JP2005294076A - イジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ - Google Patents

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敦 西尾
Soichi Takagi
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Abstract

【課題】イジェクト機構を構成する部品の組み付けが簡単にできるイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタを提供することを課題とする。
【解決手段】メモリーカード(カード)の端子と接触する端子を有する樹脂製のコネクタ本体3と、カードの挿抜によりコネクタ本体3上をカードの挿抜方向に沿って前後に移動するスライダ5と該スライダをメモリーカード挿入用開口側に向けて付勢するコイルスプリング7とを含むイジェクト機構と、このイジェクト機構をコネクタ本体3に組み付ける際に、スライダ5をコイルスプリング7により付勢された状態でコネクタ本体3上の所定位置に保持する保持手段とを備えたことを特徴する。この保持手段は、コネクタ本体3上に一体に立設されたガイドレール4の後方端部に設けた係止突起41と、スライダ5のメモリーカード挿入用開口11側の端面に設けられた係止突起41と係止する略角穴状の被係止部59とから構成される。
【選択図】 図17

Description

本発明は、イジェクト機構付きメモリーカード用コネクタに関し、さらに詳しくは、コネクタ本体へのイジェクト機構の組み付けを容易にできるようにしたイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタに関する。
従来からデジタルカメラなどのデータの記憶媒体として、メモリーカードが広く用いられており、種々の種類や規格の小型のメモリーカードが市販されている。最近では、携帯電話用のデータの記憶媒体としてもメモリーカードが用いられており、非常に小型のメモリーカードも市販されている。これらのメモリーカードを記憶媒体とするデジタルカメラや携帯電話などの電子機器には、それらのメモリーカード用のコネクタが装着されている。
従来のメモリーカード用コネクタとしては、以下の特許文献1に開示されているようなものが知られている。このコネクタは、メモリーカードがコネクタに完全に挿入された挿入完了位置と、その手前の挿入途中においてメモリーカードを軽く保持するためのハーフロック位置との2箇所の位置において、メモリーカードを保持するように構成されている。
この挿入完了位置において、コネクタおよびメモリーカードの各端子同士が接触し、電気信号の伝達を行うことができる。また、ハーフロック位置においては、メモリーカード側部に設けられた凹部にハーフロックバネの先端部が係合し、メモリーカードの脱落を防止している。
メモリーカードをこのコネクタに挿入してゆくと、最初に、ハーフロック位置でメモリーカードがハーフロックバネにより軽く保持される。さらに、メモリーカードを押しこんでゆくと、挿入完了位置に達し、メモリーカードの挿入が完了する。このメモリーカードの抜脱は、再度、メモリーカードを押しこむことにより行う。この押しこみ操作により、メモリーカードはハーフロックの位置まで押し戻され、すなわちイジェクトされ、抜脱可能となる。
このメモリーカードの挿入と抜脱に用いられるイジェクト機構は、小さな部品から構成されており、コネクタ製造の際には、これら部品が手作業でコネクタ本体に組み込まれている。
特開2003−187903号公報
