JP4990289B2 - 発振器、送受信機及び周波数シンセサイザ - Google Patents

発振器、送受信機及び周波数シンセサイザ Download PDF

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Description

この発明は、例えば、通信装置やレーダ装置の信号源として利用される発振器と、その発振器を搭載している送受信機及び周波数シンセサイザとに関するものである。
一般的なレーダ装置は、周波数Foの信号を発生する発振器と、発振器から発生された周波数Foの信号を2つに分配する分配器と、分配器の分配信号である周波数Foの信号を逓倍して、周波数2N・Foの信号を出力する逓倍器とを備えている。
また、レーダ装置は、逓倍器から出力された周波数2N・Foの信号を送信信号として対象物に送信する送信器と、送信器から送信されて対象物に反射された周波数2N・Foの信号を受信する受信器と、分配器の分配信号である周波数Foの信号を局部発振信号として受信器の受信信号と混合するミクサと、ミクサによる混合信号から対象物の位置や相対速度を求めるために必要な信号を得る信号処理器とを備えている。
上記の一般的なレーダ装置では、周波数Foの信号と周波数2N・Foの信号を得るために、発振器の他に、分配器と逓倍器を実装しており、レーダ装置の回路構成が複雑になるが、発振器として、例えば、以下の特許文献1に開示されているプッシュプッシュ発振器を用いれば、異なる端子から周波数Foの信号と周波数2N・Foの信号を出力することができ、回路構成を簡略化することができる。
なお、プッシュプッシュ発振器は、同一かつ対称で互いに逆相で動作する2個の発振部を備えている。
特開2000−223944号公報(段落番号[0017]、図1)
従来の発振器は以上のように構成されているので、同一かつ対称で互いに逆相で動作する2個の発振部を備えれば、周波数Foの信号と周波数2N・Foの信号を出力することができる。しかし、能動素子である発振部を2個備える必要があるため、回路構成が比較的大きくなり、また、2個の能動素子間の性能のバラツキを考慮して設計しなければ、所望の周波数の信号を出力することができないなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、2個の能動素子を用いることなく、周波数Foの信号と周波数2N・Foの信号を出力することができる発振器を得ることを目的とする。
また、この発明は、上記発振器を搭載している送受信機及び周波数シンセサイザを得ることを目的とする。
この発明に係る発振器は、発振周波数の電波を発生するとともに、発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、発振周波数の2N倍の周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する第1の先端開放スタブと、能動素子のコレクタ端子と第1の先端開放スタブとの接続点に接続され、能動素子発生た発振周波数の電波を出力する第1の出力端子と、能動素子のベース端子に一端が接続され、他端が開放である、発振周波数の電波の4分の1波長より長い線路長を有する第2の先端開放スタブと、第2の先端開放スタブの開放された他端から発振周波数の電波の4分の1波長に相当する位置に接続され、能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第2の出力端子とを備えたものである。
このことによって、2個の能動素子を用いることなく、発振周波数の信号と、発振周波数の2N倍の周波数の信号を出力することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態8による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態8による発振器の方向性結合器(ブランチラインカプラ)を示す構成図である。 この発明の実施の形態9による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態11による発振器の方向性結合器(発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有するブランチラインカプラ)を示す構成図である。 この発明の実施の形態12による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態13による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態14による発振器を示す構成図である。 この発明の実施の形態15による送受信機を示す構成図である。 従来の送受信機を示す構成図である。 この発明の実施の形態16による周波数シンセサイザを示す構成図である。 従来の周波数シンセサイザを示す構成図である。 この発明の実施の形態17による送受信機を示す構成図である。 従来の送受信機を示す構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による発振器を示す構成図であり、図において、トランジスタ1は非線形な特性を有する能動素子であり、トランジスタ1は発振周波数F0で発振して、発振周波数F0の信号(以下、「発振周波数信号」と称する)を発生するとともに、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号(以下、「2N倍発振周波数信号」と称する)を発生する。ただし、N=1,2,3,・・・である。なお、トランジスタ1は周波数2N・F0より高周波の信号も発生する。
インダクタ2はトランジスタ1のエミッタ端子とグランド3間に接続され、発振周波数F0でトランジスタ1に利得を持たせるように作用する受動素子である。
先端開放スタブ4はトランジスタ1のコレクタ端子と接続されている第1の先端開放スタブであり、先端開放スタブ4はトランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有している。
接続点5はトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ4とを接続している点であり、接続点5は先端開放スタブ4によってトランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の短絡点となる。
出力端子6は接続点5に設けられている第1の出力端子であり、出力端子6はトランジスタ1から発生された発振周波数信号を出力する。
先端開放スタブ7はトランジスタ1のベース端子と接続されている第2の先端開放スタブであり、先端開放スタブ7はトランジスタ1から発生される発振周波数信号の4分の1波長より長い線路長(トランジスタ1が発振周波数F0で発振を起こすために必要十分な線路長)を有している。
先端開放スタブ7の先端部7aは発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有している。
先端開放スタブ7の非先端部7bはトランジスタ1のベース端子と接続されている。
接続点8は先端開放スタブ7の先端部7aと非先端部7b間に設けられており、接続点8は先端開放スタブ7の先端部7aによってトランジスタ1から発生される発振周波数信号の短絡点となる。
出力端子9は接続点8に設けられている第2の出力端子であり、出力端子9はトランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号を出力する。
次に動作について説明する。
トランジスタ1は、非線形な特性を有する能動素子であるため、発振周波数F0で発振すると、発振周波数F0の発振周波数信号を発生する他に、高調波である周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を発生する。
ここで、トランジスタ1のコレクタ端子には、トランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ4が接続されているので、トランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ4との接続点5は、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号の短絡点となり、その2N倍発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号は、出力端子6側には進まず、出力端子6からは、トランジスタ1から発生された発振周波数信号のみが出力される。
