JP4263701B2 - 基地局、端末、及び、通信方法 - Google Patents

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本発明は、上り方向信号の到来方向を推定するとともに、推定した到来方向に基づいて下り方向信号の指向性を制御する基地局、端末、及び、通信方法に関する。
従来、端末(Personal Station;PS)が上り方向信号を基地局(Cell Station;CS)に送信し、基地局が端末に下り方向信号を送信する無線通信システムが一般的に広く知られている。
また、基地局が管理するセル内に位置する端末の増加に伴って、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いて、複数の端末が上り方向信号を送信することを可能とするために、基地局が上り方向信号の到来方向を推定するとともに、推定した到来方向に基づいて下り方向信号の指向性を制御する技術(Space Division Multiple Access;SDMA)も提案されている(例えば、特許文献1)。
特許第3167682号公報(請求項1、図2)
しかしながら、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いる端末数が増えるに伴って、各端末が送信する上り方向信号が相互に干渉し、上り方向信号の到来方向の推定精度が悪化する。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いる端末数が増えた場合であっても、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることが可能な基地局、端末、及び、通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、同一周波数帯域かつ同一タイミング(同一スロット番号)のスロットである多重許容スロットで上限数以下の端末から上り方向信号を受信する基地局が、上り方向信号の到来方向に応じて、それぞれの端末に送信する下り方向信号の指向性を制御する指向性制御部(指向性制御部12)と、上限数(4つ)よりも少ない数である許可数(2つ)以下の端末にのみ、多重許容スロットを用いた上り方向信号の送信を許可する多重許可部(スロット割当部13)と、多重許容スロットを用いて許可数より多い複数の端末に下り方向信号を送信する場合に、複数の端末のうち、少なくとも2つの端末に対して、それぞれ異なる多重許容スロットを用いて上り方向信号を間欠送信するように指示する、間欠送信指示を送信する基地局側送信部とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、多重許可部が、上限数よりも少ない数である許可数以下の端末にのみ、多重許容スロットを用いて上り方向信号を送信することを許可することにより、多重許容スロットを用いる端末数が増えた場合であっても、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることができる。
本発明の第1の特徴において、間欠送信指示は、上り方向信号を少なくとも2つの端末にフレーム単位で間欠送信させる指示であることが好ましい。
本発明の第1の特徴において、間欠送信指示は、1フレーム内に含まれる複数の多重許容スロットを用いて下り方向信号を複数の端末に送信している場合に、少なくとも2つの端末に対して1フレーム内のそれぞれ異なる多重許容スロットを用いて前記上り方向信号を送信させる指示であることが好ましい。
本発明の第1の特徴において、間欠送信指示部は、多重許容スロットを用いて複数の端末が上り方向信号を送信している場合にのみ、間欠送信指示を送信することが好ましい。
本発明によれば、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いる端末数が増えた場合であっても、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることが可能な基地局、端末、及び、通信方法を提供することができる。
[第1実施形態]
(本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、基地局10と、複数の端末20(端末20a〜端末20d)とによって構成される。なお、端末20a〜端末20dは同様の構成を有するため、以下においては、これらを単に端末20と称する。
無線通信システムにおいて、基地局10及び端末20は、TDMA/TDD方式で通信を行う。具体的には、基地局10及び端末20は、1フレーム(例えば、5msec)に含まれる複数のスロット(第1実施形態では、8つのスロット)を用いて通信を行う。
また、無線通信システムでは、上限数(第1実施形態では、4つ)以下の端末20が、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いて基地局10に上り方向信号を送信することが許容される。同様に、無線通信システムでは、基地局10が、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いて上限数(第1実施形態では、4つ)以下の端末20に下り方向信号を送信することが許容される。
また、無線通信システムにおいて、基地局10は、1フレームに含まれる4スロット(以下、TXスロット)で各端末20に下り方向信号を送信し、1フレームに含まれる他の4スロット(以下、RXスロット)で各端末20から上り方向信号を受信する。