しかし、最近では、携帯電話やデジタルカメラなどに用いられるメモリーカードの小型化に伴い、コネクタのさらなる小型化が要請されるようになってきた。このため、イジェクト機構に用いられる各部品がさらに小型となり、手作業での組み立てを困難なものとしている。すなわち、このイジェクト機構には、メモリーカードをメモリーカード挿入用開口側へ付勢する手段としてコイルスプリングが用いられ、組み立て作業の際に、このコイルスプリングの付勢力がイジェクト機構を構成するスライダなどの部品に加わる。部品の大きさがある程度大きければ、それらの部品を手で押さえこみながら組み立てることが可能であるが、部品が極めて小さくなると、組み立ての際にコイルスプリングの付勢力によりこれらの部品が跳ね飛ばされてしまうことがある。このため、コネクタを小型化すると、特別な治具を用いなければそのイジェクト機構の組み立てが困難になるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、小型化されたメモリーカード用コネクタにおいて、小型化にもかかわらず本体への組み付けを容易に行なうことができるイジェクト機構を備えたメモリーカード用コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタは、メモリーカードの端子と接触する端子を有する樹脂製のコネクタ本体と、メモリーカードの挿抜により前記コネクタ本体上をメモリーカードの挿抜方向に沿って前後に移動するスライダと該スライダをメモリーカード挿入用開口側に向けて付勢するスプリングとを含むイジェクト機構と、前記イジェクト機構を前記コネクタ本体に組み付ける際に、前記スライダを前記スプリングにより付勢された状態で前記コネクタ本体上の所定位置に保持する保持手段と、を備えたことを特徴とする。
以上のような構成を有する本発明によると、イジェクト機構をコネクタ本体に組み付ける際に、保持手段により、スライダをスプリングにより付勢された状態で前記コネクタ本体上の所定位置に保持(仮止め)することができるので、組み立て時において、スプリングやスライダなどのイジェクト機構を構成する部品が跳ね飛ばされてしまうことを防止することができる。また、特別な治具がなくてもコネクタの組み立てができる。そのため、組み立て作業性も向上する。
本発明においては、好ましくは、前記保持手段は、前記コネクタ本体上に一体に立設された係止部と、前記スライダのメモリーカード挿入用開口側の端面に設けられた前記係止部と係止する被係止部とを含む。このような簡単な構成により、組み立て作業性の向上を実現することができる。
この場合、好ましくは、前記係止部は、メモリーカードの挿入方向に沿った薄板状片の後端部の上部から後方に向かって突出している係止突起を有し、また前記スライダの被係止部は、前記係止突起が嵌合する凹部を有するように構成される。このようにコネクタ本体の底面から上方に離れた位置にある係止突起がスライダの凹部に嵌合するようになっているので、スプリングの付勢力がスライダに作用しても、スライダを確実に所定位置に保持することができ、スプリングやスライダが跳ね飛ばされてしまうことを防止することができる。
この場合、前記スライダの被係止部をなす凹部は、前記係止突起が嵌合する略角穴状の部分を有することが好ましい。これにより、スライダをコネクタ本体に対して垂直方向および水平方向においてより確実に保持することが可能になる。
また、前記係止部が前記イジェクト機構をコネクタ本体に組み付ける際に前記スライダのガイドレールとして機能するようになっていることが好ましい。これにより、イジェクト機構の組み付けがさらに容易になる。
また、前記スライダは、その被係止部をなす凹部を介して、前記係止部にガイドされるようになっていることが好ましい。これにより、イジェクト機構の組み付けがさらに容易になる。
また、好ましくは、本発明のイジェクト機構を備えたメモリーカード用コネクタは、さらに、前記コネクタ本体を覆う金属製のカバーを有し、該カバーには、前記スライダに設けられた案内用の突条が案内されるガイドスロットが形成されている。このようなカバーでコネクタ本体を覆うことにより、スライダの案内をより確実に行なうことができ、信頼性のある動作を提供することができる。
上述したまたはそれ以外の本発明の目的、構成および効果は、添付図面に基づいて行なう以下の好適実施形態の説明からより明らかとなるであろう。
図1は本発明の実施の形態に係るメモリーカード用コネクタ1(以下、単に「コネクタ1」ともいう)を示し、所定のメモリーカード(以下、単に「カード」ともいう)に対応している。このカードは、携帯電話やデジタルカメラなどに用いられる小型かつ薄型のメモリーカードであり、そのためこのコネクタ1も当該メモリーカードに合わせて、小型かつ薄型に構成されている。なお、符号11は、このコネクタ1のメモリーカード挿入用開口である。
