JP4988449B2 - ハイブリッドリレー - Google Patents

ハイブリッドリレー Download PDF

Info

Publication number
JP4988449B2
JP4988449B2 JP2007166523A JP2007166523A JP4988449B2 JP 4988449 B2 JP4988449 B2 JP 4988449B2 JP 2007166523 A JP2007166523 A JP 2007166523A JP 2007166523 A JP2007166523 A JP 2007166523A JP 4988449 B2 JP4988449 B2 JP 4988449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact portion
movable
base member
fixed contact
movable contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007166523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009004312A (ja
Inventor
安弘 住野
潔 後藤
常弘 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007166523A priority Critical patent/JP4988449B2/ja
Publication of JP2009004312A publication Critical patent/JP2009004312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988449B2 publication Critical patent/JP4988449B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Contacts (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体スイッチと機械式スイッチとを並列に備えるハイブリッドリレーに関する。
従来、インバータ制御によって照明負荷等に電流供給を行う照明器具として、交流電圧を直流電圧に変換するために大容量の平滑コンデンサを搭載したものが知られている。この種の照明器具では、照明負荷に電流供給を開始して点灯する際に、平滑コンデンサに大きな突入電流が流れるため、回路を閉じるスイッチの投入時に、当該スイッチにも大きな突入電流が流れることになる。さらに、一つのスイッチによって複数の照明負荷に電流供給を開始して点灯させる場合には、より一層大きな突入電流が流れることになる。
ここで、このスイッチとして用いられる機械式リレーの接点材料は、近年のCd(カドミウム)レス化に伴って耐溶着性が低下する傾向にある。そこで、従来、点灯時の突入電流による接点の溶着対策として、既存の機械式スイッチ(機械式リレー)に、電源に対して並列に半導体スイッチ(トライアック)を追加したハイブリッドリレーが提案されている(例えば、特許文献1)。
かかるハイブリッドリレーでは、機械式スイッチの可動接点を電磁石の磁気的吸引力によって駆動する一方、トライアックのゲート電流の通電経路には、フォトトライアックを接続し、さらに、このフォトトライアックを駆動するための発光ダイオードを設けている。そして、照明負荷に電流供給を開始する際には、まず、発光ダイオードを発光させてフォトトライアックを導通状態とし、トライアックのゲートに交流電源からのゲート電流を流して、トライアックを導通状態にする。そして、このように半導体スイッチを導通状態にして電源から照明負荷に電流供給を開始した後に、機械式スイッチを導通状態にする。すなわち、かかるハイブリッドリレーによれば、電源から照明負荷に流れる突入電流を半導体スイッチに流すことで、機械式スイッチに大きな突入電流を流れるのを回避し、以て、機械式スイッチの接点の溶着等による寿命低減を抑制することができる。
特開平11−219645号公報
この種のハイブリッドリレーでは、小型化、特に機械式スイッチの小型化が望まれており、そのためには、固定接点と可動接点との接触部を小型化し、それに伴って可動接点の駆動力を小さくして駆動部を小型化するのが有効であると考えられる。
しかしながら、固定接点と可動接点との接触部における通電容量(接触面積)の確保、ならびに接続信頼性の観点からは、単純に小型化することは困難である。
特に、上記特許文献1のように、固定接点の突起部と可動接点の突起部とを相互に当接させる(点接触させる)タイプでは、接触部全体の大きさに対する接点間の接触面積の比率が小さく、小型化が難しくなってしまう。
そこで、本発明は、機械式スイッチの固定接点と可動接点との接触面積をより大きく確保することが可能なハイブリッドリレーを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、半導体スイッチと機械式スイッチとを並列に備えるハイブリッドリレーにおいて、上記機械式スイッチの接点部は、ベース部材と、上記ベース部材の表面に沿って並べて配置された一対の固定接点部と、上記一対の固定接点部に対して接離可能に上記ベース部材に支持され、一対の固定接点部の双方に当接してこれらを導通させる可動接点部と、を有し、上記一対の固定接点部のうち少なくともいずれか一方の一部を円弧状に形成し、当該一部が円弧状に形成された固定接点部と上記可動接点部との接触部分が円弧状の領域として確保し、上記可動接点部の端部に略逆U字状の屈曲部と屈曲部の先端に設けた支持部とを有する弾性バネ部を形成し、当該可動接点部が当該弾性バネ部を介して上記ベース部材に支持されるようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記一部が円弧状に形成された上記固定接点部の円弧状部分の径方向端縁が櫛歯状に形成されることを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、半導体スイッチと機械式スイッチとを並列に備えるハイブリッドリレーにおいて、上記機械式スイッチの接点部は、ベース部材と、上記ベース部材の表面に沿って並べて配置された一対の固定接点部と、上記一対の固定接点部に対して接離可能に上記ベース部材に支持され、一対の固定接点部の双方に当接してこれらを導通させる可動接点部と、を有し、上記可動接点部の一部を櫛歯状に形成し、上記一対の固定接点部と前記可動接点部との接