JP5993727B2 - ユーザ装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に無線通信システムに関し、より詳細には、無線通信システムに利用されるユーザ装置に関する。
現在標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)方式の発展型としてLTE−Advanced方式の標準化が進められている。2012年9月に公表された3GPP TS 36.101(V11.2.0)では、ユーザ装置(UE)がアップリンクで送信可能な最大送信電力PCMAXが、
CMAX_L≦PCMAX≦PCMAX_H
の範囲内で決定されることが規定された。ここで、下限値PCMAX_Lと上限値PCMAX_Hとは、それぞれ以下のように規定される。
CMAX_L=MIN{PEMAX−ΔT,PPowerClass−MAX(MPR+A-MPR,P-MPR)−ΔT
CMAX_H=MIN{PEMAX,PPowerClass
ただし、PEMAXはネットワーク側から指示されるUEの最大送信電力を表し、ΔTは周波数帯の端のリソースブロックを利用する際に許容可能な緩和量を表し、PPowerClassはUEが備えるべき最大送信電力を表し、MPR(Maximum Power Reduction)は変調方式(QPSKなど)とリソースブロック数により定められる許容可能な緩和量を表し、A-MPR(Additional Maximum Power Reduction)は隣接する他システムへの干渉を与えないために許容可能な緩和量を表し、P-MPR(Power-Maximum Power Reduction)は人体に許容されるSAR(Specific Absorption Rate)規定などの適用可能な電磁エネルギー吸収要件を充足するための電力低減ファクタを表す。
このようにして算出された下限値PCMAX_Lと上限値PCMAX_Hとの範囲内においてUEの最大送信電力PCMAXが決定され、この最大送信電力PCMAXを超過しないようにUEの送信電力が決定される。
ところで、最大送信電力PCMAXは、実際上は誤差を含むことが許容されており、最大送信電力PCMAXに対してマージン又は許容値(Tolerance)を考慮した最大送信電力の測定値PUMAXが、以下のように規定されている。
CMAX_L−T(PCMAX_L)≦PUMAX≦PCMAX_H+T(PCMAX_H
ここで、T(PCMAX_L)及びT(PCMAX_H)はそれぞれ、図1に示されるようなPCMAXと許容値との間の対応関係を示すテーブルに従って、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hから決定される。図1から明らかなように、PCMAXが小さくなるほど、許容値T(PCMAX)は大きくなるよう規定されている。
3GPP TS 36.101(V11.2.0)
ところで、受信周波数帯の信号と送信周波数帯の信号とを分離するためのデュプレクサ(またはダイプレクサ)などのフィルタリング手段が、典型的には、ユーザ装置に備えられる。しかしながら、分離対象となる周波数帯が接近しているケースなどでは、ダイプレクサを利用して各周波数帯を適切にフィルタリングすることは困難である。また、LTE−Advancedではキャリアアグリゲーション(CA)が導入されることが検討されている。このため、CAをサポートするユーザ装置は、コンポーネントキャリア(CC)と呼ばれる複数の周波数帯の信号を適切に分離することが要求されており、ダイプレクサの追加挿入が検討されている。
一般に、デュプレクサやダイプレクサなどのフィルタリング手段は、低損失特性及び高耐電力特性が要求される。高耐電力特性は、フィルタリング手段に大電力が入力されたときに放電が発生する問題を回避するためである。このような事態を想定して、LTEおよびLTE−Advancedでは、フィルタリング手段の耐電力特性を考慮してユーザ装置の送信電力を緩和することが検討されている。たとえば、通常、Power Class 3の端末に対する最大送信電力は23dBm+/−2dBとなっているが、一部のバンド(たとえばBand 22やBand 42/43など、TS36.101 表6.2.2−1::UE Power Classに記載)においては、最大送信電力に対するToleranceを変更している。しかしながら、フィルタリング手段への大電力の入力を抑制するための各送信電力の緩和に関する詳細は、まだ決定されていない。特に、フィルタリング手段の耐電力特性を考慮して送信電力を緩和する際の送信電力の測定値PUMAXの規定は、まだ検討されていない。そのため、フィルタリング手段の耐電力特性を適切に考慮することがされておらず、結果として端末装置の送信アンプは高出力化を余儀なくされてしまう。