一方、トランジスタ1のベース端子には、トランジスタ1から発生される発振周波数信号の4分の1波長より長い線路長を有する先端開放スタブ7が接続されており、また、先端開放スタブ7の先端部7aは、発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有しているので、先端開放スタブ7の先端部7aと非先端部7b間に設けられている接続点8は、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の短絡点となり、その発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号は、出力端子9側には進まず、出力端子9からは、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号のみが出力される。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ4をトランジスタ1のコレクタ端子と接続して、トランジスタ1から発生された発振周波数信号を出力する出力端子6をトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ4との接続点5に設けるとともに、発振周波数F0の信号の4分の1波長より長い線路長を有する先端開放スタブ7をトランジスタ1のベース端子と接続して、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号を出力する出力端子9を先端開放スタブ7の先端から発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する位置にある接続点8に設けるように構成したので、2個の能動素子を用いることなく、発振周波数F0の信号と、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号を出力することができるようになり、その結果、回路構成の簡素化と小型化を図ることができる効果を奏する。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による発振器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
先端開放スタブ11はトランジスタ1のコレクタ端子と接続されている第1の先端開放スタブであり、先端開放スタブ11はトランジスタ1から発生される発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有している。
接続点12はトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ11とを接続している点であり、接続点12は先端開放スタブ11によってトランジスタ1から発生される発振周波数信号の短絡点となる。
出力端子13は接続点12に設けられている第1の出力端子であり、出力端子13はトランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号を出力する。
先端開放スタブ14はトランジスタ1のベース端子と接続されている第2の先端開放スタブであり、先端開放スタブ14はトランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の4分の1波長より長い線路長(トランジスタ1が発振周波数F0で発振を起こすために必要十分な線路長)を有している。
先端開放スタブ14の先端部14aは2N倍発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有している。
先端開放スタブ14の非先端部14bはトランジスタ1のベース端子と接続されている。
接続点15は先端開放スタブ14の先端部14aと非先端部14b間に設けられており、接続点15は先端開放スタブ14の先端部14aによってトランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の短絡点となる。
出力端子16は接続点15に設けられている第2の出力端子であり、出力端子16はトランジスタ1から発生された発振周波数信号を出力する。
次に動作について説明する。
トランジスタ1は、非線形な特性を有する能動素子であるため、発振周波数F0で発振すると、発振周波数F0の発振周波数信号を発生する他に、高調波である周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を発生する。
ここで、トランジスタ1のコレクタ端子には、トランジスタ1から発生される発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ11が接続されているので、トランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ11との接続点12は、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の短絡点となり、その発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号は、出力端子13側には進まず、出力端子13からは、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号のみが出力される。
一方、トランジスタ1のベース端子には、トランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の4分の1波長より長い線路長を有する先端開放スタブ14が接続されており、また、先端開放スタブ14の先端部14aは、2N倍発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有しているので、先端開放スタブ14の先端部14aと非先端部14b間に設けられている接続点15は、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の短絡点となり、その発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号は、出力端子16側には進まず、出力端子16からは、トランジスタ1から発生された発振周波数信号のみが出力される。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、発振周波数F0の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ11をトランジスタ1のコレクタ端子と接続して、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号を出力する出力端子13をトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ4との接続点12に設けるとともに、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号の4分の1波長より長い線路長を有する先端開放スタブ14をトランジスタ1のベース端子と接続して、トランジスタ1から発生された発振周波数信号を出力する出力端子16を先端開放スタブ14の先端から発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号の4分の1波長に相当する位置にある接続点15に設けるように構成したので、2個の能動素子を用いることなく、発振周波数F0の信号と、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号を出力することができるようになり、その結果、回路構成の簡素化と小型化を図ることができる効果を奏する。
