JP4987587B2 - プラスチック材料供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック成形用のプラスチック材料を乾燥させて成型機に導くプラスチック材料供給システムに関するものである。
一般に吸湿性の高いプラスチック成形用のプラスチック材料では成形に際してはなるべく空気に触れさせないように取り扱い、なおかつ投入前工程において加熱真空処理を行って既に含有されている水分を除去するようにしている。吸湿したままのプラスチック材料を使用して成型品を成形すると加熱に伴う水分の蒸発作用によって製品外面が粗くなったり鬆が入ったりする原因になるからである。このような加熱真空処理に関する技術として特許文献1及び2を示す。
例えば特許文献1の図1に示すように、基本的にプラスチック材料(ここではペレット形状)はタンク26内においてなるべく外気に触れることのないように収容され、タンク26から乾燥装置50に導入されて加熱下において真空乾燥処理された後、成型機53方向に送られるようになっている。乾燥装置50に加熱真空処理をさせる際にはタンク26からのプラスチック材料の導入通路及び成型機53へのプラスチック材料の導出通路を一旦遮断して乾燥装置50内部を密閉状態とし、真空ポンプ60によって乾燥装置50内部を脱気するようにしている。
通路の遮断機構についての詳しい一例を特許文献2に基づいて説明する。特許文献2には特許文献1と類似の乾燥装置が開示されている。特許文献2において通路の遮断機構は上自動開閉バルブ4と下自動開閉バルブ22が相当する。その図1〜図3に示すように下自動開閉バルブ22について仕切作動板24と中板26をスライド移動させるようにして装置本体7と貯蔵タンク12との間の閉塞と開放を行うようになっている。密閉性はこれら仕切作動板24及び中板26とOリング28,29との密着によって保たれるようになっている。
特開2007−83696号公報 特開2000−198115号公報
しかしながら、上記の特許文献2のような密閉手段では次のような問題があった。
(1)仕切作動板24及び中板26は上蓋板23及び下蓋板27に接しており、Oリング28,29はこれら上蓋板23及び下蓋板27の内側面にわずかに突出した状態で埋設されている。従って、仕切作動板24及び中板26は常にOリング28,29にすりながらスライド移動することとなりOリング28,29への負荷が大きいため、Oリング28,29が切れたり外れたりして密閉性が不十分になってしまうケースが見られる。また、その結果頻繁にOリング28,29を交換しなければならず面倒であった。
(2)例えば特許文献2ではペレット形状のプラスチック材料が噛まないような工夫がされているが、実際には仕切作動板24及び中板26のようなシャッタ部材が蓋板23及び下蓋板27と常時接触しながらスライド移動する限りはプラスチック材料が噛むことを完全に解消することはできなかった。プラスチック材料が噛んでしまえば外気が入って脱気できないこととなるため一旦作業を停止して噛んだプラスチック材料を取り除かなければならなかった。
本発明は、上記問題を解消するためになされたものであり、その目的は、プラスチック材料を送るための真空処理容器の閉塞・開放構造において例えばOリングのような密閉部材を配置してもこれら密閉部材の損傷が少なく、真空処理容器の密閉性もよいプラスチック材料供給システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、プラスチック材料を収容するタンクと、同タンク内からのプラスチック材料の供給を受けて、これを一時的に真空処理容器内に格納しつつ真空乾燥処理を行う真空乾燥装置と、同真空乾燥装置からのプラスチック材料の供給を受けて、これを溶融させて所定の形状の成型品を成形する成型機とを備えたプラスチック材料供給システムにおいて、
前記タンクから前記真空処理容器にプラスチック材料を導入する導入通路と、同導入通路の入口と対向する位置に放出口が配置され、少なくとも同放出口部分が同入口方向と同入口から離間する方向に選択的に移動可能な前記タンクから導かれる材料搬送用管体と、同導入通路の入口と対向する第1の位置と同入口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能なシャッタとを備え、
前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記シャッタは前記第1の位置に配置され、前記材料搬送用管体は前記入口方向に移動して前記放出口の先端によって前記シャッタを押動して同入口を閉塞し、前記真空処理容器内にプラスチック材料を供給する際には前記材料搬送用管体は一旦前記入口から離間する方向に移動して前記シャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同シャッタの同第2の位置への退避に伴って同材料搬送用管体は再度同入口方向に移動して前記放出口の先端からプラスチック材料を供給するようにしたことをその要旨とする。
