JP4989825B2 - 撮像装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はCCD等の固体撮像素子を用いて被写体像の撮像を行う撮像装置に関し、特にインターレース駆動によって固体撮像素子からの信号読み出しを行う撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD等の固体撮像素子を用いたディジタルスチルカメラにおいては、その撮像によって得られた画像信号の画質向上を目的とした様々な特殊駆動が考えられている。例えば、インターレース読み出し型の撮像装置では、メカシャッタと素子シャッタとを併用することで、奇偶の2フィールド間の露光時間差を無くす工夫がなされている。すなわちこれは固体撮像素子の全画素の電荷をオーバーフロードレインに排出するための全電荷排出パルス(以下、CDP;Charge Drain Pulse)の出力によって露光を開始すると共に、露光開始から所定期間後にメカシャッタによって固体撮像素子への被写体光の入力を遮光した状態で、奇偶両フィールドからの信号読み出しをフィールド順次に行う方式である。
【0003】
また最近では、全画素の蓄積電荷を個別に順次読み出す全画素順次読出し型の撮像素子を対象とした特殊駆動方式も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、本出願人は、先に、長時間シャッタ時等に生じる手ぶれ画像の記録を防ぐために、全露光時間を複数の部分露光時間に分割して複数回の撮像(露光および信号読出し)を行なった後に信号加算によって1枚の画像を生成する分割型露光撮像を使用し、各回の部分露光撮像にて得られた複数の画像間で位置ずれの補正を行ってから信号加算を行なう技術を提案している。(特願平11−201350号明細書)
これにより、ディジタルスチルカメラにおいても、ムービーと同様に、デジタル演算処理による手ぶれ補正を実現することが可能となる。またさらに、上記のような分割型露光撮像は、長時間露光時におけるノイズ抑圧効果等を得るための要素技術としても期待されている。
【0005】
しかし、上記のような分割型露光撮像はあくまで全画素順次読出し型の撮像素子を対象としたものであって、これをインターレース型の撮像素子にそのまま適用することはできない。インターレース型に適用すると、分割のタイミング(時間的境界)が奇偶2つのフィールドで異なってしまい、フィールドによるタイミング差の問題が生じてしまうからである。
【0006】
すなわち、従来インターレース型の撮像素子の場合には、上記のようにメカシャッタを併用した静止画フレーム撮像においては全電荷排出パルスCDPによる全画素同時電荷排出(注:電荷排出を繰り返し何回行なっても、その最後の排出実行(=それ以後の排出停止)によって実質的な露光開始時点が決まるものであるが、本明細書においてはそのような「最終的電荷排出実行」のことを指して、単に全電荷排出パルスCDPの出力と称し、タイムチャート上も一つのパルス出力として表現する)からメカシャッタ閉による光遮断までを実質的露光時間とすることで、フィールドによるタイミング差の無い1つのフレーム画を得ているが、上記分割型露光撮像においては各部分撮像の実質的露光時間は電荷移送のための電荷読み出しパルスTGPによって分割されることになるから、奇偶の各フィールドを交互に読み出すインターレース駆動を行なうと全画素同タイミングの露光分割を行なうことが出来なくなってしまうものであった。
【0007】
つまり、全画素順次読出し型の場合には1つの電荷読み出しパルスTGPによって全画素同時の信号読み出しが開始されるため、全露光時間を複数の電荷読み出しパルスTGPによって分割しても各部分露光時間毎に全画素同時の露光タイミングが得られるが、インターレース型の場合には奇偶の一方のフィールドからの信号読み出しの完了を待ってから他方のフィールドからの信号読み出しを行うことが必要となるので、電荷読み出しパルスTGPによって露光時間を分割する方式の場合には上記したフィールドによるタイミング差の問題が生じることになるのである。その結果、特に初回に得られるフレーム画像については、全電荷排出パルスCDPによる全画素同時電荷排出から電荷読み出しパルスTGPの出力によって初回の部分露光が終了されるまでの時間が奇数フィールドと偶数フィールドとで異なることになるため、奇偶フィールド毎に露光レベルの異なるラインフリッカ画像となってしまう。また最後に得られるフレーム画像についても、電荷読み出しパルスTGPの出力からメカシャッタ閉による光遮断までの時間が奇数フィールドと偶数フィールドとで異なるので、同様の問題が生じる。
