JP4988907B2 - 無線通信システムのアップリンク送信を制御するための方法および装置 - Google Patents

無線通信システムのアップリンク送信を制御するための方法および装置 Download PDF

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Description

背景
分野
この発明は、データ通信に関し、特に、効率を増大させ、性能を改良するために、無線通信システムのアップリンク送信を制御するための新規で改良された方法および装置に関する。
背景
無線通信システムは多数のユーザに音声、データ、等のような種々のタイプの通信を提供するために広範囲に配備されている。これらのシステムは符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)またはその他の複数のアクセス技術に基づくことができる。
無線通信システムにおいて、ユーザ間の通信は、1つ以上の基地局を介して行なわれる。アップリンク上のデータを基地局に送信することにより、第1の端末上の第1のユーザは、第2の端末の第2のユーザと通信することができる。基地局はデータを受信し、そのデータを他の基地局に送ることができる。次に、データはダウンリンクを介して基地局から第2の端末に送信される。ダウンリンクは、基地局から端末への送信を指し、アップリンクは、端末から基地局への送信を指す。多くのシステムにおいて、アップリンクとダウンリンクには、異なる周波数が割当てられる。
無線通信システムにおいて、各送信ソース(例えば、端末)はシステム内の他の送信ソースに対して潜在的な干渉として動作する。端末と基地局により経験される干渉に対抗し、必要なレベルの性能を維持するために、一般的なTDMAシステムおよびFDMAシステムは、再使用技術の手段を用いる。それにより、すべての周波数帯域またはタイムスロットは各セルにおいて使用されるわけではない。例えば、TDMAシステムは7セル再使用パターンを採用してもよい。この場合、トータル動作帯域幅、Wは7つの等価な動作周波数帯域(すなわち、B=W/7)に分割され、7セルクラスター内の各セルはその周波数帯域の1つに割当てられる。従って、このシステムにおいて、すべての7つのセルは、同じ周波数帯域を再使用する。再使用を用いると、各セルにおいて、経験される同一チャネル干渉レベルは、すべてのセルが同じ周波数帯域に割当てられる場合の同一チャネル干渉に対して低減される。しかしながら、(いくつかの一般的なTDMAシステムにおいて使用される7セル再使用パターンのような)2つ以上の再使用パターンは、利用可能なリソースの非能率的な使用を表す。なぜなら各セルはトータルシステムリソースの一部(例えば、動作帯域幅)のみに割当てられ、利用することができるからである。
CDMAシステムは、1セル再使用パターンで動作することができる(すなわち、隣接するセルは、同じ動作帯域幅を使用することができる)。第一世代のCDMAシステムは、は主として、低いデータレート(例えば、32kbpsまたはそれ以下)を有する音声データを運ぶように設計されている。符号分割スペクトラム拡散を用いて、低レートデータは広い(例えば、1.2288MHz)帯域幅に拡散される。大きな拡散因子のために、送信された信号は、低いまたは負の搬送波対雑音プラス干渉(C/I)レベルで受信することができ、コヒーレント信号に逆拡散され、処理することができる。より新しい世代のCDMAシステムは、多くの新しいアプリケーション(音声、パケットデータ、ビデオ、等)をサポートするように設計され、高いデータレート(例えば、1Mbps以上)で送信することができる。しかしながら、高いデータレートを得るためには、高いC/Iレベルが必要であり、干渉を制御するための必要性がより重要になってくる。
それゆえ、高いデータレートでデータ送信をサポートし、利用可能なリソースのより良い利用を得るためにアップリンク送信を制御するための技術の必要性がある。
この発明の観点は、(1)通信システム内のセル間で利用可能なシステムリソース(例えば、スペクトラム)を分割し、割当てる、および(2)アップリンク上のデータ送信のために各セル内のリソースを端末に割当てるための技術を提供する。これらの両方は、システム要件に合致しながら、より大きな効率が得られるように、実行されてもよい。
一つの観点において、適応再使用スキームが提供される。この場合、利用可能なシステムリソースは、動的におよび/または適応的に分割してもよく、例えば、観察される干渉レベル、負荷条件、システム要件等のような多数の因子に基づいてセルに割当ててもよい。再使用計画が最初に定義され、各セルは、トータルの利用可能システムリソースの一部が割当てられる。所望であれば、または必要であれば、各セルがトータルの利用可能なリソースの大部分を同時に利用できるように割当ててもよい。システムが変化すると、再使用計画は、システム内の変更を反映するように再定義されてもよい。このように、適応再使用計画は、他のシステム要件を満足しながら、非常に低い効率的な(例えば、1に近い)再使用因子を得ることができる。
他の観点において、システムリソースは、各セルに、異なる性能レベルを有するチャネルのセットが割当てられるように分割されてもよい。例えば、軽度に共有されたチャネルおよび/または隣接するセルにおいて低い送信電力レベルに関連するチャネルに対してより高い性能を得てもよい。反対に、例えば、そのチャネルに対して許される低い送信電力レベルからは、より低い性能を生じてもよい。異なる性能レベルを有するチャネルは、以下に述べるように、そのチャネルに対して異なるバックオフ因子を定義することにより得てもよい。
さらに他の観点において、各セル内の端末は、干渉に対する端末の許容レベルおよびチャネルの性能に基づいてチャネルに割当てられる。例えば、干渉からのより良い保護を必要とする不利な条件に置かれた端末は、より多くの保護を提供するチャネルに割当ててもよい。対照的に、良好な伝搬条件を有した利点に恵まれた端末は、より重度に共有されたおよび/または、それらの使用に関連するより大きな干渉レベルを有するチャネルに割当てることができる。
動的におよび/または適応的にリソースをセルに割当てる能力およびセルが、理知的にリソースを端末に割当てる能力により、システムは、一般的な調節できない、固定の再使用スキームを採用するシステムにより調和しない、高レベルの効率と性能を得ることができる。
この発明は、以下にさらに詳細に記載するように、この発明の種々の観点、実施の形態および特徴を実現する方法、システム、および装置を提供する。
図1は、多数のユーザをサポートし、この発明の種々の観点および実施の形態を実現することができる通信システムの図である。 図2は、特定の通信システムの場合の多数の固定再使用パターンに対して得られるC/Iの累積分布関数(CDFs)を示す。 図3は、この発明の一実施の形態に従う、適応再使用スキームの特定の実施のフロー図である。 図4は、3セル再使用の場合のリソースの分割と割当ての一実施の形態の図である。 図5は、全てのセルがフルパワーで送信する1セル再使用パターンに対して得られるC/IのCDFを示す。 図6は、データ送信をスケジュールするためのスキームの一実施の形態のフロー図である。 図7は、優先度ベースチャネル割当てスキームの一実施の形態のフロー図である。 図8は、チャネルアップグレードスキームのフロー図である。 図9は、この発明の種々の観点および実施の形態を実現することができる通信システムにおける基地局と端末のブロック図である。
この発明の特徴、性質、および利点は全体を通して、同一部に同符号を付した図面とともに以下に述べる詳細な説明からより明らかになるであろう。
図1は、多数のユーザをサポートし、この発明の種々の観点と実施の形態を実現することができる通信システム100の図である。システム100は多数のサービスエリア102a乃至102gに対して通信を供給し、これらのサービスエリアの各々は対応する基地局104によりサービスされる。各基地局のサービスエリアは、例えば、端末が特定のサービス程度(GoS)を得ることができる領域として定義されてもよい。基地局のサービスエリアは、指定された地理的領域に対して全体的な受信地域を獲得するような方法で組織化される。基地局およびそのサービスエリアはしばしば「セル」と呼ばれる。
図1に示すように、種々の端末106は、システム全体に分散される。サービスエリア内の端末は、固定(すなわち静止)されていてもよいし、移動してもよく、主要な(すなわちサービスする)基地局によりサービスされる。各端末は、「ソフトハンドオフ」が採用されるかどうかおよび/または端末が(同時にまたは連続的に)複数の基地局に複数の送信を送信したり、複数の基地局から複数の送信を受信したりするように設計され動作されるかどうかに応じて、いつなんどきでも、ダウンリンクおよびアップリンク上で少なくとも1つの基地局そして恐らく複数の基地局と通信する。ダウンリンクは、基地局から端末への送信を指し、アップリンクは端末から基地局への送信を指す。
図1において、基地局104aは、アップリンク上の端末106aおよび106bからのデータ送信を受信し、基地局104bは、端末106b、106c、106dおよび106iからのデータ送信を受信し、基地局104cは、端末106a、106e、106f、および106g等からのデータ送信を受信する、以下同様である。アップリンク上で、各通信端末からの送信はシステム内の他の端末に対する潜在的干渉を表す。簡単のためにダウンリンク送信は図1に示されていない。
システム100は、データ送信のために複数(N)の送信アンテナおよび複数(N)の受信アンテナを採用する複数入力−複数出力(MIMO)システムであってもよい。N送信アンテナおよびN受信アンテナにより形成されるMIMOチャネルは、Nの独立したチャネルに分解されてもよい。この場合N≦min{N,N}である。Nの独立したチャネルの各々はまたMIMOチャネルの空間サブチャネルとも呼ばれる。複数の送信アンテナおよび受信アンテナにより作られる空間サブチャネルが利用されるなら、MIMOシステムは、改良された性能(例えば、増大された送信能力)を供給することができる。
MIMOシステムの一例は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる、米国特許出願シリアル番号第09/532,492(発明の名称:「マルチキャリア変調を採用する高効率、高性能通信システム」(HIGH EFFICIENCY, HIGH PERFORMANCE COMMUNICATION SYSTEM EMPLOYING MULTI-CARRIER MODULATION)に記載されている。システム100はまた、CDMA、TDMA、FDMA、および他の複数のアクセススキームに対する任意の数の規格および設計を実施するように設計されてもよい。CDMA規格は、IS−95、cdma2000、W−CDMA規格を含み、TDMA規格は、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)を含む。これらの規格は技術的に知られている。
システム100において、大多数の端末が共通のシステムリソース、すなわちトータル動作帯域幅を共有する。システム内の特定の端末に対して所望のレベルの性能を得るために、他の送信からの干渉を受け入れ可能なレベルまで低減する必要がある。また、所定の動作帯域幅に対して高データレートで確実に送信するために、特定の搬送波対雑音プラス干渉(C/I)レベルまたはそれ以上で動作する必要がある。干渉の低減と必要なC/Iの獲得は一般的にトータルの利用可能なリソースを一部分に分割することにより得られる。次に、一部分の各々はシステム内の特定のセルに割当てられる。
例えば、トータル動作帯域幅、W、はNの等価な動作周波数帯域に分割することができ(すなわち、B=W/N)、次に、各セルに、Nの周波数帯域の1つを割当てることができる。周波数帯域は、より高いスペクトル効率を得るために周期的に再使用される。図1によりサポートされるような7セル再使用パターンの場合、セル102aには第1の周波数帯域を割当ててもよく、セル102bには第2の周波数帯域を割当てることができ、等々、そして、セル102gには第7の周波数帯域を割当ててもよい。
通信システムは一般に、例えば、サービスの質(QoS)、受信地域および性能要件を含んでもよい多数のシステム要件に準拠するように設計される。サービスの質は一般に、所定のパーセンテージにつき、サービスエリアのすべての端末が特定の最小平均ビットレートを得ることができるものとして定義される。例えば、システムは、99.99%につき、少なくとも1Mbpsの最小平均ビットレートでサービスエリア内のいかなる端末をもサポートするように要求されるかもしれない。サービスエリア要件は、特定のC/Iしきい値を超える受信信号レベルを有した端末の特定のパーセンテージ(例えば、99%)が特定のサービス程度を得ることができることを命令するようにしてもよい。そして、性能要件は、いくつかの特定の最小平均ビットレート、ビットエラーレート(BER)、パケットエラーレート(PER)、フレームエラーレート(FER)またはその他の要件により定義してもよい。これらの要件は、以下に記載するように、利用可能なリソースの割当ておよびシステム効率に影響を与える。
図2はサービスエリア全体に渡って、ランダムに分布される端末のシミュレーションから得た多数の再使用パターンに基づいて、通信システム内の端末に対して得たC/Iの累積分布関数(CDFs)の例を示す。水平軸、xはC/Iを表し、垂直軸は、特定の端末に対して得たC/Iが水平軸に示される値よりも小さい確率、すなわちP(C/I<x)を表す。図2に示すように、事実上、0dBより悪いC/I得る端末は無い。図2は、また、再使用が大きくなるにつれC/Iが大きくなる確立が増えることを示す。従って、7セル再使用パターンに対するP(C/I>x)は1セル再使用パターンに対するP(C/I>x)より大きい。
図2のC/I CDFsは、システムの潜在能力を特徴づけるために使用されてもよい。一例として、時間の99.99%に対して1Mbpsの最小瞬時ビットレートに適合するために少なくとも10dBのC/Iが必要であると仮定する。1の再使用因子(すなわち、N=1、すべてのセルが同じチャネルを再使用する)を用いて、必要とされる性能が得られない確率(すなわち、故障確率)は約12%である。同様に、3、4、および7のセル再使用因子は、それぞれ5.4%、3.4%、および1.1%の故障確率に相当する。従って、この例では、端末の99%に対して10dBのC/Iを得るためには、少なくとも7の再使用因子(Nr≧7)が必要である。
送信する前に、データを変調するために多数の変調スキームが使用されてもよい。そのような変調スキームは、M進位相シフトキーイング(M−PSK)、M進直交振幅変調(M−QAM)、およびその他を含む。一般に、M−QAMのような帯域幅効率変調スキームは変調シンボルにつきより多くの情報ビットを送信することができるが、所望のレベルの性能を得るために高いC/Iを必要とする。表1は、ヘルツ当り毎秒送信される情報ビット(bps/Hz)の数により表される、多数の帯域幅効率変調スキームのスペクトル効率を一覧表にしたものである。表1はまた、これらの変調スキームに対して1%のビットエラーレート得るために仮定される必要なC/Iを一覧表にしたものである。
Figure 0004988907
特定の再使用スキームの平均チャネル効率、ECHは、(図2に示すように)そのスキームに対して得ることができるC/IのCDFに基づいて、および(表1に示すように)C/Iの関数として得ることができる変調効率に基づいて決定してもよい。可能なときはいつでも最も効率の良い変調スキームが使用されるなら、平均チャネル効率、ECHは、変調効率の重み付けされた合計として導き出されてもよい。重み付けは、要求されるC/Iを得る確率により決定される。例えば、可能なときはいつでも、64−QAMを介してBPSKがシステムにより採用されるなら、平均チャネル効率は以下のようにして計算することができる。
Figure 0004988907
表2は(列2において)種々の再使用因子(例えば、1セル、3セル、5セル、7セル)の平均チャネル効率を一覧表にしたものである。表2はまた、(列3において)、平均チャネル効率を再使用因子により割り算して得られる、これらの再使用因子に対する平均スペクトル(すなわち、全体の)効率を提供する。表2から、再使用が増えるにつれ、平均チャネル効率が増えることがわかる。しかしながら、増大する再使用に伴うチャネル効率のこの利得は、各セルがそのシステムに対するトータルの利用可能なリソースの一部のみを使用可能にすることから生じる全体のスペクトル効率の損失によるオフセット以上である。従って、全体のスペクトル効率は、再使用画像化するにつれ減少する。
Figure 0004988907
図2および表2に示すように、より高い再使用因子を採用することにより、隣接するセル内の端末からの干渉が低減されるなら、所定の端末に対するC/Iは改良されるかもしれない。しかしながら、多くのセルからなる多重アクセスシステムにおいて、1つのセル内の単一の端末に対してC/Iを最大化することは、一般的に、システムのその他のセル内において、リソースを再使用することができないことを意味する。従って、より高い再使用因子を有するいくつかの端末に対してより高いC/Iおよびより高いスループットを得られるかもしれないけれども、全体のシステムスループットは減少する可能性がある。何故なら、同じチャネルを用いて同時に送信することを可能にされた端末の数はより高い再使用因子で減少するからである。