請求項1のような構成において、まず真空処理容器内の真空乾燥処理を行う場合にはシャッタは導入通路の入口と対向する位置に配置される。しかしこの配置状態ではシャッタは容器内の脱気が可能なほどには入口をしっかりと塞いでいるわけではない。次いで、材料搬送用管体が入口方向に移動してシャッタを押動する。つまり材料搬送用管体によってシャッタが外方から入口に対して押し付けられることとなる。この段階で初めて導入通路の入口がしっかりと閉塞されることとなる。入口周縁にはOリングのような密閉部材を配置することが好ましい。
一方、タンクから材料搬送用管体を介してプラスチック材料を真空処理容器内に供給する場合には、材料搬送用管体は一旦入口から離間する方向(後退方向)に移動し、シャッタに対する押圧力は解除される。そのため、シャッタは退避可能となる。次いでシャッタが退避するとともに材料搬送用管体は再び進出し、その放出口先端からプラスチック材料を導入通路の入口内に供給する。尚、シャッタが退避する前に真空処理容器内の脱気状態は解除されることとなる。
請求項2に記載の発明では、プラスチック材料を収容するタンクと、同タンク内からのプラスチック材料の供給を受けて、これを一時的に真空処理容器内に格納しつつ真空乾燥処理を行う真空乾燥装置と、同真空乾燥装置からのプラスチック材料の供給を受けて、これを溶融させて所定の形状の成型品を成形する成型機とを備えたプラスチック材料供給システムにおいて、
前記真空処理容器から前記成型機へプラスチック材料を導出する導出通路と、同導出通路の出口と対向する位置に取入口が配置され、少なくとも同取入口部分が同出口方向と同出口から離間する方向に選択的に移動可能な前記成型機から導かれる材料搬送用管体と、同導出通路の出口と対向する第1の位置と同出口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能なシャッタとを備え、
前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記シャッタは前記第1の位置に配置され、前記材料搬送用管体は前記出口方向に移動して前記取入口の先端によって前記シャッタを押動して同出口を閉塞し、前記成型機内にプラスチック材料を供給する際には前記材料搬送用管体は一旦前記出口から離間する方向に移動して前記シャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同シャッタの同第2の位置への退避に伴って同材料搬送用管体は再度同出口方向に移動して前記取入口の先端からプラスチック材料の供給を受けるようにしたことをその要旨とする。
請求項2のような構成において、まず真空処理容器内の真空乾燥処理を行う場合にはシャッタは導出通路の出口と対向する位置に配置される。しかしこの配置状態ではシャッタは容器内の脱気が可能なほどには出口をしっかりと塞いでいるわけではない。次いで、材料搬送用管体が出口方向に移動してシャッタを押動する。つまり材料搬送用管体によってシャッタが外方から出口に対して押し付けられることとなる。この段階で初めて導出通路の出口がしっかりと閉塞されることとなる。出口周縁にはOリングのような密閉部材を配置することが好ましい。
一方、真空処理容器から材料搬送用管体を介してプラスチック材料を成型機内に供給する場合には、材料搬送用管体は一旦出口から離間する方向(後退方向)に移動し、シャッタに対する押圧力は解除される。そのため、シャッタは退避可能となる。次いでシャッタが退避するとともに材料搬送用管体は再び進出し、その取入口先端からプラスチック材料の供給を受ける。尚、シャッタが退避する前に真空処理容器内の脱気状態は解除されることとなる。
請求項3に記載の発明では、プラスチック材料を収容するタンクと、同タンク内からのプラスチック材料の供給を受けて、これを一時的に真空処理容器内に格納しつつ真空乾燥処理を行う真空乾燥装置と、同真空乾燥装置からのプラスチック材料の供給を受けて、これを溶融させて所定の形状の成型品を成形する成型機とを備えたプラスチック材料供給システムにおいて、
前記タンクから前記真空処理容器にプラスチック材料を導入する導入通路と、同導入通路の入口と対向する位置に放出口が配置され、少なくとも同放出口部分が同入口方向と同入口から離間する方向に選択的に移動可能な前記タンクから導かれる第1の材料搬送用管体と、同導入通路の入口と対向する第1の位置と同入口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能な第1のシャッタと、前記真空処理容器から前記成型機へプラスチック材料を導出する導出通路と、同導出通路の出口と対向する位置に取入口が配置され、少なくとも同取入口部分が同出口方向と同出口から離間する方向に選択的に移動可能な前記成型機から導かれる第2の材料搬送用管体と、同導出通路の出口と対向する第1の位置と同出口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能な第2のシャッタとを備え、
