JP4988228B2 - 担持部材に固定用リングを固定する装置と、その装置を備えた支持体 - Google Patents

担持部材に固定用リングを固定する装置と、その装置を備えた支持体 Download PDF

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Description

本発明は、担持部材に固定用リングを固定する装置に関する。
自動車のトランクにこのタイプの装置が取り付けられていることが知られている。この装置では、ビスを通すために開けた開口部を取り囲むナットが鋼板に溶接されている。この装置は、溶接の際にビスのネジ山が傷ついたり、処理または塗装の際に汚れたりする危険性があるため、自動車に取り付けるのにコストがかかる。
本発明は、担持部材に取り付ける、より便利でより安価な固定用リング固定装置を提供することを目的とする。
そこで本発明により、担持部材に固定用リングを固定する装置であって、
リングを枢軸回転可能に取り付ける手段を備えていて、担持部材に開けられた所定形状の開口部の周辺部の面に支持される基部と;
互いに向かい合った状態で基部から延びる第1の脚部ペアと、その脚部ペアの間に配置されているビームと、互いに向かい合った状態でそれぞれ基部だけに接続され、間隙によって隔てられている第2の脚部ペアとを備えていて、基部に取り付けられた状態で担持部材の開口部の中に軸方向に沿って導入される突起部と;
基部を貫通して第2の脚部ペアの間の位置に開けられた貫通孔を通過してビームに捕えられ、そのビームを基部に向けて移動させるシャフトとを備え;
ビームは、第2の脚部ペアと向かい合っていて間隙を目指すコーナー部を持ち、第1の脚部ペアは、ビームが基部に向かって移動したときに折れ曲がり、第2の脚部ペアは、ビームのコーナー部が間隙の中に嵌まり込んだときに外側に向かって撓み;
第1の脚部ペアの各脚部は、基部に隣接していて軸方向の高さが担持部材の高さに対応している第1の円筒部と、それよりも薄くて基部から離れている第2の円筒部とを備え、第1の脚部ペアの各脚部は、内側に、軸方向とは直角な方向にその脚部の幅全体に沿って一様な肩部を持ち、その肩部は、第1の円筒部と第2の円筒部の間の移行部となっていることを特徴とする装置が提供される。
そのためこの装置は、迅速に、しかも溶接の必要もなく、所定の位置に取り付けられる。
フランス国特許第2,756,334号により、ある部材を担持部材に固定する装置であって、その担持部材に開けた所定形状の開口部の周辺部の面に支持される基部と、その基部に支持されていてその担持部材の開口部に導入される突起部とを備えていて、その突起部が、2組の脚部ペアと、コーナー部を有するビームとを備える構成の装置が公知になっていることがわかる。
このような装置は、固定用リングとともにではなく、日除けのフックとともに用いられていた。出願人は、このような装置は、脚部がより太い第1の円筒部を備えているため、固定用リングに応用するのに適していることを見いだした。フランス国特許第2,756,334号にはないこの円筒部により、突起部が、固定用リング固定部材の特別な剪断応力に耐えることができる。
製造だけでなく利用の面でも特に簡単で便利な実施態様によると、
基部は、第1の脚部ペアの外側に、その脚部の両側にはみ出した支持面を備えており;場合によっては、
各脚部は基部のボスから突起していて、それぞれのボスは支持面を持ち、基部は、ボスからはみ出した第2の支持面を持つこと;および/または
ビームはプラスチック材料からなり、本体を備えていて、その本体からコーナー部が延びており、その本体には凹部が設けられていることと、シャフトは金属製でネジ山が設けられていることと、この装置はさらに、金属製のナットを、凹部に挿入された状態で備えていて、そのナットにシャフトが捕えられること;および/または
リングを枢軸回転可能に取り付ける手段は2つのスロットを備え、その各スロットが、リングのそれぞれの末端アーム部を受け入れ;場合によっては、
それぞれのスロットはアーチ状の輪郭を持ち;場合によっては、
スロットの支持面側は開いており、それぞれのスロットは、基部の互いに向かい合ったそれぞれの縁部にあること;および/または
突起部は基部の中央に配置されており、2つのスロットは貫通孔の両側に配置されており;または
本発明の装置は、第1の穴/突起部組立体を形成する貫通孔と突起部に加えて第2の穴/突起部組立体をさらに備えており、それぞれの組立体が基部の一端に配置されており;場合によっては、
本発明の装置は、金属板をさらに備え、そのそれぞれの端部には、各突起部のシャフトが通過する穴を持ち、その金属板は、基部と各シャフトの頭部の間に挟まれること;および/または
