JP4986933B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明は、冷蔵庫に関する。さらに詳しくは、冷蔵庫の扉の冷気シールを行うドアガスケットに関する。
従来の冷蔵庫は、扉が開く時、支軸を中心に反時計回りに回転し、ドアガスケットは外箱の二重フランジに密着している状態から徐々に内側に移動しドアガスケットに内蔵されたマグネットが二重フランジより離れて開放される。
扉が閉るときは、支軸を中心に時計周りに回転し、ドアガスケットは、二重フランジの内側から外側に向かって近づき、ドアガスケットに内蔵されたマグネットが吸着して、ドアガスケット密着部が二重フランジに密着し、冷気漏れを防止している(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−162988号公報(第6頁、図6) 特開平8−128776号公報
しかしながら、特許文献1に記載された冷蔵庫では、ドアガスケットの扉外側蛇腹部より、扉内側蛇腹部の周長(断面における曲線の長さ)を長くし、扉内側蛇腹部を伸びやすい断面形状としているので、マグネットの自重により扉内側蛇腹部が下側に下がりやすく、扉内板とドアガスケットのひれとの間に隙間が発生し、冷気が回り込んでしまうという課題が生じる。
また、従来の冷蔵庫は、扉が閉る時に支軸を中心に時計周りに回転し、ドアガスケットのマグネットが断熱箱体の内側から外側に向かって二重フランジに吸着するが、ドアガスケット密着部にはドアガスケット外側角部があり、また、断熱箱体の内箱より突出した二重フランジの間には段差がある。
従来の冷蔵庫は、ドアガスケットが二重フランジへ飛付く際、扉内側蛇腹部より、扉外側蛇腹部の周長(断面における曲線の長さ)が長く伸びやすい断面形状のため、扉が閉るときにドアガスケット扉外側角部が二重フランジに接近しやすい。
また、断熱箱体と扉とのクリアランスが小さい場合や、ドアガスケットの高さが高い場合は、ドアガスケット扉外側角部が二重フランジの段差に衝突することがある。更に扉が閉っていくと、ドアガスケット密着部が二重フランジの内側に巻き込まれ、扉が閉じられたときドアガスケット密着部が二重フランジに密着せず、冷気漏れや、外観不具合という課題が生じる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ドアガスケットの飛付きを適正化し、かつ扉下辺に使用した際、ドアガスケットが下がりにくくすることで、二重フランジとの段差に衝突することなく、冷気漏れや、外観不具合のない、品質の優れた冷蔵庫を提供することを目的とする。
この発明に係る冷蔵庫は、断熱箱体の開口部周縁に吸着するマグネットを有し、庫内の冷気の外部への流出を防止する軟質樹脂製のドアガスケットを扉裏面に取り付けた冷蔵庫において、
前記ドアガスケットは、
前記マグネットを挿入するマグネット挿入部と、
該ドアガスケットを前記扉裏面に取り付けるアンカー部と、
前記アンカー部に一体に形成された取付部と、
前記マグネット挿入部と前記取付部との間に設けられ、最も扉外側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉外側に向かって凸となっている伸縮自在な第1の蛇腹部と、
前記マグネット挿入部と前記取付部との間に設けられ、前記第1の蛇腹部よりも扉内側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉内側に向かって凸となっている伸縮自在な第2の蛇腹部と、
前記第2の蛇腹部を前記取付部につなぐつなぎ部とを備えたことを特徴とする。
この発明に係る冷蔵庫は、第2の蛇腹部を取付部につなぐつなぎ部を備えたことにより、従来のドアガスケットに比べ、扉の下辺に位置するドアガスケットのマグネットの自重による変形が少なく、ドアガスケットと扉との間に隙間ができ冷気の庫外への流出するのを回避できる。
実施の形態1.