前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記第1のシャッタは前記第1の位置に配置され、前記第1の材料搬送用管体は前記入口方向に移動して前記放出口の先端によって前記第1のシャッタを押動して同入口を閉塞し、前記真空処理容器内にプラスチック材料を供給する際には前記第1の材料搬送用管体は一旦前記入口から離間する方向に移動して前記第1のシャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同第1のシャッタの同第2の位置への退避に伴って同第1の材料搬送用管体は再度同入口方向に移動して前記放出口の先端からプラスチック材料を供給し、前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記第2のシャッタは前記第1の位置に配置され、前記第2の材料搬送用管体は前記出口方向に移動して前記取入口の先端によって前記第2のシャッタを押動して同出口を閉塞し、前記成型機内にプラスチック材料を供給する際には前記第2の材料搬送用管体は一旦前記出口から離間する方向に移動して前記第2のシャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同第2のシャッタの同第2の位置への退避に伴って同第2の材料搬送用管体は再度同出口方向に移動して前記取入口の先端からプラスチック材料の供給を受けるようにしたことをその要旨とする。
請求項3のような構成において、まず真空処理容器内の真空乾燥処理を行う場合にはシャッタは導入通路の入口と対向する位置に配置される。しかしこの配置状態ではシャッタは容器内の脱気が可能なほどには入口をしっかりと塞いでいるわけではない。次いで、材料搬送用管体が入口方向に移動してシャッタを押動する。つまり材料搬送用管体によってシャッタが外方から入口に対して押し付けられることとなる。この段階で初めて導入通路の入口がしっかりと閉塞されることとなる。入口周縁にはOリングのような密閉部材を配置することが好ましい。
更にシャッタは導出通路の出口と対向する位置に配置される。しかしこの配置状態ではシャッタは容器内の脱気が可能なほどには出口をしっかりと塞いでいるわけではない。次いで、材料搬送用管体が出口方向に移動してシャッタを押動する。つまり材料搬送用管体によってシャッタが外方から出口に対して押し付けられることとなる。この段階で初めて導出通路の出口がしっかりと閉塞されることとなる。出口周縁にはOリングのような密閉部材を配置することが好ましい。
一方、タンクから材料搬送用管体を介してプラスチック材料を真空処理容器内に供給する場合には、材料搬送用管体は一旦入口から離間する方向(後退方向)に移動し、シャッタに対する押圧力は解除される。そのため、シャッタは退避可能となる。次いでシャッタが退避するとともに材料搬送用管体は再び進出し、その放出口先端からプラスチック材料を導入通路の入口内に供給する。尚、シャッタが退避する前に真空処理容器内の脱気状態は解除されることとなる。
更に、真空処理容器から材料搬送用管体を介してプラスチック材料を成型機内に供給する場合には、材料搬送用管体は一旦出口から離間する方向(後退方向)に移動し、シャッタに対する押圧力は解除される。そのため、シャッタは退避可能となる。次いでシャッタが退避するとともに材料搬送用管体は再び進出し、その取入口先端からプラスチック材料の供給を受ける。尚、シャッタが退避する前に真空処理容器内の脱気状態は解除されることとなる。
請求項4に記載の発明では請求項1又は3に記載の発明の構成に加え、前記材料搬送用管体の前記放出口の先端を含む部分はプラスチック材料を供給する際には前記導入通路内に挿入されることをその要旨とする。
このような構成では、上記の作用に加え供給されるプラスチック材料が導入通路の入口から極めてこぼれにくくなるため、導入通路の入口の向きを上向き以外に横向きや下向きに配置することも可能である。この際に導入通路の側壁と放出口の先端を含む部分との隙間はプラスチック材料の厚みよりも小さければよりこぼれにくい。
請求項5に記載の発明では請求項2又は3に記載の発明の構成に加え、前記材料搬送用管体の前記取入口の先端を含む部分はプラスチック材料の供給を受ける際には前記導出通路内に挿入されることをその要旨とする。
このような構成では、上記の作用に加え供給されるプラスチック材料が導出通路の出口から極めてこぼれにくくなるため、導出通路の出口の向きを下向き以外に横向きや上向きに配置することも可能である。この際に導出通路の側壁と放出口の先端を含む部分との隙間はプラスチック材料の厚みよりも小さければよりこぼれにくい。
請求項6に記載の発明では請求項1、3又は4に記載の発明の構成に加え、前記シャッタは前記第1の位置において前記導入通路の入口に接触することなく同入口から離間する方向に付勢された状態で配置されるようにしたことをその要旨とする。
つまり、シャッタは第1から第2の位置に至る間で導入通路の入口に接触せずある程度の間隔を保持した状態にあるということである。このような構成ではシャッタは材料搬送用管体に押動されて初めて導入通路の入口に接触することとなる。そして、シャッタは入口から離間する方向に付勢されているため材料搬送用管体の押動作用がなければ自動的に導入通路の入口から離間することとなる。
請求項7に記載の発明では請求項2、3又は5に記載の発明の構成に加え、前記シャッタは前記第1の位置において前記導出通路ので出口に接触することなく同出口から離間する方向に付勢された状態で配置されるようにしたことをその要旨とする。
