JP4988097B2 - 粘着シート及び粘着シート積層体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粘着製品に関し、特に、シート基材の両端部に粘着剤層を有する粘着シート及び粘着シート積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、メモ用紙、付箋紙等に種々の粘着シート製品が知られており、シート基材の一方の面の一端部に粘着剤層を有する粘着シートが様々の形態で市場に流通している。
従来の粘着シート製品では、粘着シート表面側にメモを記入し、かかる伝言メモを伝言を受ける者の机等の上に貼着した場合に、書類等の下に埋もれてしまったり、書類等の間に挟まって見落とされてしまうことがあった。
また、従来の粘着シート製品をメモ用に用いた場合には、伝言文がそのまま人目に晒されているので、個人のプライバシーが守られないこともあった。更にまた、従来の粘着シート製品は一端部にしか粘着剤層が形成されていないので、他端が固定されずヒラヒラして剥がれ易く、貼着安定性が十分ではなかった。
そのため、これらの問題点を生じないような粘着シート製品の改良が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、本発明の目的は、視覚的に注意を喚起しやすく、暫時所定の位置に保持される粘着シート、また、更に伝言文等を秘密に保持できる粘着シートおよびそれらの粘着シート積層体を提供することにある。
【0004】
【発明を解決するための手段】
本発明の粘着シートは、シート基材の一方の面の両端部に粘着剤層を有し、中央部には粘着剤層がなく、かつ粘着剤層と中央部との境界線近傍を含む部分に折り線が設けられていることを特徴とする。
ここで、シート基材の中央部の中央には、折り線が設けられていてもよい。
本発明の粘着シート積層体は、上記のいずれかの粘着シートを複数枚積層してなることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の粘着シートは、シート基材の一方の面の両端部に粘着剤層を有する。端部とは、シート基材の相対する辺から所定の長さまでの部分をいう。例えば細長い形状のシート基材においては、一般に、長手方向の両端の辺から所定の長さまでの部分をいうが、用途によっては長手方向に直角な方向の両端の辺から所定の長さまでの部分をいう。所定の長さとは、シート基材の中央部分に粘着剤層が形成されていない面を存在させることができるような長さであり、両端部の2つの粘着剤層は同一長さでも異なっていてもよい。例えば両端部の粘着剤層の大きさが同一である場合には、シート基材の長さの半分未満の長さの粘着剤層を両端部に形成することができる。また、シート基材の大きさ、形状等も特に限定はなく、用途等により適宜選択される。例えば、細長い形状のシート基材においては、長手方向の両端部に粘着剤層を形成することができる。
本発明において中央部とは、両端の粘着剤層と粘着剤層とに挟まれているシート基材の部分をいう。従って、両端部の粘着剤層の大きさや長さが大きく異なる場合には、中央部と称しても、シート基材の長さの半分の位置よりどちらかの端に偏る場合もある。
本発明においては、粘着剤層と中央部の境界線近傍を含む部分に折り線が設けられている。境界線近傍を含む部分とは、粘着剤層と中央部との境界を含み、その前後をも含む部分をいう。本発明において折り線とは、折り曲げやすいように設けられた線であり、かかる機能を有していれば特に限定されるものではなく、例えば印刷表示された線でもよいし、屈曲線、破線、ミシン目でもよい。
【0006】
粘着シートを構成するシート基材としては、通常、付箋、粘着メモ等に用いられている上質紙、アート紙、コート紙、再生紙、含浸紙等の紙、合成紙、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリオレフィン系フィルム、アセテートフィルム等の合成樹脂フィルム等を用いることができるが、特にこれらに限定されるものではない。シート基材の厚さは通常、20〜300μm、好ましくは30〜150μmである。
