JP4987611B2 - 食鳥屠体の冷却方法及び装置 - Google Patents
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Description
従来の冷却方法は、通常チラータンク内に冷却水を注入し、要すれば氷塊を投入し、その冷却水中にワークを投入し、ワークを冷却水中で搬送装置によって搬送しながら洗浄を兼ねて冷却する。ワークはチラータンク内で冷却された後、次の処理工程に向かって移送される。
冷却工程で使用される具体的な装置構成は、例えば特許文献1(特開昭60−210941号公報)及び特許文献2(特公平1−48726号公報)等に開示されている。
また特許文献2には、冷却水で満たされた直円筒形状のタンク内にスクリュー羽根が回転可能に設置され、そのスクリュー羽根の間に投入されたワークをスクリュー羽根の回転により冷却水中を搬送して冷却する手段が開示されている。
中抜き後の食鳥屠体を冷却水を貯留する冷却槽の入口部に投入し、該冷却槽中で食鳥屠体を出口部に搬送しながら冷却する食鳥屠体の冷却方法において、
食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして前記冷却槽に投入するとともに、
該種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロック中に投入し、
各食鳥ブロック及び小物体を投入順列を維持しながら冷却槽を搬送し冷却するものである。
冷却水を貯留する冷却槽と、該冷却槽に投入された中抜き後の食鳥屠体を該冷却槽の入口部から出口部に搬送する搬送装置とを備えた食鳥屠体の冷却装置において、
冷却槽の入口部に食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして該冷却槽に投入する装置と、
ブロック分けされた各食鳥ブロックをブロック毎に投入順列を維持しながら冷却槽の出口部に向かって搬送する搬送装置と、
食鳥屠体の投入部近傍に設けられ各食鳥ブロックの種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロック内に投入する装置と、を備えたものである。
第1の本発明方法及び装置によれば、種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロック中に投入するため、該小物体を投入するための特別のスペースを必要とせず、冷却槽内の冷却空間を有効利用することができる。
中抜き後の食鳥屠体を冷却水を貯留する冷却槽の入口部に投入し、該冷却槽中で食鳥屠体を出口部に搬送しながら冷却する食鳥屠体の冷却方法において、
食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして前記冷却槽に投入するとともに、
該種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロックと他の食鳥ブロックとの間に投入し、
各食鳥ブロック及び小物体を投入順列を維持しながら冷却槽を搬送し冷却するものである。
冷却水を貯留する冷却槽と、該冷却槽に投入された中抜き後の食鳥屠体を該冷却槽の入口部から出口部に搬送する搬送装置とを備えた食鳥屠体の冷却装置において、
冷却槽の入口部に食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして該冷却槽に投入する装置と、
ブロック分けされた各食鳥ブロックをブロック毎に投入順列を維持しながら冷却槽の出口部に向かって搬送する搬送装置と、
食鳥屠体の投入部近傍に設けられ各食鳥ブロックの種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロックと他の食鳥ブロックとの間に投入する装置と、を備えたものである。
その結果、ワークの各部位の含水率の増加が抑えられ、肉質の劣化を防止することができる。
かかる構成とすれば、レーキによって食鳥屠体ブロック及び小物体の投入順列を維持しつつこれらの搬送を確実に行うことができる。また、レーキ間の間隔を調整することにより、レーキ間を流れる水流の流動性を良くして冷却水による冷却効果を高めることができる。
かかる構成とすれば、スクリュー羽根の回転により、食鳥屠体ブロック及び小物体の投入順列を維持しつつこれらの搬送を確実に行うことができる。
(実施形態1)
図1及び図2において、ワーク1は、中抜き工程で中抜きされた食鳥屠体としてチェーンコンベア2に取り付けられたシャックル3に吊り下げられてチラータンク4まで搬送されてくる。チラータンク4まで搬送されてきたワーク1は、シャックル3から外されてチラータンク4内に投入される。チラータンク4内にはワーク1を冷却するための冷却水5が貯留されている。
チラータンク4には、その入口部から出口部に向かってチェーンコンベア11が配置され、チェーンコンベア11に一定の間隔をもってレーキ12が取り付けられている。レーキ12は互いに間隔をもって配置された複数本のバー13からなる櫛状搬送具であり、そのバー13は、チラータンク4内のワーク1を残すことなく搬送する必要があるため、チラータンク4の底部近くに達するまで延びている。
また管路25には、氷スラリをポンプ30によってチラータンク4の出口部に供給する管路29が分岐している。
チラータンク4には、氷蓄熱槽21から管路29を経由して三方弁26によって氷充填率が調整された氷スラリが供給され、含まれた氷の潜熱により冷却効果が高められている。
レーキ12がチェーンコンベア11によってチラータンク4の入口側から出口側に移動することによって、ワーク1及び小物体32は、投入順列を維持しながらチラータンク4内を搬送されながら冷却される。ワーク及び小物体32が取出口8に到達したら、矢印xに示すように外部に取り出され、次の加工工程に移送される。なお小物体32の比重を冷却槽内の冷却水の比重と同等とすることが好ましく、これによりチラータンク4内で過度に浮き沈みせず、冷却水の表面又はチラータンク4の底面に偏在しないため、ワーク1とともに搬送装置によって確実に搬送されるようになる。