つまり、シャッタは第1から第2の位置に至る間で導出通路の出口に接触せずある程度の間隔を保持した状態にあるということである。このような構成ではシャッタは材料搬送用管体に押動されて初めて導出通路の出口に接触することとなる。そして、シャッタは出口から離間する方向に付勢されているため材料搬送用管体の押動作用がなければ自動的に導出通路の出口から離間することとなる。
上記各請求項に記載の発明によれば、プラスチック材料を送るための出入口に配置されたシャッタによる閉塞・開放構造において、シャッタを材料搬送用管体で押動することによって出入口を確実に閉塞するため真空処理容器の密閉性が向上する。また、例えばOリングのような密閉部材を出入口の周囲に配置した場合ではシャッタが移動する際にこれら密閉部材との接触を少なくする、あるいはまったくなくすことができるため密閉部材への負荷が小さくなり、密閉部材の損傷が少なく密閉部材の交換タイミングが長くなる。その結果、作業性の向上が認められコスト面でも有利となる。
以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例のプラスチック材料供給システム(以下、供給システムとする)を簡略模式化した説明図である。供給システムはプラスチック材料を収容するタンク装置11と、同タンク装置11内からのプラスチック材料の供給を受けてプラスチック材料の真空乾燥処理を行う真空乾燥装置12と、乾燥後のプラスチック材料の供給を受けて成型品を成形する成型機13から構成されている。
タンク装置11は架台14と同架台14に支持されたタンク本体15から構成されている。タンク本体15は下窄まりに構成された胴体部16と胴体部16上部の開口を覆う上蓋17を備えている。胴体部16下端位置には材料供給用フレキシブルホース18Aの基端側が接続されており、タンク本体15内のプラスチック材料を真空乾燥装置12方向に供給する。胴体部16下部位置にはシャッタ装置19が配設されており、フレキシブルホース18Aへのプラスチック材料の供給及び遮断を司っている。フレキシブルホース18Aの途中には開閉バルブ20が設けられている。
真空乾燥装置12は筐体21内部の上部収容スペース22a内に真空処理容器23を備えている。真空処理容器23は円筒形状の胴体部24と上蓋25及び底板26によって内部に密閉された空間を構成するようになっている。底板26内部には電熱線27が配線されている。胴体部24内には底板26から立ち上がる熱伝導板28が立設されている。熱伝導板28は放熱羽29を備え、底板26で発生した熱を胴体部24内部にまんべんなく拡散させる役割を果たす。
上蓋25上面には材料導入ユニット31が配設されている。図2〜図10に示すように、材料導入ユニット31はベース32上に立設形成された通路ブロック33を備えている。通路ブロック33は略方形の外形を有するブロック体であって、垂直かつ平面に構成された前面壁34を備えている。通路ブロック33には前面壁34に開口された入口35から真空処理容器23内にかけて断面円形形状の導入通路36が形成されている。従って、入口35の形状も円形形状とされている。前面壁34には入口35の全周を取り巻くように長溝34aが刻設されており、Oリング37が前面壁34から若干突出した状態で同長溝34a内に嵌合させられている。前面壁34と交叉する左右側壁38には上下に延びる凹条形状のレール部39が形成されている。
通路ブロック33上には第1のエアシリンダ装置40が配設されている。第1のエアシリンダ装置40のロッド40a先端にはシャッタ用フレーム41が吊り下げ支持されている。シャッタ用フレーム41の左右下垂壁41aは上記通路ブロック33のレール部39内に遊嵌されており、シャッタ用フレーム41の上下方向移動時の案内とされる(レール部39及び左右下垂壁41aはシャッタのスライド移動のための案内部材)。
左右下垂壁41aの下端位置にはシャッタ取着片42が形成されている。シャッタ43は取り付けピン44を介してシャッタ取着片42に取着されている。シャッタ43はシャッタ取着片42との間であって取り付けピン44に外装されたコイルばね45によって常時シャッタ取着片42から離間する方向に付勢されている。図2(b)に示すように、シャッタ取着片42に取着されている状態でシャッタ43と前面壁34の間には平面視において若干の隙間が形成されている。
第1のエアシリンダ装置40のロッド40aは図示しないコンプレッサからの空圧制御によって上方位置と下方位置の2つの停止位置を取りうる。図2(a)あるいは図5に示すように上方位置にあってはシャッタ43は入口35の前面から完全に上方にずれた位置に配置され、図3に示すように下方位置にあってはシャッタ43は入口35の前面に配置される。