触部分が当該櫛歯毎に確保し、上記可動接点部の端部に略逆U字状の屈曲部と屈曲部の先端に設けた支持部とを有する弾性バネ部を形成し、当該可動接点部が当該弾性バネ部を介して上記ベース部材に支持されるようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記一対の固定接点部の接触面を双方とも平面状に形成して同一平面上に配置するとともに、上記可動接点部の接触面を平面状に形成したことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記可動接点部が、一対の固定接点部を並列に導通させる複数の弾性接触子を有することを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記一対の固定接点部に対して接離可能に上記ベース部材に支持された可動部材を備え、上記可動接点部は、上記可動部材の表面処理によって形成された導体層であることを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、上記一対の固定接点部に対して接離可能に上記ベース部材に支持された可動部材を備え、上記可動部材は絶縁性の樹脂材料を成形したものであり、上記可動接点部は導体部材からなり、上記可動部材の樹脂成形時にインサート成形されることを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、上記ベース部材が基板であることを特徴とする。
請求項9の発明にあっては、上記半導体スイッチの少なくとも一部を上記基板に実装したことを特徴とする。
請求項10の発明にあっては、上記可動接点部が弾性体を介して上記ベース部材に支持されることを特徴とする。
請求項11の発明にあっては、上記ベース部材と、上記可動接点部を動作させる駆動機構とを一体化したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、一対の固定接点部のうち少なくともいずれか一方の一部を円弧状に形成することで、当該固定接点部と可動接点部との接触部分を円弧状の領域としたため、固定接点部と可動接点部との接触部分が点接触となる場合に比べて、接触面積をより大きく確保することができる。すなわち、機械式スイッチの接点部を小型化しても接触面積をより大きく確保できるため、通電容量および接続信頼性を確保しながら当該接点部を小型化しやすくなる。また、可動接点部の一部に弾性バネ部を形成したため、別途弾性体を設ける場合に比べて部品点数が減って製造コストを低減できる上、機械式スイッチをより小型化することができる。
請求項2の発明によれば、円弧状部分の径方向端縁を櫛歯状とすることで、当該円弧状部分の面積が増大し、ひいては、当該円弧状部分と可動接点部との接触面積をより一層大きく確保することができる。
請求項3の発明によれば、櫛歯状に形成された可動接点部と一対の固定接点部との接触部分が当該櫛歯毎に確保されるようにしたため、固定接点部と可動接点部との接触部分が点接触となる場合に比べて、接触面積をより大きく確保することができる。すなわち、機械式スイッチの接点部を小型化しても接触面積をより大きく確保できるため、通電容量および接続信頼性を確保しながら当該接点部を小型化しやすくなる。また、可動接点部の一部に弾性バネ部を形成したため、別途弾性体を設ける場合に比べて部品点数が減って製造コストを低減できる上、機械式スイッチをより小型化することができる。
請求項4の発明によれば、一対の固定接点部の接触面を双方とも平面状に形成して同一平面上に配置するとともに、可動接点部の接触面を平面状に形成したため、接触面積をより大きく確保できるとともに、接続安定性を向上することができる。
請求項5の発明によれば、複数の弾性接触子が別個独立に固定接点部に接触することができるため、可動接点部と固定接点部との相対的な位置ずれや傾き等を吸収して、接触面積をより確実に確保でき、接続安定性を向上することができる。
請求項6の発明によれば、可動部材を表面処理して形成した導体層を可動接点部とすることで、可動接点部をより容易に形成することができる。
請求項7の発明によれば、可動部材の樹脂成形時にインサート成形した導体部材を可動接点部とすることで、可動接点部を容易に形成することができる。
請求項8の発明によれば、基板上の導体パターンを固定接点部の一部として利用することができる。このため、ハイブリッドリレーを小型化する場合においても、一対の固定接点部をより精度良くかつより容易に形成することができる。
請求項9の発明によれば、基板に半導体スイッチを実装することで、半導体スイッチを別の基板に実装した場合に比べてハイブリッドリレー全体として小型化を図ることができる。
請求項10の発明によれば、可動接点部がベース部材に弾性体を介して支持されるため、可動接点部を固定接点部の位置や形状、姿勢等に追従させてより確実に接触させることができる。
請求項11の発明によれば、ベース部材と駆動機構とを一体化することで、機械式スイッチをよりコンパクトに構成することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施形態で同様の構成要素については共通の符号を付与するとともに、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの概略構成を示す回路図である。
本実施形態にかかるハイブリッドリレー1は、交流電源20の電力を照明負荷等の負荷21に供給して、当該負荷21を動作させるものである。
このハイブリッドリレー1は、トライアック2aを含む半導体スイッチ2と、機械式スイッチ3と、を並列に備えている。すなわち、半導体スイッチ2および機械式スイッチ3のうち少なくともいずれか一方がオンすることによって回路が閉じて、交流電源20から負荷21に電力が供給される。
半導体スイッチ2のトライアック2aのゲートは、ゼロクロス型フォトトライアック2bと接続されている。このゼロクロス型フォトトライアック2bは、発光ダイオード2cからの光の受光状態に応じて動作するようになっている。
機械式スイッチ3は、接点部4と、当該接点部4のオン/オフを切り換えるべく可動接点部7を動作させる駆動機構8と、を有している。接点部4は、一対の固定接点部5,6と、これら固定接点部5,6の双方に接触してこれらを導通させる可動接点部7とを備えている。駆動機構8は、駆動アーム8aを進退動作させることにより、可動接点部7が固定接点部5,6の双方に当接するオン状態と、固定接点部5,6から離間したオフ状態とを切り換える。