また、この実施の形態2では、トランジスタ1のコレクタ端子側にある出力端子13から2N倍発振周波数信号を出力するようにしているので、上記実施の形態1における発振器よりも、2N倍発振周波数信号の電力を大きくすることができる効果を奏する。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による発振器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
先端開放スタブ7の先端部7c及び先端部7dは、図1における先端開放スタブ7の先端部7aに相当し、発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有している。
接続点21は先端部7cと先端部7dの間に設けられ、バラクタダイオード23を接続している。
入力端子22は外部電圧を入力する端子である。
バラクタダイオード23は入力端子22から入力される外部電圧に応じて容量が変化することにより、トランジスタ1の発振周波数F0を設定する設定器である。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、トランジスタ1が発振周波数F0で発振するものについて示したが、容量可変のバラクタダイオード23が外部電圧に応じてトランジスタ1の発振周波数F0を設定し、その発振周波数F0でトランジスタ1が発振するようにしてもよい。
即ち、バラクタダイオード23は、内部の容量が入力端子22から入力される外部電圧に応じて変化する。
トランジスタ1の発振周波数F0は、バラクタダイオード23の内部容量が変化すると変化する。
したがって、入力端子22から入力する外部電圧を適正に設定すれば、トランジスタ1の発振周波数F0を所望の周波数に設定することができる。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、トランジスタ1の発振周波数F0を設定する容量可変のバラクタダイオード23を先端開放スタブ7の任意の位置に接続するように構成したので、トランジスタ1の発振周波数F0を所望の周波数に設定することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態3では、容量可変のバラクタダイオード23を図1の発振器に実装するものについて示したが、図4に示すように、容量可変のバラクタダイオード23を図2の発振器に実装するようにしてもよく、同様の効果を奏することができる。
ただし、図4において、先端開放スタブ14の先端部14c及び先端部14dは、図2における先端開放スタブ14の先端部14aに相当し、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有している。
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4による発振器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
共振器31は例えばインダクタとキャパシタが並列に接続されて構成されており、トランジスタ1のベース端子と接続されている。また、共振器31はQ値が高い共振器であり、トランジスタ1の発振周波数F0で共振する。
HPF(High Pass Filter)32は共振器31における発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の短絡点を除く任意の点に接続されており、HPF32はトランジスタ1から発生された発振周波数信号の通過を阻止して、2N倍発振周波数信号を通過させるフィルタである。
次に動作について説明する。
トランジスタ1は、上述したように、非線形な特性を有する能動素子であるため、発振周波数F0で発振すると、発振周波数F0の発振周波数信号を発生する他に、高調波である周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を発生する。
ここで、トランジスタ1のコレクタ端子には、上記実施の形態1と同様に、トランジスタ1から発生される2N倍発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ4が接続されているので、トランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ4との接続点5は、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号の短絡点となり、その2N倍発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号は、出力端子6側には進まず、出力端子6からは、トランジスタ1から発生された発振周波数信号のみが出力される。
一方、トランジスタ1のベース端子には、トランジスタ1の発振周波数F0で共振するQ値が高い共振器31が接続されている。
また、共振器31には、HPF32が接続されており、共振器31とHPF32の接続点は、共振器31おける発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の短絡点を除く任意の点である。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号と2N倍発振周波数信号が、共振器31の接続点からHPF32に出力される。因みに、共振器31とHPF32の接続点が共振器31おける発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の短絡点であれば、共振器31の接続点から2N倍発振周波数信号がHPF32に出力されなくなる。
HPF32は、共振器31から発振周波数信号と2N倍発振周波数信号を受けると、その発振周波数信号の通過を阻止して、2N倍発振周波数信号を通過させる。
これにより、トランジスタ1から発生された発振周波数信号は、出力端子9側には進まず、出力端子9からは、HPF32の通過信号である2N倍発振周波数信号のみが出力される。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ4をトランジスタ1のコレクタ端子と接続して、トランジスタ1から発生された発振周波数信号を出力する出力端子6をトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ4との接続点5に設けるとともに、共振器31をトランジスタ1のベース端子と接続して、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の通過を阻止して、2N倍発振周波数信号を通過させるHPF32を共振器31と接続するように構成したので、2個の能動素子を用いることなく、発振周波数F0の信号と、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号を出力することができるようになり、その結果、回路構成の簡素化と小型化を図ることができる効果を奏する。
また、この実施の形態4では、トランジスタ1のベース端子にQ値が高い共振器31を接続するようにしているので、位相雑音特性を高めることができる効果を奏する。
なお、この実施の形態4では、HPF32を共振器31と接続するものについて示したが、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の通過を阻止して、2N倍発振周波数信号を通過させるフィルタであれば、HPFに限るものではなく、例えば、BPF(Band Pass Filter)や、BRF(Band Rejection Filter)などを共振器31と接続するようにしてもよく、同様の効果を奏することができる。
実施の形態5.
上記実施の形態4では、共振器31おける発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の短絡点を除く任意の点にHPF32を接続するものについて示したが、共振器31おける発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の開放点にHPF32を接続するようにしてもよい。
この場合、共振器31とHPF32の接続点における2N倍発振周波数信号の反射を抑えることができるため、出力端子9から出力される2N倍発振周波数信号の電力を高めることができる効果を奏する。
実施の形態6.
