JP4787218B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
無線の伝搬路は、アンテナが異なると無線空間の状況が異なり、伝搬路特性も各アンテナで異なってくる。その結果、アンテナの伝搬特性の違いを利用して信号を分離することが可能である。理想的には、伝搬路の違いの分だけ多重化通信が可能であり4×4のMIMOでは、最大4倍の伝送が可能になる。近年の実験例では、12本のアンテナを用いて、12多重し、50bit/Hzもの大きな周波数利用効率を達成した旨の発表が行われている。このときの特性例を図23に示す実線が実測値であり、破線がシミュレーション値である。(2007年電子情報通信学会 総合大会 B−5−51参照)
本発明の目的は、セクタ化した通信方式において、スループットを確保する技術を提供することを目的とする。
尚、時間と周波数とで最小単位のスロットが構成される場合に、最小の制御単位は前記最小単位のスロットとし、所要SINRが高い通信の設定と、他のセルの送信に関する制御を行うことができる。
図1は、本発明の第1実施例による通信装置の位置構成例を示す機能ブロック図であり、図20に対応する図であり、基地局の構成例を示す図である。この例では、図20と同様に基地局が3セクタで構成されている例を示す。
RF部15では、送信周波数帯に周波数変換された後、アンテナ17を介して信号の送信が行われる。
次に、上記とは異なる制御例(第2実施例)として、送信信号がブロック単位で行われ、その中を優先ブロックに分かれて制御する例について図5を参照しながら説明する。図5に示すように、全体は15タイムスロットで1つのブロックとなっており、その15のタイムスロットを3つのセクタで5タイムスロットずつ優先スロットとして予め割り当てられており、そこでは、高所要SINRの信号が送信できるように構成されている。
このように、本実施例では、優先スロットが予め決められているため、スケジューリングが容易になり、協調制御の処理が簡単になる。さらに、優先スロットであっても、優先セクタが高SINRスロットとして使っていない場合には、他セクタにも割り当て可能とすることで柔軟な割り当てが可能となり、タイムスロットの効率的な利用に基づく通信が可能となる。
次に、さらに異なる制御例(第3実施例)について図8を参照しながら説明を行う図8に示す構成例は、時間軸上における前半部分は3つのセクタA・B・Cで共用する自律制御エリアAR1であり、時間軸上の後半部分は3つのセクタのいずれかに優先タイムスロットが割り当てられている例である。具体的には、最初の7つのタイムスロットは、高所要SINRの信号は送らずに、3つのセクタで自由に、自立/独立した制御ができる自律制御エリアである。後半の部分AR2は、3タイムスロットずつ、各々の優先スロットが決められており、そこでは、高所要SINRの信号を送ることができるようになっている。
さらに別の構成例(第4実施例)として、セクタ協調装置が基地局全体を制御する構成例について説明する。図9に示す通信装置では、セクタ協調装置35aは、セクタA〜Cの内部ではなく基地局制御装置5のそばに1つの構成要素として設けられている点に特徴がある。3つのセクタA〜Cまでをあわせて協調制御する構成を有する。図10は、上記セクタ協調装置35aの一構成例を示す機能ブロック図である。図2に示す構成と比較すると、図10に示す構成では、スロット属性判定部、高SINRスロット情報記憶部、使用・未使用スロット情報記憶部が、セクタA、B、Cのそれぞれの制御装置31a・31b・31cに対応して設けられ、高SINRスロット情報記憶部41a・41b・41cからの高SINRスロット情報が高SINRスロット重なり検出部51に入力され、そこから出力される高SINRスロット重なり情報が、高SINRタイムスロット/各使用スロット割り当て調整部53において最終的なスロットの割り当て調整が行われ、各セクタの制御装置に調整情報が出力される。
