JP2007020026A - グループコントロール無線基地局およびそのチャネル割当方法 - Google Patents

グループコントロール無線基地局およびそのチャネル割当方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 マスター基地局と、スレーブ基地局からなるグループコントロール無線基地局において、移動局の割当が片寄ると、割当が片寄った側の基地局はチャネル切替が失敗する確率が高く、通話品質維持が困難となる場合が発生する。
【解決手段】 各基地局はリソース判定情報テーブルに空きスロット数・各スロット使用or未使用中・周波数キャリア番号・移動局受信レベル状況を格納する。マスター基地局は移動局からのリンクチャネル確立要求メッセージを受信して、スレーブ基地局に新規メッセージのリソース確認要求を送信する。スレーブ基地局は新規メッセージのリソース確認要求を受信し、格納してある情報をマスター基地局あてにリソース確認応答に格納し送信する。マスター基地局は、スレーブ基地局からの新規メッセージのリソース確認応答を受信し、リソース判定処理を実施する。リソース判定処理では、グループコントロール無線基地局の通話基地局に適した無線基地局を選定する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、グループコントロール無線基地局およびそのチャネル割当方法係わり、特に一定の通話品質を確保・維持するグループコントロール無線基地局およびそのチャネル割当方法に関する。
TDMA/TDD(Time Division Multiple Access / Time Division Duplex)技術を用いて複数のチャネルを所定のスロットに時分割多重して情報の送受信を行なう無線通信システムとして、社団法人電波産業界の「第二世代コードレス電話システムRCR STD−28」で規定されているパーソナル・ハンディホン・システム(Personal Handyphone System:以下PHSと称する)がある。PHSではTDMA多重数は4であり、その内1スロットを制御チャネル(Control Channel:以下、CCH)、の送受信に使用し、残りの3スロットを通話チャネル(Traffic Channel:以下、TCH)の送受信に使用する。制御チャネルをC、通話チャネルをTで表した場合、基本的となるPHSのフレーム構成は1C3Tとなる。
PHS加入者数増加によるトラフィック増加に対応するには、チャネル数を増加する必要がある。トラフィック増加の対応策として、PHS基地局1筺体当りのチャネル数を増やす方法がある。従来のPHS基地局には上記1C3Tの構成を2つ搭載した、1筺体当り1C7Tのフレーム構成の基地局が存在する。トラフィック状況により更なる通話チャネル増加が要求される地域に対応するためには、1C15Tのフレーム構成基地局の開発も検討される。しかしながら、1筺体当りの多チャネル化を進めていくと、トラフィックが比較的少ない地域には多チャネル基地局の性能を十分に使用・発揮できない場合があり、顧客の用途に対し運用コストが割高になる場合がある。
トラフィック状況によりフレキシブルに基地局を設置するには、1筺体当り1C15Tのフレーム構成の基地局を用いるより、1筺体当り1C7Tのフレーム構成の基地局を2台設置する2C14Tのパフォーマンスをする方が有効である。また、2台の基地局をケーブルで接続し、1筺体当り1C7Tのフレーム構成の基地局では制御チャネルCを2台で共有する事により、全体として1C7T+8Tのパフォーマンスを発揮できるグループコントロール(GC)という技術を使用する事が、限りある制御チャネルの送信タイミングを利用する為にはより有効である。
2台の基地局の内、制御チャネルを送信する基地局をマスター基地局、他方をスレーブ基地局と呼ぶ。このようなマスター基地局とスレーブ基地局からなるグループコントロール無線基地局では、スレーブ基地局のフレームには、制御チャネルCを割当てなくてもよいので、割当てることのできる通話チャネルの数を増やすことができる。
特許文献1および特許文献2には複数台の基地局を接続した際の基地局制御方法の記載がある。
特開2004−297505号公報 特開2004−343538号公報
このグループコントロール無線基地局に対して、移動局が発呼を行なう場合には、マスター基地局は、移動局からのリンクチャネル確立要求メッセージを受信して、マスター基地局またはスレーブ基地局のフレームに通話チャネルTを割当てる。
グループコントロール無線基地局に於いては、移動局からリンクチャネル確立要求メッセージを受信した際、どちらの基地局のスロットを割当てるかを選択する方法が、ユーザーにより良い通話品質を提供する観点から重要な技術となる。