基部は全体として長方形であり、枢軸回転可能に取り付ける手段は少なくとも1つのスロットを備えていて、リングのうちで貫通孔の間に位置していて基部の幅方向を向いている部分を受け入れ;場合によっては、
枢軸回転可能に取り付ける手段は、支持面の側においてと、基部の互いに向かい合った縁部のそれぞれにおいて開いており;または
本発明の装置は金属板をさらに備え、その金属板のそれぞれの端部には各突起部のシャフトを通すための穴が開けられており、その金属板は基部と各シャフトの頭部の間に挟まれており、枢軸回転可能に取り付ける手段は、基部の2つの縁部においてと、基部で支持面とは反対側とにおいて開いているスロットであり、そのスロットにリングの一部が受け入れられてその部分がスロットと金属板の間に挟まれていること;および/または
第1の脚部ペアの各脚部は、肩部の位置にある第1の折れ曲がり領域と、ビームの位置にある第2の折れ曲がり領域と、第1の折れ曲がり領域と第2の折れ曲がり領域の途中にある第3の折れ曲がり領域とを備え、第1の脚部ペアの各脚部は、内側に、第1の折れ曲がり領域と第3の折れ曲がり領域の間にあるリブと、第2の折れ曲がり領域と第3の折れ曲がり領域の間にあるリブとを備え、脚部が折れ曲がったときにそのリブが互いに接触することを特徴とする。
本発明では、上記の装置と、鐙の形をしていて枢軸回転可能に取り付ける手段の中に保持される固定用リングとを備える固定用支持体も提供される。
本発明の特徴および利点は、添付の図面を参照して行なう好ましい実施態様に関する以下の説明から明らかになろう。
図1−4に示した固定用支持体1は、成形プラスチック材料からなる単一部材の基部2と、金属製ビス3と、正方形をした金属製ナット4とを備える固定装置を有する。
基部2は、リング6を受け入れる2つのスロット5を備えており、その基部2には固定用突起部7が取り付けられている。
突起部7は、互いに向かい合った状態で基部2から延びる脚部ペアを2組備えている。それは、それぞれ、脚部ペア10A、10Bと、脚部ペア12A、12Bである。脚部10Aと10Bの間にはビーム11が設けられており、脚部12Aと12Bは、それぞれ基部2だけに接続されていて、間隙13によって隔てられている(図3)。
脚部10Aと10Bは、それぞれ、第1の部分14と湾曲部分15を有する。
第1の部分14は第1の円筒部14Aを備えており、その後に第2の円筒部14Bが続いている。それぞれの第1の円筒部14Aは、基部2から所定の距離にわたって延びている。この距離は、突起部7の主要方向に対応する軸方向に測定する(この方向は、突起部を担持部材の開口部に挿入する方向にも対応している)。この距離は、支持体1を固定することになる担持部材の厚さに対応している(図4を参照のこと)。
それぞれの第1の円筒部14Aの厚さ(図2の平面内で軸方向に対して直角な距離)は、基部2から離れるにつれて薄くなる。脚部10A、10Bは、根元の位置において、基部2とで脚部12A、12Bと接触する内面を形成している。この内面は、基部2から離れるにつれて脚部12A、12Bから離れる。そのために十分なスペースが確保され、脚部12A、12Bが撓む動きが邪魔されない。
脚部10A、10Bの外面は、円筒部14A、14Bの位置でほぼ平らになっている。円筒部14Bは、円筒部14Aよりもはるかに薄い。2つの円筒部14Aと14Bは、肩部16を介してつながっている。この肩部16は、ここでは円筒部14Bの側が丸くなっている。
軸方向に沿って基部2からさらに離れていくと、第1の部分14のあとに部分15が続いている。この部分15の外面はわずかに凸になっているのに対し、内面はぎざぎざした形状になっている。
部分15は、内側に、厚さが第2の円筒部14Bと同等な円筒部によって互いに隔てられた2つのリブ17を有する。部分15の厚さは、リブ17の位置で第2の円筒部14Bの厚さのほぼ2倍である。
脚部10Aと10Bの先には、ビーム11への接続部がある。
ビーム11は、脚部10Aと10Bに直接接続された本体18と、その本体18から延びるコーナー部19とを備えている。コーナー部19は、脚部12Aと12Bの間にある間隙13を向いている。
凹部20が本体18に設けられており、ナット4がその凹部20に挿入される。
ビス3のシャフトがナット4に捕えられるよう、基部2と脚部12A、12Bには貫通孔21が開けられており、ビーム11には、貫通孔21と似た同軸の貫通孔22が設けられている。
脚部12Aと12Bに関しては、内側には貫通孔21に対応する中空部があるのに対し、間隙13と平行な外面には溝23が設けられていて、支持体1を固定することになる担持部材に脚部12A、12Bを容易に捕えられるようになっている。