上記構成のハイブリッドリレー1では、負荷21への電力供給を開始するために図示しないスイッチがオンされると、発光ダイオード2cに抵抗を介してパルス電流が流れて発光ダイオード2cが発光する。これにより、ゼロクロス型フォトトライアック2bは交流電源20の電圧がゼロクロスした時点から導通状態となって、ゼロクロス型フォトトライアック2bを介してトライアック2aのゲートにゲート電流が流れる。すると、トライアック2aは、ゼロクロス型フォトトライアック2bの導通状態に同期して導通状態となり、交流電源20の電圧がゼロクロスした時点から突入負荷電流がトライアック2aを介して流れる。これにより、トライアック2aが導通状態となって、交流電源20から負荷21への電力供給が開始される。
そして、トライアック2aが導通状態となると、交流電源20から負荷21への電力供給が開始されるとともに、ゼロクロス型フォトトライアック2bの導通状態に同期して駆動機構8が駆動され、接点部4で、可動接点部7が一対の固定接点部5,6に接触する状態となる。
以上のように、ハイブリッドリレー1は、まず半導体スイッチ2を導通状態として交流電源20から負荷21への電力供給を開始させ、その後に機械式スイッチ3の接点部4を導通状態とする。これにより、接点部4においてアークの発生を抑制することができる。
図2は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図、図3は、図2のIII−III断面図において接点部がオンされた状態を示す図、図4は、図2のIII−III断面図において接点部がオフされた状態を示す図である。
機械式スイッチ3の接点部4は、ベース部材9と、このベース部材9に接離可能に支持された可動部材10とを備えている。ベース部材9の表面9aには一対の固定接点部5,6が間隔を空けて絶縁状態で並べて設けられる一方、可動部材10にはこれら固定接点部5,6と対向して可動接点部7が設けられている。そして、可動部材10のベース部材9に対する接離の切り換えによって、可動接点部7が固定接点部5,6の双方に接触してこれらを導通させるオン状態と、可動接点部7が固定接点部5,6の双方から離間するオフ状態とが切り換えられるようになっている。なお、可動接点部7は可動部材10に固定されており、この可動部材10を介してベース部材9に可動支持されていると言うことができる。
ベース部材9は、略矩形の板状に形成されており、その表面9aの四隅には、弾性体としてのコイルスプリング11のガイドとなる略円柱状の柱状部9bが立設されている。コイルスプリング11は、柱状部9bのそれぞれに緩やかに巻回されている。
一対の固定接点部5,6のうち一方の固定接点部5は、円環状の接触部5aと、この接触部5aの一接線に沿うように配置されたリード部5bとを備えている。もう一方の固定接点部6は、接触部5aをほぼ一定の間隙をもって径外側から囲う略C字状の接触部6aと、この接触部6aの一接線に沿うように配置されたリード部6bとを備えている。なお、リード部5b,6bはベース部材9の相互に対向する辺に沿って略平行に配置されている。
可動部材10は、略平板状の本体部13と、略円盤状の押さえ部14とを有しており、これら本体部13および押さえ部14によって可動接点部7が挟持されるようになっている。本実施形態では、図3および図4に示すように、本体部13の板状部13aの略中央部に押さえ部14側に突出する突起部13bが形成され、この突起部13bが可動接点部7に形成された貫通孔7cを貫通して押さえ部14に形成された孔部14aに嵌挿されている。また、本体部13の板状部13aの四隅には、ベース部材9の柱状部9bに対応する貫通孔13cが形成されている。接点部4が組み立てられた状態では、各貫通孔13cに柱状部9bが緩挿され、以て、可動部材10がベース部材9に対して接離する際に、柱状部9bの延伸方向に沿って案内されるようになっている。
可動接点部7は、中央部に貫通孔7cが形成された円環部7aと、円環部7aの外周から円錐面状に伸びる側壁部7bとを有している。なお、側壁部7bには、図2に示すように、固定接点部5の接触部5aとリード部5bとの接続部分に対応して切欠7dが形成されており、可動接点部7と一対の固定接点部5,6との不要な干渉を回避して、これらが所定の姿勢で接触できるようにしてある。
また、本実施形態では、図3および図4に示すように、ベース部材9の表面9aは、外周側の下段部9a1と中央側の上段部9a2との二段構成となっており、上段部9a2上に固定接点部5が配置され、下段部9a1上に固定接点部6が配置されている。なお、ベース部材9は絶縁性の樹脂材料を成形したものであり、その成形時に、導体部材(例えば、銅、銀、あるいはこれらの合金等からなる金属部材)からなる固定接点部5,6がインサート成形される。
また、接点部4は、カバー部材1aで被覆されており、接点部4への塵芥等の異物や水分の進入が抑制されて信頼性の向上が図られるとともに、美観の向上が図られている。
かかる構成では、図3に示される接点部4のオフ状態では、複数(本実施形態では4つ)のコイルスプリング11によって可動部材10がベース部材9から離間する側に付勢された状態で支持される。このとき、可動接点部7は、一対の固定接点部5,6の双方から離間した状態で維持される。
図4に示される接点部4のオン状態では、駆動アーム8aが本体部13の中央部をベース部材9側に押圧する。すると、可動部材10がコイルスプリング11の反力に抗してベース部材9に近接し、可動接点部7が一対の固定接点部5,6の双方に接触してこれらを導通させる。このとき、図4に示すように、可動接点部7の円錐面状の側壁部7bは、段差状に配置される固定接点部5の接触部5a(接触面5s)と固定接点部6の接触部6a(接触面6s)との双方に、弾性変形しながら当接するようになっている。さらに、押圧する駆動アーム8aと押圧される可動部材10(本体部13)とを固定していない。このため、可動接点部7は固定接点部5,6の位置や形状、姿勢に追従しやすくなり、より確実な接触状態が得られるようになっている。
そして、本実施形態では、一対の固定接点部5,6の双方についてそれらの接触部5a,6aは円弧状に形成されており、かつ可動接点部7の接触部としての側壁部7bは円錐面状に形成されているため、固定接点部5,6と可動接点部7との接触部分は、円弧状の線状の領域として確保されることになる。
以上の本実施形態によれば、一対の固定接点部5,6の接触部5a,6aを円弧状に形成することで、当該固定接点部5,6と可動接点部7との接触部分を円弧状の線状の領域として確保することができるため、固定接点部と可動接点部との接触部分が点接触となる場合に比べて、接触面積をより大きく確保することができる。すなわち、機械式スイッチ3の接点部4を小型化しても接触面積をより大きく確保できるため、通電容量および接続信頼性を確保しながら当該接点部4ひいては機械式スイッチ3を小型化しやすくなるという利点がある。