特許文献1または特許文献2に記載された発明では、通話チャネル割当てが片方の基地局に偏り易く、基地局間をまたぐ通話チャネル(Tch)切替は不可能である。このため、割当が片寄った側の基地局はチャネル切替が失敗する確率が高く、通話品質維持が困難となる場合が発生する。サービス(通話品質維持)提供のためには、初回割当時に呼が最適状態になるよりも、一定の通話品質を確保・維持する技術の方が必要である。
本発明の目的は、マスター基地局と、スレーブ基地局からなるグループコントロール無線基地局において、移動局から発呼したユーザーに、2台の無線基地局の負荷が概ね均等となるように割当てることにより、より良い通話品質を提供できるグループコントロール無線基地局およびそのチャネル割当方法を提供することである。
上記課題を解決するために、グループコントロール無線基地局は、マスター基地局と、ケーブルで接続されたスレーブ基地局からなる無線基地局であって、各基地局はリソース判定情報テーブルに空きスロット数・各スロット使用or未使用中・周波数キャリア番号・移動局受信レベル状況を格納する。マスター基地局は移動局からのリンクチャネル確立要求メッセージを受信して、スレーブ基地局に新規メッセージのリソース確認要求を送信する。スレーブ基地局は新規メッセージのリソース確認要求を受信し、各基地局に格納してある空きスロット数・各スロット使用or未使用中・周波数キャリア番号・移動局受信レベル状況を、マスター基地局に新規メッセージのリソース確認応答に格納し送信する。マスター基地局は、スレーブ基地局からの新規メッセージのリソース確認応答を受信し、リソース判定処理を実施する。リソース判定処理では、グループコントロール無線基地局の通話基地局に適した無線基地局を選定する。
マスター基地局と、スレーブ基地局からなるグループコントロール無線基地局において、移動局から発呼したユーザーに、より良い通話品質を提供できる。
以下、本発明に係る実施の形態について、実施例を用いて図面を参照しながら詳しく説明する
図1は、グループコントロール無線基地局システムを示すブロック図である。図1を参照して、この無線基地局は、マスター基地局(MCS:Master Cell Station)101と、スレーブ基地局(SCS:Slave Cell Station)102を備える。マスター基地局101とスレーブ基地局102との間は、ケーブル103で接続されている。これらの基地局101、102は基地局制御装置(CSC:Cell Station Controller)104を介して、網側ネットワーク105に接続している。マスター基地局101と、スレーブ基地局102は、概ね共通の無線サービスエリア110を備える。
1筺体当り1C7Tフレーム111構成のマスター基地局101には制御チャネルCが1スロット割当てられ、残る7スロットの通話チャネルTを持つ。グループコントロールのため、マスター基地局101とケーブル接続されたスレーブ基地局102は、制御チャネルをマスター基地局と共有しているため、全て通話チャネルTとするフレームを持つ8Tフレーム112構成の基地局とすることができる。マスター基地局101とスレーブ基地局102は、TDMA/TDD方式に従って、時分割処理を行なう。これらの基地局は下りTx:送信用フレーム、上りRx:受信用フレームを有し8対のスロットで構成される。1C7Tフレーム111、8Tフレーム112の各スロットに表記したC、t、Tの記号は、マスター基地局101との無線電波108を介し割当てられている移動局(PS:Personal Station)群106、スレーブ基地局102との無線電波109を介し割当てられている移動局群107のそれぞれ制御チャネルとして使用しているスロット(C)、使用していない通話スロット(t)、使用している通話スロット(T)を意味する。
スロットは、制御チャネルCCHまたは通話(情報)チャネルTCHが割当てられる。CCHが割当てられたスロットを制御スロットといい、TCHが割当てられたスロットを通話スロットという。CCHを通じてCCH情報が送信され、TCHを通じてTCH情報が送信される。CCH情報は、TCHを起動してTCHを確立するために用いられる。スロット1ないしスロット4のタイミング(スロット5ないしスロット8のタイミング)を絶対スロットと呼ぶ。スロットごとに信号周波数は異なるが、制御チャネルだけは、網側ネットワーク105に接続された各基地局で共通な信号周波数である。
なお、マスター基地局101とスレーブ基地局102とを接続するケーブル103は、ケーブル両端の端末処理を変えて、接続された基地局に自身が、マスターなのか、スレーブなのか認識させる。