すなわち、同一周波数帯域かつ同一タイミングのTXスロットとは、上限数以下の下り方向信号を多重して送信することが許容される多重許容スロット(TXスロット)である。同様に、同一周波数帯域かつ同一タイミングのRXスロットとは、上限数以下の上り方向信号を多重して受信することが許容される多重許容スロット(RXスロット)である。
(本発明の第1実施形態に係る基地局の構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る基地局10の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る基地局10の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、基地局10は、受信アンテナ11と、指向性制御部12と、スロット割当部13と、端末管理DB14と、制御信号生成部15と、送信アンテナ16とを有する。
受信アンテナ11は、RXスロットで上り方向信号を受信する。また、受信アンテナ11は、基地局10と接続することを端末20が要求するための接続要求信号などの制御信号を受信する。
指向性制御部12は、受信アンテナ11が受信する上り方向信号に基づいて、送信アンテナ16が送信する下り方向信号の指向性を制御する。
スロット割当部13は、接続要求信号を送信した端末20に上り方向信号をフレーム毎に間欠送信させるか否かを判定するとともに、上り方向信号を間欠送信させるか否かに応じて、接続要求信号を送信した端末20にスロットを割当てる。
具体的には、スロット割当部13は、端末管理DB14を参照して、スロットの空き状況を確認するとともに、確認したスロットの空き状況に基づいて、接続要求信号を送信した端末20に上り方向信号を間欠送信させるか否かを判定する。
また、スロット割当部13は、端末20に上り方向信号を間欠送信させているスロット(同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロット)についは、上限数よりも少ない許可数(第1実施形態では、2つ)までしか端末20に割当てない。
また、スロット割当部13は、端末20に上り方向信号を送信させるRXスロットを割当てるとともに、割当てたRXスロットを制御信号生成部15に通知する。例えば、スロット割当部13は、端末20に上り方向信号を間欠送信させる場合には、偶数フレーム及び奇数フレームのいずれか一方に含まれるRXスロットを端末20に割当てるとともに、割当てたRXスロットを制御信号生成部15に通知する。一方、スロット割当部13は、端末20に上り方向信号を間欠送信させない場合には、偶数フレーム及び奇数フレームの両方に含まれるRXスロットを端末20に割当てるとともに、割当てたRXスロットを制御信号生成部15に通知する。
端末管理DB14は、基地局10と接続している端末20に対するスロットの割当状況を端末情報として管理する(図4を参照)。
以下において、本発明の第1実施形態に係る端末管理DB14に記憶される端末情報について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る端末管理DB14に記憶される端末情報を示す図である。
図3に示すように、端末管理DB14は、スロット番号と、ユーザ名と、間欠送信情報とが対応付けられた端末情報を管理する。
スロット番号とは、1フレームに含まれる4つのRXスロットのタイミングを識別する番号である。すなわち、スロット1は、1フレームに含まれる最初のRXスロットであり、スロット2は、1フレームに含まれる2番目のRXスロットである。同様に、スロット3は、1フレームに含まれる3番目のRXスロットであり、スロット4は、1フレームに含まれる最後のRXスロットである。また、スロット1〜スロット4の周波数帯域は同一である。
ユーザ名とは、RXスロットが割当てられた各端末20(ユーザ)の名称である。例えば、スロット1は、ユーザ0〜ユーザ3に割当てられる。一方、スロット2は、ユーザ4〜ユーザ5に割当てられ、残り2ユーザまで割当てることができる。同様に、スロット3は、ユーザ6〜ユーザ7に割当てられ、残り2ユーザまで割当てることができ、スロット4は、ユーザ8〜ユーザ9に割当てられ、残り2ユーザまで割当てることができる。
間欠送信情報とは、RXスロットが割当てられた各端末20に間欠送信させているか否かを示す情報である。例えば、スロット1及びスロット2が割当てられた各端末20(ユーザ0〜ユーザ5)には間欠送信をさせており、スロット3及びスロット4が割当てられた各端末20(ユーザ〜ユーザ)には間欠送信をさせていない。
なお、備考欄には、各端末20に間欠送信させている場合に、各端末20(ユーザ)が上り方向信号を送信するフレームが対応付けられている。例えば、ユーザ0及びユーザ2は、偶数フレームのスロット1で上り方向信号を送信し、ユーザ1及びユーザ3は、奇数フレームのスロット1で上り方向信号を送信する。同様に、ユーザ4は、偶数フレームのスロット2で上り方向信号を送信し、ユーザ5は、奇数フレームのスロット2で上り方向信号を送信する。
制御信号生成部15は、スロット割当部13によって決定されたRXスロット(スロット番号)が通知されると、そのスロット番号のRXスロットで上り方向信号を送信することを指示するための制御信号(RXスロット指示信号)を生成する。
送信アンテナ16は、上述したTXスロットで下り方向信号を各端末20に送信する。また、送信アンテナ16は、制御信号生成部15によって生成されたRXスロット指示信号を、接続要求信号を送信した端末20に送信する。