上記問題点に鑑み、本発明の一課題は、ユーザ装置の送信電力を緩和する際の送信電力の許容範囲を決定するための技術を提供することである。
上記問題点に鑑み、本発明の一態様は、送信電力を緩和するための電力低減ファクタを適用してユーザ装置の送信電力の下限値を算出する送信電力下限値算出部と、前記送信電力の上限値を算出する送信電力上限値算出部と、前記適用した電力低減ファクタを補償するよう前記算出した下限値及び上限値の許容値を算出し、前記算出した許容値に基づき前記送信電力の許容範囲を決定する送信電力許容範囲決定部と、前記決定された送信電力の許容範囲内で送信電力を決定する送信電力決定部とを有するユーザ装置に関する。
本発明の上記態様によると、ユーザ装置の送信電力を緩和する際の送信電力の許容範囲を決定することができる。
図1は、従来のPCMAXと許容値との対応関係を示すテーブルを示す。 図2は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す。 図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の構成を示す。 図4は、本発明の一実施例によるPCMAXと許容値との対応関係を示すテーブルを示す。 図5は、本発明の一実施例によるユーザ装置の処理を示すフロー図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される実施例では、単一または複数の周波数帯を用いて通信することが可能なユーザ装置が開示される。このようなユーザ装置には、同一周波数帯の上りおよび下り信号を分離するためのデュプレクサ(またはダイプレクサ)や、各周波数帯の信号を分離するためダイプレクサなどのフィルタリング手段が備えられる。フィルタリング手段の耐電力特性を考慮して電力低減ファクタが導入され、ユーザ装置の送信電力が緩和される。さらに、ユーザ装置の実際の送信電力を決定するのに利用される許容値の範囲が電力低減ファクタの影響を受けないようにするため、送信電力の許容範囲が、導入された電力低減ファクタを補償するよう決定される。これにより、電力低減ファクタの導入に伴って、送信電力を過剰に小さいものにしてしまう可能性を回避することが可能になる。
まず、図2を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。本実施例による無線通信システムは、キャリアアグリゲーション(CA)技術を利用して無線通信を行うLTE−Advancedシステムである。CAでは、広帯域伝送を可能にするため、コンポーネントキャリア(CC)と呼ばれる複数のキャリアを同時に用いて通信が実行される。しかしながら、本発明によるユーザ装置は、LTE−Advancedシステムに利用されるものに限定されるものでなく、送信電力を低減する際に送信電力の低減を補償するよう移動局の送信電力の許容範囲を決定する何れか適切な無線通信システムに適用されてもよい。つまり、LTEシステム、つまり単一の周波数帯において、ダイプレクサの電力低減ファクタを考慮して最大送信電力の低減する際においても補償するよう移動局の送信電力の許容範囲を決定する何れか適切な無線通信システムに適用されてもよい。
図2は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す。図2に示されるように、無線通信システム10は、基地局(eNB)50とユーザ装置(UE)100とを有する。
基地局50は、ある地理的エリアをカバーする1以上のセルを提供し、当該セルを介しユーザ装置100と通信接続する。LTE−Advancedでは、基地局50はCA機能をサポートし、1以上のCCをユーザ装置100に割当て、これらのCCを同時に用いてユーザ装置100と通信する。なお、図示された実施例では、1つの基地局50しか示されていないが、典型的には、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう複数の基地局50が配置される。