【0008】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、フィールドによるタイミング差の問題を招くことなく、インターレース対応の分割型露光撮像を実現することができる撮像装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、インターレース型の固体撮像素子と、前記固体撮像素子への被写体光入力を制御する光学的シャッタ手段と、前記固体撮像素子の画素電荷信号をインターレース読出しに対応した第1と第2の各フィールド毎に独立に読出すことが可能な駆動手段と、前記駆動手段が前記撮像素子から読出した信号に基づいて撮像信号を生成する信号処理手段と、前記光学的シャッタ手段および前記駆動手段および前記信号処理手段を制御する制御手段とを具備し、前記駆動手段は前記各フィールド毎の信号読出し動作の一部として前記固体撮像素子の画素部からの電荷移送を実行する電荷読出しパルスTGPの出力手段および前記固体撮像素子の全フレームの画素電荷を同時に排出する電荷排出パルスCDPの出力手段を有したものであって、前記制御手段は、当該被写体撮像に際しては、前記電荷排出パルスCDPの出力またはその後に実行された前記光学的シャッタ手段の開成により全露光を開始させた後、前記光学的シャッタ手段による遮光によって全露光を終了させるに際し、前記全露光終了時点以前に前記第1および第2の各フィールドに対応した前記電荷読出しパルスTGPをそれぞれ少なくとも1回ずつ交互に出力して当該電荷読出しパルスTGPの各回の出力に対応した第1と第2の各フィールドの信号読出しを当該フィールドとは異なるフィールドの次回の電荷読出しパルスTGPの出力までに行なうことにより得られた第1群の部分露光信号および、前記全露光を終了させる時点以後に第1および第2の各フィールドに対応した前記電荷読出しパルスTGPをそれぞれ出力して第1と第2の各フィールドの信号読出しを行なうことにより得られる第2群の部分露光信号とを前記信号処理手段に入力し、前記信号処理手段において前記第1と第2の各フィールド毎に前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号とを加算することにより、当該被写体撮像に関する全露光に対応する第1と第2の各フィールドの撮像信号をそれぞれ生成するように構成されたものであることを特徴とする。
【0010】
この撮像装置においては、電荷排出から遮光までの全露光期間を奇偶各フィールドで異なるタイミングによる露光分割を行ない、得られた各部分撮像出力を奇偶各フィールド毎に個別に加算処理することにより全露光期間に対応する1つのフレーム画像が生成される。全露光期間は、電荷読出しパルスTGPの出力タイミングとは無関係に第1と第2のフィールド間で同一であるから、上記のようにフィールド毎に各部分撮像出力を個別に信号加算することで、フィールド間にタイミング差が無い高画質のフレーム画像を生成することが出来る。
【0011】
また、被写体撮像に使用すべき露出時間を制御する露出制御手段をさらに具備し、前記全露光の開始時点から前記光学的シャッタ手段による全露光終了時点に至る時間を、前記露出制御手段における露出時間に対応させるように構成することで、適正露出のフレーム画像を得ることが可能となる。
【0012】
また、前記各部分露光信号に対して、それら各部分露光信号に対応する各部分露光時間の値に応じたゲインを適用するための可変増幅手段を設けることにより、各部分撮像に対応して異なるゲインを適用することが好ましい。これによって量子化ノイズの低減や後段の処理(例えば位置ずれ検出のための相関演算など)の容易化を図ることができるから、ぶれ(位置ずれ)補正カメラを容易に得ることができる。
【0013】
また、各部分撮像に対応して異なるゲインを適用した場合には、第1と第2の各フィールド毎の前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号との加算に際しては、前記ゲインに対応した所定の重み係数による重み付け加算を行なうことが好適である。これによって露光時間が短い部分撮像(従って高いゲインが適用された部分画像)に起因する画質劣化を回避することができる。
【0014】
また、全露光終了時点以前における各フィールドの信号読出しのための前記電荷読出しパルスTGPのうち最初の出力(有効出力)は、前記全露光の開始時点から1フィールド読み出し期間経過した時点で行なわれるようにすることで、電荷排出パルスCDPの出力タイミングを電荷読出しパルスTGPの出力タイミングに一致させた場合には初回の部分露光においても少なくとも1フィールド読み出し期間分の露光時間を確保することが可能となり、画質劣化を防止することが出来る。