また、本実施形態によれば、可動接点部7を含む可動部材10が、弾性体としてのコイルスプリング11を介してベース部材9に支持されるため、可動接点部7を固定接点部5,6の位置や形状、姿勢等に追従させてより確実に接触させることができる。特に本実施形態では、複数のコイルスプリング11によって複数箇所(本実施形態では4箇所、好適には3箇所以上)で支持されているため、可動接点部7を固定接点部5,6から離間した位置でより安定的に支持して、遮断状態(オフ状態)をより確実に維持することができる。また、コイルスプリング11による圧縮反力を小さく設定することで、駆動機構8による押圧力を小さくでき、小型化に資することになる。
(第2実施形態)図5は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図、図6は、図5のVI−VI断面図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Aの接点部4Aでは、ベース部材9Aの表面9aを平坦面として形成し、固定接点部5A,6の接触面5s,6sを双方とも平面状に形成して同一平面上に配置するとともに、可動接点部7Aの接触面7sを平面状に形成している。こうすることで、固定接点部5A,6と可動接点部7Aとが面接触となって、それらの接触面積をより大きく確保できるとともに、接続安定性を向上することができる。また、同一平面上に配置した分、より薄型化することが可能となる。さらに本実施形態では、固定接点部5Aの接触部5aを略円板状として、接触面積がさらに大きく確保されるようにしてある。
また、本実施形態では、本体部13A(可動部材10A)の板状部13aの固定接点部5A,6との対向面13dに、表面処理(例えば銅、銀、金等の導電性の良好な金属材料のメッキ処理等)によって導体層を形成し、これを可動接点部7Aとしている。こうすることで、可動接点部7Aをより容易に形成することができる上、部品点数を削減することができ、製造コスト低減にも資する。
(第3実施形態)図7は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図、図8は、機械式スイッチに含まれる可動部材の斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Bの接点部4Bでは、本体部13B(可動部材10B)を絶縁性の樹脂材料を成形したものとし、その成形時に、導体部材(例えば、銅、銀、あるいはこれらの合金等からなる金属部材)からなる可動接点部7Bをインサート成形している。こうすることで、可動接点部7Bをより容易に形成することができる上、可動接点部7Bにおける通電容量をより大きく確保することができる。
(第4実施形態)図9は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図、図10は、図9のX−X断面図であって接点部がオフされた状態を示す図、図11は、図9のX−X断面図であって接点部がオンされた状態を示す図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Cの接点部4Cでは、可動接点部7Cの一部に弾性バネ部12を形成し、当該可動接点部7Cが当該弾性バネ部12を介してベース部材9Cに支持されるようにしている。
具体的には、可動接点部7Cを略矩形板状の金属部材(例えば銅板等)によって形成し、その四隅に略逆U字状の屈曲部12aとその先端に設けた支持部12bとを有する弾性バネ部12を形成している。図10および図11に示すように、支持部12bをベース部材9C上に載置して、可動接点部7Cの略平板状の接触部7eが、その四隅の弾性バネ部12を介してベース部材9C上に支持されるようにしてある。
かかる構成により、駆動アーム8aによって可動接点部7Cの接触部7eが固定接点部5A,6に向けて押圧されると、図11に示すように弾性バネ部12の屈曲部12aが拡開するように弾性変形して、可動接点部7Cの接触部7e(接触面7s)が固定接点部5A,6の接触部5a,6a(接触面5s,6s)に接触する。すなわち、可動接点部7Cによって一対の固定接点部5A,6が導通された状態となる。この弾性バネ部12を設けたことで、コイルスプリング11が不要となり、これに伴って、ベース部材9Cは、上記第2および第3実施形態にかかるベース部材9Aから、コイルスプリング11のガイドとしての柱状部9bを除去した構成となっている。
以上の本実施形態によれば、別途弾性体としてのコイルスプリング11を削除することができる分、部品点数が減って製造コストを低減できる上、機械式スイッチ3Cをより小型化することができる。
(第5実施形態)図12は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Dの接点部4Dは、上記第4実施形態にかかる接点部4Cの固定接点部5A,6に替えて、相互に噛み合う櫛歯部5c,6cを有する固定接点部5D,6Dを備えている。
すなわち、固定接点部5Dは、略円板状の接触部5aの径方向外側(すなわち固定接点部6D側)の端縁に、反復的に略矩形状に凹凸する櫛歯部5cを有し、固定接点部6Dは、略円弧状(略C字状)の接触部6aの径方向内側(すなわち固定接点部5D側)の端縁に、反復的に略矩形状に凹凸する櫛歯部6cを有する。そして、これら櫛歯部5c,6cが接触部6aの周方向に沿って交互に並べられ、相互に噛み合う状態が得られている。なお、当然ながら櫛歯部5c,6c間には所定の間隙が設定され、絶縁状態が確保されている。また、可動接点部7Cおよびベース部材9Cの構成は、上記第4実施形態にかかる機械式スイッチ3Cと同様である。
以上の本実施形態によれば、円弧状に形成された固定接点部6Dの接触部6aの径方向端縁を櫛歯状とすることで、当該接触部6aの面積が増大し、ひいては、当該接触部6aと可動接点部7Cとの接触面積をさらに大きく確保することができる。さらに、本実施形態では、固定接点部5Dの櫛歯部5cと、固定接点部6Dの櫛歯部6cとを相互に噛み合うように配置したため、接触面積をより一層大きく確保することができる。