ユーザ装置100は、典型的には、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であり、複数の周波数帯を介し基地局50と無線通信する。LTE−Advancedでは、ユーザ装置100は、基地局50から1以上のCCが割り当てられ、これらを同時に利用して通信することが可能である。
ユーザ装置100は、典型的には、補助記憶装置、メモリ装置、CPU(Central Processing Unit)、通信装置、表示装置、入力装置などの各種ハードウェアリソースの1以上から構成される。補助記憶装置は、ハードディスクやフラッシュメモリなどから構成され、後述される各種処理を実現するプログラムやデータを格納する。メモリ装置は、RAM(Random Access Memory)などから構成され、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置からプログラムを読み出して格納する。CPUは、情報を処理するプロセッサとして機能し、メモリ装置に格納されたプログラムに従って後述される各種機能を実現する。通信装置は、ネットワークを介しサーバなどの他の装置と有線及び/又は無線接続するための各種通信回路から構成される。複数の周波数帯を同時に用いた通信が可能なユーザ装置100では、通信装置は、複数の周波数帯の各信号を分離するためのダイプレクサなどのフィルタリング手段を有する。このようなフィルタリング手段については、ユーザ装置100において強力な送信電力が利用された場合、受信が妨げられるなどの耐電力特性に関する問題があることが知られている。表示装置及び入力装置は、ユーザ装置100とユーザとの間のユーザインタフェースを提供する。
次に、図3〜4を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置の構成を説明する。本実施例では、LTEシステム及びLTE−Advancedシステムで利用されるユーザ装置100を説明する。LTEシステム及びLTE−Advancedシステムでは、ユーザ装置100は、下限値PCMAX_Lから上限値PCMAX_Hまでの範囲内で決定される最大送信電力PCMAX以下の送信電力によって、基地局50に無線信号を送信することが規定されている。また、このように決定される送信電力PCMAXは誤差を含むことが許容され、送信電力PCMAXに対して許容値(Tolerance)を考慮した送信電力の測定値PUMAXが、送信電力の設定に実際上は利用される。
本実施例では、複数の周波数帯の信号を分離するためLTEシステムのユーザ装置100に備えられるダイプレクサなどのフィルタリング手段に大電力が供給されることを回避するため、最大送信電力PCMAXを追加的に緩和するための電力低減ファクタΔTLTEが新たに導入される。さらに、電力低減ファクタΔTLTEを導入することによって決定されるPCMAXに対応する許容値T(PCMAX)が、電力低減ファクタΔTLTEによる低減を補償するよう決定される。これにより、フィルタリング手段の耐電力特性を考慮することができると共に、電力低減ファクタΔTLTEを導入することによって決定されたPCMAXに対する許容値T(PCMAX)の不要な増加が回避される。これにより、電力低減ファクタΔTLTEの導入による過剰な送信電力の緩和が回避され、送信電力が小さくなりすぎることを防ぐことが可能になる。
図3は、本発明の一実施例によるユーザ装置の構成を示す。図3に示されるように、ユーザ装置100は、送信電力下限値算出部110、送信電力上限値算出部120、送信電力許容範囲決定部130及び送信電力決定部140を有する。
送信電力下限値算出部110は、送信電力を緩和するための電力低減ファクタを適用してユーザ装置100の送信電力の下限値を算出する。具体的には、送信電力下限値算出部110は、ユーザ装置100の最大送信電力PCMAXの下限値PCMAX_Lを以下の式に従って算出する。