図6はこの発明の実施の形態6による発振器を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
共振器41は例えばインダクタとキャパシタが並列に接続されて構成されており、トランジスタ1のベース端子と接続されている。また、共振器41はQ値が高い共振器であり、トランジスタ1の発振周波数F0で共振する。
LPF(Low Pass Filter)42は共振器41における発振周波数F0の短絡点を除く任意の点に接続されており、LPF42はトランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号の通過を阻止して、発振周波数信号を通過させるフィルタである。
次に動作について説明する。
トランジスタ1は、上述したように、非線形な特性を有する能動素子であるため、発振周波数F0で発振すると、発振周波数F0の発振周波数信号を発生する他に、高調波である周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を発生する。
ここで、トランジスタ1のコレクタ端子には、上記実施の形態2と同様に、トランジスタ1から発生される発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ11が接続されているので、トランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ11との接続点12は、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の短絡点となり、その発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号は、出力端子13側には進まず、出力端子13からは、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号のみが出力される。
一方、トランジスタ1のベース端子には、トランジスタ1の発振周波数F0で共振するQ値が高い共振器41が接続されている。
また、共振器41には、LPF42が接続されており、共振器41とLPF42の接続点は、共振器41おける発振周波数F0の短絡点を除く任意の点である。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号と2N倍発振周波数信号が、共振器41の接続点からLPF42に出力される。因みに、共振器41とLPF42の接続点が共振器41おける発振周波数F0の短絡点であれば、共振器41の接続点から発振周波数信号がLPF42に出力されなくなる。
LPF42は、共振器41から発振周波数信号と2N倍発振周波数信号を受けると、その2N倍発振周波数信号の通過を阻止して、発振周波数信号を通過させる。
これにより、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号は、出力端子16側には進まず、出力端子16からは、LPF42の通過信号である発振周波数信号のみが出力される。
以上で明らかなように、この実施の形態6によれば、発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ11をトランジスタ1のコレクタ端子と接続して、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号を出力する出力端子13をトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ11との接続点12に設けるとともに、共振器41をトランジスタ1のベース端子と接続して、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号の通過を阻止して、発振周波数信号を通過させるLPF42を共振器41と接続するように構成したので、2個の能動素子を用いることなく、発振周波数F0の信号と、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号を出力することができるようになり、その結果、回路構成の簡素化と小型化を図ることができる効果を奏する。
また、この実施の形態6では、トランジスタ1のベース端子にQ値が高い共振器41を接続するようにしているので、位相雑音特性を高めることができる効果を奏する。
なお、この実施の形態6では、LPF42を共振器41と接続するものについて示したが、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号の通過を阻止して、発振周波数信号を通過させるフィルタであれば、LPFに限るものではなく、例えば、BPFやBRFなどを共振器41と接続するようにしてもよく、同様の効果を奏することができる。
実施の形態7.
上記実施の形態6では、共振器41おける発振周波数F0の短絡点を除く任意の点にLPF42を接続するものについて示したが、共振器41おける発振周波数F0の開放点にLPF42を接続するようにしてもよい。
この場合、共振器41とLPF42の接続点における発振周波数信号の反射を抑えることができるため、出力端子16から出力される発振周波数信号の電力を高めることができる効果を奏する。
実施の形態8.
図7はこの発明の実施の形態8による発振器を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
方向性結合器51は入力端子51a、通過端子51b、アイソレーション端子51c及び結合端子51dを有しており、その入力端子51aがトランジスタ1のベース端子と接続され、その通過端子51bが共振器52と接続されている。
なお、方向性結合器51は発振周波数F0において発振状態が維持される範囲内で、入力端子51aから入力された発振周波数信号の電力の一部を結合端子51dに出力するが、入力端子51aから入力された2N倍発振周波数信号については結合端子51dへの通過を遮断する。
図7では、方向性結合器51として、結合線路を用いている例を示しているが、結合線路の代わりに、図8に示すようなブランチラインカプラなどを用いてもよい。
共振器52は例えばインダクタとキャパシタが並列に接続されて構成されており、方向性結合器51の通過端子51bと接続されている。また、共振器52はQ値が高い共振器であり、トランジスタ1の発振周波数F0で共振する。
図7では、方向性結合器51のアイソレーション端子51cには何も接続されず、開放されている例を示しているが、アイソレーション端子51cにおけるインピーダンスは任意である。