一般的に、高いC/I動作基点を必要とするシステムは固定再使用スキームを採用する。これらの固定再使用システムにおいて、1つのセル内の1つの端末に使用するために利用可能にされた「チャネル」は、同じチャネル再使用パターンを有する他のセル内でのみ再使用されるかもしれない。例えば、セル1、2、および3を含む3セル再使用クラスターを考える。このスキームにおいて、異なるチャネルセットは、この最初の再使用クラスター内の各セルに割当てられる。再使用クラスター内のいずれか1つのセルに割当てられたセット内のチャネルは、そのクラスター内の他のセルに割当てられた他のセット内のチャネルに直交する。この方法は、再使用クラスター内の端末により生じた相互干渉を低減または消去する。再使用クラスターはある所定の方法でネットワークの全体に渡って反復される。従って、例えば、セル4、5、および6の第2再使用クラスターは、それぞれセル1、2、および3と同じチャネルセットを使用することが許可されるであろう。第2再使用クラスター内の端末により生じた第1再使用クラスター内のセル内の端末への干渉は、同じチャネルセットを使用するセル間の増加された分離により低減される。増加された分離は増加された経路損失およびより低い干渉電力を意味する。固定再使用スキームは、最小の要求されたC/Iに適合する端末のパーセンテージを最大化するために使用してもよいけれども、それらのスキームは、高い再使用因子を採用しているので、一般的に能率的でない。
この発明の観点は、(1)通信システム内のセル間で利用可能なシステムリソース(例えばスペクトラム)を分割して割当てる技術、および(2)アップリンクを介したデータ送信のために各セル内のリソースを端末に割当てる技術を提供する。これら両方の技術は、システム要件に適合しながら、固定再使用スキームよりより大きな効率が得られるように実行されてもよい。この発明のある観点は、いくつかの主要な観察に基づく。
第1に、端末からの送信は、効率を増加させるためにシステムにより調整されてもよいので、アップリンクは、ダウンリンクとは異なる。システム(例えば、セル)は、システム内の端末のある特徴(例えば、サービスしているセルに対する経路損失)を記載する情報を受信する。次に、この情報を用いて、アップリンクを介したデータ送信のためにどのようにして最善に端末をスケジュールするかを決定する。アップリンクデータ送信を調節することにより種々の利点が得られる。例えば(1)システムワイドベース上の増加されたアップリンクスループットおよび(2)システム内の端末により観察される性能のより小さな変動、これはより均一なサービスの質(QoS)を端末に配信してもよいことを意味する。
第2に、システム内の端末は一般的に干渉に対して異なる許容範囲を持つ。貧弱なシャドーイング/ジオメトリー(geometry)を有した、セル境界付近の端末のような不利な条件に置かれた端末は、大きな経路損失を克服するために、より高い電力で送信しなければならない。基本的に、これらの端末は、小さなリンクマージン(link margin)を有する。この場合、リンクマージンは、ピーク電力制約と、セルサイトにおいて所望のC/I動作基点を得るのに必要な送信された電力との間の差異として定義される。従って、これらの端末は、他の端末からの干渉をより受け易く、また、付近のセル内の端末に対してより大きなレベルの干渉を生じ易い。対照的に、好ましい伝搬損失とシャドーイングを有した、セルサイトに近い端末のような、恵まれた端末は、より大きなリンクマージンを有しているので干渉に対してより耐性がある。さらに、これらの有利な立場に置かれた端末は、他のセル内の端末により見られる干渉電力に寄与する度合いが少ない傾向にある。
一般的なシステムにおいて、システム内の端末のかなりのパーセンテージの端末は設定点と等価なまたは設定点を越えるC/Iを得ることができる。設定点は、所望のレベルのC/Iを得るのに必要な特定のC/Iであり、例えば1%BER、0.01%故障確率、またはその他の基準における特定の平均データレートとして表すことができる。これらの端末の場合、1個の再使用パターンを採用して、システムに対して高い効率を得てもよい。システム内の一部の端末のみが一般的には、いつでもうまく受信できない。設定点より低いC/Iを得る端末の一部に対しては、その他の再使用スキームおよび/またはその他の技術を採用して要求された性能を供給することができる。
1つの観点において、適応再使用スキームが供給される。この場合、利用可能なシステムリソースは、動的におよび/または適応的に分割してもよく、例えば、観察される負荷条件、システム要件等のような多数の因子に基づいて動的および/または適応的に分割されセルに割当てても良い。再使用計画が最初に定義され、各セルにはトータルの利用可能なシステムリソースの一部が割当てられる。所望であればまたは必要ならば、各セルはトータルの利用可能なリソースの大部分を同時に利用することができるように割当てが行なわれてもよい。システムが変化すると、再使用計画はシステム内の変化を反映するように再定義されてもよい。このようにして、適応再使用計画は、他のシステム要件を満足しながら、(例えば1に近い)非常に低い効果的な再使用因子を得ることができるかもしれない。
他の観点において、各セルに異なる性能レベルを有するチャネルのセットが割当てられるように、システムリソースは分割されてもよい。例えば、軽度に共有されるチャネルおよび/または隣接セル内の低い送信電力レベルに関連するチャネルに対してより高い性能を得てもよい。反対に、例えば、そのチャネルに対して容認された低い送信電力レベルから低い性能を生じてもよい。以下に記載するように、そのチャネルに対して異なるバックオフ因子を定義することにより、異なる性能レベルを有するチャネルを得るようにしてもよい。
さらに、他の観点において、各セル内の端末には、干渉に対する端末の許容範囲およびチャネルの性能に基づいてチャネルが割当てられる。例えば、干渉からより良い保護を必要とするうまく受信できない端末は、より多くの保護が提供されるチャネルに割当てられてもよい。対照的に、好ましい伝搬条件を有する、恵まれた端末には、より重度に共有されるチャネルおよび/またはそれらの使用に関連するより大きな干渉レベルを有するチャネルを割当てられてもよい。
動的および/または適応的にリソースをセルに割りあてる能力およびセルが理知的にリソースを端末に割当てる能力により、システムは、一般的に調節できない、固定された再使用スキームを採用するシステムと一致しない高レベルの効率と性能を得ることができる。ここに記載される技術は、例えば、無線(例えば、セルラー)通信システム、衛星通信システム、無線通信システム、および再使用が性能を改良することができるその他のシステムのような、干渉を経験する任意の通信システムに適用されてもよい。1つの特定の実施において、これらの技術は、高データレートサービスに適合するように設計された、固定端末の、多重アクセス通信システムのスペクトル効率を改良するために有利に使用されてもよい。
適応再使用スキーム
適応再使用スキームは、高いシステム性能を得るために、通信システムのある特徴を利用するように設計されてもよい。これらのシステム特性は、負荷効果および干渉に対する端末の異なる許容範囲を含む。
セルにおける負荷は、システムの全体の性能(例えば、スループット)に影響する。低負荷において、利用可能なシステムリソースは、「直交」チャネルのセットに分割されてもよい。それは、次に再使用クラスターにおいて、1セルにつき1チャネルセットの割合で、分割されたチャネルセットをセルに割当てても良い。各セット内のチャネルは、他のセット内のチャネルに対して直交しているので、これらの直交チャネル上の干渉は低く、高いC/I値を得られるかもしれない。負荷が増えるにつれ、各セット内の直交チャネルの数は要求を満足するには不十分かもしれない。そして、セルは直交チャネルのみの使用から逸脱することが可能となってもよい。非直交チャネル上の送信は、使用されるチャネルにおいて観察される平均干渉レベルを増加させる。しかしながら、非直交チャネル上の送信レベルを適切に制御することにより、干渉量が制御され、より高い負荷においても高い性能を得られてもよい。
負荷が増加するにつれ、データを送信したいアクティブ端末の数も増加し、セルがデータの送信およびチャネルの割当てに対してスケジュールするためにセルが選択してもよい端末のプール(pool)も増加する。プール内の各端末はシステム内の他の端末に干渉を与え、このレベルは、サービングセル並びに他の隣接セルに対する端末の特定の位置に(一部分)依存していてもよい。さらに、より大きなリンクマージンを有する端末は、他のユーザ干渉に対してより大きな許容範囲を持つ。端末の異なる干渉特性は、堅固な再使用(すなわち、1に近い)を得るために端末をスケジュールし、チャネルを割当てる際に利用することができる。特に、負荷が増加するにつれ、干渉に対するより高い許容範囲を有する端末は、高い干渉レベルを受信するより大きな尤度を有するチャネルに割当てられてもよい。
図3は、この発明の一実施の形態に従う適応再使用スキームのフロー図である。再使用計画を開発し、その計画を、変化するシステム条件を変更することに適用することは、通信システムの通常の動作と同時に実行されてもよい。
最初に、システムは、ステップ310において、1つ以上のパラメータに対して、およびデータベースに記憶してもよい、システムのために集められた情報に基づいて、特徴づけられる。例えば、以下に記載されるように、各セルにおいて観察される、端末により経験される干渉が決定されてもよく、干渉の特徴付けが作成されてもよい。干渉の特徴付けはセルベースで実行されてもよく、電力分配のような干渉レベルの静的な特徴付けを作成することを含めても良い。特徴付けのために使用される情報は、新しいセルと端末を補償するために、そしてシステム内の変更を反映させるために、周期的に更新されてもよい。
次に、ステップ312において、作成されたシステム特徴付けおよび他のシステム制約および考慮すべき事柄を用いて、再使用計画が定義される。再使用計画は、特定の再使用因子N、および再使用因子Nに基づく特定の再使用セルレイアウトのような種々のコンポーネントを含む。例えば、再使用因子は、1セル、3セル、7セル、または19セル再使用パターンまたはクラスタに相当させてもよい。再使用因子の選択および再使用セルレイアウトの設計は、ステップ310において作成されたデータおよび任意の他の利用可能なデータに基づいて達成されてもよい。再使用計画は、システムの動作のための骨組みを提供する。
次に、ステップ314において、さらなるシステムパラメータおよび/または動作条件が定義される。これは、一般的にトータルの利用可能なシステムリソースをチャネルに分割することを含む。チャネルは、以下に記載するように、タイムユニット(time units)、周波数帯域、その他のユニットに相当する。採用されるチャネルの数、Nは、ステップ312において定義された再使用計画に基づいて決定されてもよい。次に、利用可能なチャネルがセットに関連づけられ、各セルには、それぞれのチャネルセットが割当てられる。このセットは重複するチャネルを含むことができる(すなわち、特定のチャネルが2以上のセットに含められてもよい)。リソースの分割と割当ては、以下にさらに詳細に記載される。
例えば、スケジューリングインターバル、システム内のセルの動作基点または設定点、割当てられたチャネルセットに関連するバックオフ因子、バックオフ因子限界、バックオフ因子に対して調整するためのステップサイズ、その他のような他のパラメータもステップ314において定義されてもよい。バックオフ因子は、そのチャネルに対するピーク送信電力レベルにおける減少を決定する。以下にさらに詳細に記載する、これらのパラメータおよび条件は、通常の動作期間にその後のセルが続く動作ルールのセットと同種である。
次に、システムは定義された再使用計画に従って動作し、セルは、データ送信のためにスケジュールされた端末からの送信を受信する。ステップ316において、通常動作のコースの期間、システム性能は、ステップ316において、定義された再使用計画に対して評価される。そのような評価は、例えば、各端末からいくつかの付近のセルへの効果的な経路損失および関連するリンクマージンを決定する、スループット、故障確率、および他の性能の測定値を決定することを含んでいてもよい。例えば、各セル内の各チャネルにおける各スケジュールされた端末に対する有効リンクマージンが計算されてもよい。計算されたリンクマージンに基づいて、端末のそれぞれの性能と同様に、システムの平均スループットの推定値を作成することができる。
システム性能が評価されると、ステップ318において、定義された再使用計画の有効性(すなわち、性能)についての決定がなされる。システム性能が受け入れられなければ、プロセッサは、ステップ312に戻り、再使用計画が、再定義される。システム性能がシステム要件のセットに準拠していなければおよび/または所望の性能レベルを達成しないならば、システム性能は受け入れることが出来ないかもしれない。再定義された再使用計画は、種々の動作パラメータに対する変更を含んでいても良く、およびさらに他の再使用パターンの選択および/または再使用セルレイアウトを含んでいても良い。例えば、過度の干渉に遭遇したなら、再使用パターンは増大するかもしれない(例えば3セルから7セルに)。ステップ312乃至318は、システム目標(例えば、サービスエリア内の端末のための最小性能要件を同時に満足しながら、最大化されたスループット)が達成されるまで、反復的に実行される。ステップ312乃至318は、システムが使用されている間の進行中の過程を表す。
システム性能が受け入れ可能であるならば(すなわち、システム要件に一致するならば)、次に、ステップ320において、システムが変更されたかどうかの判断がなされる。変更が無ければ、プロセスは終了する。そうでなければ、システムの変更を反映するために、ステップ324において、データベース330が更新され、システムが再特徴化される。図3のステップは、以下にさらに詳細に記載される。
図3に示すプロセスは、周期的に、またはシステムの変更が検出されたときはいつでも、実行してもよい。例えば、システムが大きくなったり、変更したりしたとき、例えば、新しいセルおよび端末が追加されたり、既存のセルおよび端末が除去または変更されたとき、プロセスは、実行されてもよい。プロセスは、例えば、端末の分布、トポロジー、トポグラフィーにおける変更に対してシステムを適合可能にする。
チャネル
セルおよび端末間で共有するリソースは、時分割多重(TDM)、周波数分割多重(FDM)、符号分割多重(CDM)、その他の多重スキーム、またはそれらの組合せを用いて達成してもよい。利用可能なシステムリソースは、選択された多重スキーム(複数の場合もある)を用いて一部分に分割される。
TDMベースのスキームの場合、送信時間は、タイムユニット(例えばタイムスロットまたはフレーム)に分割され、各セルに多数のタイムユニットが割当てられる。タイムユニット毎に、システムのトータル動作帯域幅は、そのタイムユニットが割当てられたセルにより1つ以上の端末に割当てることができる。FDMベーススキームの場合には、トータル動作帯域幅は、周波数帯域に分割することができ、各セルには、周波数帯域のセットが割当てられる。次に、各セルは、割当てられた周波数帯域をサービスエリア内の端末に割当てることができ、その後(同時に)これらの周波数帯域を介して端末からのデータ送信を受信する。CDMベーススキームの場合には、システムに対して符号を定義することができ、各セルには符号のセットが割当てられてもよい。次に、各セルは割当てられた符号を受信地域内の端末に割当てることができ、その後(同時に)これらの符号を介してデータ送信を受信することができる。さらに、これらのスキームの組合せは、分割プロセスにおいても使用することもできる。例えば、CDMAシステム内のある符号チャネルには、特定のタイムスロットまたは周波数チャネルに関連していてもよい。次に、これらの分割されたチャネルの使用を管理する共通のルールが定義される。
図4は、3セル再使用パターン(すなわち、N=3)の場合のリソース分割および割当ての実施の形態の図である。この例において、システムリソースは、12の部分に分割される。この分割は、時間、周波数、または符号ドメイン、またはこれらの組合せにおいて実施できる。従って、図4の水平軸は、TDMが採用されるかまたはFDMが採用されるかによって、時間または周波数を表すことができる。例えば、12の部分は、TDMベーススキームの場合、12の時分割多重タイムスロットを、またはFDMベーススキームの場合、12の周波数帯域を表すことができる。部分の各々はここでは、「チャネル」とも呼ばれ、各チャネルは他のチャネルに対して直交している。
3セル再使用パターンの場合、システムリソースは、利用可能なチャネルを3つのセットにグループ化することにより分割してもよい。3セルクラスター内の各セルにチャネルセットの1つを割当てることができる。各チャネルセットは、利用される特定の再使用スキームに応じて、12の利用可能なチャネルのいくつかまたはすべてを含む。図4に示す実施の形態の場合、各セルには等価な数のチャネルが割当てられ、セル1にはフルパワーで送信するためにチャネル1乃至4が割当てられ、セル2にはチャネル5乃至8が割当てられ、セル3には、チャネル9乃至12が割当てられる。いくつかの他の実施の形態において、各セルには、何らかの数のチャネルを含むことができるそれぞれのチャネルセットが割当てられてもよい。チャネルのうちのいくつかは、また他のセルに割当てられてもよい。
バックオフ因子
一つの観点において、負荷が増大するにつれ、時間の大きな割合につき、チャネルを用いて信頼できる性能が達成されるように、システムによりチャネル構造が定義され、採用される。特定のセルの場合、いくつかの端末は、その他の端末よりも、他のセル干渉に対して、より影響を受けない可能性がある。この事実をうまく利用するチャネル構造を供給することにより、システムスループットおよび性能における改良を実現することができる。
