JP4992000B2 - ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを検出するセンサ・システム及び方法 - Google Patents

ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを検出するセンサ・システム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分子識別、化学親和力、または物理的性質を機械的応答に変換する、カンチレバー・ベースのセンサ及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
走査トンネル顕微鏡及び原子間力顕微鏡の開発は、種々のアプリケーションをもたらした。これらのアプリケーションの例には、平行なローカル・プローブを使用する記憶システムなどの走査プローブ記憶システム、走査プローブ・リソグラフィ・システム、走査プローブやプローブのアレイを含むテスト装置、原子解析、高性能検査システム、及び半導体チップなどの表面の構造化のために使用される走査プローブ・システムなどがある。これらの全てのシステムは、1つ以上のカンチレバーを有するという共通点がある。
【0003】
物理現象及び生体/化学反応を検出するカンチレバー・ベースのセンサの開発のために、これまでに多くの努力が成されてきた。
【0004】
こうした例には、ケミカル・ノーズ(chemical nose)とも呼ばれる熱量測定センサ(欧州特許EP711410B1号参照)や、分光測定システム(米国特許第5737086号参照)などがある。
【0005】
ターゲット物質の識別または液体の特性の検出のための、既知のマイクロメカニカル・センサ・システムの欠点は、結果を再現させるのが困難なことである。なぜなら、それらは環境パラメータに対する強い依存性を有するからである。既知の機構の別の欠点は、温度変化やpH変化などに非常に敏感なことである。従って、原子または分子の識別は、不可能ではないにしても非常に困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、様々な環境において、原子、分子、セル、ウィルス、バクテリア、または微生物の確実な識別を可能にする機構を提供することである。
【0007】
本発明の目的は、様々な環境において、液体の特性の確実な検出を可能にする機構を提供することである。
【0008】
更に本発明の別の目的は、液体フローの自動制御のための機構を提供することである。
【0009】
更に本発明の別の目的は、薬学物質などの高性能な放出または注入のための機構を提供することである。
【0010】
更に本発明の別の目的は、分子識別、化学親和力、または物理特性を機械的応答に変換する機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基準液体内のターゲット物質を検出する機構に関する。これを達成するために、測定カンチレバーと基準カンチレバーとが使用され、前者は、当該測定カンチレバーの表面の1つに付着され、ターゲット物質に感応する第1のコーティングにより機能化され、後者は、第1のコーティングに比較して、ターゲット物質に感応的でない基準コーティングを、当該基準カンチレバーの表面の1つ上に有する。測定カンチレバー及び基準カンチレバーは、基準ステップにおいて、基準液体に晒され、検出ステップにおいて、ターゲット物質を有する基準液体に晒される。検出ユニットが、基準ステップ及び検出ステップの間に、測定カンチレバーと基準カンチレバーとの間のたわみの差を決定する。
【0012】
同様の機構が、液体の特性の検出のためにも使用される。
【0013】
本発明はまた、屈曲可能なマイクロメカニカル・リッド(lid)を含むコンテナに関する。このリッドは、リッドが曲げられたとき、コンテナが開くようにコンテナに接続される。リッド表面の1つが、ターゲット物質に感応的なコーティングの付着により機能化される。リッドがターゲット物質に晒されると、リッド内の力が自動的にリッドを曲げ、その結果コンテナが開く。
【0014】
本発明は更に、液体フロー・システムにおいて使用されるスイッチに関する。液体フロー・システムは、第1のパイプと、分岐点において第1のパイプに接続される第2のパイプとを含む。屈曲可能なマイクロメカニカル・リッドが、分岐点に配置される。このリッドは、リッド表面の1つへのコーティングの付着により機能化される。このコーティングはターゲット物質に感応的であり、ターゲット物質へのリッドの露出により、リッド内に力が生成され、この力がリッドを自動的に屈曲させ、結果的に、液体フロー・システムを通じて液体フローに影響を及ぼすように分岐点での断面が変化する。
【0015】
本発明はまた、分子識別、化学親和力、または物理特性を機械的応答に変換するシステムに関する。こうしたシステムは、機能化された面を有する、少なくとも1つの微細構造カンチレバーを含む。この面は、ターゲット物質(分子識別)に感応的な、またはターゲット液体の物理特性に感応的なコーティングの付着により機能化される。カンチレバーがターゲット物質またはターゲット液体に晒されるとき、カンチレバー内の力が自動的にそれを屈曲させる。これらの力は、カンチレバーのコーティングと、カンチレバーの表面との間で発生する。換言すると、カンチレバーは分子識別、化学親和力または物理特性を、機械的応答(移動)に変換する。元の状態が回復されると、カンチレバーはその元の位置に復帰する。これは例えば、DNAハイブリダイゼーション・センサの場合、高濃度の尿素を注入することにより、或いは他のセンサの場合、他の液体を注入することにより行われる。カンチレバーが、ターゲット物質または液体に交互に晒される場合、フリップフロップまたは双安定システムが生成される。こうしたシステムは、小さなマイクロメカニカル・エンジン、ポンプ、コンテナ及びフロー・システムなどを形成するために使用される。