【0015】
さらに、フィールド毎に各部分撮像出力を個別に信号加算する際には、各フィールド毎に、前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号との間の位置ずれの補正を行い、その位置ずれ補正後の部分露光信号同士を加算することで、手ぶれ補正を行うことが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係わる撮像装置の構成が示されている。ここでは、ディジタルスチルカメラとして実現した場合を例示して説明することにする。図中101は撮像レンズ系、102はレンズ系101を駆動するためのレンズ駆動機構、103はレンズ系101の絞りを制御するための露出制御機構、104はメカニカルシャッタ、105は被写体像を光電変換するためのCCDカラー撮像素子、106は撮像素子105を駆動するためのCCDドライバ、107はアナログゲインコントロールアンプ(GCA)107a,A/D変換器107b等を含むプリプロセス回路、108は色信号生成処理,マトリックス変換処理,その他各種のディジタル演算処理を行なうディジタルプロセス回路、109はカードインターフェース、110はメモリカード、111はLCD画像表示系を示している。ディジタルプロセス回路108には、デジタル演算処理のためのバッファメモリ108aおよび信号処理部108bが設けられている。
【0017】
また、図中の112は各部を統括的に制御するためのシステムコントローラ(CPU)、113は各種SWからなる操作スイッチ系、114は操作状態及びモード状態等を表示するための操作表示系、115はレンズ駆動機構102を制御するためのレンズドライバ、116は発光手段としてのストロボ、117は露出制御機構103及びストロボ116を制御するための露出制御ドライバ、118は各種設定情報等を記憶するための不揮発性メモリ(EEPROM)を示している。
【0018】
本実施形態のカメラにおいては、システムコントローラ112が全ての制御を統括的に行っており、露出制御機構103およびメカシャッタ104とCCDドライバ106によるCCD撮像素子105の駆動を制御して露光(電荷蓄積)及び信号の読み出しを行ない、それをプリプロセス回路107を介してA/D変換してディジタルプロセス回路108に取込んで、ディジタルプロセス回路108内で各種信号処理を施した後にカードインターフェース109を介してメモリカード110に記録するようになっている。
【0019】
CCDカラー撮像素子105としては、例えば縦型オーバーフロードレイン構造でインターレース(飛越走査)型のものが用いられる。CCD撮像素子105の駆動制御は、CCDドライバ106から出力される各種駆動信号(全電荷排出パルスCDP、画素部から垂直転送路への電荷移送のための電荷読み出しパルスTGP、および垂直駆動パルス、水平駆動パルス等)を用いて行われる。この場合、電荷読み出しパルスTGPは奇遇2つのフィールドそれぞれに対応して2系統用意されており、撮像素子105の画素電荷信号を奇遇のフィールド毎に独立に読出すことができる。全電荷排出パルスCDPは、各画素(光電変換部)の最大電荷蓄積レベル(オーバーフローレベルOFL)を決定するための基板バイアス電圧(VSUB)に重畳して出力されるパルス(VSUBパルス)であり、全電荷排出パルスCDPの出力により各画素の電荷を基板(オーバーフロードレイン)に排出してリセットすることができる。
【0020】
また、システムコントローラ112には、図示のように、被写体撮像の測光結果またはマニュアル操作に基づいて撮影に必要な適正露出時間を決定・制御する露出制御部112aと、分割型露光撮像を制御するための分割露光制御部112bとが設けられている。この分割型露光撮像はインターレース対応のものであり、この分割型露光撮像の撮像シーケンスにおいては、全電荷排出パルスCDPによる電荷排出からメカシャッタ104による遮光までの全露光期間を奇偶各フィールドで異なるタイミングによる露光分割を行ない、得られた各部分撮像出力を信号処理部108aで奇偶各フィールド毎に個別に加算処理することにより全露光期間に対応する1つのフレーム画像を生成するという処理が行われる。
【0021】