図1乃至図6は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫の斜視図、図2は冷蔵室右扉5の正面側から見た斜視図、図3は図1のZ−Z断面部分拡大図、図4はドアガスケット20の断面図、図5は冷蔵室右扉5が閉じる途中のドアガスケット20付近の断面部分拡大図、図6は冷蔵室右扉5の下辺におけるドアガスケット20の自重による変形の概略図である。図7は比較のために示す従来の冷蔵室右扉5の下辺におけるドアガスケット20の自重による変形の概略図である。
図1により冷蔵庫100の一例の構成を説明する。冷蔵庫100は、鋼板製の外箱1と樹脂製の内箱2(図3参照)との間に断熱材を充填して形成され、一面(前面)が開口した開口部を有する箱状の断熱箱体30を備える。断熱箱体30の内部は、仕切部材により複数の室に仕切られている。
図1に示す冷蔵庫100は、五つの室に仕切られている例である。上部に冷蔵室、中央左側に製氷室、下部左側に冷凍室、下部右側に野菜室が形成されている。尚、左右は、この明細書では冷蔵庫100を正面から見たときの左右と定義する。
冷蔵庫100上部に位置する冷蔵室の扉は、回転式であり、且つ左右の冷蔵室左扉4(扉の一例)、冷蔵室右扉5(扉の一例)に別れた両開きの扉である。
冷蔵庫100中央左側に位置する製氷室扉6(扉の一例)も回転式の扉である。
冷蔵庫100下部左側に位置する冷凍室扉7(扉の一例)も回転式の扉である。
冷蔵庫100下部右側に位置する野菜室扉8(扉の一例)も回転式の扉である。
冷蔵庫100は、圧縮機(図示せず)を用いた冷凍サイクルにより各室を冷却する冷気を生成する。冷凍サイクルの蒸発器(図示せず)において、冷媒と空気とが熱交換することで冷気が生成される。このとき空気中の水分が蒸発器において結露しやがて霜となる。蒸発器に付着した霜は、蒸発器の性能を維持するために定期的に例えば電気ヒータを用いて溶かされ、蒸発皿(図示せず)に貯留される。蒸発皿に貯留する除霜水は、例えば、冷凍サイクルの凝縮器で加熱して蒸発する。
蒸発皿は、冷蔵庫100の最下部に配置される。この蒸発皿が外部から見えないようにするために、蒸発皿カバー9が冷蔵庫100の最下部の蒸発皿の前面に設けられる。
図2により、冷蔵庫100の扉の一つである冷蔵室右扉5の構成を説明する。他の扉も構成は同じであるので、説明は省略する。
冷蔵室右扉5は、正面意匠面を構成する鋼板製の扉外板11と、扉内面を構成する樹脂製の扉内板12(図3参照)と、扉外板11の左端の1辺に嵌合するハンドル13とにより上下端が開口した扉箱体を先ず形成する。
次に、上下端が開口した扉箱体の上端に扉上キャップ14を、扉箱体の下端に扉下キャップ15を取り付けて扉箱体が形成される。
さらに、扉箱体の内部に発泡断熱材を充填して冷蔵室右扉5の扉断熱箱体が形成される。扉断熱箱体にその他の部品(ドアガスケット20(図3参照)等)を取り付けて冷蔵室右扉5が完成する。
図3に示すように、冷蔵室右扉5は断熱箱体30にヒンジ(図示せず)を用いて取り付けられる。冷蔵室右扉5は支軸17を中心に反時計方向(図3において)に回転して開放される。
冷蔵室右扉5を構成する扉内板12の外周縁部の内側に、ドアガスケット20が嵌め込まれるドアガスケット挿入溝16が設けられる。ドアガスケット挿入溝16は、扉内板12の外周縁部に沿って四角形に形成されている。
扉内板12のドアガスケット挿入溝16に、冷蔵室の冷気の外部への流出を防止するドアガスケット20が嵌め込まれる。
ドアガスケット20の構成については後述するが、冷蔵室右扉5を閉めるときに、ドアガスケット20に組み込まれるマグネット31が断熱箱体30の鋼板製の外箱1の前面に形成される二重フランジ3に磁気力により飛び付き、ドアガスケット密着部25が二重フランジ3に密着する。
断熱箱体30の鋼板製の外箱1の前面に形成される二重フランジ3は、二重に折り曲げるため二重フランジ3の先端は、内箱2の前面よりも前に出ている。この部分を段差10と呼ぶ。
外箱1の前面に形成される二重フランジ3の裏面に、冷蔵室内側にその一部が露出している二重フランジ3が冷蔵室内の冷気により冷却されて結露することを防止する熱源として、冷凍サイクルにおける凝縮器の一部である高温の冷媒配管32が設けられる。冷媒配管32は、内箱2の凹部に嵌め込まれている。