図2は基地局のハードウェア構成を説明するブロック図である。同一構成の基地局をケーブルで接続する為、マスター基地局と、スレーブ基地局のハードウェア構成は等しい。基地局101、102は、送信系無線装置202、受信系無線装置203、図示しないリソース判定情報テーブルを記憶するメモリ2041と制御用マイコン2042と不揮発性記録部に記録されたプログラム2043等から構成される制御装置部204、受信レベルを測定する受信レベル測定部2051を含む信号制御装置205、基地局制御装置とのインターフェースである有線回線制御装置206、他の基地局とのグループコントロールを制御するグループコントロール制御装置(GC制御装置)207で構成されている。GC制御装置では同一構成の筺体である基地局をケーブル103で接続することにより、マスター基地局またはスレーブ基地局と認識し、基地局間の情報伝達を実施する。また、送信系無線装置202の出力部、受信系無線装置203の入力部には、移動局群との通信用のアンテナ210が接続される。
受信レベル測定部2051は、スロットが未使用のとき、キャリア番号を変えながら、全てのキャリア番号について、受信レベルを測定し、その結果をリソース判定情報テーブルの周波数データテーブルに記載する。ここで、スロットが未使用のときの、受信レベルとは、他の基地局と移動局との通信であり、この基地局にとっては干渉波の受信レベルである。
信号制御装置205は、スロットの使用を開始するとき、リソース判定情報テーブルのスロットデータテーブルを更新する。具体的には、使用するスロットのフラグを立て、空きスロット数を1つデクリメントする。同様に、スロットの使用を停止するとき、リソース判定情報テーブルのスロットデータテーブルを更新する。具体的には、使用するスロットのフラグを「0」にし、空きスロット数を1つインクリメントする。
図3を用いて、2台の無線基地局に均等に割り当てが、通信中の品質を維持できることを説明する。ここで、図3は通信中の移動による品質変化を説明する図である。図3は、グループコントロール無線基地局に6台の移動局(PS)が接続していた場合を示している。図3Aは、マスター基地局に6台の移動局が割当てられ、スレーブ基地局に1台も移動局が割当てられていない。すなわち、グループコントロールされた2つ基地局の片方に割当が偏った場合である。一方、図3Bは、マスター基地局に3台の移動局が割当てられ、スレーブ基地局にも3台も移動局が割当てられている。すなわち、グループコントロールされた2つ基地局に均等に割当てた場合を示す。
図3Cを用いて、通話環境変化による無線品質劣化する状況を説明する。ここでは、マスター基地局のスロット4で通話中のチャネル301の品質が劣化し、通話チャネル切替を行なう必要がある場合を説明する。移動局PS1が地点Aから地点Bへ移動する。地点Bは、移動局PS1が割当てられている無線基地局101、102以外の無線基地局301が提供する無線サービスエリアとが重なるエリアである。
移動局PS7は、無線基地局401に割当てられている。この時、移動局PS7は無線基地局401にスロット4でチャネル301と近い周波数域の通話チャネルを使用して割当てられている。この場合、地点Bへ移動した移動局PS1は無線基地局401の移動局PS7に対する無線電波の影響を受け、地点Aでの通話環境に比べ干渉波を受けるので無線品質が劣化してしまう。
通話中のチャネル301の品質が劣化すると通話中の品質を維持する為に、現在割当てられている無線基地局の空きスロットに対しチャネル切替を実施する。図3Aのマスター基地局101のスロット4で通話中の移動局PS1のチャネル301を切り替える場合、候補となるスロットは、マスター基地局101で未使用スロット(t)で1個のみである。他方、図3Bのマスター基地局101のスロット4で通話中の移動局PS1のチャネル301を切り替える場合、候補となるスロットは、マスター基地局101で未使用スロット(t)で4個ある。
チャネルはタイミング(スロット)と周波数(キャリア番号)との組み合わせであり、キャリア番号の数は多いが、絶対スロットは4つしかないので、スロットの選択肢が多いほうが、品質のよいチャネルを選択することが可能である。したがって、無線品質を維持するためには、図3Bのように、移動局をグループコントロールされた2つ基地局に均等に割当てることが、極めて好ましい。
移動通信システムに於いて、移動局または障害物の移動を起因として、初めに割当てたチャネルの品質は刻々と変化していく。通話チャネル切替は、品質が劣化した場合に使用していたチャネルを切り替える必須の機能であり、均等に割り当てを行った方が、通話品質を確保する為に有効となる。
図4を用いて、局間の通信を説明する。ここで、図4は移動局からのリンクチャネル確立要求を受けたマスター基地局とスレーブ基地局との間の通信を説明するシーケンス図である。