図2は、分割型露光撮像の撮像シーケンスを示すタイミングチャートである。図中、TGA,TGBは第1および第2の2つのフィールド(Aフィールド,Bフィールド)にそれぞれ対応する電荷読み出しパルスを示している。分割型露光撮像においては、奇偶の両フィールド(本例ではA,B2つのフィールド)からの信号読み出しを交互に行うために、図示のようにフレーム蓄積モードでのムービー駆動が行われる。すなわち、この方式による露光時間分割の最小単位は1フレーム(2フィールド)読み出し期間である。例えばNTSC駆動の場合標準では1/30秒となるが、この場合の「読み出し期間」は転送レートを上げることによって任意に短縮することができるものであり本質的では無い(レートN倍の場合は最小単位は標準の1/30秒の1/N倍に短縮される)。本例では1フレーム読み出し期間を1/60秒(すなわち1フィールド読み出し期間が1/120秒)とする。この時間をTlimitと書く。
【0022】
この場合、フレーム蓄積モードでのムービー駆動では、図示のように、TGA,TGBはそれぞれ1フィールド読み出し期間分の時間差をおきながら、各々1フレーム読み出し期間間隔で順次発生される。つまり、TGAとTGBが1フィールド読み出し期間の間隔で交互に発生されることになる。TGAが出力されると、後続の1フィールド期間でAフィールドの画素電荷信号が垂直転送路、水平転送路を介して読み出され、またTGBが出力されると、後続の1フィールド期間でBフィールドの画素電荷信号が垂直転送路、水平転送路を介して読み出される。
【0023】
図2では、全露光時間(Ttotal)がAフィールドでは4つの部分露光期間TA1〜TA4に分割され、Bフィールドでは3つの部分露光期間TB1〜TB3に分割される場合のタイミング例を示している。すなわち、全電荷排出パルスCDPが出力されてから最初の電荷読み出しパルスTGAが出力されるまでがAフィールドの初回の部分露光期間(TA1)となり、TA1の露光で得られた部分露光信号(A1)が続く1フィールド期間で読み出される。そして、最初の電荷読み出しパルスTGAの出力から1フィールド期間経過した時点で、最初の電荷読み出しパルスTGBが出力される。全電荷排出パルスCDPが出力されてから最初の電荷読み出しパルスTGBが出力されるまでがBフィールドの初回の部分露光期間(TB1)となり、TB1の露光で得られた部分露光信号(B1)が該当する電荷読み出しパルスTGBに続く1フィールド期間で読み出される。このようにして、AフィールドとBフィールドの部分露光信号が交互に読み出されていく。
【0024】
全電荷排出パルスCDPが出力されてから適正露光時間分だけ経過した時点で、メカシャッタ104が閉じられる。このメカシャッタ閉により全露光期間が終了される。もちろん、バブル撮影モードの場合にはシャッターが押されている間は露光し続け、シャッターが離された時点でメカシャッタ104を閉じても良い。
【0025】
図2の例では、TA3の露光で得られた部分露光信号(A3)の読み出し期間中にメカシャッタが閉じられた場合が示されている。これにより、Aフィールドでは4回目の部分露光期間(TA4)が、続く電荷読み出しパルスTGAの出力前に終了され、Bフィールドでは3回目の部分露光期間(TB3)が、続く電荷読み出しパルスTGBの出力前に終了される。全露光期間は、A,B両フィールドとも全く同じである。
【0026】
メカシャッタ閉後の電荷読み出しパルスTGBの出力により、TB3の露光で得られた部分露光信号(B3)が読み出され、そしてその後に出力される電荷読み出しパルスTGAにより、TA4の露光で得られた部分露光信号(A4)が読み出される。
【0027】
そして、図3に示すように、Aフィールドの部分露光信号A1,A2,A3,A4の加算と、Bフィールドの部分露光信号A1,A2,A3,A4の加算が信号処理部108bにより個別に行われ、加算によって得られたA,B両フィールドのフィールド画同士を合成することにより静止画記録用のフレーム画が生成される。なお上記各フィールド別に行なわれる加算処理については、基本的な処理としては、ただ単純に得られたデータを加算するだけで良い。ただ、本実施形態においては後述のように、量子化ノイズの低減であるとかのぶれ補正等の処理の簡略化等の事情を考慮して、さらに高度な処理を行なうものである。
【0028】
次に、上記分割型露光撮像にて行われる具体的な動作について説明する。
【0029】
まず、撮影に先立ってマニュアル設定または測光結果に基づいて撮影に必要な適正露光時間Ttotalが設定される。Ttotal>Tlimit(Tlimit=1フィールド期間)の場合に分割型露光撮像を行なう。
【0030】
(甲)Ttotal≦Tlimitの場合には、本撮像の露出時間Texp=Ttotalに設定して通常の1回の露光を行ない撮像信号を読み出す。そして適宜各種信号処理を施してメモリカード110に記録する。
(乙)Ttotal>Tlimitの場合には、本撮像を複数回の連続した露光に分けて行ない、各回毎に得られた撮像信号を公知のディジタル演算技術により加算して一つの長時間露光画像とし、さらに適宜各種信号処理を施してメモリカード110に記録する。