(第6実施形態)図13は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの斜視図、図14は、機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Eの接点部4Eでは、ベース部材9Eを基板(プリント配線基板等)とし、当該基板上に形成した導体パターンを、固定接点部5E,6Eの一部(接触部5a,6aおよびリード部5b,6b)として利用している。なお、リード部5b,6bの端部には、導体(金属部材等)からなる端子部5d,6dを半田付け等によって接合している。
また、可動接点部7Eは、上記第4および第5実施形態で用いられた可動接点部7Cとほぼ同様の構成を備える。ただし、本実施形態では、ベース部材9Eの表面9a上に弾性バネ部12Dの支持部12bを載置するため、固定接点部5E,6Eの接触部5a,6aと可動接点部7Eの接触部7eとの絶縁距離を確保すべく、支持部12bと接触部7eとを接離方向にずらしてある。さらに、この可動接点部7Eの支持部12bを押さえる略矩形状のフレーム15を、ベース部材9Eの外周に沿って取り付けてある。
以上の本実施形態によれば、ベース部材9Eを基板としたため、接点部4Eを小型化する場合においても、公知の基板作成手法を用いて、一対の固定接点部5E,6Eをより精度良くかつより容易に形成することができる。
(第7実施形態)図15は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの斜視図、図16は、機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Fの接点部4Fでは、上記第6実施形態と同様に基板として構成されるベース部材9F上に、可動接点部7Eの支持部12bを接合するためのランド部9dを形成し、このランド部9dに支持部12bを固着している。こうすることで、可動接点部7Eをより容易にベース部材9Fに取り付けることができるとともに、上記第6実施形態で用いたフレーム15等、可動接点部7Eの取り付けに用いる部品を省略することができ、部品点数の削減や小型化にも資する。
(第8実施形態)図17は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチおよび半導体スイッチの一部を示す分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Gの接点部4Gも、上記第7実施形態と同様に基板としてのベース部材9Gを備えている。ただし、本実施形態では、ベース部材9Gに、半導体スイッチ2Gの構成部品16も実装している。具体的には、プリント配線基板として形成されるベース部材9Gの表裏面に導体パターンを形成する。そして、表裏面のうち一方(図17では上面)の導体パターンを固定接点部5G,6Gとして用いるとともに、他方を半導体スイッチ2G用の導体パターン(図示せず)として用いて構成部品16を実装することにより、半導体スイッチ2Gおよび当該半導体スイッチ2Gに関連する回路(例えば、トライアック2a、ゼロクロス型フォトトライアック2b、発光ダイオード2c等)を形成している。こうすることで、半導体スイッチ2Gを別の基板に実装した場合に比べてハイブリッドリレー全体として小型化を図ることができる。
(第9実施形態)図18は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Hは、上記第4実施形態にかかる接点部4Cのベース部材9Cと、可動接点部7Cを動作させる駆動機構8Hとを一体化したものである。具体的には、駆動機構8Hは、扁平な略直方体状のケース8bの可動接点部7Cとの対向面から進退可能に突出する駆動アーム8aを備え、この駆動アーム8aをケース8b内の駆動ユニット(例えば電磁ソレノイドや圧電素子等)により進退駆動させるものである。なお、8cは駆動ユニットに電力を供給する端子である。このように、ベース部材9Cと駆動機構8Hとを一体化することで、機械式スイッチ3Hを全体としてよりコンパクトに構成することができる。
(第10実施形態)図19は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Iは、上記第5実施形態にかかる接点部4Dのベース部材9Cと、可動接点部7Cを動作させる駆動機構8Hとを一体化したものである。かかる構成によれば、上記第5実施形態による効果が得られるのはもちろんのこと、上記第9実施形態と同様、ベース部材9Cと駆動機構8Hとを一体化することで、機械式スイッチ3Hを全体としてよりコンパクトに構成することができる。
(第11実施形態)図20は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Jの接点部4Jは、上記第2実施形態の固定接点部5A,6が設けられたベース部材9Aと、上記第1実施形態の可動部材10(本体部13および押さえ部14)と、一対の固定接点部5A,6を並列に導通させる複数の弾性接触子7fを有する可動接点部7Jとを備えている。可動接点部7Jは、中央部に貫通孔7cが形成された円環部7aと、円環部7aの外周から相互にスリット状の間隙をあけて放射状に伸びる複数の板状の弾性接触子7fと、を備えている。本実施形態では、一対の固定接点部5A,6の接触部5a,6aは、同一平面上に配置されているため、これらの接触部となる複数の弾性接触子7fも同一平面上に配置されている。
以上の本実施形態によれば、複数の弾性接触子7fが別個独立に固定接点部5A,6に接触することができるため、可動接点部7Jと固定接点部5A,6との相対的な位置ずれや傾き等を吸収して、接触面積をより確実に確保でき、接続安定性を向上することができる。
また、本実施形態では、弾性接触子7fの基端部となる円環部7aと弾性接触子7fとの間に段差を形成して、円環部7aを接触部5aから離間させることで、当該円環部7aによる弾性接触子7fへの干渉を抑制し、上記弾性接触子7fを設けたことによる効果がより一層得られやすくなるようにしている。
(第12実施形態)図21は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Kの接点部4Kは、上記第6実施形態のベース部材9Eと同様、基板として形成されるベース部材9Kを備えている。ただし、本実施形態では、ベース部材9Kの中央部に円形の貫通孔9eが形成され、これに伴って、固定接点部5Kの接触部5aは円環状に形成されている。なお、当該接触部5aの外周側に配置される固定接点部6Kの接触部6aは、略C字状に形成されている。
可動部材10Kは、中央部に円形の貫通孔13eを有する円環状の本体部13Kを備えており、当該本体部13Kの固定接点部5K,6Kとの対向面に可動接点部(図示せず)が例えば表面処理やインサート成形等によって形成されている。
