JP2781377B2 - ブロア - Google Patents

ブロア

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JP2781377B2
JP2781377B2 JP8184739A JP18473996A JP2781377B2 JP 2781377 B2 JP2781377 B2 JP 2781377B2 JP 8184739 A JP8184739 A JP 8184739A JP 18473996 A JP18473996 A JP 18473996A JP 2781377 B2 JP2781377 B2 JP 2781377B2
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政治 久礼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一軸芯回りで回転する
ファンと、そのファンを内装するブロアケースを備え、
ファンの回転軸芯の近くから外気を吸い込んで、放射方
向のケース外周部に設けた排出口から吹き出すように構
成されたブロアに関する。
【0002】
【従来の技術】前記のようにファンの回転軸芯に沿う方
向から外気を吸い込んで放射方向外方へ排出する渦巻式
のブロア装置は、ファン回転軸芯に沿う方向の一側から
吸い込んでその軸芯に沿う他側へ排出する所謂軸流型の
ブロアに比べて、能率のよい吸排気を行ない易いもので
あるとともに、装置全体の軸線方向長さも短くて済むの
で便利に用いられているものである。この種の渦巻式の
ブロアとしては、ブロアケースの中央部に、一軸芯周り
で回動するファンを内装し、ファンの回転軸芯の近くに
設けた吸込口から外気を吸い込んで、放射方向のケース
外周部に設けた排出口からケース外へ吹き出すように構
成されたものが従来より知られている(例えば、特開昭
64ー16516号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のブロアで
は、ファン回転軸近くでの負圧による吸い込み作用と、
ファン回転軸から離れたケース外周部での回転ファンの
羽根による排出口からの送り出し作用とが有効に作用す
るように、ファンでの排気容量に対する前記吸込口面積
と排出口面積との割合が設定されている。したがって、
このような構成の従来のブロアにおいて排気能力の向上
を図るには、ファンの羽根を大きくして排気容量を増大
するか、吸込口および排出口を広くして排気容量に対す
る流路面積を大きくし、通気抵抗を減少させることが考
えられる。しかしながら、ファンを大きくすると当然に
駆動力の増大や全体寸法の大型化を避け得ない不都合が
生じる。このような不都合を避けるために、ファンを大
きくするのではなく、ブロアケースの吸込口及び排出口
を広くして、通気抵抗を削減することにより排気能力の
向上を図ることも考えられなくもないが、吸込口の拡大
は吸引圧の減少につながるものである。しかも、ファン
の回動に伴ってブロアケース内で強制旋回させられる流
体が前記吸込口側や排出口側へ漏れ出し易くなる傾向も
生じて、全体として旋回させられる流体の量が減少する
結果、ブロアケース内でのファンによる遠心作用の付与
が充分に働かなくなり、結局、広くなることで通気抵抗
の削減には多少の効果があっても、全体としては排気能
力の向上に有効な手段とはいえないものである。本発明
は、渦巻式のブロアにおいて、その吸込口から排出口へ
の流体の流れをスムースにして、ファンの大型化を招く
ことなく流体の排出能力を高めることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、一軸芯回りで回転するフ
ァンと、そのファンを内装するブロアケースを備えたブ
ロアにおいて、前記ブロアケースには、前記ファンの回
転軌跡に対して、回転軸芯方向で対向する側壁部分に開
口する吸込口と、前記ファンの回転軌跡の外周側に対向
する周壁部分に形成された排出口とが設けられていると
ともに、前記吸込口の開口範囲を、前記ファンの回転中
心からの放射方向距離で、前記排出口に近い側での開口
端縁までの距離が、排出口とは反対側での開口端縁まで
の距離よりも大きくなるように設定されていることであ
る。。
【0005】前記排出口は、ブロアケースの前記軸芯方
向での全幅にわたって形成されているとともに、前記吸
込口は、前記ファンの回転中心部からファンの回転軌跡
外周近くに至る幅広長孔状に形成されているとよい。
