JP4989178B2 - 草刈り機 - Google Patents
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Description
(構成)
本発明の第1特徴は、草刈り機において次のように構成することにある。
縦軸芯周りに回転駆動される刈刃を内装する刈刃ハウジングの横側部に排出口を備えて、前記刈刃ハウジングの排出口に出口ダクトを接続し、前記出口ダクトを集草部に接続するように前記出口ダクトに連結されるダクト、及び回転駆動されるブロアを連結するように前記出口ダクトに支持される受け板部を備え、前記受け板部に連結されたブロアと前記出口ダクトとを連通させるように前記受け板部を貫通する開口部分、及び前記受け板部に連結されたブロアの下方を通して前記出口ダクトと前記ダクトとを連通させるように前記受け板部の外側に位置する開口部分を備える開口部を有し、前記受け板部を貫通する開口部分を前記出口ダクトの天井部から上方に延びる壁部によって形成し、前記壁部の上端に受け板部が形成され、前記ブロアを前記受け板部に連結して当該ブロアを前記出口ダクトの上部に備えて、前記刈刃によって刈り取られた刈り草が、前記刈刃ハウジングの排出口から出口ダクトに排出され、前記壁部に沿って、ブロアにより集草部に搬送されるように構成すると共に、前記刈刃によって刈り取られた刈り草が、前記刈刃ハウジングの前壁部に沿って刈刃ハウジングの前記排出口から前記出口ダクトに排出されるように、前記刈刃の回転方向を設定し、前記壁部における前記受け板部を貫通する開口部分を形成する部分から前記前壁部へ向けて草刈り機の機体前後方向における斜め前方に且つ下方に延びる斜め通路が前記出口ダクトの内部に設けられ、当該斜め通路は前記出口ダクトの天井部を上側に凸になるように突出させた凸部を形成することにより当該出口ダクトの内部の流路のうち前記斜め通路の部分が他の部分よりも前記天井部が高くなるように形成し、前記凸部は前記斜め通路の延びる方向に垂直な方向の断面形状が上側に凸の円弧状となり、かつその斜め通路の横幅が前記前壁部の側から前記壁部の側へ至るほど大きくなるように形成する。
本発明の第1特徴によると、例えば図6,10,11に示すように、斜め通路38の天井部38aが側面視で直線状である場合、刈刃によって刈り取られた刈り草が、刈刃ハウジング11の排出口11cから出口ダクト31に排出されて出口ダクト31の天井部31a及び壁部34に沿って移動する際、出口ダクト31の天井部31a及び壁部34に沿って移動しようとする刈り草は、比較的緩やかな角度で上方に向きを変えながら、出口ダクト31の天井部31aから斜め通路38に沿って移動し、比較的緩やかな角度で上方に向きを変えながら、斜め通路38から壁部34に沿って移動する。
本発明の第1特徴によると、縦軸芯周りに回転駆動される刈刃を刈刃ハウジングに内装してモーアを構成した草刈り機において、ブロアを備えた場合、刈刃によって刈り取られた刈り草の失速を抑えながら、刈り草が刈刃ハウジングの排出口から出口ダクト及び斜め通路、壁部に沿って移動するように構成することができ、刈り草がブロアにより集草部に効率良く搬送されるようになって、刈り草の搬送効率を高めることができ、草刈り機の集草性能を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、縦軸芯周りに回転駆動される刈刃を刈刃ハウジングに内装してモーアを構成した場合、例えば図3,4,5に示すように、刈刃ハウジング11の右横側部に排出口11cを備えると、刈刃の回転方向を紙面時計方向(矢印Y1)に設定して、刈刃12,13,14によって刈り取られた刈り草が、刈刃ハウジング11の前壁部11dに沿って刈刃ハウジング11の排出口11cから出口ダクト31に排出されるように構成することが多い。
本発明の第1特徴によると、刈刃によって刈り取られた刈り草が外れること少なく斜め通路に入り込むようになり、刈り草が失速少なく斜め通路に入り込むようになり、刈り草がブロアにより集草部に効率良く搬送されるようになって、刈り草の搬送効率を高めることができ、草刈り機の集草性能を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の草刈り機において次のように構成することにある。
前記刈刃ハウジングから前記出口ダクトに排出された刈草のうちの出口ダクト上方部に位置する刈草が前記斜め通路及び前記ブロアを通って前記ダクトに搬送され、前記刈刃ハウジングから前記出口ダクトに排出された刈草のうちの出口ダクト下方部に位置する刈草が前記出口ダクトの下部及び前記ブロアの下方を通って前記ダクトに搬送されるように構成する。
図1及び図2に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2によって支持された機体の中央下部にモーア3が支持され、機体の後部上部に運転座席4及びロプスフレーム5が備えられおり、機体の後部にエンジン6が支持され、機体の後部の右及び左側部に袋状の集草部7が支持されて、乗用型の草刈り機が構成されている。
次に、モーア3について説明する。
図1及び図3に示すように、金属製の刈刃ハウジング11の内部に、縦軸芯周りに回転駆動されるブレード状の3枚の刈刃12,13,14が、左右方向に並べて配置されており、刈刃ハウジング11の前部及び後部に障害物乗り越え用の車輪15(アンチスキャルプローラー)が支持されている。図5及び図6に示すように、刈刃ハウジング11の右横側部が大きく開放されて、刈刃ハウジング11の排出口11cが形成されている。図3及び図12に示すように、縦壁状の前バッフル59が刈刃12,13の前側の軌跡に沿うように半円状に形成されて、刈刃ハウジング11の天井部に連結されており、刈刃14の前側において、前バッフル59が刈刃ハウジング11の前壁部11dの内面に沿うように刈刃ハウジング11の天井部に連結されている。縦壁状の後バッフル60が刈刃12,13,14の後側の軌跡に沿うように半円状に形成されて、刈刃ハウジング11の天井部に連結されている。
次に、刈刃ハウジング11の排出口11cに配置される出口ダクト31及びダクト33について説明する。