【0016】
本発明の利点は、本発明による前記の機構、コンテナ、スイッチ及びシステムが、非常に高感度であって、大量生産に適しており、再利用可能なことである。更に、本システムは素早い応答を示す。本発明の他の利点についても、当業者であれば、以下の説明を参照することにより明らかになろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の異なる実施例を述べる前に、本発明に従う走査ストローブ・システムの基本要素について述べることにする。
【0018】
カンチレバー:
カンチレバーは、容易に形成することのできる既知の要素である。既存の半導体形成プロセスが使用される。実質的に、別個のカンチレバー及びカンチレバーのアレイを形成するために、微細機械加工技術が使用される。こうしたカンチレバーの寸法を測定するとき、カンチレバーが形成される基板として使用される材料の、特定のパラメータを考慮しなければならない。カンチレバーまたはカンチレバー・アレイを適切に設計すれば、それらはバッチ処理により、低コスト且つ高歩留りで大量生産することができる。
【0019】
通常カンチレバーは、シリコン基板の一部をエッチング除去することにより形成される。この基板は通常、(100)または(111)配向である。(100)配向シリコンは、例えば、エチル・ジアミン・ピロカテコールまたはKOH溶液を用いて、ウェット・エッチングを施される。ウェット・エッチング技術は一般に、基板の結晶配向に依存する。例えば、(100)配向シリコンは、(111)プレーンの非常に低いエッチング速度を示し、(111)軸に沿って、良好なエッチング停止がもたらされ、その結果、(100)から54.7°で、明確なエッチング・プレーンが生成される。別のアプローチでは、例えば反応性イオン・ビーム・エッチング(RIE)や、化学励起イオン・ビーム・エッチング、マイクロ波励起プラズマ・エッチング、或いは誘導結合プラズマ・エッチングなどのドライ・エッチング技術が使用される。プロセス条件に依存して、深い異方性または等方性構造が得られ、優れた寸法制御が達成される。エッチングされる構造を画定するために、マスクが使用されてもよい。
【0020】
同様にカンチレバーは、集束イオン・ビーム・ミリング技術を用いて、形成または変更される。この技術では、予め形成されたカンチレバーが真空チャンバ内に、例えば約2.3*10-6mbarのベース・プレッシャで封入される。イオン源から、ガリウム(Ga)イオンが高電圧(10kV乃至30kV)により加速され、ターゲット上に集束される。12pA乃至12000pAの電流が、ターゲット・スポットにおいて材料を腐食するために使用される。例えば、塩化物分子のストリームをターゲット域に仕向けることにより、プロセスの効率が向上する。集束イオン・ビーム・ミリング用の装置は市販されている。
【0021】
集束イオン・ビーム・ミリングはまた、従来のカンチレバーを変更するためにも使用される。例えば、より小さなカンチレバーや、従来のカンチレバー内にカンチレバーのアレイを形成することが可能である。
【0022】
使用されるカンチレバーは、前述の技術を用いて形成される形状を有する。カンチレバーの縦軸に垂直な断面形状は、例えば矩形、円形、楕円形または多角形などである。
【0023】
ガリウムヒ素などの他の半導体材料も、カンチレバーの形成に適している。このことは、例えば、"Dynamic Micromechanics on Silicon: Techiniques and Devices"、K. E. Petersen、IEEE Transactions on Electronic Devices、Vol. ED25、No. 10、1978、pp. 1241-1249で報告されている。また、窒化ケイ素(SiNx)も適している。
【0024】
たわみセンサ:
カンチレバーのたわみ(屈曲)を検出するために、たわみセンサが使用される。カンチレバーのたわみは、通常、光学式または圧電抵抗たわみセンサを用いて検出される。
【0025】
例えば、圧電抵抗型抵抗器が、カンチレバー・アームの固定端に埋め込まれる。カンチレバー・アームの自由端のたわみが、カンチレバーに沿って応力を生成する。この応力がカンチレバーのたわみに比例して、カンチレバーのベースにおける抵抗器の電気抵抗を変化させる。抵抗測定装置が圧電抵抗型抵抗器に結合され、その電気抵抗を測定し、カンチレバー・アームのたわみに対応する信号を生成する。1995年9月1日付け出願の係属中の特許出願PCT/IB95/00724で最初に立証されるように、こうした圧電抵抗検出器は、より強い応力を受けるように、カンチレバーの固定端に圧縮されて形成される。
【0026】
光学式たわみセンサは、例えばレーザ・ダイオードなどの光源と、光検出器とを含む。光源から発せられる光はカンチレバーに向けられ、フォトダイオードが反射光を集光するように配置される。カンチレバーのたわみは、光ビームの偏向に変化をもたらす。この偏向の変化が、前記フォトダイオードにより検出され、次に分析されて、カンチレバーの変位量に関する情報が獲得される。