【0006】
【作用】上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。ファンの回転中心位置で開口する吸込口を備
え、ブロアケース外周側とブロアケース内周側との間の
周速度の差によってファン回転中心側に負圧部を生じさ
せ、その負圧によって吸い込まれた流体にブロアケース
外周側でファンの回転に伴う遠心力を与えながら、前記
ファン回転軌跡の外周側に対向する周壁の一部分に形成
された排出口から排出するものであるが、本発明では、
前記吸込口の開口範囲を、ファンの回転中心からの放射
方向距離で、前記排出口に近い側での開口端縁まで距離
が、排出口とは反対側での開口端縁までの距離よりも大
きくなるように設定したものであるから、吸い込み流体
がスムースに排出口側に導かれることとなる。つまり、
吸込口の開口面積をファンの排出容量に対応させて適当
な大きさに設定するというだけのものではなく、その開
口範囲を、前記ファンの回転中心部からブロアケース外
周の排出口側寄りに偏らせて形成したので、吸込口から
導入される気体としては、ファン回転中心近くからのみ
ならず、回転中心から比較的遠い箇所である排出口側寄
りの位置からも導入されることになる。
【0007】そして、この回転中心から比較的遠い箇所
から導入される気体は、ファンの回転中心から放射方向
外方に向かう風に途中から同伴して、短絡的に排出口側
に導かれることになる。したがって、吸込口から排出口
に向かう気流の向きが、旧来の渦巻式ブロアのように、
まずファンの回転中心の軸線方向に沿って導入され、そ
れがファン及びブロアケースに衝突してからファンの回
転面に沿ってほぼ90度異なる放射方向に向かうよう
に、急激に変えられるというものではなく、吸込口から
排出口に至る気体の流線の方向の変化が緩やかなものと
なる。このため、前記ファンの回転に伴う吸引作用や押
し出し作用の影響が少ないところの回転中心から遠い箇
所であっても、前述の衝突による動圧の減衰が少ないの
で、その動圧による排出機能が付加されてスムースに排
出されることになる。このように、ファン回転中心側に
生じさせた負圧による吸い込みと、ブロアケース外周側
でファンの回転に伴う遠心力による押し出しと、途中か
ら導入される気体の動圧とを有効に利用して、吸込口か
らの導入気体がスムースに排出口側に導かれることとな
る。
【0008】また、請求項2に記載のように、排出口
を、ブロアケースの軸芯方向での全幅にわたって形成す
るとともに、吸込口を、ファンの回転中心部からファン
の回転軌跡外周近くに至る幅広長孔状に形成すると、よ
り一層、前記ファン回転中心側での負圧による吸い込み
と、ブロアケース外周側での遠心力による押し出しと、
途中から導入される気体の動圧とを有効に利用し易いも
のである。
【0009】
【発明の効果】上記構成の結果、ファン回転中心付近で
の負圧による吸引作用と、ファン外周付近での押し出し
作用とを、ファン回転中心付近からの導入気体に主とし
て作用させ、前記ファン回転中心から離れた箇所の吸い
込み箇所から導入される気体には、その気体の動圧を有
効利用した排出機能を持たせることで、これらの相乗作
用による効率の良い排出を行わせることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のブロアを乗用ミッドマウント
型モーアに適用した場合の例について説明する。図1、
図2及び図7に示すように、縦軸芯X1回りで回転する
3枚のブレード1を内装した刈刃ハウジング2の横一側
部の排出口3に、刈芝を集草バックBに搬送する刈芝搬
送用のブロアAを連通接続してある。
【0011】前記刈芝搬送用のブロアAは、上部側のブ
ロアケース5と下部側のブロアケース6との分割体から
なるブロアケース5,6と、そのブロアケース5,6内
に、一つの回転軸芯X2回りで回転自在に内装されたフ
ァン4とを備えて構成され、かつ、そのファン4のレベ
ルが、刈刃ハウジング2のブレード1のレベルよりも一
段高くなるように、刈刃ハウジング2の排出口3に、エ
ルボ型の下部側ブロアケース6を介して取り付けられて
いる。
【0012】前記ブロアケース5,6には、前記ファン
4の回転軌跡に対して、回転軸芯X2方向で対向する側
壁部分に開口する吸込口5Aと、前記ファン4の回転軌
跡の外周側に対向する周壁部分に形成された排出口5B
とが設けられている。前記ブロアケース5,6には、前
記ファン4の回転軌跡に対して、回転軸芯X2方向で対