チャネル構造に対して、再使用クラスター内の各セルには、サービスエリア内の端末に割当ててもよいチャネルのそれぞれのセットが割当てられる。各セルにはさらに、割当てられたチャネルのセットのためのバックオフ因子のセットが割当てられる。各割当てられたチャネルのためのバックオフ因子は、そのチャネルに対して使用されてもよい全送信パワーの最大パーセンテージを示す。バックオフ因子は、ゼロ(0.0)からイチ(1.0)の範囲の任意の値であってよい。ゼロは、チャネル上にデータ送信することができないことを示し、イチは、フル送信パワーまでのパワーでデータ送信することを示す。バックオフ因子は、異なる性能レベルを達成することができるチャネルを生じる。
フル送信パワーからのバックオフは、1つ以上の選択されたチャネルで、1つ以上の選択されたタイムスロットで、1つ以上の選択されたセルにより、またはそれらのいずれかの組合せにおいて、1つ以上の選択されたチャネルに適用することができる。バックオフは、付加的または択一的に、セル内の選択された端末に適用することができる。一実施の形態において、各セルは、バックオフをデータ送信のために割当てられた各チャネルに対して適用する。バックオフのための特別な値は、他のセル内の端末に対する干渉量を制限しながら、所望の性能が達成されるように、セルの動作条件に基づく。
各セルのためのバックオフ因子は、多数の因子に基づいて決定することができる。例えば、バックオフ因子、端末の特性、セルにおける負荷条件、要求される性能、等を考慮して決定することができる。各セルに割当てられるバックオフ因子のセットは、固有であってもよく、あるいは、システム内の異なるセル間で共通であってもよい。一般に、各セルに割当てられたチャネルおよび割当てられたバックオフ因子は、例えば動作条件(例えば、システム負荷)に基づいて、動的におよび/または適合的に変更してもよい。
一実施の形態において、各セルのためのバックオフ因子は、セル内の(アクティブ)な端末のトータルアンサンブル(ensemble)のための達成可能なC/I値の分布に基づいて決定される。これらの端末の非均一な重み付けは、例えば、以下に記載するように、それらのプロファイルに基づいて適用されてもよい。この重み付けは、適合的におよび/または動的に、例えば、日時に依存して行なっても良い。
アップリンク上で、特定の端末のためのC/Iは、例えば、端末により送信されたパイロット信号に基づいてセルにおいて決定されてもよい。端末のためのC/Iは、(1)サービング(またはホーム)セルに対する端末の経路損失および(2)他のセル干渉レベルを含む種々の因子に依存する。固定端末システムにおいては、ある端末の経路損失は、感知できるほどに変化せず、端末の信号レベル(”C”)の予測は正確に行なうことができる。他のセルの干渉レベル(すなわち、”I”の一部)は、他の干渉端末からサービスするセルまでの経路損失並びにこれらの端末から関心のあるセルまでの経路損失に依存する。他のセル干渉レベルの正確な推定は、一般的に、他のセル内のどの端末が送信しているかという、瞬時の知識およびそれらの電力レベルを必要とする。
干渉の特徴づけを簡単にするために、多数の仮説を立てることができる。例えば、各セルは、他のセルの干渉レベルに関して上限を設定してもよい。これは、各セル内の1つの端末が各チャネル上で送信可能であると仮定することにより達成してもよい。この場合、最悪の場合の他のセルの干渉レベルは、干渉している端末がフルパワーで送信するであろうという仮定に基づいて決定してもよい。それに相応するものとして、各セル内の各端末に対する最悪のC/Iは、この端末および干渉している端末がフルパワーで送信しているという仮定に基づいて推定されてもよい。各セル内の端末のためのC/I値はそのセルのための効果的なC/I CDFを特徴づけるために収集され使用されてもよい。
図5は、1つの端末が各セル内の各チャネル上でフルパワーで送信している、1セル再使用パターンのためのセル内の端末により得られるC/IのCDFの一例である。C/I CDFは、端末が全出力で送信しているとき、特定のC/Iより大きなC/Iを有するセル内の端末のパーセンテージの表示を供給する。図5から、セル内の端末は異なるC/I特性を有することがわかる。これらの端末は異なるレベルの性能を得ることができる。あるいは、特定のレベルの性能に対しては、異なる電力レベルで送信する必要があるかもしれない。サービングセルに対してより小さな経路損失を有する端末は、一般により高いC/Iを有する。これは、それらがより高いスループットを得ることができるであろうことを意味する。
一つの観点において、各セル内の端末は、リンクマージンに基づいて分類される。そしてバックオフ因子は、リンクマージン分類に基づいて選択される。図5に示すC/I分布の例を用いて、端末の集団はセットに分類されてもよい。各セットは、同様の他のセルの干渉レベルを経験する(すなわち、値の範囲内にC/Iを有する)端末を含む。一例として、図5に示すCDFはNセットに分割することができ、この場合、Nはセル毎に割当てられたチャネルの合計数である。セットはサイズが等しくなるように選択してもよいが、(すなわち、端末の同じパーセンテージが各セットに含まれる)等しくないサイズのセットの分割も定義してもよい。
表3はN=12端末セットを識別し、(列2)は12端末セットの各々における端末のための最小C/Iを表にする。12の端末セットがあり、各セットは等しいサイズであるので、各セットは、セル内の端末の約8.3%を含む。第1のセットは10dB以下のC/Iを有する端末を含み、第2セットは、10dBから13dBの範囲のC/Iを有する端末を含み、第3セットは、13dB乃至15dBの範囲のC/Iを有する端末を含む、等々、および最後のセットは34.5dBより大きなC/Iを有する端末を含む。
Figure 0004988907
セルは、受け入れ可能な誤差率を有した所望のデータレートで動作するために最小の必要なC/Iである特定の設定点γ(または動作基点)をサポートするように設計してもよい。一般的なシステムにおいて、設定点は端末により選択された瞬時データレートの関数であり、従って、端末ごとに変化してもよい。簡単な例として、15dBの設定点がセル内のすべての端末により要求されると仮定する。
従って、端末の各セットのための最小リンクマージン、s(n)は以下のように計算することができる。
Figure 0004988907
各端末のセットのための最小リンクマージン、s(n)はセット内の端末の最小C/Iと設定点γとの間の差分である。最小リンクマージンs(n)は、システム内のすべての端末からのフル送信パワーの仮定に基づいて、要求された送信電力から設定点への逸脱を表す。正のリンクマージンは、C/Iが、設定点により定義される所望のレベルの性能を達成するために必要な値より大きいことを示す。従って、これらの端末送信電力は、それらのリンクマージンに比例する量だけ低減(すなわち、バックオフ)してもよく、依然として所望のレベルの性能を供給してもよい。
従って、各セルのためのバックオフ因子は、セルによりサービスされる端末への経路損失の知識および他のセルの干渉レベルの特徴づけに基づいて導き出すことができる。最大送信電力レベルが1.0として正規化されるなら、端末の各セットのための正規化されたバックオフ因子は以下のように表すことができる。
Figure 0004988907
特定の端末セットに関係するバックオフ因子は、依然として所望の設定点γを、従って所望のレベルの性能を維持しながら、端末のそのセットに適用可能な送信電力の低減を表し、従って所望のレベルの性能を表す。送信電力におけるバックオフは、これらの端末がより良いC/Iを享受するので可能である。バックオフ因子により、スケジュールされた端末の送信電力を低減することにより、他のセル内の端末への干渉量は、この端末の性能に影響を与えることなく、低減することができる。
表3は、15dBの設定点γの場合、端末の各セットに対して、(列3に)最小リンクマージンs(n)を、(列4)にバックオフ因子をリストアップする。表3に示すように、チャネル1乃至4は0dB以下のリンクマージンを有し、チャネル5乃至12は次第に良くなるリンクマージンを有する。従って、チャネル1乃至4はフルパワーで作動され、チャネル5乃至12は次第に減少する電力で作動される。バックオフ因子は、関連する端末セット内の端末からの送信に課されてもよい。例えば、セット5内の端末は、17dBまたはそれより良いC/Iと2dBの最小リンクマージンs(n)を有するので、これらの端末からの送信電力は、ピーク送信電力の63.1%にバックオフされてもよい。
設定点γを下回るC/Iを有する端末の場合、多数のオプションが適用されてもよい。これらの端末からの送信のデータレートは、C/Iによりサポートすることができるデータレートに低減されてもよい。あるいは、低いC/Iを生じる干渉する端末は、(一時的に)送信電力を低減するように、あるいは低いC/I端末が満足にサービスされるまで、影響されたチャネル上の送信を停止するように要求されてもよい。
一実施の形態において、バックオフ因子が再使用パターン内の1つのセルに対して決定されると、再使用パターン内の他のセルに対するバックオフ因子をずらすことができる。例えば、12チャネルで動作し、N=4チャネルオフセットを使用するN=3(すなわち、3セル)再使用パターンの場合、セル2に対するバックオフ因子は、4モジュロ−Nだけずらすことができ、セル3に対するバックオフ因子は、8モジュローNだけずらすことができる。この再使用パターンの場合、セル1は、チャネルセット1(それは表3の第4列に示されるチャネルとバックオフ因子を含む)に関連するバックオフ因子を適用し、セル2は、チャネルセット2(それは表3の第4列に示されるチャネルとバックオフ因子を含む)に関連するバックオフ因子を適用し、セル3は、チャネルセット3(それは表3に示されるチャネルとバックオフ因子だが、8チャネルだけシフトダウンされラップアラウンド(wrapped around)されたチャネルおよびバックオフ因子を含む)に関連するバックオフ因子を適用する。この例においては、4チャネルオフセットが採用されているが、他のオフセットが使用されてもよい。
表4は、表3に示すバックオフ因子および4チャネルオフセットを用いてセル1乃至3に対するバックオフ因子を表にしたものである。例えば、チャネル1の場合、セル1はセット1のチャネル1に関連するバックオフ因子を適用し、セル2は、セット1のチャネル9に関連するバックオフ因子を適用し、セル3は、セット1のチャネル5に関連するバックオフを適用する。
Figure 0004988907
低い負荷において、セルの各々は、端末を、「より良く」割当てられたチャネルに割当てる。表4に示すチャネル割当ての場合、セル1内の端末は、チャネル1乃至4に割当てられ、セル2内の端末は、チャネル5乃至8に割当てられ、セル3内の端末はチャネル9乃至12に割当てられる。各セル内の負荷が4端末以下のとき、(12のチャネルは互いに直交しているので)隣接するセル内の端末からの同一チャネル干渉は無く、各端末はアップリンク送信のためにセルにおいて、その設定点を得ることができなければならない。セルのいずれかの負荷が4つの端末を越えると、そのセルは、他のセルのチャネルに直交しないチャネルにある端末を割当てることができる。負荷は、一般には、各セルにおいて、独立して変化するので、割当てられた非直交チャネルが隣接するセルのいずれかによって占有されないことが可能である。このイベントの確率(すなわち、「非衝突」の確率)は隣接するセルの各々における負荷の関数である。
バックオフを有するチャネル構造は、システム内のすべての端末により観察される実効マージンに増加を生じるかもしれない。表4に示すバックオフ因子は、図5に示すC/I CDFに基づいて最初に導き出される。それは、他のセル内の端末がフルパワーで送信しているという仮定のもとに発生される。しかしながら、表4に示されるように、ずれた再使用チャネルスキームと共にバックオフ因子が適用されると、他のセル内の端末からの干渉は適用されたバックオフ因子により低減されるので、各セル内の端末により得られる実際のC/I値は、表3の列2において与えられる最小C/I値より大きいかもしれない。
例として、端末がセル1において、17dBのC/Iを得た場合を考える。従って、セル1はチャネル5をこの端末に割当ててもよい。セル2内の端末は、このチャネル上でフルパワーで送信することが許され、セル3内の端末は、フルパワーの12.6%で送信することが許される。セル1内の端末に対する17dBのC/Iはフル送信パワーおよび最悪の場合の干渉アセスメントに基づいて計算された。しかしながら、セル3内の端末により送信される電力は、1.0から0.126に低減されるので、セル1内の端末に対する実効マージンは増加するであろう。リンクマージンの実際の増加量は、(セル3内のチャネル5に割当てられた)バックオフされた干渉端末からセル1への経路損失に依存する。
簡単な例として、各セル内の端末は、0dBマージン、3dBマージン、および6dBマージンを有する3つの異なるセットに分類されてもよい。0dBマージンを有した端末は、(スケジュールされたとき)フルパワーで送信することが許されるであろう。3dBマージンを有する端末は、1/2のパワーで送信することが許されるであろう。そして、6dBマージンを有する端末は、フルパワーの25%で送信することが許されるであろう。3つのチャネルがセル毎に割当てられるなら、割当てられるバックオフ因子は、チャネル1に対して1.0であってよいし、チャネル2に対し0.5であってよいし、チャネル3に対し、0.25であってよい。3セル再使用パターンにおいて、チャネルはずれてもよいので、各セルには同じ3つのチャネルが割当てられるが、異なるバックオフ因子の異なるセットで割当てられる。表5は、この簡単な例の場合のずらされたチャネル割当てをリストアップする。
Figure 0004988907
実際のシステムは一般には、上述した理想化されたシステムモデルに適合しない。例えば、端末の非均一な分布、非均一な基地局の分布、変化される領域および形態学、等々、すべて、各セル内で観察される干渉レベル内の変化に寄与する。セルの特徴づけおよびセルにおける性能の正規化は一般に上述したものよりも複雑である(すなわち、セルに対するC/I CDFは、同一でない可能性が高い)。さらに、各セルの端末は、他のセル内の端末からの異なるレベルの干渉を見る。従って、システム内のセルを横切って特定のしきい値レベル内に実効マージンを正規化するためにより多くの計算が必要かもしれない。
従って、各セルに対して導き出されたバックオフ因子は異なっていてもよく、再使用クラスタ内の他のセルに対するバックオフ因子のモジュロシフトされたバージョン(modulo shifted version)でないかもしれない。さらに、所望であれば、セルおよび/またはチャネルに対する異なる設定点を用いて正規化された性能のレベルを得るようにしても良い。設定点は、また非均一なシステム性能を得るために変更されてもよい。バックオフ因子に関する異なるC/I CDFsの効果、およびシステム性能を改良するためのバックオフ因子の調節は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる、2000年3月30日に出願した米国特許出願シリアル番号第09/539,157(発明の名称:「通信システムの送信を制御するための方法および装置」(METHOD AND APPARATUS FOR CONTROLLING TRANSMISSIONS OF A COMMUNICATION SYSTEM)に記載されている。
多数の異なるスキームを用いてセルのためのバックオフ因子を決定してもよい。1つのスキームにおいて、バックオフ因子を決定するための手続きは、多数回反復され、すべてのチャネルに対して、最大の達成可能な設定点が満足されるように、バックオフ因子は、各反復において調節される。一実施の形態において、最初のバックオフ因子を決定する際に最悪の場合の他のセルの干渉が仮定される。他の実施の形態において、最悪の場合の干渉レベルの代わりに、他の値が使用されてもよい。例えば、他のセル干渉分布の平均値、中央値、95パーセンタイル値を用いて初期バックオフ因子を決定してもよい。さらに、他の実施の形態において、干渉レベルは適応的に推定され、バックオフ因子は、推定された干渉レベルを反映するために周期的に調節される。各セルにより採用されるバックオフ因子は隣接するセルと通信されてよいし、されなくてもよい。
いくつかの実施の形態において、セル内の割当てられたチャネルのサブセットにあるフォームの「保護」が与えられてもよい。この保護は、例えば、セル内の端末の専用に、周期的に1つ以上のチャネルを予約することにより達成してもよい。この専用は、また、必要な時のみそして、うまく受信できない端末を満足させるのに必要な程度にのみ定義されてもよい。例えば、セルは、その隣接するセルに対して保護されるチャネルのリストを通信してもよい。従って、隣接セルは、サービスエリア内の端末により、保護されたチャネル上へのデータ送信を低減または防止してもよい。隣接するセル内の端末からの過度の干渉のために必要なC/Iを得ることができないうまく受信できない端末にサービスするためにチャネル保護が使用されてもよい。これらの場合、うまく受信できない端末がサービスされると、チャネル保護を取り除かれてもよい。
いくつかの実施の形態において、チャネル条件が受け入れられないレベルまで悪化するなら、(例えば、FERがあるパーセンテージを越えるなら、または故障確率が特定のしきい値を超えるなら)、セルはあるチャネルに「ブロッキング」(すなわち、サービスエリア内の端末により送信は無い)を課してもよい。各セルは、チャネル条件が改良され、および信頼できる通信を得ることができるという確実性があるまで、各セルはチャネルの性能を測定することができ、そして、性能の悪いチャネルをブロッキングすることを自主的に課すことができる。
チャネルの保護とブロッキングは、例えば、セルの条件に基づいて、動的および/または適応的に実行されてもよい。