ベース32上の通路ブロック33の入口35に対向する位置には第2のエアシリンダ装置47が配設されている。第2のエアシリンダ装置47のスライドテーブル47aにはノズル46が固着されている。ノズル46は合金製の断面円形の硬質筒体であって、その基端側はフレキシブルホース18Aの先端側に連結されている。ノズル46の先端は通路ブロック33の入口35に正対して配置されており、スライドテーブル47aとともに水平方向に進退する。ノズル46の外径は通路ブロック33の入口35の内径よりもごくわずかに小径とされている。第2のエアシリンダ装置45のスライドテーブル45aは図示しないコンプレッサからの空圧制御によって入口35方向に進出(前進)した位置と入口35から後退した位置の2つの停止位置を取りうる。ノズル46が最大に進出された位置ではノズル46先端は入口35から導入通路36内に若干挿入された位置に配置される(図6の状態)。
真空処理容器23の底板26の下方位置には集合筒49が形成されており、同集合筒49から筐体21外部に向かって鋼管製の材料送出管50が延出されている。材料送出管50の先端には材料導出ユニット51が配設されている。材料送出管50の途中には開閉バルブ52が設けられている。材料導出ユニット51の構成は上記材料導入ユニット31における通路ブロック33の入口35が出口となるだけで基本的に同じ構成であるため詳しい説明は省略する。材料導出ユニット51のノズル46の基端側はフレキシブルホース18Bの先端側に連結されている。
上蓋25上面であって材料導入ユニット31に隣接する位置には一群の管継手から構成された空圧ハブ53が配設されている。空圧ハブ53は上記導入通路36及び材料送出管50以外の真空処理容器23内への空圧回路の接続ポートとされる。真空処理容器23には真空処理容器23内のプラスチック材料の減少具合を検出する第1のセンサ54が併設されている。
筐体21内部の上部収容スペース22a内において真空処理容器23に隣接する位置には真空ポンプ55と吸引用ブロア56が配設されている。筐体21内部の下部収容スペース22bにはダストフィルター61及び除湿ユニット62が配設されている。
成型機13は基本的に外気が導入されないように密閉されたホッパ63と成型機本体64から構成されている。ホッパ63内部にはホッパ63内のプラスチック材料の減少具合を検出する第2のセンサ65が併設されている。ホッパ63には材料導出ユニット51を介して真空処理容器23からのプラスチック材料の供給を受けるフレキシブルホース18Bの基端側が連結されている。
次に、フレキシブルホース18A,18B以外の真空処理容器23周辺の空圧回路の概略について説明する。
真空ポンプ55から延出されるエアチューブ70はガス抜き用フィルター57を介して三方切り換えバルブ58に接続されている。三方切り換えバルブ58にはホッパ63から延出されるエアチューブ71と空圧ハブ53から延出されるエアチューブ72がそれぞれ切り換え可能に接続されている。吸引用ブロア56から延出されるエアチューブ73はダストフィルター61に接続されている。ダストフィルター61から延出される第1の分岐エアチューブ74Aは空圧ハブ53に接続されている。第1の分岐エアチューブ74Aの途中には開閉バルブ75が設けられている。
ダストフィルター61から延出される第2の分岐エアチューブ74Bはホッパ63に接続されている。ダストフィルター61内には図示しないポート切り換え部が併設されており、後述するコントローラの指示に基づいていずれかの分岐エアチューブ74A,74Bに適宜ポートを切り換える。また、真空処理容器23内の気圧を大気圧にするための開閉バルブ76が空圧ハブ53に設けられている。
除湿ユニット62から延出されるエアチューブ77は材料送出管50及びタンク装置11に接続されている。つまり、除湿ユニット62から供給される乾燥した空気はタンク本体15及びホッパ63にそれぞれ供給される。
次にこのように構成される供給システムの動作の概要について説明する。尚、本実施例の供給システムの動作制御はシーケンサーによって実行させられるが、他の制御手段によって実行させることも可能である。
シーケンサーのコントローラには上記第1及び第2のセンサ54,65、第1及び第2のエアシリンダ装置(のコンプレッサ切り換え用ソレノイド装置)40,47、各種バルブ(のアクチュエータであるソレノイド)20,52,58,75,76、ダストフィルター61(内部のポート切り換え部)がそれぞれ接続されている。コントローラは第1及び第2のセンサ54,65が検出した”プラスチック材料が所定量以下になった”ことを報知する検出信号に基づいてエアシリンダ装置40,47、各種バルブ20,52,58,75,76、ダストフィルター61を所定の順序で駆動制御するようにしている。
図11はシーケンサーのコントローラによる第1及び第2のセンサ54,65からの検出信号に基づく処理ルーチンの説明フローチャートである。同図に示すように、ステップS1で第2のセンサ65が検出されたかどうかをコントローラは判断し、検出したと判断するとステップS2のサブルーチンで真空乾燥装置12から成型機13へのプラスチック材料の供給処理を実行させる。一方、ステップS1で第2のセンサ65が検出していないと判断した場合にはコントローラはステップS3で第1のセンサ54が検出されたかどうかを判断し、検出していると判断するとステップS3のサブルーチンでタンク装置11から真空乾燥装置12へのプラスチック材料の供給処理を実行させる。ステップS1及びステップS3のいずれも両センサ54,65が検出されていないと判断された場合には現状を維持したまま処理を終了する。つまり、基本的に成型機13側のプラスチック材料が減少したことを優先して処理を行うようになっている。