図2に示すように、コネクタ1は、概略、レール溝(カム溝)を有する合成樹脂製のコネクタ本体(ベース)3と、前記レール溝上をスライドするスライダ5と、該スライダ5に取り付けられたバネ部材6と、前記スライダ5をメモリーカード挿入用開口11の方向へ向けて付勢するコイルスプリング(スプリング/付勢手段)7と、前記スライダ5に回動可能に設けられ、前記ベース3に設けられたレール溝のカム溝と協働してメモリーカードのロックおよびロック解除をするためのガイドピン51と、これらのスライダ5、バネ部材6、コイルスプリング7およびガイドピン51をコネクタ本体3の内部に収納するようにコネクタ本体3を覆う金属製のカバー2と、から構成されている。
なお、このコネクタ本体3には、カードの複数の電極と夫々接触する複数の端子31と、カード挿入完了を検知するためのスイッチ電極32が設けられている。また、本発明では、上記スライダ5、バネ部材6、コイルスプリング7、ガイドピン51およびコネクタ本体3のレール溝のカム溝などで、カードのイジェクト機構を構成する。さらに、図2に示すように、コネクタ本体3のメモリーカード挿入用開口11側から見た左側には、コネクタ本体3上に一体に立設された薄板状の取り付けガイドレール4が設けられている。
上記バネ部材6は、合成樹脂製のスライダ5に組み込まれ、スライダ5と一体となって図2の矢印で示す方向にスライドするようになっている。このバネ部材6は、図3〜図5に示すように、押さえバネ61と、ハーフロックバネ62と、スライダ取り付け部(基部)63とから構成され、それらが一体形成されている。押さえバネ61は、後述するスライダ5に回動可能に組み込まれたガイドピン51を本体3のレール溝(カム溝)33に押し付けるための板バネである。
このハーフロックバネ62は、図3に示すように、スライダ5に取り付けられる基部(スライダ取り付け部)63と、該基部63からメモリーカード挿入用開口11の方へ向かって延出する第1の板バネ部626と、第1の板バネ部626の先端に設けられた折り返し部622と、折り返し部622から該折り返し部を頂部として第1の板バネ部626から徐々に離反し該第1の板バネ部626と略V字状をなすように後方へ向かって延出する第2の板バネ部625とを有し、該第2の板バネ部625の先端側にメモリーカードに形成された被係合部に係合するハーフロック用の略V字状の係合部621が設けられている。また、第1の板バネ部626と第2の板バネ部625は、前記折り返し部622において上下にずれた状態で略V字状に広がっている。
図4は、スライダ5に組み込まれたバネ部材6を示している。スライダ5のガイドピン51は、押さえバネ61の先端部611によりレール溝33に押し付けられている。なお、スライダ5の符号56で示す部分は、図1に示すカバー2のガイドスロット21に案内される案内用の突条である。
図5は、図4に示すスライダ5とバネ部材6を裏返した状態を示している。スライダ5の中央に延在する半円筒状の溝54は、コイルスプリング7を収容するためのものである。また、溝54の端部に設けられている突起55は、コイルスプリング7の端部と係合するためのものである。ガイドピン51は、軸52によりスライダ5に取り付けられており、水平方向に回動可能である。また、バネ部材6は、スライダ取り付け部63の突起631により、スライダ5に取り付けられている。
図13は、スライダ5の平面図である。また、図14は、このスライダ5のメモリーカード挿入用開口11側の側面図である。また、図15は、図13のA−A断面図である。スライダ5のメモリーカード挿入用開口11側の側面(端面)には、凹部をなす取り付けガイド溝58が設けられている。この取り付けガイド溝58は、スライダ5のメモリーカード挿入用開口11側端面に開口し、また、スライダ5の裏面側においても開口している。そして、この取り付けガイド溝58の奥には、図15に示すように略角穴状の被係止部59が設けられている。なお、符号571は、バネ部材6の中央のスライダ取り付け部(基部)63に設けられた突起631が係合する係合孔である。