デフォルトバックオフ因子への調節
電力バックオフを採用する実施の形態において、バックオフ因子は計算され、システム内のセルに供給される。その後、アップリンクへのデータ送信のための端末をスケジュールするとき、およびチャネルを端末に割当てるとき、各セルはバックオフ因子を適用する。
1つの観点において、初期バックオフ因子は、例えば、システム負荷の変化、端末特性、ユーザデマンド、性能要件、等に基づいて、動的におよび/または適応的に調節してもよい。バックオフ因子は多数のスキームを用いて調節してもよい。そのうちのいくつかを下記に記載する。
1つのバックオフ調節スキームにおいて、悪影響を与える(offending)セル(複数の場合もある)のバックオフ因子は、うまく受信できない端末が積極的に通信している期間、悪影響を与えるセルのバックオフ因子が低減される。上述したように、多くの場合、うまく受信できない端末は、他のセル内の限られた数の端末からの過度の干渉のために所望の設定点を得ることができない。
最善の利用可能なチャネル(「ソフトブロッキング」と呼ばれる条件)に割当てられたときでも、うまく受信できない端末が所望の設定点を得ることができないなら、干渉を生じる他のセル内の端末は、うまく受信できない端末が所望の設定点を得ることができるように、送信電力を一時的に低減してもよい。一例として、セル1内のうまく受信できない主要な干渉源がセル2内の端末であるなら、セル2内の端末の送信電力は、うまく受信できない端末が所望の設定点(例えば、β(n)=xからβ(n)=0.5xにさらに3dB下がって)で動作可能にするのに必要な量だけバックオフしてもよい。
上述の例において、バックオフ因子がセル2内の端末に適用されるなら、この端末ももはやその設定点を満足することができないかも知れず、潜在的に他のセルのバックオフ因子にさらなる低減を生じる。それゆえ、バックオフ因子に加えて悪影響を与えるセルの指定されたチャネルに採用される設定点を調節してもよい。さらに、これらの調節は、同様に局所的に行ってもよい。それによって、セル1および2の両方の設定点は、例えば、両方のセル内の端末の故障基準を依然として満足しながら、全体のスループットを効果的に最大化させる値に低減される。
他のバックオフ調節スキームにおいて、うまく受信できない端末がサービスを受けることができるように、悪影響を与えるセル(複数の場合もある)は特定のチャネルを使用することを一時的に防止してもよい。問題になっているチャネル(複数の場合もある)に対するバックオフ因子β(n)は悪影響を与えるセル(複数の場合もある)に対して0.0に設定されてもよい。
特定の端末に対する主要な干渉は他の再使用クラスタ内の1つのセル内の他の端末からの同一チャネル干渉であってもよい。同一チャネル干渉を低減するために、悪影響を与えるセルに対するバックオフ因子は変更してもよい。例えば、高レベルの干渉を経験するチャネルに対してバックオフ因子が高くないようにバックオフ因子をシフトしてもよい。
他のバックオフ調節スキームにおいて、再使用パターン内の各セルによる専用のために1つ以上のチャネルを取っておいても良い。従って、再使用パターン内の他のセルは、これらのチャネルに送信することが防止(すなわち、阻止)される。予約されるチャネルの数は負荷またはシステム要件に基づいていてもよく、動作条件が変化するにつれ、動的におよび/または適応的に調節されてもよい。また、この場合もやはり、システム設計と条件に依存して、セルには、異なる数の予約されたチャネルが割当てられてもよい。
他のセルからの要求に対する電力バックオフの量も種々の方法で得てもよい。いくつかの実施形態において、各セルは、うまく受信できない端末が所望の設定点で動作可能にするのに必要なバックオフ因子を知る。バックオフ因子はあらかじめ計算してセーブしてもよいし、または以前の送信から決定してもよい。うまく受信できない端末がアクティブになると、セルは端末にとって必要なバックオフ因子(複数の場合もある)を知り、これを悪影響を与えるセル(複数の場合も有る)に通信する。
悪影響を与えるセル内の端末の送信電力を調節(例えば、低減するまたは阻止する)したい実施形態の場合、バックオフ調整を要求するセルは、うまく受信できない端末の要件を満足するために、バックオフ因子に対する所望の調節を悪影響を与えるセルに対して搬送することができる。この調節はシステム内の他のセルにも送信されてもよく、他のセルはこの情報を用いてこれらのセルの性能を改良することができる。悪影響を与えるセルは次に、定義されたバックオフ調節スキームに基づいて要求されたバックオフ因子を適用するであろう。そのような調節スキームは、例えば、その調節を適用するための時間と継続期間を定義してもよい。悪影響を与えるセルが多数の他のセルからのバックオフ要求を受信するなら、悪影響を与えるセルは、一般に、要求しているセルから受信する最大のバックオフ因子を適用する。
他のセル内の送信を一時的に低減または阻止するための要求(または指示)は、うまく受信できない端末がサービスされ得るように悪影響を与えるセルに通信されてもよい。この要求は、必要に応じて、または規則的な方法で(例えば、数フレーム毎に)またはその他の方法により、悪影響を与えるセルに動的に通信されてもよい。例えば、各セルは、その要求が次の送信フレームで適用されるであろうという見込みで各送信フレームの開始時にそのような要求のリストを隣接するセルに送信してもよい。要求を他のセルに通信するための他の方法も意図されてもよく、この発明の範囲内である。
バックオフ調節は、多数の方法を用いて達成されてもよい。1つの方法において、バックオフ因子は隣接セルに動的に送信され、その後間もなく(例えば、次のフレームにおいて)印加される。他の方法において、バックオフ因子は、問題になっているセルにより知られる所定時刻に適用される。
バックオフ因子をオリジナル値に復元することもまた多数の方法を用いて達成されてもよい。1つの方法において、オリジナルバックオフ因子は、「復元」コマンドを悪影響を与えるセルに発行することにより復元することができる。他の方法において、バックオフ因子は、バックオフ因子を徐々に増加させることによりオリジナル値に徐々に復元される。
バックオフ調節のためのさらに他の方法において、各セルは、各チャネル内のバックオフ因子を調節するための周知のステップサイズを保持する。各セルは、各チャネルに対して採用されるバックオフ因子の現在値およびバックオフ因子を増加および減少するためのステップサイズを保持する。その後、セルが送信電力を減少するための要求を受信するごとに関連するステップサイズに従ってバックオフ因子を調節する。
一実施の形態において、特定のセルの各チャネルは、バックオフ因子に関する最大限度及び最小限度に関連づけられてもよい。一例として、各セルで動作するスケジューラーは共通フレーム境界、i=1,2,3...でスケジュールすると仮定する。さらに、β max(n)およびβ min(N)をセルm内のチャネルnに対するバックオフ因子の最大値および最小値とし、δup(n)およびδdown(n)がチャネルnに対するバックオフ因子を増加および減少するためのステップサイズを表すとする。従って、チャネルnに対するセルm内のフレームiにおけるバックオフ調節は以下のように表すことができる:
(a)任意の隣接セルがフレームiにおいて、減少電力コマンドを送信したなら:
Figure 0004988907
(B)そうでなければ:
Figure 0004988907
最大および最小バックオフ限度もデマンドに応じてあるいは必要に応じて調節されてもよい。例えば、最大および最小限度はシステム負荷またはシステム要件に基づいて調節することができる。
バックオフ因子の動的調節は、負荷、性能またはその他の基準に基づいて、システム設定点の動的調節またはそのチャネルに対する最大許可データレートと同等と見なしてもよい。システム負荷が増加すると、設定点は、チャネル内の信頼できる動作を可能にするレベルに設定点を調節(すなわち、減少)されてもよい。一般的に、各チャネルのための設定点も適応的に設定されてよい。これにより、デマンドに応じてあるいは必要に応じてチャネルに関連するデータレートを異ならせて設定することができる。各チャネル内の設定点の適応は各セルにより局所的に実行されてよい。
すべてのセルにおける全てのチャネルに対するバックオフ因子が動的に調節することができるように、バックオフ因子の動的調節を拡張されてもよい。この特徴により、システムは、チャネルの各々における電力レベルを効果的に調節することができ、指定されたチャネル内のアクティブな端末は、所望の設定点を満足させることができる。従って、隣接セルのチャネル内の電力は、例えば、ローカルセル内のアクティブ端末のグループ、それらの要件、等の関数になることができる。すべての端末が、割当てられたチャネル内の設定点を受信できるようにセル内の端末が構成されているなら、デフォルトバックオフ因子が採用される。そうでなければ、バックオフ因子におけるさらなる低減(すなわち、低減された送信電力)が指定されたチャネル内の悪影響を与える隣接セルに、指定された期間、一時的に適用される。
バックオフ因子が動的に変更可能であるとき、特定のセル内のスケジューラーは、隣接セルにより送信されている電力を確信していないかもしれない。これは、ローカルセル内の端末に対する実際の動作点に不明確さを生じ得る。しかしながら、例えば、調節の基礎を問題となっているチャネルの観察された性能に置くことにより、バックオフ因子への調節は依然として動的に実行可能である。
例えば、一実施において、セルは、特定のチャネル内の端末に関連する平均フレーム消去レート(FER)を監視する。実際のC/Iが設定点より低ければ、フレーム消去が生じるであろうというより高い確率があり、それにより、エラーフレームの再送信を生じる。従って、セルは、(1)端末に対するデータレートを低減することができ、(2)悪影響を与えるセル(複数の場合もある)内の端末にこのチャネル上での送信電力を低減するように要求することができ、あるいは(1)および(2)の両方を行なうことができる。
スケジューリングおよびチャネル割当てのために使用されるパラメータ
適応再使用スキームは、アップリンク上にデータを送信することを要求する端末にリソースを割当てるための構造を提供する。通常のシステム動作の期間、データを送信するための要求は、システムの全体にわたって、種々の端末から受信される。次に、セルはデータ送信のために端末をスケジュールし、高い効率と性能が得られるように、チャネルを端末に割当てる。
データ送信のための端末のスケジューリングと端末へのチャネルの割当ては、種々のスケジューリングスキームに基づいておよび多数の因子に基づいて達成されてもよい。そのような因子は、(1)1つ以上のチャネルメトリクス(metrics)、(2)アクティブ端末に割当てられた優先度、および(3)公正さに関する基準を含んでも良い。他の因子(それらのいくつかは以下に記載する)も、端末をスケジュールし、チャネルを割当てる際に考慮しても良く、この発明の範囲内である。
システムリソースのより効率的な使用および改良された性能の両方が得られるように、端末をスケジュールし、および/またはチャネルを割当てるために1つ以上のチャネルメトリクスが使用されてもよい。そのようなチャネルメトリクスは、スループット、干渉、故障確率、その他の基準に基づくメトリクスを含んでいてもよい。「よい状態」を示すチャネルメトリクスを以下に記載する。しかしながら、他のチャネルメトリクスも公式化されてもよく、この発明の範囲内であることが認識されるであろう。
チャネルメトリクスは、(1)端末の経路損失およびサービングセルに対するピーク送信電力、(2)他のセルの干渉特徴づけ、(3)バックオフ因子および恐らく他の因子のような種々の因子に基づいていてもよい。一実施の形態において、アクティブ端末に対するチャネルメトリクス、d(n,k)は以下のように定義されてもよい。
Figure 0004988907
但し、βm(n)は、0≦β≦1の場合のセルmのチャネルnに関連するバックオフ因子である。(βm(n)=0のとき、これは、セルmがチャネルnを使用するのを防止することと等価である);
max(k)は、端末kに対する最大送信電力である。
ζ(k)は端末kからセルmまでの経路損失である。
Im(n)はチャネルn上でセルmにより観察される干渉電力である。および
f(x)は、引数xの「優秀性」を記載する関数であり、xはC/Iに比例する。
他のセル干渉Im(n)の正確な計算、は各干渉する端末(すなわち同じチャネルに割当てられた端末)からそのサービスしているセル並びに考慮中のセルmまでの経路損失(すなわち、同じチャネルに割当てられた経路損失)の知識を必要とする。サービングセルに対する経路損失は、電力制御が使用されるなら、この干渉している端末により送信される電力量を決定する。セルmに対する経路損失は、干渉としてセルmにおいて受信されるであろう干渉している端末からの送信電力の量を決定する。他のセル干渉Im(n)の直接計算、は一般的に実用的でない。何故なら、干渉している端末についての情報は通常入手できず(例えば、これらの端末は、ほぼ同時に他のセルによりスケジュールされ、割当てられつつある)、これらの端末に対する経路損失の特徴づけは一般的に正確でない(例えば、恐らく平均に基づき、フェ−ディングを反映しないかもしれない)。
従って、他のセルの干渉、I(n)は種々のスキームに基づいて推定されてもよい。1つの干渉推定スキームにおいて、各セルは、各チャネルに対する受信した干渉電力のヒストグラムを保持する。チャネルnに対してセルmにおけるトータル受信電力、Io,m(n)は、チャネルnにおけるスケジュールされた端末kに対して受信された電力C(n)および他のセル(プラス熱雑音および他の背景雑音)における他の干渉している端末から受信された干渉電力(プラス熱雑音および他の背景雑音)から構成される。従って、他のセル干渉は以下のように推定されてもよい。
Figure 0004988907
但し、
Figure 0004988907
はチャネルn内のセルmに対する推定された他のセル干渉である。他のセル干渉
Figure 0004988907
は各チャネルおよび各スケジューリング間隔において推定されてもよく、各チャネルに対する他のセルの干渉の分布を形成する。従って、この分布の平均値、最悪のケース、または、いくらかのパーセンタイル値は式(3)における他のセルの干渉I(n)として使用されてもよい。
チャネルメトリクスに対して種々の関数f(x)を使用されてもよい。一実施の形態において、チャネルメトリクスd(n,k)はチャネルn内のセルm内の端末kに対する故障確率を表す。他の実施の形態において、チャネルメトリクスd(n,k)は、C/I=xにおいて確実に維持されてもよい最大データレートを表す。他の関数もチャネルメトリクスのために使用してもよく、この発明の範囲内である。
チャネルメトリクスd(n,k)はチャネルn上のセルm内の端末kに対する「スコア」を表す。チャネルメトリクスは、データ送信のために端末をスケジュールするために、または端末にチャネルを割当てるために、またはその両方のために使用されてもよい。端末をスケジュールする際に、および/またはチャネルを割当てる際に、セル内の各チャネルに対する各アクティブ端末に対してスコアが計算されてもよい。各端末について、(Nまでの)スコアは、割当てのために利用可能なチャネルに関連する予想性能を示す。特定の端末について、「最良」のスコアを有するチャネルは、端末に割当てるための最良のチャネルであってもよい。例えば、チャネルメトリクスd(n,k)が故障確率を表すなら、最も低い故障確率を有するチャネルが端末に割当てるための最良のチャネルである。
チャネルメトリクスd(n,k)は関数f(x)(例えば、端末kからセルmへの経路損失、セルmにより観察される干渉電力I(n)、等)を構成するパラメータの推定値に基づいてある信頼度に計算されてもよい。d(n,k)の値は、精度を改良するためにある期間にわたって平均化されてもよい。d(n,k)の値の変動は、信号と干渉の両方の小さな信号フェーディング、干渉電力の変化を生じる干渉源のロケーションの変化、および恐らく不定期に発生するシャドー(例えば、主要信号経路を阻止するトラック)により生じる可能性が高い。変動を補償するために、多少のマージンを与えるためにより大きなバックオフ因子を有するチャネルが選択されてよいし、動作条件の変化に基づいて、データレートを適合されてもよい。
1つの観点において、一般に、より低い優先度の端末の前に、より高い優先度の端末がサービスされるように、端末は、優先度に基づいてデータ送信および割当てられたチャネルに対してスケジュールされてもよい。優先順位付けは一般により簡単な端末スケジューリングとチャネル割当てプロセスを生じ、以下に記載するように、端末間であるレベルの公正さを保証するために使用されてもよい。各セル内の端末は、例えば平均スループット、端末により経験される遅延、等のような多数の基準に基づいて優先順位付けされてもよい。これらの基準の幾つかは以下に述べられる。
1つの端末優先順位付けスキームにおいて、端末はそれらの平均スループットに基づいて優先順位付けされる。このスキームにおいて、データ送信のためにスケジュールされる各アクティブ端末に対して「スコア」が保持される。セルは、セルがサービスするアクティブ端末に対して(すなわち、分散制御スキームに対して)スコアを保持することができ、または、中央コントローラは、すべてのアクティブ端末に対して(すなわち、集中型の制御スキームにおいて)スコアを保持することができる。端末のアクティブステータスは、通信システムのより高い層において、確立されてもよい。
一実施の形態において、平均スループットを示すスコアφ(i)は各アクティブ端末毎に保持される。一実施において、フレームiにおける端末kに対するスコアφ(i)は、指数平均スループットとして計算され、以下のように表すことができる。