さて、上記ルーチンにおけるステップS4のサブルーチンであるタンク装置11から真空乾燥装置12へのプラスチック材料の供給処理についてまず説明する。
初期状態として真空処理容器23は密閉され脱気状態にあるものとする。すなわち、材料導入ユニット31は図3及び図7に示す状態である。また、材料導出ユニット51も図3及び図7に示す状態である。
この状態から以下のようなフローで真空乾燥装置12へ材料導入ユニット31を経由してプラスチック材料が供給される。
1)開閉バルブ76の開放:これによって真空乾燥装置12内の気圧が大気圧と同じとされる。三方切り換えバルブ58はエアチューブ71側に切り替わる。
2)ノズル46の後退:第2のエアシリンダ装置47の駆動によって実行される(図4及び図8の状態)。ノズル46の後退に伴ってコイルバネ45に押動されたシャッタ43は入口35から離間する。
3)シャッタ43の上動:第1のエアシリンダ装置40の駆動によって実行される(図5及び図9の状態)。
4)ノズル46の進出:第2のエアシリンダ装置47の駆動によって実行される(図6及び図10の状態)。これによってノズル46が入口35内に挿入され、一旦停止することとなる。
5)吸引用ブロア56駆動開始:この際のダストフィルター61内を経由する吸引用のポートは空圧ハブ53側のエアチューブ74Aとされる。エアチューブ74Bであれば同時に切り替わる。
6)プラスチック材料の吸引:所定時間の吸引の後、開閉バルブ20が開放される。これによってフレキシブルホース18A内の開閉バルブ20より下流側のタンク装置11側のプラスチック材料が吸引されることはなくなる。つまり開閉バルブ20より上流のプラスチック材料は残らず真空乾燥装置12側に取り込まれることとなる。
7)吸引用ブロア56停止:開閉バルブ20の開放に続いて吸引用ブロア56も停止することとなる。これで当回の所定量のプラスチック材料の取り込みが完了する。
8)ノズル46の後退:
9)シャッタ43の下動:
10)ノズル46の進出:8)〜10)が実行されて再びシャッタ43によって入口35が閉塞される(図3及び図7の状態)。
11)脱気:三方切り換えバルブ58はエアチューブ72側に切り替わる。際開閉バルブ75,76は閉鎖される。真空ポンプ55は連続的に稼働させられているためこれらバルブ58,75,76の切り換えによって真空処理容器23内の脱気が開始される。
次に、上記ルーチンにおけるステップS2のサブルーチンである真空乾燥装置12から成型機13へのプラスチック材料の供給処理についてまず説明する。
初期状態として真空処理容器23は密閉され脱気状態にあるものとする。すなわち、材料導出ユニット51は図3及び図7に示す状態である。また、材料導入ユニット31も図3及び図7に示す状態である。
この状態から以下のようなフローで成型機13へ材料導出ユニット51を経由してプラスチック材料が供給される。
1)開閉バルブ76の開放:これによって真空乾燥装置12内の気圧が大気圧と同じとされる。
2)ノズル46の後退:第2のエアシリンダ装置47の駆動によって実行される(図4及び図8の状態)。ノズル46の後退に伴ってコイルバネ45に押動されたシャッタ43は出口35から離間する。
3)シャッタ43の上動:第1のエアシリンダ装置40の駆動によって実行される(図5及び図9の状態)。
4)ノズル46の進出:第2のエアシリンダ装置47の駆動によって実行される(図6及び図10の状態)。これによってノズル46が出口35内に挿入され、一旦停止することとなる。
5)吸引用ブロア56駆動開始:この際のダストフィルター61内を経由する吸引用のポートはホッパ63側のエアチューブ74Bとされる。エアチューブ74Aであれば同時に切り替わる。
6)プラスチック材料の吸引:所定時間の吸引の後、開閉バルブ52が開放される。これによって開閉バルブ52より下流側の真空乾燥装置12側のプラスチック材料が吸引されることはなくなる。つまり開閉バルブ52より上流のプラスチック材料は残らず成型機13側に取り込まれることとなる。
7)吸引用ブロア56停止:開閉バルブ52の開放に続いて吸引用ブロア56も停止することとなる。これで当回の所定量のラスチック材料の取り込みが完了する。
8)ノズル46の後退:
9)シャッタ43の下動:
10)ノズル46の進出:8)〜10)が実行されて再びシャッタ43によって出口35が閉塞される(図3及び図7の状態)。
上記のように構成したことにより本実施例の供給システムでは次のような効果が奏される。
(1)ノズル46はプラスチック材料を供給するとともに、シャッタ43を押動してしっかりと真空処理容器23を密閉する作用を兼ね備えている。これによってシャッタ43がしっかりと入口(出口)35を閉塞することとなり、真空処理容器23を脱気した際の密閉度が向上する。
(2)ノズル46を導入通路36内に挿入させることができるため入口(出口)35を上向きではなく垂直な前面壁34に開口させることが可能となる。入口(出口)35はこのように水平ではない前面壁34に開口しているため、万一プラスチック材料がこぼれても残らずシャッタ43閉塞時に前面壁34とシャッタ43との間に挟まって脱気処理の障害となることがない。