CMAX_L=MIN{PEMAX−ΔT,PPowerClass−MAX(MPR+A-MPR+ΔTLTE,P-MPR)−ΔT
ただし、上述したように、PEMAXはネットワーク側から指示される移動局の最大送信電力を表し、ΔTは周波数帯の端のリソースブロックを利用する際に許容可能な緩和量を表し、PPowerClassは移動局が備えるべき最大送信電力を表し、MPR(Maximum Power Reduction)は変調方式(QPSKなど)とリソースブロック数により定められる許容可能な緩和量を表し、A-MPR(Additional Maximum Power Reduction)は隣接する他システムへの干渉を与えないために許容可能な緩和量を表し、P-MPR(Power-Maximum Power Reduction)は人体に許容されるSAR(Specific Absorption Rate)規定などの適用可能な電磁エネルギー吸収要件を充足するよう送信電力を低減するための低減量を表す。
ユーザ装置100のダイプレクサを通った信号の送信電力をPPowerClassとするためには、その分だけでデュプレクサやダイプレクサの入力端の入力電力を電力低減ファクタ分だけ大きくする必要があり、送信アンプの性能を向上させる必要がある。その入力電力を低減させる、つまり、送信電力を低減するため、ΔTLTEは、大電力が供給されることを回避するため送信電力を追加的に緩和する電力低減ファクタである。ダイプレクサは、送信周波数帯の信号と受信周波数帯の信号とを分離するフィルタリング手段であり、電力低減ファクタΔTLTEは、ダイプレクサの耐電力特性に基づき決定されてもよい。例えば、電力低減ファクタΔTLTEは、最大送信電力PCMAXがユーザ装置100に備えられるダイプレクサの受信性能を低下させないような値、又は所定の受信品質を確保可能な値に設定されてもよい。
送信電力下限値算出部110は、算出したPCMAX_Lを送信電力許容範囲決定部130に通知する。
送信電力上限値算出部120は、ユーザ装置100の送信電力の上限値を算出する。具体的には、送信電力上限値算出部120は、送信電力PCMAXの上限値PCMAX_Hを以下の式に従って算出する。
CMAX_H=MIN{PEMAX,PPowerClass
送信電力上限値算出部120は、算出したPCMAX_Hを送信電力許容範囲決定部130に通知する。
送信電力許容範囲決定部130は、送信電力下限値算出部110及び送信電力上限値算出部120から算出された下限値及び上限値をそれぞれ受信すると、適用した電力低減ファクタを補償するよう下限値及び上限値の各許容値を算出し、算出した許容値に基づき送信電力の許容範囲を決定する。具体的には、送信電力許容範囲決定部130は、送信電力下限値算出部110から通知されたPCMAX_Lと送信電力上限値算出部120から通知されたPCMAX_Hとに基づき、許容されるPCMAXの測定誤差を含む送信電力の測定値PUMAXの範囲を決定する。
一実施例では、送信電力許容範囲決定部130は、送信電力と許容値との間の対応関係情報を有する。本実施例では、当該対応関係情報は、図4に示されるように、電力低減ファクタによる送信電力の低減を補償するよう規定される。図1に示された対応関係情報との対比から明らかなように、図4の対応関係情報では、電力低減ファクタΔTLTEを適用することによって低減されたPCMAXの低減分が補償又は加算され、電力低減ファクタΔTLTEを適用して算出されたPCMAXにΔTLTEを加算した値と許容値とが関連付けされる。上述したように、電力低減ファクタΔTLTEは、ダイプレクサなどのフィルタリング手段の耐電力特性を考慮して送信電力を緩和するため導入されたものであるため、この緩和の効果を許容範囲の設定に導入する必要はない。仮に、図1に示される従来のPCMAXと許容値との対応関係が、電力低減ファクタΔTLTEが導入されたPCMAX_Lに適用された場合、PCMAX_Lはより小さな値の範囲(テーブルの下方の範囲)に分類され、対応する許容値T(PCMAX_L)はより大きな値になってしまう。このため、送信電力の測定値PUMAXの下限値(PCMAX_L−T(PCMAX_L))は、より小さな値となってしまい、送信電力を緩和するため導入されたΔTLTEが許容範囲を下方に拡大してしまうことになる。この結果、ユーザ装置100の送信電力が過剰に小さくなる可能性が生じる。図4に示されるような電力低減ファクタΔTLTEによる低減を補償した対応関係情報を利用することによって、電力低減ファクタΔTLTEの導入による送信電力の測定値PUMAXの範囲の変動を回避することが可能になる。