【0031】
この際、図2に示されているように、TA2、TA3、TB2(CDPもシャッタ閉も含まない部分露光期間=中間期間とする)は等しくTlimitに設定される。(ぶれを最小とするため最短時間に設定。もちろん、ぶれ補正を前提としない場合にはTlimit以上の任意の期間に設定し得る。)
撮像素子105からの読み出し信号に対してゲインコントロールアンプGCA107aが施すアナログ信号増幅の標準ゲインをG0とする。この標準ゲインG0の値は、(甲)の場合、つまり分割型露光を行わない通常撮影の場合に用いられる値である。中間期間対応の読み出し(転送)期間(A2,B2,B3)のゲインはどれも等しくGm=G0×Ttotal/Tlimitに設定される。
【0032】
同様にA1読み出し期間のゲインGA1=G0×Ttotal/TA1、B1読み出し期間のゲインGB1=G0×Ttotal/TB1、A4読み出し期間のゲインGA4=G0×Ttotal/TA4、B3読み出し期間のゲインGB3=G0×Ttotal/TB3、に設定される。
【0033】
この意味は2つある。1つは露光時間が短くなることで各回のA/D量子化ノイズが大きくなることを回避する。他の1つは各部分露光画像の被写体信号成分のレベルが相対的に等しくなるようにする。(ぶれ補正のための動きベクトル検出処理が単純化できる。)
以上のように行われた本撮像信号に基づく画像生成処理は以下のようなものである。以下の処理はAフィールドとBフィールドそれぞれについて同様に行なう。
【0034】
まず上記各回の露光による撮像信号(S[k](i,j):ただしi,jは任意画素の座標、kは何回目の部分露光かを示す)を後述の動きベクトル検出手法を用いて解析することにより各部分露光信号間の動き情報である動きベクトル(V[k]=(x[k],y[k]))を求める。つまり、例えばAフィールドについては部分露光画像A1とA2との間で動きベクトル(V[2])、部分露光画像A2とA3との間で動きベクトル(V[3])、部分露光画像A3とA4との間で動きベクトル(V[4])が検出される。そして検出した動きベクトル情報に基づいて各回の撮影画枠をシフトさせつつ加算を行ない最終的な撮像画像Sout(i,j)を生成する。Bフィールドについても同様の処理が行われる。
【0035】
ここで、図4に示すように、Sout(i,j)は生成画像の画枠サイズに対応した所定の画素数p×q(1≦i≦p,1≦j≦q)を有したものであり、ぶれによる移動分を見込んで撮像素子105の全画枠(有効撮像エリア)よりも少し小さいサイズに設定する。
【0036】
加算処理に際して、第k回目の露光分まで加算が終わった中間的なSout(i,j)をSout[k](i,j)と記す。また初回の露光(k=1)の時は撮影画枠中心つまり生成画像画枠の中心は図4のように有効撮像エリアの中央に設定されているが、説明を簡略化するため有効撮像エリアの座標はこの状態において生成画像の座標(i,j)と同数値となるように設定されているものとする。(従って、この状態における生成画枠外には負値座標も存在する。)
上記動きベクトルV[k]=(x[k],y[k])の定義を(絵柄の変化が無い被写体部分に関して)
(1)S[k](i+x[k],j+y[k])=S[k-1](i,j) (k=2〜n)
とし、V[1]からV[k]までの総和である累積動きベクトルΣV[k]を
(2)ΣV[k]=(Σx[k],Σy[k])=(x[1]+x[2]+・・・+x[k],y[1]+y[2]+・・・+y[k])
とすると、毎回の加算処理は
(3)Sout[1](i,j)=S[1](i,j)×G0/G1 (1≦i≦p,1≦j≦q)
Sout[k](i,j)=Sout[k-1](i,j)+S[k](i+Σx[k],j+Σy[k])×G0/Gk
で表わすことができる。(なお各重み付け係数G0/Gk は Tk/Ttotalに等しい。)
各重み付け係数G0/Gkを用いた重み付け加算は、動きベクトル検出後に行われる。このようにして、動きベクトル検出は可変ゲインによって露光レベルを等しくした部分画像同士で行い、実際の信号加算に際しては、その被写体信号成分に関して上述の基本的な加算処理(単一のゲインの元で得られた各データを単純に加算したもの)と等価な結果が得られるように、各ゲインの逆比に応じた重み付け加算が行われる。
【0037】
最終的な生成画像はSout(i,j)=Sout[n](i,j) によって求められる。(上記例ではAフィールドではn=4、Bフィールドではn=3)
このようにして生成されたA,Bの各フィールド画像は最終的にはこれを合わせて1つのフレーム画像として統合され(すなわちその後の取扱いにおいては各フィールドは区別されない)、その後に(甲)の場合と同じ通常の各種信号処理を経てメモリカード110に記録される。