それぞれの脚部12A、12Bで横方向に間隙13と向かい合う外面は、脚部12A、12Bの自由端よりも前の位置に、貫通孔21の側壁を横切る傾斜部24を備えている。そのため一種の隈切面25が存在することになる(図3、図8)。脚部12A、12Bで横方向に間隙13と向かい合うそれぞれの外面に傾斜部24が存在しているため、4種類の隈切面25が存在し、そのそれぞれが、コーナー部19が間隙13に向かうときのセンタリング面を形成する。
支持体1を固定することになる担持部材は金属板26(図4)である。金属板26は補強パネル27で覆われており、突起部7の全断面に対応する長方形の穴28が金属板26に開けられている。穴28よりも大きな穴が補強パネル27に開けられている。
基部2は、長方形の2枚のパネル30を有する全体が正方形の土台を備えており、その2枚のパネル30は、2つのスロット5と円筒形のパイプ部32とを有する中央部によって隔てられている。パイプ部32は、基部2の中央に位置して貫通孔21を取り囲んでいる。
スロット5は、水平な状態でパイプ部32に向かっており、アーチ状の壁部31の位置で終わっている。スロット5は、パネル30の内面の平面内に広がっている。壁部とパイプ部は、ほぼ同じ高さである。
基部2の四辺は盛り上がった縁部になっている。この縁部は、スロット5およびパイプ部32と同じ側に突起している。スロット5のない2辺の縁部は、高さがパイプ部32よりも低い。残りの2辺の縁部は、逆V字形になっていて、その頂点がそれぞれの壁部31の頂点と一致している。それぞれのスロット5は、パイプ部32とは反対側の端部が縁部の中で開いた状態になっている。
基部20は各パネル30の下の位置にボス33をさらに備えている。このボス33は、基部20の残りの部分と一体成形されている。各ボス33は自由状態の下面を備えており、その下面から脚部10Aと10Bが突起している。脚部10Aと10Bは、下面の互いに最も近い縁部から突起している。各下面の残りの部分は、金属板26の上に載る基部2の支持面34を形成している。
パネル30はボス33からはみ出してボス33とパネル30の間に肩部を形成し、補強パネル27の上に載る基部の支持面35を規定している。2つのボス33の輪郭は、補強パネル27の穴に合致している。
2つのボス33はパイプ部32の延長線上にある壁部38によって互いにつながっていて、壁部38の端部から脚部12A、12Bが延びている。壁部38は、軸方向に延びる中央突出部39を備えており、その中央突出部39の上方では、ラチェットのリブ36が横方向に延びている。このリブ36はスロット5の開口部の直下に位置し、三角形の断面を有する。リブ36は、脚部12A、12Bが互いに離れるほどせり上がる。リブ36は、肩部37を介してパイプ部32につながっている。
プラスチック製のリング6は、断面が丸くなったU字状の部分を有する鐙の形をしている。平行な2本の枝部は、互いに位置が揃った2本の円筒形アームによって閉じられている。図1からわかるように、スロット5がリング6のアームを受け入れる。リング6のアームの直径は、肩部37とスロット5の最上部を隔てている距離に対応するため、まずアームをリブ36の下に配置し、次いでスロット5のほうに持ち上げることによってアームをロックする。アームとスロット5はそれぞれこのような形状になっているため、アームはスロットの中で回転運動をすることができ、したがってリング6はスロット5に対して枢軸回転できる。
支持体1を固定するには、基部2が支持面34に支持されるまで突起部7を穴28に挿入する。
この挿入は、脚部10Aと10Bの湾曲部分15が可撓性を持っているために可能になる。すなわち湾曲部分15が内側に撓んで穴28を貫通した後、部分15が広がって仮の位置に保持される。そこでビス3の頭部にビス3を回す道具を当て、ビーム11を基部2に向けて移動させる方向にビスを回す。ナット4がビス3のシャフトに沿って上昇するにつれ、ビス3のより多くの部分がビーム11の下に現われる(図4)。
すると脚部10Aと10Bの部分15は外側に撓み(脚部10Aと10Bが曲がることで、この方向の撓みが始まる)、脚部12A、12Bに近づくコーナー部19がついに隈切面25と接触し、そのおかげで互いにセンタリングがなされ、次いでコーナー部が間隙13の中に言わば侵入するため、脚部12A、12Bが外側に折れ曲がる。脚部10A、10Bの撓みと脚部12A、12Bの折れ曲がりは、ビス3が回されている間は続くが、ビスを回す道具は、所定の偶力に達して支持体1が正しく固定されるのに十分なだけ脚部が変形したときに外す。すると図4に示した状態になる。この状態では、突起部のそれぞれの脚部10A、12A、10B、12Bが金属板26の裏側にしっかりと固定される。