以上のような構成を有する本発明のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタは、前述したイジェクト機構をコネクタ本体3に組み付ける際に、スライダ5をコイルスプリング7により付勢された状態でコネクタ本体3上の所定位置に保持する保持手段を備えたことを特徴とする。このような保持手段を設けることにより、イジェクト機構をコネクタ本体3に組み付ける際に、保持手段により、スライダ5をコイルスプリング7により付勢された状態でコネクタ本体3上の所定位置に保持(仮止め)することができるので、組み立て時において、コイルスプリング7やスライダ5などのイジェクト機構を構成する部品が跳ね飛ばされてしまうことを防止することができる。また、特別な治具がなくてもコネクタの組み立てができる。そのため、組み立て作業性も向上する。
以下、この保持手段について、詳細に説明する。
図2に示すように、コネクタ本体3のメモリーカード挿入用開口11側から見た左側には、コネクタ本体3上に一体に立設された薄板状の取り付けガイドレール(以下、単に「ガイドレール」とする)4が設けられている。このガイドレール4は、本発明の係止部をなすもので、このガイドレール4の後方端部の上側には、図16に示すように、係止突起(フック)41が後方に向かって突出するように一体に形成されている。このガイドレール4の幅は、上記スライダ5の取り付けガイド溝58の幅に対応しており、ガイドレール4に取り付けガイド溝58を合わせてスライダ5を所定方向にスライドさせることができるようになっている。図17は、スライダ5をメモリーカード挿入用開口11の側からみた斜視図であり、ガイドレール4および係止突起41と、取り付けガイド溝58との位置関係を示している。
図6は、スライダ5とバネ部材6が、コネクタ本体3に組み込まれた状態を示している。この状態のスライダ5は、コイルスプリング7によって、メモリーカード挿入用開口11側に付勢されている。そして、この状態におけるスライダ5は、スライダ5の取り付けガイド溝58の略角穴状の被係止部59にガイドレール4の係止突起41が係合することにより、保持(仮止め)される。
図7は、本体3のレール溝(カム溝)33を示している。このレール溝33の底面は、スライダ5に回動可能に組み込まれたガイドピン51の先端部53が所定の方向へと案内されるように、段階的な複数のスロープおよび段部33a〜33fが形成されており、いわゆるハートロックカム機構を構成している。ガイドピン51の先端部53がハーフロック位置から出発してハーフロック位置へ復帰するまでの各スロープ33a〜33f間の高さ関係については、図8に示されている。なお、図7に示す、符号71は、コイルスプリング7をコネクタ本体3に係止するための突起である。
このレール溝33をガイドピン51の先端部53がガイドされる様子を、図6、図9ないし図11を用いて説明する。最初に図6の状態において、メモリーカード挿入用開口11からカードが挿入されると、カード側方の凹部12(図9参照)にハーフロックバネ62の係合部621が係合する。この状態がハーフロック状態であり、カードが軽く保持される。なお、図9は、このハーフロック状態から、カードがコネクタ1内に押しこまれた状態を示している。
さらにカードをコネクタ1に挿入してゆくと、スライダ5の斜面57がカードの傾斜部13と当接し(図9参照)、コイルスプリング7を押し縮めながらスライダ5が挿入方向に移動してゆく。このとき、ガイドピン51の先端部53がレール溝33のスロープ33bを登ってゆく状態を示したのが図9である。
図10は、カードをコネクタ1に完全に押し込んだ状態を示している。ここで、ガイドピン51の先端部53は、レール溝33の段部33cに落とし込まれる。このため、先端部53はスロープ33bに戻ることはできない。そして、カードの押し込み止めると、コイルスプリング7の付勢力により、スライダ5はメモリーカード挿入用開口11側へ押し戻され、ガイドピン51の先端部は段部33dに移動し、その凹部34に係合する。この状態がカード挿入完了状態(ロック状態)である。
このロック状態を解除してカードを取り外す場合には、カードをカード挿入完了状態からさらに奥に向けてコネクタ1へ押し込む。ガイドピン51の先端部53は、図11に示すように、段部33e(図7及び図8参照)へ進出し、上記凹部34から離脱する。そして、図12に示すように、コイルスプリング7の付勢力により、スロープ33fを経てハーフロック位置、すなわち、図6に示す位置まで復帰する。この際、スライダ5の取り付けガイド溝58の略角穴状の被係止部59にガイドレール4の係止突起41が係合することにより、スライダ5の後退が制限され、その状態で保持(仮止めされる)。この復帰したハーフロック位置において、カードはコネクタ1に軽く支持されている。