Figure 0004988907
但し、i<0に対してφ(i)=0であり、
(i)は、(ビット/フレームを単位にして)フレームiにおける端末kに対するデータレートである。
αおよびαは指数平均化のための時定数である。一般に、r(i)は特定の最大達成可能なデータレート、rmax、および特定の最小データレート(例えば、ゼロ)により境界がつけられる。(αに対して)αのためのより大きな値はより長い平均化時定数に相当する。例えば、α0およびα1が共に0.5ならば、現在のデータレートr(i)は、以前のスケジューリング間隔からのスコアφ(i−1)に等しい重みが与えられる。スコアφ(i)は端末の正規化された平均スループットにほぼ比例する。
このデータレートrk(i)は、この端末に対して得られた(すなわち、測定された)または得ることのできる(すなわち、推定された)C/Iに基づいて端末kのための「実現可能な」(すなわち、「潜在的な」)データレートであり得る。端末kに対するデータレートは、以下のように表すことができる。
Figure 0004988907
但し、ckは端末kに対して選択された符号化および変調スキームにより達成される理論的キャパシティの一部分を反映する正の定数である。データレートr(i)は現在のスケジューリング期間に割当てられる実際のデータレートであってもよいし、その他の定量化できるデータレートであってもよい。実現可能なデータレートを使用することにより、チャネル割当てプロセス期間に「シャフリング」(shuffling)効果がもたらされる。シャフリング効果は、以下に記載するように、いくつかのうまく受信できない端末の性能を改良するかもしれない。
他の実施において、フレームiにおける端末kのスコアφ(i)は、ある期間にわたって得られる線形平均スループットとして計算され、以下のように表すことができる。
Figure 0004988907
端末の平均(実現可能なまたは実際の)平均スループットは、特定数のフレームに対して(例えば、最後の10フレームに対して)計算することができ、スコアとして使用することができる。アクティブ端末のためのスコアφ(i)のための他の公式化も意図することができ、この発明の範囲内である。
一実施の形態において、端末がデータを送信したいとき(すなわち、アクティブになると)端末はリストに追加され、そのスコアが初期化される(例えば、ゼロまたは、端末が、現在のC/Iに基づいて得ることができる正規化されたデータレートに初期化される)。リスト内の各アクティブ端末のためのスコアはその後、各フレームにおいて更新される。アクティブ端末がフレーム内において、送信のためにスケジュールされないときはいつでも、そのデータレートはゼロ(すなわち、r(i)=0)に設定され、それに応じてそのスコアも更新される。フレームがエラーで端末により受信されるなら、そのフレームに対する実効的なデータレートもゼロに設定される。(例えば、データ送信のために使用されるアクノレジメント/ネガティブアクノレジメント(Ack/Nak)スキームのラウンドトリップ遅延により)フレームエラーはすぐには知られないかもしれないが、この情報が入手可能になると、それに応じてスコアを調節することができる。
従って、スケジューラーはそのスコアを用いて、スケジューリングおよび/またはチャネル割当てのために端末を優先順位付けすることができる。特定の実施の形態において、最も低い得点を有する端末には最も高い優先度が割当てられ、最も高いスコアを有する端末には、最も低い優先度が割当てられるように、アクティブ端末のセットが優先付けられる。スケジューリングプロセッサは、また、優先順位付けする際に、非均一な重み付け因子を端末のスコアに割当てても良い。そのような、非均一の重み付け因子は、端末の優先度を決定する際に、考慮される(以下に記載するような)他の因子を考慮することができる。
ある実施の形態において(例えば、実現可能なデータレートが使用されるなら)、特定の端末のためのスコアφk(i)は端末により何がサポート可能かを必ずしも示す必要がない(すなわち、端末の潜在的なデータレートを反映しなくてもよい)。例えば、一方の端末が他方の端末よりも、より高いデータレートをサポートすることができるとしても、2つの端末に同じデータレートを割りあててもよい。この場合、より高い潜在的データレートを有する端末はより高いスコアを与えられることができ、従ってより低い優先度を有するであろう。
端末の優先度は種々の他の因子の関数であるように構成されてもよい。これらの因子は、例えば、ペイロード要件、達成可能なC/Iおよび要求される設定点、端末により経験される遅延、故障確率、隣接セルへの干渉、他のセルからの干渉、データレート、最大送信電力、送信されるデータのタイプ、提供されるデータサービスのタイプ、等を含んでいてもよい。上述したものは、完全なリストではない。他の因子が意図されてもよく、この発明の範囲内である。
端末のペイロードを使用して優先度が決定されてもよい。大きなペイロードは一般に、より小さい数の利用可能なチャネルによりサポートされてもよい高いデータレートを必要とする。対照的に、小さなペイロードは、一般に、より多くの利用可能なチャネルによりサポートすることができる。小さなペイロードは、大きなペイロードに必要な高いデータレートをサポートすることができないかもしれない大きなバックオフ因子を持つチャネルに割当てられてもよい。大きなペイロードのためのデータ送信をスケジュールすることはより困難なので、大きなペイロードを有する端末には、より高い優先度を割当てることができる。このようにして、大きなペイロードを有する端末は、小さなペイロードを有する端末と同程度の性能を持つことができるようにしてもよい。
端末の得られたC/Iはまた優先度を決定するためにも使用されてもよい。より低い、得られたC/Iを有する端末はより低いデータレートをサポートすることしかできない。より高い、得られたC/Iを有する端末への送信のために利用可能なリソースが使用されるなら、平均システムスループットは増加する可能性が高く、それによりシステムの効率を改良する。一般的には、より高い、得られたC/Iを有する端末に送信することがより好ましい。
端末によりすでに経験された遅延量も優先度を決定する際に、考慮されてもよい。リソースアロケーションが優先度に基づいて達成されるなら、低い優先度の端末は、より長い遅延を経験する可能性が高い。最小レベルのサービスを保証するために、端末により経験される遅延量が増加するにつれ、端末の優先度をアップグレードすることができる。このアップグレードは低い優先度の端末が、容認し得ない時間量または恐らく無期限に遅延されるのを防止する。
端末により送信されるデータのタイプも優先度を決定する際に考慮されてもよい。いくつかのデータタイプは時間に依存し、迅速な注意を必要とする。他のデータタイプは、送信の際により長い遅延を容認することができる。より高い優先度がタイムクリティカルなデータに割当てられてもよい。一例として、再送信されるデータは最初に送信されるデータよりも高い優先度が与えられてもよい。再送信されるデータは、一般に、以前に送信され、エラーで受信されたデータに相当する。セルにおける他の信号処理は、エラーで受信されたデータに依存していてもよいので、再送信されたデータにはより高い優先度が与えられてもよい。
提供されるデータサービスのタイプは、端末の優先度を割当てる際に考慮されてもよい。より高い優先度はプレミアムサービス(例えば、より高い価格がつけられたサービス)に割当てても良い。異なるデータ送信サービスに対して価格構成が確立されてもよい。価格構成を通して、端末は、端末が享受できると予測することができる優先度とサービスのタイプを個々に決定することができる。
上述した因子および他の因子は重み付けされ結合されて端末の優先度が導き出されてもよい。最適化されるシステム目標のセットに応じて異なる重み付けスキームが使用されてもよい。一例として、セルの平均スループットを最適化するために、より大きな重みが端末の達成できるC/Iに与えられてもよい。他の重み付けスキームも使用されてもよく、この発明の範囲内である。
最小のサービス程度(GOS)を確実にする(または恐らく保証する)ために、端末をスケジュールし、チャネルを割当てる際に公正さの基準を課してもよい。特定のサブセットの端末(例えば、プレミアム端末)もまた公正さの基準の適用のために選択されてもよいが、公正さの基準は一般には、システム内のすべての端末に適用される。公正さは優先度を用いて得ても良い。例えば、端末がデータ送信のためにスケジュールされないたびに、および/または失敗に終わった送信ごとに、端末の優先度を上げるようにしてもよい。
上述した端末優先順位付けスキームの場合、リソースの割当てはスコアの比に基づいて行なわれてもよい。この場合、すべてのアクティブ端末のスコアは端末のスコアの最大値として表し、変更されたスコア
Figure 0004988907
が形成されてもよい。これは、以下のように表すことができる。
Figure 0004988907
従って、特定の端末に割当てられたリソースは変更されたスコアに基づいていてもよい。例えば、端末1が端末2の2倍のスコアを有しているなら、スケジューリングプロセッサは、(そのようなチャネル(複数の場合も有る)が利用可能であるという条件で)これら2つの端末のデータレートを等価にするのに必要な容量を持つチャネル(または多数のチャネルの数)を割当てることができる。公正さの考慮すべき事柄として、スケジューラーは各スケジューリング間隔においてデータレートを正規化しようと試みることができる。他の公正さの基準が課されてもよく、この発明の範囲内である。
データ送信のスケジューリング
システム内のセルは、上述した方法で考案された適応再使用計画を用いておよび所定のルールおよび条件に従って動作する。通常の動作の期間、各セルはデータ送信のためにセル内の多数の端末からデータ送信のための要求を受信する。次に、セルはデータ送信のための端末をシステム目標を満足するようにスケジュールする。スケジューリングは、各セルにおいて(すなわち、分配されたスケージューリングスキームに対して)中央スケジューラー(すなわち、集中型のスケジューリングスキームのための)によって、または、ハイブリッドスキームによって実行することができる。ハイブリッドスキームにおいて、セルのいくつかは自分の送信をスケジュールし、中央スケジューラーは、セルのセットのための送信をスケジュールする。
図6は、データ送信のための端末をスケジュールするための優先度ベーススケジューリングスキームの一実施の形態のフロー図である。この優先度ベーススケジューリングスキームにおいて、アクティブ端末は、最も高い優先度から最も低い優先度の順に、一度に1つの端末の割合で、アクティブ端末はそれらの優先度に基づいて送信のためにスケジュールされる。各スケジューリング間隔において、データ送信のためにスケジュール可能な端末の数は利用可能なチャネルの数により制限される。例えば、セル当り、Nまでの端末が、Nの利用可能なチャネル上で送信するためにスケジュールされてもよい。
最初に、ステップ610において、端末をスケジュールするために使用されるパラメータが更新される。これらのパラメータは、バックオフ因子、他のセルの干渉特徴づけ、端末に対する経路損失、および恐らくその他を含んでいてもよい。パラメータは端末のためのチャネルメトリクスを決定するために使用されてもよい。
次に、端末は、ステップ612において、優先順位が決められ、ランク付けされる。一般に送信すべきデータを有するアクティブ端末のみがスケジューリングのために考慮され、これらの端末は優先順位がつけられ、ランク付けされる。端末の優先順位付けは、多数のレーティング(rating)スキームのいずれか1つを用いて実行されてもよく、および平均スループット、ペイロード、等のような上述した1つ以上の基準に基づいていてもよい。従って、アクティブ端末は、最も高い優先度から最も低い優先度の順に、それらの優先度に基づいてしかるべくランク付けされる。
次に、ステップ614において、利用可能なチャネルがアクティブ端末に割当てられる。チャネル割当ては一般に多数のステップを含む。最初に、1つ以上のチャネルメトリクスが更新されたパラメータに基づいて各利用可能なチャネルに対して各端末ごとに計算される。式(3)に示されるチャネルメトリクスのように、任意の数のチャネルメトリクスが使用されてもよい。次に、端末は、優先度、計算されたチャネルメトリクス、および恐らくデマンド要件のような他の因子に基づいて、利用可能なチャネルに割当てられる。チャネル割当ては、種々のチャネル割当てスキームに基づいて実行されてもよく、それらのいくつかが以下に記載される。
チャネル割当ては割当てられたチャネル並びに、使用されたデータレートを意味することができる。可能なデータレートの各々は、それぞれの符号化および変調スキームに関連づけられていてもよい。各スケジュールされた端末は、割当てられたデータレートに基づいて、使用される適当な符号化および変調スキームを(例えば、先験的に)知ってもよい。あるいは、符号化および変調スキームは、スケジュールされた端末に搬送されてもよい。この「適応的な」符号化および変調を用いて、改良された性能を供給してもよい。
次に、システムパラメータは、ステップ616において、チャネル割当てを反映するように更新される。更新されるシステムパラメータは、(1)このセル内のスケジュールされた端末に対するチャネル割当て、(2)他のセルからのバックオフ因子の調節のための要求、等に基づいて、例えば、セル内のチャネルのためのバックオフ因子に対する調節を含んでいてもよい。セルはまた、隣接セルによるバックオフ因子の調節を要求してもよい。
次に、セルはステップ618において、割当てられたチャネルを介してスケジュールされた端末からデータ送信を受信する。受信した送信から、セルは、各チャネルに対する干渉のような、将来スケジューリングする間隔のために使用されてもよい種々の量を推定する。一般に、ステップ610乃至618はセルの通常の動作期間に実行される。ステップ620において、別のスケジューリング間隔が発生したかどうかの判定がなされる。答えがイエスであれば、プロセスはステップ610に戻り、端末は、次のスケジューリング間隔のためにスケジュールされる。そうでなければ、プロセスはステップ620において待つ。これらのステップのいくつかについて、以下にさらに詳細に記載する。
チャネル割当てスキーム
利用可能なチャネルは、種々のスキームに基づいておよび種々の因子を考慮してアクティブ端末に割当てられてもよい。これらのチャネル割当てスキームは、割当て結果の複雑さおよび最適性(すなわち、性質)において、変化することができる。いくつかのチャネル割当てスキームが例として以下に記載され、これらは、(1)優先度ベースチャネル割当てスキーム、(2)デマンドベースチャネル割当てスキーム、および(3)アップグレードスキームを有したチャネル割当てを含む。他のスキームも実施することができ、この発明の範囲内である。
優先度ベースチャネル割当てスキームにおいて、チャネル割当ては一度に1つの端末に対してチャネル割当てが実行され、最も高い優先度の端末がチャネル割当てに対して最初に考慮され、最も低い優先度の端末がチャネル割当てに対して最後に考慮される。セル内のすべてのアクティブ端末は最初に、上述した因子のような多数の因子に基づいて優先順位が決められる。
図7は、優先度ベースチャネル割当てスキームの一実施の形態のフロー図である。最初に、ステップ710において、チャネルメトリクスがアクティブ端末および利用可能なチャネルに対して計算される。上述したチャネルメトリクスのような種々のチャネルメトリクスが使用されてもよい。次に、ステップ712において、アクティブ端末は、上述した因子に基づいて優先順位付けされ、ランク付けされる。優先順位付けはまた、ステップ710において計算されたメトリクスに基づいていてもよい。次に、端末優先度とチャネルメトリクスを用いてチャネル割当てを実行することができる。
ステップ714において、最も高い優先度の端末が、アクティブ端末のリストから選択され、ステップ716において、利用可能なチャネルが割当てられる。一実施の形態において、選択された端末にはチャネルの最初の選択が与えられ、最良のチャネルメトリクスを有する利用可能なチャネルが割当てられる。他の実施の形態において、選択された端末は、依然として端末の要件に適合する最悪のメトリクスを有した利用可能なチャネルが割当てられる。ステップ718において、選択された端末にはまた、(1)端末により要求される最大レート、(2)割当てられたチャネルに関連する端末の利用可能な送信電力およびバックオフ因子、および(3)端末の要件(例えば、故障基準)に基づいて決定された特定のデータレートが割当てられる。
ステップ720において、割当てられた端末がアクティブ端末のリストから取り除かれる。ステップ722において、すべてのアクティブ端末にチャネルが割当てられていることを示す、アクティブ端末リストが空かどうかの判断がなされる。リストが空でないなら、プロセスはステップ714に戻り、リスト内の最も高い優先度の、リスト内の割当てられていない端末がチャネル割当てのために選択される。そうでなければ、すべての端末にチャネルが割当てられていたならプロセスは終了する。
一実施の形態において、チャネル割当ての期間に同順位があれば(すなわち、2以上のチャネルが同じまたは類似のチャネルメトリクスに関連しているなら)、チャネルは速やかに割当てられない。そのかわり、同順位を生じたこれらのチャネルにはタグが付けられ、他の低い優先度の端末の評価が続く。次の端末が、タグが付けられたチャネルのいずれか1つに関連する最大メトリクスを有するなら、そのチャネルはその端末に割当てられてもよく、利用可能なチャネルのリストから取り除かれてもよい。特定の端末に対して、タグがつけられたチャネルのリストが1に減少すると、そのチャネルにタグが付けられた最も優先度の高い端末に残りのチャネルが割当てられる。