さらに、異なる例(第5実施例)としてOFDMAを用いた通信装置における制御の例を示す。図12は、OFDMAの原理を示す図である。図12に示すように、OFDMAでは、1つのタイムスロットを1端末で占有して使うのではなく、OFDMのマルチキャリア特性を生かして、1タイムスロットの全サブキャリアをグループ(図中ではチャンネル(ch)と表記する。)に分けて、より高い自由度で各端末にスケジューリングできるという特徴をもつ。(A)は、周波数(f)軸上におけるサブキャリアの配置の様子を示す図であり、(B)は、セクタAに関して、時間軸と周波数軸とにより画定されるチャンネルの集合を示している。
1)他セクタの電力を許容値まで下げる方法。
2)予め、自立制御部分や優先部分を用意する方法。
3)優先セクタが通信に使わない場合には、他セクタが使用する方法。
次に、第6実施例について説明を行う。
上記の各実施例では、まずMIMO等の高SINRが必要なスロットを各セクタで決定し、その後に、各セクタでの協調を、協調装置による行う例について説明した。しかしながら、本実施例では、まず、各セクタで、スロットを割り当てて、その後、他セクタの使用状況により、MIMO多重数を制御することを特徴とする。
図14は、本実施例による基地局の一構成例を示す図である。また、図14は、本実施例による割り当ての様子を例示して示す図である。図14に示すように、本実施例によるセクタ制御装置31は、各セクタA〜cまでの割り当てタイムスロットを決定し、他スロットに通知する。その後、その情報を受け取った多重コントロール装置61は、他セクタのスロット使用状況により、先ほど割り当てた自セクタのスロットにおける最高多重数を決定する。
図15では、セクタAでは、TA31からTA37までが使用され、TA38からTA45までが使用されていない。セクタB、Cでもそれぞれ、使用・不使用のスロットが存在する。ここで、セクタCにのみ注釈を付しているが、他セクタとの干渉がないタイムスロットと、他のセクタと1波干渉しているタイムスロットと、2波干渉しているタイムスロットとが形成される。
他のセクタと干渉しないタイムスロットでは、SINRが他セクタのバックローブにより干渉を受けないので、自由に高SINRの信号を送信することが可能である。1波干渉のスロットは、干渉レベルが他のセクタのパックローブに制限されるため、例えば使用可能な最高SINRは、18dBとなる。そのため、MIMO通信を行わないか、高いSINRの不要な (<18dB)通信にするために、MIMOの多重数を低くして送信する。
1)セクタAは前のスロットから使用していく
2)セクタBは後のスロットから使用していく
3)セクタCは真ん中のスロットから使用していく
等に決めることもでき、タイムスロットの有効利用を図ることもできる。
Claims (12)
- 1セルを複数セクタに分割し、セクタ毎のアンテナを介して別々のセクタに存在する複数の端末に向けて同時に複数の送信を行う無線通信システムの基地局装置において、
第1のセクタにおいて所要SINRが高い通信を行う場合に、前記第1のセクタとは異なる他のセクタに向けて放射する他のセクタ用アンテナのバックローブ特性が前記第1のセクタの干渉となり、前記所要SINRを確保できない場合には、前記第1のセクタとは異なる他のセクタにおいては、送信を停止する制御を行う協調制御部をセクタ毎又はセル毎に設けたことを特徴とする基地局装置。 - 1セルを複数セクタに分割し、セクタ毎のアンテナを介して別々のセクタに存在する複数の端末に向けて同時に複数の送信を行う無線通信システムの基地局装置において、
第1のセクタにおいて所要SINRが高い通信を行う場合に、アンテナのバックローブ特性が前記第1のセクタの干渉となり、前記所要SINRを確保できない場合には、前記第1のセクタでは前記所要SINRが確保できる値まで、前記第1のセクタとは異なる他のセクタでは前記所要SINRが確保できる値まで、送信出力値を下げる制御を行う協調制御部をセクタ毎又はセル毎に設けたことを特徴とする基地局装置。 - 1セルを複数セクタに分割し、セクタ毎のアンテナを介して別々のセクタに存在する複数の端末に向けて同時に複数の送信を行う無線通信システムであって時分割されタイムスロット毎に送信制御可能な無線通信システムの基地局装置であって、