以下、本実施例のコネクタ1の作用効果(組み立て手順)を説明する。
ガイドピン51、バネ部材6およびこれらを組み付けたスライダ5(図4及び図5の状態)を本体3に組み付けるに際しては、最初に、コイルスプリング7の一端を、図5に示す、スライダ5の突起55に挿嵌する。次に、コイルスプリング7の他端を、図7に示す、コネクタ本体3の突起71に挿嵌する。次に、コイルスプリング7と一体となったスライダ5を、ガイドレール4の上部に配置し、ガイドレール4にスライダ5の取り付けガイド溝58を沿わせつつ、かつ、コイルスプリング7を圧縮しながらカード挿入方向へスライダ5を指先で下方に押さえながらスライドさせてゆく。
そして、図18に示した状態、すなわち、ガイドレール4の端部に設けた係止突起(フック部)41をわずかに越えた位置までスライドさせた後に、スライダ5を押さえていた指の力をわずかに抜くと、コイルスプリング7の付勢力により、スライダ5がメモリーカード挿入用開口11側へ後退する。図18に示したスライダ5の位置は、ガイドレール4の延長上に存在するため、スライダ5の取り付けガイド溝58は、係止突起(フック部)41を収容しつつ後退する。そして、この係止突起41は、図15において示した略角穴状の被係止部59と係合する。すなわち、コネクタ本体3に設けたガイドレール4とスライダ5に設けた取り付けガイド溝58により、組み付け時におけるスライダ5の位置決めを正確かつ容易に実現することができる。
この係止突起41と略角穴状の被係止部59の係合により、被係止部59の上面がフック部41の下面とが一対の係合面として係合し、同時に、係止突起41の側面と取り付けガイド溝58の内側壁面とが一対の係合面として係合するため、スライダ5は本体3に垂直および水平方向のいずれにおいても確実に係止される。すなわち、コネクタ1の垂直方向においては、係止突起41と被係止部59との係合により、また、その水平方向においては、係止突起41と取り付けガイド溝58との係合により、スライダ5を本体3の適正位置へ確実に組み付けることができ、組み付け後もコイルスプリング7の付勢力により、スライダ5が本体3から脱落することが防止される。
以上、本発明を図面に記載された好適実施形態に基づいて説明したが、本発明がこの実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
たとえば、本発明は、上記実施形態にかかるメモリーカード以外の各種メモリーカード用のコネクタに適用することができる。また、上記実施形態では、ハーフロックバネとガイドピンの押さえバネを一体に形成したバネ部材を用いているが、ハーフロックバネと押さえバネを別々のバネから構成してもよい。さらに、上記保持手段の構成も、図示の実施形態に限定されることなく、例えば、スライダ側に係止部としての突起を設けるとともにガイドレール側に被係止部としての開口などを設ける構造としてもよい。このような構成であっても、イジェクト機構の組み付けを治具を用いることなく簡単に行なえるという本発明の効果を教授できることはいうまでもない。
本発明のメモリーカード用コネクタ1とメモリーカードとの関係を示す全体斜視図である。 図1に示すコネクタ1の分解斜視図である。 図1に示すコネクタ1の構成部材であるバネ部材6の拡大斜視図である。 図1に示すコネクタ1の構成部材であるスライダ5とバネ部材6を組み合わせた状態を示す拡大斜視図である。 図4に示すスライダ5とバネ部材6を裏面側から見た拡大斜視図である。 図5に示すスライダ5とバネ部材6を図2に示す本体3に組み込んだ状態を示す部分斜視図である。なお、本図において、スライダ5とバネ部材6は、ハーフロック位置に位置している。 図5に示すレール溝33の部分拡大斜視図である。 図7に示すレール溝33における段階的なスロープおよび段部33a〜33f間のコネクタ1の垂直方向における高さ関係を示す説明図である。 図1に示すコネクタ1内に、ハーフロック状態からさらにカードが押しこまれつつある状態を示す部分斜視図である。 図1に示すコネクタ1内に、カードが完全に押しこまれた状態を示す部分斜視図である。 