チャネル割当てが、割当てられたデータレートに対して要求される以上のさらなるリンクマージンを有する端末を生じるなら、(すなわち、割当てられたチャネル上の端末のC/Iは設定点より大きいならば)、(1)端末のデータレートは、要求されたレベルの性能を満足させるレベルまで増加されてもよく、または(2)端末の送信電力は、システム内の干渉を低減するために、リンクマージンの量まで(例えば、バックオフ因子を下げることにより)低減されてもよい。効果的なリンクマージンによりサポートされる、端末の増加したデータレートは、端末ならびにシステムのためのスループットを増加する。このようにして、電力制御はスケジュールされた端末に対して効果的に実行される。データレートおよび/またはバックオフ因子における調節はそのチャネル割当てに基づいて各スケジュールされた端末に対して行ってもよい。
端末に、所望のデータレートをサポートすることができないチャネルが割当てられたなら、いくつかのオプションを適用してもよい。1つのオプションにおいて、端末は、低減されたデータレート(ここでは、「ダイミング」(dimming)と呼ばれる条件)で送信するようにスケジュールされる。他のオプションにおいて、端末は現在のスケジューリング間隔(ここでは、「ブランキング」と呼ばれる条件)で送信するように許可されておらず、チャネルは他のアクティブ端末に利用される。いずれの場合にも、ダイムされたまたはブランクにされた端末の優先度は増加されてもよく、次のスケジューリング間隔におけるより早い考察のための端末の機会を改良する。
端末の優先度がその平均スループットに従って更新されるなら、チャネル割当てスキームは、チャネルを割当てるとき端末の達成可能なデータレートを考慮してもよい。一実施の形態において、端末に割当てられた特定のチャネルは所定の故障レベルで端末のスループットを最大化するチャネルである。チャネル割当てスキームは、利用可能なチャネルのリストから端末のための最良のチャネルを最初に評価することができる。従って、要求される故障基準を満足する最大データレートはそのチャネルのための端末に割当てられる。
デマンドベースチャネル割当てスキームにおいて、端末のデマンドまたはペイロード要件は、利用可能なシステムリソースがより良く利用されてもよいように、チャネル割当てを行なうとき端末の要望またはペイロード要件が考慮される。特定のセットの利用可能なチャネルの場合、より低いペイロード要件(これはより低いデータレートで満足されてもよい)を持つ端末は、多数の利用可能なチャネルによりサービスされてもよいのに対しより高いペイロード要件(これは高いデータレートを必要とするかもしれない)を持つ端末は、低減された数の利用可能なチャネルによりサービスされてもよい。より低いペイロード要件を有する端末が、高い優先度を有し、(端末の要件を満たす多くのチャネルの中で)最良の利用可能なチャネルが割当てられるなら、そして、そのチャネルがより高いペイロードを有する端末の要件を満たすことができる唯一のチャネルなら、ただ1つの端末のみがサービスされ、リソースは効果的に使用されない。
一例として、2つの端末への割当てのために3つのチャネルが利用可能であり、端末1は1Kバイトのペイロード要件を有し、端末2は10Kバイトのペイロード要件を有する情況を考える。さらに、3つのチャネルの1つのみが端末2の要件を満足するのに対し、3つのチャネルのすべてが端末1の要件を満足すると仮定する。チャネルは以下のように割当てられてもよい。
(a)端末2が端末1より高い優先度を有するなら、端末2には、そのスループットを最大化するチャネルが割当てられる。従って、端末1にはデフォルトにより次に最良なチャネルが割当てられる。両方の端末はそれらのチャネル割当てによってサービスされる。
(b)端末1が端末2より高い優先度を有するなら、そして、端末のペイロード要件がチャネル割当てを行なう際に考慮されないなら、たとえ、利用可能なチャネルのいずれかが、端末1の要件を満足していたであろうとも、端末1には、最大実効マージンを有するチャネルが割当てられてもよい。端末2には、その要件を満足しないかもしれない次に最良のチャネルがデフォルトにより割当てられるであろう。従って、端末2はより低いデータレートでサービスされるであろう、または次のスケジューリング期間までキューにとどまるであろう。
ケース(b)の場合に、いくつかの割当てオプションが利用可能である。チャネル割当てが上述のように実行されるなら、端末1に割当てられたチャネルにおいて使用される電力は、所望のデータレートで確実な通信のために必要とされるレベルまで低減することができる。ケース(b)における他の割当てオプションは、端末1に、端末1の要件を満足する最も低いマージンを有するチャネルを割当てることである。このチャネル割当ての場合に、(例えば、より高いペイロード要件またはより低い得られたC/Iのために)他のより良いチャネルがそれらを必要とするかもしれない他の端末に利用可能である。この要望またはペイロードベースチャネル割当てを用いて、より大きなマージンを有したチャネルは、さらなるマージンを必要とするかもしれない次の端末への割当てのために利用可能である。従って、ペイロードベースチャネル割当ては、スケジューリング間隔における実効スループットを最大化してもよい。
デマンドベースチャネル割当てスキームのためのフロー図は、図7の優先度ベースチャネル割当てスキームのために示したフロー図と同様に実施されてもよい。一実施の形態において、チャネル割当てのために選択された各端末には、端末の要件を依然として満足する最悪のメトリクスを有した利用可能なチャネルが割当てられる。他の実施の形態において、より大きなペイロードを有する端末が先に割当てるために考慮されるように端末の優先度が変更されてもよい。多数のその他の変更も可能であり、この発明の範囲内である。
アップグレードスキームを有するチャネル割当てにおいて、アクティブ端末は、(例えば、上述した優先度またはデマンドに基づいて)最初にチャネルが割当てられ、その後何らかのチャネルが利用可能であれば、より良いチャネルにアップグレードされる。上述したスキームのある実施の形態において、より高い優先度の端末が最初に、それらの要件を依然として満足している最悪のチャネルに割当てられ、より良いチャネルが必要な場合に、より低い優先度の端末のためにセーブされる。これらのスキームは、1(すなわち、より大きな送信電力)に近いバックオフ因子に関連する連続的により良いチャネル(すなわちより大きな送信電力)に割当てられる連続的により低い優先度の端末を生じてもよい。
アクティブ端末の数が利用可能なチャネルの数未満なら、端末をアップグレードすることが可能である。端末は、最初に割当てられたチャネルよりも高いマージンを有する他の割当てられていないチャネルにアップグレードされてもよい。端末をアップグレードするための理由は、信頼性を増加させ、および/または送信をサポートするために必要な実効送信電力を低下させることである。すなわち、多数の割当てられていないチャネルは端末の要件を満足するので、より高いマージンを有したチャネルに端末を再割当てすることは、マージン量だけ送信電力の低減を可能にする。
チャネルをアップグレードするための種々のスキームが使用されてもよい。それらのいくつかを以下に記載する。他のチャネルアップグレードスキームも実施されてもよく、この発明の範囲内である。
1つのチャネルアップグレードスキームにおいて、より良い利用可能なチャネルが端末の要件を満足し、より大きなリンクマージンを供給することができるなら、端末はこれらのチャネルに再割り当てされる。チャネルが利用可能なら、より高い優先度の端末が最初にアップグレードされ、より低い優先度の端末が後でアップグレードされるように、優先度に基づいて、チャネルのアップグレードは実行されてもよい。このアップグレードスキームは、いくつかのまたは全てのアクティブ端末がより高いリンクマージンを有するより良いチャネルを享受可能にする。
図8は端末が優先度に基づいてアップグレードされる、チャネルアップグレードスキームの一実施の形態のフロー図である。図8に示すアップグレードプロセスを開始する前に、アクティブ端末は初期チャネル割当てに割当てられる。これは、図7において、上述したチャネル割当てスキームを用いて達成することができる。ステップ810において、すべての利用可能なチャネルがアクティブ端末に割当てられたかどうかの判断がなされる。すべてのチャネルが割当てられたなら、アップグレードのために利用可能なチャネルは無いので、プロセスはステップ828に進む。そうでなければ、利用可能なチャネルがオリジナルの割当てられたチャネルよりも良い(すなわち、より良いチャネルメトリクスに関連している)なら、端末は利用可能なチャネルにアップグレードされる。
ステップ812において、アクティブ端末のリストから最も高い優先度の端末が、可能なチャネルアップグレードのために選択される。選択された端末のために、割当てられていないチャネルのリストから「最良」のチャネルが選択される。最良のチャネルは、選択された端末のための「最良」のチャネルメトリクスを有するチャネルに相当してもよい。
次に、ステップ816において、選択された端末に対してアップグレードが可能かどうかの判断がなされる。最良の利用可能なチャネルのチャネルメトリクスが、選択された端末にオリジナルに割当てられたチャネルのメトリクスよりも悪ければ、アップグレードは実行されず、プロセスはステップ824に進む。そうでなければ、ステップ818において、選択された端末が最良の利用可能なチャネルにアップグレードされる。このチャネルは、次に、ステップ820において、利用可能なチャネルのリストから取り除かれる。ステップ822において、選択された端末に最初に割当てられたチャネルは、その他のより低い優先度の端末への可能な割当てのために利用可能なチャネルのリストに戻される。次に、ステップ824において、チャネルアップグレードが実行されたかどうかにかかわらず、アクティブ端末のリストから選択された端末が取り除かれる。
ステップ826において、アクティブ端末のリストが空かどうかの判断が行なわれる。端末リストが空でないなら、プロセスはステップ810に戻り、可能なチャネルアップグレードのためにリスト内で最も高い優先度が選択される。そうでなければ、アップグレードのためにチャネルが利用できないなら、またはすべてのアクティブ端末を考慮したなら、プロセスはステップ828に進み、すべてのチャネルのためのバックオフ因子は、スケジュールされ、割当てられた端末の送信電力を低減するように調節される。その後、プロセスは終了する。
図8のアップグレードプロセスは、改良された性能を供給する可能性が高い利用可能なチャネルにアクティブ端末を効果的にアップグレードする。図8に示すチャネルアップグレードスキームは、改良されたチャネルアップグレードを供給するように変更されてもよい。例えば、特定の端末の場合、より低い優先度の端末により解放されるチャネルは、この端末に対してより良いということは可能かもしれない。しかしながら、より低い優先度の端末が考慮されるまでには、端末リストから端末がすでに取り除かれているので、端末はこのチャネルには割当てられない。従って、図8のプロセスは多数回反復されてもよいし、あるいは、この情況を補償するために他のテストが実行されてもよい。
他のチャネルアップグレードスキームにおいて、割当てられた端末は利用可能なチャネルの数によりアップグレードされる。例えば、3つのチャネルが可能なら、各スケジュールされ、割当てられた端末は3スロットだけ、繰り上がる。このアップグレードスキームにより、殆ど(全部ではないが)の端末はより良いチャネルを享受することができる。例えば、だんだん悪くなる性能を有するチャネル1乃至12が割当てのために利用可能なら、9つの端末が最初にチャネル4乃至12に割当てられるなら、各端末は3つのチャネルによってアップグレードされてもよい。従って、9つの端末はチャネル1乃至9を占有し、チャネル10乃至12はディスエーブルされてもよい。
他のチャネル割当てスキームにおいて、チャネルに関連するチャネルメトリクス間の差異はチャネル割当ての際に考慮されてもよい。ある場合には、最高の優先度の端末に、最良のチャネルメトリクスを割当てないほうがよいかもしれない。例えば、多数のチャネルは、特定の端末のためのほぼ同様のメトリクスに関連づけられてもよく、あるいは多数のチャネルは必要なC/Iを供給することができる。これらの場合に、端末にはいくつかのチャネルのうちの1つが割当てられてもよく、それでも適切にサービスされてもよい。より低い優先度の端末が、その最良のチャネルとして、より高い優先度の端末により選択されたのと同じチャネルを有するなら、そして、より低い優先度の端末の最良のチャネルと2番目に良いチャネルとの間に大きな格差があるなら、より高い優先度の端末に2番目に良いチャネルを割当て、より低い優先度のチャネルに最良のチャネルを割当てることがより最適かもしれない。例えば、端末1がチャネル2および3のための同様なチャネルメトリクスを有し、次に低い優先度の端末2がチャネル2よりもはるかに大きなチャネル3のためのチャネルメトリクスを有するなら、端末1にはチャネル2を割当ててもよいし、端末2にはチャネル3を割当ててもよい。
さらに、他のチャネル割当てスキームにおいて、最も優先度の高い端末は、(上述した同順位になったチャネルのタグ付けと同様に)要求された性能を供給する利用可能なチャネルにタグをつける。次に、より低い優先度の端末がその受け入れ可能なチャネルにタグをつける。従って、チャネル割当ては、より低い優先度の端末に最初にチャネルが割当てられるが、より高い優先度の端末により必要とされるチャネルが予約されるように、実行される。
さらに他のチャネル割当てスキームにおいて、セル内のアクティブ端末のグループに対してチャネル割当ての多数の置換を考慮することによりセル内のアクティブ端末にチャネルがより最適に割当てられる。この場合、特定の端末に対するチャネル割当ての判断は端末のメトリクスおよび優先度のみに基づいて行なわれない。一実施において、端末の優先度は、セル内のチャネル割当ての計算において、メトリクスをスケールするために使用される重みに変換することができる。
アクティブ端末は、上述したように、優先度、デマンド、(例えば、式(3)において計算される)スコア、等に基づいて、送信および割当てられたチャネルのためにスケジュールされてもよい。データ送信およびチャネル割当てのために端末をスケジュールするためのその他の考察を以下に記載する。
最初に、複数のチャネルが利用可能であり、1つのチャネルが端末の要件を満足することができないなら、特定の端末は複数のチャネルに割当てられてもよい。例えば、端末には、端末の要件の50%をサポートすることができる第1のチャネルを割当ててもよいし、端末の要件の35%をサポートすることができる、第2のチャネルを割当てても良いし、端末の要件の残りの15%をサポートすることができる第3のチャネルを割当てても良い。リソースのこの特定の割当てが、端末がそれらの要件を得ることを防止するなら、次のスケジューリング間隔において、リソースの割当てに対して優先度を早く考察するように、十分なサービスを受けていない端末の優先度を改良してもよい。
第2に、「シャフリング(shuffling)」効果を提供するために、異なるスケジューリング間隔に対して異なるチャネルに特定の端末を割当てるようにしてもよい。割当てられたチャネルのこのシャフリングは、ある場合に干渉の平均化を供給してもよく、これはうまく受信できない端末の性能を改良するかもしれない。
第3に特定のチャネル上に送信する他の端末の確率を考慮に入れることができる。占有確率を考慮することなしに殆ど等しいチャネルメトリクスを多数のチャネルが持つなら、割当てるためにより良いチャネルは、使用される最も低い確率を有するチャネルである。従って、チャネル占有の確率を用いて、最良のチャネル割当てが決定されてもよい。
第4に、チャネル割当てを行なうのに際し、過度の故障確率が考慮されてもよい。ある場合には、特定の端末に対するチャネルの割当ては、保証されないまたは配慮がない場合がある。例えば、特定のチャネルに対する端末の予測される故障確率が過度であれば、そのチャネル上の全体の送信が破損され、再送信が必要になるであろう合理的な可能性があるかもしれない。さらに、チャネルの割当ては、隣接セル内の端末による送信もさらなる干渉により破損される可能性を増大させるかもしれない。そのような場合に、端末に対するチャネルの割当ては、賢明でないかもしれず、全くチャネルを割当てないことがよいかもしれない。あるいは、そのチャネルをより良く利用することができる他の端末にチャネルを割当てることがよいかもしれない。
利用可能なチャネルはまた、ゼロまたはそれ以上の使用上の条件または使用上の制約を有する端末に割当てられてもよい。そのような条件は、例えば(1)データレート上の制限、(2)最大送信電力、(3)設定点上の制約等を含めることができる。
アクティブ端末に割当てられたチャネルに最大データレートが課されてもよい。例えば、期待C/Iが要求されるデータレートをサポートすることができないのであれば、データレートはその要件を得るために低減されてもよい。
最大送信電力制約をある割当てられたチャネルに設定するようにしてもよい。システム内のセルが他のセル内のチャネルに対する電力制約の知識を有しているなら、干渉レベルは、より高い確度で局所的に計算してもよく、より良い計画とスケジューリングが可能かもしれない。
例えば、重い負荷がかけられた状況において特定の設定点が割当てられたチャネル上に課せられてもよい。(例えば優先度の低い)端末には、要求された最小の故障確率(すなわち、割当てられたチャネルは要求されたものよりも低い期待されたC/Iを有する)を満足しないチャネルが割当てられてもよい。この場合、端末は、要求される性能基準を満足するより低い設定点において、割当てられたチャネルを用いて動作する必要があるかもしれない。採用される設定点は静的であってもよいし、システム負荷に応じて調節可能であってもよい。また、設定点はチャネル毎に課されてもよい。