【0027】
両方の検出アプローチを、本発明に適用することができる。
【0028】
検出器回路:
検出回路、前置増幅器及び適切な配線を含む特定の手段が提供される。これらの手段を形成するために、半導体業界及び固体業界で一般的な、既存のツール及びプロセスを使用することができる。特定のアプリケーションに応じて、短い相互接続、高速性及び低消費電力を獲得するために、小型化が不可欠である。検出回路の一部または全部が、カンチレバー・チップ内に統合されてもよい。
【0029】
たわみセンサは検出器回路と共に、ここでは検出器ユニットと呼ばれる。検出器ユニットは、データ収集及び分析を提供する。
【0030】
本発明の全ての実施例は、液体内で生体または化学センサとして動作する、少なくとも1つの微細構造カンチレバーまたはメンブランを含むという共通点がある。
【0031】
本発明は次に、第1の実施例に関連して述べられる。この実施例が、図1及び図2に示される。カンチレバー構造10は、カンチレバー11及び取り付けベース13を含む。取り付けベース13は通常、カンチレバー・ホルダ(図示せず)により支持される。
【0032】
各カンチレバー11は2つの主表面を有し、これらはここでは、それぞれ正面(front-side)14及び裏面(back-side)15と呼ばれる。この実施例では、カンチレバーの正面14は、コーティング12により覆われる。カンチレバー11は、コーティング12の付着により個々に機能化される。単純化のため、コーティング12は正面14を全て覆うように示されるが、コーティングをカンチレバーの正面14または裏面15の一部にだけ付着することも実用的である。特定のコーティング層12(単層または複数の層の組み合わせから成る)は、物理プロセスまたは生体/化学反応をマイクロメカニカル応答(屈曲)に変換する。
【0033】
一般に、前記の微細構造カンチレバーまたはメンブランは、2つの異なる表面、すなわち正面及び裏面から成り、これらは両者がターゲット物質またはターゲット液体に晒されるとき、或いは一方の表面だけがターゲット物質またはターゲット液体に晒されるとき、異なる親和性を有するか、異なって相互作用する。カンチレバーまたはメンブランの一方の表面は、選り抜きの検体に従い、個々に機能化されなければならない。こうした検体には、蛋白質(抗原/抗体、レセプタ/リガンド、酵素)、オリゴヌクレオチド、自己組織化単層膜(チオール)、ポリマ層、セルまたは微生物などが含まれる。
【0034】
カンチレバーまたはメンブランは、1)それを選り抜きの液体により充填された微細流体網の小さなコンテナまたはチャネルに導入することにより、または2)コーティングをその表面に蒸着または付着することにより機能化される。
【0035】
微細構造カンチレバー10がターゲット物質に晒されるとき、図2に示されるように、カンチレバー11を下向きに、または上向きに(図示せず)曲げる力が生成される。次に述べる機構またはこれらの機構の組み合わせが、カンチレバーの屈曲をもたらす。すなわち、それらは熱運動、表面または界面応力生成、静電相互作用、立体効果または溶媒和効果、カンチレバー上の材料の膨張または弾性特性の変化をもたらす分子またはセルの構造変化である。
【0036】
微細構造カンチレバー10は受動素子である。屈曲力を生成するために、アクチュエータ、励起、または他の手段は要求されない。カンチレバーはターゲット物質に晒されると、自動的に屈曲する。なぜなら、カンチレバーは適切なコーティング12の付着により、そうしたターゲット物質に対して機能化されるからである。本発明によれば、動的(共振的)な振舞いではなく、静的な屈曲が検出される。
【0037】
微細構造カンチレバーまたはメンブランは、以下のことに反応するか、或いは検出またはモニタするように機能化される。すなわち、
a)温度、屈折率、イオン濃度またはpHなどの、液体の物理パラメータ(ここでは特性(property)と呼ぶ)。
b)特に分子識別による、液体内の物質または材料の存在(ここではターゲット物質と呼ぶ)、またはカンチレバーのコーティング上でのパートナとの生体分子の結合。
c)カンチレバーのまたはカンチレバー上の材料の物理的または化学的特性、またはカンチレバーとの相互作用。例えば、表面電荷または疎水性、吸着プロセス、自己組織化単層膜または生体分子のpH値、表面上の分子の構造変化、異なる環境に対するセルの応答などが含まれる。
【0038】
コーティングとターゲット物質との間の相互作用により生じる、微細構造カンチレバーまたはメンブランの屈曲は、微細加工ドアまたはリッドを開くために、或いはミクロ流体システムのバルブをトリガするために使用される。これは例えば、定義された血糖値で、または特定の抗体またはウィルスの存在の下で開閉する、薬学物質の"知能的な"貯蔵庫を生成することを可能にする。本発明の第2の実施例が、図3及び図4に示される。この実施例は、液体フロー・システム20における微細構造カンチレバー21の使用を示す。この実施例では、微細加工カンチレバー21が、液体フロー・システム20内で、一種のスイッチとして作用する。液体フロー・システム20は、第1のパイプ22及び第2のパイプ23を含む。第2のパイプ23は、第1のパイプ22に接続される。第1のパイプ22及び第2のパイプ23の交差部分は、分岐点と呼ばれる。微細加工カンチレバー21は、第2のパイプ23を閉じるように構成される。この状態では(図3参照)、液体F1はパイプ22を通じて、左から右に流れる。液体は第2のパイプ23には流入しない。なぜなら、そのインレットがカンチレバー21により覆われている、すなわち閉じられているからである。