またワーク1をチラータンク4に投入する前に予めワーク1の内部に氷スラリを充填するので、チラータンク4内でワークを内外から冷却することができるため、冷却効果が格段に向上する。即ち、ワーク1の内部に氷スラリを充填することによって、冷却対象とする胸部の肉厚を半減でき、これによって胸部の冷却速度を速めることにより、各部位の温度を均一化することができる。また、冷却時間を大幅に短縮でき、短時間で冷却が可能となるため、長時間冷却水に浸漬しておくことによる肉の含水率を抑え、またそれによるドリップの発生、肉質の劣化を防止できる。
なお図3に示す氷充填ノズル28について、もしブロックアイスのような大径の氷を充填する場合は、ノズル径をもっと大きくする必要がある。
(実施形態2)
本実施形態においては、ある特定種類のワーク1をチラータンク4内に投入して、スクリュー羽根52の回転によりワーク1を搬送しながら冷却水5で冷却する。スクリュー羽根52はほぼ全体が冷却水5に没入している。
(実施形態3)
2、11 チェーンコンベア(搬送装置)
3 シャックル
4 チラータンク(冷却槽)
5 冷却水
8 ワーク取出口
12 レーキ
13 バー
21 氷蓄熱槽
22 冷凍装置
23 蒸発器
24 氷
25、29 管路
28 氷充填ノズル
31 小物体投入ホッパ(小物体投入装置)
32、32a、32b、32c、32d 小物体
33a、33b、33c、33d 小物体収容容器
34 コントローラ
51 スクリュー軸
52 スクリュー羽根
53、55 軸受
54 支持部材
56 掻上コンベア
Claims (8)
- 中抜き後の食鳥屠体を冷却水を貯留する冷却槽の入口部に投入し、該冷却槽中で食鳥屠体を出口部に搬送しながら冷却する食鳥屠体の冷却方法において、
食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして前記冷却槽に投入するとともに、
該種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロック中に投入し、
各食鳥ブロック及び小物体を投入順列を維持しながら冷却槽を搬送し冷却することを特徴とする食鳥屠体の冷却方法。 - 中抜き後の食鳥屠体を冷却水を貯留する冷却槽の入口部に投入し、該冷却槽中で食鳥屠体を出口部に搬送しながら冷却する食鳥屠体の冷却方法において、
食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして前記冷却槽に投入するとともに、
該種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロックと他の食鳥ブロックとの間に投入し、
各食鳥ブロック及び小物体を投入順列を維持しながら冷却槽を搬送し冷却することを特徴とする食鳥屠体の冷却方法。 - 食鳥屠体を前記冷却槽に投入する前に食鳥屠体の内部に氷を充填することを特徴とする請求項1記載の食鳥屠体の冷却方法。
- 冷却水を貯留する冷却槽と、該冷却槽に投入された中抜き後の食鳥屠体を該冷却槽の入口部から出口部に搬送する搬送装置とを備えた食鳥屠体の冷却装置において、
冷却槽の入口部に食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして該冷却槽に投入する装置と、
ブロック分けされた各食鳥ブロックをブロック毎に投入順列を維持しながら冷却槽の出口部に向かって搬送する搬送装置と、
食鳥屠体の投入部近傍に設けられ各食鳥ブロックの種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロック内に投入する装置と、を備えたことを特徴とする食鳥屠体の冷却装置。 - 冷却水を貯留する冷却槽と、該冷却槽に投入された中抜き後の食鳥屠体を該冷却槽の入口部から出口部に搬送する搬送装置とを備えた食鳥屠体の冷却装置において、
冷却槽の入口部に食鳥屠体をその種類、産地又は加工処理履歴ごとにブロック分けして該冷却槽に投入する装置と、
ブロック分けされた各食鳥ブロックをブロック毎に投入順列を維持しながら冷却槽の出口部に向かって搬送する搬送装置と、
食鳥屠体の投入部近傍に設けられ各食鳥ブロックの種類、産地又は加工処理履歴を識別表示した小物体を対応する食鳥ブロックと他の食鳥ブロックとの間に投入する装置と、を備えたことを特徴とする食鳥屠体の冷却装置。 - 前記搬送装置は、前記冷却槽内で入口部から出口部に向かって配置されたコンベアと、該コンベアに間隔を置いて装着された複数の櫛歯状のレーキとからなり、該レーキの間に同一の種類、産地又は加工処理履歴の食鳥屠体ブロックを投入するようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載の食鳥屠体の冷却装置。
- 前記搬送装置は、前記冷却槽内で入口部から出口部に向かって配置されたスクリュー軸と、該スクリュー軸に装着されたスクリュー羽根とからなり、該スクリュー羽根の間に同一の種類、産地又は加工処理履歴の食鳥屠体ブロックを投入し、該スクリュー軸を回転させて食鳥屠体をブロック毎に搬送するようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載の食鳥屠体の冷却装置。
- 前記小物体の比重を冷却槽内の冷却水の比重と同等とし、該小物体を該冷却水中に浮遊させるように構成したことを特徴とする請求項4又は5に記載の食鳥屠体の冷却装置。
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