制御スキーム
適応再使用スキーム、データ送信のための端末のスケジューリング、およびチャネルの割当ては、種々の方法で、そして、集中型の、分散型の、およびハイブリッド制御スキームのような多数の制御スキームを用いて実施されてもよい。これらの制御スキームのいくつかが以下に記載される。
集中型制御スキームにおいて、共通に制御されるすべてのセル内のアクティブ端末からの情報は、受信した情報およびシステム目標のセットに基づいて情報を処理し、データ送信をスケジュールし、チャネルを割当てる、中央プロセッサに供給される。分散型制御スキームにおいて、各セル内のアクティブ端末からの情報は、そのセル内の端末から受信した情報およびおそらくは、他のセルから受信した他の情報に基づいて、情報を処理し、データ送信をスケジュールし、そのセルに対してチャネルを割当てるセルプロセッサに供給される。
分散型制御スキームは、ローカルレベルでデータ送信とチャネル割当てのために端末のスケジューリングを実行する。分散型制御スキームは各セルにおいて実施されてもよく、セル間の関連する調整は必要ない。
分散型制御スキームにおいて、たとえ、スケジューリングとチャネル割当てが各セルにおいて局部的に実行されてもよいとしても、ローカル情報は、システム内の他のセルと動的に共有されてもよい。共有情報は、例えば、特定のセルにおける負荷、セルにおけるアクティブ端末のリスト、チャネル利用可能性情報、割当てられたバックオフ因子等を含んでいてもよい。分散型制御スキームにおいて、この情報は動的な態様で共有される必要はなく、システム内のセルに利用可能な「静的」情報であってよい。共有情報は、いかに最善にリソースを局部的に割当てるかを判断するのを助けるためにセルにより使用可能である。
分散型制御スキームは、低負荷条件および高負荷条件の両方において有利に使用されてもよく、集中型制御スキームよりも実施するのがより簡単である。低負荷において、セル内の端末は、直交チャネルを用いて送信できる可能性が高い。これにより、他のセル内の端末への干渉が最小となる。負荷が増加するにつれ、システム内の干渉レベルは一般的に増加し、端末には非直交チャネルが割当てられる、より高い可能性がある。しかしながら、負荷が増加すると、スケジューリングのためにセルが選択できる端末のグループも増加する。これらの端末のいくつかは、他の端末よりも他のセル干渉により寛容であってよい。分散型制御スキームは、端末をスケジュールし、チャネルを割当てるときに、この事実を利用する。
分散型スケジューリングスキーム、集中型スケジューリングスキーム、およびハイブリッドスケジューリングスキームは、この発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる、1999年7月13日に発行された米国特許第5,923,650(発明の名称:「逆方向リンクレートスケジューリングのための方法および装置」(METHOD AND APPARATUS FOR REVERSE LINK RATE SCHEDULING))、1999年6月22日に発行された米国特許第5,914,950(発明の名称:「逆方向リンクレートスケジューリングのための方法および装置」(METHOD AND APPARATUS FOR REVERSE LINK RATE SCHEDULING))、および1999年9月17日に出願された米国特許出願シリアル番号第08/798,951(発明の名称:「順方向リンクレートスケジューリングのための方法および装置」(METHOD AND APPARATUS FOR FORWARD LINK RATE SCHEDULING))に記載されている。
電力制御
電力制御は、割当てられたチャネルに対してセルにより実行されてもよい。端末にチャネルが割当てられ、正のリンクマージンを有するなら、(すなわち、期待されたC/Iと設定点との間の差異が正なら)、端末の送信電力は決定されたリンクマージンに基づいて低減されてもよい。例え、システム内の他のセルが、特定のチャネルに対する低減されたバックオフに気がつかなかったとしても、全体の効果は、干渉レベルを低減し、送信を成功させる確率を改善することである。電力制御は動的に行なってもよく、恐らく、CDMAシステムにおけるアップリンク電力制御に対して行なわれる方法と同様の方法で行なっても良い。
他の再使用構造との組合せ
ここに記載される適応再使用スキームは他の再使用構造内において実施してもよいし、あるいは、他の再使用構造と組み合わせて実施してもよい。そのような構造の1つは、参照することによりここに組み込まれる、論文(タイトル:「固定ブロードバンド無線ネットワークにおける無線リソース割当て」(Radio Resource Allocation in Fixed Broadband Wireless Networks)T.K.Fong他著、IEEE Transactions on Communications, Vol. 46, No.6,1998年6月に開示されている。この文献は、各セルを多数のセクタに分割し、干渉量を低減するために選択された、指定された(および恐らくは指定されない)およびずれたタイムスロットにおいて、各セクタに送信することを記載する。
他の再使用構造は、ここに参照することにより組み込まれる、論文(タイトル:「固定無線ネットワークにおけるブロードバンドサービスのためのダウンリンクおよびアップリンクリソースの動的割当て」(Dynamic Allocation of Downlink and Uplink Resource for Broadband Services in Fixed Wireless Networks)K.K.Leung他著、IEEE Journal on Selected Areas in Communications, Vol. 17, No.5、1999年5月に開示されている。この文献は、各セルを多数のセクタに分割し、干渉量を低減するために選択された、指定された(および恐らくは指定されない)およびずれたタイムスロットおよびサブタイムスロットにおいて、各セクタに送信することを記載する。端末のC/Iが決定され、端末はqの同時送信までの許容度に基づいてグループに分類される。次に、送信パターンが選択され、端末の要件と一致することを保証するためにデータ送信がスケジュールされる。
さらに他の再使用構造は、ここに参照することにより組み込まれる、論文(タイトル:「固定無線システムのための干渉回避を有した準静的なリソース割当て」(Quasi-Static Resource Allocation with Interference Avoidance for Fixed Wireless Systems)K.C.Chala他著、IEEE Journal on Selected Areas in Communications. Vol. 17, No.3、1999年3月に開示されている。この文献は、「ビームオフ(beam-off)」シーケンスを用いて各セルを割当て、端末がセルに、データ送信のための最善のタイムスロットを通知することを可能にすることを記載する。
システム設計
図9は、この発明の種々の観点と実施の形態を実施することができる、通信システム100における基地局104および端末106のブロック図である。各スケジュールされた端末106において、データソース912は、データ(すなわち、情報ビット)を送信(TX)データプロセッサ914に供給する。TXデータプロセッサ914は特定の符号化スキームに従ってデータを符号化し、特定のインターリービングスキームに基づいて、符号化されたデータをインターリーブ(すなわち、順序づける)し、そして、データ送信のために端末に割当てられた1つ以上のチャネルに対し、インターリーブされたビットを変調記号にマップする。符号化は、データ送信の信頼性を増加させる。インターリービングは、符号化されたビットのための時間ダイバーシチを供給し、割当てられたチャネルに対して平均C/Iに基づいてデータが送信されることを可能にし、フェージングに対処し、そして、さらに、各変調記号を形成するために使用される符号化ビット間の相関を取り除く。符号化されたビットが複数の周波数サブチャネルを介して送信されるなら、インターリービングはさらに周波数ダイバーシチを供給してもよい。1つの観点において、符号化とシンボルマッピングは、基地局により供給される情報に基づいて行なっても良い。
符号化、インターリービング、および信号マッピングは、種々のスキームに基づいて得てもよい。そのようなスキームのいくつかは、この発明の譲受人に譲渡され、参照することにより、ここに組み込まれる、2000年3月22日に出願された米国特許出願シリアル番号第09/532,492(発明の名称:「複数キャリア変調を採用した、高効率、高性能通信システム」(HIGH EFFICIENCY, HIGH PERFORMANCE COMMUNICATIONS SYSTEM EMPLOYING MULTI-CARRIER MODULATION)、および2001年3月23日に出願された米国特許出願シリアル番号第09/816,481(発明の名称:「無線通信システムにおいて、チャネル状態情報を利用するための方法および装置」(METHOD AND APPARATUS FOR UTILIZING CHANNEL STATE INFORMATION IN A WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM)、および2001年2月1日に出願された米国特許出願シリアル番号第09/776,073(発明の名称:「無線通信のための符号化スキーム」(CODING SCHEME FOR A WIRELESS COMMUNICATION)に記載されている。
TX MIMOプロセッサ920は、TXデータプロセッサ914からの変調記号を受信し、逆多重化し、1タイムスロットあたり1変調シンボルの割合で、各送信チャネル(例えば、各送信アンテナ)に対して変調シンボルのストリームを供給する。完全チャネル状態情報(CSI)が利用可能なら、(例えば、チャネル応答マトリクスH)、TX MIMOプロセッサ920はさらに、各割当てられたチャネルに対して変調シンボルをあらかじめ調整することができる。MIMOおよび完全−CSI処理は、上述した米国特許出願シリアル番号第09/532,492に記載されている。
OFDMが採用されないなら、TX MIMOプロセッサ920は、データ送信のために使用される各アンテナに対して変調シンボルのストリームを供給する。OFDMが採用されるなら、TX MIMO プロセッサ920は、データ送信のために使用される各アンテナに対して変調シンボルベクトルのストリームを供給する。そして、完全−CSI処理が実行されるなら、TX MIMOプロセッサ920は、データ送信のために使用される各アンテナに対して、あらかじめ調整された変調シンボルのストリームまたはあらかじめ調整された変調シンボルベクトルのストリームを供給する。次に、それぞれの変調器(MOD)922により各ストリームが受信されおよび変調され、関連するアンテナ924を介して送信される。
基地局104において、多数の受信アンテナ952は、スケジュールされた端末により送信される信号を受信し、各受信アンテナは、受信した信号をそれぞれの復調器(DEMOD)954に供給する。各復調器(またはフロントエンド装置)954は、変調器922において実行される処理と相補的な処理を実行する。すべての復調器954からの変調シンボルは次に、受信(RX)MIMO/データプロセッサ956に供給され、端末に対して送信された1つ以上のデータストリームをリカバーするために処理される。RX MIMO/データプロセッサ956は、TXデータプロセッサ914およびTX MIMOプロセッサ920により実行される処理と相補的な処理を実行し、復号されたデータをデータシンク960に供給する。基地局104による処理は、上述した米国特許出願シリアル番号第09/776,073にさらに詳細に記載されている。
RX MIMO/データプロセッサ956はさらにアクティブ端末のためのリンク条件を推定する。例えば、RX MIMO/データプロセッサ956は各アクティブ端末のための経路損失、各チャネル上の干渉、等を推定することができる。これは、チャネル状態情報(CSI)を構成する。このCSIは再使用計画を作成し適応するために使用することができ、そしてアクティブ端末をスケジュールし、チャネルを割当てるために使用することができる。パイロット信号またはデータ送信に基づいて、単一の送信チャネルを推定するための方法またはデータ送信は技術的に利用可能な多数の論文に発見することができる。そのようなチャネル推定方法の1つは、論文「文献に支援された、アプリケーションとのコヒーレントなCDMA通信の最適受信、性能境界、およびカットオフレート解析」(Optimal Reception, Performance Bound, and Cutoff-Rate Analysis of References-Assisted Coherent CDMA Communications with Applications)、F. Ling著、IEEE Transaction on Communication、1999年10月に記載されている。
基地局104におけるセルプロセッサ964はCSIを用いて、多数の機能を実行する。これらの機能は、(1)再使用計画を作成し、適応すること、(2)データ送信のために端末の最良のセットをスケジュールすること、(3)チャネルをスケジュールされた端末に割当てること、および(4)データレートおよびおそらくは、各割当てられたチャネルに対して使用される符号化および変調スキームを決定することを含む。上述したように、セルプロセッサ964は、高いスループットを得るために、またはその他の性能基準またはメトリクスに基づいて、端末をスケジュールすることができる。各スケジューリング間隔に対して、セルプロセッサ964はアップリンク上に送信するためにスケジュールされた端末のリスト、およびそれらの割当てられたチャネル、および(おそらくは)データレート(すなわち、スケジューリング情報)のリストを供給する。図9において、セルプロセッサ964は、基地局104内において、実施されるように図示される。他の実施において、セルプロセッサ964により実行される機能は、通信システムのその他のエレメント内で実施されてもよい(例えば、多数の基地局と接続し、相互作用する基地局コントローラ内に位置する中央コントローラ)。
次に、TXデータプロセッサ962は、スケジューリング情報を受信し処理し、処理したデータを1つ以上の変調器954に供給する。変調器(複数の場合も有る)954はさらに処理したデータに条件をつけ、ダウンリンクチャネルを介して、スケジューリング情報を端末106に返信する。スケジューリング情報は、上述した米国特許出願シリアル番号第09/826,481に記載されたような種々のシグナリング技術を用いて、基地局によりスケジュールされた端末に送信されてもよい。例えば、スケジューリング情報は指定されたダウンリンクチャネル(例えば、制御チャネル、ページングチャネル、あるいはその他のタイプのチャネル)上に送信されてもよい。アクティブ端末は基地局にアップリンク上のデータ送信を要求するので、これらの端末は、端末のスケジュールに対して、指定されたダウンリンクチャネルを監視することを知るであろう。これは、端末が送信されるためにスケジュールされる時刻、端末の割当てられたチャネルおよび(恐らく)データレートを特定するであろう。
端末106において、送信されたフィードバック信号はアンテナ924により受信され、復調器922により復調され、RXデータ/MIMOプロセッサ932に供給される。RXデータ/MIMOプロセッサ932はTXデータプロセッサ962により実行される処理に対して相補的な処理を実行し、スケジュールをリカバーする。このスケジュールは、端末によるデータの処理と送信を指示するために使用される。スケジュールは、いつおよびどのチャネルに対して、端末がアップリンク上に送信可能であるかを決定し、そして一般的には、さらに、データ送信のために使用されるデータレートおよび/または符号化および変調スキームを特定する。どのチャネルにどのデータレートを使用するかに関する情報が端末に備わっていないなら、端末は「ブラインド(blind)」レート選択を使用してもよく、符号化および変調スキームを決定してもよい。この場合、基地局は、端末により送信されたデータをリカバーするために、ブラインドレート検出を実行してもよい。
基地局と端末のエレメントは、1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向集積回路(ASIC)、プロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理装置、他の電子装置またはそれらのいずれかの組合せを用いて実施されてもよい。
この発明のある観点はソフトウエアとハードウエアの組合せを用いて実施されてもよい。例えば、スケジュールするための処理(すなわち、端末を選択し、送信アンテナを割当てる)はプロセッサ(例えば、図9のセルプロセッサ964)上で実行されるプログラムコードに基づいて実行してもよい。
見出しは参照のためおよびある節の位置をつきとめるのを助けるためにここに含まれる。これらの見出しは、そこの欄に記載されている概念の範囲を限定することを意図したものではなく、これらの概念は明細書の全体にわたって、他の節における適用性を有していてもよい。
好適実施の形態の上述の記載は当業者がこの発明を製作または使用することを可能にするために提供される。これらの実施の形態に対する種々の変更は当業者には容易に明白であろう、そしてここに定義される包括的原理はこの発明の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施の形態に適用されてもよい。従って、この発明は、ここに示した実施の形態に限定されることを意図したものではなく、ここに開示した原理と新規な特徴に一致する最も広い範囲が許容されるべきである。