図4により、ドアガスケット20の構成を説明する。ドアガスケット20は、塩化ビニール樹脂、エラストマー樹脂(軟質樹脂の一例)等の押出し成形により作られる。ドアガスケット20は、断面が略長方形のマグネット31を挿入するマグネット挿入部27を備える。
マグネット挿入部27の外箱1の前面に形成される二重フランジ3に対向する面を、ドアガスケット密着部25とする。
マグネット挿入部27の反対側に、扉内板12のドアガスケット挿入溝16に嵌め込まれるアンカー部23(冷蔵室右扉5への取付部)が設けられる。
アンカー部23の根元は、アンカー部23に略直角な方向に形成された取付部33になっている。取付部33はアンカー部23と一体である。
マグネット挿入部27と取付部33との間は、以下に示す伸縮自在な(1)〜(4)の蛇腹部で連結されている。
(1)第1の蛇腹部21
第1の蛇腹部21は、最も扉外側に形成される。その断面形状は略U字状で、扉外側に向かって凸となっている。
(2)第2の蛇腹部22a
第2の蛇腹部22aは、第1の蛇腹部21よりも扉内側に形成されている。その断面形状は細長い略U字状で、扉内側に向かって凸となっている。
(3)第3の蛇腹部22b
第3の蛇腹部22bは、第2の蛇腹部22aよりもさらに扉内側で、第2の蛇腹部22aを囲むように形成されている。第2の蛇腹部22aと同様、その断面形状は略U字状で、扉内側に向かって凸となっている。
(4)つなぎ部24
第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとは、つなぎ部24で連結されている。第2の蛇腹部22aと取付部33との間を直接つなぎ部24で連結してもよい。つなぎ部24を設けることにより、第2の蛇腹部22aの変形の支点が根元の取付部33への連結部からつなぎ部24との連結部に移動する。そのため、つなぎ部24のないものに比べて、第2の蛇腹部22aの変形量が少なくなる。
各蛇腹部(つなぎ部24を含む)の厚さ(各蛇腹部(つなぎ部24を含む)を構成する塩化ビニール樹脂の厚さ)は、0.3〜0.4mm程度である。第1の蛇腹部21の塩化ビニール樹脂の厚さは、その他の蛇腹部の塩化ビニール樹脂の厚さよりも厚くしている。その理由は後述する。
また、第1の蛇腹部21の断面での周長(断面でのU字の全長)を、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bの断面での周長(断面でのU字の全長)よりも短くしている。その理由は後述する。
第3の蛇腹部22bの扉内側の面に、複数の柔軟性を有するヒレ片34が設けられる。ヒレ片34は、扉内板12に当接して、例えばアンカー部23が緩んで隙間ができたときの冷気の庫外外への冷気の流出を防止する。
第1の蛇腹部21と、第2の蛇腹部22aとで袋状部を形成する。
ここで、ドアガスケット20の構成に必須な構成要件をまとめる。
(1)マグネット挿入部27;
(2)マグネット31;
(3)アンカー部23;
(4)取付部33;
(5)第1の蛇腹部21;
(6)第2の蛇腹部22a;
(7)つなぎ部24。
即ち、第3の蛇腹部22bはなくてもよい。第3の蛇腹部22bは、庫内外の断熱を一層向上させるために設けられる。第3の蛇腹部22bを使用しない場合は、つなぎ部24は、第2の蛇腹部22aと取付部33とを連結する。また、ヒレ片34は、第2の蛇腹部22aに設ける。
図5は冷蔵室右扉5が閉じる途中のドアガスケット20付近の断面部分拡大図である。図5において、ドアガスケット20のドアガスケット密着部25と、外箱1の二重フランジ3の前面とのなす角度を入射角θとする。
第1の蛇腹部21の断面での周長(断面でのU字の全長)を、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bの断面での周長(断面でのU字の全長)よりも短くしているため、また、第1の蛇腹部21の塩化ビニール樹脂の厚さを、その他の蛇腹部の塩化ビニール樹脂の厚さよりも厚くしているため、冷蔵室右扉5を閉じる動作がなされ、ドアガスケット20のマグネット31が外箱1の二重フランジ3の前面に飛び付く際に、第1の蛇腹部21の外箱1の二重フランジ3の前面方向への伸びが抑制されるとともに、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bが伸びる。