また、シート基材の色等としては、有彩色、無彩色、金属色、透明等、特に限定されることなく、必要に応じて自由に選択することができる。
【0007】
本発明において、粘着剤層とは粘着剤を用いて形成された層であり、形成方法は特に限定されるものではなく、コーティング、ラミネートなど一般的に用いられている方法により形成されるものである。本発明の粘着シートの粘着剤層に好ましく用いられる粘着剤は再剥離可能な粘着剤であり、一般的にはアクリル系、ゴム系、ウレタン系等の再剥離可能な粘着剤である。なお、粘着剤の選択は、用途や貼着される被着体の種類等を考慮して、適宜行われるものである。
【0008】
本発明の粘着シートは、粘着剤層で被着体の接着部位に貼着させ佇立させることができるので、例えば、風等に飛ばされて紛失したり、移動して見つけにくくなったりすることがない。
【0009】
本発明の粘着シートは、同一形状のものを50枚、100枚等、適当な枚数を積層した形態、すなわち粘着シート積層体として提供することもできる。
【0010】
以下に図面を用いて、本発明を具体的に説明する。
図1(a)〜(f)は、本発明の粘着シートの態様を例示した平面図である。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1において、シート基材Aの片面の中央部1には粘着剤層が形成されておらず、筆記可能な部分を有する。また、中央部1および/または端部2,2’には印刷等が施されていてもよく、1色で着色されていたり、2色以上の色で塗り分けられていたり、図柄や文字等が印刷されていてもよい。一方の端部2及び他方の端部2’には、それぞれ粘着剤層3および粘着剤層4が形成されている。これらの粘着剤層は、通常は再剥離型粘着剤層であり、この部分で被着体に対し、着脱自在となっている。粘着剤層3と粘着剤層4とは同一形状であっても、異なっていてもよい。なお、粘着シート5は長さ、幅等を適宜決定することができる。また、ここでは粘着剤層3と中央部1との境界線上および粘着剤層4と中央部1との境界線上にミシン目などの折り線6が設けられており、中央部1のほぼ真中(粘着シート5の長手方向の真中)に折り線7が設けられているが、折り線7は設けなくてもよい。なお、シート基材Aの他面は、中央部1と同じく、筆記可能であり、又、図柄や文字等の印刷が施されていても良い。
図1(b)には、図1(a)に示す形態の粘着シートにおける粘着剤層3及び粘着剤層4の角部を丸く曲線状にした態様を示す。
また、図1(c)には、図1(a)に示す形態の粘着シートにおける粘着剤層3および粘着剤層4の角部を切り落として錐形状にした態様を示す。
【0011】
粘着剤層3及び粘着剤層4は端部全面に形成されていてもよいが、端部2,2’の一部に例えば図1(d)に示すように部分的に(ここでは半円形状に)形成されていてもよく、または図1(e)に示すように端部の4角に形成されていてもよい。さらには、図1(f)に示すように、突出した形状の端部2,2’を形成して、かかる突出部分に粘着剤層3,4を形成してもよい。
図1(d)における粘着シート5は粘着剤層3および粘着剤層4の境界線上の点8より粘着シート5の長手方向中央寄りに折り線6が設けられている。また、図1(e)における粘着シートは粘着剤層3および粘着剤層4の境界線上の点8,8’より粘着シート5の長手方向端部側に折り線6が設けられている。
また、図1(f)においては、粘着剤層3の境界線上に折り線6が設けられており、中央部1のほぼ中央には折り線7が設けられている。
【0012】
図2は、図1(a)の形状の粘着シート5を複数枚積層した粘着シート積層体10を示すものであり、積層体の最下部に台紙Bを設けてある。なお、粘着シートを積層する場合、粘着剤層3,4と当接するシート基材A及び台紙Bの部分には、必要に応じて、シリコーン樹脂系又はアルキル樹脂やフッ素樹脂などの非シリコーン樹脂系の剥離剤による剥離剤層を設けることができる。