図4Aはマスター基地局101に移動局を割当てる際のシーケンス図を示す。マスター基地局101は、移動局401からのリンクチャネル(link channel:LCH)確立要求メッセージを受信する(S801)と、スレーブ基地局102に対してリソース確認要求メッセージを送信する(S802)。スレーブ基地局102はリソース確認要求メッセージ802を受信し、各基地局に格納してあるリソース判定情報テーブル内の、スロットデータ情報(空きスロット、各スロット使用/未使用)と周波数情報(周波数キャリア番号、移動局受信レベル状況)を、マスター基地局101にリソース確認応答メッセージに格納し送信する(S803)。
マスター基地局101はスレーブ基地局102からのリソース確認応答メッセージを受信後、基地局間のリソース判定処理を実施する(S402)。この、リソース判定は、移動局401をどちらの基地局に割当てるかの決定である。なお、リソース判定処理の詳細は、図8を用いて後述する。
この場合、マスター基地局101に割当てるので、マスター基地局101は割当候補となったチャネルに実際に呼を割当てられるかを判定する(S403)。この場合、割当可能なので、マスター基地局101は移動局401と通信するため、移動局401にリンクチャネル(LCH)割当メッセージを送信する(S806)。ステップ403で、割当不可時(NG)は、割当拒否し、呼を切断する。なお、この場合、図4Bで説明するスレーブ基地局102に割当てる処理を行っても良い。
図4Bはスレーブ基地局102に移動局を割当てる際のシーケンス図を示す。リソース判定のステップ402までのシーケンスはマスター基地局101に割当てる場合と同じである。
リソース判定の結果、スレーブ基地局102に割当てる場合、マスター基地局101はスレーブ基地局102に対して、リンクチャネル割当要求メッセージを送信する(S804)。スレーブ基地局102は、リンクチャネル割当要求メッセージを受信し、割当候補となったチャネルに実際に呼を割当てられるかを判定する(S404)。この場合、割当可能(OK)なので、スレーブ基地局102はマスター基地局101にリンクチャネル割当応答メッセージを送信し(S805)、マスター基地局101は、移動局401と通信するため、移動局401にリンクチャネル割当メッセージを送信する(S806)。ステップ404で割当不可時(NG)は、割当拒否し、呼を切断する。なお、この場合、呼を切断せず、スレーブ基地局102はマスター基地局101にリンクチャネル割当拒否応答メッセージを送信し、マスター基地局101で割当てを試みても良い。
図5はリソース判定情報テーブルを説明する図である。リソース判定情報テーブルは、さらにスロットデータテーブルと周波数データテーブルで構成される。ここで、図5(a)はスロットデータテーブルを説明する図である。また、図5(b)は周波数データテーブルを説明する図である。
図5(a)において、スロットデータテーブルは、基地局内の空きスロット数とスロット1ないしスロット8が使用中か未使用中かを示すスロット使用/未使用フラグON/OFFを格納する。
図5(b)において、周波数データテーブルは、周波数キャリア番号と受信レベル(干渉波レベル)を順々に格納するテーブルである。周波数データテーブルは、スロット数分(この場合8面)のテーブルである。
具体的なスロットデータテーブルと、周波数データテーブルを図6および図7を用いて説明する。ここで、図6はマスター基地局とスレーブ基地局のスロットデータテーブルを説明する図である。また、図7はマスター基地局の周波数データテーブル(スロット5)を説明する図である。
図6は図3Bの移動局の割当の際の基地局のスロットデータテーブルである。図6において、スロットラベルでデータ「1」は使用中(ON)であることを示し、データ「0」は非使用中(空き/OFF)であることを示す。図6(a)はマスター基地局のスロットデータテーブルである。また、図6(b)はスレーブ基地局のスロットデータテーブルである。図6(a)において、スロット1は制御スロット、スロット2〜4は通話スロットとして使用されているので、空きスロット数は4である。同様に、図6(b)において、スロット1〜2、スロット4は通話スロットとして使用されているので、空きスロット数は5である。
図7は周波数に対応するキャリア番号と、そのキャリア番号の周波数での受信レベルとの組である。図7は代表的な受信レベルしか記載していないが、キャリア番号1から83の中で、もっとも受信レベルが低い、すなわち干渉信号レベルが最も低いキャリア番号3が、スロット5での採用候補となる。
図8を用いて、移動局401からLCH確立要求を受けたマスター基地局101が実施するリソース判定処理を説明する。ここで、図8はリソース判定処理を説明するフローチャートである。このフローチャートは、グループコントロール無線基地局がソフトウェア的に実行する通話基地局選定動作手順である。無線基地局は、これらプログラムを外部からインストールすることができる。また、フローチャートを実行するプログラムは。メモリから読み出して実行する。