(本発明の第1実施形態に係る端末の構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る端末20の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る端末20の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、端末20は、受信アンテナ21と、送信制御部22と、送信アンテナ23とを有する。なお、上述したTXスロットは、端末20側にとっては受信スロットであるが、以下においては、端末20側にとっての受信スロットについても、TXスロットで統一して説明する。同様に、上述したRXスロットは、端末20側にとっては送信スロットであるが、端末20側にとっての送信スロットについても、RXスロットで統一して説明する。
受信アンテナ21は、下り方向信号を基地局10からTXスロットで受信する。また、受信アンテナ21は、RXスロット指示信号を受信する。
送信制御部22は、受信アンテナ21によって受信されるRXスロット指示信号に基づいて、上り方向信号を送信するタイミング(スロット番号)を制御する。具体的には、送信制御部22は、RXスロット指示信号で指示されたスロット番号に対応するRXスロットのみを用いて上り方向信号を送信する制御を行う。
送信アンテナ23は、送信制御部22によって制御されるタイミング(スロット番号)で上り方向信号を基地局10に送信する。また、送信アンテナ23は、端末20と基地局10との間で通信を開始する場合には、上述した接続要求信号を基地局10に送信する。
(本発明の第1実施形態に係るスロット割当方法)
以下において、本発明の第1実施形態に係るスロット割当方法について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係るスロット割当方法を示す図である。なお、図5では、各端末20(ユーザ)に割当てられたRXスロットは図3と同様である。また、図5では、各端末20に間欠送信させているRXスロットが太枠で囲われている。
図5(a)に示すように、偶数フレームのRXスロット1において、基地局10は、ユーザ0及びユーザ2からのみ上り方向信号を受信する。また、基地局10は、ユーザ0及びユーザ2から受信する上り方向信号の到来方向に基づいて、偶数フレームのTXスロット1でユーザ0及びユーザ2に送信する下り方向信号の指向性を制御する。
一方、奇数フレームのRXスロット1において、基地局10は、ユーザ1及びユーザ3からのみ上り方向信号を受信する。また、基地局10は、ユーザ1及びユーザ3から受信する上り方向信号の到来方向に基づいて、奇数フレームのTXスロット1でユーザ1及びユーザ3に送信する下り方向信号の指向性を制御する。
上述したように、基地局10は、各端末20(ユーザ0〜ユーザ3)にフレーム単位で上り方向信号を間欠送信させて、同一周波数帯域かつ同一タイミングのRXスロット1で受信する上り方向信号の数を制限する。すなわち、基地局10は、RXスロット1で受信する上り方向信号の到来方向の推定精度を高めることが可能となり、TXスロット1で送信する下り方向信号の指向性制御の精度向上を図っている。
次に、新しいユーザxから接続要求信号を基地局10が受信した場合に、ユーザxにRXスロットを割当てる方法について説明する。なお、ユーザx(端末20)は、図5(b)では間欠送信に対応し、図5(c)では間欠送信に対応していない。
図5(b)に示すように、基地局10は、ユーザxが間欠送信に対応するユーザであり、RXスロット2で間欠送信させている端末20の数が許可数(2つ)未満であるため、ユーザxに偶数フレームのスロット2を割当てる。このように、基地局10は、ユーザxにフレーム単位で間欠送信させ、ユーザxに送信する下り方向信号の指向性を制御する。
一方、図5(c)に示すように、基地局10は、ユーザxが間欠送信に対応しないユーザであるため、RXスロット2で間欠送信させている端末20の数が許可数(2つ)未満であっても、RXスロット2を割当てずに、RXスロット3をユーザxに割当てる。このように、基地局10は、ユーザxに間欠送信させずに、ユーザxに送信する下り方向信号の指向性を制御する。
(本発明の第1実施形態に係る基地局の動作)
以下において、本発明の第1実施形態に係る基地局10の動作について、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第1実施形態に係る基地局10の動作を示すフロー図である。なお、図6では、割当てられた端末20の数が4つ未満であるスロットがあるものとする。
また、以下において、各端末20に間欠送信させているRXスロットを間欠送信対応スロットと称し、各端末20に間欠送信させていないRXスロットを間欠送信非対応スロットと称する。
ステップ10において、基地局10は、端末20から接続要求信号を受信する。
ステップ11において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20が間欠送信に対応しているか否かを判定する。また、基地局10は、端末20が間欠送信に対応している場合には、ステップ12の処理に移り、端末20が間欠送信に対応していない場合には、ステップ19の処理に移る。
ステップ12において、基地局10は、端末20が一つも割当てられていないスロット(以下、空きスロット)があるか否かを判定する。基地局10は、空きスロットがある場合には、ステップ13の処理に移り、空きスロットがない場合には、ステップ15の処理に移る。