この状態では、脚部10Aと10Bは、折れ曲がって明確に異なる3つの折れ曲がり領域40、41、42に存在している。折れ曲がり領域40は、第1の円筒部14Aと第2の円筒部14Bの接合部にある肩部16に位置している。折れ曲がり領域41は、2つのリブ17の間にある部分15の中央に位置している。折れ曲がり領域42は、部分15よりも先の部分に位置している。この状態では、部分15それ自体が折れ曲がっているため、2つのリブ17が互いに接触する。リブ17の位置の厚みがこのように増すと、折れ曲がり領域41と42の位置での折れ曲がり角度が制限されるためにこの折れ曲がり領域に及ぶ力が制限されるとともに、力ずくで穴28を通ることが避けられる。
脚部12Aと12Bには傾斜部24がある。そのためこれら脚部は、ほぼ全長にわたり、基部2に近づくにつれて徐々に幅(図9のビス3の軸に直角な方向のサイズ)が大きくなっていることがわかるであろう。その結果、コーナー部19を間隙13の中に押し込むのに必要な力は、挿入するにつれて徐々に大きくなる。さらに、コーナー部19と間隙13がうまく揃わない場合には、隈切面25が存在しているため、コーナー部がまだ十分に間隙13の中に侵入していないときに硬い点が生じてビス3を回す道具が外れることが避けられる。
支持体が固定されると、さまざまな部材を固定するのにリングを役立てることができる。支持体は引っ張り力を受けるが、脚部と支持面によってその力に抵抗し、支持体を担持部材に固定したままにする。支持体は、特に金属板26の穴がある面内で剪断力も受ける。円筒部14Aの厚くなった部分がこの平面内で折れ曲がり領域を補強しているが、脚部12Aと12Bの動きを妨げることはない(円筒部は、基部に近いほうの端部で脚部と一時的に接触するだけである)。
別の一実施態様によると、固定用支持体1は、2つの突起部7を備えている。これら2つの突起部7のそれぞれは、脚部10Aと10Bに関して第1の円筒部14Aの厚みが一定であることと、肩部16がここではまっすぐであることを除き、図1−4を参照して説明した突起部と同じである。円筒部14Aは脚部12A、12Bと接触しておらず、支持体を担持部材の上に配置したときに折り曲げ運動を邪魔しないだけのスペースがある。さらに、脚部10Aと10Bにはリブ17がない。
基部2は全体として長方形であり、3つの正方形部分を有する。中間部50を中心にして2つの端部51があり、その2つの端部51のそれぞれは、貫通孔21と揃った位置にビス3の通る穴を有する。それぞれの端部51の下方には2つのボス33が延びている。ボスの方が幅が狭いため、支持面34もやはりより狭くなっている。中間部50の下面は補強パネルに支持されるようになっているため、支持面35も2つの突起部の間に存在することができる。
ここでは中間部50は、図5にVIII-VIIIで示した平面内で、平坦な三角形の断面を有する(図8)。この断面は、外側に向かっている。断面が円形の溝が中間部50の位置に存在している。この溝は外側に向かって開いており、リング6を受け入れることになる。
縁部は、主に中間部の2つの辺でV字形になっている。この縁部には、溝の位置に2つの丸い切り取り部52がある。切り取り部は、基部2の外側に向かって開いている。切り取り部はリング6を受け入れるようになっており、その互いに平行な2つの枝部は、まっすぐな部分によってつながっている。
固定用支持体は、全体の形状が基部2に合致した金属製の補強板60をさらに備えている。この補強板60は、両端にそれぞれ位置する2つの穴を備えている。補強板60の中央領域は、中間部50の形状に対応する逆V字形である。リング6が切り取り部の中に位置し、補強板60が基部2の上に位置したとき、補強板60の穴が端部51の穴と一致するため、ビス3のシャフトが通過できるようになる。ビス3の頭部は補強板60を基部2に固定し、補強板60は、リング6を、切り取り部と、中間部50の溝の表面と、補強板60とによって規定される凹部の中に固定する。リングの断面、溝の断面、切り取り部の断面の形状が互いに対応しているため、リング6は、基部2の中に保持されているとはいえ、自由に枢軸回転する。
支持体1を固定することになる担持部材(図示せず)は、金属板と、その金属板を覆う補強パネルとを備えている。突起部7の全体的な断面形状にそれぞれ対応する長方形をした2つの穴が、その補強パネルと金属板に開けられている。