次に動作について説明する。
トランジスタ1は、上述したように、非線形な特性を有する能動素子であるため、発振周波数F0で発振すると、発振周波数F0の発振周波数信号を発生する他に、高調波である周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を発生する。
ここで、トランジスタ1のコレクタ端子には、上記実施の形態2と同様に、トランジスタ1から発生される発振周波数信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ11が接続されているので、トランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ11との接続点12は、トランジスタ1から発生された発振周波数信号の短絡点となり、その発振周波数信号が全反射される。
そのため、トランジスタ1から発生された発振周波数信号は、出力端子13側には進まず、出力端子13からは、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号のみが出力される。
一方、トランジスタ1のベース端子には、発振周波数F0において発振状態が維持される範囲内で、入力端子51aから入力された発振周波数信号の電力の一部を結合端子51dに出力するが、入力端子51aから入力された2N倍発振周波数信号については結合端子51dへの通過を遮断する方向性結合器51が接続されている。
また、方向性結合器51の通過端子51bには、トランジスタ1の発振周波数F0で共振するQ値が高い共振器52が接続されている。
そのため、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号は、出力端子16側には進まず、出力端子16からは、トランジスタ1から発生された発振周波数信号のみが出力される。
以上で明らかなように、この実施の形態8によれば、発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブ11をトランジスタ1のコレクタ端子と接続して、トランジスタ1から発生された2N倍発振周波数信号を出力する出力端子13をトランジスタ1のコレクタ端子と先端開放スタブ11との接続点12に設けるとともに、発振周波数F0において発振状態が維持される範囲内で、入力端子51aから入力された発振周波数信号の電力の一部を結合端子51dに出力するが、入力端子51aから入力された2N倍発振周波数信号については結合端子51dへの通過を遮断する方向性結合器51をトランジスタ1のベース端子と接続して、共振器52を方向性結合器51の通過端子51bと接続するように構成したので、2個の能動素子を用いることなく、発振周波数F0の信号と、発振周波数F0の2N倍の周波数2N・F0の信号を出力することができるようになり、その結果、回路構成の簡素化と小型化を図ることができる効果を奏する。
また、方向性結合器51の通過端子51bにQ値が高い共振器52を接続するようにしているので、位相雑音特性を高めることができる効果を奏する。
実施の形態9.
図9はこの発明の実施の形態9による発振器を示す構成図であり、図において、図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
上記実施の形態8では、出力端子16が方向性結合器51の結合端子51dと接続されているものについて示したが、図9に示すように、出力端子16が方向性結合器51のアイソレーション端子51cと接続されているようにしてもよい。
次に動作について説明する。
共振器52の発振周波数信号における損失は小さいため、方向性結合器51の通過端子51bから出力されて、共振器52に入力された発振周波数信号の電力の大部分は、方向性結合器51の通過端子51bに戻り、再度、方向性結合器51に入力される。
このとき、通過端子51bから入力された発振周波数信号の電力の一部は、方向性結合器51のアイソレーション端子51cから出力される。
したがって、方向性結合器51のアイソレーション端子51cと接続されている出力端子16から発振周波数信号が出力される。
なお、図9では、結合端子51には何も接続されず、開放されている例を示しているが、結合端子51dにおけるインピーダンスは任意である。
実施の形態10.
上記実施の形態8,9では、方向性結合器51のアイソレーション端子51c又は結合端子51dが開放されているものについて示したが、図10及び図11に示すように、方向性結合器51として、発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有する結合線路を用いて、方向性結合器51のアイソレーション端子51c又は結合端子51dに無反射終端器53を接続するようにしてもよい。
この場合、共振器52の反射位相特性が変化しても、方向性結合器51の結合度が一定になるため、出力端子16から出力される発振周波数信号の電力が、共振器52の反射位相特性に関わらず、一定になるなどの効果を奏する。
実施の形態11.
上記実施の形態10では、方向性結合器51として、発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有する結合線路が用いられているものについて示したが、図12に示すように、方向性結合器51として、発振周波数F0の信号の4分の1波長に相当する線路長を有するブランチラインカプラが用いられていてもよい。
この場合も、上記実施の形態10の場合と同様に、共振器52の反射位相特性が変化しても、方向性結合器51の結合度が一定になるため、出力端子16から出力される発振周波数信号の電力が、共振器52の反射位相特性に関わらず、一定になるなどの効果を奏する。
実施の形態12.
上記実施の形態8〜11では、方向性結合器51の結合端子51d又はアイソレーション端子51cのいずれか一方に、発振周波数信号を出力する出力端子16が接続されているものについて示したが、図13に示すように、出力端子16の他に、発振周波数信号を出力する出力端子54(第3の出力端子)を出力端子16が接続されていない側の端子(アイソレーション端子51c又は結合端子51d)に接続するようにしてもよい。
この場合は、出力端子16,54から発振周波数信号を出力することができるようになる。
したがって、上記実施の形態8〜11と同様に、同期の取れている発振周波数F0の信号と、発振周波数F0の2N倍の周波数(2N)F0の信号とを出力することができる効果を奏する。
実施の形態13.