以下に他の実施形態を示す。
[1]下記を具備する、通信システムにおいて、アップリンクを介した送信を制御するための方法:
前記通信システムの1つ以上の特性を決定する;
利用可能なシステムリソースを複数のチャネルに分割する;
少なくとも一部分、前記通信システムの前記1つ以上の決定された特性に基づいて、複数のチャネルに対して、複数のバックオフ因子を定義する、各チャネルは、ピーク送信電力レベルからの減少を特定するそれぞれのバックオフ因子に関連し、各バックオフ因子は0乃至1の範囲である;および
前記少なくとも一部分、前記複数のバックオフ因子に基づいて決定された電力レベルで,データ送信のために複数のチャネルを端末に割当てる。
[2]前記1つ以上の決定された特徴は複数のチャネル上の干渉の特徴づけを含む、請求項1の方法。
[3]前記1つ以上の決定された特徴は、前記通信システムの負荷確率を含む、請求項1の方法。
[4]前記複数のバックオフ因子は、前記通信システムの前記1つ以上の決定された特徴にほぼ一致するように定義される、請求項1の方法。
[5]前記複数のバックオフ因子は、前記通信システム内の端末のC/I特徴にほぼ一致するように定義される、請求項1の方法。
[6]前記複数のバックオフ因子は、一部分、前記複数のチャネルに対して選択された1つ以上の設定点に基づいて定義され、各設定点は、特定レベルの性能に必要なC/Iに相当する、請求項1の方法。
[7]前記1つ以上の設定点は一部分、前記複数のチャネル上のデータ送信のデータレートに基づいて決定される、請求項6の方法。
[8]下記をさらに具備する、請求項1の方法:
各チャネルに対するリンクマージンを推定する;
前記推定されたリンクマージンに基づいて、前記複数のバックオフ因子を調節する。
[9]前記少なくとも1つのチャネルは、全送信電力を表す1つのバックオフ因子に関連し、残りのチャネルは1未満のバックオフ因子に関連する、請求項1の方法。
[10] 前記通信システム内の変更を反映するように前記複数のバックオフ因子を適応的に調整することをさらに具備する、請求項1の方法。
[11]前記関連するチャネル上の干渉を低減するための特定の時間分、1つ以上のバックオフ因子を低減することをさらに具備する、請求項1の方法。
[12]1つ以上の関連するチャネル上の干渉を消去するために、特定の時間分1つ以上のバックオフ因子をゼロに設定することをさらに具備する、請求項1の方法。
[13]前記利用可能なシステムリソースは、複数の時分割多重(TDM)タイムスロットに分割され、前記複数のチャネルは、定義されたセットのタイムスロットに相当する、請求項1の方法。
[14]前記利用可能なシステムリソースは、複数の周波数分割多重(FDM)チャネルに分割される、請求項1の方法。
[15]前記利用可能なシステムリソースは複数の符号分割多重(CDM)チャネルに分割される、請求項1の方法。
[16]下記を具備する、通信システムにおいて、アップリンクを介した送信を制御するための方法:
通信システムのための再使用パターンを定義する、前記再使用パターンは複数のセルを含む;
前記通信システム内の各セルに対する1つ以上の特徴を決定する;
利用可能なシステムリソースを複数のチャネルに分割する;
少なくとも一部分、前記決定された1つ以上の特徴に基づいて、前記通信システム内の各セルに対する前記複数のチャネルに対して複数のバックオフ因子を定義する、各セルの各チャネルは、ピーク送信電力レベルからの減少を特定するそれぞれのバックオフ因子に関連し、各バックオフ因子は0乃至1の範囲である;および
少なくとも一部分、前記割当てられたチャネルに関連するバックオフ因子に基づいて決定された電力レベルで、データ送信のために、各セル内の複数のチャネルを前記セル内の端末に割当てる。
[17]各セルに対する前記1つ以上の決定された特徴は、前記セル内の前記複数のチャネル上の干渉の特徴づけを含む、請求項16の方法。
[18]各セルに対する前記複数のバックオフ因子は、一部分前記セルに対する前記干渉特徴づけに基づいて定義される、請求項17の方法。
[19]前記再使用パターン内の各セルに対するバックオフ因子は前記再使用パターン内の隣接するセルのバックオフ因子とほぼずれている、請求項16の方法。
[20]同一チャネル干渉を低減するために、各セル内の前記チャネルに割当てられた前記バックオフ因子を調節することをさらに具備する、請求項16の方法。
[21]各セル内の前記チャネルに対するリンクマージンを推定する;および
前記推定されたリンクマージンに基づいて各セルに対するバックオフ因子を調節する;
ことをさらに具備する、請求項16の方法。
[22]下記をさらに具備する、請求項16の方法:
特定のセルにおいて、特定のチャネルに対するバックオフ因子を低減するために1つ以上の隣接セルから1つ以上の要求を受信する;および
前記1つ以上の受信した要求に従って、前記チャネルに対する前記バックオフ因子を低減する。
[23]下記を具備する、無線通信システムのアップリンクを動作させるための方法:
利用可能なシステムリソースを複数のチャネルに分割する;
前記通信システムのための再使用パターンを定義する、前記再使用パターンは複数のセルを含む;
前記通信システム内の各セルに対する1つ以上の特徴を決定する;
少なくとも一部分、前記セルに対する前記決定された1つ以上の特徴に基づいて、チャネルのセットを各セルに割当てる、各割当てられたチャネルは、アップリンクを介したデータ送信のために端末に割当てても良い;および
前記通信システム内の変更を反映するために、前記決定と割当てを反復する。
[24]再使用パターン内の各セルには、全電力レベルでの送信のために利用可能な1つ以上のチャネルと、低減された電力レベルでの送信のために利用可能な1つ以上のチャネルを含むチャネルのそれぞれのセットが割当てられる、請求項23の方法。
[25]各セルに割当てられたチャネルのセットは、一部分、前記セル内の推定された負荷条件に基づいて決定される、請求項23の方法。
[26]下記を具備する、通信システムにおいて、アップリンクを動作させるための方法:
複数の端末によるデータ送信のために使用される再使用スキームを定義する、前記定義された再使用スキームは、特定の再使用パターン、利用可能なシステムの最初の割当て、および動作パラメータのセットを特定する;
前記定義された再使用スキームに従って、データ送信のために端末をスケジュールする;
スケジュールされた端末からの送信を受信する;
前記通信システムの性能を評価する;
前記評価されたシステム性能が特定のしきい値内にあるかどうか判断する;および
前記評価されたシステム性能が前記特定のしきい値内に無いなら、前記再使用スキームを再定義する。
[27]前記再使用スキームを定義することは、
前記通信システム内の各セルにおいて、受信した干渉の特徴付けを作成し;
前記利用可能なシステムリソースを複数のチャネルに分割し;および
少なくとも一部分、前記セルに対する前記作成された干渉特徴づけに基づいてチャネルのセットを各セルに割当てる;
ことを含む、請求項26の方法。
[28]前記再使用スキームを定義することは、さらに、各割当てられたチャネルのセットに関連するバックオフ因子のセットを定義することを含む、請求項27の方法。
[29]下記を具備する、通信システムにおいて、アップリンクを介したデータ送信のために複数の端末をスケジュールするための方法:
データ送信のために端末をスケジュールするために使用される第1のセットのパラメータを受信する;
スケジュールするために、考慮すべき端末に優先順位をつける;
少なくとも一部分、前記端末の優先順位に基づいてデータ送信のために1つ以上の端末をスケジュールする;
各スケジュールされた端末にチャネルを割当てる;
前記スケジュールされた端末による送信を制御するために使用される第2のセットのパラメータを更新する;および
前記割当てられたチャネル上の前記1つ以上のスケジュールされた端末から1つ以上の送信を受信する。
[30]前記第1のセットのパラメータは各セルの干渉特徴付けを含む、請求項29の方法。
[31]各スケジュールされた端末には、前記端末の前記優先順位に基づいてチャネルが割当てられる、請求項29の方法。
[32]各スケジュールされた端末には、前記端末の負荷要件に基づいて、チャネルが割当てられる、請求項29の方法。
[33]下記を具備する、通信システムにおいて、アップリンクを介したデータ送信のために複数の端末をスケジュールするための方法:
スケジュールするために考慮すべき端末に優先順位をつける;
各端末に対して複数のチャネルの各々に対してチャネルメトリクスを計算する;
前記端末の有線順位および前記計算されたチャネルメトリクスに基づいて前記端末を前記チャネルに割当てる、前記割当ては、
最高の優先順位を有する端末を選択する、
前記選択された端末を、最小の好都合なチャネルメトリクスを有するが前記端末の要件を満足するチャネルに割当てる、および
残りの端末を、減少する優先順位の順番に、残りの割当てられていないチャネルに連続的に割当てる、
ことを含み;および
前記割当てられたチャネル上の前記スケジュールされた端末からの送信を受信する。
[34]前記端末を割当てることは、1つ以上の端末を、より好都合なチャネルメトリクスを有する割当てられていないチャネルにアップグレードすることをさらに含む、請求項33の方法。
[35]前記アップグレードは下記を含む、請求項34の方法:
最高の優先順位を有する端末を選択する;
割当てられていないチャネルのリストから、最も好都合なチャネルメトリクスを有するチャネルを選択する;および
前記選択されたチャネルに関連する前記チャネルメトリクスが、前記選択された端末に現在割当てられているチャネルに関連する前記チャネルメトリクスよりもより好都合であるなら、前記選択された端末を前記選択されたチャネルに再割り当てする。
[36]下記を具備する、通信システム内の基地局:
複数の端末によるアップリンクデータ送信のために使用される再使用計画を定義するデータを受信するように構成されたリソース割当てプロセッサ、前記定義された再使用計画は、特定の再使用パターン、基地局によりカバーされるセルへの利用可能なシステムリソースの割当て、および動作パラメータのセットを特定する、前記リソース割当てプロセッサは、さらに、データ送信のために1つ以上の端末をスケジュールし、チャネルを各スケジュールされた端末に割当てるように構成される;
前記1つ以上のスケジュールされた端末からの1つ以上の受信した信号を処理し、1つ以上の受信した記号ストリームを供給するように構成された少なくとも1つのフロントエンドプロセッサ;および
前記1つ以上の受信した記号ストリームを処理し、1つ以上の復号されたデータストリームを供給し、前記セルの1つ以上の特徴を推定するように構成された少なくとも1つの受信プロセッサ、前記リソース割当てプロセッサは、さらに、1つ以上の特徴を示すチャネル状態情報(CSI)を受信し、端末をスケジュールし、CSIに基づいてチャネルを割当てるように構成される。
[37]前記割当てられたシステムリソースは複数のチャネルから構成され、前記リソース割当てプロセッサは、少なくとも一部分CSIに基づいて複数のチャネルに対して複数のバックオフ因子を決定するように構成される、請求項36の基地局。

Claims (3)

  1. 通信システムにおいて、アップリンクを介したデータ送信のために複数の端末をスケジュールするための方法において、
    スケジュールするために端末の得られた搬送波対雑音プラス干渉(C/I)レベル、端末によりすでに経験された遅延量、端末により送信されたデータのタイプ、提供されるデータサービスのタイプのいずれかまたはそれらの組み合わせに基づいて考慮すべき端末に優先順位をつけることと、
    各端末に対して複数のチャネルの各々に対してチャネルメトリクスを計算することと、
    前記端末の優先順位および前記計算されたチャネルメトリクスに基づいて前記端末を前記チャネルに割当てることと、ここにおいて、前記割当ては、
    最高の優先順位を有する端末を選択することと、
    前記選択された端末を、最小の好都合なチャネルメトリクスを有するが前記端末の要件を満足するチャネルに割当てることと、
    残りの端末を、減少する優先順位の順番に、残りの割当てられていないチャネルに連続的に割当てる、
    ことを含む、
    前記割当てられたチャネル上の前記スケジュールされた端末からの送信を受信することと、
    を具備し、
    前記端末を割当てることは、1つ以上の端末を、より好都合なチャネルメトリクスを有する、割当てられていないチャネルにアップグレードすることをさらに含み、
    前記アップグレードは、
    最高の優先順位を有する端末を選択することと、
    割当てられていないチャネルのリストから、最も好都合なチャネルメトリクスを有するチャネルを選択することと、
    前記選択されたチャネルに関連する前記チャネルメトリクスが、前記選択された端末に現在割当てられているチャネルに関連する前記チャネルメトリクスよりもより好都合であるなら、前記選択された端末を前記選択されたチャネルに再割り当てすることと、
    を具備する、方法。
  2. 通信システムにおいて、アップリンクを介したデータ送信のために複数の端末をスケジュールするための装置において、
    スケジュールするために端末の得られた搬送波対雑音プラス干渉(C/I)レベル、端末によりすでに経験された遅延量、端末により送信されたデータのタイプ、提供されるデータサービスのタイプのいずれかまたはそれらの組み合わせに基づいて考慮すべき端末に優先順位をつける手段と、
    各端末に対して複数のチャネルの各々に対してチャネルメトリクスを計算する手段と、
    前記端末の優先順位および前記計算されたチャネルメトリクスに基づいて前記端末を前記チャネルに割当てる手段と、ここにおいて、前記割当てる手段は、
    最高の優先順位を有する端末を選択する手段と、
    前記選択された端末を、最小の好都合なチャネルメトリクスを有するが前記端末の要件を満足するチャネルに割当てる手段と、および
    残りの端末を、減少する優先順位の順番に、残りの割当てられていないチャネルに連続的に割当てる手段と、
    を含む、
    前記割当てられたチャネル上の前記スケジュールされた端末からの送信を受信する手段と、
    を具備し、
    前記端末を割当てる手段は、1つ以上の端末を、より好都合なチャネルメトリクスを有する、割当てられていないチャネルにアップグレードする手段をさらに含み、
    前記アップグレードする手段は、
    最高の優先順位を有する端末を選択する手段と、
    割当てられていないチャネルのリストから、最も好都合なチャネルメトリクスを有するチャネルを選択する手段と、
    前記選択されたチャネルに関連する前記チャネルメトリクスが、前記選択された端末に現在割当てられているチャネルに関連する前記チャネルメトリクスよりもより好都合であるなら、前記選択された端末を前記選択されたチャネルに再割り当てる手段と
    を含む、装置。
  3. 実行されると、プロセッサに、通信システムにおいて、アップリンクを介したデータ送信のために複数の端末をスケジュールさせるための動作を実行させるためのコードを具備するコンピュータ読み取り可能記録媒体において、
    前記プロセッサに、スケジュールするために端末の得られた搬送波対雑音プラス干渉(C/I)レベル、端末によりすでに経験された遅延量、端末により送信されたデータのタイプ、提供されるデータサービスのタイプのいずれかまたはそれらの組み合わせに基づいて考慮すべき端末に優先順位をつけさせるためのコードと、
    前記プロセッサに、各端末に対して複数のチャネルの各々に対してチャネルメトリクスを計算させるためのコードと、
    前記プロセッサに、前記端末の優先順位および前記計算されたチャネルメトリクスに基づいて前記端末を前記チャネルに割当てさせるためのコードと、ここにおいて、前記プロセッサに割当てさせることは、
    前記プロセッサに、最高の優先順位を有する端末を選択させるためのコードと、
    前記プロセッサに、前記選択された端末を、最小の好都合なチャネルメトリクスを有するが前記端末の要件を満足するチャネルに割当てさせるためのコードと、
    前記プロセッサに、残りの端末を、減少する優先順位の順番に、残りの割当てられていないチャネルに連続的に割当てさせるためのコードと、
    を含む、
    前記プロセッサに、前記割当てられたチャネル上の前記スケジュールされた端末からの送信を受信させるためのコードと、
    を具備し、
    前記プロセッサに端末を割当てさせることは、前記プロセッサに、1つ以上の端末を、より好都合なチャネルメトリクスを有する割当てられていないチャネルにアップグレードさせるためのコードをさらに具備し、
    前記プロセッサにアップグレードさせることは、
    前記プロセッサに、最高の優先順位を有する端末を選択させるためのコードと、
    前記プロセッサに、割当てられていないチャネルのリストから、最も好都合なチャネルメトリクスを有するチャネルを選択させるためのコードと、
    前記プロセッサに、前記選択されたチャネルに関連する前記チャネルメトリクスが、前記選択された端末に現在割当てられているチャネルに関連する前記チャネルメトリクスよりもより好都合であるなら、前記選択された端末を前記選択されたチャネルに再割り当てさせるためのコードと、
    を具備する、コンピュータ読取可能記録媒体。
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