送信電力下限値算出部110及び送信電力上限値算出部120から算出された下限値及び上限値をそれぞれ受信すると、送信電力許容範囲決定部130は、当該対応関係情報に基づき下限値の許容値及び上限値の許容値を決定し、決定された各許容値に基づき送信電力の許容範囲を決定する。一実施例では、送信電力許容範囲決定部130は、決定された下限値の許容値及び上限値の許容値だけ下限値及び上限値により規定される送信電力の範囲を拡張することによって、送信電力の許容範囲を決定してもよい。
具体的には、送信電力許容範囲決定部130は、電力低減ファクタΔTLTEによるPCMAXの低減を補償するよう規定された対応関係情報に基づき、PCMAX_Lの許容値T(PCMAX_L)とPCMAX_Hの許容値T(PCMAX_H)とを決定する。その後、送信電力許容範囲決定部130は、以下の式に従って最大送信電力の測定値PUMAXの範囲を決定する。
CMAX_L−T(PCMAX_L)≦PUMAX≦PCMAX_H+T(PCMAX_H
送信電力許容範囲決定部130は、決定したPUMAXの範囲を送信電力決定部140に通知する。
送信電力決定部140は、送信電力許容範囲決定部130から通知された送信電力の測定値PUMAXの範囲内で送信電力を設定する。
なお、ユーザ装置100がLTE−Advancedシステムで利用され、キャリアアグリゲーションが適用されている場合、追加のダイプレクサのロスを考慮するためにΔTIBCを導入する。ユーザ装置100は、基地局50から割り当てられたコンポーネントキャリア(CC)について、上述した方法と同様にして、当該CCの送信電力の測定値PUMAX,Cの範囲を決定してもよい。すなわち、ユーザ装置100は、基地局50から割り当てられたCCの送信電力下限値PCMAX_L,C及び送信電力上限値PCMAX_H,Cを算出し、算出したPCMAX_L,C及びPCMAX_H,Cに対応する各許容値に基づき、CCの送信電力の測定値PUMAX,Cを決定してもよい。本実施例においては、図4に示されるような電力低減ファクタΔTLTEの代わりにΔTIBCによる低減を補償した対応関係情報を利用することによって、電力低減ファクタの導入による送信電力の測定値PUMAXの範囲の変動を回避することが可能になる。
次に、図5を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置の処理を説明する。図5は、本発明の一実施例によるユーザ装置の処理を示すフロー図である。当該処理は、例えば、ユーザ装置100から基地局50へのデータ送信イベントが発生すると、開始される。
図5に示されるように、ステップS101において、ユーザ装置100は、送信電力を緩和するための電力低減ファクタを適用してユーザ装置100の送信電力の下限値を算出する。具体的には、送信電力下限値算出部110は、電力低減ファクタΔTIBCを適用して、すなわち、PCMAX_L=MIN{PEMAX−ΔT,PPowerClass−MAX(MPR+A-MPR+ΔTIBC,P-MPR)−ΔT}の式に従ってPCMAX_Lを算出する。
ステップS102において、ユーザ装置100は、ユーザ装置100の送信電力の上限値を算出する。具体的には、送信電力上限値算出部120は、PCMAX_H=MIN{PEMAX,PPowerClass}の式に従ってPCMAX_Hを算出する。
ステップS103において、ユーザ装置100は、適用した電力低減ファクタを補償するよう算出した下限値及び上限値の許容値を算出する。具体的には、送信電力許容範囲決定部130は、電力低減ファクタによる低減を補償するよう規定された送信電力と該送信電力に適用される許容値との間の対応関係情報に基づき、下限値の許容値及び上限値の許容値を決定する。すなわち、送信電力許容範囲決定部130は、電力低減ファクタΔTIBCによるPCMAXの低減を補償するよう規定された対応関係情報に基づき、PCMAX_Lの許容値T(PCMAX_L)とPCMAX_Hの許容値T(PCMAX_H)とを決定する。