支持体1を固定するには、基部2が、穴の周辺部の面に支持面34によって支持され、補強パネルの面には支持面35によって支持されるまで、それぞれの突起部7を穴に挿入する。
ビス3を回す道具をビスの頭部に当て、補強板60が基部2に対して動かないようにしつつ、ビーム11を基部2に向けて移動させる方向にビスを回す。
別の実施態様(図10と図11)によると、中間部の溝と切り取り部は、突起部7に向かって開いている。したがって板60は、補強の役割を果たす。支持体1が担持部材の上にあるとき、リング6は、切り取り部と、中間部50の溝の面と、補強板とによって規定される凹部の中に保持される。
図示していない一実施態様によると、補強板の目に見える面にはサイン(ロゴ、スローガン)を取り付ける。
別の一実施態様によると、脚部10Aと10Bは、図1−4に示した突起部7のリブ17と同様のリブを有する。
図1−4に示した実施態様の別の一実施態様によると、脚部10Aと10Bにはリブ17がない。
図示した実施態様の別の一実施態様によると、第1の円筒部14Aと肩部16は形状が異なっている。
本発明の固定装置と固定用リングを備える固定用支持体の斜視図である。 図1に示した支持体の立面図である。 図2に示した突起部の一部を、図1にIII-IIIで示した平面で切断した断面図として示した図である。 図2と同様の図であり、支持体が、断面図として示した担持部材の上に配置されてその担持部材に固定されている。 別の実施態様による固定用支持体の斜視図である。この装置は、基部の両端に2つの同じ突起部を備えている。 図5に示した支持体の立面図である。 図6の支持体を左側から見たときの図である。 図5にVIII-VIIIで示した平面で切断した支持体の断面図である。 図8にIX-IXで示した平面で切断した支持体の断面図である。 図4に示した支持体の別の一実施態様に関する図5と同様の図であり、固定用リングを受け入れるスロットが突起部の側に開いている。 図10に示した支持体の立面図である。

Claims (15)

  1. 担持部材(26)に固定用リング(6)を固定する装置であって、
    基部(2)であって、リング(6)を枢軸回転可能に取り付ける手段(5)を備えていて、担持部材(26)に開けられた所定形状の開口部(28)の周辺部の面に支持される基部(2)と;
    突起部(7)であって、互いに向かい合った状態で基部(2)から延びる第1の脚部ペア(10A、10B)と、その脚部ペア(10A、10B)の間に配置されているビーム(11)と、互いに向かい合った状態でそれぞれ基部(2)だけに接続され、間隙(13)によって隔てられている第2の脚部ペア(12A、12B)とを備えていて、基部(2)に取り付けられた状態で担持部材(26)の開口部(28)の中に軸方向に沿って導入される突起部(7)と;
    シャフト(3)であって、基部(2)を貫通して第2の脚部ペア(12A、12B)の間の位置に開けられた貫通孔(21)を通過してビーム(11)に捕えられ、そのビーム(11)を基部(2)に向けて移動させるシャフト(3)とを備え;
    ビーム(11)は、第2の脚部ペア(12A、12B)と向かい合っていて間隙(13)の方に向けられているコーナー部(19)を持ち、第1の脚部ペア(10A、10B)は、ビーム(11)が基部(2)に向かって移動したときに折れ曲がり、第2の脚部ペア(12A、12B)は、ビーム(11)のコーナー部(19)が間隙(13)の中に嵌まり込んだときに外側に向かって撓み;
    第1の脚部ペア(10A、10B)の各脚部は、基部(2)に隣接していて軸方向の高さが担持部材(26)の高さに対応している第1の円筒部(14A)と、それよりも薄くて基部(2)から離れている第2の円筒部(14B)とを備え、
    第1の脚部ペア(10A、10B)の各脚部は、内側に、軸方向とは直角な方向にその脚部(10A、10B)の幅全体に沿って一様な肩部(16)を持ち、その肩部(16)は、第1の円筒部(14A)と第2の円筒部(14B)の間の移行部となっている、
    ことを特徴とする装置。
  2. 基部(2)が、第1の脚部ペア(10A、10B)の外側に、その脚部(10A、10B)の両側にはみ出した支持面(34)を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 第1の脚部ペア(10A、10B)の各脚部が基部(2)のボス(33)から突起していて、それぞれのボス(33)が支持面(34)を持ち、基部(2)が、ボス(33)からはみ出した第2の支持面(35)を持つ、ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. ビーム(11)がプラスチック材料からなり、本体(18)を備えていて、その本体(18)からコーナー部(19)が延びており、かつ、その本体(18)には凹部(20)が設けられており、