図7〜図11に示すように、出口ダクト31及び出口ダクト31から延出される円筒状のダクト33が一体的に形成されている。刈刃ハウジング11の排出口11cに接続されるように(図6及び図7参照)、出口ダクト31は側面視で長方形状に形成され、平面状の天井部31aが形成されており、ダクト33に向うのに従って細く絞られてダクト33に接続されている。
次に、ブロア32について説明する。
図4,5,6に示すように、平面視円形状で一部に切欠き部が形成されたブロアケース42、ブロアケース42に回転自在に支持された駆動軸43、駆動軸43に固定された円盤部材44、駆動軸43及び円盤部材44に固定された4枚の羽根部材45等を備えて、ブロア32が構成されている。出口ダクト31及びダクト33に対して、ブロアケース42の下部が受け板部39に連結され、ブロアケース42の切欠き部がフランジ部36に連結されており、円盤部材44及び羽根部材45が開口部35,37に臨んでいる(図8〜図11参照)。
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図6及び図11に示す出口ダクト31及びダクト33において、斜め通路38を開口部35に直接につなげるように構成してもよい(斜め通路38の部分において壁部34が殆ど無い状態)。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、モーア3に3枚の刈刃12,13,14を備えるのではなく、モーア3に2枚の刈刃を備えるように構成してもよく、前バッフル59を備えなくてもよい。
刈刃ハウジング11の左横側部に排出口11cを形成し、刈刃ハウジング11の左横側部に出口ダクト31及びダクト33、ブロア32を備えるように構成してもよい。このように構成すると、刈刃12,13,14及びブロア32(円盤部材44及び羽根部材45)の回転方向を矢印Y1,Y2とは逆向きに設定する。
本発明は、操縦ハンドルにより前輪1を操向操作する型式の草刈り機(後2輪駆動型式及び4輪駆動型式)や、前輪1の前側にモーア3を支持した草刈り機にも適用できる。
11 刈刃ハウジング
11c 刈刃ハウジングの排出口
11d 刈刃ハウジングの前壁部
12,13,14 刈刃
31 出口ダクト
31a 出口ダクトの天井部
31b 先端側部分
32 ブロア
33 ダクト
34 壁部
35 開口部
38 斜め通路
38a 斜め通路の天井部
39 受け板部
Claims (2)
- 縦軸芯周りに回転駆動される刈刃を内装する刈刃ハウジングの横側部に排出口を備えて、前記刈刃ハウジングの排出口に出口ダクトを接続し、前記出口ダクトを集草部に接続するように前記出口ダクトに連結されるダクト、及び回転駆動されるブロアを連結するように前記出口ダクトに支持される受け板部を備え、
前記受け板部に連結されたブロアと前記出口ダクトとを連通させるように前記受け板部を貫通する開口部分、及び前記受け板部に連結されたブロアの下方を通して前記出口ダクトと前記ダクトとを連通させるように前記受け板部の外側に位置する開口部分を備える開口部を有し、前記受け板部を貫通する開口部分を前記出口ダクトの天井部から上方に延びる壁部によって形成し、
前記壁部の上端に受け板部が形成され、前記ブロアを前記受け板部に連結して当該ブロアを前記出口ダクトの上部に備えて、
前記刈刃によって刈り取られた刈り草が、前記刈刃ハウジングの排出口から出口ダクトに排出され、前記壁部に沿って、ブロアにより集草部に搬送されるように構成すると共に、
前記刈刃によって刈り取られた刈り草が、前記刈刃ハウジングの前壁部に沿って刈刃ハウジングの前記排出口から前記出口ダクトに排出されるように、前記刈刃の回転方向を設定し、
前記壁部における前記受け板部を貫通する開口部分を形成する部分から前記前壁部へ向けて草刈り機の機体前後方向における斜め前方に且つ下方に延びる斜め通路が前記出口ダクトの内部に設けられ、当該斜め通路は前記出口ダクトの天井部を上側に凸になるように突出させた凸部を形成することにより当該出口ダクトの内部の流路のうち前記斜め通路の部分が他の部分よりも前記天井部が高くなるように形成し、
前記凸部は前記斜め通路の延びる方向に垂直な方向の断面形状が上側に凸の円弧状となり、かつその斜め通路の横幅が前記前壁部の側から前記壁部の側へ至るほど大きくなるように形成してある草刈り機。 - 前記刈刃ハウジングから前記出口ダクトに排出された刈草のうちの出口ダクト上方部に位置する刈草が前記斜め通路及び前記ブロアを通って前記ダクトに搬送され、前記刈刃ハウジングから前記出口ダクトに排出された刈草のうちの出口ダクト下方部に位置する刈草
が前記出口ダクトの下部及び前記ブロアの下方を通って前記ダクトに搬送されるように構成してある請求項1記載の草刈り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006280352A JP4989178B2 (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 草刈り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006280352A JP4989178B2 (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 草刈り機 |
Publications (2)
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JP4989178B2 true JP4989178B2 (ja) | 2012-08-01 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006280352A Active JP4989178B2 (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 草刈り機 |
Country Status (1)
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2006
- 2006-10-13 JP JP2006280352A patent/JP4989178B2/ja active Active
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