そして、本実施形態では、可動部材10Kは、直列に配置される二つのコイルスプリング8K1,8K2の間に挟持され、これら二つのコイルスプリング8K1,8K2は、リテーナ18のフランジ部18aと係止プレート17との間に挟持される。なお、コイルスプリング8K1,8K2と可動接点部とは相互に絶縁されている。
具体的には、リテーナ18のフランジ部18aの中央部には柱状部18bが立設されており、その先端には周方向120°おきに係止片部18cが突設されている。そして、この柱状部18bをベース部材9Kの貫通孔9eに図21の下から上に貫通させ、当該柱状部18bに、コイルスプリング8K2、可動部材10K、およびコイルスプリング8K1を図21の下から順に直列に並べて装着する。そして、コイルスプリング8K1を図21の上から係止プレート17の板状部17aで押さえながら、その中央部に形成されている貫通孔17bに係止片部18cを貫通させ、係止プレート17を60°回転させる。これにより、二つのコイルスプリング8K1,8K2の圧縮反力によって、係止プレート17の貫通孔17bの中心側に向けて周方向120°おきに突出する係止片部17cと、リテーナ18の係止片部18cとが、相互に係止される。そして、リテーナ18または係止プレート17のうち少なくともいずれか一方が、ベース部材9Kに対して固定される。具体的には、リテーナ18のフランジ部18aをベース部材9Kの下面に接着等して接合すればよい。
さらに、本実施形態では、コイルスプリング8K1,8K2を、形状記憶合金によって構成し、これらコイルスプリング8K1,8K2に図示しないリード線等を介して制御電流を流すことで伸縮させ、可動部材10Kを図21の上下方向に進退駆動する。コイルスプリング8K1が伸びてコイルスプリング8K2が縮んだときに可動部材10Kの可動接点部(図示せず)が一対の固定接点部5K,6Kの双方に当接してこれらを導通させる。逆に、コイルスプリング8K1が縮んでコイルスプリング8K2が伸びたときには可動接点部が固定接点部5K,6Kから離間してこれらが遮断される。すなわち、本実施形態では、コイルスプリング8K1,8K2が駆動機構の一部として機能している。
以上の本実施形態によれば、コイルスプリング8K1,8K2を、駆動機構および弾性体として用いるため、これらを別途設ける場合に比べて部品点数を減らすことができ、製造コストを低減でき、小型化しやすくなるという利点がある。なお、上記構成では、コイルスプリング8K1,8K2のうち一方のみを形状記憶合金によって形成してもよい。
また、比較的大径の2つのコイルスプリング8K1,8K2によって可動部材10Kを挟持する構成としたため、3つ以上のコイルスプリングを介して可動部材をベース部材上に支持する場合に比べて部品点数を減らすことが可能となる。なお、本実施形態でも、可動部材10Kは、弾性体としてのコイルスプリング8K1,8K2を介してベース部材9K側に支持されていると言うことができ、弾性体で支持することによって可動接点部を固定接点部5K,6Kの位置や形状、姿勢等に追従させる効果を、本実施形態でも得ることができる。
(第13実施形態)図22は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。
本実施形態でも、一対の固定接点部5L,6Lの接触部5a,6aは、ベース部材9L上で間隙をもって対向配置されている。ただし、本実施形態では、接触部5a,6aはいずれも略矩形状で、双方が略同一面積となっている。なお、図22中の符号9fは絶縁部であり、この絶縁部9fによって、固定接点部5L,6Lと可動接点部7Lとの絶縁がより確実に確保されるようにしてある。
一方、可動接点部7Lは、各接触部5a,6aに当接する短冊状の複数の櫛歯部7gを有している。ここで、本実施形態では、一方の固定接点部5Lに接触する櫛歯部7gの数と、他方の固定接点部6Lに接触する櫛歯部7gの数とを同数とし、また、一方の固定接点部5Lに接触する櫛歯部7gと他方の固定接点部6Lに接触する櫛歯部7gは、相互に突き合う方向に突出形成されているが、本発明はかかる構成には限定されない。なお、一方の固定接点部5Lに接触する櫛歯部7gと他方の固定接点部6Lに接触する櫛歯部7gとは、外周枠部7hによって接続されている。
この可動接点部7Lに対して、ベース部材9Lの反対側に、駆動機構としての駆動プレート8Lが設けられる。この駆動プレート8Lは、可動接点部7Lの櫛歯部7gに対応するほぼ同一形状の櫛歯部8dを有している。これら櫛歯部8dは、例えば形状記憶合金として構成されており、制御電流を印加したときに、図22の下方向(接触面5s,6sの法線方向)に屈曲するようにしてある。
かかる構成によれば、駆動プレート8Lの櫛歯部8dを下方に屈曲させると、この櫛歯部8dによって可動接点部7Lの櫛歯部7gが固定接点部5L,6L側(図22中の下向き)に押圧され、各櫛歯部7gの先端部が、対応する接触部5a,6aに接触する。すると、一対の固定接点部5L,6L同士が、可動接点部7Lの櫛歯部7g、外周枠部7h、および櫛歯部7gを介して導通されることになる。
すなわち、本実施形態によれば、可動接点部7Lの櫛歯部7gと固定接点部5L,6Lとの接触部分が当該櫛歯部7g毎に確保されるようにしたため、従来のように固定接点部と可動接点部との接触部分が点接触となる場合に比べて、接触面積をより大きく確保することができる。すなわち、機械式スイッチ3Lの接点部4Lを小型化しても接触面積をより大きく確保できるため、通電容量および接続信頼性を確保しながら当該接点部を小型化しやすくなる。
また、駆動機構としての駆動プレート8Lの駆動力を比較的小さくすることができ、この点でも小型化しやすくなる。
さらにまた、一対の固定接点部5L,6Lと可動接点部7Lとの絶縁距離を、それらの間の介在物(絶縁部9f)の厚み調整によって、極めて簡単に調整できるという利点もある。
(第14実施形態)図23は、本実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの縦断面図である。
本実施形態にかかる機械式スイッチ3Mの接点部4Mは、上記第13実施形態と同じベース部材9Lと可動接点部7Lとを備えているが、上記第13実施形態の駆動プレート8Lと異なる駆動プレート8Mを設けたものである。この駆動プレート8Mは、櫛歯部8dの駆動方法が異なる点を除き、駆動プレート8Mと同じである。すなわち、本実施形態では、櫛歯部8dの表裏両面に圧電素子8fを設け、これらの伸縮を電気的に制御することで、櫛歯部8dを屈曲させるようにしている。本実施形態によっても、上記第13実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図23中、符号19は絶縁体である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で示した構成を適宜に組み合わせた実施形態として、本発明を実施することができる。