    シャフト(3)が金属製でネジ山が設けられており、
    この装置がさらに、金属製のナット(4)を、凹部(20)に挿入された状態で備えていて、そのナット(4)にシャフト(3)が螺合される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. リングを枢軸回転可能に取り付ける手段(5)が2つのスロット(5)を備え、その各スロット(5)が、リング(6)のそれぞれの末端アーム部を受け入れる、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. それぞれのスロット(5)がアーチ状の輪郭を持つ、ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. それぞれのスロット(5)は、基部(2)の支持面(34)側において開いており、また、基部(2)の互いに向かい合う縁部のそれぞれの縁部においても開いている、ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 突起部(7)が基部(2)の中央に配置されており、貫通孔(21)に対する両側方にスロット(5)が配置されている、ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 第1の穴/突起部組立体を形成する貫通孔(21)と突起部(7)に加えて、第2の穴/突起部組立体をさらに備えており、それぞれの組立体が基部(2)の端部に配置されている、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の装置。
  10. 金属板(60)をさらに備え、そのそれぞれの端部には、各突起部(7)のシャフト(3)が通過する穴を持ち、その金属板(60)は、基部(2)と各シャフト(3)の頭部の間に挟まれる、ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 基部(2)が全体として長方形であり、枢軸回転可能に取り付ける手段が少なくとも1つのスロット(5)を備えていて、リング(6)の一部分であって第1及び第2の穴/突起部組立体の貫通孔(21)の間に位置していて基部(2)の幅方向に配置される部分を受け入れる、ことを特徴とする請求項9または10に記載の装置。
  12. 枢軸回転可能に取り付ける手段(5)が、基部(2)の支持面(34)側において開いており、また、基部(2)の互いに向かい合う2つの縁部のそれぞれの縁部においても開いている、ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 金属板(60)をさらに備え、金属板(60)のそれぞれの端部には各突起部(7)のシャフト(3)を通すための穴が開けられており、
    金属板(60)は基部(2)と各シャフト(3)の頭部の間に挟まれており、
    枢軸回転可能に取り付ける手段が、基部(2)の2つの縁部と、基部(2)で支持面(34)とは反対側とにおいて開いているスロット(5)であり、
    そのスロットにリング(6)の一部が受け入れられて、その部分がスロット(5)と金属板(60)の間に挟まれる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  14. 第1の脚部ペア(10A、10B)の各脚部が、肩部(16)の位置にある第1の折れ曲がり領域(40)と、ビーム(11)の位置にある第2の折れ曲がり領域(42)と、第1の折れ曲がり領域(40)と第2の折れ曲がり領域(42)の途中にある第3の折れ曲がり領域(41)とを備え、
    第1の脚部ペア(10A、10B)の各脚部は、内側に、第1の折れ曲がり領域(40)と第3の折れ曲がり領域(41)の間にあるリブ(17)と、第2の折れ曲がり領域(42)と第3の折れ曲がり領域(41)の間にあるリブ(17)とを備え、脚部(10A、10B)が折れ曲がったときにそのリブ(17)が互いに接触する、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の装置と、鐙の形をしていて枢軸回転可能に取り付ける手段(5)の中に保持される固定用リング(6)とを備える、ことを特徴とする固定用支持体。
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