図8において、マスター基地局101は新規メッセージのリソース確認応答を受信し、リソース判定処理402を開始する。まず、リソース判定処理ではマスター基地局の最適チャネルを選択する選択処理を実施する(S602)。なお、最適チャネル選択処理については、図10を用いて後述する。同様にスレーブ基地局の最適チャネル選択処理を実施する(S603)。ステップ603の処理内容はマスター基地局の場合と同じくスレーブ基地局の最適チャネルを選択して処理を完了とする。なお、正確にはステップ603はスレーブ基地局の動作であり、図4に示したようにマスター基地局は、スレーブ基地局にリソース確認要求を送信し、リソース確認応答を受信する。
上記の処理にて、マスターおよびスレーブ基地局の最適データを取得した後、マスター基地局101と、スレーブ基地局102からなるグループコントロール無線基地局内にて、空いているスロットの中から干渉波の低い最適絶対スロットの決定を実施する(S604)。決定した最適絶対スロットは、マスター基地局101と、スレーブ基地局102の両方で空きスロット状態となっている場合と、片方の無線基地局のみ空きスロットとなっている場合がある。マスター基地局のみ空きスロットとなっている場合は、マスター基地局を通話基地局とする(S607)。スレーブ基地局のみ空きスロットとなっている場合は、スレーブ基地を通話基地局とする(S608)。
両無線基地局にて空きスロット状態となっている場合は、スロットデータテーブル内の空きスロット数から各基地局残り空きスロット数の比較する(S606)。マスター基地局の空きスロット数≧スレーブ基地局の空きスロット数の場合は、通話基地局をマスター基地局と決定する(S607)この条件を満たさない場合は通話基地局をスレーブ基地局と決定する(S608)。なお、図8で説明したとおり、割当時に呼が最適状態になるよりも、両無線基地局でほぼ等しい移動局の割当として、一定の通話品質を確保・維持することができる。また、絶対スロットを用いているのは、スロット1の特定キャリアの通話品質が良ければ、絶対スロット1の他のスロットであるスロット5の通話品質も良好であるからである。
図9および図10を参照して、基地局が実施する最適チャネル選択処理を説明する。ここで、図9はスロット内最適キャリア番号テーブルを説明する図である。図10は最適チャネル選択処理を説明するフローチャートである。図9は図10を説明する補助図面である。図10は、マスター基地局およびスレーブ基地局が、図8のステップ602またはステップ603で実施する最適チャネル選択処理を詳しく説明する図である。
図9(a)は図6(a)のスロットデータテーブルを有するマスター基地局の周波数データテーブルから空きスロットのそれぞれにおいて、最も受信レベルの小さいキャリア番号と受信レベルを纏めた表である。図7で説明したようにスロット5の最適キャリア番号は、3ch受信レベルは8dBμVである。同様に、スロット6では3chの7dBμV、スロット7では7chの5dBμV、スロット8では25chの8dBμVである。このテーブルから最適チャネルはスロット7の7chと分かる。図9(b)は図10をマスター基地局に適用した場合の、最終的な最適チャネルとそのときの受信レベルを説明する図である。図9(b)については、図10の中で説明する。図9(b)の最適チャネル検出アルゴリズムについて図10を用いて説明する。
図10において、基地局が最適チャネル選択処理を開始すると、まず、判定用の受信レベルfmに初期値を設定する(S702)。次に、基地局のスロットデータテーブルのスロット番号1が空き(OFF)かのチェックを実施する(S703)。Yesの場合、周波数データテーブルのキャリア番号1の受信レベルがfmより小さいか判定する(S705)。なお、ステップ703でNoの場合、ステップ710に遷移する。ステップ703で、Yesの場合、fmの値を受信レベルとする(S706)。
ステップ705で、Yesの場合、受信レベルfmの値を受信レベルに置き換える(S706)。最適チャネルのスロット番号とキャリア番号の値を、受信レベルを得たスロット番号とキャリア番号に置き換える(S707)。次に、キャリア番号をインクリメントする(S708)。ステップ705で、Noの場合、ステップ708へ遷移する。ステップ708の後、キャリア番号を全て検索したか判断し(S709)、Noならステップ705に戻る。ステップ709で、Yesならば、スロット番号をインクリメントし(S710)、各スロットの検索が終了したか判断する(S711)。Noならばステップ703に戻り、Yesならば処理を終了する。