図1に示すコネクタ1から、カードを抜脱するために、再度、カードを押しこんだ状態を示す部分斜視図である。 図11に示す状態から、カードがコイルスプリング7の付勢力により、ハーフロック位置へ復帰しつつある状態を示す部分斜視図である。 図1に示すコネクタ1のスライダ5の平面図である。 図13に示すスライダ5のメモリーカード挿入用開口11側の側面図である。 図13に示すA−A線断面図である。 図1に示すコネクタ1のコネクタ本体3の部分拡大斜視図である。 図16に示す部分をメモリーカード挿入用開口側からみた部分拡大斜視図である。 図1に示すコネクタ1の部分斜視図であり、コイルスプリング7が圧縮された状態を示す。 図18のコイルスプリング7が伸長し、係止突起41が取り付けガイド溝58に侵入した状態を示す。
符号の説明
1 メモリーカード用コネクタ
2 カバー
3 コネクタ本体
4 ガイドレール
5 スライダ
6 バネ部材
7 コイルスプリング(スプリング/付勢手段)
11 メモリーカード挿入用開口
12 凹部
13 傾斜部
31 端子
32 スイッチ電極
33 レール溝(カム溝)
33a〜33f スロープおよび段部
34 凹部
41 係止突起(フック部)
51 ガイドピン
52 軸
53 ピン先端部
54 溝
55 突起
56 突条
57 斜面
571 係合孔
58 取り付けガイド溝
59 被係止部
61 押さえバネ
62 ハーフロックバネ
621 係合部
622 折り返し部
625 第2の板バネ部
626 第1の板バネ部
63 基部(スライダ取り付け部)
631 突起
71 突起

Claims (7)

  1. メモリーカードの端子と接触する端子を有する樹脂製のコネクタ本体と、
    メモリーカードの挿抜により前記コネクタ本体上をメモリーカードの挿抜方向に沿って前後に移動するスライダと該スライダをメモリーカード挿入用開口側に向けて付勢するスプリングとを含むイジェクト機構と、
    前記イジェクト機構を前記コネクタ本体に組み付ける際に、前記スライダを前記スプリングにより付勢された状態で前記コネクタ本体上の所定位置に保持する保持手段と、を備えたことを特徴とするイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
  2. 前記保持手段は、前記コネクタ本体上に一体に立設された係止部と、前記スライダのメモリーカード挿入用開口側の端面に設けられた前記係止部と係止する被係止部と、を含むイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
  3. 前記係止部は、メモリーカードの挿入方向に沿った薄板状片の後端部の上部から後方に向かって突出している係止突起を有し、前記スライダの被係止部は、前記係止突起が嵌合する凹部を有するように構成されている請求項2に記載のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
  4. 前記スライダの被係止部をなす凹部は、前記係止突起が嵌合する略角穴状の部分を有する請求項3に記載のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
  5. 前記係止部が前記イジェクト機構をコネクタ本体に組み付ける際に前記スライダのガイドレールとして機能するようになっている請求項2ないし4のいずれかに記載のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
  6. 前記スライダは、その被係止部をなす凹部を介して、前記係止部にガイドされるようになっている請求項5に記載のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
  7. さらに、前記コネクタ本体を覆う金属製のカバーを有し、該カバーには、前記スライダに設けられた案内用の突条が案内されるガイドスロットが形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載のイジェクト機構付きメモリーカード用コネクタ。
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