ステップ13において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に空きスロットを割当てる。
ステップ14において、基地局10は、端末管理DB14を更新する。具体的には、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に割当てたスロットを間欠送信非対応スロットとして記憶する。
ステップ15において、基地局10は、間欠送信非対応スロットがあるか否かを判定する。具体的には、基地局10は、割当てられた端末20の数が4つ未満である間欠送信非対応スロットがあるか否かを判定する。また、基地局10は、割当てられた端末20の数が4つ未満である間欠送信非対応スロットがある場合には、ステップ16の処理に移り、割当てられた端末20の数が4つ未満である間欠送信非対応スロットがない場合には、ステップ17の処理に移る。
ステップ16において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信非対応スロットを割当てる。
ステップ17において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信対応スロットを割当てる。
ステップ18において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に割当てたスロット(間欠送信対応スロット)を間欠送信非対応スロットに変更する。なお、基地局10は、間欠送信非対応スロットに変更した場合には、後述するステップ22において、間欠送信対応スロットで上り方向信号を送信していた他の端末20に対しても、間欠送信非対応スロットで上り方向信号を送信することを指示する。
ステップ19において、基地局10は、空きスロットがあるか否かを判定する。基地局10は、空きスロットがある場合には、ステップ20の処理に移り、空きスロットがない場合には、ステップ23の処理に移る。
ステップ20において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に空きスロットを割当てる。
ステップ21において、基地局10は、端末管理DB14を更新する。具体的には、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に割当てたスロットを間欠送信対応スロットとして記憶する。
ステップ22において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信非対応で上り方向信号を送信させる。具体的には、基地局10は、上り方向信号を送信するRXスロットを指示するRXスロット指示信号を、接続要求信号を送信した端末20に送信する。このとき、RXスロット指示信号は、偶数フレーム及び奇数フレームの両方に含まれるRXスロットで上り方向信号を送信させる指示である。
ステップ23において、基地局10は、間欠送信対応スロットがあるか否かを判定する。具体的には、基地局10は、割当てられた端末20の数が許可数(2つ)未満である間欠送信対応スロットがあるか否かを判定する。また、基地局10は、割当てられた端末20の数が許可数(2つ)未満である間欠送信対応スロットがある場合には、ステップ24の処理に移り、割当てられた端末20の数が許可数(2つ)未満である間欠送信対応スロットがない場合には、ステップ26の処理に移る。
ステップ24において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信対応スロットを割当てる。
ステップ25において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信対応で上り方向信号を送信させる。具体的には、基地局10は、上り方向信号を送信するRXスロットを指示するRXスロット指示信号を、接続要求信号を送信した端末20に送信する。このとき、RXスロット指示信号は、偶数フレーム及び奇数フレームのいずれか一方に含まれるRXスロットで上り方向信号を送信させる指示である。
ステップ26において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信非対応スロットを割当てる。
ステップ27において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信非対応で上り方向信号を送信させる。具体的には、基地局10は、上り方向信号を送信するRXスロットを指示するRXスロット指示信号を、接続要求信号を送信した端末20に送信する。
(本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの作用及び効果)
本発明の第1実施形態に係る無線通信システムによれば、基地局10(スロット割当部13)は、RXスロットの空き状況に応じて、端末20に上り方向信号をフレーム単位で間欠送信させるか否かを判定するとともに、端末20に上り方向信号を間欠送信させる場合に、上限数よりも少ない許可数以下の端末20にのみ、同一周波数帯域かつ同一タイミングのRXスロットを用いて上り方向信号を送信することを許可する。
従って、基地局10は、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いる端末数が増えた場合であっても、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることができる。