図10をさらに具体的に説明しよう。ここでは、図6(a)に示すマスター基地局のスロットデータと、図7に示すマスター基地局の周波数データテーブルから求めた図9(a)のスロット内最適受信レベルを前提とする。図6(a)でスロット1からスロット4は使用中なので、図10のステップ703はいずれもNoと判定され、ステップ710、ステップ711、ステップ703と遷移する。スロット5で初めて、ステップ703がYesとなる。ステップ705からステップ709を繰り返し、最適チャネルには一旦、受信レベル:8dBμV、スロット番号:5、キャリア番号:3chが入る。この後、スロット6からスロット8はいずれも空きスロットなので、ステップ703からステップ711をさらに繰り返す。この結果、最適チャネルの最終値は、図9(b)となる。
本実施例に拠れば、マスター基地局と、スレーブ基地局からなるグループコントロール無線基地局において、移動局から発呼したユーザーに、2台の無線基地局の負荷が概ね均等となるように割当てることにより、より良い通話品質を提供できるグループコントロール無線基地局と、そのチャネル割当方法を得ることができた。
グループコントロール無線基地局システムを示すブロック図である。 基地局のハードウェア構成を説明するブロック図である。 通信中の移動による品質変化を説明する図である。 通信中の移動による品質変化を説明する図である。 通信中の移動による品質変化を説明する図である。 移動局からのリンクチャネル確立要求を受けたマスター基地局とスレーブ基地局との間の通信を説明するシーケンス図である。 移動局からのリンクチャネル確立要求を受けたマスター基地局とスレーブ基地局との間の通信を説明するシーケンス図である。 リソース判定情報テーブルを説明する図である。 移動局の割当の際の基地局のスロットデータテーブルである。 周波数に対応するキャリア番号と、そのキャリア番号の周波数での受信レベルとの組である。 リソース判定処理を説明するフローチャートである。 スロット内最適キャリア番号テーブルを説明する図である。 最適チャネル選択処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
101…マスター基地局、102…スレーブ基地局、103…ケーブル、104…基地局制御装置、105…網側ネットワーク、106…移動局群、107…移動局群、202…送信系無線装置、203…受信系無線装置、204…制御装置部、205…信号制御装置、206…有線回線制御装置、207…グループコントロール制御装置、208…アンテナ、301…チャネル、401…基地局、PS1…移動局、PS7…移動局。

Claims (5)

  1. 制御チャネルを送受信するマスター基地局と、制御チャネルを送受信しないスレーブ基地局とを接続したグループコントロール無線基地局であって、
    前記マスター基地局は、移動局からのリンクチャネル確立要求メッセージを受信して、前記マスター基地局と前記スレーブ基地局とのリソース判定を実施し、前記移動局にリンクチャネル割当メッセージを送信することを特徴とするグループコントロール無線基地局。
  2. 請求項1に記載のグループコントロール無線基地局であって、
    前記マスター基地局は、前記スレーブ基地局にリソース確認要求メッセージを送信し、
    前記リソース確認要求メッセージを受信した前記スレーブ基地局は、前記マスター基地局にリソース確認応答メッセージを送信することを特徴とするグループコントロール無線基地局。
  3. 請求項2に記載のグループコントロール無線基地局であって、
    前記リソース確認応答メッセージには、スロットデータ情報と周波数情報とを含むことを特徴とするグループコントロール無線基地局。
  4. 制御チャネルを送受信するマスター基地局と、制御チャネルを送受信しないスレーブ基地局とを接続したグループコントロール無線基地局のチャネル割当方法であって、
    前記マスター基地局の第1の最適チャネルを選択するステップと、
    前記スレーブ基地局の第2の最適チャネルを選択するステップと、
    前記第1の最適チャネルと前記第2の最適チャネルとから最適絶対スロットを決定するステップと、
    前記最適絶対スロットが前記マスター基地局と前記スレーブ基地局とに割付可能なとき、前記マスター基地局の第1の空きスロット数と前記スレーブ基地局の第2の空きスロット数との比較を行なうステップとからなるグループコントロール無線基地局のチャネル割当方法。
  5. 請求項4に記載のグループコントロール無線基地局のチャネル割当方法であって、
    前記第1の空きスロット数と前記第2の空きスロット数とが等しいとき、前記マスター基地局に通話を割当てるステップをさらに含むグループコントロール無線基地局のチャネル割当方法。
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