向する側壁部分に開口する吸込口5Aと、前記ファン4
の回転軌跡の外周側に対向する周壁部分に形成された排
出口5Bとが設けられている。前記上下の両ブロアケー
ス5,6のうちの、前記吸込口5Aを設けた側壁部分で
ある下部側ブロアケース6の上面側に形成のフランジ6
a部分に、上部側ブロアケース5を重ねて、この上部側
ブロアケース5のケース上面側には、ファン駆動用の動
力伝達部を設けてある。また、前記排出口5Bは、前記
上部側ブロアケース5における前記ファン4回転軌跡の
外周側に対向して形成される周壁部分において、前記フ
ァン4の回転軸芯X2に沿う方向での全幅にわたって形
成されている。そして、前記吸込口5Aは、その開口範
囲を、前記ファン4の回転中心からの放射方向距離で、
前記排出口5Bに近い側での開口端縁までの距離が、排
出口5Bとは反対側での開口端縁までの距離よりも大き
くなるように設定されていて、前記下部側ブロアケース
6上面のフランジ6a部分に、ファン4の回転中心部か
ら上部側ブロアケース5外周に設けられた排出口5Bに
向かう方向に長手方向を沿わせた幅広長孔状に形成して
ある。前記ブロアケースの排出口5Bには、刈芝を、集
草バックBに案内するダクトDが外嵌接続されている。
【0013】前記下部側のブロアケース6は、そのブロ
アケース側の取付ステー6A,6Aが、刈刃ハウジング
2側のブラケット2A,2Aに対して2本のロックピン
7,7を介して着脱可能に連結されている。また、前記
3枚のブレード1は、走行機体の伝動軸8からベルト伝
動装置9を介して刈刃ハウジング2上面の2段プーリー
1Aからベルト伝動装置10を介して駆動されるように
なっている。さらに、前記刈芝搬送用ブロアAのファン
4は、排出口3近傍のブレード軸1bに装着のプーリー
から、上下2段のベルト伝動装置11A,11Bを介し
て駆動されるようになっている。
【0014】〔別実施例〕 上記実施例では、下部側ブロアケース6上面のフランジ
6a部分に、ファン4の回転中心から上部側ブロアケー
ス5外周の排出口5Bに沿う方向で長孔状の吸込口5A
を形成したが、これに限らず、上部側ブロアケース5の
底面に、前記長孔状の吸込口5Aを形成してもよい。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の一部縦断面図
【図2】モーアの平面図
【図3】要部の一部横断面図
【図4】要部の分解斜視図
【図5】要部の一部背面図
【図6】要部の一部縦断正面図
【図7】乗用芝刈機全体の側面図
【符号の説明】
4 ファン 5,6 ブロアケース 5A 吸込口 5B 排出口 A ブロア X2 回転軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−237422(JP,A) 特開 昭63−98313(JP,A) 実開 昭63−63336(JP,U) 実開 平2−107932(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/00 - 34/86 A01F 12/46 B65G 53/00 - 53/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸芯(X2)回りで回転するファン
    (4)と、そのファン(4)を内装するブロアケース
    (5,6)を備えたブロアであって、 前記ブロアケース(5,6)には、前記ファン(4)の
    回転軌跡に対して、回転軸芯(X2)方向で対向する側
    壁部分に開口する吸込口(5A)と、前記ファンの回転
    軌跡の外周側に対向する周壁部分に形成された排出口
    (5B)とが設けられているとともに、 前記吸込口(5A)の開口範囲を、前記ファン(4)の
    回転中心からの放射方向距離で、前記排出口(5B)に
    近い側での開口端縁までの距離が、排出口(5B)とは
    反対側での開口端縁までの距離よりも大きくなるように
    設定されている ブロア。
  2. 【請求項2】 前記排出口(5B)は、ブロアケース
    (5,6)の前記軸芯(X2)方向での全幅にわたって
    形成されているとともに、前記吸込口(5A)は、前記
    ファン(4)の回転中心部からファン(4)の回転軌跡
    外周近くに至る幅広長孔状に形成されている請求項1記
    載のブロア。
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