一方で、基地局10は、上限数まで端末20にTXスロットを割当てることにより、下り方向信号の数を減らすことなく、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
以下において、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態との相違点を主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、各端末20に1つのスロットしか割当てられていないが、第2実施形態では、各端末20に複数(4つ)のスロットが割当てられる(マルチスロット接続)。
(本発明の第2実施形態に係るスロット割当方法)
以下において、本発明の第2実施形態に係るスロット割当方法について、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るスロット割当方法を示す図である。
図7に示すように、基地局10は、1フレーム内に含まれる複数のTXスロット(TXスロット1〜TXスロット4)で下り方向信号を各端末20に送信する。具体的には、基地局10は、複数の下り方向信号を各TXスロットに多重することによって、複数の端末20(ユーザ0〜ユーザ4)に下り方向信号を送信する。
一方、基地局10は、1フレーム内の異なるRXスロットで各端末20から上り方向信号を受信する。具体的には、基地局10は、RXスロット1でユーザ0から上り方向信号を受信し、RXスロット2でユーザ1から上り方向信号を受信する。同様に、基地局10は、RXスロット3でユーザ2から上り方向信号を受信し、RXスロット4でユーザ3から上り方向信号を受信する。
上述したように、基地局10は、1フレーム内の異なるRXスロットを用いて各端末20(ユーザ0〜ユーザ3)に上り方向信号を送信させて、同一周波数帯域かつ同一タイミングのRXスロットで受信する上り方向信号の数を制限する。すなわち、基地局10は、各RXスロットで受信する上り方向信号の到来方向の推定精度を高めることが可能となり、各TXスロットで送信する下り方向信号の指向性制御の精度向上を図っている。
(本発明の第2実施形態に係る基地局の動作)
以下において、本発明の第2実施形態に係る基地局10の動作について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る基地局10の動作を示すフロー図である。なお、図8では、どのスロットに割当てられた端末20の数も4つ未満であり、1フレーム内に含まれる複数のスロットを新たに接続する端末20に割当て可能であるものとする。
図8に示すように、ステップ40において、基地局10は、端末20から接続要求信号を受信する。
ステップ41において、基地局10は、端末20が間欠送信に対応しているか否かを判定する。また、基地局10は、端末20が間欠送信に対応している場合には、ステップ42の処理に移り、端末20が間欠送信に対応していない場合には、ステップ45の処理に移る。
ステップ42において、基地局10は、マルチスロット接続している端末20があるか否かを判定する。また、基地局10は、マルチスロット接続している端末20がある場合には、ステップ43の処理に移り、マルチスロット接続している端末20がない場合には、ステップ45の処理に移る。
ステップ43において、基地局10は、マルチスロット接続している端末20が間欠送信に対応しているか否かを判定する。また、基地局10は、マルチスロット接続している端末20が間欠送信に対応している場合には、ステップ44の処理に移り、マルチスロット接続している端末20が間欠送信に対応していない場合には、ステップ45の処理に移る。
ステップ44において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信対応で上り方向信号を送信させる。具体的には、基地局10は、1フレーム内の異なるRXスロットを各端末20に割当てるとともに、割当てたRXスロットを指示するRXスロット指示信号を、マルチスロット接続している端末20に送信する。
ステップ45において、基地局10は、接続要求信号を送信した端末20に間欠送信対応で上り方向信号を送信させる。具体的には、基地局10は、間欠送信非対応スロットを端末20に割当てるとともに、割当てたRXスロットを指示するRXスロット指示信号を、接続要求信号を送信した端末20に送信する。
(本発明の第2実施形態に係る無線通信システムの作用及び効果)
本発明の第2実施形態に係る無線通信システムによれば、基地局10(スロット割当部13)が、端末20がマルチスロット接続している場合に、1フレーム内の異なるRXスロットを各端末20に割当てることにより、同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットを用いる端末20の数(すなわち、マルチスロット接続する端末20の数)が増えた場合であっても、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることができる。
[第3実施形態]
以下において、本発明の第3実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
具体的には、上述した第2実施形態では、全ての端末20がマルチスロット接続しているが、実施形態3では、マルチスロット接続している端末20とマルチスロット接続していない端末20とが混在している。
(本発明の第3実施形態に係るスロット割当方法)