図14はこの発明の実施の形態13による発振器を示す構成図であり、図において、図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
移相回路55は方向性結合器51のアイソレーション端子51cと接続され、そのアイソレーション端子51cから出力された発振周波数信号の位相を、方向性結合器51の結合端子51dから出力された発振周波数信号の位相に合わせて、双方の発振周波数信号の位相差をゼロにする。
図14では、移相回路55が方向性結合器51のアイソレーション端子51cと接続されている例を示したが、移相回路55が方向性結合器51の結合端子51dと接続され、その結合端子51dから出力された発振周波数信号の位相を、方向性結合器51のアイソレーション端子51cから出力された発振周波数信号の位相に合わせて、双方の発振周波数信号の位相差をゼロにするようにしてもよい。
電力合成器56は移相回路55により位相が合わせされた2つの発振周波数信号の電力を合成する。
次に動作について説明する。
移相回路55は、方向性結合器51のアイソレーション端子51cから出力された発振周波数信号の位相を、方向性結合器51の結合端子51dから出力された発振周波数信号の位相に合わせて、双方の発振周波数信号の位相差をゼロにする。
電力合成器56は、移相回路55がアイソレーション端子51cから出力された発振周波数信号と、方向性結合器51の結合端子51dから出力された発振周波数信号との位相差をゼロにすると、双方の発振周波数信号の電力を合成し、合成後の発振周波数信号を出力端子16に出力する。
これにより、発振周波数信号の電力を高めることができる効果を奏する。
実施の形態14.
上記実施の形態4〜13では、特に言及していないが、図15に示すように、入力端子22から入力される外部電圧に応じて容量が変化するバラクタダイオード23を共振器52に接続するようにしてもよい。
これにより、上記実施の形態3と同様に、発振周波数F0を所望の周波数に設定することができる効果を奏する。
ここでは、バラクタダイオード23を図7の共振器に適用するものについて示したが、バラクタダイオード23を図5、図6、図9、図10、図11、図13及び図14の共振器に適用するようにしてもよい。
実施の形態15.
図16はこの発明の実施の形態15による送受信機を示す構成図であり、図において、同調電圧端子61は変調信号を入力する端子である。
発振器62は図15の発振器、あるいは、共振器31,41,52にバラクタダイオード23が適用されている図5、図6、図9、図10、図11、図13又は図14の発振器であって、入力端子22が同調電圧端子61と接続されており、入力端子22から入力された変調信号に応じて発振周波数F0が設定される。
出力端子63は発振器62から出力された周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を出力する端子である。
出力増幅器64は出力端子63から出力された周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号の電力を増幅する。
送信アンテナ65は出力増幅器64により電力が増幅された2N倍発振周波数信号を送信する。
出力端子66は発振器62から出力された周波数F0の発振周波数信号を出力する端子である。
出力増幅器67は出力端子66から出力された周波数F0の発振周波数信号の電力を増幅し、増幅後の発振周波数信号を局部発振信号としてミクサ70に出力する。
受信アンテナ68は周波数2N・F0の2N倍発振周波数信号を受信する。
低雑音増幅器69は受信アンテナ68により受信された2N倍発振周波数信号の電力を増幅する。
ミクサ70は低雑音増幅器69により電力が増幅された2N倍発振周波数信号と出力増幅器67から出力された局部発振信号を混合する。
信号処理器71はミクサ70により混合された信号に対する信号処理(例えば、信号の復調処理や復号化処理など)を実施する。
図17は従来の送受信機を示す構成図であり、図において、図16と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
発振器81は周波数F0の発振周波数信号を発生する。
電力分配器82は発振器81から発生された発振周波数信号の電力を2つに分配する。
逓倍器83は電力分配器82により分配された一方の発振周波数信号を逓倍して、2N倍発振周波数信号を出力する。
この実施の形態15による図16の送受信機と、図17の従来の送受信機とを比較すると、図16の送受信機では、発振器81、電力分配器82及び逓倍器83の代わりに、発振器62を用いている点で相違している。
発振器62を用いることで、電力分配器82と逓倍器83が不要になるため、送受信機の構成の簡素化、小型化及びコスト削減に寄与する。
また、従来の送受信機では、逓倍器83や出力増幅器64,67及び低雑音増幅器69がトランジスタを用いたアクティブデバイスであるため、温度や出力負荷が変動することにより特性が変動するが、図16の送受信機では、逓倍器83が不要になるため、温度や出力負荷が変動することによる送受信機の特性の変動が小さくなるという効果を奏する。
なお、図16では、出力増幅器64,67及び低雑音増幅器69を実装している送受信機を示しているが、出力増幅器64,67及び低雑音増幅器69のうちのいずれか、あるいは、すべてを実装しない構成にしてもよい。
この場合、送受信機の構成の簡素化、小型化及びコスト削減に寄与する。また、温度や出力負荷が変動することによる送受信機の特性の変動が小さくなるという効果を奏する。
実施の形態16.