本発明の実施形態にかかるハイブリッドリレーの概略構成を示す回路図である。 本発明の第1実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 図2のIII−III断面図において接点部がオンされた状態を示す図である。 図2のIII−III断面図において接点部がオフされた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 図5のVI−VI断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチに含まれる可動部材の斜視図である。 本発明の第4実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 図9のX−X断面図であって接点部がオフされた状態を示す図である。 図9のX−X断面図であって接点部がオンされた状態を示す図である。 本発明の第5実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第6実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの斜視図である。 本発明の第6実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第7実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの斜視図である。 本発明の第7実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第8実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチおよび半導体スイッチの一部を示す分解斜視図である。 本発明の第9実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第10実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第11実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第12実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第13実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの分解斜視図である。 本発明の第14実施形態にかかるハイブリッドリレーの機械式スイッチの縦断面図である。
符号の説明
1 ハイブリッドリレー
2,2G 半導体スイッチ
3〜3M 機械式スイッチ
4〜4G,4J〜4M 接点部
5,5A,5D,5E,5G,5K,5L 固定接点部
6,6D,6E,6G,6K,6L 固定接点部
5c,6c 櫛歯部
5s,6s 接触面
7,7A,7B,7C,7E,7J,7L 可動接点部
7f 弾性接触子
7g 櫛歯部
7s 接触面
8,8H 駆動機構
8K1,8K2 コイルスプリング(駆動機構、弾性体)
8L,8M 駆動プレート(駆動機構)
9,9A,9C,9E,9F,9G,9K,9L ベース部材
9a 表面
9b 柱状部
10,10A,10B,10K 可動部材
11 コイルスプリング
12,12D 弾性バネ部

Claims (11)

  1. 半導体スイッチと機械式スイッチとを並列に備えるハイブリッドリレーにおいて、
    前記機械式スイッチの接点部は、
    ベース部材と、
    前記ベース部材の表面に沿って並べて配置された一対の固定接点部と、
    前記一対の固定接点部に対して接離可能に前記ベース部材に支持され、一対の固定接点部の双方に当接してこれらを導通させる可動接点部と、
    を有し、
    前記一対の固定接点部のうち少なくともいずれか一方の一部を円弧状に形成し、当該一部が円弧状に形成された固定接点部と前記可動接点部との接触部分が円弧状の領域として確保し、
    前記可動接点部の端部に略逆U字状の屈曲部と屈曲部の先端に設けた支持部とを有する弾性バネ部を形成し、当該可動接点部が当該弾性バネ部を介して前記ベース部材に支持されるようにしたことを特徴とするハイブリッドリレー。
  2. 前記一部が円弧状に形成された前記固定接点部の円弧状部分の径方向端縁が櫛歯状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドリレー。
  3. 半導体スイッチと機械式スイッチとを並列に備えるハイブリッドリレーにおいて、
    前記機械式スイッチの接点部は、
    ベース部材と、
    前記ベース部材の表面に沿って並べて配置された一対の固定接点部と、
    前記一対の固定接点部に対して接離可能に前記ベース部材に支持され、一対の固定接点部の双方に当接してこれらを導通させる可動接点部と、
    を有し、
    前記可動接点部の一部を櫛歯状に形成し、前記一対の固定接点部と前記可動接点部との接触部分が当該櫛歯毎に確保し、前記可動接点部の端部に略逆U字状の屈曲部と屈曲部の先端に設けた支持部とを有する弾性バネ部を形成し、当該可動接点部が当該弾性バネ部を介して前記ベース部材に支持されるようにしたことを特徴とするハイブリッドリレー。
  4. 前記一対の固定接点部の接触面を双方とも平面状に形成して同一平面上に配置するとともに、前記可動接点部の接触面を平面状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
  5. 前記可動接点部が、一対の固定接点部を並列に導通させる複数の弾性接触子を有することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
  6. 前記一対の固定接点部に対して接離可能に前記ベース部材に支持された可動部材を備え、
    前記可動接点部は、前記可動部材の表面処理によって形成された導体層であることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
  7. 前記一対の固定接点部に対して接離可能に前記ベース部材に支持された可動部材を備え、
    前記可動部材は絶縁性の樹脂材料を成形したものであり、