【0039】
カンチレバー21は屈曲可能である。その表面の一方(正面または裏面)は、適切なコーティング(図3、図4では示されていない)の付着により機能化される。このコーティングは、液体F1内に含まれるターゲット物質に感応する。ターゲット物質が液体F1内に追加されると仮定すると、カンチレバー21は図4に示されるように屈曲する。カンチレバー21の屈曲は、第2のパイプ23を開く。液体F1の特定の割合が、第1のパイプ21から第2のパイプ23に流れ込む。換言すると、カンチレバー21は、2つのパイプ間のスイッチとして作用する。ターゲット物質に対するカンチレバーの露出は、カンチレバーを自動的に屈曲させる力を生成し、その結果、分岐点での断面が、液体フロー・システム20を通じる液体の流れに影響するように変化する。ターゲット物質が液体F1内に含まれる限り、第2のパイプ23は開状態のままである。もはやターゲット物質が液体F1内に存在しなくなるか、その濃度が検出しきい値以下に下がると、カンチレバー21はその元の位置に戻り、第2のパイプ23が再度閉じられる。
【0040】
本発明の更に別の実施例が、図5に示される。コンテナ・システム30の断面が、この図に示される。コンテナは、壁32及びリッド31を含む。微細構造カンチレバーが、リッド31として作用する。リッドの表面の一方(正面または裏面)が、適切なコーティング(図5では示されていない)の付着により、ターゲット物質に感応するように、またはターゲット液体の特定の特性に感応するように機能化される。この実施例では、カンチレバーが、コンテナ30の外側の液体F2のpHと、コンテナ30内の液体F3のpHとの差に感応するようにコーティングされる。この液体F3は、薬学物質(例えば薬物)を含む。カンチレバーがその正面(液体F2に面する表面)と、背面(液体F3に面する表面)において、pHの差を検出すると、カンチレバー31を屈曲させる力が生成される。但し、図5ではカンチレバー31の屈曲は示されていない。屈曲の結果、コンテナ30が開き、液体F2とF3の間の交換/混合が生じる。結果的に、pHの差が消滅し、コンテナ30は再度閉じられる。液体F3の一部は、液体F2内に放出される。この効果は、例えば少量の薬学物質を血液内に放出するために使用される。
【0041】
次に、少なくとも2つのカンチレバーのアレイが使用される幾つかの例について、述べることにする。
【0042】
こうしたアレイは、少なくとも2つのカンチレバーから成り、一方は不活性基準として、他はセンシング・カンチレバーとして作用する。両方のカンチレバーは、選り抜きの検体に従い、個々に機能化される。こうした検体には、蛋白質(抗原/抗体、レセプタ/リガンド、酵素)、オリゴヌクレオチド、自己組織化単層膜(チオール)、ポリマ層、セルまたは微生物などが含まれる。こうした機能化は、選り抜きの液体により充填された微細流体網の小さなコンテナまたはチャネルに、カンチレバーを平行に導入することにより行われる。カンチレバーの屈曲が、例えば、VCSEL(垂直キャビティ面発行レーザ)のアレイのような、多重化光源を用いる光ビーム偏向法により並列に読出される。コーティングの付着以前に、同一の物理特性を有する、1対の対応するカンチレバーが常に存在することが重要である。理想的には、カンチレバーは同一の形成ステップにより同時に形成される。
【0043】
カンチレバー・アレイ・ベースのシステムは、液体内で使用される生体/化学センサ・システムとして動作するように構成される。こうしたセンサ・システムは、静的なカンチレバーの屈曲により、カンチレバー表面上の蛋白質吸着量や、溶液のpH変化及び分子識別を検出するために使用される。修正された市販のAFMヘッド及び液体セルが、センサ・システムを構成するために使用されてもよい。
【0044】
センサ・システム40の例が、図6乃至図9に示される。このセンサ・システム40は、基準液体内の1本鎖DNA(ssDNA)ストランド(ターゲット物質と呼ばれる)を検出するために設計される。センサ・システム40は測定カンチレバー41を含み、これは測定カンチレバーの表面の1つへの、第1のコーティングの付着により機能化される。この例では、第1のコーティングは、カンチレバー41の正面(上面)に付着される。この第1のコーティングは、特定の相補DNAストランド(ターゲットDNAストランド)に感応する。基準カンチレバー42は、その一方の上面に基準コーティングを含む。この基準コーティングは、第1のコーティングに比較して、ターゲットDNAストランドに感応的でない。両方のカンチレバーがカンチレバー・ホルダ43に接続され、それにより、測定カンチレバー41及び基準カンチレバー42が、基準ステップにおいて、基準液体に晒され、検出ステップにおいて、ターゲット物質を有する基準液体に晒される。重要な点は、両方のカンチレバーが、それらの機能化を除き同一であることである。更にセンサ・システム40は、基準ステップ及び検出ステップの間に、測定カンチレバー41と基準カンチレバー42のたわみの差を決定する検出器ユニット(図6乃至図8では示されない)を含む。カンチレバー41及び42の屈曲は、2つの多重化VCSELと、1つの直線位置感応検出器とから成る、光学的読出し技術により検出される。
【0045】
ここでは、カンチレバー41及び42の両方が、5末端基をチオール基により変更された1本鎖DNAの短いストランド、いわゆるオリゴヌクレオチドにより機能化される。一方のカンチレバーは12マー・オリゴヌクレオチドにより覆われ、他のカンチレバーは16マー・オリゴヌクレオチドにより覆われ、両者は異なる配列を有する。従って、カンチレバー表面は同一の物理特性を示し、塩基配列、すなわちオリゴヌクレオチドの遺伝情報だけが異なる。12マー・カンチレバーは、16マー・カンチレバーのための基準カンチレバーとして作用するか、或いはその逆であってもよい。
【0046】
センサ・システム40は更に、2つのカンチレバー41及び42が基準液体及びターゲット物質に晒されることを可能にする、液体セルを含む。液体セル内にオリゴヌクレオチドの相補ストランドを注入することにより、ハイブリダイゼーションと呼ばれる塩基対(base pairing)が発生し、相補ストランドがマッチング配列を有するカンチレバー41とだけ結合する。カンチレバー41は、図7に示されるように、ハイブリダイゼーションが発生する面から遠ざかって屈曲する。2つのカンチレバー41及び42の間の屈曲の差(ここでは12マー機能化カンチレバーからの屈曲信号から、16マー・カンチレバーからの信号を差し引いた値)が検出され、検出器ユニットにより記録される。
【0047】
図7では、最初に相補12マー・オリゴヌクレオチドが注入され、検出ユニットの出力信号が立ち上がる(図9参照)。次に、基準液体により浄化した後、相補16マー・オリゴヌクレオチドが注入され、カンチレバー42が同様に下方に屈曲する(図8参照)。これは検出器ユニットの出力信号が立ち下がることを意味する(図9参照)。2つのカンチレバー41及び42の間の相対たわみ、すなわち屈曲の差が、図9にプロットされて示される。この差信号が検出器ユニットの出力信号である。前述の検出器システムは、例えばDNAなどの生体分子などの分子の識別を可能にする。
【0048】
1本鎖DNA(ssDNA)の識別のために、シリコン・カンチレバー・アレイが好適である。個々のカンチレバーの典型的な寸法は、0.1μm乃至10μmの厚さ、50μm乃至1000μmの長さ、及び10μm乃至500μmの幅である。DNAストランドの識別には、図10に示されるように層化コーティングが好適である。これはカンチレバー表面47の上側に、金属層44(例えば金層)を含み、これは1本鎖DNA46のチオール変形短ストランド、いわゆるオリゴヌクレオチドが、カンチレバー41に連結されることを可能にする。1本鎖DNAの塩基48は、ハイブリダイゼーション・プロセスの間に、それらの相補DNAストランド49の塩基50と共に塩基対を形成する。
【0049】
センサ・システム40は、静的なカンチレバー屈曲により、分子識別をモニタすることを可能にする。この実施例では、カンチレバーの屈曲が相補オリゴヌクレオチドの濃度に依存する。現セットアップでは、感度は完全な表面被覆率に相当する109分子よりも勝っている。時間依存屈曲信号が、ラングミュア(Langmuir)吸着運動により適応化される。更に、システム40は同一の長さの、異なる塩基配列を有し、更にオリゴヌクレオチド配列内の単一の塩基不一致を有するストランドさえ検出できる。このことは、ハイブリダイゼーションによる配列化により、遺伝的変異(突然変異分析、単一ヌクレオチド多形態など)の検出を可能にする。
【0050】
塩基対は、高濃度の例えば尿素を液体セルに注入することにより、化学的に破壊される。このとき、実験が同一のセンサ・システム40を用いて繰り返される。
【0051】
前述のように、シリコン・カンチレバーの一方の面は、金属層により覆われる。この金属層の厚さは、1nm乃至500nmである。好適には、光学的読出しのための反射率を向上させるために、20nmの厚さの金の層が使用される。金属層は、例えば電子ビーム蒸着により付着される。他の層は、例えばカンチレバー上にスプレー・コーティングされる。
【0052】
両方のカンチレバーの各面は、チオールまたはシラン化学反応により個々に機能化される。平行な2つ以上のカンチレバーを使用することにより、カンチレバーの1つが基準として作用する。これは特に、液体内のカンチレバーの静的なたわみを測定するために重要である。なぜなら、液体の温度及び屈折率の小さな変化(例えばpHやイオン濃度に依存する)が、信号に劇的に影響を及ぼすからである(例えば、1℃につき100nmのたわみ、または1pH単位につき数10nmのたわみ)。これらの効果は、特定的に感応化されたカンチレバーと、不活性基準カンチレバーとの間の差分信号を評価することにより相殺される。
【0053】
図6乃至図8に示されるシステムは、RNAを検出または識別するためにも使用される。
【0054】
別の実施例では、一方のカンチレバーが不活性アルキルオール(CH3)により機能化され、他のカンチレバーがカルボキシルチオール(COOH)により機能化され、これは溶液(0.1Mリン酸緩衝液)のpHにより、プロトン化/脱プロトン化される。低いpHでは、COOH終端カンチレバー表面が荷電されていないが、より高いpHで生成される脱プロトン化COO基として負に荷電される。これはカンチレバーを荷電チオール層から遠ざかって屈曲させる。こうしたセンサ・システムは、微細加工により製作される高感度局所pHメータとして使用される。屈曲信号は、カンチレバー表面に少ない数のカルボキシル基を有する混成チオール層では減少する。カルボキシチオールにより覆われたカンチレバーの屈曲は、イオンを溶液に追加することにより増加する。これは対イオンによる表面電荷の静電斥力及びスクリーニングだけが、カンチレバー屈曲の原因でないことを示す。
【0055】
別の実施例が図11に示される。センサ・システム60は7つの測定カンチレバー(A乃至G)、及び7つの対向する基準カンチレバーA'乃至G'のアレイを含む。アレイのマウンティング・ベース61はカンチレバー・ホルダとして作用し、液体フローF4のガイド用のチャネルを提供するように構造化される。液体F4は、全てのカンチレバーが液体に露出されるように、チャネル62に沿って流れる。図示のケースでは、各カンチレバーが圧電検出器を含み、これが読出し信号を検出回路に提供する。検出回路は各カンチレバーから信号を受信し、7つの出力信号を生成する。これらの7つの出力信号は、カンチレバー対A−A',B−B',...,G−G'により提供される信号の差分信号である。検出回路は7つの出力信号の続く処理のために、コンピュータ・システムに接続される。
【0056】
2つのカンチレバー71、72、及び典型的な検出ユニットを有するセンサ・システムのブロック図が、図12に示される。この実施例では、1つのカンチレバー71(72)につき、1つの光偏向センサ・システム73(74)が存在する。こうした各々の光偏向センサ・システム73(74)は、例えばレーザ・ダイオードなどの光源75(76)、及び光検出器77(78)を含む。光源75(76)により発せられる光79(80)が、カンチレバー71(72)上に向けられ、フォトダイオード77(78)が反射光81(82)を収集するように構成される。カンチレバー71(72)のたわみが、光ビーム81(82)の偏向を変化させる。この偏向の変化が前記フォトダイオード77(78)により検出され、出力信号OUT1(OUT2)が生成される。これらの出力信号OUT1及びOUT2(光電流)がユニット83により分析され、2つのカンチレバー71及び72の相対変位量に関する情報が獲得される。
【0057】
ユニット83は、フォトダイオード77、78の光電流を受信する2つの入力84及び85を有する。ブロック86及び87が、光電流を電圧88、89に変換する。基本ブロック90は、2つの電圧88、89の間の差を生成する。オプションの増幅器91が、差分信号92を増幅するために使用される。この例では、結果信号93がインタフェース・カード94に供給される。尚、ユニット83はこのインタフェース・カード94を通じて、コンピュータ(図示せず)に接続される。コンピュータが続く処理のために、結果信号を記録する。たわみセンサ・システム73、74とユニット83またはコンピュータとの間には、フィードバック・ループが存在し得る。光偏向センサ・システム73及び74は、ユニット83と共に、ここでは検出ユニットと呼ばれる。
【0058】
本発明の別の実施例が、図13に示される。この図は、カンチレバー・アレイ102を収納する液体セル101を有する、センサ・システム100のセットアップを示す。液体セル101は、入力112及び出力113を有する。システムの検出器ユニットは、獲得及び制御ユニット103(ADC)を含み、これが光源104(この例ではVCSELアレイ)を時分割方式でオン/オフする。典型的なVCSELは、波長760nm及び出力パワー約0.1mWを有する。レーザ光105は0.1秒乃至1秒の間隔で多重化される。VCSELアレイ104からのレーザ光105は、集束光学系(図示せず)を介して、カンチレバー・アレイ102のカンチレバー106、107の頂点上に向けられ、次に反射されて、直線位置感応検出器108(PSD)により収集される。このPSD108は、カンチレバー107及び106に対応して、それぞれ光電流y1及びy2を生成する。対向電極からの光電流y1及びy2が、電流・電圧変換器109により、電圧に変換される。出力電圧V1及びV2が、次に増幅器110(増幅率G)により増幅される。次に、獲得及び制御ユニット103が、増幅器の出力信号k(t)を処理する。ADC103は例えばアナログ・ディジタル変換器を含み、ディジタル出力信号mを生成する。信号mが次に、パーソナル・コンピュータ111(PC)に転送され、そこで処理され記録される。記録情報の処理は、パーソナル・コンピュータ111上でオフラインで実行されてもよい。
【0059】
機能化/感応化されたカンチレバー・アレイは、少なくとも10回は再利用可能であり、使用前に、少なくとも数日間格納される。
【0060】
将来的に、1アレイ当たりのカンチレバーの数が増加したり、現2次元カンチレバー・アレイの代わりに、3次元アレイが使用される可能性がある。更に、カンチレバーが更に小型化されるかもしれない。これはナノ工学DNAチップの新たなクラスをもたらし、こうしたチップが全てのアプリケーションで使用されることになるであろう。本実施例は、ラベリング(例えばフルオロリン酸塩による)を要求する既知の識別方式に対して、明らかな利点を有する。本実施例によれば、ラベリングが必要とされない。なぜなら、生体分子がカンチレバーの静的屈曲を介して検出されるからである。
【0061】
検出器ユニットは、差分信号の記録を可能にする。2つのカンチレバーからの差分信号が測定され、寄生信号またはバックグラウンド(例えば温度変化による屈曲)や、屈折率変化または反応からの信号、及びカンチレバーの同一表面上で進行する吸着を相殺する。
【0062】
本発明に従うカンチレバー・アレイは、一種の"生体分子ツイーザ"(biomolecular tweezer)として使用される。生体分子、特にDNAの長いストランドがカンチレバーの屈曲により検出され、その後カンチレバーがアレイから切り離される。生体分子が表面上のそれらの結合パートナから除去され、更に生化学的方法により分析される。
【0063】
インプリメンテーション詳細に応じて、本アプローチは分子、セル、ウィルス、バクテリア、微生物、原子、イオン、プロトン、更にことによると電子の検出を可能にする。
【0064】
本発明によるシステムは、プロセス及び品質管理、医学分析のための使い捨てバイオセンシング、香り設計、エノロジのために、及び液体分析のためのセンシング装置として使用される。
【0065】
本発明によるセンサ・システムは、pHメータを製作するために使用される。この場合、測定カンチレバーがpH感応コーティングを含み、基準カンチレバーがpH非感応コーティングを含む。
【0066】
ここで述べたシステムは、生体外及び生体内で使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に従うカンチレバーの断面図である。
【図2】 ターゲット物質に晒される間の、本発明の実施例に従うカンチレバーの断面図である。
【図3】 本発明の実施例に従う液体フロー・システムの断面図である。
【図4】 リッドがターゲット物質に晒されるときの、本発明の実施例に従う液体フロー・システムの断面図である。
【図5】 本発明の実施例に従うコンテナの断面図である。
【図6】 本発明の実施例に従うアレイ・ベースのセンサ・システムの断面図である。
【図7】 本発明の実施例に従うアレイ・ベースのセンサ・システムの断面図である。
【図8】 本発明の実施例に従うアレイ・ベースのセンサ・システムの断面図である。
【図9】 図6乃至図8に示されるアレイ・ベースのセンサ・システムの2つのカンチレバーの相対たわみのプロットを示す図である。
【図10】 本発明の実施例に従うカンチレバーの断面図である。
【図11】 本発明に従うアレイ・ベースのセンサ・システムの構成図である。
【図12】 本発明の実施例に従う別のアレイ・ベースのセンサ・システムの構成図である。
【図13】 本発明の別の実施例の構成ブロック図である。
【符号の説明】
11、21 カンチレバー
12 コーティング
13 取り付けベース
14 カンチレバーの正面
15 カンチレバー裏面
22、23 パイプ
31 マイクロメカニカル・リッド
32 壁
41、71 測定カンチレバー
42、72 基準カンチレバー
43 カンチレバー・ホルダ
46 1本鎖DNA(オリゴヌクレオチド)
48、50 塩基
49 相補DNAストランド
61 マウンティング・ベース
62 チャネル
73、74 光偏向センサ・システム
75、76 光源
77、78 光検出器(フォトダイオード)
79、80、81、82 光ビーム
86、87 光電流・電圧変換器
90 基本ブロック
91 増幅器
106、107 カンチレバー

Claims (12)

  1. 基準液体内のターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを検出するセンサ・システムであって、
    前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドに対してハイブリダイゼーションを生じる第1オリゴヌクレオチドを含む第1コーティングが表面に付着されていることにより機能化されている測定カンチレバーと、
    前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドに対してハイブリダイゼーションを生じない第2オリゴヌクレオチドを含む第2コーティングが表面に付着されている基準カンチレバーとを備え、
    前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの表面は、同一の物理特性を有し、前記第1オリゴヌクレオチド及び前記第2オリゴヌクレオチドの塩基配列において異なっており、
    更に、前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーを、基準ステップにおいて基準液体に晒し、検出ステップにおいて前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを有する前記基準液体に晒すカンチレバー・ホルダと、
    前記基準ステップ及び前記検出ステップの間に、前記測定カンチレバーと前記基準カンチレバーの静的なたわみの差を決定する検出器ユニットであって、前記静的なたわみは前記第1コーティングと前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドとの間の相互作用により生じる、前記検出ユニットとを備え
    前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの静的なたわみの差が前記基準液体内の前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを表し、少なくとも前記測定カンチレバーの表面に、前記第1オリゴヌクレオチドを前記測定カンチレバーに連結する金層が設けられ、該金層に前記第1コーティングが付着されている、センサ・システム。
  2. 前記第1オリゴヌクレオチドは12マー・オリゴヌクレオチドであり、前記第2オリゴヌクレオチドは16マー・オリゴヌクレオチドである、請求項1に記載のセンサ・システム。
  3. 前記検出器ユニットが、光学的検出システムまたは圧電抵抗検出システムを含む、請求項1に記載のセンサ・システム。
  4. 前記検出器ユニットが、前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの静的なたわみを測定する、請求項1に記載のセンサ・システム。
  5. ターゲット液体の特性を検出するセンサ・システムであって、
    前記ターゲット液体に感応する第1オリゴヌクレオチドを含む第1コーティングが表面に付着されていることにより機能化されている測定カンチレバーと、
    前記第1のコーティングに比較して、前記ターゲット液体の特性に感応的でない第2オリゴヌクレオチドを含む第2コーティングが表面に付着されている基準カンチレバーとを備え、
    前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの表面は、同一の物理特性を有し、前記第1オリゴヌクレオチド及び前記第2オリゴヌクレオチドの塩基配列において異なっており、
    更に、前記ターゲット液体の特性が変化する間に、前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーを、前記ターゲット液体に晒すカンチレバー・ホルダと、
    前記ターゲット液体の特性が変化する間に、前記測定カンチレバーと前記基準カンチレバーの静的なたわみの差を決定する検出器ユニットであって、前記静的なたわみは前記第1コーティングと前記ターゲット液体との間の相互作用により生じる、前記検出ユニットとを備え
    前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの静的なたわみの差が前記ターゲット液体の特性を表し、少なくとも前記測定カンチレバーの表面に、前記第1オリゴヌクレオチドを前記測定カンチレバーに連結する金層が設けられ、該金層に前記第1コーティングが付着されている、センサ・システム。
  6. 前記第1オリゴヌクレオチドは12マー・オリゴヌクレオチドであり、前記第2オリゴヌクレオチドは16マー・オリゴヌクレオチドである、請求項5に記載のセンサ・システム。
  7. 前記検出器ユニットが、光学的検出システムまたは圧電抵抗検出システムを含む、請求項5記載のセンサ・システム。
  8. 前記検出器ユニットが、前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの静的なたわみを測定する、請求項5に記載のセンサ・システム。
  9. ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドに対してハイブリダイゼーションを生じる第1オリゴヌクレオチドを含む第1コーティングが表面に付着されていることにより機能化されている測定カンチレバーと、前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドに対してハイブリダイゼーションを生じない第2オリゴヌクレオチドを含む第2コーティングが表面に付着されている基準カンチレバーとにより、基準液体内の前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを検出する方法であって、
    a)前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーを、前記基準液体に晒すステップと、
    b)前記測定カンチレバーと前記基準カンチレバーの静的なたわみを測定するステップであって、前記静的なたわみは前記第1コーティングと前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドとの間の相互作用により生じる、前記ステップと、
    c)前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーを、前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを有する前記基準液体内に晒すステップと、
    d)前記測定カンチレバーと前記基準カンチレバーの静的なたわみを測定するステップと、
    e)ステップa)とステップc)の間の、静的なたわみの差を決定するステップとを上記記載の順序で行い、
    前記測定カンチレバー及び前記基準カンチレバーの静的なたわみの差が前記基準液体内の前記ターゲット・オリゴヌクレオチド・ストランドを表し、少なくとも前記測定カンチレバーの表面に、前記第1オリゴヌクレオチドを前記測定カンチレバーに連結する金層が設けられ、該金層に前記第1コーティングが付着されている、方法。
  10. 前記ステップc)が前記ステップa)の前に実行される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記ステップa)がシステム・セットアップまたは初期化の間に実行される、請求項9に記載の方法。
  12. 前記第1オリゴヌクレオチドは12マー・オリゴヌクレオチドであり、前記第2オリゴヌクレオチドは16マー・オリゴヌクレオチドである、請求項9に記載の方法。
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