第1のセクタにおいて所要SINRが高い通信を行う場合に、第1のセクタとは異なる他のセクタに向けて放射する他のセクタ用アンテナのバックローブ特性が第1のセクタの干渉となり、前記所要SINRを確保できない場合には、前記第1のセクタとは異なる他のセクタにおいては、送信を停止する制御をタイムスロット単位で行う協調制御部をセクタ毎又はセル毎に設けたことを特徴とする基地局装置。 - 1セルを複数セクタに分割し、セクタ毎のアンテナを介して別々のセクタに存在する複数の端末に向けて同時に複数の送信を行う無線通信システムであって時分割されタイムスロット毎に送信制御可能な無線通信システムの基地局装置において、
第1のセクタにおいて所要SINRが高い通信を行う場合に、アンテナのバックローブ特性が前記第1のセクタの干渉となり、前記所要SINRを確保できない場合には、前記第1のセクタでは前記所要SINRが確保できる値まで、前記第1のセクタとは異なる他のセクタでは前記所要SINRが確保できる値まで、送信出力値を下げる制御をタイムスロット単位で行う協調制御部をセクタ毎又はセル毎に設けたことを特徴とする基地局装置。 - 前記協調制御部が、セクタごとに優先度のあるタイムスロットを設定し、該タイムスロット中において高いSINRを必要とするタイムスロットに基づいて、他セクタに使用可能なスロット又は使用できないスロットを通知することを特徴とする請求項3又は4に記載の基地局装置。
- 前記協調制御部が、独立に自立して送信できるタイムスロットと、セクタごとに優先度のあるタイムスロットと、を設定しておき、優先タイムスロット内で高SINRを使うタイムスロットを決定して他セクタに通知することを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載の基地局装置。
- 前記協調制御部は、優先タイムスロットのうち、高SINRを使う通知がされなかったタイムスロットについては、他セクタに使用できる旨を通知することを特徴とする請求項3から6までのいずれか1項に記載の基地局装置。
- 時間と周波数とで最小単位のスロットが構成される場合に、最小の制御単位は前記最小単位のスロットとし、所要SINRが高い通信の設定と、他のセルの送信に関する制御を行うことを特徴とする請求項3から7までのいずれか1項に記載の基地局装置。
- 請求項1から8までに記載の基地局装置と、
移動局装置と
を有する無線通信システム。 - 1セルを複数セクタに分割し、セクタ毎のアンテナを介して別々のセクタに存在する複数の端末に向けて同時に複数の送信を行う無線通信システムの基地局装置における制御方法であって、
セクタ毎又はセル毎に設けた協調制御部により、第1のセクタにおいて所要SINRが高い通信を行う場合に、前記第1のセクタとは異なる他のセクタに向けて放射する他のセクタ用アンテナのバックローブ特性が前記第1セクタの干渉となり、前記所要SINRが確保できない場合には、前記第1のセクタとは異なる他のセクタにおいては送信を停止する制御を行うステップを有することを特徴とする制御方法。 - 1セルを複数セクタに分割し、セクタ毎のアンテナを介して別々のセクタに存在する複数の端末に向けて同時に複数の送信を行う無線通信システムの基地局装置における制御方法であって、
セクタ毎又はセル毎に設けた協調制御部により、第1のセクタにおいて所要SINRが高い通信を行う場合に、前記第1のセクタとは異なる他のセクタに向けて放射する他のセクタ用アンテナのバックローブ特性が前記第1のセクタの干渉となり、前記所要SINRを確保できない場合には、前記第1のセクタでは前記所要SINRが確保できる値まで、前記第1のセクタとは異なる他のセクタでは前記所要SINRが確保できる値まで、送信出力値を下げる制御を行うステップを有することを特徴とする制御方法。 - 請求項10又は11に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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