そのため、冷蔵室右扉5を閉じる際に、ドアガスケット20のドアガスケット外側角部26が、外箱1の二重フランジ3の段差10に衝突する恐れが少なくなる。
また、第1の蛇腹部21の外箱1の二重フランジ3の前面方向への伸びが抑制されることで、ドアガスケット20のドアガスケット密着部25と外箱1の二重フランジ3の前面とのなす角度である入射角θが小さくなる。それにより、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着するタイミングが遅くなる。従って、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着した後の扉外側への移動量が小さくなる。移動量が小さくなると、ドアガスケット20がこじれにくく、かつ、ドアガスケット密着部25の摺動距離を減らし、摺動音を低減することができる。
尚、第1の蛇腹部21の断面での周長(断面でのU字の全長)を、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bの断面での周長(断面でのU字の全長)よりも短くしているため、また、第1の蛇腹部21の厚さを、その他の蛇腹部の厚さよりも厚くしているため、冷蔵室右扉5を閉じる動作がなされ、ドアガスケット20のマグネット31が外箱1の二重フランジ3の前面に飛び付く際に、第1の蛇腹部21の外箱1の二重フランジ3の前面方向への伸びが抑制されるとともに、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bが伸びるが、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bが伸びすぎて入射角θ(図5参照)がマイナスになり、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着するタイミングが逆に早くなるおそれがある。しかし、第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとの間、又は第2の蛇腹部22aと取付部33との間をつなぐつなぎ部24があるため、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bが伸びすぎると入射角θがマイナスになり、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着するタイミングが逆に早くなるのを回避できる。
冷蔵室右扉5の下辺に位置するドアガスケット20は、マグネット31の自重により大きく変形する。
図7は比較のために示す従来の冷蔵室右扉5の下辺に位置するドアガスケット20の変形を示している。従来のドアガスケット20は、第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとの間、又は第2の蛇腹部22aと取付部33との間をつなぎ部24で連結していないため、マグネット31の自重により大きく変形する。
そのため、ヒレ片34と扉内板12との間に隙間ができ、冷気の庫外への流出が生じる。
本実施の形態のドアガスケット20は、第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとの間、又は第2の蛇腹部22aと取付部33との間をつなぎ部24で連結している。つなぎ部24がない場合は、第2の蛇腹部22aはその根元の取付部33への連結部を支点にして変形するが、つなぎ部24を設けると第2の蛇腹部22aの変形の支点が、根元の取付部33への連結部からつなぎ部24との連結部に移動する。そのため、図6に示すように、従来のドアガスケット20に比べ、冷蔵室右扉5の下辺に位置するドアガスケット20の変形が少なく、ヒレ片34と扉内板12との間に隙間ができ冷気の庫外への流出が生じるのを回避できる。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の蛇腹部21の断面での周長(断面でのU字の全長)を、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bの断面での周長(断面でのU字の全長)よりも短くしているため、また、第1の蛇腹部21の厚さを、その他の蛇腹部の厚さよりも厚くしているため、冷蔵室右扉5を閉じる動作がなされ、ドアガスケット20のマグネット31が外箱1の二重フランジ3の前面に飛び付く際に、第1の蛇腹部21の外箱1の二重フランジ3の前面方向への伸びが抑制されるとともに、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bが伸びるため、冷蔵室右扉5を閉じる際に、ドアガスケット20のドアガスケット外側角部26が、外箱1の二重フランジ3の段差10に衝突する恐れが少なくなる。