図18はこの発明の実施の形態16による周波数シンセサイザを示す構成図であり、図において、図16と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
分周器91は出力端子66から出力された周波数F0の発振周波数信号を分周する。
基準信号源92は基準信号を発生する。
位相比較器93は基準信号源92から発生された基準信号と分周器91により分周された信号の位相を比較し、位相の比較結果を示す位相比較信号を出力する。
ループフィルタ94は位相比較器93から出力された位相比較信号を平滑し、平滑後の位相比較信号を同調電圧端子61に出力することにより、発振器62における発振周波数F0を設定する。
図19は従来の周波数シンセサイザを示す構成図であり、図において、図17及び図18と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態16による図18の周波数シンセサイザと、図19の従来の周波数シンセサイザとを比較すると、図18の周波数シンセサイザでは、発振器81、電力分配器82及び逓倍器83の代わりに、発振器62を用いている点で相違している。
発振器62を用いることで、電力分配器82と逓倍器83が不要になるため、周波数シンセサイザの構成の簡素化、小型化及びコスト削減に寄与する。
また、従来の周波数シンセサイザでは、逓倍器83がトランジスタを用いたアクティブデバイスであるため、温度や出力負荷が変動することにより特性が変動するが、図18の周波数シンセサイザでは、逓倍器83が不要になるため、温度や出力負荷が変動することによる周波数シンセサイザの特性の変動が小さくなるという効果を奏する。
実施の形態17.
図20はこの発明の実施の形態17による送受信機を示す構成図であり、図において、図16及び図18と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
図21は従来の送受信機を示す構成図であり、図において、図17及び図19と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態17による図20の送受信機と、図21の従来の送受信機とを比較すると、図20の送受信機では、発振器81、2つの電力分配器82及び逓倍器83の代わりに、発振器62を用いている点で相違している。
発振器62を用いることで、2つの電力分配器82と逓倍器83が不要になるため、送受信機の構成の簡素化、小型化及びコスト削減に寄与する。
また、従来の送受信機では、逓倍器83や出力増幅器64,67及び低雑音増幅器69がトランジスタを用いたアクティブデバイスであるため、温度や出力負荷が変動することにより特性が変動するが、図20の送受信機では、逓倍器83が不要になるため、温度や出力負荷が変動することによる送受信機の特性の変動が小さくなるという効果を奏する。
なお、図20では、出力増幅器64,67及び低雑音増幅器69を実装している送受信機を示しているが、出力増幅器64,67及び低雑音増幅器69のうちのいずれか、あるいは、すべてを実装しない構成にしてもよい。
この場合、送受信機の構成の簡素化、小型化及びコスト削減に寄与する。また、温度や出力負荷が変動することによる送受信機の特性の変動が小さくなるという効果を奏する。
以上のように、この発明に係る発振器は、周波数Foの信号と周波数2N・Foの信号を出力することができるものであって、例えば、通信装置やレーダ装置の信号源として利用されるものに適している。

Claims (23)

  1. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する第1の先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記第1の先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    上記能動素子のベース端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長より長い線路長を有する第2の先端開放スタブと、
    上記第2の先端開放スタブの開放された他端から上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する位置に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えた発振器。
  2. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが第2の先端開放スタブの一端から開放端までの間に接続されていることを特徴とする請求項1記載の発振器。
  3. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する第1の先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記第1の先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    上記能動素子のベース端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波の4分の1波長より長い線路長を有する第2の先端開放スタブと、
    上記第2の先端開放スタブの開放された他端から上記発振周波数の2N倍の周波数の電波の4分の1波長に相当する位置に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えた発振器。
  4. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが第2の先端開放スタブの一端から開放端までの間に接続されていることを特徴とする請求項3記載の発振器。
  5. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    上記能動素子のベース端子接続され上記発振周波数で共振する共振器と、
    記発振周波数の2N倍の周波数短絡となる点を除いた、上記共振器における任意の点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波の通過を阻止して、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を通過させるフィルタと、
    上記フィルタ通過する上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えた発振器。
  6. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが共振器に接続されていることを特徴とする請求項5記載の発振器。
  7. 振器において発振周波数の2N倍の周波数開放となる点にフィルタが接続されていることを特徴とする請求項5記載の発振器。
  8. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    上記能動素子のベース端子接続され上記発振周波数で共振する共振器と、
    記発振周波数短絡となる点を除いた、上記共振器における任意の点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波の通過を阻止して、上記発振周波数の電波を通過させるフィルタと、
    上記フィルタ通過する上記発振周波数の電波を出力する第2の出力端子とを備えた発振器。
  9. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが共振器に接続されていることを特徴とする請求項8記載の発振器。
  10. 振器において発振周波数開放となる点にフィルタが接続されていることを特徴とする請求項8記載の発振器。
  11. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子と接続され、上記発振周波数で共振する共振器と、
    上記方向性結合器の結合端子と接続され、上記結合端子から出力された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えた発振器。
  12. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが共振器に接続されていることを特徴とする請求項11記載の発振器。