【0013】
以下、図面に基いて本発明の粘着シートの使用形態について説明する。なお、各図における同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図3(a)〜(c)は図1(a)で示される態様の本発明の粘着シートを使用した状態を例示したものであり、図3(d)は図1(c)で示される本発明の粘着シートを使用した状態を例示したものである。
図3(a)において、粘着シート5における中央部1を折り線7で半分に折り曲げてシート基材Aの裏面同士を重ね合わせる。次いで、粘着シート5の片面に設けられている粘着剤層3と粘着剤層4とを、折り線6で折り曲げて、粘着剤層3および粘着剤層4を机、本、地図等の被着体に貼着する。このように貼着することにより、粘着シートを机等の上に佇立させることができ、人の目につきやすく、注意を喚起することができる。また、折り線6で折り曲げると屈曲部が安定し、良好な貼着性を実現することができる。なお、中央部1の反対面に、動植物、キャラクターの絵、模様等の画像や文字の印刷を施しておくこともできる。中央部1の面に伝言等を記入すれば、伝言メモとして機能する。この場合、伝言内容は人目にさらされずに保持される。又、図3(a)の使用態様の場合には、半分に折り曲げて佇立させた中央部を寝かせることもできるので、本や地図等に必要なメモを付したまま、本や地図を閉じたりする場合に便利に使用できる。
佇立した中央部を寝かさないためには図3(b)のように使用すればよい。すなわち、粘着剤層3と粘着剤層4とを折り線6がくっつかずに少し離れた状態となるように机等に貼着させる。このように粘着シートを貼着すれば、中央部1は佇立した状態を維持することができる。例えば、ネームプレート、値札や商品説明等は佇立した状態を維持することが望ましいので、かかる態様で使用する。その場合には、粘着シートの外側となる面(中央部1の反対面)に氏名等の必要事項を記入しておく。
【0014】
図1(a)で表される粘着シートは、中央部1の折り線7で折り曲げずに曲線状のまま図3(c)に示すような態様で使用することもできる。
図1(c)で表される粘着シートを、同様の態様で使用した状態を示したものが図3(d)であり、例えば地図上の始点(駅)と終点(目的地)の2点を示すのに好適である。
【0015】
図1(a)で表される態様の粘着シートは、図4(a)の態様で使用することもできる。粘着シートを中央部1の折り線7で折り曲げ、シート基材Aの裏面同士が対向するような形態で、本等の所定の頁の数枚を挟み込み、挟み込むべき頁の最初と終わりにそれぞれ粘着剤層3と粘着剤層4とを貼着して、挟み込むべき頁を明確にする。例えば、読むべき頁のみを挟み込んでおいたり、コピーを取るべき頁のみを挟み込んでおいたりする場合に便利である。
【0016】
図1(a)で表される粘着シートは、中央部1の面が外側面となるように、すなわちシート基材Aの粘着剤層3,4が設けられている面が外側面となるようにし、粘着剤層3および粘着剤層4を折り線6で内側となるように折り曲げて、図4(b)に示すような態様で使用することもできる。
【0017】
上記、図1(a)〜(f)の粘着シートは、折り線6で折り曲げると屈曲部が安定し、被着体に対して良好な貼着性を実現することができる。
なお、ここでは図1(a)で示される粘着シートの使用態様を例に挙げて説明してきたが、他の態様の粘着シートについても同様の使用方法が可能である。また、上記使用態様は例示であるので、各自の発想により自由に独自の形態で使用することができる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)