また、第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとの間、又は第2の蛇腹部22aと取付部33との間をつなぐつなぎ部24があるため、第2の蛇腹部22a、第3の蛇腹部22bが伸びすぎて入射角θがマイナスになり、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着するタイミングが逆に早くなるのを回避できる。
また、第1の蛇腹部21の外箱1の二重フランジ3の前面方向への伸びが抑制されることで、ドアガスケット20のドアガスケット密着部25と外箱1の二重フランジ3の前面とのなす角度である入射角θが小さくなることにより、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着するタイミングが遅くなる。従って、ドアガスケット密着部25が外箱1の二重フランジ3の前面に密着した後の扉外側への移動量が小さくなり、ドアガスケット20がこじれにくく、かつ、ドアガスケット密着部25の摺動距離を減らし、摺動音を低減することができる。
また、ドアガスケット20は、第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとの間、又は第2の蛇腹部22aと取付部33との間をつなぎ部24で連結しているので、従来のドアガスケット20に比べて冷蔵室右扉5の下辺に位置するドアガスケット20の変形が少なく、ヒレ片34と扉内板12との間に隙間ができ冷気の庫外への流出が生じるのを回避できる。
上記の説明では、冷蔵庫100として、庫内が五つの室に仕切られ、上部に冷蔵室、中央左側に製氷室、下部左側に冷凍室、下部右側に野菜室が形成されているものを例に説明したが、冷蔵庫の形態は問わない。どのような形態の冷蔵庫でもよい。
また、回転式の扉を例に説明したが、引き出し式の扉にも本実施の形態は適用できる。
また、ドアガスケット20は、第2の蛇腹部22aと第3の蛇腹部22bとの間、又は第2の蛇腹部22aと取付部33との間を連結しているつなぎ部24を、アンカー部23の上側に設けているが(図4参照)、アンカー部23の上側でなくてもよい。
また、マグネット挿入部27をアンカー部23よりも扉外側に設けているが、マグネット挿入部27の位置は何処でもよい。
また、塩化ビニール樹脂の押し出し成形を例に説明したが、エラストマー樹脂の押し出し成形品にも本実施の形態は適用できる。
実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の斜視図。 実施の形態1を示す図で、冷蔵室右扉5の正面側から見た斜視図。 実施の形態1を示す図で、図1のZ−Z断面部分拡大図。 実施の形態1を示す図で、ドアガスケット20の断面図。 実施の形態1を示す図で、冷蔵室右扉5が閉じる途中のドアガスケット20付近の断面部分拡大図。 実施の形態1を示す図で、冷蔵室右扉5の下辺におけるドアガスケット20の自重による変形の概略図。 比較のために示す従来の冷蔵室右扉5の下辺におけるドアガスケット20の自重による変形の概略図。
符号の説明
1 外箱、2 内箱、3 二重フランジ、4 冷蔵室左扉、5 冷蔵室右扉、6 製氷室扉、7 冷凍室扉、8 野菜室扉、9 蒸発皿カバー、10 段差、11 扉外板、12 扉内板、13 ハンドル、14 扉上キャップ、15 扉下キャップ、16 ドアガスケット挿入溝、17 支軸、20 ドアガスケット、21 第1の蛇腹部、22a 第2の蛇腹部、22b 第3の蛇腹部、23 アンカー部、24 つなぎ部、25 ドアガスケット密着部、26 ドアガスケット外側角部、27 マグネット挿入部、30 断熱箱体、31 マグネット、32 冷媒配管、33 取付部、34 ヒレ片、100 冷蔵庫。

Claims (4)