【0038】
ここで上記動きベクトルを検出する方法については任意の公知の手法を用いることができるが、一例を示せば撮影画枠に対して所定の部分エリアを検出エリアとして設けておき、この検出エリアに関してある仮定された動きベクトルV[k]に基づいて画像の相関評価値を算出する。例えば上記(1)の左辺と右辺の差の絶対値の総和
Σ|S[k-1](i,j)−S[k](i+x[k],j+y[k])| (ここでのΣは(2)とは異なりi,jに関する総和記号)
を求める。V[k]の仮定を変更する毎に得られた各相関評価値を比較して最小値(相関度最大に対応、完全一致の場合0となる)を与えるV[k]を求める動きベクトルとすれば良い。上記したとおり各部分露光画像の被写体信号成分のレベルが相対的に等しく保たれているから、このように比較的単純な演算処理で動きベクトルを求めることが可能になっている。
【0039】
なお、この他にも以下のような様々な実施形態が考えられる。
【0040】
・CDPをTGと実質同時(同時または直前)のタイミングとすれば、初回の部分露光時間が一方のフィールドでは中間と同じ露光時間、他方ではその半分となり、処理が単純化でき、かつ最初の部分画像の極端な劣化が生じない。また動き検出の誤動作も回避できる。なお、この場合CDPと同時のTGは信号読み出しに関しては無効なもの、つまり初回以前の空読み出し(ダミー)と見なす。この様子を図5に示す。図5は、CDPをTGAと同じタイミングてせ発生した場合の例である。この場合、CDPと同時発生されるTGAによるAフィールドの信号読み出しはダミーとなり、電荷読出しパルスTGPのうち最初の有効出力は、CDPの出力による全露光の開始時点から1フィールド読み出し期間経過した時点となる。
【0041】
この場合でも最終回の部分露光で得られる画像については(少なくとも一方のフィールドでは)その部分露光時間が短くなり画質劣化、さらには動きベクトル検出の誤動作の懸念がある。この回避策としては、
1)その前までの動きベクトルから予測する。これは、最終回の部分露光画像とその一つ前の部分露光画像との間の動きベクトルについては、一つ前の部分露光画像とさらに一つ前の部分露光画像との間で検出された動きベクトルをそのまま援用するものである。
【0042】
2)シャッタ閉タイミングを(例えば)TGと同じタイミングまたはその直前に限定する。これは長時間露光の場合には、基本的には露光時間を厳密に微調整することは不要であるということを前提としている。
【0043】
・動き検出については、例えばAE,AF等のために本撮像前に行われる事前の画像解析(動きベクトル解析)に基づいて行ったり、あるいは例えばジャイロセンサなどの別センサからの信号に基づいて位置補正を行うようにしても良い。
【0044】
・部分露光型撮像は長時間露光時のみならず、例えば「流し撮り」の効果を得たい場合などにも有効である。すなわち、例えば自動車などの動く被写体を動きベクトル検出エリア(この場合の動きベクトル検出エリアは撮像画枠よりも小さく設定する)に合わせておくことにより、撮影画枠を自動車の動きに追従して自動的に位置補正することができるので、流し撮り操作を行わずとも背景画像だけを自動的にぶらすことができ、速度感のある画像を撮ることができる。
【0045】
・全露光の開始は、上記では電荷排出パルスCDPの最終出力によって行なっているが、これに変えて(事前にメカシャッタを閉成しておき、電荷排出パルスCDPの最終出力の後にこの)メカシャッタを開成することによって全露光を開始させても良い。
【0046】
・全露光時間の終了はCCD105への被写体光の入力を遮光すればよいので、メカシャッタの他、例えば液晶シャッタなどの種々の光学的シャッタ手段を利用することが出来る。
【0047】
また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィールドによるタイミング差の問題を招くことなく、インターレース対応の分割型露光撮像を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるディジタルカメラの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられる分割露光型撮像の撮像シーケンスを示すタイミングチャート。
【図3】同実施形態で用いられるフィールド毎の個別の信号加算処理の様子を示す図。
【図4】同実施形態で用いられるCCDの有効撮像エリアと生成画像画枠との関係を示す図。
【図5】同実施形態で用いられる分割露光型撮像の撮像シーケンスの変形例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