シート基材として矩形(縦2cm×横9cm)の70μm厚の上質紙を用い、その横方向の一方の端部に縁辺から1.5cmの幅で、また他方の端部に縁辺から1.5cmの幅で粘着剤層を形成した。粘着剤としては再剥離可能なアクリル系粘着剤を用いて、乾燥後の粘着剤層の厚さが30μmとなるようにした。粘着剤層と中央部との境界線近傍に折り線(ミシン目)を施し、かつ中央部のほぼ中央にも折り線(ミシン目)を施して、図1(a)に示す形状の粘着シートを作製した。
次に、作製した上記粘着シートを、台紙(厚さ120μm、縦2cm×横9cmの上質紙)上に20枚積層し、粘着シート積層体を作製した。作製した粘着シート積層体から粘着シートを1枚剥がし、その粘着シート5の裏面の中央部1に、伝言文を記載し、中央部1のほぼ中央に施された折り線7により、中央部1が内側面となるように折り曲げ、次に、粘着剤層3,4と中央部1との境界近傍に設けられた折り線6を折り曲げて、図3(a)のように粘着剤層3,4を机に貼着して、伝言を記入したメモ用紙を机に佇立させた。
【0019】
(実施例2)
シート基材として矩形(縦3cm×横9cm)の厚さ80μmのコート紙を用い、その4つの角を丸く曲線状に切断した。次いで、その横方向の一端部の縁辺の頂点から約1.5cmの位置まで、および他端の縁辺の頂点から約1.5cmの位置まで粘着剤層を形成した。粘着剤としては再剥離可能なアクリル系粘着剤を用いて、乾燥後の粘着剤層の厚さが30μmとなるようにした。粘着剤層と中央部との境界線近傍に折り線(ミシン目)を施し、かつ中央部のほぼ中央にも折り線(ミシン目)を施して、図1(b)に示すような粘着シートを作製した。
得られた粘着シート5の裏面の中央部1に伝言文を記載し、中央部1のほぼ中央に施された折り線7により、中央部1が内側面となるように折り曲げ、次に、粘着剤層と中央部との境界近傍に設けられた折り線6を折り曲げて、図3(a)のように粘着剤層部分を机に貼着して、伝言を記入したメモ用紙を机に佇立させた。
【0020】
(実施例3)
シート基材として矩形(縦1cm×横9cm)の厚さ80μmの淡い青色の透明なポリプロピレンフィルムを用い、その横方向の一方の端部及び他方の端部の角部を切断して両端に山型を形成し、一端部の山型部分の表面に矢印の図柄を印刷した。両端部の山型部分に山型の頂点から約1.5cmの位置まで粘着剤層を形成した。粘着剤としては再剥離可能なアクリル系粘着剤を用いて、乾燥後の粘着剤層の厚さが30μmとなるようにした。粘着剤層と中央部との境界線近傍に折れ線(ミシン目)を施して、図1(c)に示す形状の粘着シートを作製した。
得られた粘着シート5を用いて、地図上の2地点を結んだ。すなわち、図3(d)のように一方の山型の頂点部分を目的とする駅の上に貼付し、他端の矢印が印刷されている山型部分の頂点を目的地の上に貼付した。このように使用することにより、貼着したままでも2地点間を一目で迅速に認識することができる。
【0021】
(実施例4)
シート基材として矩形(縦3cm×横7cm)の70μm厚の再生紙を用い、その横方向の一端部に縁辺の中央から半径0.7cmの半円形状に、また他端部に縁辺の中央から半径0.7cmの半円形状に粘着剤層を形成した。粘着剤としては再剥離可能なアクリル系粘着剤を用いて、乾燥後の粘着剤層の厚さが30μmとなるようにした。両端の縁辺から1cmの位置に折り線(印刷による破線)を施し、かつ中央部のほぼ中央にも折り線(印刷による破線)を施して、図1(d)に示す形状の粘着シートを作製した。
得られた粘着シート5の表面に図柄等を印刷し、中央部のほぼ中央に施された折り線7で折り曲げて、一方の粘着剤層3を図4(a)のように本の複写すべき最初の頁の端部に貼着し、他方の粘着剤層4を複写すべき最終の頁の端部に貼着して、複写すべき頁のみを粘着シートで挟み込んだ。
【0022】
(実施例5)
シート基材として矩形(縦3cm×横7cm)の70μm厚の黄色上質紙を用い、その横方向の一端部に縁辺の各角から半径1cmの円弧を描き、その円弧の内部に粘着剤層を形成した。粘着剤としては再剥離可能なアクリル系粘着剤を用いて、乾燥後の粘着剤層の厚さが30μmとなるようにした。両端の縁辺から0.7cmの位置に折り線(ミシン目)を施し、かつ中央部のほぼ中央にも折り線(ミシン目)を施して、図1(e)に示す形状の粘着シートを作製した。
得られた粘着シート5の表面(粘着剤層が設けられていない側の面)に氏名を記入し、中央部1のほぼ中央に施された折り線7を折り曲げ、次に粘着剤層と中央部との境界近傍に設けられた折り線6を折り曲げて、図3(b)の如く粘着剤層部分を机に貼着して、名札を机に佇立させた。
【0023】
(実施例6)
シート基材として矩形(縦3cm×横7cm)の70μm厚の桃色上質紙を用い、その横方向の一端部の2つの角から0.5cm×1cmの四角形を、また他端部の2つの角から0.5cm×1cmの四角形を切り落とした。切り落とさなかった残部には粘着剤層を形成した。粘着剤としては再剥離可能なアクリル系粘着剤を用いて、乾燥後の粘着剤層の厚さが30μmとなるようにした。粘着剤層と中央部との境界線近傍に折り線(ミシン目)を施し、かつ中央部のほぼ中央にも折り線(ミシン目)を施して、図1(f)に示すような粘着シートを作製した。
得られた粘着シート5の表面(粘着剤層が設けられていない側の面)に商品の価格数値を記入し、中央部1のほぼ中央に施された折り線7を折り曲げ、次に粘着剤層3.4と中央部1との境界線近傍に設けられた折り線6を折り曲げて、図3(b)の如く粘着剤層部分を机に貼着して、商品の値札を机に佇立させた。
【0024】
【発明の効果】
以上述べた様に、本発明の粘着シートを用いれば、視覚的に注意を喚起することができ、風等の影響で飛ばされたり不用意に移動されることもなく、所定位置に暫時、佇立状態を保持することができる。また、シートの裏面同士を重ね合わせて使用すれば、伝言文等を一目に晒すことなく秘密に保持することができる。
本発明の粘着シートは両端に粘着剤層が形成されているので、両端でしっかり固定され、不用意な剥がれ等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は本発明の粘着シートの態様例を示す平面図である。
【図2】本発明の粘着シート積層体の一例を模式的に示す断面図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明の粘着シートの使用態様を示す斜視図である。
【図4】(a)および(b)は本発明の粘着シートの使用態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
A シート基材
B 台紙
1 中央部分
2,2’ 端部
3 粘着剤層
4 粘着剤層
5 粘着シート
6 折り線
7 折り線
8,8’ 境界線上の点
10 粘着シート積層体

Claims (4)

  1. シート基材の一方の面の両端部に再剥離可能な粘着剤層を有し、該一方の面の中央部には粘着剤層がなく、該中央部のほぼ中央には、半分に折り曲げると該一方の面同士が重ね合わさるように、折り線が1本設けられており、かつ、該粘着剤層と該中央部との境界線近傍を含む部分の各々には、該中央部を佇立した状態で保持できるように折り線が設けられている佇立可能なメモ用紙用粘着シートを複数枚積層してなることを特徴とするメモ用紙用粘着シート積層体。
  2. 前記粘着剤層と前記中央部との境界線近傍を含む部分に設けられた折り線が、谷折りのための折り線であることを特徴とする請求項1に記載のメモ用紙用粘着シート積層体。
  3. 前記中央部のほぼ中央に設けられた1本の折り線は、前記シート基材の一方の面の該端部と該中央部との境界線と平行するように延びた折り線であり、かつ、該粘着剤層と該中央部との境界線近傍を含む部分の各々に設けられた折り線は、該中央に設けられた1本の折り線と平行であることを特徴とする請求項1または2に記載のメモ用紙用粘着シート積層体。
  4. 前記中央の1本の折り線と平行な折り線が、該粘着剤層と該中央部との境界線近傍に設けられていることを特徴とする請求項に記載のメモ用紙用粘着シート積層体。
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