ステップS104において、送信電力許容範囲決定部130は、決定された各許容値に基づき送信電力の許容範囲を決定する。一実施例では、送信電力許容範囲決定部130は、決定された下限値の許容値及び上限値の許容値だけ下限値及び上限値により規定される送信電力の範囲を拡張することによって、送信電力の許容範囲を決定してもよい。すなわち、送信電力許容範囲決定部130は、PCMAX_L−T(PCMAX_L)≦PUMAX≦PCMAX_H+T(PCMAX_H)の式に従って送信電力の測定値PUMAXの範囲を決定する。
ステップS105において、ユーザ装置100は、決定した送信電力の測定値PUMAXの範囲内で、データを送信するための送信電力を決定する。
なお、一部のLTEバンドにCAが適用されている場合、当該デュプレクサの影響により最大送信電力の許容値がΔTLTE分だけ緩和されているLTEバンドにおいて、CAの導入ためにダイプレクサを導入され最大送信電力の許容値がΔTIBC分だけ緩和される場合においては、その両方を考慮したPCMAX_Lにて算出される。つまり、この場合の電力低減ファクタは(ΔTLTE+ΔTIBC)であり、
CMAX_L=MIN{PEMAX−ΔT,PPowerClass−MAX(MPR+A-MPR+ΔTLTE+ΔTIBC,P-MPR)−ΔT
の式に従ってPCMAX_Lを算出する。既に記載している通り、各送信電力の範囲は上記の電力低減ファクタに基づいて補正される。本実施例においては、図4に示されるような電力低減ファクタΔTLTEの代わりにΔTLTE+ΔTIBCによる低減を補償した対応関係情報を利用することによって、電力低減ファクタの導入による送信電力の測定値PUMAXの範囲の変動を回避することが可能になる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100 ユーザ装置
110 送信電力下限値算出部
120 送信電力上限値算出部
130 送信電力許容範囲決定部
140 送信電力決定部

Claims (5)

  1. 送信電力を緩和するための電力低減ファクタを適用してユーザ装置の送信電力の下限値を算出する送信電力下限値算出部と、
    前記送信電力の上限値を算出する送信電力上限値算出部と、
    前記適用した電力低減ファクタを補償するよう前記算出した下限値及び上限値の許容値を算出し、前記算出した許容値に基づき前記送信電力の許容範囲を決定する送信電力許容範囲決定部と、
    前記決定された送信電力の許容範囲内で送信電力を決定する送信電力決定部と、
    を有するユーザ装置であって、
    前記送信電力許容範囲決定部は、前記適用した電力低減ファクタを補償するよう前記送信電力の許容範囲を決定するユーザ装置。
  2. 前記送信電力許容範囲決定部は、前記送信電力と該送信電力に適用される許容値との間の対応関係情報に基づき、前記送信電力の許容範囲を決定し、
    前記対応関係情報は、前記電力低減ファクタによる低減を補償するよう規定される、請求項1記載のユーザ装置。
  3. 前記送信電力許容範囲決定部は、前記対応関係情報に基づき前記下限値の許容値及び前記上限値の許容値を決定し、前記決定された下限値の許容値及び前記上限値の許容値だけ前記下限値及び前記上限値により規定される前記送信電力の範囲を拡張することによって、前記送信電力の許容範囲を決定する、請求項2記載のユーザ装置。
  4. 送信周波数帯の信号と受信周波数帯の信号とを分離するフィルタリング手段をさらに有し、
    前記電力低減ファクタは、前記フィルタリング手段の耐電力特性に基づき決定される、請求項1記載のユーザ装置。
  5. ユーザ装置における方法であって、
    送信電力を緩和するための電力低減ファクタを適用して前記ユーザ装置の送信電力の下限値を算出するステップと、
    前記送信電力の上限値を算出するステップと、
    前記適用した電力低減ファクタを補償するよう前記算出した下限値及び上限値の許容値を算出するステップと、
    前記算出した許容値に基づき前記送信電力の許容範囲を決定するステップと、
    前記決定された送信電力の許容範囲内で送信電力を決定するステップと、
    を有する方法。
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