101…レンズ系
102…レンズ駆動機構
103…露出制御機構
104…メカシャッタ
105…CCDカラー撮像素子
106…CCDドライバ
107…プリプロセス回路
107a…ゲインコントロールアンプ
108…ディジタルプロセス回路
109…カードインターフェース
110…メモリカード
111…LCD画像表示系
112…システムコントローラ(CPU)
112a…露出制御部
112b…分割露光制御部

Claims (6)

  1. インターレース型の固体撮像素子と、前記固体撮像素子への被写体光入力を制御する光学的シャッタ手段と、前記固体撮像素子の画素電荷信号をインターレース読出しに対応した第1と第2の各フィールド毎に独立に読出すことが可能な駆動手段と、前記駆動手段が前記撮像素子から読出した信号に基づいて撮像信号を生成する信号処理手段と、前記光学的シャッタ手段および前記駆動手段および前記信号処理手段を制御する制御手段とを具備し、
    前記駆動手段は前記各フィールド毎の信号読出し動作の一部として前記固体撮像素子の画素部からの電荷移送を実行する電荷読出しパルスTGPの出力手段および前記固体撮像素子の全フレームの画素電荷を同時に排出する電荷排出パルスCDPの出力手段を有したものであって、
    前記制御手段は、当該被写体撮像に際しては、前記電荷排出パルスCDPの出力またはその後に実行された前記光学的シャッタ手段の開成により全露光を開始させた後、前記光学的シャッタ手段による遮光によって全露光を終了させるに際し、前記全露光終了時点以前に前記第1および第2の各フィールドに対応した前記電荷読出しパルスTGPをそれぞれ少なくとも1回ずつ交互に出力して当該電荷読出しパルスTGPの各回の出力に対応した第1と第2の各フィールドの信号読出しを当該フィールドとは異なるフィールドの次回の電荷読出しパルスTGPの出力までに行なうことにより得られた第1群の部分露光信号および、前記全露光を終了させる時点以後に第1および第2の各フィールドに対応した前記電荷読出しパルスTGPをそれぞれ出力して第1と第2の各フィールドの信号読出しを行なうことにより得られる第2群の部分露光信号とを前記信号処理手段に入力し、前記信号処理手段において前記第1と第2の各フィールド毎に前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号とを加算することにより、当該被写体撮像に関する全露光に対応する第1と第2の各フィールドの撮像信号をそれぞれ生成するように構成されたものであることを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体撮像に使用すべき露出時間を制御する露出制御手段をさらに具備し、前記全露光の開始時点から前記光学的シャッタ手段による全露光終了時点に至る時間を、前記露出制御手段における露出時間に対応させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記各部分露光信号に対して、それら各部分露光信号に対応する各部分露光時間の値に応じたゲインを適用するための可変増幅手段をさらに具備することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記信号処理手段において行なう前記第1と第2の各フィールド毎の前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号との加算に際しては、前記ゲインに対応した所定の重み係数による重み付け加算を行なうように構成されていることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記全露光終了時点以前における各フィールドの信号読出しのための前記電荷読出しパルスTGPのうち最初の出力は、前記全露光の開始時点から1フィールド読み出し期間経過した時点で行なわれるように構成されている請求項1乃至4のいずれか1項記載の撮像装置。
  6. 前記信号処理手段において行なう前記第1と第2の各フィールド毎の前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号との加算に際しては、各フィールド毎に、前記第1群の部分露光信号と前記第2群の部分露光信号との間の位置ずれの補正が行われ、その位置ずれ補正後の部分露光信号同士を加算するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の撮像装置。
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