逆戻り防止機構部分の拡大断面図である。 図1に示す実施例のハウジングに設けられたピンガイドに沿って摺動するガイドピンの動作過程を示す平面図である。 本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構における逆戻り防止機構の他の例を示す部分平面図である。 本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構における逆戻り防止機構の更に他の例を示す部分平面図である。 本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構における逆戻り防止機構の更に他の例を示す部分平面図である。 本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構における逆戻り防止機構の更に他の例を示す部分平面図である。 本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構における逆戻り防止機構の更に他の例を示す部分平面図である。 本発明に係るプッシュオン・プッシュオフ機構における逆戻り防止機構の更に他の例を示す部分平面図である。 従来のプッシュ式メモリーカードコネクタのハウジングの天板を外して内部構造を開示した状態の平面図である。 従来のプッシュ式メモリーカードコネクタで用いているスライダーのハートカムを中心としたピンガイドの要部拡大図である。
符号の説明
10 ハウジング
10A ハウジング本体
10B シールドカバー
10a 底面
11 カード挿入空間
12 カード
13 スライダー
14 復帰バネ
15 ピンガイド
15A 往路ガイド部
15Aa オンプッシュガイド部
15Ab 復路側誘導部
15B 復路ガイド部
15Ba 傾斜部
16 ガイドピン
18 つる巻きバネ
18a 一端側のバネアーム
18b 他端側のバネアーム
18c 巻き芯部
19 ガイドピン係合部
21 衝立壁
21a 折り返し誘導ガイド部
24 スライド基体
24a 一方の平行ガイド面
24b 他方の平行ガイド面
25 カードストッパー部
25a 補強板部
26 ホルダー部
26a 芯部支持部
26b 復帰バネ受け部
27 他端側バネアーム固定部
27a 溝部
27b 支持突起
28 一方の平行ガイド部
29 他方の平行ガイド部
29a 他方の平行ガイド部の基端側端部
30 基端ストッパー部
32 復帰バネ受け部
40 逆戻り防止機構
41 逆戻り防止用の段部
42 ピン通過部底面
43 押し下げ用のバネ部
45 逆止め扉
47 一方向回転扉
a 待機時ピン停止位置
b オンプッシュ動作末端時ピン停止位置
c 戻り止め係止時ピン停止位置
d 最奥部押し込み時ピン停止位置

Claims (8)

  1. 支持部に対して直線方向に往復動作自在なスライダーと、該スライダーを復動作側に付勢する復帰バネと、前記スライダー又は支持部の何れか一方に支持させたガイドピンと、他方に該ガイドピンが摺接するピンガイドを備え、前記スライダーを復動作末端位置から往動作方向に押し込み操作することによって前記ガイドピンが前記ピンガイドに沿って移動し、該スライダーの往動作末端手前位置で、前記ガイドピンが前記ピンガイドに設置した戻り止め係止部に係合してスライダーが戻り止めされ、該戻り止め状態から前記スライダーを再度の押し込み操作することによって、前記戻り止めが解除され、押し込み操作解除によって前記復帰バネによって前記復動作末端位置に戻るようにしてなるプッシュオン・プッシュオフ機構において、
    前記ピンガイドは、前記スライダーの往復動作方向に平行な仮想平面上に設置されるとともに、前記スライダーの往復動作によって前記ガイドピンの側面が当接する前記仮想平面からの立上り壁面であるピン摺接面をもって構成され、
    前記ガイドピンは、横向き付勢手段によって一方向に付勢されることで少なくとも1つのピン摺接面に当接し、
    前記往路ガイド部と復路ガイド部との両端間の一方側には、前記横向き付勢手段の水平横方向の付勢力に抗して一方側から他方側にガイドピンが通過した後は逆方向には戻らない逆戻り防止機構を備えることによって前記スライダーの押し込み・復帰動作によってガイドピンがピンガイドに沿って循環するようにし、
    該往路ガイド部の途中の前記ピン摺接面には、前記復帰バネの付勢力に抗してガイドピンが係止されるガイドピン係合部を備えていることを特徴としてなるプッシュオン・プッシュオフ機構。
  2. 前記横向き付勢手段は、前記支持部又はスライダーの何れかのガイドピン支持側に基端側を固定したバネアームをもって構成し、該バネアームの先端に直交配置にガイドピンを備えてなる請求項1に記載のプッシュオン・プッシュオフ機構。
  3. 前記バネアームはつる巻きバネの一端側をもって構成している請求項2に記載のプッシュ式メモリーカードコネクタ
  4. 前記往路ガイド部には、スライダーの往動作時においてガイドピンが前記ガイドピン位置よりスライダー往動作側にて当接してスライダーの往動作を阻止し、該スライダーの往動作力解除による前記復帰バネの付勢力によるスライダーの戻りによって前記ガイドピンを前記戻り止め係止部に誘導する折り返し誘導ガイド部を備えてなる請求項1〜3の何れかに記載のプッシュオン・プッシュオフ機構。
  5. 前記ピンガイドは、支持部又はスライダーのピンガイド設置部の表面に形成した凹溝の内側の立ち上がり面をもって構成してなる請求項1〜4の何れかに記載のプッシュオン・プッシュオフ機構。
  6. 前記逆戻り防止機構は、前記往路ガイド部と復路ガイド部との境界部分において、前記ガイド部前面のピン通過部底面に前記ガイドピンの進行方向側を低くした逆戻り防止用の段部と、前記ガイドピンを該段部位置で、その先端が該段部の高い側より低い高さに付勢する下向き付勢手段をもって構成している請求項1〜5の何れかに記載のプッシュオン・プッシュオフ機構。
  7. 前記逆戻り防止機構は、前記ガイドピンの進行方向側にのみ開くフラップ弁式の扉をもって構成している請求項1〜5の何れかに記載のプッシュオン・プッシュオフ機構。
  8. ハウジング内にあってそのメモリーカード挿入空間に挿抜されるメモリーカードの挿入・排出方向に往復スライドするスライダーと、前記スライダーを前記メモリーカードの排出方向に付勢させる復帰バネと、前記スライダーを前記メモリーカードと共に押し込むことにより、その所定の押し込み位置で前記スライダーを戻り止めし、再度の押し込み動作によって戻り止めを解除するためのピンガイド及び該ピンガイドにガイドされて移動するガイドピンとからなるプッシュオン・プッシュオフ機構とを備え、前記メモリーカードの押込方向動作によって前記スライダーが押し込まれ、該スライダーの押し出し方向の動作によって前記メモリーカードが排出されるようにしてなるプッシュ式メモリーカードコネクタにおいて、前記プッシュオン・プッシュオフ機構として請求項1〜7の何れかに記載のプッシュオン・プッシュオフ機構を使用したことを特徴としてなるプッシュ式メモリーカードコネクタ。
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