    前記可動接点部は導体部材からなり、前記可動部材の樹脂成形時にインサート成形されることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
  8. 前記ベース部材が基板であることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
  9. 前記半導体スイッチの少なくとも一部を前記基板に実装したことを特徴とする請求項8に記載のハイブリッドリレー。
  10. 前記可動接点部が弾性体を介して前記ベース部材に支持されることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
  11. 前記ベース部材と、前記可動接点部を動作させる駆動機構とを一体化したことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか一つに記載のハイブリッドリレー。
JP2007166523A 2007-06-25 2007-06-25 ハイブリッドリレー Expired - Fee Related JP4988449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166523A JP4988449B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 ハイブリッドリレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166523A JP4988449B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 ハイブリッドリレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009004312A JP2009004312A (ja) 2009-01-08
JP4988449B2 true JP4988449B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=40320457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007166523A Expired - Fee Related JP4988449B2 (ja) 2007-06-25 2007-06-25 ハイブリッドリレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4988449B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504698Y1 (ja) * 1970-09-26 1975-02-07
JPS55151734A (en) * 1979-05-15 1980-11-26 Nippon Electric Co Sealed contact switch
JPH0485538U (ja) * 1990-11-29 1992-07-24
JPH10199365A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可動接点及びこれを用いたパネルスイッチ
JP3948093B2 (ja) * 1998-01-30 2007-07-25 松下電工株式会社 ハイブリッドリレー
JP2000215752A (ja) * 1999-01-20 2000-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd プッシュスイッチおよびこれを用いた複合スイッチ
DE102004004102B3 (de) * 2004-01-27 2005-01-27 Siemens Ag Magnetisch passiver Positions-Sensor
JP2007087828A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Matsushita Electric Works Ltd ハイブリッドリレー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009004312A (ja) 2009-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103670980B (zh) 扁平型形状记忆电缆体及使用该电缆体的驱动装置
JP4165582B2 (ja) 電気かみそりと充電器との保持構造
US6677840B2 (en) Electromagnetic relay
KR101097665B1 (ko) 스위치 및 이 스위치를 사용하는 장치
JP5844860B2 (ja) 電磁接触器
CN103515152B (zh) 电磁开关装置
KR101249638B1 (ko) 하이브리드 릴레이 및 제어 단말 장치
US20070097602A1 (en) Switchgear with a Switching Device and an Electronic Component as well as a Supplementary Electrical Circuit for the Switchgear
JP2005071946A (ja) 電磁継電器
JP2004288513A (ja) スイッチ装置
JP5117339B2 (ja) 複合操作型入力装置
JP4988449B2 (ja) ハイブリッドリレー
JP2010530603A (ja) 自動車のための電気スイッチ
JP2007087828A (ja) ハイブリッドリレー
US20080110734A1 (en) Switch for vehicle
JP2004134296A (ja) スイッチ装置
EP0492038A2 (en) Electromagnetic contactor
JP2020095771A5 (ja)
JP4054296B2 (ja) 電子部品の取付け構造
JP7270221B2 (ja) スイッチ
JP4105048B2 (ja) マイクロスイッチ及びその製造方法
KR101545894B1 (ko) 전자접촉기
JP2924353B2 (ja) スイッチ
CN213150675U (zh) 一种继电器组件
CN220963077U (zh) 一种接触装置以及开关设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4988449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees