JP3701363B2 - 見開き葉書 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報を隠蔽できる見開き葉書に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、Z状に3つ折りして構成される見開き葉書は、上紙片と中紙片と下紙片とが連接された紙片をZ状に3つ折りして上紙片と中紙片の重合面を剥離不能に接着すると共に中紙片と下紙片の重合面を剥離可能に接着した構成のものが知られている。しかしながら、この構成の見開き葉書の合には、隠蔽情報の表示できる領域は中紙片と下紙片との重合する面の2面に限定されるので、隠蔽情報の表示できる面積が少ないという欠点があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、隠蔽し得る情報の表示できる面積を大きくした見開き葉書を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上紙片と中紙片と下紙片とがそれぞれ折目線を介して連接された紙片をZ状に3つ折りして、前記中紙片と前記下紙片の重合面および前記上紙片と前記中紙片の重合面の中央部領域とをそれぞれ剥離可能に接着すると共に、前記中紙片の中央部領域に切込を形成して前記切込により中紙片を部分的に剥離して見開けるようにした構成からなることを特徴とする見開き葉書である。この場合、中紙片に形成された切込により中紙片を上紙片から部分的に剥離して見開くことができるので、中紙片と下紙片の重合する2面及び切込が形成された領域の上紙片と中紙片の重合する面の2面に隠蔽情報を表示することができるので、表示する情報量を増やすことが可能になる。また、切込が形成された領域の上紙片と中紙片の重合する面に表示される隠蔽情報は2重の隠蔽となるので遊びの要素を付加することができる特徴がある。
【0005】
前記上紙片と前記中紙片との重合する面の中央部領域の少なくとも一方に、前記切込より大きい面積で網点印刷部が形成されていることを特徴とする上記の見開き葉書である。この場合、上紙片と中紙片の重合する面の周端部を剥離不能に強く接着しても網点印刷部が形成されている領域では上紙片と中紙片を容易に剥離して見開くことができる。
【0006】
前記切込がコの字状、H形状、円弧状であることを特徴とする上記の見開き葉書である。この場合、切込により種々の形状に剥離することができるので遊びの要素を効果的なものとすることができる。
【0007】
前記切込が歯止により保持された多角形状ないしは円形状であることを特徴とする上記の見開き葉書である。この場合、切込により種々の形状に剥がし取れるのでカードとして使用することができる。
【0008】
前記切込が前記中紙片に複数個形成されていることを特徴とする上記の見開き葉書である。この場合においても、切込により剥離することで遊びの要素を効果的なものとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施例の見開き葉書を展開した状態の表面の平面図であり、図2は本発明の第1実施例の見開き葉書を展開した状態の裏面の平面図であり、図3は第1実施例の見開き葉書の下紙片を剥離して見開き更に中紙片に形成された剥離紙片を見開く状態を示す斜視図であり、図4は本発明の第2実施例における展開した状態の表面を示す平面図であつて、1は上紙片、2は下紙片、3は中紙片、4,4a,4b,4c,4d,4e,4f は剥離紙片、5,5a,5b,5c,5d,5eは切込、6,6a,6b,6e,6f は折罫、7は刃止、8a,8b は折目線、9は剥離開始端、10,10aはベタ印刷部、11は網点印刷部をそれぞれ表す。
【0010】
本発明の第1実施例の見開き葉書の展開した状態の表面の形状は図1に示すように、両面に感圧接着剤層が形成された紙基材からなる上紙片1と中紙片3と下紙片2とがそれぞれ折目線8b,8a にて連接され、中紙片3の中央部の領域にはコの字状の切込5により1辺を折罫6とした4角形状の剥離紙片4が形成されており、中紙片3と下紙片2の上下の端縁部および下紙片2の側端の上下端部には一定幅のベタ印刷部10が形成されていると共に、下紙片2の側端の下端部には切欠が形成されて剥離開始端9とされている。また、剥離紙片4を形成するためのコの字状の切込5を完全な切刃で切込むと、剥離紙片4の切込5の部分が中紙片3から浮き上がり加工面で問題となるために、切刃を所定の間隔でカツトすることにより部分的に切込が入らずつながつている部分である刃止7を形成して剥離紙片4を保持している。
【0011】
第1実施例の見開き葉書の展開した状態の裏面の形状は図2に示すように、中紙片3と下紙片2の端縁部を除く中央部領域には剥離紙片4全体を覆うように網点印刷部11が形成されていると共に、Z状に3つ折りした際に切込5により形成された剥離紙片4を剥離しやすくするために、剥離紙片4の角部と対向する下紙片2の裏面にオフセツト印刷により部分的にベタ印刷部10a が形成されている。切込5により形成される剥離紙片4の大きさ及び形状は任意であるが、隠蔽情報の表示できる面積を増やすためにはできるだけ大きい方が好ましい。
【0012】
一般に、上紙片1と中紙片3と下紙片2とがZ状に3つ折りされて構成される見開き葉書を作製する場合には、紙の両面に感圧接着剤層を設けると共に一方の面は感圧接着剤の塗布量を増やして剥離不能に強く接着するようにすると共に他方の面は感圧接着剤の塗布量をやや少なくして剥離可能に接着できるようにした基材を使用して、接着強度の強い面を裏面として使用して、3つ折りして見開き葉書とした際に上紙片1と中紙片3との接着は剥離できない程度に強く接着するように構成されているので、そのまま接着したのでは中紙片3に形成された剥離紙片4を上紙片1から剥離できなくなるので、剥離紙片4が容易に剥離できるようにするために、剥離紙片4の裏面ないしは上紙片1の剥離紙片4と対向する面の少なくとも一方の面に網点印刷部11を設けるようにしている。
【0013】
図1に示す紙片を上紙片の郵便はがきの面が上にくるようにZ状に3つ折りして加圧することにより本発明の第1実施例の見開き葉書ができあがる。第1実施例の見開き葉書においては、中紙片3と下紙片2の重合する面は剥離可能に接着しており、上紙片1と中紙片3の重合する面の周縁部の網点印刷部11が形成されていない領域は剥離不能に強く接着しており、上紙片1と中紙片3の重合する面の中央部の網点印刷部11が形成された領域は剥離可能に弱く接着された状態となつている。第1実施例の見開き葉書の下紙片2を剥離開始端9を掴んで下紙片2を中紙片3から剥離した後に、切込5により形成された剥離紙片4の角部を掴んで剥離して見開く状態は図3に示すとおりである。この場合、隠蔽すべき情報は中紙片3と下紙片2の重合する両面及び剥離紙片4の裏面と剥離紙片4と重合する上紙片1面にプリントすることができる。したがつて、従来からある3つ折りの見開き葉書と比較して、剥離紙片4の裏面と剥離紙片4と重合する上紙片1面の面積だけ隠蔽情報のプリントできる面積が増えることになる。
【0014】
本発明の見開き葉書の第2実施例の展開した状態の表面の形状は図4に示すとおりであり、基本的な形状は第1実施例と同じであるが、中紙片2に形成する切込の数、形状、大きさにおいて異なつており、コの字状の切込、円弧状の切込、刃止を有する4角形状ないし円形状の切込、H形状の切込がそれぞれ中紙片に形成されたものである。コの字状の切込5aにより形成された剥離紙片4aは折罫6aにて見開ける4角形状であり、円弧状の切込5bにより形成された剥離紙片4bは折罫6bにて見開ける半円形であり、歯止めを有する四角形状の切込5cにより形成された剥離紙片4cは切取り可能な4角形状であり、歯止めを有する円形状の切込5dにより形成された剥離紙片4dは切取り可能な円形であり、H状の切込5eにより形成された剥離紙片4e,4f は折罫6e,6f にてそれぞれ左右に見開くことのできる4角形状である。中紙片3に形成する切込の形状及び数に必要により任意に設定すればよい。
【0015】
遊びの要素をもつた剥離紙片の利用方法としては、例えば、それぞれ対向する紙片面の一方の面に問題を記載し、他方の面の切込をめくつた箇所に回答を記載する方法、多数の切込のうちの幾つかをめくると絵ができ、残りをめくると他の絵柄となる方法、1つずず順番にめくることによる下絵当てゲーム、全体を双六のような絵柄とし、めくる場所に止まった場合に、その箇所をめくつてその指示に従う遊び等に利用できる。
【0016】
【発明の効果】
上紙片と中紙片と下紙片とがそれぞれ折目線を介して連接された紙片をZ状に3つ折りして、中紙片と下紙片の重合面および上紙片と中紙片の重合面の中央部領域をそれぞれ剥離可能に接着して、中紙片の中央部領域に切込により剥離紙片を形成して中紙片を部分的に剥離して見開けるようにした構成の見開き葉書であるので、中紙片に切込により形成された剥離紙片を剥離して見開くことができるので、中紙片と下紙片の重合面及び切込により形成された剥離紙片の裏面と剥離紙片と対向する上紙片面に隠蔽情報を表示することができるので、隠蔽情報の表示できる面積を増やすことが可能になる。また、切込の形状および数を種々変えることによりクイズや双六等に遊びの要素をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の見開き葉書を展開した状態の表面の平面図である。
【図2】本発明の第1実施例の見開き葉書を展開した状態の裏面の平面図である。
【図3】第1実施例の見開き葉書の下紙片を剥離して見開き更に中紙片に形成された剥離紙片を見開く状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例における展開した状態の表面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 上紙片
2 下紙片
3 中紙片
4,4a, 4b, 4c, 4d, 4e, 4f 剥離紙片
5,5a, 5b, 5c, 5d, 5e 切込
6,6a, 6b, 6e, 6f 折罫
7 刃止
8a, 8b 折目線
9 剥離開始端
10,10a ベタ印刷部
11 網点印刷部
Claims (5)
- 上紙片と中紙片と下紙片とがそれぞれ折目線を介して連接された紙片をZ状に3つ折りして、前記中紙片と前記下紙片の重合面および前記上紙片と前記中紙片の重合面の中央部領域とをそれぞれ剥離可能に接着すると共に、前記中紙片の中央部領域に切込を形成して前記切込により中紙片を部分的に剥離して見開けるようにした構成からなることを特徴とする見開き葉書。
- 前記上紙片と前記中紙片との重合する面の中央部領域の少なくとも一方に、前記切込より大きい面積で網点印刷部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の見開き葉書。
- 前記切込がコの字状、H形状、円弧状であることを特徴とする請求項1、2記載の見開き葉書。
- 前記切込が歯止により保持された多角形状ないしは円形状であることを特徴とする請求項1、2記載の見開き葉書。
- 前記切込が複数個形成されていることを特徴とする請求項1〜4記載の見開き葉書。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35382895A JP3701363B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 見開き葉書 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35382895A JP3701363B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 見開き葉書 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09183282A JPH09183282A (ja) | 1997-07-15 |
JP3701363B2 true JP3701363B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=18433499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35382895A Expired - Lifetime JP3701363B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 見開き葉書 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3701363B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4521332B2 (ja) * | 2005-08-26 | 2010-08-11 | 大王製紙株式会社 | 隠蔽情報通信用紙 |
JP4756246B2 (ja) * | 2006-03-06 | 2011-08-24 | 株式会社Kalbas | カード作製用シート |
JP5413091B2 (ja) * | 2009-09-25 | 2014-02-12 | 大日本印刷株式会社 | 印刷物 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35382895A patent/JP3701363B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09183282A (ja) | 1997-07-15 |
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