以下において、本発明の第3実施形態に係るスロット割当方法について、図面を参照しながら説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係るスロット割当方法を示す図である。
図9(a)に示すように、基地局10は、マルチスロット接続している各端末20(ユーザ0及びユーザ1)に、複数のTXスロット(TXスロット1〜TXスロット4)を用いて下り方向信号を送信する。また、基地局10は、マルチスロット接続していない各端末20(ユーザ2及びユーザ3等)に、一つのTXスロットを用いて下り方向信号を送信する。
一方、基地局10は、1フレーム内の異なるRXスロットで、マルチスロット接続している各端末20(ユーザ0及びユーザ1)から上り方向信号を受信する。また、基地局10は、マルチスロット接続している各端末20が用いるRXスロット以外のRXスロット(RXスロット3及びRXスロット4)で、マルチスロット接続していない各端末20(ユーザ2及びユーザ3等)から上り方向信号を受信する。
すなわち、基地局10は、マルチスロット接続している各端末20に、互いに異なるRXスロットを用いて上り方向信号を送信させ、マルチスロット接続していない各端末20に、マルチスロット接続している各端末20が用いるRXスロット以外のRXスロットを用いて上り方向信号を送信させる。
従って、基地局10は、マルチスロット接続する端末20の数が増えた場合であっても、上り方向信号の到来方向の推定精度を向上させることができる。
また、図9(b)に示すように、マルチスロット接続していない各端末20(ユーザ2〜ユーザ5)にフレーム単位で上り方向信号を間欠送信させてもよい。
さらに、図9(c)に示すように、マルチスロット接続している各端末20(ユーザ0及びユーザ1)にフレーム単位で上り方向信号を間欠送信させてもよい。
(その他の変更例)
上述した実施形態において、基地局10は、端末20に上り方向信号を間欠送信させる場合に、1フレームおきにRXスロットを割当てるが、これに限定されるものではなく、2フレームおきにRXスロットを割当ててもよい。
また、上述した実施形態において、端末20にスロットを割当てる機能(スロット割当部13)を基地局10が有しているが、これに限定されるものではない。例えば、複数の基地局10を管理する無線制御局が端末20にスロットを割当てる機能を有していてもよい。
本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る基地局10の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る端末情報を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る端末20の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るスロット割当方法を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る基地局10の動作を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態に係るスロット割当方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る基地局10の動作を示すフロー図である。 本発明の第3実施形態に係るスロット割当方法を示す図である。
符号の説明
10・・・基地局、11・・・受信アンテナ、12・・・指向性制御部、13・・・スロット割当部、14・・・端末管理DB、15・・・制御信号生成部、16・・・送信アンテナ、20・・・端末、21・・・受信アンテナ、22・・・送信制御部、23・・・送信アンテナ

Claims (3)

  1. 同一周波数帯域かつ同一タイミングのスロットである多重許容スロットで上限数以下の端末から上り方向信号を受信する基地局であって、
    前記上り方向信号の到来方向に応じて、それぞれの前記端末に送信する下り方向信号の指向性を制御する指向性制御部と、
    それぞれの前記端末が間欠送信に対応している場合に、前記上限数よりも少ない数であって1以上の数である許可数以下の前記端末にのみ、前記多重許容スロットを用いた前記上り方向信号の送信を許可する多重許可部と、
    前記多重許容スロットを用いて前記許可数より多い複数の端末に前記下り方向信号を送信する場合に、前記複数の端末のうち、間欠送信に対応している少なくとも2つの端末に対して、それぞれ異なる多重許容スロットを用いて前記上り方向信号を間欠送信するように指示する、間欠送信指示を送信する基地局側送信部と
    を備えることを特徴とする基地局。
  2. 前記間欠送信指示は、前記少なくとも2つの端末に対して、それぞれ異なるフレーム内の前記多重許容スロットを用いて前記上り方向信号を送信させる指示であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記間欠送信指示は、1フレーム内に含まれる複数の前記多重許容スロットを用いて前記下り方向信号を前記複数の端末に送信している場合に、前記少なくとも2つの端末に対して1フレーム内のそれぞれ異なる前記多重許容スロットを用いて前記上り方向信号を送信させる指示であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
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