  1. 断熱箱体の開口部周縁に吸着するマグネットを有し、庫内の冷気の外部への流出を防止する軟質樹脂製のドアガスケットを扉裏面に取り付けた冷蔵庫において、
    前記ドアガスケットは、
    前記マグネット挿入されるマグネット挿入部と、
    記扉裏面に形成された溝に嵌め込まれるアンカー部と、
    前記アンカー部に一体に形成され、前記アンカー部が嵌め込まれる方向に対して略直角な方向に延びる取付部と、
    前記マグネット挿入部と前記取付部との間をつなぐように設けられ、最も扉外側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉外側に向かって凸となっている伸縮自在な第1の蛇腹部と、
    前記マグネット挿入部と前記取付部との間をつなぐように設けられ、前記第1の蛇腹部よりも扉内側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉内側に向かって凸となっている伸縮自在な第2の蛇腹部と、
    前記マグネット挿入部と前記取付部との間をつなぐように設けられ、前記第2の蛇腹部よりもさらに前記扉内側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉内側に向かって凸となっている伸縮自在な第3の蛇腹部と、
    前記第2の蛇腹部の略U字の直線部分の途中を前記第3の蛇腹部につなぐつなぎ部とを備え
    前記第1の蛇腹部の断面での周長が、前記第2の蛇腹部と前記第3の蛇腹部とのそれぞれの断面での周長よりも短くなっており、
    扉閉動作中に、前記第1の蛇腹部が前記取付部との連結部分を支点として変形し、前記第2の蛇腹部が前記つなぎ部との連結部分を支点として変形することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記第1の蛇腹部の軟質樹脂の厚さ、前記第2の蛇腹部前記第3の蛇腹部とのそれぞれの軟質樹脂の厚さよりも厚くなっていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 断熱箱体の開口部周縁に吸着するマグネットを有し、庫内の冷気の外部への流出を防止する軟質樹脂製のドアガスケットを扉裏面に取り付けた冷蔵庫において、
    前記ドアガスケットは、
    前記マグネット挿入されるマグネット挿入部と、
    記扉裏面に形成された溝に嵌め込まれるアンカー部と、
    前記アンカー部に一体に形成され、前記アンカー部が嵌め込まれる方向に対して略直角な方向に延びる取付部と、
    前記マグネット挿入部と前記取付部との間をつなぐように設けられ、最も扉外側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉外側に向かって凸となっている伸縮自在な第1の蛇腹部と、
    前記マグネット挿入部と前記取付部との間をつなぐように設けられ、前記第1の蛇腹部よりも扉内側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉内側に向かって凸となっている伸縮自在な第2の蛇腹部と、
    前記マグネット挿入部と前記取付部との間をつなぐように設けられ、前記第2の蛇腹部よりもさらに前記扉内側に位置し、断面形状が略U字状で前記扉内側に向かって凸となっている伸縮自在な第3の蛇腹部と、
    前記第2の蛇腹部の略U字の直線部分の途中を前記第3の蛇腹部につなぐつなぎ部とを備え
    前記第1の蛇腹部の軟質樹脂の厚さが、前記第2の蛇腹部と前記第3の蛇腹部とのそれぞれの軟質樹脂の厚さよりも厚くなっており、
    扉閉動作中に、前記第1の蛇腹部が前記取付部との連結部分を支点として変形し、前記第2の蛇腹部が前記つなぎ部との連結部分を支点として変形することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記つなぎ部が、前記第2の蛇腹部の略U字の直線部分の途中を前記第3の蛇腹部の前記取付部との連結部分につなぐことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
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