また、基本的にノズル46は進退して進出時に導入通路36内に挿入されるようになっているため、プラスチック材料がこぼれることがない。
(3)従来と異なりシャッタ43がOリング37にまったく接触することなく移動することができるため、Oリング37がすれて劣化することがなく、頻繁にOリング37を交換する必要がない。
尚、本発明は次のように具体化してもよい。
・上記圧力系回路は一例であって、他の回路を設定することも可能である。
・ノズル46やシャッタ43の移動アクチュエータとしては上記のようなシリンダ以外を使用することも可能である。
・上記実施例では材料搬送用管体としてノズル46はフレキシブルホース18の先端に連結させるような構成であったが、材料搬送用管体は全体として一体型の形態であってももちろん構わない。また、ノズル46先端にアタッチメントを取り付けるようにして使用しても材料搬送用管体の概念から外れることはない。
・ノズル46は導入通路36内に挿入させずに入口35と面一あるいは入口35にごく近接させるように進出させてもよい。
・上記実施例では入口35が横方向を向く(つまりノズル46が水平方向に移動する)ような構成であったが、入口35が上を向いても構わない。また、ノズル35が導入通路36の内径と極めて近接するようなケースであればプラスチック樹脂はこぼれないため入口35の向きは自由に設定することが可能である。
・上記実施例ではシャッタ43はスライド式に移動するように構成していたが、開閉式等その他の方式で移動させるように構成することも可能である。
・材料導入ユニット31と材料導出ユニット51は必ずしも両方兼ね備えなければならないわけではない。
・密閉部材は上記Oリング37以外の手段を用いることは自由である。また密閉部材をシャッタ側に配設するようにしてもよい。
・開閉バルブ20の位置は適宜変更可能である。また、開閉バルブ20以外の手段でそれより上流側の材料を残さないようにする開閉手段を設けることは自由である。
その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において変更した態様で実施することは構わない。
本発明を具体化した実施例の供給システムを簡略模式化して説明する説明図。 (a)は図5のA−A線における断面図、(b)は通路ブロック及びシャッタ付近の平面図。 材料導入ユニットの側面図(シャッタ閉塞状態)。 材料導入ユニットの側面図(シャッタ開放状態)。 材料導入ユニットの側面図(シャッタ上動状態)。 材料導入ユニットの側面図(ノズル挿入状態)。 材料導入ユニットのシャッタ周辺の部分拡大斜視図(シャッタ閉塞状態)。 材料導入ユニットのシャッタ周辺の部分拡大斜視図(シャッタ開放状態)。 材料導入ユニットのシャッタ周辺の部分拡大斜視図(シャッタ上動状態)。 材料導入ユニットのシャッタ周辺の部分拡大斜視図(ノズル挿入状態)。 第1及び第2のセンサからの検出信号に基づく処理ルーチンを説明するフローチャート。
符号の説明
11…タンクとしてのタンク装置、12…真空乾燥装置、13…成型機、35…入口(出口)、36…導入通路、43…シャッタ、46…材料搬送用管体としてのノズル。

Claims (7)

  1. プラスチック材料を収容するタンクと、同タンク内からのプラスチック材料の供給を受けて、これを一時的に真空処理容器内に格納しつつ真空乾燥処理を行う真空乾燥装置と、同真空乾燥装置からのプラスチック材料の供給を受けて、これを溶融させて所定の形状の成型品を成形する成型機とを備えたプラスチック材料供給システムにおいて、
    前記タンクから前記真空処理容器にプラスチック材料を導入する導入通路と、
    同導入通路の入口と対向する位置に放出口が配置され、少なくとも同放出口部分が同入口方向と同入口から離間する方向に選択的に移動可能な前記タンクから導かれる材料搬送用管体と、
    同導入通路の入口と対向する第1の位置と同入口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能なシャッタとを備え、
    前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記シャッタは前記第1の位置に配置され、前記材料搬送用管体は前記入口方向に移動して前記放出口の先端によって前記シャッタを押動して同入口を閉塞し、
    前記真空処理容器にプラスチック材料を供給する際には前記材料搬送用管体は一旦前記入口から離間する方向に移動して前記シャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同シャッタの同第2の位置への退避に伴って同材料搬送用管体は再度同入口方向に移動して前記放出口の先端からプラスチック材料を供給することを特徴とするプラスチック材料供給システム。
  2. プラスチック材料を収容するタンクと、同タンク内からのプラスチック材料の供給を受けて、これを一時的に真空処理容器内に格納しつつ真空乾燥処理を行う真空乾燥装置と、同真空乾燥装置からのプラスチック材料の供給を受けて、これを溶融させて所定の形状の成型品を成形する成型機とを備えたプラスチック材料供給システムにおいて、