  13. 方向性結合器として、発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する結合線路又はブランチラインカプラが用いられ、上記方向性結合器のアイソレーション端子に無反射終端器が接続されていることを特徴とする請求項11記載の発振器。
  14. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子と接続され、上記発振周波数で共振する共振器と、上記方向性結合器のアイソレーション端子と接続され、上記アイソレーション端子から出力された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えた発振器。
  15. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが共振器に接続されていることを特徴とする請求項14記載の発振器。
  16. 方向性結合器として、発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する結合線路又はブランチラインカプラが用いられ、上記方向性結合器の結合端子に無反射終端器が接続されていることを特徴とする請求項14記載の発振器。
  17. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子と接続され、上記発振周波数で共振する共振器と、
    上記方向性結合器のアイソレーション端子と接続され、上記アイソレーション端子から出力された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と、
    上記方向性結合器の結合端子と接続され、上記結合端子から出力された発振周波数の電波を出力する第3の出力端子と
    を備えた発振器。
  18. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが共振器に接続されていることを特徴とする請求項17記載の発振器。
  19. 所定の発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子と接続され、上記発振周波数で共振する共振器と、
    上記方向性結合器のアイソレーション端子から出力された発振周波数の電波と上記方向性結合器の結合端子から出力された発振周波数の電波の位相を合わせる移相回路と、
    上記移相回路により位相が合わせれた2つの電波の電力を合成する電力合成器と、
    上記電力合成器により電力が合成された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えた発振器。
  20. 振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードが共振器に接続されていることを特徴とする請求項19記載の発振器。
  21. 発振周波数の電波及び上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を出力する発振器と、
    上記発振器から出力された発振周波数の2N倍の周波数の電波を送信する送信アンテナと、
    上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を受信する受信アンテナと、上記受信アンテナにより受信された発振周波数の2N倍の周波数の電波と上記発振器から出力された発振周波数の電波を混合するミクサと、上記ミクサにより混合された電波に対する信号処理を実施する信号処理器とを備えた送受信機において、
    上記発振器は、
    変調信号に応じて上記発振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードと、
    上記バラクタダイオードにより設定された発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子及び上記バラクタダイオードと接続され、上記バラクタダイオードにより設定された上記発振周波数で共振する共振器と、
    上記方向性結合器の結合端子又はアイソレーション端子と接続され、上記結合端子又はアイソレーション端子から出力された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えていることを特徴とする送受信機。
  22. 発振周波数の電波及び上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を出力する発振器と、上記発振器から出力された発振周波数の電波を分周する分周器と、基準を発生する基準信号源と、上記基準信号源から出力された基準と上記分周器により分周された電波の位相を比較し、位相の比較結果を示す位相比較信号を出力する位相比較器と、上記位相比較器から出力された位相比較信号を平滑し、平滑後の位相比較信号を上記発振器に出力するループフィルタとを備えた周波数シンセサイザにおいて、
    上記発振器は、
    上記ループフィルタから出力された平滑後の位相比較信号に応じて上記発振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードと、
    上記バラクタダイオードにより設定された発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子及び上記バラクタダイオードと接続され、上記バラクタダイオードにより設定された上記発振周波数で共振する共振器と、
    上記方向性結合器の結合端子又はアイソレーション端子と接続され、上記結合端子又はアイソレーション端子から出力された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えていることを特徴とする周波数シンセサイザ。
  23. 発振周波数の電波及び上記発振周波数の2N倍(N=1,2,3,・・・)の周波数の電波を出力する発振器と、上記発振器から出力された発振周波数の2N倍の周波数の電波を送信する送信アンテナと、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を受信する受信アンテナと、上記受信アンテナにより受信された発振周波数の2N倍の周波数の電波と上記発振器から出力された発振周波数の電波を混合するミクサと、上記ミクサにより混合された電波に対する信号処理を実施する信号処理器と、上記発振器から出力された発振周波数の電波を分周する分周器と、基準を発生する基準信号源と、上記基準信号源から出力された基準と上記分周器により分周された電波の位相を比較し、位相の比較結果を示す位相比較信号を出力する位相比較器と、上記位相比較器から出力された位相比較信号を平滑し、平滑後の位相比較信号を上記発振器に出力するループフィルタとを備えた送受信機において、
    上記発振器は、
    上記ループフィルタから出力された平滑後の位相比較信号に応じて上記発振周波数を設定する容量可変のバラクタダイオードと、
    上記バラクタダイオードにより設定された発振周波数で発振して、上記発振周波数の電波を発生するとともに、上記発振周波数の2N倍の周波数の電波を発生する能動素子と、
    上記能動素子のエミッタ端子とグランド間に接続された伝送線路と、
    上記能動素子のコレクタ端子に一端が接続され、他端が開放である、上記発振周波数の電波の4分の1波長に相当する線路長を有する先端開放スタブと、
    上記能動素子のコレクタ端子と上記先端開放スタブとの接続点に接続され、上記能動素子発生た発振周波数の2N倍の周波数の電波を出力する第1の出力端子と、
    入力端子が上記能動素子のベース端子接続され、上記能動素子発生た発振周波数の電波が上記入力端子入力される方向性結合器と、
    上記方向性結合器の通過端子及び上記バラクタダイオードと接続され、上記バラクタダイオードにより設定された上記発振周波数で共振する共振器と、
    上記方向性結合器の結合端子又はアイソレーション端子と接続され、上記結合端子又はアイソレーション端子から出力された発振周波数の電波を出力する第2の出力端子と
    を備えていることを特徴とする送受信機。
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