    前記真空処理容器から前記成型機へプラスチック材料を導出する導出通路と、
    同導出通路の出口と対向する位置に取入口が配置され、少なくとも同取入口部分が同出口方向と同出口から離間する方向に選択的に移動可能な前記成型機から導かれる材料搬送用管体と、
    同導出通路の出口と対向する第1の位置と同出口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能なシャッタとを備え、
    前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記シャッタは前記第1の位置に配置され、前記材料搬送用管体は前記出口方向に移動して前記取入口の先端によって前記シャッタを押動して同出口を閉塞し、
    前記成型機内にプラスチック材料を供給する際には前記材料搬送用管体は一旦前記出口から離間する方向に移動して前記シャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同シャッタの同第2の位置への退避に伴って同材料搬送用管体は再度同出口方向に移動して前記取入口の先端からプラスチック材料の供給を受けることを特徴とするプラスチック材料供給システム。
  3. プラスチック材料を収容するタンクと、同タンク内からのプラスチック材料の供給を受けて、これを一時的に真空処理容器内に格納しつつ真空乾燥処理を行う真空乾燥装置と、同真空乾燥装置からのプラスチック材料の供給を受けて、これを溶融させて所定の形状の成型品を成形する成型機とを備えたプラスチック材料供給システムにおいて、
    前記タンクから前記真空処理容器にプラスチック材料を導入する導入通路と、
    同導入通路の入口と対向する位置に放出口が配置され、少なくとも同放出口部分が同入口方向と同入口から離間する方向に選択的に移動可能な前記タンクから導かれる第1の材料搬送用管体と、
    同導入通路の入口と対向する第1の位置と同入口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能な第1のシャッタと、
    前記真空処理容器から前記成型機へプラスチック材料を導出する導出通路と、
    同導出通路の出口と対向する位置に取入口が配置され、少なくとも同取入口部分が同出口方向と同出口から離間する方向に選択的に移動可能な前記成型機から導かれる第2の材料搬送用管体と、
    同導出通路の出口と対向する第1の位置と同出口から退避した第2の位置のいずれかの位置に選択的に移動可能な第2のシャッタとを備え、
    前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記第1のシャッタは前記第1の位置に配置され、前記第1の材料搬送用管体は前記入口方向に移動して前記放出口の先端によって前記第1のシャッタを押動して同入口を閉塞し、
    前記真空処理容器内にプラスチック材料を供給する際には前記第1の材料搬送用管体は一旦前記入口から離間する方向に移動して前記第1のシャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同第1のシャッタの同第2の位置への退避に伴って同第1の材料搬送用管体は再度同入口方向に移動して前記放出口の先端からプラスチック材料を供給し、
    前記真空処理容器内の真空乾燥処理を行う際には前記第2のシャッタは前記第1の位置に配置され、前記第2の材料搬送用管体は前記出口方向に移動して前記取入口の先端によって前記第2のシャッタを押動して同出口を閉塞し、
    前記成型機内にプラスチック材料を供給する際には前記第2の材料搬送用管体は一旦前記出口から離間する方向に移動して前記第2のシャッタの前記第2の位置への退避を許容するとともに、同第2のシャッタの同第2の位置への退避に伴って同第2の材料搬送用管体は再度同出口方向に移動して前記取入口の先端からプラスチック材料の供給を受けることを特徴とするプラスチック材料供給システム。
  4. 前記材料搬送用管体の前記放出口の先端を含む部分はプラスチック材料を供給する際には前記導入通路内に挿入されることを特徴とする請求項1又は3に記載のプラスチック材料供給システム。
  5. 前記材料搬送用管体の前記取入口の先端を含む部分はプラスチック材料の供給を受ける際には前記導出通路内に挿入されることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラスチック材料供給システム。
  6. 前記シャッタは前記第1の位置において前記導入通路の入口に接触することなく同入口から離間する方向に付勢された状態で配置されていることを特徴とする請求項1、3又は4に記載のプラスチック材料供給システム。
  7. 前記シャッタは前記第1の位置において前記導出通路ので出口に接触することなく同出口から離間する方向に付勢された状態で配置されていることを特徴とする請求項2、3又は5に記載のプラスチック材料供給システム。
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